JPS6384638A - オキシクロリネ−シヨン用触媒担体及び触媒 - Google Patents

オキシクロリネ−シヨン用触媒担体及び触媒

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JPS6384638A
JPS6384638A JP61228964A JP22896486A JPS6384638A JP S6384638 A JPS6384638 A JP S6384638A JP 61228964 A JP61228964 A JP 61228964A JP 22896486 A JP22896486 A JP 22896486A JP S6384638 A JPS6384638 A JP S6384638A
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JP
Japan
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catalyst
barrel
alumina
wall
rehydration
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JP61228964A
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English (en)
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Seiichi Hamano
浜野 誠一
Takao Tomomasa
敬雄 友政
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はオキシクロリネーション用触媒担体及び触媒に
関する。
更に詳細には3〜4個の連通小室を有する特定円筒形状
より成る固定床方式のオキシクロリネーシッン用触媒担
体及び触媒に関するものである。
〈従来の技術〉 固定床方式のオキシクロリネーション用触媒または触媒
担体としては従来アルミナ、シリカ或はシリカ−アルミ
ナよりなる球状或は円柱状のものが使用されている。
該固定床方式のオキシクロリネーション反応に於ける触
媒或は触媒担体の要求される物性としては反応効率を効
果的にする為の有効表面積の確保と、反応流体に及ぼす
圧を員が少ないこと、更には大きな反応熱を効率的に分
散し得る良好な熱伝導性等が挙げられているが、球状触
媒或は触媒担体は粒子間の接触面積が小さいため熱伝導
率が低く、反応の選択性が損なわれるとか、有効表面積
が少ない為、長い触媒充填層を必要とするとか、流体が
通過する間隙が少いため粉化等により急激に圧損を生起
する等の不都合を有している。
また、内部に隔壁を有さない連通空孔を1個有する円筒
状オキシクロリネーション用触媒が知られているが(例
えば特開昭56−141842号公Itり、該形状のも
のは球状触媒に比較し、上記効果が優れるものの、反応
効率及び反応の選択性に於いて未だ十分満足されるもの
ではない。
〈発明が解決しようとする問題点) かかる事情下に鑑み本発明者らは流体との反応に寄与す
る有効面積が大で、熱伝導性に優れ、かつ粉化等による
圧損の少ないオキシクロリネーション用触媒または触媒
担体を見出すべく鋭意検討した結果、特定の形状を有す
る円筒形状内に3〜4枚の隔壁を特定構造で構成してな
る触媒または触媒担体は上記目的を満足する事を見出し
本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は外径(D)3〜6mm、内径(d)
1.5〜4mm、長さ(L)3〜6mmの円筒状内部に
、該円筒内部の一点を基点として外壁に向かい放射状に
3〜4枚の厚さくt>  0.5〜2mm、長さ (1
)1.5〜2mm及び隣接する隔壁との角度(θ)30
°〜150”の隔壁を円筒外壁の長手方向に垂直になる
如(形成し3〜4個の連通小室を円筒内に構成してなる
オキシクロす不−ション用触媒担体及び触媒を提供する
