JPS6383152A - 低誘電率熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

低誘電率熱硬化性樹脂組成物

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JPS6383152A
JPS6383152A JP22833986A JP22833986A JPS6383152A JP S6383152 A JPS6383152 A JP S6383152A JP 22833986 A JP22833986 A JP 22833986A JP 22833986 A JP22833986 A JP 22833986A JP S6383152 A JPS6383152 A JP S6383152A
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JP
Japan
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butadiene
weight
parts
copolymer
low dielectric
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Application number
JP22833986A
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English (en)
Inventor
Morio Take
杜夫 岳
Hidenori Kanehara
秀憲 金原
Masakazu Mogi
茂木 雅一
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、低誘電率、低誘電正接の接着性に優れた高耐
熱性の熱硬化性樹脂組成物に関するものであり、積層板
、金属箔張稍層板、成形材料、接着剤、塗料等に好適に
使用さるものである。
〔従来の技術およびその問題点〕
熱硬化性のポリブタジェン樹脂−1,2−ポリブタジェ
ン樹脂は、低誘電率であるが、接着性に劣り、硬化物の
耐熱性も不十分である。又、多官能性シアン酸エステル
樹脂は高耐熱性で高接着性であるが、1.2〜ポリブタ
ジエン樹脂に比較して誘電率が高い。更に、両者はそれ
ぞれメチルエチルケトンやトリクロロエタンに溶解する
が、両者をこれらに同時に溶解したものは相分離するも
のであり、溶媒を用いずに溶融混合した場合にも均質な
混合物を得ることが出来ない。
ポリフェニレンエーテル樹脂は、比較的低誘電率の熱可
塑性樹脂であり、該樹脂と多官能性シアン酸エステル樹
脂類、更にこれにその他の樹脂を配合し、ラジカル重合
開始剤を添加し予備反応させてなる硬化可能な樹脂組成
物(特開昭57(85350号)が知られているが、誘
電率の低下は不十分であった。
又、ポリフェニレンエーテル樹脂100重量部に対して
1.2−ポリブタジェン樹脂5〜20重量部、架橋性モ
ノマー5〜10重量部及びラジカル架橋剤を混合した組
成物(特開昭61−83224号他)が公知であるが、
分子量数千の1.2−ポリブタジェン樹脂を使用する場
合には、組成物から溶媒を除いた場合にも樹脂表面にr
ベタツキ」が残り、特に20重量部より多量に混合すま
とこのrベタツキ」が大きくなる欠点があり、実用上の
問題がある。rベタツキ」を無くす方法として分子ff
1lO万程度の高分子量1,2−ポリブタジェン樹脂を
使用する方法があるが、この方法によれば、溶媒への溶
解性が悪化し、溶液が高粘度になり、流動性に欠けると
いう問題が生じるものであった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、より低誘電率、高耐熱性、高接着性を有し、
混合物にrベタツキ」がなく、相溶性に優れた熱硬化性
樹脂組成物を得るべく鋭意検討した結果、発明したもの
である。
すなわち、本発明は、(a)、ブタジェンとビニル芳香
族化合物との重合による重合体鎖を構成するブタジェン
単位中の50%以上が1,2−結合であるブタジエン−
ビニル芳香族化合物コポリマー100重量部に対して、
(b)、ポリフェニレンエーテル樹脂 20〜100重
量部、(c)、多官能性シアン酸エステル樹脂組成物 
20〜100重量部、(d)、オレフィン性不飽和二重
結合を2個以上含有する化合物のモノマー又はそのプレ
ポリマー5〜30重量部及び(e)、触媒を配合してな
る低誘電率熱硬化性樹脂組成物である。
以下、本発明の構成について説明する。
