JPS6375132A - 仮撚交互撚膠着糸 - Google Patents

仮撚交互撚膠着糸

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JPS6375132A
JPS6375132A JP22229286A JP22229286A JPS6375132A JP S6375132 A JPS6375132 A JP S6375132A JP 22229286 A JP22229286 A JP 22229286A JP 22229286 A JP22229286 A JP 22229286A JP S6375132 A JPS6375132 A JP S6375132A
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横田 宣彦
徳永 勲
前田 佳貫
潤洋 中川
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Kuraray Co Ltd
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は風合並びに表情に優れた仮撚交互撚膠着糸に関
するものである。
(従来の技術) フィラメント織編物とスパン糸織編物を比べると、前者
は均一で画一的な無表情冷淡な織編物であシ、力学的に
もやせた感触を与える。後者は太さ斑、撚しまシ斑等々
、変化に富んだ表情と暖みのある織編物である。また力
学的にも外力に対しノットにもしなやかにも力強くも多
様に対応できる性質を備えている。これらの違いは糸条
の構造や形態に起因してもたらされるものである。すな
わち前者は一様でエンドレスな繊維の単なる集合体であ
シ視覚的にどの部分をとっても一様で変化がない。また
力学的には繊維と繊維の空間(外力によって変化し得る
空間)自体が小さく、加えてその空間形態がどの部分も
一様で変化のないことが織編物にやせた感覚をもたらし
ているのである。
一方後者は短繊維の撚による集合体で視覚的には撚しt
bの中に毛羽繊維から中心部に至る繊維密度の違いがあ
ってふくよかさを備えている。しかも、長さ方向に太い
ところ細いところ、撚じまシの大きいところ小さいとこ
ろ、それらの長短と、まさに多様である。力学的には毛
羽繊維空間、ループ繊維空間、捲縮空間等々豊富な変形
空間形式を有し、それらは個々量大小さを備えている。
さらに撚が加って芯の力をささえながらあるところでは
繊維を曲げるが如く、あるところでは引張るが如く、あ
るところでは押すが如く撚特有の変形挙動がある。これ
らが総じて、スパン糸織編物をソフトでもあシしなやか
でもあり力強くもしている。
これら事象に対しフィラメント織編物において視覚的あ
るいは力学的多様性を求めなかった訳けではない。例え
ば繊維に捲縮を与える、伸度の異なる糸条を仮撚加工し
て2層構造捲縮糸にする、部分的に膠着させてSz交互
撚膠着糸にする等々である。しかしながらこれらは、ス
パン糸の特徴、特性を個々に追求したものであってその
程度も充分とは言いがたく、逆に欠点すら発生すること
がある。上記のものを例にとれば単なる捲縮糸では捲縮
による空間量は増大するが空間形式は一様である。2層
構造捲縮糸においても例外でなく単なる捲縮糸よ)も空
間形式は増大するが撚も斑もない。Sz交互撚膠着糸に
おいてはSzの撚はあるが、一方で膠着部の硬い、ゴツ
ゴツとした欠点を伴なってしまう。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の狙いとするところは従来の1つ1つの効果を求
めようとするものではなく撚、風合、変化、多様性等を
総合して追求せんとするもので織編物にしたとき、フィ
ラメント織編物でありながらスパン糸瓜の風合と表情を
与える仮撚交互撚必着糸を得んとするものである。
(問題を解決するための手段) 本発明の糸条は、2本の糸条の一方もしくは両方に部分
延伸糸を用いてなる構造と斑とを有する交互撚膠着糸で
ある。第1図は本発明の仮撚交互撚膠着糸の一方または
両方に用いられ、部分延伸糸として用いられる複合繊維
の断面を示す模式図である。1はポリエステルからなる
