JPS638365Y2 - - Google Patents

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JPS638365Y2
JPS638365Y2 JP17208382U JP17208382U JPS638365Y2 JP S638365 Y2 JPS638365 Y2 JP S638365Y2 JP 17208382 U JP17208382 U JP 17208382U JP 17208382 U JP17208382 U JP 17208382U JP S638365 Y2 JPS638365 Y2 JP S638365Y2
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JP
Japan
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hook
lid
front cover
hole
cover
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JP17208382U
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JPS5975207U (ja
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Publication of JPS5975207U publication Critical patent/JPS5975207U/ja
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Publication of JPS638365Y2 publication Critical patent/JPS638365Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の分野 本考案は電子ジヤー等容器の蓋開閉装置、とく
に蓋体の前部に設けられるフツク機構と蓋体との
取付構造に関するものである。
従来技術とその問題点 従来、電子ジヤー等容器において、蓋体は後部
のヒンジ機構と前部のフツク機構とにより、容器
本体に対して開閉自在に設けられている。上記蓋
体は、第1図に示すごとく金属製表蓋60と樹脂
製裏蓋61とを強製嵌合することにより一体化さ
れており、一方フツク機構は容器本体62の爪部
63と係脱するフツクレバー64と、このフツク
レバーを回動自在に軸支するフツク受台65と、
フツクレバーを上記爪部と常時係合する方向に付
勢するスプリング66とを備えている。そして、
上記フツク機構は、ネジ67をフツク受台65と
表蓋60とを介して表蓋の裏面に配した補強板6
8のネジ孔に螺着することにより、表蓋60の表
面に固定されている。
ところが、上記の構造の場合には、バーリング
加工等にてネジ孔を設けた補強板68が必要とな
るため、部品点数および加工工数が増加し、製造
コストが嵩む欠点があつた。また、表蓋60と裏
蓋61とが強制嵌合にて一体化されているため、
蓋体を修理する必要が生じたとき表蓋60と裏蓋
61とを簡単に取外すことができないばかりか、
取外したときに表蓋60が変形したり裏蓋61が
欠けたりして、再度組立てることができなくなる
欠点があつた。
そこで、裏蓋から一体にボス部を突設し、ネジ
をフツク受台と表蓋とを介して上記ボス部に螺着
することにより、補強板を排除し、かつフツク機
構の固定および表蓋と裏蓋との一体化を同時に行
なうようにしたものが考えられる。ところが、フ
ツク受台には蓋体を急激に閉じたときにフツクレ
バーを介して過大な衝撃力が作用するため、上記
ネジ止め箇所に荷重が集中し、ネジの変形や脱落
あるいはボス部の破損をきたすおそれがある。
考案の目的 本考案はかかる従来の問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は、補強板を排除し、かつフツ
ク機構の固定および表蓋と裏蓋との一体化を同時
に行なうようにするとともに、フツク機構に過大
な衝撃力が作用しても、フツク機構の固定部の破
損や変形を防止できる容器の蓋開閉装置を提供す
ることにある。
考案の構成 上記目的を達成するために、本考案は、フツク
受具の突部を表蓋の前面部に設けた孔に嵌合した
状態で、フツク受具を固定したフツクベースを表
蓋を介して裏蓋にネジ止め固定するようにしたも
のである。
実施例の説明 以下、本考案の一実施例を添付図面にしたがつ
て説明する。
第2図は本考案にかかる容器の一例である大型
電子ジヤーを示し、1は内部に内容器2を収容し
