JPH0723897A - 逆流防止弁を配置した内視鏡 - Google Patents
逆流防止弁を配置した内視鏡Info
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- JPH0723897A JPH0723897A JP5191769A JP19176993A JPH0723897A JP H0723897 A JPH0723897 A JP H0723897A JP 5191769 A JP5191769 A JP 5191769A JP 19176993 A JP19176993 A JP 19176993A JP H0723897 A JPH0723897 A JP H0723897A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 逆流防止弁及び管内の洗浄が容易となるよう
にする。 【構成】 送気又は送水の操作バルブ９と先端部２との
間の内視鏡外表部に、逆流防止弁を組み込んだコネクタ
兼用弁部２０，２１或いはコネクタ兼用でない弁部２２
を設ける。この場合、弁部２０，２１，２２に着脱自在
となる蓋体２７，４１を設ける構成とすることができ
る。これにより、弁部２０，２１，２２が外表部におい
て、分解され、露出されるので、逆流防止弁及び管内の
洗浄を容易に行うことができる。
にする。 【構成】 送気又は送水の操作バルブ９と先端部２との
間の内視鏡外表部に、逆流防止弁を組み込んだコネクタ
兼用弁部２０，２１或いはコネクタ兼用でない弁部２２
を設ける。この場合、弁部２０，２１，２２に着脱自在
となる蓋体２７，４１を設ける構成とすることができ
る。これにより、弁部２０，２１，２２が外表部におい
て、分解され、露出されるので、逆流防止弁及び管内の
洗浄を容易に行うことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡、特に先端部から
空気、液体等が逆流するのを防止する逆流防止弁を配置
した装置の弁配置構造に関する。
空気、液体等が逆流するのを防止する逆流防止弁を配置
した装置の弁配置構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】内視鏡装置では、被観察体内へ挿入され
る先端部へ送気又は送水が可能な構造となっており、こ
れにより観察窓を洗浄するための水（生理食塩水）又は
空気を送ることや、被観察体へ患部洗浄水等を供給する
ことができる。
る先端部へ送気又は送水が可能な構造となっており、こ
れにより観察窓を洗浄するための水（生理食塩水）又は
空気を送ることや、被観察体へ患部洗浄水等を供給する
ことができる。
【０００３】図７には、従来の内視鏡（電子内視鏡）装
置における送気又は送水の概略構成が示されており、ス
コープとしての内視鏡１は先端部２（湾曲部）、操作部
３等からなり、この内視鏡１にケーブル４を介して光源
部５が接続される。この内視鏡１及びケーブル４内に
は、水タンク６、エアーポンプ７、そして吸引コネクタ
８から先端部２まで、それぞれの管が図示のように配設
され、操作部３には送気／送水操作バルブ９、吸引操作
バルブ１０が取り付けられている。
置における送気又は送水の概略構成が示されており、ス
コープとしての内視鏡１は先端部２（湾曲部）、操作部
３等からなり、この内視鏡１にケーブル４を介して光源
部５が接続される。この内視鏡１及びケーブル４内に
は、水タンク６、エアーポンプ７、そして吸引コネクタ
８から先端部２まで、それぞれの管が図示のように配設
され、操作部３には送気／送水操作バルブ９、吸引操作
バルブ１０が取り付けられている。
【０００４】また、操作部３の先端側に、注射器等の注
入器が接続される第１コネクタ１１と第２コネクタ１２
が設けられ、この第１コネクタ１１は内視鏡１内の送水
管１００，１０１へ接続され、第２コネクタ１２は独立
して先端部２へ患部洗浄水等を供給する送水管１１０へ
接続される。そして、上記第１コネクタ１１へ接続され
る送水管１００に逆流防止弁１４、第２コネクタ１２へ
接続される送水管１１０に逆流防止弁１５、送気管１２