芯成分である。
2は低融点成分である。本発明における低融点成分の働
きは侃撚時(延伸同時仮撚含む)には糸条の部分的な膠
着を促進して撚の定着化を図シ、織編物にあっては可7
1性あるいは易分解性またはその両方であって容易に取
シ除ける性質のものである。元来SZ交互撚膠着糸の撚
は仮撚加工によって発生したものであり3着が解かれる
と無撚化する性質のものである。本発明は、このIJ着
を織編物の組織中で解き、SZ交互撚を定着させたもの
である。なお低融点成分はポリエステル芯成分に対し独
宜して溶ける、あるいは分解する、またはその両方であ
ってもよいし、芯成分に対しその速さが著しく速いこと
であってもよい。即ち、本発明においては膠着が解けて
実質的に芯成分が残る性質の低融点成分であれば良く、
低融点成分が10℃以上低い、さらには20℃以上低い
融点を有するものであることが好ましい。具体例を挙げ
ると欠のような組成のものがあるが、しかし本発明はこ
れに限定されるものではない。
例(1) 芯 成 分 ポリエチレンテレフタレート例(2) 芯 成 分 ポリエチレンテレフタレート第2図は本発
明に用いられる複合繊維の他側である。同図(イ)は繊
維表面の一部を低融点成分が覆うもの、同図(ロ)は芯
成分が異形であるもの、同図(ハ)は芯成分が2つに分
かれているものである。しかしながらこれらには律則が
あって次の事項を満たすことが大切である。1つは低融
点成分が、あまシにも少な過ぎると膠着を貧しくするの
で、低融的成分は繊維表面の約20%以上を覆うことが
大切である。また膠着性の高い低随点物も適する。
本発明の場合芯成分がポリエステルでアシ、エステル結
合をもった成分あるいは上記例(1)の如く混合したも
のが優れている。今1つの律則は仮撚安定性をそこなう
ものであってはいけない。仮撚安定性の主たる担い手は
芯成分であり極端に少ない場合は不都合で、成分比(低
急点成分/芯成分)として0.1〜1.2が適切である
ことがわかった。
本発明は先に述べた如く、2本のうちの一方もしくは両
方に部分延伸糸を用いてなる構造と斑を有するSZ交交
互撚1糸糸ある。第3図は、その側面を模式的に示した
図である。Aは膠着部で一般に2本の糸条が撚巻くが如
く形状をなし、仮撚加撚方向の撚を有する。LAはその
長さを示す。Bは非膠着部で捲縮あるいは2 /?々構
造捲縮糸の仮撚解撚方向の撚で集束されている。LBは
その長さを示す。本発明ではLA、LBは一定でなくバ
ラクいているのが特徴である。
本発明が部分延伸糸を用いることの狙いは大きく分けて
4つある。1つはc滑部、非し蓋部の生成を容易ならし
めることである。未延伸部は分子配向が不充分であるた
め変形し易く接着し易い性質を有している。本発明はこ
の性質を利用し、仮撚時(延伸同時仮俤含む)の熱と撚
歪みで繊維変形、繊維接触、接着を促進し、膠着部の生
成と仮撚加工樵の定着化を図ったものである。従って膠
着部には、未延伸あるいは低配向の半延伸部が含まれ、
その構成は、未延伸部、低配向中、瓜伸部、延伸部の組
合せの中で行われる。逆に延伸部は分子配向が充分で変
形接着しにくい。このことが仮撚加工時、膠着を妨げ非
膠着部をなすゆえんである。非必着部の構成は、延伸部
、高配向半延伸部の組合せの中で主体的に行われる。今
1つは太さの大小、膠着−非膠着の形態の違い、濃淡差
である。本発明の糸条は部分延伸による太さの大小の反
映、上記の如く膠着−非膠着の形態的な違いを狙つ念も
のであると同時に分子配向による染料吸収の差異、形態
違いから生じる濃淡さも狙いにしているっさらに今1つ
は構造と変化である。膠着部、非膠着部は上記の組合せ
の中で得られる。このとき2本の糸条に分子配向度の違
いがあると仮撚過糧で糸長差を発生する。仮撚時分子配
向の低いものは外側をまわって側糸に、高いものは芯糸
になり、糸長差を生じる(側糸が長い)8 糸長差は一
般に分子配向度差の大なる根太きくなる。本発明は部分
延伸糸条を用いる関係上長さ方向に各部会様の糸長差を
有することになる。なお膠着部は膠着が解かれたとき実
質の糸長差となる1、奄後の1つは太−細あるいは膠着
−非膠着に関する長さの制御である。交互撚は本発明と
違って長さ方向に均一な糸条、たとえば延伸糸を用いて
