JPS637208Y2 - - Google Patents

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JPS637208Y2
JPS637208Y2 JP1611582U JP1611582U JPS637208Y2 JP S637208 Y2 JPS637208 Y2 JP S637208Y2 JP 1611582 U JP1611582 U JP 1611582U JP 1611582 U JP1611582 U JP 1611582U JP S637208 Y2 JPS637208 Y2 JP S637208Y2
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JP
Japan
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suction
piston
switching valve
cylinder
fixed ring
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JP1611582U
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JPS58120701U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は吸引または送気・送水を切換え操作す
る切換え弁を改良した内視鏡に関する。
一般に、内視鏡の吸引切換え弁は第1図および
第2図で示すようにシリンダ1と中空円筒状のピ
ストン2とからなり、上記ピストン2の嵌合部側
壁には連通用開孔3が設けられている。また、上
記ピストン2の外端部には操作釦4、復帰用ばね
5および固定環6などが組み込まれていて、これ
らはシリンダ1から一体的に取り外せる吸引操作
ユニツト7を構成している。そして、上記ピスト
ン2により上記シリンダ1にそれぞれ接続した吸
引用チヤンネル8と吸引チユーブ9との間の通路
を開閉するようになつている。すなわち、第1図
で示す待機状態ではピストン2の側壁によつて上
記通路を遮断し、ピストン2を押し込んで吸引動
作を行なう場合には第2図で示すように連通用開
孔3が吸引チヤンネル8の開口端に一致して上記
通路を開通させるものである。
ところで、上記吸引操作ユニツト7においてピ
ストン2、操作釦4および固定環6の各間には復
帰用ばね5を収容するための空間10が形成され
ている。この空間10は周囲がとりかこまれてい
るため、第3図で示すように吸引操作ユニツト7
を取り外して洗浄するとき、その空間10に洗浄
液が入り込んでも、この洗浄液が容易に流れ出な
いものであつた。
したがつて、吸引操作ユニツト7を洗浄した
後、その残留する洗浄液に気付かず、そのまま使
用してしまつたり、ガス消毒をしてしまつたりす
ることが多かつた。そして、この結果、使用中思
わぬ時に洗浄液が周囲に出てきて汚し、あるいは
ガス消毒時において周囲をぬらし、そのぬれた表
面部の消毒効果をなくしてしまうなどの不都合が
生じている。
本考案は上記事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは切換え弁における操作ユ
ニツト内に液体が入り込んでも、残留することな
く容易かつ速やかに外部へ流出できるようにした
内視鏡を提供することにある。
以下、本考案の一実施例を第4図ないし第7図
を参照にして説明する。
第4図はその内視鏡11の全体を示す。この内
視鏡11は操作部12、挿入部13およびライト
ガイドケーブル14からなり、これには内視鏡1
1としての一般的な機能が備えられている。ま
た、上記操作部12には送気送水の切り換えを行
なう送気送水切換え弁15の他に吸引切換え弁1
6が設けられている。
上記吸引切換え弁16は第5図で示すように有
底円筒状のシリンダ17と、このシリンダ17に
対して摺動自在に嵌合されるピストン18とから
なり、上記シリンダ17はその開口端縁を操作部
12のカバー19に対して取付け固定されてい
る。シリンダ17の底壁にはそのシリンダ17内
と連通するように吸引チユーブ20の一端が接続
されており、また、シリンダ17の側壁には吸引
チヤンネル21の一端が接続されている。そし
て、上記吸引チユーブ20の他端側は上記ライト
ガイドケーブル14内を通じて導かれ、外部の光
源装置内に組み込んだ吸引ポンプ22に連結され
るようになつている。また、吸引チヤンネル21
の他端側は操作部12および挿入部13の各内部
を通じて挿入部先端23において外部に開口する
ようになつている。