０に逆流防止弁１６が取り付けられている。
入器が接続される第１コネクタ１１と第２コネクタ１２
が設けられ、この第１コネクタ１１は内視鏡１内の送水
管１００，１０１へ接続され、第２コネクタ１２は独立
して先端部２へ患部洗浄水等を供給する送水管１１０へ
接続される。そして、上記第１コネクタ１１へ接続され
る送水管１００に逆流防止弁１４、第２コネクタ１２へ
接続される送水管１１０に逆流防止弁１５、送気管１２
０に逆流防止弁１６が取り付けられている。
【０００５】上記の構成によれば、送気／送水操作バル
ブ９の上側開口を指で塞ぐことにより、エアーポンプ７
から供給される空気が送気管１２０を通って先端部２の
観察窓へ向けて送出される。このとき、先端部２から空
気、液体等の逆流が逆流防止弁１６で防止される。ま
た、この送気／送水操作バルブ９を下側へ押すと、送気
管１２０が閉状態、送水管１０１が開状態となって、水
タンク６から供給される水が送水管１０１を通って先端
部２へ供給される。
ブ９の上側開口を指で塞ぐことにより、エアーポンプ７
から供給される空気が送気管１２０を通って先端部２の
観察窓へ向けて送出される。このとき、先端部２から空
気、液体等の逆流が逆流防止弁１６で防止される。ま
た、この送気／送水操作バルブ９を下側へ押すと、送気
管１２０が閉状態、送水管１０１が開状態となって、水
タンク６から供給される水が送水管１０１を通って先端
部２へ供給される。
【０００６】更に、上記第１コネクタ１１へ連結した注
入器から上記の場合と異なる圧力で水を先端部２へ供給
することができる。ここでも、逆流防止弁１４によって
先端部２からコネクタ１１への液体等の逆流が防止され
ている。また、第２コネクタ１２からも注入器にて患部
洗浄水を先端部２へ供給することができ、この患部洗浄
水は先端部２から真っ直ぐ被観察体へ向けて放出され
る。この場合は、液体等の逆流は逆流防止弁１５で防止
される。
入器から上記の場合と異なる圧力で水を先端部２へ供給
することができる。ここでも、逆流防止弁１４によって
先端部２からコネクタ１１への液体等の逆流が防止され
ている。また、第２コネクタ１２からも注入器にて患部
洗浄水を先端部２へ供給することができ、この患部洗浄
水は先端部２から真っ直ぐ被観察体へ向けて放出され
る。この場合は、液体等の逆流は逆流防止弁１５で防止
される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の内視鏡では、上記逆流防止弁１４〜１６とその近
傍の管の洗浄、消毒が行い難いという問題がある。即
ち、逆流防止弁１４〜１６とその近傍の管が逆流した液
体等によって或いは継続的使用によって汚れることが判
明し、この逆流防止弁１４〜１６の洗浄、消毒が求めら
れている。しかし、図７にも示されるように、逆流防止
弁１４〜１６は内視鏡１の内部で管の途中に配設されて
おり、洗浄のためのブラシを送気／送水操作バルブ９側
から挿入できないので、先端部開口或いは第１コネクタ
１１及び第２コネクタ１２側から挿入しなければなら
ず、洗浄、消毒が困難となっていた。
従来の内視鏡では、上記逆流防止弁１４〜１６とその近
傍の管の洗浄、消毒が行い難いという問題がある。即
ち、逆流防止弁１４〜１６とその近傍の管が逆流した液
体等によって或いは継続的使用によって汚れることが判
明し、この逆流防止弁１４〜１６の洗浄、消毒が求めら
れている。しかし、図７にも示されるように、逆流防止
弁１４〜１６は内視鏡１の内部で管の途中に配設されて
おり、洗浄のためのブラシを送気／送水操作バルブ９側
から挿入できないので、先端部開口或いは第１コネクタ
１１及び第２コネクタ１２側から挿入しなければなら
ず、洗浄、消毒が困難となっていた。
【０００８】ここで、上記逆流防止弁を操作バルブ９内
へ組み込むことも考えられるが、この場合は、操作バル
ブ９自体が長くなるし、機構が複雑となるので、洗浄も
容易に行うことができない。
へ組み込むことも考えられるが、この場合は、操作バル
ブ９自体が長くなるし、機構が複雑となるので、洗浄も
容易に行うことができない。
