JPS6121440Y2 - - Google Patents

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JPS6121440Y2
JPS6121440Y2 JP5484380U JP5484380U JPS6121440Y2 JP S6121440 Y2 JPS6121440 Y2 JP S6121440Y2 JP 5484380 U JP5484380 U JP 5484380U JP 5484380 U JP5484380 U JP 5484380U JP S6121440 Y2 JPS6121440 Y2 JP S6121440Y2
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JP
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oil
air separator
refueling
pump
air
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JP5484380U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は地下タンクから延設した一本の元配管
を分岐させて、その分岐配管をそれぞれ給油ポン
プの吸込側に接続させるようにした給油装置に関
するものである。
従来、第1図に示すように、同液種を取扱う給
油装置本体1の内部に給油ポンプ2,3、フイル
タ4,5、空気分離器本体6,7、流量計8,9
等からなる給油系統をそれぞれ独立して内装し、
しかも地下に埋設した貯油タンク10から延設し
た元配管11を分岐させて、その分岐配管11
a,11bを各々逆止弁12,13を介して各給
油ポンプ2,3の吸込側に接続し、この吐出側へ
流量計8,9を介して接続した給油ホース14,
15のノズル16,17からそれぞれ独立させて
給油させる型式の給油装置がある。なお、ノズル
16,17からの給油量はそれぞれの表示計1
8,19に表示される。そして、この種の給油装
置においては、前述した空気分離器本体6,7は
それぞれ独立させて給油ポンプ2,3の吸込側と
吐出側との間に配置されている。
同液種を給油するための給油装置は前述した構
成であるから、配管の工事費が安価になるため
に、良く実施される。このものにおいて、第1図
中左方の給油系統で給油し、その後に給油ポンプ
2を急激に停止させると、給油ポンプ2で分岐配
管11a内に吸上げられた油液は、地下配管11
を通つて地下タンク10に戻ろうとするが、いわ
ゆるウオーターハンマー現象により、その油液は
分岐配管11bを通り逆止弁13を押し開いて第
1図の右方の給油系統に流れ込む。この油液が流
れ込んだ給油系統においても油液が存在するため
に、流れ込んだ油液は行く所がなくなり、空気分
離器本体7内に流れ込んでしまい、その内部に溜
つてしまう。
第2図に示すように、空気分離器本体6,7の
内部には液体と空気とを分離するために、空間S
が設けられており、ある程度の油液は収容するこ
とが可能である。しかしながら、一方だけの給油
系統を使用して給油していると、前述した例では
空気分離器本体7側の内部に油液が溜りすぎ、最
終的にはベーパを大気に逃がす大気開放の通気管
7a,6aより油液が吹き出すことになつてしま
うという問題点を残していた。
本考案は前記問題点を解消するもので、空気分
離器の分離油環流管同士を互いに連通させると共
に、空気分離器の空気混入油流入路にそれぞれ逆
止弁を設けた、ことを特徴とするものである。
以下、本考案の実施例を第3図、第4図によつ
て説明するが、第1図及び第2図における構成部
品と同一のものには同一符号を附して説明する。
前記フイルタ4,5は、給油ポンプ2,3より
吐出された直後の油液中より空気を気泡として分
離するもので、この気泡状油液は、空気混入油流
入管20,21を経て空気分離器本体6,7内に
導びかれるようになつており、該流入管20,2
1の先端は、空気分離器本体6,7の分離油中に
伸びている。上記流入管20,21には、上記分
離油の油面上に位置させて、逆止弁22,23が
接続されている。この逆止弁22,23は、ボー
ル状弁体24,25を備えたものとなつており、
常時は自重により下方位置にあつて弁座26,2
7から離間し、フイルタ4,5側に吸入負圧が発
生したとき、弁体24,25が弁座26,27に
着座して流入管21,22を閉とするように構成
されている。
第3図中28,29は分離油環流管であり、そ
の上端は、空気分離器本体6,7内の油量に応じ
て上下動するフロート30,31によつて開閉さ
れるようになつており、またその下端部が、給油
ポンプ2,3と逆止弁12,13との間に接続さ
れている。そして、この両環流管28と29と
は、連通管32を介して接続されている。
上記構成において、給油ノズル16からのみ給
油している状態から給油ポンプ2を停止すると、
