JPH0438160Y2 - - Google Patents

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JPH0438160Y2
JPH0438160Y2 JP3779382U JP3779382U JPH0438160Y2 JP H0438160 Y2 JPH0438160 Y2 JP H0438160Y2 JP 3779382 U JP3779382 U JP 3779382U JP 3779382 U JP3779382 U JP 3779382U JP H0438160 Y2 JPH0438160 Y2 JP H0438160Y2
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pump
fuel
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JP3779382U
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JPS58140400U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は航空燃料等の給油回路の水分遮断装
置に関し、特に所定量以上の水分を感知した際
に、遮断手段で当該回路を確実に遮断することに
より、航空機等の燃料タンク内に水分が流入され
ることを確実に防止することができる、燃料給油
回路の水分遮断装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に航空機に給油する燃料は、航空機が成層
圏あるいは気温の低い上空へ昇つた際、燃料中の
水分が凍つて、燃料パイプを詰まらせるおそれが
あるので、燃料中の水分は完全に除去される必要
があるが、従来の航空燃料給油回路は、第3図に
示すように、ポンプ1の一次側1aの夾雑物の除
去を行なうろ過器(サクシヨンストレーナ)2、
回路切換弁3及び吸入弁4を介して、吸入ホース
5によつて、燃料源である貯蔵タンク6に連結さ
れる。一方、ポンプ1の二次側1bは、パイロツ
トバルブ7を備えた圧力調整弁8、水分ろ過器9
及び流量計10を介して、前記回路切換弁3に連
結され、この回路切換弁3は、ホースリール11
に巻設される吐出ホース12を介して、給油ノズ
ル13に連結される。給油ノズル13は、図示を
省略した航空機の燃料タンクに連結が可能であ
る。以上に述べたように、従来の航空燃料給油回
路においては、水分ろ過器9によつて燃料中に含
まれる水分を除去している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来使用されている水分ろ過器9は、
ろ紙式のものであるため、大量の高濃度の含水燃
料が流れ込んだ際には、水分ろ過器9のろ過性能
が追いつかず、水分を通過させてしまい、航空機
の燃料タンクに混入されるおそれがある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は以上に述べたような事情に鑑みなさ
れたもので、ポンプの一次側がろ過手段を介して
燃料源に連結され、ポンプの二次側が作動機内タ
ンクに連結されうるノズルに連結される燃料給油
回路において、前記ポンプの一次側が管路を介し
て溜水容器に接続され、この溜水容器は高濃度に
混じつた水分を大まかに分離する機能を持ち、か
つ燃料中の夾雑物を除去するためのろ過器が内設
される前記溜水容器の内部低位には、この溜水容
器内の所定量の溜水により作動する操作手段の検
知部が設けられ、前記ポンプの二次側とノズルと
の間にはポンプからノズルへの燃料の流出を遮断
する遮断手段が配設され、前記操作手段の作動に
よる信号によつて遮断手段が作動し、ポンプから
ノズルへの燃料の流出を遮断するようにしたこと
を特徴とする燃料給油回路の水分遮断装置を提案
するものである。
〔作用〕
この考案の上記構成の装置において、燃料給油
回路内に高濃度の水分を含んだ燃料が侵入した場
合には、溜水容器に入つた燃料はろ過器を通過し
てポンプへ流れ込み、同時に水分は分離されて溜
水容器内に溜められ、そして溜水容器内に一定以
上の水分が溜められると、ポンプの二次側の圧力
によつて遮断弁が閉状態となつて、水分が航空機
の燃料タンクに混入させることを確実に防止する
ものである。
〔実施例〕
以下図面にしたがつてこの考案を詳細に説明す
る。
第1図はこの考案による水分遮断装置を示す回
路図で、図中14はポンプを示しており、ポンプ
14の一次側14aはほぼ円柱形の溜水容器15
に、管路16によつて連結される。溜水容器15
には燃料中の夾雑物を除去するためのほぼ円柱形
のろ過器17が内設され、燃料はろ過器17を通
過して、溜水容器15内に流入される。ろ過器1
7は管路18によつて、4ポートの回路切換弁1
9のポート19aに連結され、この回路切換弁1
9のポート19bは、吸入弁20が内設される管
路21によつて、燃料源である貯蔵タンク22に
連結される。
前記ポンプ14の二次側14bは、管路23に
よつてろ紙式の水分ろ過器24に連結され、水分
ろ過器24は、流量計25を内設する管路26に
よつて、前記回路切換弁19のポート19cに連
結される。この回路切換弁19のポート19d
は、管路27によつてホースリール28に巻設さ
れる吐出ホース29に連結され、吐出ホース29
の先端には、給油ノズル30が装着される。この
給油ノズル30は作動機内タンクである航空機の
燃料タンク(図示を省略する)に連結される。
前記溜水容器15の底部には、水に対しては浮
き航空燃料に対しては沈んで操作手段の検知部を