【０００９】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、逆流防止弁及び管内の洗浄を容易
に行うことができる逆流防止弁を配置した内視鏡を提供
することにある。
であり、その目的は、逆流防止弁及び管内の洗浄を容易
に行うことができる逆流防止弁を配置した内視鏡を提供
することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第１請求項記載の発明に係る逆流防止弁を配置した
内視鏡は、先端部へ所定の供給源から送気又は送水をす
るために、供給管及び操作バルブが配設された内視鏡に
おいて、上記送気又は送水の操作バルブと先端部との間
の内視鏡外表部に、逆流防止弁を組み込んだ弁部を設
け、この弁部の上部には送水のためのコネクタを形成し
たことを特徴とする。第２請求項記載の発明は、上記操
作バルブからの送水管を上記弁部へ接続し、この弁部に
はコネクタ外部への逆流を防止する逆流防止弁と操作バ
ルブ側への逆流を防止する逆流防止弁とを設けたことを
特徴とする。
に、第１請求項記載の発明に係る逆流防止弁を配置した
内視鏡は、先端部へ所定の供給源から送気又は送水をす
るために、供給管及び操作バルブが配設された内視鏡に
おいて、上記送気又は送水の操作バルブと先端部との間
の内視鏡外表部に、逆流防止弁を組み込んだ弁部を設
け、この弁部の上部には送水のためのコネクタを形成し
たことを特徴とする。第２請求項記載の発明は、上記操
作バルブからの送水管を上記弁部へ接続し、この弁部に
はコネクタ外部への逆流を防止する逆流防止弁と操作バ
ルブ側への逆流を防止する逆流防止弁とを設けたことを
特徴とする。
【００１１】第３請求項記載の発明は、上記コネクタが
形成される弁部上部を、この弁部から取外し可能となる
蓋体とし、弁内部が露出されるように構成したことを特
徴とする。第４請求項記載の発明は、先端部へ所定の供
給源から送気又は送水をするために、供給管及び操作バ
ルブが配設された内視鏡において、上記送気又は送水の
操作バルブと先端部との間の内視鏡外表部に、逆流防止
弁を組み込んだ弁部を設け、この弁部の上部にはこの弁
部から取外し可能となる蓋体を形成し、弁内部が露出す
るように構成したことを特徴とする。
形成される弁部上部を、この弁部から取外し可能となる
蓋体とし、弁内部が露出されるように構成したことを特
徴とする。第４請求項記載の発明は、先端部へ所定の供
給源から送気又は送水をするために、供給管及び操作バ
ルブが配設された内視鏡において、上記送気又は送水の
操作バルブと先端部との間の内視鏡外表部に、逆流防止
弁を組み込んだ弁部を設け、この弁部の上部にはこの弁
部から取外し可能となる蓋体を形成し、弁内部が露出す
るように構成したことを特徴とする。
【００１２】
【作用】上記の構成によれば、一つ又は複数の逆流防止
弁が配置されたコネクタ構成等の弁部が、内視鏡の外表
部に配置されるので、内視鏡の外表部に配置された逆流
防止弁及びその近傍の管の清掃、消毒が容易となる。ま
た、取外し可能な蓋体が設けられた弁部とすれば、逆流
防止弁を配置した弁部の分解が行い易くなり、洗浄、消
毒が更に効率よく行われる。
弁が配置されたコネクタ構成等の弁部が、内視鏡の外表
部に配置されるので、内視鏡の外表部に配置された逆流
防止弁及びその近傍の管の清掃、消毒が容易となる。ま
た、取外し可能な蓋体が設けられた弁部とすれば、逆流
防止弁を配置した弁部の分解が行い易くなり、洗浄、消
毒が更に効率よく行われる。
【００１３】
【実施例】図１には、実施例に係る逆流防止弁を配置し
た内視鏡の全体が示されており、図示されるように、内
視鏡１８は図７の場合と同様に、先端部２、操作部３を
有し、この内視鏡１８にはケーブル４を介して光源部５
が接続される。そして、この内視鏡１８には、水タンク
６、光源部５内のエアーポンプ７、そして吸引コネクタ
８から、それぞれの供給管が図示のように配設され、操
作部３には送気／送水操作バルブ９、吸引操作バルブ１
０が取り付けられる。なお、図示１９は鉗子等を挿入す
るための鉗子導入口である。
た内視鏡の全体が示されており、図示されるように、内
視鏡１８は図７の場合と同様に、先端部２、操作部３を