本発明の成分(a)のブタジエン−ビニル芳香族化合物
コポリマー(以下、単に「成分(a)」という)とは、
ブタジェンとビニル芳香族化合物とを、通常、重量比で
80:20〜20:80、好ましくは70:30〜30
ニア0として共重合反応させた重合体鎖を構成するブタ
ジェン単位中の1,2−結合が50%以上、好ましくは
85%以上であるブロックもしくはランダム共重合体で
あり、融点が10℃以上、好ましくは20℃以上のもの
である。
ここに、ビニル芳香族化合物としては、スチレン、α−
メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン、P
−エチルスチレン、P−メトキシスチレン、ジビニルベ
ンゼンなどが例示される。
成分(a)の重合は、公知のアニオン重合法又はアニオ
ンリビング重合法(特公昭42−17485号、usp
−・3.488.332号等参照)により行うことがで
きるが、後者のブタジェンとビニル芳香族化合物との反
応を一20℃以下の温度で行うアニオンリビング重合法
が、容易にブタジェン単位中の1.2−結合の量を80
%以上、条件によっては85〜95%とでき、又、ブタ
ジェンとビニル芳香族化合物とを同時に又は逐次に添加
することに対応してランダム又はブロック−コポリマー
が容易に得られ、且つコポリマーの分子量の調節も極め
て容易である点から好ましい。
以上の方法で得た成分(a)中のブタジェン成分が80
重量%を越えると、混合物の相溶性が悪化し、逆に、2
0重量%未満では硬化物の耐熱性が悪化するので好まし
くない。又、ブタジェン単位中の1.2−結合単位が5
0%未満になると硬化物の耐熱性が悪化するので好まし
くない。更に、成分(a)の数平均分子量は1.000
〜10.000が好ましく、融点は10℃以上、好まし
くは20℃以上であり、融点が10℃未満では混合物に
粘着性が生じ、作業性が悪化する。
本発明の成分(b)のポリフェニレンエーテル樹脂とは
、下記一般式(1)で示される構造単位を有する単独又
は共重合のポリフェニレンエーテル;このポリフェニレ
ンエーテルにビニル芳香層化合物をグラフト重合して得
られるグラフト共重合体を意味する。
(式中のR1は炭素数1〜3の低級アルキル基、R2お
よびR3は水素原子又は炭素数1〜3の低級アルキル基
である。) 具体的には、ポリ(2,6−シメチルー1,4−)ユニ
レン)エーテル、ポリ(2,6−ジニチルー1,4−)
ユニレン)エーテル、ポリ(2,6−ジプロビルー1,
4−)ユニレン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−エ
チル)−1,4−フェニレン)エーテル、ポリ(2−メ
チル−6−プロピル)−1,4−7エニレン)エーテル
、ポリ(2−エチル−6−プロピル)−1,4−フェニ
レン)エーテルなどの単独重合体;2,6−シメチルフ
エノール/2、3.6− )リメチルフェノール共重合
体、2,6−シメチルフエノール/ 2.3.6− )
リエチルフェノール共重合体、2.6−シメチルフエノ
ール/ 2.3.6− )リプロビルフェノール共重合
体、2,6−ジニチルフエノール/ 2.3.6− )
リメチルフェノール共重合体、その他の共重合体;更に
ボU(2,6−シメチルー1.4−フ二二レン)エーテ
ルや2.6−シメチルフエノール/ 2.3.6− )
リメチルフェノール共重合体などの単独もしくは共重合
体にスチレンをグラフトしたグラフト共重合体などが挙
げられる。本発明においてはこれらの中で特に、ポリ(
2,6−シメチルー1゜4−フェニレン)エーテル、2
,6−シメチルフエノール/ 2.3.6−ドリメチル
フエノール共重合体およびこれらにスチレンをグラフト
したグラフト共重合体が好ましい。これらのポリフェニ
レンエーテル樹脂は、数平均分子m 1,000〜30
.000であることが好ましいものであり、低分子量の
樹脂を用いると溶解性が良好で、溶液粘度も低くなるの
で好ましく、他方、高分子面の場合には機械的性質が向
上するものであり、目的に応じて、適宜、単独で或いは
組み合わせを選択する。
本発明の成分(c)の多官能性シアン酸エステル樹脂組
成物とは、シアナト基を有する多官能性シアン酸エステ
ル、そのプレポリマー等を必須成分としてなるものであ
り、シアナト樹脂(特公昭41−1928、同45−1
1712、同44−1222.0n−1,190,18
4等)、シアン酸エステル−マレイミド樹脂、シアン酸
エステル−マレイミド−エポキシ樹脂(特公昭54−3
