JPS6395930A - 液晶性ポリエステルフイルムの製造方法 - Google Patents

液晶性ポリエステルフイルムの製造方法

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JPS6395930A
JPS6395930A JP61242015A JP24201586A JPS6395930A JP S6395930 A JPS6395930 A JP S6395930A JP 61242015 A JP61242015 A JP 61242015A JP 24201586 A JP24201586 A JP 24201586A JP S6395930 A JPS6395930 A JP S6395930A
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Masahiro Nakamichi
中道 昌宏
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液晶性ポリエステルフィルムの改良された製造
方法に関するものである。さらに詳しくいえば、本発明
は溶融状態で光学異方性を示すポリエステルを用いて、
ネックインが少なく、厚みむらのない高品質かつ高配向
のフィルムを容易に製造する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
ポリエステルフィルムは機械的性質、寸法安定性、耐熱
性、化学安定性などに優れ、かつ電気的性質も良好であ
ることから、例えば電気絶縁材料、磁気記録テープ、写
真フィルム、製図用フィルムなどに幅広く応用されてい
る。
ところで、液晶性フィルムをTダイを用いて押出し製膜
したフィルムや、このものを−軸または二輪延伸したフ
ィルム、あるいは2枚以上積層したフィルムは各種用途
に有用であることが知られている。しかしながら、該ポ
リエステルをTダイを用いて押出し製膜し、フィルムを
得る方法においては、最適成形温度領域で該ポリエステ
ルが極めて低粘度であるために、フィルム押出時に収縮
によるフィルム幅の減少(ネックイン)や不規則化によ
る厚みむらが生じるのを免れず、成形安定性が悪いとい
う問題があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、このような液晶性ポリエステルをTダイを使
用して押出し製膜する方法における問題を解決し、ネッ
クインが少なく、厚みむらのない高品質かつ高配向の液
晶性ポリエステルフィルムを容易に製造する方法の提供
を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重
ねた結果、溶融状態で光学異方性を示すポリエステルを
用い、溶融押出し温度およびドラフト比を特定の範囲に
設定し、かつ空気押し付けや静電気的押し付けによる急
冷方法を採用することにより、その目的を達成しうろこ
とを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに
至った。
すなわち、本発明は、溶融状態で光学異方性を示すポリ
エステルをダイから溶融押出しして冷却ロールで引き取
りながらフィルムを製造する方法において、溶融押出し
温度を220〜3 !l−0’cとし、該冷却ロールの
表面に対して空気圧押し付けおよび/または静電気的押
し付けを行い、かつドラフト比を5〜200とすること
を特徴とする液晶性ポリエステルフィルムの製造方法を
提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
ここでいう溶融状態で光学異方性を示すポリエステルと
は、溶融状態にあるポリマーが90’に交差した偏光子
を備える光学系において、偏光を通過させる性質を有す
るポリエステルのことである。
本発明方法において用いられる溶融状態で光学異方性を
示すポリエステルは種々の方法、例えば(11芳香族ジ
カルボン酸および/または脂肪族ジカルボン酸と、ジオ
キシ芳香族化合物の低級脂肪酸エステル(例えば酢酸エ
ステルなど)とを、必要に応じてp−オキシ安息香酸の
ような芳香族オキシカルボン酸の低級脂肪酸エステル(
例えば酢酸エステルなど)と共に加熱重合させる方法、
(2)芳香族ジカルボン酸および/または脂肪族ジカル
ボン酸のアリールエステル(例えばフェニルエステルな
ど)を、必要に応じて芳香族オキシカルボン酸のアリー
ルエステル(例えばフェニルエステルなど)および/ま
たはジフェニルカーボネートなどのジアリールカーボネ
ートと共に加熱重合させる方法、(3)芳香族ジカルボ
ン酸および/または脂肪族ジカルボン酸とジオキシ芳香
族化合物とを、必要に応じて芳香族オキシカルボン酸と
共に、例えばジフェニルカーボネートなどのジアリール
カーボネートと反応させ、次いでこの反応混合物を加熱
重合させる方法、(4)テレフタル酸、ジフェノキシエ
タン−4,4′−ジカルボン酸、ナフタレン−2,6−
ジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸と、エチレング
リコール、シクロヘキサン−1,4−ジメタツールのよ