有し、この内視鏡１８にはケーブル４を介して光源部５
が接続される。そして、この内視鏡１８には、水タンク
６、光源部５内のエアーポンプ７、そして吸引コネクタ
８から、それぞれの供給管が図示のように配設され、操
作部３には送気／送水操作バルブ９、吸引操作バルブ１
０が取り付けられる。なお、図示１９は鉗子等を挿入す
るための鉗子導入口である。
【００１４】この内視鏡１８における操作部３の先端側
に、逆流防止弁を組み込んだコネクタ兼用弁部２０，２
１と、コネクタを兼用しない弁部２２が配置されてお
り、上記コネクタ兼用弁部２０は送水用、コネクタ兼用
弁部２１は患部洗浄水用、弁部２２は送気用として用い
られる。
に、逆流防止弁を組み込んだコネクタ兼用弁部２０，２
１と、コネクタを兼用しない弁部２２が配置されてお
り、上記コネクタ兼用弁部２０は送水用、コネクタ兼用
弁部２１は患部洗浄水用、弁部２２は送気用として用い
られる。
【００１５】図２には、上記送水用のコネクタ兼用弁部
２０の詳細な構成（一例）が示されており、このコネク
タ兼用弁部２０は、内視鏡１８の外板２４に固定された
略半球形の基体２５に、回転リング２６を有する蓋体２
７を着脱自在に取り付ける構造となっている。この回転
リング２６は、図示のように基体２５と雌雄ネジ形式で
結合され、この蓋体２７の中心部には注射器等の注入器
を接続する結合部２８が形成されている。この結合部２
８の流路２９に連通する流路に、コネクタ外部への逆流
を防止する逆流防止弁３０が配置される。
２０の詳細な構成（一例）が示されており、このコネク
タ兼用弁部２０は、内視鏡１８の外板２４に固定された
略半球形の基体２５に、回転リング２６を有する蓋体２
７を着脱自在に取り付ける構造となっている。この回転
リング２６は、図示のように基体２５と雌雄ネジ形式で
結合され、この蓋体２７の中心部には注射器等の注入器
を接続する結合部２８が形成されている。この結合部２
８の流路２９に連通する流路に、コネクタ外部への逆流
を防止する逆流防止弁３０が配置される。
【００１６】また、上記蓋体２７に、ネジ等により中間
部材３２が取り付けられており、この中間部材３２で
は、その下側に上記送気／送水操作バルブ９へ連結され
る送水管１０１への逆流を防止する逆流防止弁３３が配
置され、中心縦方向に流路３４、横方向に複数の流路３
５が形成されている。なお、各部材は図示のように、Ｏ
リングにて気密性が保たれるようになっている。そし
て、上述したように、基体２５の底部には送水管１０１
が接続されると共に、斜面部に内視鏡先端部２まで形成
された送水管１０２が接続される。
部材３２が取り付けられており、この中間部材３２で
は、その下側に上記送気／送水操作バルブ９へ連結され
る送水管１０１への逆流を防止する逆流防止弁３３が配
置され、中心縦方向に流路３４、横方向に複数の流路３
５が形成されている。なお、各部材は図示のように、Ｏ
リングにて気密性が保たれるようになっている。そし
て、上述したように、基体２５の底部には送水管１０１
が接続されると共に、斜面部に内視鏡先端部２まで形成
された送水管１０２が接続される。
【００１７】図３には、上記逆流防止弁３０，３３の構
成が示される。この逆流防止弁３０，３３は、ゴム等の
弾性部材からなり、内側の弁３７が軸方向に移動できる
ように外側リング３８に接続された構成となっている。
成が示される。この逆流防止弁３０，３３は、ゴム等の
弾性部材からなり、内側の弁３７が軸方向に移動できる
ように外側リング３８に接続された構成となっている。
【００１８】上記のコネクタ兼用弁部２０によれば、送
気／送水操作バルブ９の操作により送水管１０１を通っ
た水は、逆流防止弁３３を通過し、流路３４，３５を介
して送水管１０２へ流れることになる。この際には、上
側の逆流防止弁３０は閉状態となり、外部への逆流が防
止される。一方、上記結合部２８へ注入器を接続した場
合は、注入された水は逆流防止弁３０を通って、同様に
流路３４，３５を介して送水管１０２へ流れる。このと
きは、下側の逆流防止弁３３は閉状態となり、送気／送
水操作バルブ９側への逆流が防止される。このようにし
て、供給される水は内視鏡先端部２の観察窓へ向けて噴