構成するフロート31が内設される。フロート3
1は3ポート2位置のフロート切換弁32の切換
操作を行なつており、このフロート31とフロー
ト切換弁32によつて操作手段33が形成され
る。フロート切換弁32の一方の一次側ポート3
2aは、管路34によつてポンプ14の二次側1
4bに連結され、他方の一次側ポート32bは、
管路35によつて貯蔵タンク22に連結され、フ
ロート切換弁32の二次側ポート32cは、管路
36によつて前記管路23に内設されかつ遮断手
段である遮断弁37のパイロツト弁38に連結さ
れる。この遮断弁37は圧力調整弁に遮断用のパ
イロツト弁38を装着したもので、圧力調整機能
をも有する。
この考案は以上に述べたような構成であるか
ら、吸入弁20から燃料給油回路内に大量の水分
が侵入した場合には、回路切換弁19及びろ過器
17を通過して、溜水容器15内に溜められる。
そして、溜水容器15内に一定以上の水分が溜め
られると、フロート31が一定高さまで浮上さ
れ、フロート切換弁32が第2図に示すように切
換操作され、ポンプ14の二次側14bの圧力
が、管路34及び管路36によつてパイロツト弁
38に加えられ、直ちに遮断弁37が閉状態とな
り、水分が航空機の燃料タンクに混入されること
を確実に防止することができる。また当該給油回
路内の少量の水分の混入に対しては、水分ろ過器
24が使用されるが、大量の水分混入時の流路の
遮断は、水分ろ過器24の手前で行なわれるの
で、水分ろ過器24が大量の水分のために、使用
不能になつてしまうことがない。また溜水容器1
5内に溜つた水は、溜水容器15の底部に配設さ
れるドレン15aから容易に排水することがで
き、排水が終ればフロート31が下降し、フロー
ト切換弁32は第1図に示すように切換操作さ
れ、パイロツト弁38内の圧力は、管路36及び
管路35によつて貯蔵タンク22内に排出され、
直ちに遮断弁37は開状態となる。
〔考案の効果〕
この考案は上述のように、ポンプの一次側に溜
水容器内の所定量の溜水により作動する操作手段
を設け、一方ポンプの二次側には操作手段からの
信号によつて燃料給油回路を遮断する遮断手段を
設けたことにより、高濃度の含水燃料が大量に燃
料給油回路に流入した場合でも、前記操作手段の
検知部によつてそれを検知し、前記遮断手段によ
つて当該回路を確実に遮断することにより、水分
が航空機の燃料タンク内に混入することを未然に
阻止できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による水分遮断装置を施こし
た燃料給油回路を示す回路図、第2図は水分遮断
装置が作動した状態を示す回路図で、第3図は従
来の燃料給油回路を示す回路図である。 なお図において、14……ポンプ、14a……
ポンプの一次側、14b……ポンプの二次側、1
5……溜水容器、17……ろ過器、22……燃料
源(燃料タンク)、30……ノズル(給油ノズ
ル)、31……検知部(フロート)、33……操作
手段、37……遮断手段(遮断弁)、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプの一次側がろ過手段を介して燃料源に連
    結され、ポンプの二次側が作動機内タンクに連結
    されうるノズルに連結される燃料給油回路におい
    て、ポンプ14の一次側14aが管路16を介し
    て、高濃度に混じつた水分を大まかに分離する機
    能を有する溜水容器15に接続され、燃料中の夾
    雑物を除去するためのろ過器17が内設される前
    記溜水容器15の内部低位には、この溜水容器1
    5内の所定量の溜水により作動する操作手段33
    の検知部31が設けられ、前記ポンプ14の二次
    側14bとノズル30との間には、前記操作手段
    33の作動による信号により作動して、ポンプ1
    4からノズル30への燃料の流出を遮断する遮断
    手段37が配設されてなる燃料給油回路の水分遮
    断装置。
JP3779382U 1982-03-17 1982-03-17 燃料給油回路の水分遮断装置 Granted JPS58140400U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3779382U JPS58140400U (ja) 1982-03-17 1982-03-17 燃料給油回路の水分遮断装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3779382U JPS58140400U (ja) 1982-03-17 1982-03-17 燃料給油回路の水分遮断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58140400U JPS58140400U (ja) 1983-09-21
JPH0438160Y2 true JPH0438160Y2 (ja) 1992-09-07

Family

ID=30049164

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3779382U Granted JPS58140400U (ja) 1982-03-17 1982-03-17 燃料給油回路の水分遮断装置

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JPS58140400U (ja) 1983-09-21

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