も得られるが、その場合膠着部、非膠着部の長さが長い
もの、特に膠着部の長さの長いもの(たとえば20mm
以上)が得にくいし、また仮撚加工に厳密な制御が求め
られる。これに対し本発明は部分延伸糸をもってなすこ
とで部分延伸の長さに関する選択が自由であること、未
延伸−延伸の差異から仮撚加工条件を広範囲にして交互
撚膠着糸を得ることができる。
第4図は部分延伸糸の製造装置を模式的に示す図である
。3は未延伸糸条、R1は供給ローラ、R2はデリベリ
ローラ、Gはガイド、Lはガイドとデリベリローラ間距
離(部分延伸距離)を示す。糸条経路は供給ローラ、ガ
イド、デリベリローラと進み、部分延伸は部分延伸距離
内で行われる。部分延伸糸条は一般に供給ローラとデリ
ベリローラの速度比(R2/Rt )を未延伸糸条の自
然延伸倍率(ND)以下、l ((R2/R1)(ND
にするとき得られる。ここで未延伸部、延伸部の長さは
Lが大きくなる程長く、その割合(延伸部長さ/未延伸
部長さ)は速度比(R2/R1)が犬なる根太となる。
また自然延伸倍率の大なるもの程上記割合の太きなもの
まで得られる。本発明はこれら要件を選択することで膠
着部非膠着部の長さ制御が行われるものである。また本
発明の特徴は未延伸、延伸の長さが自然にバラツクある
いは故意にバラツクことを特徴としている。
次に本発明の視覚的、風合的特徴及び要件等について説
明する。本発明の糸条を一言で表現するならば撚を基調
に視覚的、風合的、多様性と変化を備えた自然さのある
糸条である。まず視覚的事象について説明する。本発明
の糸条はSzの撚によってひきしまった外観を基調に1
上記の如く太いところ−細いところ、膠着部−非膠着部
の形態の違いと、それらの長さ変化の相乗したものであ
る。加えて各部で撚じまシ変化があり微妙な味わいをそ
えているっこれはLA、 LBがバランいていることに
起因して各部で撚数(単位長さ当シの撚)が違っている
ためである。すなわち仮撚時発生する交互撚は打ち消し
合って「ゼロ」になる性質のものであるため、LAXL
sがバラツクことで結果として個々撚数が違いが生じる
本発明は上記事象について最も自然でスパン糸瓜外観を
呈する要件を鋭意追求した結果、矢の結論に至ったもの
である。太さに関しては長さ方向にそって2本の糸条の
構成比が1/4〜4の範囲で生成されるものが自然でこ
の範囲を越えるものは極端過ぎる。3着部−非膠着部の
長さは10目〜500m、好ましくは通常スパン糸に用
いられる繊維長範囲20〜250m程度が自然である。
少なくともLA、LBのいずれか一方がその範囲に入っ
ていることが大切である。また本発明糸条の特徴として
LAよりLBが長い方がよりスパン糸瓜自然さを呈する
。その場合、LBが極端に長いと撚風合を減じ撚しtb
外覗を有するには(Ls /LA )が1〜7程度であ
る。
次に風合的特徴、要件等について説明する。本発明の糸
条を一言で表現すると、撚風合を基調にふくらみと腰は
シ、シなやかさに優れたスパン糸瓜の糸条である。本発
明の糸条は上記の如く各部で糸長差、捲縮、撚構造変形
空間を有し、それらが多様であることが特徴である。し
かしながら本発明は変形空間の犬なることを求めるもの
ではなく、撚風合と共にあってスパン糸瓜の風合を追求
せんとするものである。すなわち変形空間が小さ過ぎて
、撚風合だけのものや逆に大き過ぎて撚風合がかくれて
ふかふかするものを狙いとするものではない。本発明に
おける構造量を規定するものは糸長差と、糸条の構成比
(側糸繊度/芯糸繊度)である。本発明におけるSzの
撚数は後述の仮撚数の増大と共に増加し、LA、 LB
 の長さ変化によっても変わる。これらの事象の中で鋭
意工夫した結果、糸長差は部分的に0〜20チ糸条構成
比は1/4〜4の範囲にあることが上記変形空間の多様
性と合せスパン糸瓜の風合を得ることが分った。
次に本発明の製造方法について説明する。第5図は製造
装置を示す模式図である。R3は供給ローラ、R4はデ
リベリローラ、Hlはヒータ、Sは仮撚ユニット、4及
び5は供給糸条である。本発明の糸条の製造方法は大き
く分けて2通シがある。1つは供給糸条が全て部分延伸
の場合、今1つは部分延伸糸と均−糸条(たとえば延伸