射されることになり、この送水によって観察状態が改善
される。更に、この送水をしないときは、両方の逆流防
止弁３０，３３により、被観察体内の液体等が送水管１
０２から各部へ逆流することが防止される。
気／送水操作バルブ９の操作により送水管１０１を通っ
た水は、逆流防止弁３３を通過し、流路３４，３５を介
して送水管１０２へ流れることになる。この際には、上
側の逆流防止弁３０は閉状態となり、外部への逆流が防
止される。一方、上記結合部２８へ注入器を接続した場
合は、注入された水は逆流防止弁３０を通って、同様に
流路３４，３５を介して送水管１０２へ流れる。このと
きは、下側の逆流防止弁３３は閉状態となり、送気／送
水操作バルブ９側への逆流が防止される。このようにし
て、供給される水は内視鏡先端部２の観察窓へ向けて噴
射されることになり、この送水によって観察状態が改善
される。更に、この送水をしないときは、両方の逆流防
止弁３０，３３により、被観察体内の液体等が送水管１
０２から各部へ逆流することが防止される。
【００１９】図４には、上記蓋体２７を取り外した状態
が示されており、図２の回転リング２６を回すことによ
り、逆流防止弁３０，３３を保持したまま蓋体２７を取
り外すことができる。従って、実施例では、逆流防止弁
３０，３３や送水管１０１，１０２等の洗浄、消毒が容
易となる利点がある。
が示されており、図２の回転リング２６を回すことによ
り、逆流防止弁３０，３３を保持したまま蓋体２７を取
り外すことができる。従って、実施例では、逆流防止弁
３０，３３や送水管１０１，１０２等の洗浄、消毒が容
易となる利点がある。
【００２０】図５には、患部洗浄水用のコネクタ兼用弁
部２１の詳細な構成が示されており、図示されるよう
に、この場合も、略半球形の基体４０に蓋体４１が被せ
られる構成となっている。この蓋体４１には、雌雄ネジ
形式で基体４０に結合する回転リング４２が設けられ、
この蓋体４１の中心部には注入器を接続する結合部４３
が形成される。この結合部４３の流路４４に連通する流
路に、図３で示した逆流防止弁４５が配置される。そし
て、基体４０の底部側には、内視鏡先端部２へ向けて形
成された送水管１１０が接続される。
部２１の詳細な構成が示されており、図示されるよう
に、この場合も、略半球形の基体４０に蓋体４１が被せ
られる構成となっている。この蓋体４１には、雌雄ネジ
形式で基体４０に結合する回転リング４２が設けられ、
この蓋体４１の中心部には注入器を接続する結合部４３
が形成される。この結合部４３の流路４４に連通する流
路に、図３で示した逆流防止弁４５が配置される。そし
て、基体４０の底部側には、内視鏡先端部２へ向けて形
成された送水管１１０が接続される。
【００２１】上記患部洗浄水用のコネクタ兼用弁部２１
によれば、結合部４３へ注入器を接続することにより、
洗浄水が逆流防止弁４５を通って送水管１１０から先端
部２へ送られる。従って、この患部洗浄水は先端部２か
ら真っ直ぐ被観察体へ向けて噴射されることになり、こ
れによって各種の処置が行われるが、この場合も被観察
体内の液体等の逆流が逆流防止弁４５で防止される。そ
して、上記と同様に、蓋体４１を取り外して、洗浄、消
毒が可能となる。
によれば、結合部４３へ注入器を接続することにより、
洗浄水が逆流防止弁４５を通って送水管１１０から先端
部２へ送られる。従って、この患部洗浄水は先端部２か
ら真っ直ぐ被観察体へ向けて噴射されることになり、こ
れによって各種の処置が行われるが、この場合も被観察
体内の液体等の逆流が逆流防止弁４５で防止される。そ
して、上記と同様に、蓋体４１を取り外して、洗浄、消
毒が可能となる。
【００２２】図６には、送気用のコネクタ形式でない弁
部２２の構成が示されており、この弁部２２には結合部
のない蓋体４７が設けられる。そして、この蓋体４７に
は、図２の構成における上側の逆流防止弁３０をなくし
て、下側の逆流防止弁３３のみを取り付けた中間部材４
８が接続される。これによれば、送気／送水操作バルブ
９側から空気を送気管１２０，１２０を介して先端部２
側へ送ることができると同時に、先端部２側からの空