0440、同52−31279、USP−4,110,
364等) 、シアン酸エステル−エポキシ樹脂(特公
昭46−41112)などで代表されるものである。
ここに、成分(c)の必須成分である多官能性シアン酸
エステルとして好適なものは一般式(2):%式%(2
) (式中のmは2以上、通常5以下の整数であり、Rは芳
香族の有機基であって、上記シアナト基は該有機基の芳
香環に結合しているもの)で表される化合物である。具
体的に例示すれば、1.3−又は1.4−ジシアナトベ
ンゼン、1.3.5− )リシアナトベンゼン、1.3
−、1.4−、1.6−、1.8−、2.6−又は、2
,7−ジシアナトナフタレン、1.3.6− )リシア
ナトナフタレン、4.4’−ジシアナトビフェニル、ビ
ス(4−シアナトフェニル)メタン、2,2−ビス(4
−シアナトフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5
−ジクロロ−4−シアナトフェニル)プロパン、2,2
−ビス(3,5−ジブロモ−4−シアナトフェニル)プ
ロパン、ビス(4−シアナトフェニル)エーテル、ビス
(4−シアナトフェニル)チオエーテル、ビス(4−シ
アナトフェニル)スルホン、トリス(4−シアナトフェ
ニル)ホスファイト、トリス(4−シアナトフェニル)
ホスフェート、および末端−011基含有ポリカーボネ
ートオリゴマーとハロゲン化シアンとの反応により得ら
れるシアン酸エステル(USP−4゜026.913 
> 、ノボラックとハロゲン化シアンとの反応により得
られるシアン酸エステル(USP−4,022,755
、同3.448.079)などである。これらのほかに
特公昭41−1928 、同43−18468、同44
−4791、同45−11712、同46−41112
、同47−26853、特開昭51−63149、US
P−3,553,244、同3.755.402、同3
.740.348、同3.595.900、同3.69
4.410及び同4.116.946などに記載のシア
ン酸エステルも用い得る。
また、上述した多官能性シアン酸エステルを鉱酸、ルイ
ス酸、炭酸ナトリウム或いは塩化リチウム等の塩類、ト
リブチルホスフィン等のリン酸エステル類などの触媒の
存在下又は不存在下に重合させて得られるプレポリマー
として用いることができる。これらのプレポリマーは、
前記シアン酸エステル中のシアン基が三量化することに
よって形成されるsym −) Uアジン環を、一般に
分子中に有している。
上述した多官能性シアン酸エステル、そのプレポリマー
は混合物の形で使用でき、単独及び混合物の数平均分子
量300〜6,000、好ましくは1.500以下、特
に300〜1.000の範囲が好ましい。
本発明の成分(d)のオレフィン性不飽和二重結合を2
個以上含有する化合物のモノマー又はそのプレボリマー
とは、アクリレート基やアリル基を分子中に2個以上含
有化合物であり、グリシジルメタクリレートなどのエポ
キシアクリレート;アクリル酸もしくはメタクリル酸と
エチレングリコール、ペンタエリスリトール、ビスフェ
ノールA1ビスフエノールAとエチレンオキシドとの反
応物などの水酸基含有化合物、ビスフェノールA型、フ
ェノールノボラック型などのエポキシ樹脂、アルキッド
樹脂、シリコン樹脂、イソシアネート、メラミンなどと
の反応によるアクリレート基もしくはメタクリレート基
を2個以上有する化合物類;トリアリルイソシアスレー
ト;トリアリルシアヌレートなどが例示されるものであ
る。
本発明の成分(e)の触媒としては、アミン頚、イミダ
ゾール順、有機金属塩類、無機金属塩類、有機過酸化物
などが例示される。これらの触媒のうち、有機金属塩単
独、有機金属塩と有機過酸化物の併用系が好適であり、
有機金属塩としては、ナフテン酸亜鉛、ステアリン酸鉛
、ナフテン酸鉛、オクチル酸亜鉛、オレイン酸銀、オク
チル酸錫、ジブチル錫マレート、ナフテン酸マンガン、
ナフテン酸コバルト、アセチルアセトン鉄、アセチルア
セトンマンガンなどであり、有機過酸化物としては、過
酸化ベンゾイル、2.4−ジクロル過酸化ベンゾイル、
オクタノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイ
ドなどのジアシルパーオキサイド類;ジ−t−ブチルパ
ーオキサイド、2.5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキシン−3、ジクミルパーオキサイ
ドなどのジアルキルパーオキサイド類;t−プチルパー
