JPS60160940A

JPS60160940A - 内視鏡用消毒器具

Info

Publication number: JPS60160940A
Application number: JP58172380A
Authority: JP
Inventors: 小笠原　忠彦
Original assignee: Olympus Corp; Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1983-09-19
Filing date: 1983-09-19
Publication date: 1985-08-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔技術分野〕本発明は内視鏡の外表面およびその管路内を消毒する内
視鏡用消毒器具に関する。

〔従来技術〕

内視鏡をよシ衛生的に使用するためにはその内視鏡の挿
入部のみならず、操作部やライトガイドコードなど全体
的に洗浄し、かつ消毒する必要がちる。また、内視鏡内
には送気、送水、吸引などを行なうための各種の管路が
組み込まれておシ、シたがって、内視鏡の外表面ばかシ
でなく、その管路内についても洗浄消毒する必要がある
。このようなことから、内視鏡全体をその管路内を含め
て自動的に洗浄消毒する装置が最近開発された。しかし
、この自動的に洗浄消毒を行なう装置は自動制御機器、
流体回路機器、送気送液用大型ポンプなどを組み込む大
がかシで複雑なものであシ、かつ高価なものとならざる
を得ない。しかも、その取扱いも比較的面倒であるばか
シでなく、必ず電源コンセントのある所で使用しなけれ
ばならないなどの使用上の制限もある。つまシ、簡便で
手軽に使用できるものではなかった。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情に着目してなされたもので。

その目的とするところは内視鏡を全体的に消毒できると
ともに、特に簡便で手軽に使用することができる簡易型
の内視鏡用消毒器具を提供することにある。

〔発明の概蚕〕

本発明は消毒液槽内の消毒液中に内視鏡を浸漬させて設
置し、かつ送液管路を通じて手動ポンプの手動操作によ
シ消毒液を内視鏡の管路内に送シ込み、内視鏡を全体的
に消毒することで簡便かつ手軽に使用できる内視鏡用消
毒器具にある。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて説明する。

第１図中１は内視鏡用消毒器具のテーブル枠であり、こ
のテーブル枠１の各脚２・・・にはそれぞれキャスタ３
・・・が取り付けられていて、床上を自由に移動できる
ようになっている。また、テーブル枠１には上部棚４と
上部棚５とが設けられておシ、上部棚４には消毒液槽６
が設けられている。上部棚５には洗浄液タンク７および
消毒液タンク８を載置しである。

上記消毒液槽６は上部棚７に対して一体に形成されてい
る。そして、この消毒液槽６内には第２図で示すように
内視鏡９の全体が設置され、その消毒液中に完全に浸漬
されるようになっている。ところで、この内視鏡９は操
作部１１゜挿入部１２およびライトガイドコード１３か
らなり’、それぞれが所定の場所に位置決めされるよう
になっている。すなわち、消毒液槽６の中央部分には第
１および第２の台部１４，１５が膨出形成されている。

そして、消毒液槽６の全周壁部６ａおよび上記両台部１
４，１５間によシいわば溝状の設置スペース１６を形成
している。このように内視鏡９を設置するに必要な設置
スペース１６を残して台部１４，１５を形成することに
より消毒液を満たすべき容積をできるだけ少なくして消
毒液を節約するようになっている。さらに、第２図で示
すように設置スペース１６のうち操作部１１とライトガ
イドコード１３のコネクタ１７とを設置する部分には第
３図で示すように内側に位置して操作部受用の第１の低
部１８と外側に位置してコネクタ受用の第２の低部１９
とがそれぞれ形成されている。

そして、各低部１８，１９に操作部１１とコネクタ１７
を設置することによ）できるだけ低く設置し、消毒液中
に充分に浸漬するようにしである。また、上記第１およ
び第２の低部１８゜１９間には高さが低い複数の小台部
２１．−・・が形成されていて、この小台部２１・・・
によシ操作部１１とコネクタ１７が干渉しないようにし
ている。さらに、第１の低部１８には操作部１１の凸部
、特に操作ノブ２１を遊嵌する凹部２２が形成されてい
る。また、この凹部２２は第４図で示すように消毒液の
、排出口部２３を形成するものである。このため、この
凹部２２は消毒液槽６内において最も低く形成され、消
毒液はすべてこの凹部２２に向って流れ込めるようにな
っている。上記第１の低部１８には凹部２２に連なる流
し溝２４が形成されておシ、さらに、この流し溝２４に
は連通溝２５を介して前記第２の低部１９が連通してい
る。つまシ、第２の低部１９に溜る消毒液をその各溝：
！４．２５を通じて凹部２２に効率よく流し込めるよう
になっている。

