JPS6387492A - 斜行エレベ−タのガイドレ−ル支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、乗りかごやつり合いおもり等の移動体を水平
方向よりある一定の角度で傾斜した方向に昇降させる斜
行エレベータに係り、特に、移動体を案内するガイドレ
ールの支持装置の改良に関する。

〔従来の技術〕

第２図および第３図は従来の斜行エレベータを示す０図
において、１は昇降路、２はこの昇降路１の上部に設け
られた機械室、３は斜行エレベータの乗りかご、４はこ
の乗りかと３をガイドする左右一対の乗りかご用ガイド
レール、Ｓはつり合いおもりで、機械室２に設置した巻
上機６に巻きつけられた主索７を介して乗りかと３と連
結されている。そして両ガイドレール４，８は、固定金
具９を介して、昇降路の底面１ａに取り付けられている
。

固定金具９は、第３図に示すように、昇降路の底面１ａ
から立上がる左右一対の縦材１０とこれら両縦材１０の
上・下方向はぼ中央部を横方向に互いに連結する継ぎ材
１１と、縦材１ｏの下端に取り付けられたベース金具１
２と、両ガイドレール４．８をそれぞれ縦材１０に固定
するためのクリップ［１３と、ベース金具１２を昇降路
の底面１ａに固定するためのアンカボルト１４を備えて
おり、縦材１ｏと継ぎ材１１および縦材１０とベース金
具１２は、それぞれボルト、あるいは、溶接等で相互に
剛接合されている。さらに、継ぎ材１１の一端は延長さ
れ、その先端は固定金具１５を介して、アンカーボルト
１６により、昇降路の側壁１ｂに固定されている。

このように構成された斜行エレベータは垂直に昇降する
エレベータと同様に運転され、乗りかと８は主索７を介
して伝達される巻上機６の駆動力により昇降する。

さて、乗りかご用ガイドレール４およびつり合いおもり
用ガイドレール８には、第３図に示すように、地震等が
発生した場合、水平荷重Ｐが生じる。従って、固定金具
９やアンカボルト１４゜１６等は荷重に耐え得るような
部材としなくてはならない、第３図に示す構造において
は、特に、継ぎ材１１、右端の昇降路側壁１ｂへの固定
部において、アンカボルト１６に加わる引抜荷重が大き
い。いま、各ガイドレール４，８に加わる荷重をそれぞ
れＰ、乗りかご用ガイドレール４の固定部と継ぎ材１１
の固定部、継ぎ材１１の固定部とおもり側ガイドレール
８の固定部、おもり側ガイドレール８と昇降路の底面１
ａの固定部間の距離をいずれもＨ（Ｐ、Ｈは必ずしも同
一ではなく実際には各々異なるが、計算を簡略化するた
め同一とする）と仮定すると、継ぎ材１１と昇降路側壁
１ｂとの固定部のアンカボルト１６に加わる引抜荷重Ｒ
は Ｒ＝２Ｐ すなわち、各々の水平荷重Ｐのすべてが、固定部に加わ
るため、固定金具１５および、アンカボルト１６は、全
体荷重２Ｐに耐えうるように選ばな也ではならない、従
って、従来のガイドレール支持装置では、部材が大形、
あるいは、アンカボルト本数を多くしなければならず、
製作費が大きくなるのみならず、取付作業性が悪い等の
欠点がある。

〔発明の概要〕

本発明は、レールブラケットの縦材のいずれか一方の上
端部と、昇降路側壁間を別な部材で水平方向に連結させ
、この連結部に加わる引抜荷重を低減させることによっ
て１部材の小形、軽量化。

アンカボルト本数の低減、および、取付作業を向上する
ことができる斜行エレベータのガイドレール支持装置を
提供することにある。

〔発明の実施例〕

以下、第１図によって本発明の一実施例を説明する。

ガイドレールを支持する縦材１０のうち、いずれか一方
の上端部には横材１５がボルトあるいは溶接（図示せず
）により固着され、この横材１５の他端は取付は金具１
６を介し、アンカボルト１７により昇降路側壁１ｂに固
定される。なお、継ぎ材１１は、左右の縦材１０を互い
に固定しているだけであり、昇降路側壁１ｂには固定さ
れていない。

この構成において、各レール４，８に加わる荷重をＰ、
昇降路の底面１ａと各レール４，８取付部、および、継
ぎ材１１の取付寸法は第３図と同様にＨとし、さらに、
乗りかご側ガイドレール４と上記横材１５との距離をＨ
と仮定すると、横材１５を昇降路側壁１ｂに固定してい
るアンカボルト１７の引抜力Ｒ′は、 Ｒ’　＝Ｐ となる、従って、このアンカボルト１７に加わる引抜荷
重は、従来のものに比べて１／２と小さくなるので、ア
ンカボルト１７のサイズを小形にしたり使用本数を削減
することができ、取付作業性を向上させることができる
。

〔発明の効果〕

本発明によれば、左右一対の縦材のいずれか一方の上端
部と昇降路側壁とを横材で連結させたので、この横材の
昇降路側壁固定部のアンカボルトの引抜力を小さくする
ことができる。このため、固定金具の小形軽量化、アン
カボルトの小形、使用本数の削減ができるので取付作業
性を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜行エレベータのガイ
ドレール支持装置の側面図、第２図は斜行エレベータの
全体構成を示す断面図、第３図は第２図の■−■矢視断
面図を示す。 １・・・昇降路、ｌａ・・・昇降路の底面、１ｂ・・・
昇降路側壁、３・・・乗りかご、４・・・乗りかご用ガ
イドレール、５・・・つり合いおもり。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、水平方向よりある一定の角度で傾斜する昇降路を昇
   降する移動体と、前記移動体をガイドし左右に対をなす
   ガイドレールと、前記昇降路の底面に立設され前記ガイ
   ドレールを支持する左右一対の縦材と、前記縦材を横方
   向に互いに連結する継ぎ材とを備えた斜行エレベータの
   ガイドレール支持装置において、 前記一対の縦材のいずれか一方の上端部と前記昇降路の
   側壁とを横方向に連結する第二の継ぎ材を設けたことを
   特徴とする斜行エレベータのガイドレール支持装置。