ベンゾエ−1・、t−ブチルパーアセテート、ジ−t−
ブチルパーフタレート、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサンなどのパーオキシエ
ステル類−メチルエチルケトンパーオキサイド、シクロ
ヘキサノンパーオキサイドなどのケトンパーオキサイド
類;ジ−t−ブチルヒドロパーオキサイド、クメンハイ
ドロパーオキサイド、α−フェニルエチルヒドロバーオ
キサイド、シクロへキセニルヒドロパーオキサイドなど
のハイドロパーオキサイド類; 1.1−ビス(t−ブ
チルパーオキシ)シクロヘキサン、Ll−ビス(t−ブ
チルパーオキシ)−3,3,5−)リメチルシクロヘキ
サンなどのパーオキシケタール類などが挙げられ、これ
ら硬化触媒の使用量は、一般的な意味での触媒量の範囲
で充分であり、例えば1、全樹脂組成物に対して10重
量%以下、特に5重量%以下の量で使用される。
上記で説明した本発明の各成分の配合割合は、成分(a
) 100重量部に対して、成分(b)20〜100重
量部、゛成分(c)  20〜100重量部、成分(d
)5〜30重塁部の範囲が好適である。
成分(b)が20重量部未満では組成物の相溶性が悪化
し、100重量部を超えると誘電特性が低下するので好
ましくない。成分(c)が20”A ffi部未満では
、硬化物の耐熱性、接着性が不十分となり、又100重
量部を超えると誘電特性が低下するので好ましくない。
更に成分(d)が5重量部未満では組成物の硬化性が低
下し、30重二部を超えると誘電特性が低下するので好
ましくない。
上記の成分(a)〜(e)の組成物よりなる本発明の組
成物には、これらの成分の他に変性用の樹脂類、添加剤
類、補強材類などの公知のものを使用できる。
例えば、成形材料等に使用する場合、ガラス、石英など
の繊維や粉体、ボロンナイトライド粉末、アルミナ粉末
などを充填剤として混合して使用され、積層板や金属箔
張積層板とする場合、本組成物をトルエン、トリクロロ
エチレンなどの溶剤に溶解してワニスとし、公知のガラ
スや石英の織布、不織布、ゾル−ゲル法による合成石英
繊維織布、アラミド繊維布や不織布などの基材に含浸・
乾繰してプリプレグを作り、これを重ねて債層成形する
方法、本発明の組成物を80〜150℃に加熱し溶融し
、これを補強基材に配置し冷却してプリプレグとする方
法が適宜使用される。また、本組成物の溶液を離型性の
シートやフィルム上に塗布・乾怪して、離型シート又は
フィルム付きのフィルムとする方法、金属箔等の表面に
塗布・乾繰して接着剤付きの金属箔等を製造する方法な
どが挙げられる。
以上の方法による本発明組成物の硬化条件は、通常、温
度100〜300℃、好ましくは140〜240℃で塗
料の場合無圧下に、成形の場合は0.1〜1000kg
 / cnt、好ましくは3〜500kg/cfflで
加圧することによる。ここに、成形時間は、30秒〜3
0時間の範囲で選択され、30秒〜100分の比較的短
時間の場合や低温を用いた場合には、成形機より取り出
した後、オーブン中で後硬化することにより、充分硬化
した成形体とするのが好ましい。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例等を記す。尚、例中の添加量は特
に断らない限り重量基準である。
実施例−1 ブタジェン 50部とα−メチルスチレン 501とを
公知のアニオンリビング重合法で共重合させてなる数平
均分子!3,500、ブタジェン単位 49.7%、ブ
タジェン単位中の1.2−結合 90.7%、α−メチ
ルスチレン単位 50.3%のブタジェン−α−メチル
スチレンブロック共重合体100部に、ポリ(2,6−
シメチルー1,4−フェニレンエーテル)(極限粘度0
.45 a/g、 at 25℃ クロロホルム)60
!、2.2−ヒス(4−シアナトフェニル)プロパンを
150℃で8時間加熱攪拌してなる重ユ平均分子ff1
2.800のプレポリマー 30部、ビスフェノールA
のエチレンオキサイド付加物のジメタクリレート(商品
名;NKIステルBP[E−500、粘度400cPS
、at 25℃、ケ/化価142、新中村化学印製) 
10部及び触媒として1,1−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)−3,3,5−)リメチルシクロヘキサン0.8
部、アセチルアセトン鉄 0.01部をトリクロルエチ
レンに溶解してワニスとした。
このワニスを厚み0.18 mm、  203g/m’
の平織Eガラス織布に含浸し、140℃で6分間加熱乾