気、液体の逆流を防止することが可能となる。
部２２の構成が示されており、この弁部２２には結合部
のない蓋体４７が設けられる。そして、この蓋体４７に
は、図２の構成における上側の逆流防止弁３０をなくし
て、下側の逆流防止弁３３のみを取り付けた中間部材４
８が接続される。これによれば、送気／送水操作バルブ
９側から空気を送気管１２０，１２０を介して先端部２
側へ送ることができると同時に、先端部２側からの空
気、液体の逆流を防止することが可能となる。
【００２３】上記実施例では、弁部２０，２１，２２に
おいて蓋体２７，４１を取外し可能とすることにより、
洗浄、消毒が容易となるだけでなく、逆流防止弁３０，
３３，４５の交換等も行い易くなる。更に、上記コネク
タ兼用弁部２０，２１においては、この弁部２０，２１
が内視鏡１８の外表部へ配置されると共に、コネクタと
兼用とされるので、着脱自在の蓋形式としない場合で
も、洗浄、消毒が従来に比較して容易になるという利点
がある。
おいて蓋体２７，４１を取外し可能とすることにより、
洗浄、消毒が容易となるだけでなく、逆流防止弁３０，
３３，４５の交換等も行い易くなる。更に、上記コネク
タ兼用弁部２０，２１においては、この弁部２０，２１
が内視鏡１８の外表部へ配置されると共に、コネクタと
兼用とされるので、着脱自在の蓋形式としない場合で
も、洗浄、消毒が従来に比較して容易になるという利点
がある。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送気又は送水の操作バルブと先端部との間の外表部に、
一つ或いは複数の逆流防止弁を組み込んだ弁部を設ける
ことを基本的な構成とし、更にこの弁部に蓋体を設ける
構成、この蓋体にコネクタを形成する構成等を採用した
ので、逆流防止弁及び管内の洗浄、消毒を容易に行うこ
とができ、逆流防止弁等の保守、修理も容易となる利点
がある。
送気又は送水の操作バルブと先端部との間の外表部に、
一つ或いは複数の逆流防止弁を組み込んだ弁部を設ける
ことを基本的な構成とし、更にこの弁部に蓋体を設ける
構成、この蓋体にコネクタを形成する構成等を採用した
ので、逆流防止弁及び管内の洗浄、消毒を容易に行うこ
とができ、逆流防止弁等の保守、修理も容易となる利点
がある。
【図１】本発明の実施例に係る逆流防止弁を配置した内
視鏡の構成を示す全体図である。
視鏡の構成を示す全体図である。
【図２】実施例において二つの逆流防止弁を設けたコネ
クタ兼用弁部の構成を示す断面図である。
クタ兼用弁部の構成を示す断面図である。
【図３】実施例の逆流防止弁の構成を示す図である。
【図４】図２のコネクタ兼用弁部において蓋体を取り外
した状態を示す図である。
した状態を示す図である。
【図５】実施例において一つの逆流防止弁を設けたコネ
クタ兼用弁部の構成を示す断面図である。
クタ兼用弁部の構成を示す断面図である。
【図６】実施例のコネクタ兼用でない送気用の弁部の構
成を示す断面図である。
成を示す断面図である。
【図７】従来における内視鏡の構成を示す全体図であ
る。
る。
１，１８ … 内視鏡、 ２ … 先端部、 ３ … 操作部、 ９ … 送気／送水操作バルブ、 ２０，２１ … コネクタ兼用弁部、 ２２ … 弁部、 ２５，４０ … 基体、 ２７，４１ … 蓋体、 ３０，３３，４５ … 逆流防止弁。
Claims (4)
- 【請求項１】 先端部へ所定の供給源から送気又は送水
をするために、供給管及び操作バルブが配設された内視
鏡において、上記送気又は送水の操作バルブと先端部と
の間の内視鏡外表部に、逆流防止弁を組み込んだ弁部を
設け、この弁部の上部には送水のためのコネクタを形成
したことを特徴とする逆流防止弁を配置した内視鏡。 - 【請求項２】 上記操作バルブからの送水管を上記弁部
へ接続し、この弁部にはコネクタ外部への逆流を防止す
る逆流防止弁と操作バルブ側への逆流を防止する逆流防
止弁とを設けたことを特徴とする上記第１請求項記載の
逆流防止弁を配置した内視鏡。 - 【請求項３】 上記コネクタが形成される弁部上部を、
この弁部から取外し可能となる蓋体とし、弁内部が露出
されるように構成したことを特徴とする上記第１請求項