また、第１の台部１４には小物消毒穴２６が形成されて
いて、この小物消毒穴２６には内視鏡９を消毒するとき
その内視鏡９から取り外す鉗子栓やピストンなどの小物
を入れるようになっている。さらに、この小物消毒穴２
６はその底部に達する深さに切欠いてなる切欠き溝２７
を通じて上記流し溝２４に連通している。そして、消毒
液槽６に消毒液を供給したときにはその切欠き溝２７を
通じて消毒液が流入して上記小物を浸漬するようになっ
ている。

なお、第２図および第３図中２８・・・は設置スペース
１６に設置する内視鏡９の挿入部１２およびライトガイ
ドコード１３をのせてわずかに浮かせるためのリブであ
る。また、消毒液槽６は使用しないときあるいは浸漬消
毒中図示しない蓋体によシ覆われるようになっている。

一方、上記排出口部２３は第４図で示すようにその途中
にフィルタ２９を張設してなシ、さらに、その下部には
排出管３１が接続されている。また、この排出管３１に
はコック３２が設けられていて、このコック３２を開け
ることによシこの排出管３１を通じてたとえば上記消毒
液タンク８に消毒液を戻すようになっている。

また、排出管３１の途中には後述する手動ポンプ３３に
通じる連通チューブ３４の一端カ接続されている。上記
手動ボン７０３３はテーブル枠１の上部棚４の隅部に立
設されておシ、その描造は第６図で示すように構成され
ている。すなわち１円筒体３５の内部にピストン杆３６
を嵌挿してなり、円筒体３５の下諭部には逆止弁３７が
組み込まれていて円筒体３５内への吸入のみを許すよう
になっている。上記逆止弁３７は中空体３８を上記円筒
体３５の下端部にねじ込み嵌着してなシ、この中空体３
８の上端縁３９に弾性弁板４１を当接するようにしであ
る。さらに１弾性弁板４１は押下げ杆４２に連結され。

押下げ杆４２はコイルばね４３によって下方へ向けて付
勢されている。しかして、上記弾性弁板４１はその押下
げ杆４２を介して下方へ引かれているため、中空体３８
の上端縁３９に弾性的に接合する。このため、円筒体３
５内への流入はその弾性弁板４１の周縁部を押し上げる
ことによシ許し、その逆流は弾性弁板４１を中空体３８
の上端縁３９に強く押し当てる状態になるため阻止され
る。上記ピストン杆３６の内方端には取付は枠４４を介
して逆止弁体４５が取シ付けられている。この逆止弁体
４５は弾性体からリング板状に形成されてなシ、上記取
付は枠４４の軸部４６に嵌挿されている。取付は枠４４
はその軸部４６の上部に十字状の第１の衝止枠部４７が
形成され、またその軸部４６の下部には同じく十字状の
第２の衝止枠部４８が形成されている。この下部側の衝
止枠部４８は上部側の衝止枠部４８の突出長さより充分
に長い。

したがって、逆止弁体４５が上方へ引き上げられるとき
は極力その変形が阻止される。さらに、逆止弁体４５の
周縁は下端側が切欠され、上端側が薄い舌片状に形成さ
れている。しかして。

ピストン杆３６によシ逆止弁体４５を引き上げるときは
円筒体３５の内周壁に密接したままであシ、逆に押し下
げるときには容易に離れ流体を通すようになっている。

ピストン杆３６の突出外端には操作つまみ４９が設けら
れている。

また、円筒体３５の上端にはキャラ７’５Ｊが被着され
、このキャップ５ノには分配器５２が取シ付けられてい
る。この分配器５２にはそれぞれコック５３・・・を有
した接続口５４・・・が取シ付けられている。そして、
この各接続口５４・・・にはそれぞれ供給チューブ５５
・・・が接続されるようになっている。その１本の供給
チューブ５５の延出先端には内視鏡９の゛鉗子目体１１
８に接続するコネクタキャップ５６が設けられている。

また、他の１本の供給チューブ５５の延出先端にはコネ
クタ１７の送気口体１１０に接続するコネクタキャップ
四８が設けられている。

一方、上記連通チューブ３３２円筒体３５および各供給
チューブ５５・・・は前記消毒槽６に連通ずるとともに
、内視鏡９の後述する管路に連通ずる送液管路手段を構
成している。そして。

第４図で示すように排出口部２３に接続される連通チュ
ーブ３４の接続点Ｐ１が手動ポンプ３３に接続される連
通チューブ３４の接続点Ｐ２の位置よシも低く設定され
ている。また、連通チューブ３４は途中でその管路が上
下することなく傾斜している。しかして、その途中に残
る消毒液は排出口部２３側へ自然に流れるようになって
いる。

