JPS6388240A - 内燃機関の始動噴射装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 この発明は内燃機関の始動噴射装置に係り、特に低温時
の始動性の向上を図る内燃機関の始動噴射装置に関する
。

〔従来の技術〕

内燃機関の始動時には、始動性を向上するために、内燃
機関に供給する燃料を増ｍ制御している。

例えば、燃料噴射装置にあっては、始動時の吸気温度や
冷却水温度、あるいは燃料圧力等により燃料を増量制御
し、空燃比を適度に濃化して始動性を向上している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、従来の内燃機関の始動噴射装置においては、
機関の始動モーフが付勢された時から機関が自己作動す
る時までの間、噴射弁に連続的な付勢信号を供給すると
ともに、この時の燃料圧力を機関が自己作動している始
動後の動作中の燃料圧力よりも実質的に低い値に維持さ
せている。

そして、空気流によって低い圧力となった燃料を引き出
し、始動性の向上を図っていた。

しかし、始動時に燃料圧力を低い値に維持させることに
より、流路内の流速が低下し、供給燃料が良好に霧化さ
れず、インテークマニホルド壁面に供給燃料が付着し、
始動性が悪化するという不都合がある。

また、従来の始動時に点火パルス毎に燃料を噴射させる
ものにおいては、点火パルス毎の燃料噴射では燃料の絶
対量が足りなく、始動性を向上させることができないと
いう不都合がある。

〔発明の目的〕

そこでこの発明の目的は、上述不都合を除去するために
、内燃機関の始動時の機関状態を検出しこの検出信号に
より始動時の最初の燃料噴射巾を決定してこの最初の燃
料噴射巾により燃料噴射量を最適燃料量に制御する制御
部を設けたことにより、機関状態に応じて所望の燃料噴
射巾に決定でき、燃料の絶対量を速やかに確保できると
ともに、供給燃料の霧化が良好に果たされ、低温時の始
動性を向上し得る内燃機関の始動噴射装置を実現するに
ある。

ｃ問題点を解決するための手段〕 この目的を達成するためにこの発明は、内燃機関の始動
時に内燃機関に供給する燃料の増量制御を果す内燃機関
の始・υＪ噴射装置おいて、始動時の機関状態を検出し
この検出信号により始動時の最初の燃料噴射１１１を決
定してこの最初の燃料噴射巾により燃料噴射■を最適燃
料量に制御する制御コ「部を設けたことを特徴とする。

〔作用〕

上述の如く↑ｊ４成したことにより、内燃機関の始動時
の際には、制御部によって機関状態を検出するとともに
、この検出信号により始動時の最初の燃料噴射巾を決定
し、この最初の燃料噴射「１】により燃料噴射量を最適
燃料１１に制御し、機関状態に応じて所望の燃料噴射１
１】に決定でき、要求空燃比に速やかに達成できるとと
もに、低温時の始動性を向上させている。

〔実施例〕

以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する
。

第１〜３図はこの発明の実施例を示すものである。第１
図において、２は内燃機関の始動噴射装置である。この
始動噴射装置２は、内燃機関の図示しない吸気系に燃料
を噴射するシングルポイントインジェクション方式のイ
ンジェクタ４と、このインジェクタ４の燃料噴射量をイ
ンジェクションパルス巾、つまり燃料噴射巾Ｔによって
制御する制御部６とからなる。

また、この制御部６は、内燃機関の始動時に発生する最
初のインジェクションパルスの燃料ａｒｔ　ｆｌ、を巾
Ｔを後述する機関状態に応じて所望の巾に決定しこの燃
料噴射巾Ｔにより燃料噴射量を最適燃料量に制御すべく
構成される。

更に、前記制御部６は、機関状態、つまりエンジン回転
数を検出した回転数信号と、冷却水温度を検出した水温
信号と、吸気温度を検出した吸気温信号とを入力し、回
転数信号と水温信号、または回転数信号と吸気温信号と
により前記燃焼噴射中Ｔを所望の巾に決定するものであ
る。

ここで、燃焼噴射中Ｔは、例えば、 Ｔ　＝　Ｋ　ｗ　７　Ｘ　Ｋ　Ｎ　Ｅ　Ｘ　Ｔ　ａＫＷ
丁：冷却水温度に応じた変数 ＫＮＥ：エンジン回転数に応じた変数 Ｔｏ　　：Ｑ大噴射中 の式によって求められる。

このとき、第３図（ａ）に示す如く、変数ＫＷＴは冷却
水温度の上界に応じて小さくなる特性を有するとともに
、第３図（ｂ）に示す如く、変数ＫＨＥはエンジン回転
数の上昇に応じて小さくなる特性を有するものである。

そして、例えば、低温始動時には、ＫＷＴ＝１、ＫＮＥ
＝１であり、燃焼噴射中Ｔは最大噴射中’ｒ　ｏとなる
。

次に第２図のタイミングチャートに沿って作用を説明す
る。

前記内燃機関の始動の際には、先ずイグニンションスイ
ッチをオンさせ（人位置）、次にスタータスインチをオ
ンさせる（Ｂ位置）ことにより、インジェクシシンコイ
ル信号を発生させるとともに、同時にインジェクション
パルスをも発生させる（Ｃ位置）。