また、上記ピストン18はシリンダ17の内周
面に摺接する嵌合部24とこれより細くシリンダ
17の外方へ突き出す外端部25とからなり、し
かも、全体として円筒状に形成されていて、その
内部には中空孔26を形成するようになつてい
る。そして、ピストン18の外端部25には後述
するような操作ユニツト27が取り付けられてい
て、ピストン18とともにその全体がシリンダ1
7から一体的に取り外せるように構成されてい
る。すなわち、外端部25の最外端には操作釦2
8が取付け固定され、この操作釦28には外端部
25の途中まで延びる円筒部29が一体に形成さ
れている。さらに、その円筒部29を囲むように
して上記外端部25の外周には固定環30が被嵌
されており、そして、この固定環30はシリンダ
17の開口端縁に対して着脱自在にねじ止め取着
されている。この固定環30には外方側を開口端
とした開口凹部31が形成されていて、この開口
凹部31によつてピストン18の外端部25を包
囲するようになつている。さらに、開口凹部31
の内周面はその開口端側を広げた傾斜周面として
なり、いわばテーパ状に形成されている。なお、
この内周面の傾斜角度は第7図で示すように操作
ユニツト27を取り出して水平面上に載せたとき
でも開口端下側が内側よりも下るように設定され
ている。
また、操作釦28の円筒部29と固定環30の
開口凹部31がピストン18の外端部25との間
で形成する収納用空間32にはコイル状のばね3
3が上記外端部25の周囲に巻回する状態で設け
られている。そして、ばね33は操作釦28と固
定環30との間に介在し、ピストン18を外方へ
向けて付勢しており、このため、ピストン18は
嵌合部24の最外端が固定環30に当る第5図で
示す位置に待機させられている。そして、この待
機状態において、吸引チヤンネル21の開口端3
4はピストン18の嵌合部24の周面によつて閉
塞されている。また、この周面部よりも外方端側
へ位置する側壁には内外に貫通する連通用開孔3
5が形成されており、ピストン18を押し込んだ
とき、第6図で示すように吸引チヤンネル21の
開口端34に一致し、吸引チユーブ20と吸引チ
ヤンネル21を連通する通路36を開通させるよ
うになつている。
また、上記吸引チヤンネル21の開口端34と
連通用開孔35とがずれないようにする規制手段
が設けられている。この規制手段はピストン18
の嵌合部24にその軸方向に沿う長溝37を形成
する一方、シリンダ17側にはその長溝37に挿
入係止する回転止めピン38を設けてなるもので
ある。
なお、上記操作釦28の中央には中空孔26に
連通する開口部39が形成されていて、待機時に
おいてこれより外気を吸引するようになつてい
る。
次に、上記吸引切換え弁16の作用について説
明する。
まず、吸引ポンプ22は常に作動させておくか
ら、第4図で示す待機状態においては開口部3
9、中空孔26およびシリンダ17内を通じて吸
引チユーブ20側へ外気が吸引されつづける。し
かし、吸引チヤンネル21の開口端34はピスト
ン18の嵌合部24の周面によつて閉塞されてい
るため、体腔内側を吸引することはない。
また、体腔内側を吸引しようとするときには第
6図で示すように開口部39を指で塞ぎながらそ
の操作釦28を押し込む。これによりピストン1
8は押し下げられて連通用開孔35が吸引チヤン
ネル21の開口端34に一致する。したがつて、
吸引チヤンネル21はその連通用開孔35、中空
孔26およびシリンダ17の底部を通じて吸引チ
ユーブ20に連通する一方、開口部39は閉塞さ
れるため、吸引チヤンネル21を通じて体腔内の
みを吸引することができる。
一方、このようにして体腔内の粘液などの吸引
を行なうその吸引切換え弁16内は汚染される。
そこで、これらを洗浄消毒するときには固定環3
0を回わしてこれをシリンダ17から外すことに
より、操作ユニツト27全体を取り出す。そし
て、内視鏡11側とは別に洗浄消毒する。また、
洗浄液で洗つた後は第7図で示すように清潔な水
平面に置くだけで、収納用空間32内の洗浄液が
開口凹部31の傾斜する内周面に沿つて外部へす
みやかに流れ出す。したがつて、洗浄液が内部に
いつまでも留まることがない。つまり、使用中思
わぬ時に洗浄液が周囲に出てきて周囲を汚した
り、ガス消毒時において周囲をぬらし、そのぬれ
た表面部の消毒効果を失なわせたりしてしまうこ
とが未然に防止できる。
第8図は本考案の他の実施例を示す。この実施
例では操作ユニツト27操作釦28における円筒
部29の開口凹部41の内周面もその開口端側を
広げた傾斜周面としたもので、この点のみが前記
実施例と異なる。この実施例のものによれば特に