うな脂肪族または脂環式グリコールとのポリエステルと
、(イ)前記芳香族ジカルボン酸とメチルハイドロキノ
ン、クロロハイドロキノンのようなジオキシ芳香族化合
物の低級脂肪酸エステル(例えば酢酸エステルなど)お
よび(ロ)p−オキシ安息香酸のような芳香族オキシカ
ルボン酸の低級脂肪酸エステル(例えば酢酸エステルな
ど)とを加熱重合させる方法などによって製造すること
ができる。
これらの重合方法においては、必要に応じて反応を促進
するために、従来公知のエステル交換触媒を少量添加し
てもよい。また重合条件については、好ましくは200
〜380℃の範囲の温度において、常圧または減圧下、
通常100〜0.0In+Hgの減圧下で溶融重合を行
うことが有利である。
このような重合方法によって得られるポリエステルの中
で好適なものとしては、例えば(al一般式(式中のR
1は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキル
基もしくはアルコキシ基、またはアリーロキシ基である
) で示される繰り返し単位9〜42モル%、(b)一般式 0 + CHz  G Hz +TO−・ ・ ・ (
II)(式中のnは1〜20の整数である) で示される繰り返し単位9〜42モル%、および(式中
のR2は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアル
キル基もしくはアルコキシ基、または了り一ロキシ基で
ある) で示される繰り返し単位16〜82モル%を含有し、か
つ対数粘度数が0.8以上の芳香族ポリエステル樹脂が
挙げられる。
この芳香族ポリエステル樹脂においては、前記一般式(
Nで示されるfal繰り返し単位のR8としては、特に
水素原子、塩素原子、フッ素原子、メチル基、エチル基
、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基およびナフト
キシ基が好適である。また、前記一般式(n)で示され
る(bl繰り返し単位のnとしては、1〜4の整数が好
ましい。さらに、前記一般式(III)で示される(C
)繰り返し単位のR2としでは、R5と同様に、特に水
素原子、塩素原子、フン素原子、メチル基、エチル基、
フェノキシ基およびナフトキシ基が好適である。
前記(a)、fblおよびfcl繰り返し単位の最適な
組みこの芳香族ポリエステル樹脂においては、各繰り返
し単位(a)、(b)および(C)の含有割合は、それ
ぞれ9〜42モル%、9〜42モル%および16〜82
モル%であるが、特に(C)繰り返し単位の含有量が重
要であって、この量が16モル%未満では該芳香族ポリ
エステルが液晶を形成せず、一方82モル%を超えると
液晶は形成するものの、成形性が低下するので好ましく
ない。さらに、この芳香族ポリエステルは、このものを
例えばフェノールとテトラクロロエタンの混合溶液(体
積比3:2)100rr+j!に0.5g溶解せしめて
得られる溶液について30℃で測定した対数粘度数が0
.80以上、好ましくは0.85以上である。なお、こ
のような芳香族ポリエステルは、通常の方法を適用して
調製しても、また、市販品、例えばイーストマンコダソ
ク社製のX7Gなどを使用してもよい。
本発明方法においては、前記の溶融状態で光学異方性を
示すポリエステルに、所望に応じ他の熱可塑性樹脂およ
び各種充填材や添加剤を配合し、製膜してもよい。他の
熱可塑性樹脂としては、ポリアルキレンテレフタレート
、ポリオレフィン、ポリカーボネート等を配合すること
ができる。これらの中で特にポリアルキレンテレフタレ
ートが好適である。このポリアルキレンテレフタレート
は、ジカルボン酸成分の少なくとも40モル%がテレフ
タル酸であるジカルボン酸成分およびジオール成分を主
成分とする縮合反応により得られるポリエステルである
。そして、上記テレフタル酸以外のカルボン酸成分とし
ては、例えばアゼライン酸、セバシン酸、アジピン酸、
ドデカンジカルボン酸などの2〜20の脂肪族ジカルボ
ン酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン
酸、ジフェニル−4,4′−ジカルボン酸、ジフェニル
エタン−4,4′−ジカルボン酸などの芳香族ジカルボ
ン酸またはシクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式ジ
カルボン酸の単独ないしは混合物が挙げられる。また、
上記ジオール成分としては、炭素数2〜20の脂肪族グ
リコール、例えばエチレングリコール、プロピレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、1゜5−ベンタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、デカメチレングリコール、シクロヘキサンジメ
タツール、シクロヘキサンジオールなど、あるいは分子
量400〜6000の長鎖グリコール、例えばポリエチ
レングリコール、ポリ−1,3−プロピレングリコール
、ポリテトラメチレングリコール、エチレンオキシドと