にある。
〈問題点を解決するための手段〉 以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の触媒及び触媒担体はその製造方法を特に限定す
るものではないが、押出成形方法によるアルミナ質成形
体が通常用いられる。
これらアルミナ質成形体の押出成形方法としては、再水
和性アルミナ或いは再水和性アルミナを含む粉体を再水
和防止剤で被覆せしめた後、水及び水含有物質と必要に
応じて粘結剤を加えて混合、混練して可塑性坏土となし
、得られた坏土を第1図に示す如く外径(D)3〜6m
m。
内径(d)1.5〜4mmの円筒状内部に該円筒内部の
一点を基点として外壁に向かい放射状に3〜4枚の厚さ
(t)0.5〜2mm、長さ(l)0.5〜2mm及び
隣接する隔壁との角度(θ)30°〜150°の隔壁を
円筒外壁の長手方向に垂直になる如く配設し、3〜4個
の連通小室を円筒内に形成し得る成形用ダイスを備えた
押出成形手段に供給して押出成形し、次いで得られた成
形体を再水和処理した後、必要により乾燥し、焼成或は
焼結する方法、或は再水和性アルミナ或は再水和性アル
ミナを含む粉体と100℃以下で液状を呈する非水物質
とを必要により粘結剤等を加えて混合混練して可塑性坏
土となし、得られた坏土を上述の成形用ダイスを備えた
押出成形手段に供給して押出成形し、次いで得られた成
形体を再水和処理した後必要により乾燥し、焼成或いは
焼結する方法が挙げられる。
本発明において触媒担体の構成原料となる再水和性アル
ミナはアルミナ水和物を熱分解したα−アルミナ以外の
遷移アルミナ例えばρ−アルミナ及び無定形アルミナ等
、工業的には例えばバイヤー工程から得られるアルミナ
三水和物等のアルミナ水和物を約400〜1200℃の
熱ガスに通常数分の1〜lO秒間接触させたり、あるい
はアルミナ水和物を減圧下で約250〜900℃に通常
1分〜4時間加熱保持することにより得ることができる
約0.5〜15重量%の灼熱減量を有するもの等再水和
可能なアルミナを含有するものである。
再水和性アルミナは、一般に約50μ以下の粒子径のも
のが使用され、触媒担体を構成する骨材中、少なくとも
約10重量%以上、好ましくは20重量%以上、より好
ましくは30重量%以上で用いられる。
本発明において原料として用いられる再水和性アルミナ
以外の粉体(骨材構成物)は、特に限定されないが、α
−アルミナ、シリカ、アルミナ水和物、粘土、タルク、
ベントナイト、ケイソウ土、ゼオライト、コーディエラ
イト、スボジュメン、チタニア、ジルコニア、シリカゾ
ル、アルミナゾル、ムライト等の触媒担体物質として公
知の無機物質、無機ファイバー、ウイスカー等の補強材
さらには燃焼性物質及び種々の触媒成分等である。
これら再水和性アルミナ以外の骨材構成物は触媒担体を
構成する骨材巾約90重量%未満、好ましくは80重量
%未満、より好ましくは70重量%未満で用いられる。
燃焼性物質は、最終製品である触媒担体の薄壁の細孔容
積を増大せしめる場合、骨材構成物中に添加混合せしめ
るもので、従来細孔容積の大なる活性アルミナの製造に
用いられている燃焼性物質等であればいかなるものでも
使用できる。
このような燃焼性物質の例としては木屑、コルク粒、石
炭末、活性炭、木炭、結晶セルロース粉末、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、澱粉、蔗糖、グ
ルコン酸、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコ
ール、ポリアクリルアミド、ポリエチレン、ポリスチレ
ン等及びこれらの混合物が挙げられる。
原料アルミナに対する上記燃焼性物質の添加量が多いほ
ど最終製品である触媒担体の薄壁のマクロポア容積を大
きくすることができるが、薄壁で、かつ燃焼性物質の添
加量を増しマクロポア容積を大きくすると強度が低下す
るので、強度と比表面積のかねあいにより燃焼性物質の
種類及び添加量を調整すればよい。
