JPS6058186B2 - 押出成形方法による高強度炭素質系構造体の製造方法 - Google Patents

押出成形方法による高強度炭素質系構造体の製造方法

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JPS6058186B2
JPS6058186B2 JP54034568A JP3456879A JPS6058186B2 JP S6058186 B2 JPS6058186 B2 JP S6058186B2 JP 54034568 A JP54034568 A JP 54034568A JP 3456879 A JP3456879 A JP 3456879A JP S6058186 B2 JPS6058186 B2 JP S6058186B2
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alumina
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Sumitomo Aluminum Smelting Co
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は押出成形法による高強度炭素質系構造体の製造
方法に関する。
更に詳細には、再水和性アルミナの再水和反応を利用し
た炭素質系構造体の製造方法に関するものてある。炭素
、特に活性炭は多孔質で空隙率および内部 hrll
セフいは触媒担体として、粉末状、粒状形態などで広く
利用されている。
しかし、該形状の活性炭は通気、通水抵抗が高く、使用
時に於て処理量が限定されるか、あるいは能力の大きい
ファン、ポンプ等が必要とされる。
したがつて、通気あるいは通水抵抗の低い各種形状の活
性炭、例えば繊維状、パイプ状、コルゲート状、ハニカ
ム状の活性炭が開発されているが、これら活性炭は量産
性に劣り高価であるか、あるいは強度が低く、その使用
範囲か限定される等の欠点を有している。一方、強度付
与の目的で担体として焼結セラミック質材料を用い表面
に活性炭層をコーティングするハニカム状活性炭も開発
されているがこの方法ではハニカム構造体の薄壁表面に
対する活性炭の付着力が極めて弱く、従つて使用中に活
性炭の被覆層が剥離し、耐久性に極めて乏しいという欠
点を有している。
加えて、該方法は一度成形し高温で焼成することにより
セラミック結合を形成さ・せて作成したセラミック構造
体を、活性炭原料になるグリコース、糖蜜、砂糖など炭
素分の多い物質の水溶液中に浸漬し、担体内部まてしみ
こませて、これを300℃前後の温度で炭化、さらにそ
の後750゜C程度の温度下で水蒸気賦活を行なう等の
・多くの工程を必要とするため必然的にコストが高くな
り、経済的問題も有している。かかる状況を鑑み、本発
明者らは多孔質で空隙率および内部表面積が大であると
いう活性炭本来の特性を失なうことなく簡単で経済的な
高強度炭素質系構造体を得るべく鋭意研究した結果、再
水和性アルミナの再水和反応を利用することにより、上
記条件をすべて満足し得る炭素質系構造体が得られるこ
とを見出し本発明を完成するに至つた。
すなわち本発明は押出成形方法による炭素質系構造体を
製造するにおいて、(1)炭素材または炭素化可能な物
質の少なくとも・1種と、再水和防止剤で被覆された再
水和可能なアルミナを含有する再水和性アルミナに、水
および/又は水含有物質、必要に応じて上記物質以外の
炭素質系構造体構成物質、粘結剤を混合、混練し、可塑
性組成物となし、(9)該組成物を任意の外形を有する
ソリッド状あるいは少なくとも1個以上のセル数を有す
る構造体を形成し得る押出形機を用いて炭素質系構造体
に成形し、(Iii)次いで該成形炭素質系構造体を再
水和せしめた後、必要に応じて乾燥し、(Iv)非酸化
性雰囲気下にて焼成することを特徴とする押出成形方法
による高強度炭素質系構造体の製造方法を提供するにあ
る。
以下、本発明方法を詳細に説明する。
本発明において用いる炭素材または炭素化可能な物質と
は石炭、石炭コークス、石油コークス、ピッチ、天然又