た容器本体、10は蓋体で、この蓋体は後部ヒン
ジ機構19と前部フツク機構29とにより容器本
体1の上端開口に開閉自在に設けられている。
蓋体10は金属製表蓋11と樹脂製裏蓋12と
の間に断熱材18を装填したもので、裏蓋12に
は上記ヒンジ機構19とフツク機構29とに対応
する箇所に逆凹字形の凹所13,14が設けら
れ、この凹所の裏面には表蓋11の裏面に達する
ボス部15,16,17が一体に突設されてい
る。
上記ヒンジ機構19は、表蓋11の表面に配置
されたヒンジ本体20とヒンジカバー22とを備
え、内部に通電表示用パイロツトランプ24が収
容されている。このパイロツトランプ24は、第
3図に示すごとくヒンジ本体20に一体に形成し
た保持部21にて保持されるとともに、ヒンジカ
バー22に嵌合した透明なランプカバー25を介
して点灯しているか否かを外部に表示するように
なつている。上記ランプカバー25の外周部上面
には全周に凹溝25aが形成されており、この凹
溝上面にヒンジカバー22の窓孔23周部に設け
た下向きの凸部23aを当接させることにより、
上記窓孔23から浸入しようとする水をせき止め
るようになつている。上記ヒンジ機構19は支軸
26により容器本体1の外側に固定したヒンジ支
持体3に枢着される一方、ネジ27,28をヒン
ジ本体20および表蓋11を貫通して裏蓋12の
ボス部15,16に螺着することにより、蓋体1
0に固定されている。
また、フツク機構29は、第4図、第5図に示
すごとく表蓋11の表面に配置されたフツクベー
ス30と、フツクベース30の上面を被覆するフ
ツクカバー31と、フツクベース30に固定され
た金属製フツク受具32と、フツク受具32に回
動自在に軸支されたフツクレバー37と、フツク
レバー37を第4図左回り方向に付勢するスプリ
ング43とを備えている。
上記フツク受具32は第5図のように略形状
に折曲されており、上面部にネジ孔33を有する
と共に、両側部に軸支孔34と係止孔35と突部
36とを有している。この突部36は表蓋11の
前面部に形成した孔11aに嵌合し、位置決めさ
れるようになつている。フツクレバー37は、下
端部に容器本体1の外側に固定されたフツク支持
体4の爪部5と係脱する係合片38を有してお
り、上端部両側には外方へ折曲された嵌合爪39
と内方へ折曲されかつ軸支孔40aを有する腕片
40とが形成され、上端部中央には上下に2個の
円孔41,42が形成されている。また、スプリ
ング43は一端に上記フツク受具32の係止孔3
5に嵌入する折曲部44を有し、中央に巻回部4
5を有すると共に、他端部にフツクレバー37と
圧接するコ字状圧接部46を有している。47は
フツクつまみで、その内側部には中央にネジ孔4
8と突起49とを有し、その両側部には上記フツ
クレバー37の嵌合爪39が嵌合する嵌合孔50
と抜止片51とが形成されている。
上記構成のフツク機構において、スプリング4
3の折曲部44をフツク受具32の係止孔35に
内側より嵌入し、スプリング43の巻回部45を
フツク受具32の軸支孔34とフツクレバー37
の軸支孔40aとに合致させた状態で、側方より
支軸52を挿通することにより、フツク受具32
とフツクレバー37とスプリング43とを仮止め
する。そして、フツクレバー37の下方の円孔4
2と嵌合爪39とをそれぞれフツクつまみ47の
突起49と嵌合孔50とに嵌合させることによ
り、フツクレバー37とフツクつまみ47とを位
置決めした後、ネジ53を上方の円孔41を介し
てネジ孔48に螺着することにより、フツク機構
29は一体に組立てられる。上記のごとく組立て
た状態で、支軸52はその両端がフツクつまみ4
7の抜止片51で抜け止めされると共に、スプリ
ング43の圧接部46がフツクレバー37の側面
に圧接する。
上記フツク機構29は、フツクベース30の下
面にフツク受具32の上面を当接させた状態でネ
ジ54(第4図参照)をフツクベース30を介し
てフツク受具32のネジ孔33に螺着することに
より、フツクベース30に固定される。そして、
このフツクベース30は、上記フツク受具32の
突部36を表蓋11の前面部に形成した孔11a
に嵌入した状態で、ネジ55をフツクベース30
および表蓋11を貫通して裏蓋12のボス部17
に螺着することにより、蓋体10に固定される。
上記フツクベース30を固定した後、フツクカバ
ー31がフツクベース30に係合固定される。
上記フツクレバー37と係脱する爪部5を有す
るフツク支持体4は容器本体1にネジ止め固定さ
れるが、このときフツク支持体4を容器本体1に
対して仮止めしておくと、ネジ止め作業が容易に
なる。そこで、第6図〜第9図のようにフツク支
