JPS6385256A - 内燃機関内の燃料中の空気と水の検出除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ディーゼル型内燃機関における燃料中の空
気と水を自動的に分離除去する装置に関するものである
。

〔従来の技術〕

ディーゼル機関型の内燃機関における燃料からの自動的
な空気と水の排出（ベント）は未だ知られていない。

今のところ、機関内の燃料中の空気および水の除去は手
作業で行われているため遅延を伴い、この作業が基本的
な知識を前提としているにも拘らず、作業員にとって非
衛生的な作業となっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

比較的新しい型の自動車に取り付けられるこれらのシス
テムは、比較的少景の空気の進入を許容しくつまり燃料
がタンク中で乾燥するとき）、ポンプを始動のために濡
らして空気を除去し、連続した試行によって機関を我慢
強く起動させることを余儀無くさせる。

これらの試行は電池を消耗させ、空気のオーバーフロー
の場合に、起動する機関だけでなく燃料噴射系統をも損
島させる。

更に供給系統に漏れが生じた場合には、ポンプは常に始
動準備し、機関の連続した作動停止と、操作者の新たな
頻繁な機関の起動の試行がなされることになる。

実際に、内燃機関の故障の多くは、燃料噴射ポンプに空
気が流入してその濡れ不良を生ずることに起因する。燃
料への空気の混入は、主燃料系統ラインの破断、継ぎ目
のシールの欠陥、関および濾過器の部分的な詰まり、燃
料の不足、並びに適切な抽気を行うことなく燃料フィル
タを交換したときなどに惹起されることがある。

燃料噴射ポンプに技術的な改良がなされたにも拘らず、
これらのポンプには空気の自己ベントシステムが組込ま
れていないため、機械的または電気的な燃料ポンプが空
気混入燃料を吸引してこの混合物を燃料噴射ポンプに圧
送した場合に濡れ不良が不可避的に発生する。

この発明は、空気が燃料中に混入した場合にディーゼル
機関型の内燃機関の燃料噴射ポンプの濡れ不良に起因す
る問題を除去することのできるディーゼル機関型の内燃
機関内の燃料中の空気と水の分離除去装置を提供するこ
とを主目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明によれば、前述の目的を達成するために、主本
体（第１図）が上蓋（第２図）と透明な中間筒状本体（
Ｆ）と下蓋（Ｇ）とからなる空気と水の検出除去装置が
提供される。前記上蓋には５つの開口、即ち燃料タンク
から連結管によって到来する燃料の入口としての第１の
開口（Ａ）と、燃料が空気を含むことな（噴射ポンプに
供給されることを確実にする前記本体内の下方部分の危
険レベルより充分下方の位置に通孔をもつ吸引管（Ｂ′
）を介して噴射ポツプに燃料を送り出す第２の開口（Ｂ
）と、燃料の逆漏れ用の第３の開口（Ｄ）と、機能不全
時にガイド内を滑ることにより電磁スイッチを制御する
浮子を備えた警告プローブ（Ｅ′）を取り付けた第４の
開口（Ｅ）　と、前記警告プローブによって制御される
空気自動排出のための電磁弁が接続された空気出口とし
ての第５の開口（Ｃ）とが設けられ、前記下蓋は装置の
基体をなすと共にそこには自動または非自動的な水排出
手段が設けられている。

この発明の好ましい実施態様によれば、噴射ポンプへの
燃料の随時吸引が装置の下蓋（Ｇ）における縦または横
向き開口を介して果されるようになされており、また別
の好ましい実施態様によれ　　□ば、燃料レベルが降下
した場合に前記警告プローブが前記浮子を介して空気排
出部の前記電磁弁を燃料レベルの回復まで制御する際に
、装置内部への燃料圧送量を機関の燃料消費量以上とす
ることにより送給系統への空気の流入をな（すようにし
である。

〔作用〕

この発明の装置は一般的には二次燃料フィルタと燃料噴
射ポンプとの間に配置される。タンクからの燃料は装置
の主本体の上Ｍ（第２図）に設けられた開口（Ａ＞から
本体（Ｆ）内に流入し、この燃料中に空気が混入されて
いる場合は本体内で空気が上部に分離され、空気を含ま
ない燃料が吸引Ｗ　（Ｂ’　）の下部の通孔から吸い上
げられて開口（Ｂ）を介して燃料噴射ポンプに送られる
。燃料の逆漏れ分は開口（ＤＪを経て流入する。浮子を
備えた警告プローブは開口（Ｅ）中に配置してあり、こ
の浮子は、装置本体内において燃料が空気の混入によっ
て成る危険レベルに降下した場合に、開口（Ｃ）に接続
された自動空気排出部の電磁弁を電磁スイッチを介して
動作させる。