本発明の触媒担体の構成原料となる再水和性アルミナに
直接水及び/または水含有物質を接触させると再水和可
能なアルミナの再水和反応が生起し、押出成形機内で発
熱硬化して成形不能となり、目的とする内・外壁、とり
わけ内壁表面の健全な触媒担体を取得することができな
い。
このため本発明の触媒担体の押出成形に際しては、再水
和性アルミナを他の骨材構成物等とともに水または水含
有物質と混合混練するに先立ち、再水和性アルミナを再
水和防止剤で部分的に、あるいは完全に被覆してやる必
要があり、または混練に際して水あるいは水含有物質を
使わず液状の非水物質で混練して可塑性坏土として押出
成形に供する必要がある。
該る再水和防止剤としては、押出成形時、水と再水和可
能なアルミナが再水和反応を生起し、成形不可能となる
のを防止しうるものであればよく、具体的には常温で固
体状の有機物の場合常温における水への溶解度が約20
重量%以下のもの、好ましくは約10重量%以下のもの
が挙げられる。
また、常温で液体状の有機物の場合、常温における水に
対する相互溶解度が高々50%以下のもの、好ましくは
25%以下のものが挙げられる。
より具体的には、カプロン酸、パルミチン酸、オレイン
酸、グリコール酸、カプリル酸、ステアリン酸、サルチ
ル酸、トリメチル酢酸、ラウリル酸、セロチン酸、桂皮
酸、マロン酸、ミリスチン酸、セバシン酸、安息香酸、
無水マレイン酸、ロウ等の脂肪酸及びその塩類、または
これらのスルホン酸、リン酸置換体、t−ブチルアルコ
ール、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステア
リルアルコール、シクロヘキサノール、メントール、コ
レステリン、ナフトール等のアルコール、ウラリルアミ
ン、テトラメチレンジアミン、ジェタノールアミン、ジ
フェニルアミン等のアミン、n−ヘプタデカン、n−オ
クタデカン、n−ノナデカン、n−エイコサン等のアル
カン、ナフタリン、ジフェニル、アントラセン等の芳香
族化合物、澱粉、カゼイン、セルロース及びその誘導体
、アルギン酸塩等の天然高分子化合物、ポリエチレン、
ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレ
ン、ポリアクリル酸ソーダ、ポリブタジェン、イソプレ
ンゴム、ウレタン樹脂等の合成高分子化合物、流動パラ
フィン、大豆油、白絞油、軽油、灯油等のパラフィン類
、カプリル酸、ペラルゴン酸等のカルボン酸類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、キュメン等の芳香族炭化水素
が挙げられる。
これら再水和防止剤は、再水和性アルミナ表面を部分的
あるいは完全に被覆せしめ得る割合で添加混合するが、
被覆方法としては直接粉体に添加混合、あるいは混練し
被覆せしめる方法、あるいは再水和防止剤が固体状物で
直接粉体に被覆するのが困難なものの場合にはアルコー
ル、エーテル等の適切な溶媒中に予め再水和防止剤を溶
解せしめた後被覆せしめるとか、また、液状物の場合に
は直接再水和防止剤中に浸漬せしめるか、あるいは液体
を蒸気化して、粉体表面に被覆せしめる等の種々の方法
が挙げられる。
勿論、これらを組合せて用いてもよい。
再水和防止剤の添加量は骨材の粒径分布、組成、押出成
形及びその後の再水和処理の条件にも左右されるが、通
常再水和性アルミナに対して0.01重量%〜30重量
%の範囲で用いられる。
添加量が0.01重量%より少ない場合には、再水和防
止効果が十分ではなく、押出成形中に発熱硬化し、成形
不能となるので好ましくない。
但し、再水和防止剤が後述の粘結剤を兼ねる場合は添加
量を粘結剤の添加量の上限まで増加することが可能であ
る。
本発明の触媒担体の押出成形に必要に応じて用いられる
粘結剤としては、アルミナ系触媒担体製造時に用いられ
ている公知の粘結剤であれば、特に制限されるものでは
ないが、例えば、ポリビニルアルコール、澱粉、セルロ
ース等が挙げられる。
粘結剤の添加量はホロー状構造体を構成する骨材組成、