は人造黒鉛等の鉱物系原料粉、木材、木炭、果実殼、バ
ルブ等の植物系原料粉、これら物質を活性炭化したもの
、あるいはこれらの.使用後の再生品等が挙げられ、又
強度を高めるために炭素繊維を用いることもできる。
他方、炭素材または炭素化可能な物質と混合混練して用
いる再水和性アルミナとはアルミナ水和物を熱分解した
α−アルミナ以外の遷移アルミナ、例えばρ−アルミナ
及び無定形アルミナ等、工業的には例えばバイアー工程
から得られるアルミナ三水和物等のアルミナ水和物を約
400〜1200℃の熱ガスに通常数分の1〜1@間接
触させたり、あるいはアルミナ水和物を減圧下で約25
0〜−900℃に通常1分〜4時間加熱保持することに
より得ることができる約0.5〜15重量%の灼熱減量
を有するもの等の再水和可能なアルミナを含有するもの
てある。
本発明に於いて用いる再水和性アルミナを物性面から見
ればX線回折によりρ−アルミナおよび/又は無定形ア
ルミナなどの再水和可能なアルミナが2唾量以上、好ま
しくは3喧量%以上存在するものであればよい。
炭素質系構造体中の再水和性アルミナの含有量は10〜
95重量%、好ましくは30〜7喧量%である。
再水和性アルミナが1呼量%より少ない場合にノは、強
度を満足し得る構造体を得ることができず、一方95重
量%を越える場合には炭素材の吸着能、触媒能が十分に
発揮されない。
また本発明の目的とする諸物性を損なわない範囲で炭素
材または炭素化可能な物質および再水和・性アルミナ以
外の骨材を用いることができる。
これら骨材としては当触媒担体の分野に於いて用いられ
ている骨材であれば、特に限定されるものではないが、
α−アルミナ、シリカ、アルミナ水和物、粘土、タルク
、ベントナイト、ケイソウ”土、ゼオライト、コーデイ
エライト、スポジユメン、チタニア、ジルコニア、シリ
カゾル、アルミナゾル、ムライト等が挙げられ、骨材組
成物中約85重量%未満、好ましくは7鍾量%未満、よ
り好ましくは4唾量%未満の範囲で用いられる。更に必
要に応じて有機質結晶セルロースおよび合成樹脂等の添
加、強度増加のためのシリカ繊維、アルミナ繊維等の無
機質繊維の添加、担体成形後の触媒成分の担持工程を省
略する目的で、あるいは触媒能強化の目的で触媒成分の
添加を行なつてもよく、該添加量の範囲は無機物は骨材
の範鴫に入れ、有機物は目的とする成形体の用途に応じ
て調整すればよい。本発明の実施において再水和可能な
アルミナを含有する再水和性アルミナは水あるいは水含
有物質と接触せしめる前に、再水和防止剤で部分的にあ
るいは完全に被覆せしめる。
これは、骨材構成物中の再水和可能なアルミナが押出機
中て再水和反応を生起し、硬化して成形不可能となるの
を防止するためであり、かかる再水和防止剤としては、
押出成形時、水と再水和可能なアルミナが再水和反応を
生起し、成形不可能となるのを防止しうるものであれば
よく、具体的には常温で固体状の有機物の場合常温にお
ける水への溶解度が約2唾量%以下のもの、好ましくは
約1鍾量%以下のものが挙げられる。
又、常温で液体状の有機物の場合常温における水に対す
る相互溶解度が高々50%以下のもの、好ましくは25
%以下のものが挙げられる。より具体的には、力フロン
酸、パルミチン酸オレイン酸、グリコール酸、力フリル
酸、ステアリン酸、サルチル酸、トリメチル酢酸、ラウ
リル酸、セロチン酸、桂皮酸、マロン酸、ミリスチン酸
、セバシン酸、安息香酸、無水マレイン酸、ロウ等の脂
肪酸及びその塩類、又はこれらのスルホン酸、リン酸置
換体、t−ブチルアルコール、ラウリルアルコール、セ
チルアルコール、ステアリルアルコール、シクロヘキサ
ノール、メントール、コレステリン、ナフトール等のア
ルコール、ラウリルアミン、テトラメチレンジアミン、
ジエタノールアミン、ジフェニルアミン等のアミン、n
−ヘプタデカン、n−オクタデカン、n−ノナデカン、
n−エイコサン等のアルカン、ナフタリン、ジフェニル
、アントラセン等の芳香族化合物、澱粉、力ティン、セ
ルロース、及びその誘導体、アルギン酸塩等の天然高分
子化合物、ポリエチレン、ポリビニルアルコール、ポリ
塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリアクリル酸ソーダ、
ポリブタジエン、イソプレンゴム、ウレタン樹脂等の合
成高分子化合物、流動パラフィン、大豆油、白紋油、軽
油、灯油等のパラフィン類、力フリル酸、ペラルゴン酸
等のカルボン酸類、ベンゼン、トルエン、キシレン、キ
ユメン等の芳香族炭化水素が挙げられる。
これら再水和防止剤は、再水和可能なアルミナ表面を部
分的あるいは完全に被覆せしめ得る割合て添加混合する
が、被覆方法としては直接粉体に添加混合、あるいは混
練し被覆せしめる方法、あるいは再水和防止剤が固体状
物て直接粉体に被覆するのが困難なものの場合にはアル
コール、エーテル等の適切な溶媒中に予め再水和防止剤
を溶解せしめた後被覆せしめるとか、また、液状物の場
合には直接再水和防止剤中に浸漬せしめるか、あるいは
液体を蒸気化して粉体表面に被覆せしめる等の種々の方
法が挙げられる。
勿論、これらを組合せて用いてもよい。再水和防止剤の
添加量は骨材の粒径分布、組成、押出成形及びその後の
再水和処理の条件にも左右されるが、通常再水和性アル
ミナに対して0.01重量%〜3鍾量%の範囲で用いら
れる。
本発明の炭素質系構造体の押出成形に用いることのある
粘結剤としては、アルミナ系触媒担体製造時に用いられ
ている公知の粘結剤であれぱ、特に制限されるものでは
ないが、例えば、ポリビニルアルコール、澱粉、セルロ
ース等が挙げられる。該る粘結剤の添加量は炭素質系構
造体を構成する骨材組成、粒径、押出成形条件、再水和
処理条件にも左右され一義的に決めることはできないが
、通常、骨材に対して0重量%〜3鍾量%の範囲で行な
われる。粘結剤の添加量が3唾量%を越える場合には、
炭素質系構造体中の再水和防止剤の消失時に構造体の歪
みが発生したり、強度が低下するので好ましくない。再
水和防止剤か粘結効果を有するものの場合には粘結剤と
しての不足分のみを加えて使用することも勿論可能であ
る。
本発明の実施に際し、再水和防止剤は再水和性アルミナ
と混合し、次いで再水和性アルミナ以外の炭素質系構造
体構成骨材及ひ粘結剤と混合することが、少量の再水和
防止剤で再水和防止効果を得る点でより好ましいが、全
骨材に対し、再水和防止剤を添加混合して行なうことも
可能である。
上記再水和防止剤で処理した炭素質系成形体構成骨材は
次いで押出成形により目的とする成形体に成形されるが
、骨材は押出成形機に供給される前に予め水あるいは水
含有物質等と混練し可塑性組成物とするか、あるいは混
練機能を押出成形機内に有する場合には押出成形機内で
骨材と水あるいは水含有物質等と混練し可塑性組成物と
し押出し成形すればよい。成形に際し加えられる水の量
は炭素質系成形体構成骨材に対し一般に約20〜7喧量
%の範囲で用いられる。
本発明において水含有物質とは酸、アルカl八触媒成分
、粘結剤、その他各種添加物を含有させた水溶液を意味
するものである。
本発明において用いられる押出成形機はソリッド状ある
いはバイブ、マルチセル構造体のごときホロー状など常
用の形状を構成せしめ得る成形機であれば、その機構を
特に限定するものではないが、例えばマルチセル構造体
の成形機としては米国特許第3559252号、特公昭
51−123鏝公報、特開昭48−55960号公報等
に記載されたダイス形状のものが挙げられる。
又成形体の各コア中を通過する処理ガス等との接触時間
を改良する目的でコアを形成する薄壁部に各コア中心部
に向つて延びるフィンを取付けた成形体(例えば特開昭
50−127886号公報)、成形体の乾燥、焼成時に
成形体構成物質の膨張、収縮による割れ、歪み等を防止
する目的で押出方法において少なくとも一方向の薄壁が
曲げられて構成されている成形体(例えば特開昭51−
565号公報)、更に成形体の外周を構成する薄壁をカ
ラーリングの取付け、あるいはダイス構造により肉厚の
外周を形成せしめ衝撃強度を向上せしめうる機能を有す
る押出成形機等が挙げられる。成形体はソリッド状、バ
イブ状、マルチセル構造のいずれでも良い。
成形体の外形およびコア形状は正方形、短形、三角形、