持体4のネジ挿通孔6の内面に切欠6aを設ける
一方、容器本体1の開口部に固定された肩体7の
ネジ座8上面に小突起8aを設け、この小突起8
aにフツク支持体4の切欠6aを係合させること
により、第10図に示すごとく仮止めすることが
できる。この後、上記ネジ挿通孔6を介してネジ
座8の孔8bに皿ネジ9を螺着することにより、
肩体7とヒンジ支持体4とが固定される。なお、
皿ネジ9を螺着すると、上記切欠6aと小突起8
aは皿ネジ9の頭部で覆われ、外部に露出するこ
とがない。
考案の効果 以上のように、本考案は、フツクベースに固定
されたフツク受具の突部を表蓋の孔に嵌入した状
態で、フツクベースを表蓋を介して裏蓋に螺着す
るようにしたので、補強板を排除でき、フツク機
構の固定および表蓋と裏蓋との一体化を同時に行
なうことができることは勿論、蓋体を急激に閉じ
たときにフツクレバーを介してフツクベースにか
かる過大な衝撃力を、金属材料からなるフツク受
具の突部と表蓋の孔との嵌合により受けることが
でき、フツクベースが破損したりネジ止め箇所が
損傷する危険性がなく、安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の容器のフツク機構部分の断面
図、第2図以下は本考案を示し、第2図は本考案
にかかる容器の一部断面正面図、第3図は第2図
の部分の拡大図、第4図は第2図のフツク機構
部分の拡大断面図、第5図はフツク機構の要部分
解斜視図、第6図はフツク支持体の一部平面図、
第7図は第6図の−線断面図、第8図は肩体
の一部平面図、第9図は第8図の−線断面
図、第10図はヒンジ支持体と肩体との取付部の
拡大断面図である。 1…容器本体、5…爪部、10…蓋体、11…
表蓋、11a…孔、12…裏蓋、15,16,1
7…ボス部、19…ヒンジ機構、29…フツク機
構、30…フツクベース、31…フツクカバー、
32…フツク受具、36…突部、37…フツクレ
バー、43…スプリング、55…ネジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製表蓋と樹脂製裏蓋とからなる蓋体を、後
    部ヒンジ機構と前部フツク機構とにより容器本体
    に対して開閉自在に設けた容器において、上記フ
    ツク機構は、容器本体の爪部と係脱するフツクレ
    バーと、このフツクレバーを回動自在に軸支する
    金属製フツク受具と、フツクレバーを上記爪部と
    常時係合する方向に付勢するスプリングと、上記
    フツク受具を固定したフツクベースとを有し、上
    記フツク受具に表蓋の前面部に設けた孔に嵌合す
    る突部を一体に形成すると共に、該突部を表蓋の
    孔に嵌合した状態でフツクベースを表蓋を介して
    裏蓋にネジ止め固定したことを特徴とする容器の
    蓋開閉装置。
JP17208382U 1982-11-12 1982-11-12 容器の蓋開閉装置 Granted JPS5975207U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17208382U JPS5975207U (ja) 1982-11-12 1982-11-12 容器の蓋開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17208382U JPS5975207U (ja) 1982-11-12 1982-11-12 容器の蓋開閉装置

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Publication Number Publication Date
JPS5975207U JPS5975207U (ja) 1984-05-22
JPS638365Y2 true JPS638365Y2 (ja) 1988-03-14

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ID=30375204

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JP17208382U Granted JPS5975207U (ja) 1982-11-12 1982-11-12 容器の蓋開閉装置

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JPS5975207U (ja) 1984-05-22

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