粒径、押出成形条件、再水和処理条件にも左右され一義
的に決めることはできないが、通常、骨材に対して30
重量%以下の範囲である。
粘結剤が多いと押出成形体から再水和防止剤今消失せし
める際、成形体に歪みが発生し、寸法安定性が悪く、加
えて強度が低下する原因となる。
再水和防止剤が粘結効果を有するものの場合には、粘結
剤としての不足分のみを加えて使用することも勿論可能
である。
一方粘結剤と再水和防止剤は総量で骨材重量に対して少
なくとも2.5重量%、また非水物質により押出成形用
骨材構成分を混練する場合には、非水物質が粘結剤の効
果を有するものにあっては粘結剤の添加は必要なく、非
水物質が粘結材として作用しない場合には粘結剤を少な
(とも1.5重量%添加使用することが必要である。
以上のごとくして骨材原料、粘結材等を選択調整した後
、再水和防止処理を行なった場合には再水和防止剤を被
覆処理した再水和性アルミナをその他の骨材構成物、粘
結材等とともに水あるいは水含有物質と、また再水和防
止処理を行なわない場合には再水和性アルミナをその他
骨材構成物、粘結材等とともに非水物質と混練して可塑
性坏土となし押出成形に供される。
該る可塑性坏土は押出成形機に供給するに先立ち、予め
骨材と水あるいは水含有物質と、または非水物質と混練
して調整することも、また混練機能を有する押出成形機
を使用する場合には押出成形機内で咳る混練操作を実施
することも当然可能である。
成形に際して加えられる水あるいは非水物質の量はその
機能により必ずしも同一とはならず水の場合には一般に
骨材構成分に対して約20〜70重量%の範囲で、また
非水物質の場合には骨材構成物の粒径分布、組成、押出
成形及びその後の再水和処理の条件によって異なるが、
再水和性アルミナに対して約2〜100重量%の範囲で
用いられる。
ここで使用する水含有物質とは酸、アルカリ、触媒成分
、粘結剤、その他各種添加物を含有させた水溶液を意味
するものであり、他方非水物質としては約100℃以下
で液状を呈するものが適当で、具体的にはメタノール、
エタノール、プロピルアルコール等の炭素数1〜4のア
ルコール、ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素、エチレン
グリコール、グリセリン等の多価アルコール、流動パラ
フィン、大豆油、白絞油、軽油、灯油等のパラフィン類
、カプリル酸、ペラルゴン酸等のカルボン酸類、エチル
シリケート、酢酸メチル等のエステル類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、キュメン等の芳香族炭化水素、ジオ
キサン及びこれらの混合物が挙げられる。
より好ましい非水物質としては混練温度(常温+10℃
)以下で液状を呈するジオキサン、エタノール、プロピ
ルアルコール、エチレングリコール、グリセリン、白絞
油等の非水物質が挙げられる。
なお押出成形に際して離型剤は特に必要とはしないが、
飽和脂肪酸またはその塩類、より具体的にはステアリン
酸、ステアリン酸カルシウム等を混練時添加してもよい
使用量は通常骨材に対して0重量%〜5重量%の範囲で
ある。
この様にして押出成形された成形体は次いで最終製品で
ある触媒担体の耐衝撃強度、機械的強度を高めるために
再水和処理される。
本発明の再水和性アルミナを骨材構成物として成形した
成形体は再水和せしめることにより、十分に実用に供し
うる強度を焼結によるセラミック結合に形成せずに達成
することができる。
再水和処理法としては活性アルミナの製造に常用されて
いる手段を採用すればよ<、一般には再水和するに足る
時間、室温〜150℃、特に好ましくは80〜100℃
の水蒸気中または水蒸気含有ガス中あるいは室温以上の
温度、特に好ましくは80℃以上の水中に保持して再水
和される。
再水和防止剤として上記温度で水に不溶のものを使用し
た場合、例えばポリ塩化ビニルを用いた場合にはアルコ
ール、エーテル、エステル等の溶媒中に浸漬し、被覆層
を破壊、あるいは溶出させることにより押出成形構造体