装置本体内の燃料の流入量が、管の破断や燃料の不足そ
の他によって機関の燃料消費量よりも少なくなった場合
、浮子は、電子回路に接続された第２の電磁スイッチを
給電を断つために動作させろと共に、パネルに配置され
た警告灯ないしは他の形式の警報装置に給電する。

燃料に混入した水については、本体内の底に水が滞留し
たときに下蓋（Ｇ）の開口（Ｈ）から自動的または非自
動的に排出される。

この発明を実施例図面と共に説明すれば以下の通りであ
る。

〔実施例〕

第１図は、この発明の実施例装置の各部品を別けて示す
分解図、第２ａ図は上蓋の平面図、第２ｂ図は前回のｂ
−ｂ線矢視図である。

図示の装置は次の＋１１　（２１＋３１の各部からなっ
ている。

（１）二二個のねじを介してフレームに固着される本体
上Ｍ（Ｊ：第２ａ、ｂ図）。

この上蓋は適当な大きさの五個の開口Ａ−Ｅを備えてい
る。この蓋Ｊは装着状態で装置上部に位置することにな
る。前記開口は以下のものからなる。

Ａ：連結管を通しての燃料の入口。

Ｂ：下部に複数の通孔を備えた吸引管（Ｂ）を通しての
燃料の出口。

Ｃ：空気を排出するための電磁弁を接続する開口。

Ｄ：逆漏れ燃料の入口。

Ｅ：警告プローブ（Ｅ′）取付は用の開口。

前記警告プローブは、適切に較正されバランスされた磁
石を組込んでガイド内にて摺動する浮子を備えている。

この浮子は、成るレベルに到達したときに、開口（Ｃ）
に接続された空気排出部の電磁弁制御用の電子回路を磁
気感応電磁スイッチを介して動作させる。

またｌＨにおいて燃料が減少して成る下限レベルに到達
すると、前記浮子は、ソレノイド弁制御システムにおい
て燃料噴射ポンプへの電流を必要に応じて遮断可能とし
、それと同時にパネルの警告灯または他の形式の警報装
置に給電するために、前記電子回路に接続された別の磁
気感応電磁スイッチを動作させる。ソレノイド弁を持た
ないシステムにおいては、電子回路は単に警告灯または
他の形式の警報装置を作動させる。

警告プローブ（Ｅ′）は、電子レベル検出器によって随
時代えてもよい。

（２）：好ましくは円筒状の透明な中間本体（Ｆ）。

この本体（Ｆ）は警告プローブ（Ｅ′）と吸引間（Ｅ′
）とを収容し、適切な作動時には燃料で満たされている
。

（３）：装置の基体としての下蓋（Ｇ）。

この下蓋（Ｇ＞は、水又は他の不純物を自動的又は自動
的ではなく排出するための開口（ト■）と、必要に応じ
て、燃料に混入している恐れのある水を自動的に検出し
パージするための電子システムとを備えている。

この発明の目的を全（変更しない別の形式においては、
この下蓋に対して、燃料噴射ポンプへの燃料の出口を、
横または縦の吸引管（ホース）を介して連結可能となっ
ている。

〔動作原理の説明〕

この発明の装置は二次燃料フィルタと燃料噴射ポンプと
の間に取り付けられる。

この発明の装置は、燃料噴射ポンプよりも上の高さレベ
ルに配置されるべきであるが、これと同一または下方レ
ベルに取付は得る場合もある。これは、より特定的には
、回転分配ポンプの場合である。

燃料は、機械的または電気的なポンプの力のもとに上蓋
の開口（Ａ）を介して装置本体内に流入した後、あるレ
ベルに通孔を備えた吸引管（ホース）（Ｂ’）を経て上
蓋の開口（Ｂ）から噴射ポツプへ送り出される。

燃料は、所望によって、装置本体の下部を通って横又は
縦方向に配置された吸引管（ホース）を経て排出するこ
ともできる。

タンクに接続する代わりに噴射ポンプまたは噴射基の逆
漏れ管を開口（Ｄ）を介してこの発明の装置に接続する
。

機関の供給系統の正常な作動状態においては本装置は不
要かも知れない。それでもなお、例えばタンクと機械的
又は電気的なポンプとの間の回路の僅かな破断によって
生じた燃料中への空気の混入が見地された場合には、燃
料噴射ポンプは濡れ不足になって停止（エンドアップ）
シ、機関の停止に至る。