プロピレンオキシドとの非重合体のグリコールまたはこ
れらの一方の末端をアルキル基、アリール基、アルアリ
ール基などとエステル結合、エーテル結合などによって
結合した誘導体およびそれらの混合物などを挙げること
ができる。このポリアルキレンチレフタレ−トの具体例
としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレ
ンテレフタレート、ポリへキサメチレンテレフタレート
、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレートなどが
挙げられる。これらの中で特に好ましいのは、極限粘度
が0.5以上のポリブチレンテレフタレートおよびポリ
エチレンテレフタレートである。
前記の溶融状態で光学異方性を示すポリエステルとこの
ポリアルキレンテレフタレートとの配合割合については
特に制限はないが、得られたフィルムの寸法安定性や機
械的強度などの点から、前者が5〜99重量%、好まし
くは10〜98重量%、後者が95〜1重量%、好まし
くは90〜2重量%になるような割合で配合することが
望ましい。
また、各種充填材としては、例えばガラス繊維、アスベ
スト、炭素繊維、無晶形炭素繊維、合成重合体繊維、ア
ルミニウム繊維、ケイ酸アルミニウム繊維、アルミニウ
ムの酸化物繊維、チタン繊維、マグネシウム繊維、岩綿
繊維、スチール繊維、タングステン繊維、綿、゛羊毛、
ならびに羊毛セルロース繊維などの繊維類、あるいはケ
イ酸カルシウム、シリカ、クレー、タルク、雲母、ポリ
テトラクロロエチレン、石墨、三水和アルミニウム、炭
酸ナトリウムアルミニウム、バリウムフェライトなどが
挙げられる。
さらに各種添加剤としては、例えば酸化防止剤、紫外線
吸収剤、顔料、染料、可塑剤、帯電防止剤などが挙げら
れる。
本発明方法においては、溶融状態で光学異方性を示すポ
リエステル、またはこのポリエステルと所望に応じ配合
される他の熱可塑性樹脂、各種充填材、添加剤などとを
含有する樹脂組成物をダイから溶融押出しして冷却ロー
ルで引き取りながらフィルムを製造する。このフィルム
の製造方法について、添付図面に従って説明すると、図
は本発明方法の1例(エアナイフを用いる場合)を説明
するための概略図であって、該ポリエステルまたはその
樹脂組成物はTダイ1より、溶融温度220〜350℃
、好ましくは230〜300℃の範囲で溶融押出しされ
る。この温度が220℃未満では溶融粘度が高くて配向
が進みに<<、一方350℃を超えると樹脂が分解しや
すくなり、かつ配向も進みにくくなる。Tダイの位置に
ついては、リップ3の高さく溶融樹脂がたれる長さ)が
1〜100顛、特に1〜60+nの範囲にあるのが好ま
しい。この高さが100Nを超えるとネックインが著し
くなり、かつ配向もしにくくなる。またリップ3の開度
は0.01〜2fi、特に0.1〜111mの範囲が好
適である。この開度が2寵を超えると配向が進みにくく
なり好ましくない。
このようにしてTダイ1から押出された溶融フィルム4
は、エアナイフ5により高速で薄い線状中の空気流が吹
き付けられて、冷却ロール2に押し付けられ、冷却され
て引き取られる。該エアナイフは溶融フィルム4と冷却
ロール2との接触を向上させて、冷却効果を高め、フィ
ルムの配向性を向上させる役割を有している。このエア
ナイフの位置や冷却条件などは、フィルムの物性、厚み
引き取り速度、Tダイの位置などの要素により適宜選ば
れる。エアナイフのリップ6は冷却ロール2から1〜1
00mm、特に5〜50inの距離に位置することが好
ましい。この距離が11m未満では均一な制御が困難で
あり、また100mを超えると効果が十分に発揮されな
い。一方、リップ6の開度は0.01〜31m、特に0
.1〜2wlの範囲にあることが好ましい。また、空気
流速は、好ましくは0.5〜70m/秒、さらに好まし
くは5〜60m/秒の範囲で選ばれる。この流速が0.
5m/秒未満では効果が少ないし、70m/秒を超える
と安定成形が困難となる。また、空気圧力は15〜6O
NHgの範囲が好ましい。さらに、この空気流は溶融フ
ィルムと冷却ロールとの接触線またはそのやや下流に向
けて、水平ないし10″下向きに吹き付けるのがよい。
一方、冷却ロール2の温度は10〜100℃、特に20
〜90℃の範囲にあることが好ましく、またドラフト比
、すなわち溶融樹脂の押出し速度/フィルムの引き取り
速度の比は通常5〜200、好ましくは15〜150の
範囲で選ばれる。このドラフト比が5未満では配向が進
みにくく、また200を超えると安定成形が困難となり
好ましくない。
以上はエアナイフを用いて、溶融フィルムを冷却ロール
に空気圧により押し付ける例について説明したが、本発
明方法においては、このような空気圧押し付は法の代り
に、静電気的押し付は法を用いてもよい。この静電気的
押し付は法には、静電先端プローブ法や静電ワイヤー押
し付は法などがあるが、静電ワイヤー押し付は法が好適
である。
該静電ワイヤー押し付は法においては、通常冷却ロール
から1〜10m離れた位置にロールと平行にステンレス
ワイヤーを張り、これに1〜5KV程度の直流電圧を印
加するという方法が通常用いられる。この静電気的押し