第8図で示すように水平面上に置かれた場合でも
洗浄液が容易かつすみやかに流れる。
なお、上記各実施例では吸引切換え弁16に適
用した例を示したが、本考案はこれに限らず送気
送水切換え弁に適用してもよいものである。
以上説明したように本考案によれば操作ユニツ
トを洗浄した後、その内部に入つた洗浄液を容易
かつ速やかに流出させることができる。このよう
に洗浄液が残留しないので、ガス消毒時に洗浄液
が流出してガス消毒の効果を失なわせたり、使用
中にもれて周囲をぬらしたりすることを未然に防
止できる。しかも、洗浄時には洗浄液が内部まで
十分に出入りするため、それだけ洗浄効果を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の吸引切換え弁の待機時における
側断面図、第2図は同じ吸引切換え弁の吸引操作
時における側断面図、第3図は同じくその吸引切
換え弁の吸引操作ユニツトの取り出した状態の側
断面図、第4図は本考案の一実施例を示す内視鏡
の側面図、第5図は同じくその実施例の吸引切換
え弁の待機時の側断面図、第6図は同じくその吸
引切換え弁の吸引操作時における側断面図、第7
図は同じくその吸引切換え弁の操作ユニツトを取
り出してそれを置いた状態の側断面図、第8図は
本考案の他の実施例における操作ユニツトの置い
た状態の側断面図である。 11……内視鏡、15……送気送水切換え弁、
16……吸引切換え弁、17……シリンダ、18
……ピストン、20……吸引チユーブ、21……
吸引チヤンネル、27……操作ユニツト、28…
…操作釦、29……円筒部、30……固定環、3
1……開口凹部、32……収納用空間、33……
ばね、34……開口端、36……通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 切換え弁におけるピストンの操作端側に組み込
    まれるとともにシリンダから取外し自在な操作ユ
    ニツトを、操作釦、復帰用ばねおよび固定環から
    構成し、上記操作釦および固定環の少なくとも一
    方には上記復帰用ばねを収容するための開口凹部
    を形成するとともに、上記開口凹部の内周面はそ
    の開口端側を広げた傾斜周面としたことを特徴と
    した内視鏡。
JP1611582U 1982-02-08 1982-02-08 内視鏡 Granted JPS58120701U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1611582U JPS58120701U (ja) 1982-02-08 1982-02-08 内視鏡

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JP1611582U JPS58120701U (ja) 1982-02-08 1982-02-08 内視鏡

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Publication Number Publication Date
JPS58120701U JPS58120701U (ja) 1983-08-17
JPS637208Y2 true JPS637208Y2 (ja) 1988-03-01

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ID=30028494

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JP1611582U Granted JPS58120701U (ja) 1982-02-08 1982-02-08 内視鏡

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JP3400492B2 (ja) * 1993-06-29 2003-04-28 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡用管路切換え装置
JP5409569B2 (ja) * 2010-09-22 2014-02-05 富士フイルム株式会社 内視鏡の吸引ボタン
JP5409570B2 (ja) * 2010-09-22 2014-02-05 富士フイルム株式会社 内視鏡の吸引ボタン

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JPS58120701U (ja) 1983-08-17

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