この場合、本装置は次のようにこの問題を解決する。

イ）　空気は装置本体内の上部を占め、空気を含まない
燃料は装置本体の下方レベルに通孔のある吸引管（Ｂ゛
）を経て燃料噴射ポンプに圧送される。

口）　空気が装置本体内で成るし・ベルに達すると、警
告プローブの浮子は燃料表面と共に下降し、電磁スイッ
チを介して電子回路を作動させる。この電子回路は、成
る量の燃料が空気の出口を経て取出され得るようになっ
たときにタンクへの逆漏れ用の管に連結された空気排出
部（開口Ｃ）の電磁弁を作動させる。

機械的または電気的なポンプは、機関の燃料消費量より
も際立って大きな出力を備え、従って空気が排出された
ときには燃料レベルは再び上昇する。

更に、この同じ電子システムは装置本体内において燃料
が上下するときに警告灯を点滅させ、それによって成る
゛異常を表示する。

ハ）　空気取り入れが多くなって機関が本装置で許容す
る以上に多量の燃料を消費する場合は、燃料は本装置本
体内において危険レベルに降下する。この状態になると
、警告灯は連続点灯状態になす、燃料の不足が増大して
自動車がやがてエンドアップで停止することを表示する
。浮子は臨界レベルに達したときに電磁スイッチを作動
させ、電子回路に接続された電磁スイッチは燃料噴射ポ
ンプへの通電を遮断し、パネルの警告灯または他の形式
のアラームを作動保持する。

従って機関は停止するが燃料噴射ポンプは濡れ不良の状
態にならず、この場合、原因がはっきりと知られていれ
ば誰にでも故障を修理することができることになる。

〔発明の効果〕

以上に述べたように、この発明によれば、燃料噴射ポン
プの直前で燃料中の空気と水を分離除去することができ
、ディーゼル機関型内ｆｆ機関の燃料噴射ポンプの濡れ
不良に基づく不都合をなくすことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例装置の各部品を別けて示す分
解図、第２ａ図は上蓋の平面図、第２ｂ図は前回のｂ−
ｂ９矢視図である。 Ｊ：上蓋、Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄ、Ｅ：開口、Ｆ：中間本体、
Ｇ：下蓋、Ｂ′：吸引管、Ｅ　’　＋１警告プローブ、
ト■：水ベント開口。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ディーゼル機関型の内燃機関内の燃料中の空気と水
   の検出除去装置であって、主本体（第１図）が上蓋（第
   ２図）と透明な中間筒状本体（Ｆ）と下蓋（Ｇ）とから
   なり、前記上蓋には５つの開口、即ち燃料タンクから連
   結管によって到来する燃料の入口としての第１の開口（
   Ａ）と、燃料が空気を含むことなく噴射ポンプに供給さ
   れることを確実にする前記本体内の下方部分の危険レベ
   ルより充分下方の位置に通孔をもつ吸引管（Ｂ′）を介
   して噴射ポンプに燃料を送り出す第２の開口（Ｂ）と、
   燃料の逆漏れ用の第３の開口（Ｄ）と、機能不全時にガ
   イド内を滑ることにより電磁スイッチを制御する浮子を
   備えた警告プローブ（Ｅ′）を取り付けた第４の開口（
   Ｅ）と、前記警告プローブによって制御される空気自動
   排出のための電磁弁が接続された空気出口としての第５
   の開口（Ｃ）とが設けられ、前記下蓋は装置の基体をな
   すと共にそこには自動または非自動的な水排出手段が設
   けられていることを特徴とするディーゼル機関型の内燃
   機関内の燃料中の空気と水の検出除去装置。 ２、噴射ポンプへの燃料の随時吸引が装置の下蓋（Ｇ）
   における縦または横向き開口を介して果されるようにな
   されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記
   載のディーゼル機関型の内燃機関内の燃料中の空気と水
   の検出除去装置。 ３、燃料レベルが降下した場合に前記警告プローブが前
   記浮子を介して空気排出部の前記電磁弁を燃料レベルの
   回復まで制御する際に、装置内部への燃料圧送量を機関
   の燃料消費量以上とすることにより送給系統への空気の
   流入をなくすようにしたことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項または第２項に記載のディーゼル機関型の内燃
   機関内の燃料中の空気と水の検出除去装置。