糸)の場合である。糸条は供給ローラR3、ヒータH1
、仮撚ユニットS1デリベリローラR4を経て仮撚加工
(延伸同時仮撚含む)される。
次に仮撚条件について説明する。本発明の糸条を得るた
めの仮撚加工の安定域は通常の嵩高糸を得る条件と違っ
たところにある。まず供給ローラR3とデリベリローラ
R4の速度関係について説明する。本発明の糸条はSz
の交互撚を有し、SZの交互撚を発生し易い撚縮みを配
庭した工夫が必要である。すなわち速度比(Ra /R
4)は通常の嵩高糸の場合より大で糸条が断糸しない範
囲で大きい程、交互撚膠着糸が得られ易い。数値的に示
すと嵩高糸の速度比をrとするとき (R3/R4)=(1,04〜1.25 ’)1”であ
る。仮撚数は通常嵩高糸に用いられている仮撚数を適用
しても交互撚じ着糸は得られるが、仮撚数の低いところ
に仮撚張力の安定と仮撚温度に関する広い領域がある。
数値的に示すと仮撚数T1仮撚加工糸上がシ繊度(平均
)をDとするとき、T=(7600〜2450)(15
0/D)1/2(t/m)である。仮撚ユニットは通常
に使用されているユニットでさしつかえないが、糸条が
膠着部を有することから、屈曲の少ないユニットが加工
安定性に優れる。その順序はベルト式、摩擦デスク式、
スピンドル式の順である。なお第4図に引続いて通常仮
撚加工に用いられている2段ヒータセット(第2段ヒー
タH2と第2デリベリローラR5)(図示せず)を加え
てもよい。また低融点成分と芯成分の関係であるが充分
な膠着と仮撚加工の安定性を容易に確保できるためには
融点差が必要であシ、本発明の糸条を安定にして得るに
は10℃以上の差が必要で、より好ましくは20℃以上
である。
またヒータHtの温度は、低融点成分の融点を(rn。
p、〕9とするとき、 [:m、p、]5−40<H,(℃)<(m、p、)、
−15の範囲が好ましく、 [:m、p、]5−3x<Ho(”C)<(:m、p、
)、−20の範囲がより好ましい。
本発明の糸条は、それを用いて製織裏編後低融点成分を
除くことによって織編物での膠着を解き柔軟とするもの
であるが、用途や好みにもよるが、80チ以上を除くと
本発明でいう柔軟さが出てくる0 (実施例) 次に実施例と比較例をもって本発明をさらに説明する。
部分延伸は第4図の装置を用いて行い、仮撚(延伸同時
仮撚含む)は第5図の装置に2段ヒータ(H2) (図
示せず)と第2デリベリローラ(Rs) (図示せず)
を加えた装置をもって行った。
また複金縁維(延伸糸及び部分延伸糸)は次の如くであ
る。
断   面:丸(第1図の如き形状) 芯 成 分:ポリエチレンテレフタレート成 分 比:
(低融点成分/芯成分)=0.4苛性減量は98℃Na
OH1規定溶液を用いて行った。
実施例1は、側糸に2400 m/minで紡糸し巻き
取った糸条(ND:2.1)を部分延伸した低融点繊維
を用い、芯糸は複合繊維の延伸糸を用いた。
D溜部の長さは約30〜60fi、非膠着部の長さは5
0〜110mであった。糸条構成比(側糸/芯糸)は長
さ方向に約0.8〜1.80で、糸長差は0〜10%で
あった。苛性減量32%では膠着部のゴツゴツした感触
は全くなく、撚風合を基調に視覚的変化を伴う腰とふく
らみのあるスパン糸瓜織物であった。
比較例1は実施例1と同−糸条を用いた部分2層構造捲
縮糸で5着はなく交互撚もなかった。
実施例2は複合繊維の部分延伸糸で構成されるものであ
る。未延伸糸条は32 Q Om/min  で紡糸し
巻き取った糸条(ND=1.5)を用いた。膠着部の長
さは約30〜60慣で、非+1=3着部の長さは60〜
120寵であった。糸条構成比は長さ方向に0.7〜1
.5で、糸長差はO〜8 C7,であった。膠着部のゴ
ツゴツした感触は苛性減量32%で消失した。また外観
;ス合は撚を基調に変化と腰、ふくらみ、しなやかさの
あるスパン糸瓜の織物であった。
比較例2は上記と同二糸条の全面膠着糸である。
糸条表面で繊維がねじれているのは観察されるが、交互
撚形態をなしていない。また織物に゛おいても撚風合は
なかった。
比較例3はポリエチレンテレフタレート繊維の交互撚膠
着糸によるものである。部分延伸糸は実施例1と同様に