中に含有される水分で再水和される。
また押出成形時に非水物質を使用し、その水に対する溶
解度が室温で5重量%以上の場合は水和反応に供する水
をアルコール等の親水性溶媒で希釈して水の活量を低下
するか、あるいはスチーム中で再水和せしめる方法が製
品の保形性の点で有効である。
再水和は一般に1分〜1週間行われる。
再水和時間が長いほど、また温度が高いほど成形体の固
結化がすすみ機械的強度の大きな製品が得られるので再
水和温度が高い程再水和時間を短くすることができる。
また、常温、常圧での密閉容器中で放置し長時間で再水
和することも可能である。
この様にして再水和された成形体は次いで自然乾燥、熱
風乾燥、真空乾燥等の公知方法で付着水分を除去せしめ
た後、約100〜1100℃の温度で加熱処理し、前記
成形体中の水分を除去して活性化する。
即ち、焼成時の温度匂配を緩やかにすることにより、例
えば常′a〜300℃までを48時間で焼成し、300
℃以上〜1100℃までを6〜12時間で焼成すること
により行うこともできる。
焼成に際して成形体中に燃焼性物質が混合されている場
合には約250℃以上の温度で加熱処理し、燃焼性物質
を消失させる。
活性化と燃焼性物質の除去を同時に行う場合には、例え
ば燃焼性物質を含む成一体をベット上に置き、燃焼性物
質を燃焼させるに十分な酸素を含有する所定の温度の熱
風または燃焼ガスを通すことによって行うことができる
以上の方法で得た触媒担体は焼成活性化後の結晶相が実
質的にγ−アルミナなどの遷移アルミナで構成され、比
表面積が約5m”/g以上、更には10m”/g以上で
、嵩密度で0.1〜1.2g/cm”細孔容積0.3c
m/g以上、圧縮強度が押出方向で約20kg/cm”
以上さらには30kg/cm”以上の広い比表面積、大
きい細孔容積を有する。
尚、該成形体に更に高い圧縮強度等の機械的強度の付与
を目的とし、約1200〜2000℃での高温焼成によ
りセラミック結合をせしめる事も可能である。
本発明において極めて優れた耐熱性、耐衝撃性を付与せ
しめる目的で成形体構成骨材中に有機ケイ素化合物を混
合するか、あるいは再水和処理前または再水和処理後打
機ケイ素化合物を押出成形体に担持せしめてもよい。
また、本発明によって得られた触媒担体は、活性化後、
12.酸と接触させ、水で洗浄し、次いで乾燥すること
によってマクロポア−容積の大きな高活性な触媒担体を
得ることもできる。
本発明において触媒担体は構成骨材成分中に触媒成分を
混合し、触媒を構成することもできるし、触媒担体へ触
媒成分を含浸あるいはスプレー処理等により担持させる
こともできる。
担持及び/または含有させる触媒成分は一義的ではない
が、Pd、Zr、Zn、Sn、Sb。
T i % Cd s Ca 、、 Cu % Cs、
LtsK、Ce、Mg等の各種金属塩化物或は金属酸化
物が用いられる0代表的にはCuの塩化物及びあるカリ
金属の塩化物の混合物が用いられる。
これら触媒成分の担持量或は担体中への混合量は1〜5
0重量%、好ましくは2〜20重量%の範囲で使用され
る。
尚、押出成形品の所望長さへの切断は押出成形機より押
出成形された末だ触媒担体構成坏土が可塑性を有してい
る時から焼成或は焼結処理を行なう迄のいずれの状態で
実施する事も可能であるが、切断面が押し潰されたり、
湾曲しない、即ち、保形性の点からは押出形品を再水和
反応せしめた後、物性的には押出品の直径方向の耐圧強
度が0.5kg以上を有する成形体となし得た後、切断
する事が好ましい。
このようにして得られた触媒成形体は従来の球状或は塊
状触媒担体或は触媒に比較し、単位容積当りの充填触媒
成形体重量が減少するので触媒担体、更には触媒の使用
量を減少せしめるので極めて経済的であるとともに、単
なる円筒状成形体に比較し反応器単位容積当りの触媒成
形体の外表面積も大幅に増加するので細孔中のガス拡散
が律速である固定床オキシクロリネーシッン反応に対し
て触媒の活性が増大できるとの利点を有する。
本発明に於いて、円筒状成形体の外径は3〜6mm内径