前述したように、分岐管11a内の油液が逆止弁
13を開いて給油ポンプ3側の他の給油系統に流
入する。この逆止弁13を通つた油液は、環流管
29を経てその一部は一方の油分離器本体7内
へ、また残りは連通管32、環流管28を経て他
方の油分離器本体6内へ流れる。このように、分
岐管11a内の油液は、両油分離器本体6,7内
へ振り分けられて流入することとなるので、一方
の油分離器本体6又は7にのみ油液が流入する従
来の場合に比して、ここから油液があふれる可能
性が極めて小さいこととなる。勿論、給油ポンプ
3のみを運転してこれを停止された場合も、同様
の作用を奏することとなる。
ここで、給油ポンプ2又は3を運転した際、ポ
ンプ2は、環流管28、連通管32、環流管2
9、ポンプ3、フイルタ5、流入管21を経て、
他方の油分離器本体7の油液を吸引しようとする
が、前述した逆止弁23により、この吸引が防止
されることとなり、同様に、ポンプ3が油分離器
本体6内の油液を吸引することが防止される。な
お、両油分離器本体6,7内の油液そのものが吸
引されるのは構わないが、この本体6,7の容積
は小さいので、この内部の油液は即座に吸引しつ
くされてしまい、この後ポンプ2又は3が通気管
6a又は7aより空気を吸引してしまうため、上
記のような吸引作用は好ましくないということが
理解される。
以上実施例について説明したが、本考案はこれ
に限らず、例えば次のような場合をも含むもので
ある。
元配管11の分岐管は3本以上、すなわち1
本の元配管に対して3台以上の給油ポンプ、空
気分離器を設けてもよい。
本体1は、1台の給油ポンプごとに独立して
設けてもよい。
流入管20,21の先端は、空気分離器本体
6,7内の油面上に開口させてもよい。
本考案は以上述べたことから明らかなように次
のような効果を奏する。
いわゆるウオーターハンマ現象により一の分
岐管から他の分岐管へ流れ込んだ油液は、分岐
管の数に応じた数の複数の空気分離器に振り分
けられてここに収容されるため、油液が一の空
気分離器のみに多量に流入してここからあふれ
出てしまう等のことを極力防止でき、安全対策
上好ましいものとなる。
上記他の分岐管に流入した油液は、環流管を
介して空気分離器に流入、言い換えれば、一の
空気分離器を通過した後他の空気分離器に流入
するのではないので、一の空気分離器のみで満
杯になるというようなことがなく、全ての空気
分離器にほぼ均等に振り分けられて収容するこ
ととなり、上記の事項と合せて油液のあふれ防
止上より好ましいものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の給油装置の構成図、第2図は第
1図における空気分離器の断面図、第3図は本考
案の要部系統図、第4図は逆止弁の一例を示す断
面図である。 2,3……給油ポンプ、6,7……空気分離器
本体、10……貯油タンク、11……元配管、1
2,13……逆止弁、20,21……空気混入油
流入管、22,23……逆止弁28,29……分
離油環流管、32……連通管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 貯油タンクから延設した元配管を分岐させて、
    各分岐管をそれぞれ逆止弁を介して給油ポンプの
    吸込側に接続し、各給油ポンプの吸込側と吐出側
    との間にそれぞれ空気分離器を設けた給油装置に
    おいて、 前記給油ポンプ吐出側と前記空気分離器とを接
    続する各空気混入油流入路に、それぞれ逆止弁を
    設け、 前記給油ポンプ吸込側と前記空気分離器とを接
    続する各分離油環流管同士を、互いに連通させ
    た、 ことを特徴とする給油装置。
JP5484380U 1980-04-22 1980-04-22 Expired JPS6121440Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5484380U JPS6121440Y2 (ja) 1980-04-22 1980-04-22

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JP5484380U JPS6121440Y2 (ja) 1980-04-22 1980-04-22

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Publication Number Publication Date
JPS56156800U JPS56156800U (ja) 1981-11-21
JPS6121440Y2 true JPS6121440Y2 (ja) 1986-06-26

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ID=29649548

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