六角形および円形等の幾何学的形状のいずれでも良く、
又コアを形成するセルの厚さ、及びマルチセル構造体の
長さ、コア断面積及びマルチセル構造体のコア形成面(
外形)の全断面積は用途に応じ任意に決定すればよい。
本発明において押出成形なる語を用いたが、本発明の特
徴は再水和可能なアルミナが混練時及び押出時に機器内
て硬化することを防止する思想に立脚したものであり、
当然この思想が活用し得る射出成形、トランスファー成
形等も本明細書中で述べる押出成形方法の範噴にある。
この様にして押出成形した炭素質系構造体は次いて炭素
質系構造体自体の耐衝撃強度、機械的強度を高めるため
に再水和するに足る時間、室温〜150℃、特に好まし
くは80〜100℃の水蒸気中または水蒸気含有ガス中
あるいは室温以上の温度、特に好ましくは80℃以上の
水中に保持して再水和される。再水和は一般に1分〜1
週間行われる。再水和時間が長いほど、また温度が高い
ほど炭素質−系構造体の固結化がすすみ機械的強度の大
きな製品が得られるのて再水和温度が高い再水和時間を
短かくすることができる。又、常温、常圧での密閉容器
中て放置し長時間て再水和することも可能である。この
様にして再水和された炭素質系構造体は次いで自然乾燥
、熱風乾燥、真空乾燥等の公知方法で付着水分を除去せ
しめた後、非酸化性雰囲気下で約300〜1000℃の
温度で加熱処理し、炭素質系構造体中の水分を除去して
活性化する。
上述において、非酸化性雰囲気とは窒素、アルゴン等の
不活性ガス、窒素と水素の混合ガス、アンモニア分解ガ
ス等の還元性雰囲気、炭素粉中の還元性雰囲気等が挙げ
られる。
また、吸着性など高比表面積を必要とする用途に対して
は、原料骨材混合時に塩化亜鉛、硫化カリウム、リン酸
等の賦活能力のある薬品を予め混合し、非酸化性雰囲気
下て炭化、賦活するとか構”造体を炭化した後、更に8
00〜1000℃の高温で水蒸気、炭酸ガス等により賦
活することも勿論可能である。
尚予め炭素材として活性炭を用いる場合には、本賦活処
理は必須ではない。以上、詳述した如く本発明者らは極
めて簡単な方法で従来の炭素および活性炭の多孔質で空
隙率および内部表面積が大であるという特性を失なうこ
となく、圧縮強度等の機械的強度も優れた炭素質系構造
体を得る方法を見出したものであり、その工業的価値は
頗る大なるものである。
以下、本発明方法を実施例により更に詳細に説明するが
、本発明は以下の実施例により限定されるものではない
実施例1 平均粒子径3pのヤシ殻活性炭粉5唾量部にあらかじめ
ステアリン酸1重量部で表面被覆させた平均粒径6μの
ρ−アルミナ3唾量%含有の活性アルミナ5踵量部を加
え、さらにメチルセルロース5重量部、水4鍾量部を加
え、混練機で3紛間混練後、スクリュー型押出機に供給
し、壁厚0.4順で一辺2w1nの正方形のコアユニッ
トを有する断面100mx100TnJnて長さ15『
のマルチセル構造体を成形した。
次いで、このマルチセル構造体を80℃の熱水中にて3
時間再水和反応を行なわせた後窒素ガス中で100℃/
時間の昇温速度て600℃まで昇温し、更に600℃で
1時間焼成した。
この様にして得られたマルチセル構造体は圧縮強度80
kt/C7lfl比表面積650cIt/fであつた。
実施例2平均粒径5pの石油コークス5喧量部、平均粒
径10pの石油ピッチ2唾量部に実施例1と同じ再水和
防止処理した同じ活性アルミナ3喧量部を加え、更にポ
リビニールアルコール4重量部、水50重量部を加え混
練機て3紛間混練後、スクリュー型押出成形機に供給し
、外径30Tfgn)内径20−m!l)長さ20Tf
gf1のチューブ状構造体を成形した。
次いで、このチューブ状構造体をスチーム中で5時間再
水和反応を行なわせた後、実施例1と同じ条件で焼成し
、更に水蒸気を通した窒素ガス中で900℃に加熱し1
紛間水蒸気賦活を行い活性炭化した。
この様にして得られたチューブ状構造体は圧縮強度20
k9/c♯f(直径方向)、比表面積400ゴ/yであ
つた。
実施例3 平均粒径約8μの石炭粉末川重量部に実施例1と同じ再
水和防止処理した同じ活性アルミナ粉末印重量部、平均
粒径5μのムライト粉末1腫量部を加え、更に澱粉5重