一方、上記内視鏡９の内部に組み込まれた管路構成は第
７図で示すようになっている。

まず操作部１１．挿入部１２およびライトガイドコード
１３にわたって送気管路１０５と送液管路１０６とが挿
入配置されている。送気管路１０５と送液管路１０６の
先端は合流して挿入部１２の先端に設けた送気送液用ノ
ズル１０７に接続され、上記送気送液用ノズル１０７は
観察窓（図示し外い。）の外表面に向けて設けられてい
て、その観察窓の外表面に向けて洗浄液および空気を吹
き付けるようになっている。上記ライトカイトコード１
３の延出先端にはコネクタ１７が設けられ、このコネク
タ１＃７にハ送気管路１０５に連通ずる第１および第２
の送気ロ体１１０，１１１．送液管路１０６に連通する
送液口体１１２および後述する吸引用管路に連通ずる吸
引口体１１３がそれぞれ設けられている。

一方、上記挿入部１２、操作部１ノおよびライトガイド
コード１３の内部にはこれらにわたって吸引管路１１５
が挿入配置されている。この吸引管路１１５は先端側に
ついては処置具挿通用チャンネルとして形成されている
。そして、処置具挿通用チャンネルの先端は挿入部１２
の先端面における吸引口１１７に開口し、また、処置具
挿通用チャンネルの基端は挿作部１１において外部に開
口して鉗子口体１１８を形成している。なお、１１６は
逆止弁１１６ａを有する副送液口体で、上記送液管路１
０６に連通している。

さらに、上記処置具挿通用チャンネルは吸引管路１１５
の基端側に対し吸引開閉弁用シリンダ１１９を介して接
続されている。また、上記送気管路１０５と送液管路１
０６の途中には送気送液開閉弁用シリンダ１２０が介挿
されている。この各開閉弁用シリンダ１１９，１２０は
操作部１１の側面に並べて近接する状態で設置されてい
る。上記吸引開閉弁用シリンダ１１９は第８図に示すよ
うに有底円筒状をなし、その開口縁にはフランジ１２３
が一体に設けられている。また、送気送液開閉弁用シリ
ンダ１２０も同様に有底円筒状をなし、その開口縁にＣ
フランジ１２４が一体に設けられている。そして。

上記各開閉弁用シリンダ１１９，１２０にはそれぞれ栓
体１，３２，１．９３が装着され、開口端を閉塞してい
る。さらに、各栓体１３２，１３３の内周面には上記フ
ランジ１２３，１２４．！：係合する係合溝１３２　ａ
　、　１．９３　ａが刻設されていて、シリンダ１２３
９１２４の内圧が高まっても上記栓体１３２，１３３が
外れないようになっている。なお、上記各開閉弁用シリ
ンダ１１９゜１２０にはピストン（図示せず）が挿入さ
れ、このピストンの操作によって各管路１０５．１ｏ６
゜１１５を連通あるいは遮断できるようになっているが
、栓体１　、？　２　、　Ｊ　３　Ｊを取着するときに
は上記ピストンを抜去してから行なう。また。

上記コネクタ１７の第２の送気口体１１１と送液口体１
１２とは第９図に示すように注入口金１３７に開口し、
この注入口金１３７に嵌着された接続口体１３＆の内部
空間を介して連通している。

次に、上記簡易型の内視鏡用消毒器具を用いて内視鏡９
を消毒する場合について説明する。

まず、あらかじめ使用済みの内視鏡９につき、吸引開閉
弁用シリンダ１１９および送気送液開閉弁用シリンダ１
２０からピストンをそれぞれ取シ外して開口させた状態
で水道の近くで容器等に入れ洗浄する。この洗浄が終っ
た内視鏡９を第２図で示すように消毒液槽６の設置スペ
ース１６における所定の場所に設置する。ついで。

鉗子口体１１８に供給チューブ５５のコネクタキャラｆ
５６を接続し、また、送気口体１１０に別の供給チュー
ブ５５のコネクタキャッグ５８を接続する。また、各開
閉弁用シリンダ１１９゜１２０には栓体１３２！、１３
３を取着してその開口部を閉塞する。さらに、注入口金
１３７には接続口体１３８を被嵌する。また、上記取シ
外したピストン等は小物消毒穴２６に入れる。

このような準備が完了したところで、消毒タンク８から
消毒液をその消毒液槽６に内視鏡９が全体的に充分に浸
漬するまで流し込む。また、これによシ小物消毒穴２６
にも消毒液が自然に流れ込む。そとで１手動ポンプ３３
のピストン杆３６を手動で上下すると、まず引き上げた
とき逆止弁３７が５１コき排出口部２３および連通チュ
ーブ３４を通して円筒体３５内に消毒液を吸入する。つ
いで、ピストン杆３６を押し込むと。