繰して[i−1−5taのプリプレグとし、このプリプ
レグを3枚重ね両面に厚み35g1の電解銅箔を重ね、
温度180℃、圧力50kg/cnfで120分間&F
A成形し、厚み0.85mmの銅張積層板を製造した。
銅張積層板の特性を第1表に示した。
比較例−1 実施例−1において、2,2−ビス(4−シアナトフェ
ニル)プロパンのプレポリマーを用いない他は同様とし
て銅張積層板を得た。
銅張積層板の特性を第1表に示した。
比較例−2 実施例−1において、ポIJ(2,6−シメチルー1゜
・4−フェニレンエーテル)を用いない他は同様として
トリクロルエチレン溶液を製造したが、ブタジェン−α
−メチルスチレンブロック共重合体と2゜2−ビス(4
−シアナトフェニル)プロパンのプレポリマーとが相分
離し、均質なプリプレグを製造することが出来なかった
実施例−2 実施例−1と同様のブタジェン−α−メチルスチレンブ
ロック共重合体100部、同様のポIJ(2,6−シメ
チルー1.4−)ユニレンエーテル)60部及ヒ同様の
ジメタクリレ−1−10部を250℃で10分間混練し
た。
次いで、この混練物に、同様の2,2−ビス(4−シア
ナトフェニル)プロパンのプレポリマー 31を加え、
200℃で2分間混練し、更に触媒としてジクミルパー
オキサイド0.8部を加え150℃で1分間混錬した。
混練物をプレス熱盤間に挟み、170℃で2時間の条件
で成形し厚み1.6mmの平板とした。
この平板の特性を第1表に示した。
実施例−3 ブタジェン 40部とα−メチルスチレン 60部とを
公知のアニオンリビング重合法で共重合させてなる数平
均分子ffi 2,500.ブタジェン単位 39.8
%、ブタジェン単位中の1.2−結合 91.3%、α
−メチルスチレン単位 60.2%のブタジェン−α−
メチルスチレンランダム共重合体100部に、実施例−
1と同様のポリ(2,6−シメチルー1,4−フェニレ
ンエーテル) 50部、トリメチロールプロパントリメ
タクリレート 10部、実施例−1と同様の2.2−ビ
ス(4−シアナトフェニル)プロパンのプレポリマー 
20部及び触媒として 1,1−ビス(t−ブチルパー
オキシ)−3,3,5−1−リメチルシクロヘキサン0
.8部、オクチル酸亜鉛 0.02部を加え、トリクロ
ロエチレンに溶解してワニスとした。
このワニスを厚み0.18mm、200g/m’の平識
石英繊維織布に含浸し、140℃で6分間加熱乾繰して
[1−1−5taのプリプレグとし、このプリプレグを
3枚重ね、両面に厚み18ρの電解銅箔を重ね、温度1
75℃、圧力 40kg / cifで120分間積層
成形し板厚0.75mmの銅張積層板を得た。
この銅張積層板の特性を第1表に示した。
〔発明の作用および効果〕
以上、発明の詳細な説明および参考例、実施例、比較例
などから明白な如く、本発明の低誘電率熱硬化性樹脂組
成物は、全組成成分を使用した場合の相溶性が良好であ
ることから、均質な溶液(ワニス)を容易に得られるも
のであり、且つ、乾煙した場合にも表面の「ベトッキ」
が無いものであることから、積層板類の製造用のプリプ
レグの製造が容易であり、取り扱い性、作業性に優れ、
かつ得られた硬化物の電気特性(特に、低誘電率、低誘
電正接)、接着性、耐熱性その他も極めて良好なもので
ある。また、成形材料としても極めて優れた均質な組成
物が得られるものであることが理解される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (a)、ブタジエンとビニル芳香族化合物との重合によ
    る重合体鎖を構成するブタジエン単位中の50%以上が
    1,2−結合であるブタジエン−ビニル芳香族化合物コ
    ポリマー100重量部に対して、(b)、ポリフェニレ
    ンエーテル樹脂20〜100重量部、(c)、多官能性
    シアン酸エステル樹脂組成物20〜100重量部、(d
    )、オレフィン性不飽和二重結合を2個以上含有する化
    合物のモノマー又はそのプレポリマー5〜30重量部及
    び(e)、触媒を配合してなる低誘電率熱硬化性樹脂組
    成物。
JP22833986A 1986-09-29 1986-09-29 低誘電率熱硬化性樹脂組成物 Pending JPS6383152A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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