付は法は前記の空気圧押し付は法と併用することもでき
る。
さらに、本発明方法においては、前記のエアナイフなど
の下側にエアチャンバー(広巾の空気流を吹き付ける装
置)を設けて、フィルムの押し付けや冷却効果を向上さ
せることもできる。
このようにして、ネックインが少なく、厚みむらのない
高品質かつ高配向のフィルムが得られるが、このフィル
ムを所望に応じ、従来慣用されている延伸法、例えばテ
ンター法、チューブラ−法多段延伸法などにより、機械
軸方向(MD力方向または機械軸に直角な方向(TD力
方向に−軸延伸してもよいし、あるいは機械軸方向およ
び機械軸に直角な方向に二輪延伸してもよい。延伸温度
は通常150〜250℃、好ましくは70〜130℃の
範囲である。また、延伸倍率については、−軸延伸(T
D力方向たはMD力方向の場合は、通常1.5〜8倍に
、二輪延伸(TD力方向よびMD力方向の場合は、通常
1.2〜6倍の範囲で選ばれる。このようにして、延伸
処理されたフィルムは必要に応じて熱処理を行うことが
できる。この熱処理は、通常延伸後のフィルムをそのま
まか、または制限収縮もしくは伸長しながら、好ましく
は150〜300℃の範囲の温度において、1秒〜10
分間程度加熱することによって行われる。
この熱処理によって、フィルムは結晶化度が向上して、
耐熱性や寸法安定性などがさらに優れたものとなる。
さらに、本発明方法によって得られたフィルムは、2枚
以上接合し、積層体として用いることもできる。この場
合、少なくとも2枚はその押出し方向がたがいに30″
以上交差するようにラミネートすることが好ましい。積
層方法としては、従来慣用されている方法、例えば熱に
よる方法、超音波による方法、コロナ放電による方法、
接着剤を使用する方法などを用いることができる。
このようにして作成されたフィルムは、例えば磁気ベー
ス用、製図用、プリント基板用、音響用、コンデンサー
用、ガスバリヤ−用などのフィルムとして、好適に用い
られる。
実施例 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。
実施例1 イーストマンコダック社製ポリエステル、商品名rX7
GJ  (対数粘度数0.75、繰り返し単位(a) 
28.5モル%、(bl 28.5モル%、(C) 4
3モル%)を30mφの押出機を用いて、温度260℃
、面長200fiのTダイ (リップ高さ5m)から溶
融フィルムとして押出し、エアナイフを用いて、表面温
度30℃、15(1mφの冷却ロールに押し付けながら
、引き取り速度11m/分、ドラフト比50で引き取り
、厚さ9μmの一軸配向フィルムを得た。結果を別表に
示す。
用いたエアナイフのリップ開度は0.5 vmであり、
溶融フィルムが冷却ロールに接した線から3cm下方に
向けて、空気流速10m/秒で使用した。
実施例2〜4、比較例1〜5 別表に示す条件以外は、実施例1と同様にしてフィルム
を得た。その結果を別表に示す。
実施例5 実施例1で用いた、ポリエステルに、ポリエチレンテレ
フタレート〔三菱レイヨン側型、商品名rMA523J
極限粘度0.極限粘度0垂7511てフィルムを得た。
その結果を別表に示す。
比較例6 実施例5で用いたポリエチレンテレフタレートのみを使
用して、実施例1と同様にしてフィルムを得た。その結
果を別表に示す。
実施例6 実施例1においてエアナイフの代りに静電ワイヤーを用
いて行った。すなわち大さQ, l **φのステンレ
ン製ワイヤーを、溶融フィルムが冷却ロールに接した線
から5龍下に、冷却ロールに平行に張り、冷却ロールと
の間に3KVの直流電圧を印加した。その結果を別表に
示す。
〔発明の効果〕
本発明方法によると、安定成形が可能であり、ネックイ
ンが少なく、厚みむらのない高品質かつ高配向のフィル
ムが得られる。このフィルムは高強度および高弾性率を
有しており、−軸延伸フィルムや二輪延伸フィルム、あ
るいは積層フィルムなどとして、種々の用途に好適に用
いられる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明方法の1例を説明するための概略図であって
、図中符号1はTダイ、2は冷却ローJし、3はTダイ
のリップ、4は溶融フィルム、5はエアナイフ、6はエ
アナイフのり・ノブである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、溶融状態で光学異方性を示すポリエステルをダイか
    ら溶融押出しして冷却ロールで引き取りながらフィルム
    を製造する方法において、溶融押出し温度を220〜3
    50℃とし、該冷却ロールの表面に対して空気圧押し付
    けおよび/または静電気的押し付けを行い、かつドラフ
    ト比を5〜200とすることを特徴とする液晶性ポリエ
    ステルフィルムの製造方法。
JP61242015A 1986-10-14 1986-10-14 液晶性ポリエステルフイルムの製造方法 Pending JPS6395930A (ja)

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