逆止弁３７は閉塞状態に維持され、その円筒体３５内の
消毒液は圧縮されるため１粗側本４５を押し開いて上側
へ流れ込む。この動作を繰シ返すことによシ送液作用を
生じ、各供給チューブ５５・・・を通じて内視鏡９のす
べての各管路１０５゜１０６，１１５へ流れ込み、その
内部の気体を押し出してノズル１０７、吸引口体１１３
および吸引口１１７から流出する。これＫよυその各管
路１０５，１０６，１１５内を消毒液で完全に満たすこ
とができる。そして、このまま所要時間放置することに
より消毒を行なうのである。

消毒処理が完了したときには排出管３１のコック３２を
開き、この下に設置した消毒液タンク８に消毒液を戻す
。すなわち、消毒液槽６内の消毒液は最も低い排出口部
２３に集まってこれに流れ込み、消毒液タンク８に回収
される。

また１手動ポンプ３３や連通チューブ３４内にある消毒
液も上述したように連通チューブ３４の接続点Ｐ、、Ｐ
、に高低差をもたせたから容易に消毒液を排出口部２３
側へ流れ込む。手動ボン′ｆ３３を空のまま操作すれば
内視鏡９の各管路１０５，１０６．−１１５に送気され
、その内部に残った消毒液を押し出すことができる。

なお、上記同様にしてすすぎ洗いも可能であシ、また消
毒前の洗浄も可能である。また、本発明は体腔内に００
２ガスなどを送る送ガス管路およびその送ガス用開閉弁
を備えた内視鏡にも使用できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明の内視前用消毒器具は特に自
動制御機器、流体回路機器、流体回路機器または送気送
水用電動大型ポンプなどを組み込むものではなく、かつ
必要なものを簡便煙軽に使用できるように簡易に構成し
たものである。

したがって、簡便で手軽にどこでも使用できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図はその斜
視図、第２図は使用状態の平面図、第３図は消毒液槽の
平面図、第４図は要部の側断面図、第５図は第３図中Ｖ
−ｖ線に沿う断面図、第６図は手動ポンプの断面図、第
７図は消毒動作を説明するための内視鏡の概略的な構成
図、第８図は内視鏡の操作部の断面図、＠９図は内視鏡
のコネクタ部分の断面図である。ｌ・・・テーブル枠、６川消毒液槽、８・・・消毒液タ
ンク、９・・・内視鏡、Ｊ　Ｉ　用操作部、１２・・・
挿入部、１３・・・ライトがイドコード、１６・・・設
置スペース、２３・・・排出口部、３１・・・排出管、
３３・・・手動ポンプ、３４・・・連通チューブ、５５
・・・供給チューブ。出願人代理人　弁理士　坪　井　浮筒１図第８図第９図手続補正書昭和　圓；１２Ｆ１８日特許庁長官　志　賀　学　殿 ■、事件の表示特願昭５８−１７２３８０号２　発明の名称内視鏡用消毒器具３、補正をする渚事件との関係　特許出願人７心（０３７）　オリンパス光学工業株式会社４、代」
ｉ１１人７、補正の内容（１）　明細書第２頁第１１行目の「・・・電源コンセ
ント」の次に「や給排水設備」を加入する。（２）同第３頁下から第２行目の「棚７」？「棚４」に
補正する。（８）　同第５頁第９行目の「２１Ｊｋ抹消する。（４）同第６頁第２行目の「第１の台部１４」？「第２
の台部１５」に補正する。（５）　同第８頁第１４行目の「同じく十字状の」全抹
消する。（６）　同第８頁第１６行目の「４８」會「４７」に補
正する。（７）　同第９頁丁から第３行目のｒｓｓ」ｗ「３４」
に補正する。：８）　同第９頁下から第２行目の「消毒槽」を１消毒
液槽」に補正する。、９）　同第１１頁下から第６行目の「挿作部」？「操
作部」に補正する。１０　図面第１図、第６図および第７図を別紙の通り補
正する。１、事件の表示Ｉ＃原昭５８−１７２３８０号２、発明の名称内視鏡用消毒器具３、補正をする者事件との関係特許出願人名称（０３７）　オリンパス光学工業株式会社４、代理
人「補正の内容」の欄昭和５９年１２月１８日付提出の手続補正書の「補正の
内容」中、αＯに「第６図」とあるのを削除する。

Claims

【特許請求の範囲】

内視鏡を設置しその内視鏡を消毒液中に浸漬させるため
の消毒液槽と、この消毒液槽に連通しかつ上記内視鏡の
管路に着脱自在に連通接続する送液管路手段と、との送
液管路手段を介して消毒液を内視鏡の管路内に送る手動
ポンプとを具備してなることを特徴とする内視鏡用消毒
器具。