1.5〜4mm、より好ましくは外径4〜5mm、内径
2〜3.5mm、肉厚0゜5〜2.5mmより好ましく
は0.8〜2.0mmである。
外径が6mmを越えると活性、選択性、熱伝導性が低下
し好ましくなく、他方、3mm未満の場合には圧損が高
くなると伴に触媒担体或は触媒の製造コストも高くなり
好ましくない。
また、肉厚が2.5mmを越えると圧損が高く、触媒の
製造コストも高くなる。他方、0゜5mm未満の場合に
は強度が低(、劣化しやすくなるので好ましくない。
触媒の外径(D)と長さ(L)の比(L/D)は2以下
、好ましくは0.5〜1.5である。
L/Dが2以上になると圧損は低下するものの熱伝導が
低下し、異常反応が生起し副反応が増加するので好まし
くない。
本発明に於いて円筒状触媒担体は円筒内部に該円筒内部
の一点を焦点として外壁に向かい放射状に3〜4枚の厚
さ(t)0.5〜2mm好ましくは0.8〜1.5mm
、長さくf) O。
5〜2mm好ましくは1.0〜1.5mm及び隣接する
隔壁との角度(θ)が30°〜150゜好ましくは90
〜120°の隔壁を円筒外壁の長手方向に垂直になる如
く成形し3〜4個の連通小室を円筒内部に構成する事を
必須とする。
該隔壁は円筒状成形体に機械的強度を付与せしめ単なる
円筒状成形体よりも円筒を形成する壁厚を薄くし得ると
伴に、外表面積を増大せしめ得るので、HCfの同一反
応率に於ける反応温度の低下、ならびに所望とする生成
物の選択率を向上せしめる効果を有する。
連通小室を形成する隔壁の厚さが2mmを越える場合に
は燃焼が増加し、一方、0.5mm未満の場合には反応
中の粉化が促進され圧損が増加するので好ましくない。
隔壁の円筒状水平切断面での長さくJ)が2mmより大
の場合は機械的強度が低下し、また0、5mmより小さ
い場合には圧損が大きくなり好ましくない。
また、隣接する隔壁の角度が30℃未満の場合には、圧
損が大きくなり、一方150°を越える場合には機械的
強度が低下するので好ましくない。
これらの隔壁の長さく6)及び隣接する隔壁の角度は圧
損が少ない点から円筒状中心部より円筒外壁に向かう各
々の隔壁が同一長さでかつ同一角度で構成されている事
が好ましい。
本発明に於いて隔壁により構成される小室が3未満の場
合には、円筒外壁に垂直にかかる一方向からの機械的強
度が低くなり好ましくなく、4を越える場合には1個の
孔断面積が小さくなり、閉塞等が生じやすくなるので好
ましくない。
〈発明の効果) 以上、詳述した本発明のオキシクロレネーシッン用触媒
担体または触媒は流体との反応に寄与するを効面積が大
で、熱伝導性、反応効率及び反応の選択性に優れる事は
勿論、高い機械的強度を有するもので、その工業的価値
は頗る大である。
(実施例〉 以下、本発明を実施例及び比較例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1〜4及び比較例1〜14 (オキシクロリネーション用触媒担体及びその触媒の作
製) ギブサイト型アルミナ水和物を燃焼して得られた平均粒
径約6μのρ−アルミナ30重量部含有する活性アルミ
ナ粉末100重量部にステアリン酸2重量部を加え、撞
潰機で2時間混合してアルミナ表面をステアリン酸で被
覆した後、更にメチルセルロース5重量部、水50重量
部を加えて、混練機で30分間混練後、スクリュー型押
出機に供給し、第1〜3表に示す形状の成形体を得た。
次いで、この形状の成形体をスチーム中で2時間再水和
反応せしめた後、100℃/時間の昇温速度で700℃
まで昇温し、更に700tで・1時間焼成した。(押出
成形品の長さ方向の切断は700℃焼成後クリスタルカ
ッターで行なった。) このようにして得られた成形体(触媒担体)に対し浸漬
法により塩化第二銅18重量%、塩化カリ2重量%を担
持しオキシクロリネーシッン用触媒を作製した。
比較例15 実施例−1で用いたと同じ活性アルミナ粉末100重量
部に水50重量部を加えながら皿型造粒機を用い5mm
φの球状に成形した0次いでこの球状体をスチーム中で