2400 m/min で紡糸し巻き取った糸条(ND
 =2.1)を部分・低伸したものである。
この場合も同様に交互撚膠着糸は得られるが、苛性減量
で膠着部が解けなかった。ゴツゴツとした手触のもので
、本発明とは異′成のものである。
以下余白 (発明の効果) 本発明の糸条は、それを用いて織編物にした後に低融点
成分を除くこと′によって、織編物に優れた柔軟性を付
与することが出来る。しかも製織編から膠着が解かれる
過程で歪を緩和しようとしてループやカール等を形成し
、著しい変形空間が増大する。また交互撚を織編物中に
しつかシと留めることができるので、フィラメント織編
物であシながら、優れた撚風合と表情をもったものとす
ることが出来る。特に本発明の糸条で得られる織編物の
外観は撚を基調に糸条はひきしまって織編物の組織を浮
きあがらせて見せる。tた太さの大小交互撚による形態
差、それらの長さ変化、撚じまシ変化等相乗して自然で
味わいのある表情をなす。
風合も撚を基調に上記の如くの各様の変形空間と共にあ
って撚風合、力強さの中にソフトさとしなやかさを有す
る。
また本発明は交互撚により撚糸工程を省いて撚風合を得
ることが出来、また交互撚による糸条集束と膠着効果を
もってサイジング工程を省いて製織できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び2図は本発明で用いられる複合繊維の断面を
示す模式図である。1は芯成分、2は低融点成分を示す
。第3図は本発明の糸条の側面を示す模式図である。A
は膠着部、Bは非膠着部を示し、LA、LBはそれぞれ
の長さを示す。第4図は部分ソIE伸糸条の製造装置の
模式図である。3は未延伸糸条、 Rrは供給ローラ、
Rzはデリベリローラ、Gはガイド、Lはガイドとデリ
ベリ間の距離を示す。第5図は仮撚(延伸同時仮撚)装
置を示す模式図である。4及び5は部分延伸糸条または
均−糸条、R1は供給ローラ、 Htはヒータ、Sは仮
撚ユニット、R4はデリベリローラを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、芯糸及び側糸を構成する2本の糸条の一方もしくは
    両方に部分延伸糸が用いられ、該部分延伸糸になる場合
    をも含めて、前記2本の糸条の一方もしくは両方の30
    %以上に、繊維表面の20%以上をポリエステルからな
    る芯成分より可溶性または易分解性もしくは両方の性質
    をもつ低融点成分を有する複合繊維が用いられた仮撚交
    互撚膠着部であって、該膠着糸は、仮撚加撚方向の撚を
    有する膠着部と、仮撚解撚方向の撚を有する非膠着部か
    らなり、その長さ方向にそって芯糸及び側糸を構成する
    2本の糸条の一方の他方に対する太さ構成比が1/4な
    いし4の間で変化し、かつ該2本の糸条の糸長差が0な
    いし20%の間で変化することを特徴とする仮撚交互撚
    膠着部 2、膠着部の長さの平均が10mm以上であって、膠着
    部と非膠着部の長さ比(非膠着部長さ/膠着部長さ)が
    1〜7であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の仮撚交互撚膠着糸 3、低融点成分と芯成分との成分比(低融点成分/芯成
    分)が0.1〜1.2であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の仮撚交互撚膠着糸
JP22229286A 1986-09-19 1986-09-19 仮撚交互撚膠着糸 Pending JPS6375132A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60194138A (ja) * 1984-03-16 1985-10-02 東レ株式会社 集束性の良好な加工糸
JPS60194140A (ja) * 1984-03-16 1985-10-02 東レ株式会社 芯鞘構造嵩高加工糸およびその製造方法

Patent Citations (2)

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