そしてこのとき、前記制御部６には、エンジン回転数を
検出した回転数信号と、冷却水温度を検出した水温信号
と、吸気温度を検出した吸気温信号とが夫々入力され、
これら信号の例えば回転数信閃と水温信号とにより始動
時に発生する最初の、つまり前記Ｃ位置からのインジェ
クションパルスの燃料噴射巾Ｔが所望の巾に決定される
。すなわら、始動時の冷却水温度に応じた変数Ｋ　Ｗ　
７とエンジン回転数に応じた変数ＫＮＥとが決定され、
これら変数と最大噴射ｒｌ＋　Ｔ　Ｏとによって燃焼噴
射中Ｔが求められる。また、第３図（ｂ）に示す如く、
変数ＫＮＥは、エンジン回転数がｌｏＯｒｐｍの場合に
は１となり、４００〜５００ｒｐｍの場合には０．３と
なるものである。

そして、前記制御部６からインジェクタ４に燃焼噴射中
Ｔを設定する信号が出力され、この燃料噴射巾Ｔにより
始動時のインジェクタ４の燃料噴射量が最適燃料量に制
御される。

また、前記Ｃ位置からのインジェクションパルスの燃料
噴射巾Ｔの間は、制御部６にインジェクションパルスが
取り込まれず、インジェクタ４から燃Ｆｌが噴射される
ものである。

更に、燃料噴射１１１Ｔの経過後には、通常の燃料噴射
制御ゴ■が行われる。

これにより、機関状態の検出、例えばエンジン回転数を
検出した回転数信号と冷却水温度を検ぽｉした水温信号
とによって始動時に発生する最初のインジェクションパ
ルスの燃料噴射巾Ｔを所望の中に決定することができ、
低温始〃Ｊ時の燃料の絶対■を速やかに確保でき、低温
時の始動性を向上さ・仕ることができる。

また、供給燃料の霧化が良好に果たされることにより、
混合気の化成が効果的に行われ、点火も容易となり、低
温時の始動性の向上に寄与し得るものである。

更に、前記始動噴射装置の制御部にマイクロコンピータ
を使用しているものであれば、制御部内のプログラムソ
フトの交換という対応処理ができ、実用上有利であると
ともに、既存の始動噴射装置に装備してもコストが大と
なる不都合がなく、経済的に有利である。

なお、この発明は上述実施例に限定されるものではなく
、種々の応用改変が可能である。

例えば、この発明の実施例においては、制御部に入力さ
れる機関状態を検出する検出信号のうちのエンジン回転
数を検出した回転数信号と冷却水温度を検出した水温信
号とにより始動時に発生する最初のインジェクションパ
ルスの燃料噴射巾Ｔを所望の巾に決定する構成としたが
、回転数１３号と、吸気温度を検出した吸気温（３号と
により始動時に発生する最初のインジェクションパルス
の燃料噴射ｒｊｌ　Ｔを所望の巾に決定する構成とする
こともでき、低温時の始動性の向上に寄与し得るもので
ある。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明した如くこの発明によれば、内燃機関の
始動時の機関状態を検出しこの検出信号により始動時の
最初の！！！Ｍ噴射巾を決定してこの最初の燃料噴射巾
により燃料噴射量を最適燃料量に制御する制御部を設け
たので、機関状態に応じて所望の燃料噴射巾に決定でき
、低温始動時の燃料の絶対ｒｌを速やかに確保し得て、
低温時の始動性を向１−させ得るものである。また、供
給燃料の？■化が良好に果たされることにより、混合気
の化成が効果的に行われ、点火も容易となり、低温時の
始動性の向上に寄与し得る。更に、始動噴射装置の制御
部にマイクロコンピータを使用しているものであれば、
既存の制御部内のブＬ：１グラムソフトの交換という対
応処理ができ、コストが大となる不都合がなく、経済的
に有利である。

【図面の簡単な説明】

第１〜３図はこの発明の実施例を示し、第１図は内燃機
関の始動噴射装置のブ１：ｒツク図、第２図は内燃機関
の始動噴射装置のタイミングチャー１−を示す図、第３
図（ａ）は冷却水温度に応じた変数ＫＷＴを示す図、第
３図（Ｌ＋）はエンジン回転数に応じた変数１＜ＨＥを
示す図である。 図において、２は始動噴射装置、４はインジェクタ、６
は制ｆａ１１部、Ｔは燃焼噴射中、Ｋ　Ｗ　Ｔは冷却水
温度に応じた変数、ＫＮＥはエンジン回転数に応じた変
数、Ｔｏは最大噴射Ｉ＋である。 第１図 第２図 第３図 （ＣＩ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　（ｂ）（味気５４でもより１）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．　内燃機関の始動時に内燃機関に供給する燃料の増
   量制御を果す内燃機関の始動噴射装置おいて、始動時の
   機関状態を検出しこの検出信号により始動時の最初の燃
   料噴射巾を決定してこの最初の燃料噴射巾により燃料噴
   射量を最適燃料量に制御する制御部を設けたことを特徴
   とする内燃機関の始動噴射装置。
2. ２．　前記制御部は、始動時の冷却水温度あるいは吸気
   温と、エンジン回転数とからなる機関状態を検出し始動
   時に発生する最初のイグニションパルスの長さを決定し
   て燃料噴射巾としこの燃料噴射巾により燃料噴射量を最
   適燃料量に制御する制御部である特許請求の範囲第１項
   に記載の内燃機関の始動噴射装置。