量部、水35重量部を加え混練機で3吟間混練後スクリ
ュー型押出成形機に供給し、実施例1と同じマルチセル
構造体に成形した。
次いで、このマルチセル構造体をスチーム中で5時間再
水和反応を行なわせた後、炭素粉中100℃/時間の昇
温速度で800℃まで昇温し、さらに800℃で1時間
焼成した。
その後、水蒸気を通した窒素ガス中て900℃に加熱し
ル分間水蒸気賦活を行ない活性炭化した。この様にして
得られた炭素質系構造体は圧縮強度70k9/cイ、比
表面積470ゴ/yであつた。
比較例1 平均粒径3μのヤシ殻活性炭粉1卯重量部にメチルセル
ロース8重量部、水6腫量部を加え混練機で3吟間混練
後、スクリュー型押出成形機に供給し、実施例1と同じ
マルチセル構造体を成形した。
次いで、このマルチセル構造体を温風乾燥後、窒素ガス
中にてl卯℃/時間の昇温速度で600℃まで昇温し、
更に600℃で1時間焼成した。
この様にして得られたマルチセル構造体は圧縮強度10
k9/Clt、比表面積1100イ/gであつた。
比較例2 平均粒径3μのヤシ殻活性炭粉印重量部に平均粒径8μ
のα−アルミナ5腫量部を加え、さらにメチルセルロー
ス4.5重量部、水35部を加え混練機で3紛間混練後
、スクリュー型押出成形機に供給し、実施例1と同じマ
ルチセル構造体を成形した。
次いでこのマルチセル構造体を比較例1と同じ条件で焼
成した。この様にして得られたマルチセル構造体は圧縮
強度15k9/Cfi)比表面積600w1/yであつ
た。比較例3 平均粒径5μの石油コークス7腫量部、平均粒径10p
の石油ピッチ25重量部に実施例1と同じ再水和防止処
理した同じ活性アルミナ5重量部を加え、さらにポリビ
ニルアルコール6重量部、水55重量部を加え混練機で
3紛間混練後スクリュー型押出成形機に供給し実施例2
と同じチューブ状構造体を成形した。
次いでこのチューブ状構造体を実施例2と同じ条件て再
水和処理焼成及び水蒸気賦活を行なつた。この様にして
得られたチューブ状構造体は圧縮強度3k9/Clt(
直径方向)、比表面積430rr1/yであつた。
比較例4 実施例1と同じヤシ殻活性炭粉印重量部に再水和防止剤
で被覆していない実施例1と同じ活性アルミナ印重量部
を加え実施例1と同じ方法て押出成形を行なつたが、成
形機内で発熱固化し押出し不能であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 押出成形方法により炭素質系構造体を製造するにお
    いて、(i)炭素材または炭素化可能な物質の少なくと
    も1種と、再水和防止剤で被覆された再水和可能なアル
    ミナを含有する再水和性アルミナに水および/又は水含
    有物質、必要に応じて上記物質以外の炭素質茶構造体構
    成物質、粘結剤を混合、混練し、可塑性組成物となし、
    (ii)該組成物を任意の外形を有するソリッド状ある
    いは少なくとも1個以上のセル数を有する構造体を形成
    し得る押出成形機を用いて炭素質系構造体に成形し、(
    iii)次いで該成形炭素質系構造体を再水和せしめた
    後、必要に応じて乾燥し、(iv)非酸化性雰囲気下し
    て焼成することを特徴とする押出成形方法による高強度
    炭素質系構造体の製造方法。
JP54034568A 1979-03-23 1979-03-23 押出成形方法による高強度炭素質系構造体の製造方法 Expired JPS6058186B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62180492U (ja) * 1986-05-08 1987-11-16
JPS63166293U (ja) * 1987-04-17 1988-10-28

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JPS62180492U (ja) * 1986-05-08 1987-11-16
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