2日間再水和処理した後乾燥し、引き続き100℃/時
間の昇温速度で450℃まで昇温した。このようにして
得られた球状活性アルミナ成形体は比表面積240cm
”/g、全細孔容積0.24Cm’/ε、見掛比重Q、
9g/cm’であった。
このようにして得られた球状活性アルミナ成形体に対し
、浸漬法により塩化第二銅18重量%、塩化カリ2重量
%を担持し比較試験用オキシクロリネーション用触媒を
作製した。
(オキシクロリネーション反応) 熱媒体〔ネオSKオイル#170(商標)総研化学■製
〕による外套冷却機能、反応槽内部の温度測定用管及び
反応槽入口および出口に圧力計を有する内径254mm
、長さ2700mmのニッケル型反応槽に先に作製準備
した触媒645mm!を充填し、次いで該触媒の上部よ
り該触媒を4〜5mm径の球状α−アルミナ60容量%
で混合希釈した希釈触媒645mmを充填した。
このようにして準備した反応槽上部より塩化水素12モ
ル/ Hr 、エチレン10モル/ Hr 。
空気26.5モル/Hrの混合流を連続的に供給した0
反応ガスは反応槽下部より反応槽外に導出し、5℃、−
35℃の二段に冷却して反応生成物を凝縮させ、a種物
と不凝縮ガスをガスクロマトグラフにより常法で分析し
た。
反応槽の出口圧は常圧に保持し、また反応温度は供給塩
化水素の反応率が99%になるよう熱媒体温度を調整し
つつ実験を行なった。この時の実験結果を第1〜3表に
示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のオキシクロリネーション用触媒担体の
うち、3個の連通小室を有する概略図を示すものである

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外径(D)3〜6mm、内径(d)1.5〜4m
    m、長さ(L)3〜6mmの円筒状内部に、該円筒内部
    の一点を基点として外壁に向かい放射状に3〜4枚の厚
    さ(t)0.5〜2mm、長さ(l)0.5〜2mm、
    及び隣接する隔壁との角度(θ)30°〜150°の隔
    壁を円筒外壁の長手方向に垂直になる如く形成し3〜4
    個の連通小室を円筒内に構成してなるオキシクロリネー
    ション用触媒担体及び触媒。
  2. (2)押出成形方法により製造する事を特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のオキシクロリネーション用触媒
    担体及び触媒。
JP61228964A 1986-09-26 1986-09-26 オキシクロリネ−シヨン用触媒担体及び触媒 Pending JPS6384638A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02187150A (ja) * 1988-11-17 1990-07-23 Wacker Chemie Gmbh 塩素化炭化水素を製造するための触媒
JP2004074152A (ja) * 2002-07-31 2004-03-11 Evc Technology Ag 選択的発熱反応のための触媒のキャリアとして好適な中空ペレット
JP2014117673A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Tosoh Corp オキシ塩素化触媒およびそれを用いた1,2−ジクロロエタンの製造方法
JP2016117014A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 住友化学株式会社 触媒の充填方法
JP2017154051A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 株式会社カネカ エチレンのオキシ塩素化による1,2−ジクロロエタンの合成に用いる触媒

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