記載の逆流防止弁を配置した内視鏡。 - 【請求項４】 先端部へ所定の供給源から送気又は送水
をするために、供給管及び操作バルブが配設された内視
鏡において、上記送気又は送水の操作バルブと先端部と
の間の内視鏡外表部に、逆流防止弁を組み込んだ弁部を
設け、この弁部の上部にはこの弁部から取外し可能とな
る蓋体を形成し、弁内部が露出するように構成したこと
を特徴とする逆流防止弁を配置した内視鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5191769A JPH0723897A (ja) | 1993-07-05 | 1993-07-05 | 逆流防止弁を配置した内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5191769A JPH0723897A (ja) | 1993-07-05 | 1993-07-05 | 逆流防止弁を配置した内視鏡 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0723897A true JPH0723897A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=16280218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5191769A Pending JPH0723897A (ja) | 1993-07-05 | 1993-07-05 | 逆流防止弁を配置した内視鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723897A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1033477A (ja) * | 1996-07-25 | 1998-02-10 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 内視鏡の管路洗浄装置 |
| JP2011106592A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Nifco Inc | 回動体の制動構造 |
| US9161680B2 (en) | 2013-11-26 | 2015-10-20 | Bracco Diagnostics Inc. | Disposable air/water valve for an endoscopic device |
| WO2016195034A1 (ja) * | 2015-06-04 | 2016-12-08 | オリンパス株式会社 | 超音波内視鏡及び注水具 |
-
1993
- 1993-07-05 JP JP5191769A patent/JPH0723897A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1033477A (ja) * | 1996-07-25 | 1998-02-10 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 内視鏡の管路洗浄装置 |
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| KR101341304B1 (ko) * | 2009-11-18 | 2013-12-12 | 가부시키가이샤 니프코 | 회동체의 제동 구조 |
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| JP6125130B1 (ja) * | 2015-06-04 | 2017-05-10 | オリンパス株式会社 | 超音波内視鏡及び注水具 |
| CN107205727A (zh) * | 2015-06-04 | 2017-09-26 | 奥林巴斯株式会社 | 超声波内窥镜和注水器具 |
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