JPS6369503A - 高流束密度、低汚れ傾向の透過性膜 - Google Patents

高流束密度、低汚れ傾向の透過性膜

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JPS6369503A
JPS6369503A JP62214951A JP21495187A JPS6369503A JP S6369503 A JPS6369503 A JP S6369503A JP 62214951 A JP62214951 A JP 62214951A JP 21495187 A JP21495187 A JP 21495187A JP S6369503 A JPS6369503 A JP S6369503A
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permeable membrane
sheet
grooves
groove
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ドナルド・リチャード・ウィルソン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、逆浸透、限外濾過、気体分離およびその他の
分離および濾過操作ならびに膜反応系(膜リアクター系
)に有用な新規な通過性の膜系に関する。この膜は、本
発明の新規形態の構成とすることで従来の材料から製作
することができる。
(発明の背景) 透過性の膜は、これを適当な構成とすることにより多く
の分離もしくは濾過操作に使用することができる。適当
な構成とした膜モジエールは、逆浸透、限外濾過、気体
分離、液−液分離、および支持体付き液体膜方式に用い
ることができる。
逆浸透は、溶媒を溶質および粒子状物から分離するため
に用いられる圧力推進式の分離操作である。多孔質基体
に緻密な薄膜すなわちバリヤー層を設けた膜が一般に使
用される。f#製もしくは濃縮する流れの浸透圧に打ち
勝つだけの圧力を使用する。逆浸透の主な用途は、水の
精製および水溶液の濃縮である。
限外濾過は、可溶性および不溶性のいずれの物質にも適
用できる粒子寸法で排除する分離操作である。この操作
に用いる膜は所望直径の細孔を有しており、この膜は、
細孔寸法に応じて、直径10〜200人の範囲内の分子
もしくは粒子を通過させ、それより大きな分子もしくは
粒子の通過を阻止する。 0.02〜10−の範囲内の
より大きなものを阻止する膜もしくはフィルターは、−
gに精密濾過用のマイクロフィルターと呼ばれる。しか
し、実際には限外濾過と精密濾過の間のこの区別はあい
まいであり、はっきりした境界はない。
限外濾過の重要な用途の例をいくつか挙げると、(1)
電着塗装工程における水洗タンクからの塗料の回収、(
2)機械および金属仕上げ操作でよく生成する油水エマ
ルシランの凝離、および(3)食品、薬品および生物学
的製品の分離・濃縮である。限外濾過では、膜の両側で
顕著な浸透圧を生じないので、これに用いる圧力(約1
0〜100psi= 0.7〜7 kg/d)は逆浸透
の場合より低い、操作圧力が約25 Psi (1,8
kg/cj)までに制限されるが、中空糸方式(管供給
型)が好適である。この操作圧力の制限は、中空糸のフ
ープ強度の限界およびこの中空糸を収容した末端シール
の一体性に起因する。スパイラル巻き方式はより高い圧
力(100psi =1kg/aj)で使用することが
できるが、供給流流路用のスペーサとなるスクリーンに
より流れが制限されることから、一定の流速を得るのに
より高い圧力降下が必要となるので流束fft(flu
x rate)がより高くならない(R,S、 Tut
unjtan、  5cale−upConsider
ations for Mes+brane Proc
esses’、  バイオテクノロジー(Biotec
hnolo  )  Vol 3.1985年7月、 
pp、615−626) 。
管状膜型および平膜型(耐圧板型もしくは仮−枠型とも
いう)は、滞留容積(ホールドアツプ)が大きく、大き
なスペースが必要となるという顕著な欠点を有している
0本発明の基本概念は、中空糸方式の有利な特性を備え
、しかもそれより高い圧力に耐えられるようにすること
でより高い流束量を確保することである。
膜による気体分離は、多成分系のガス流中で、もしくは
このガス流から、lもしくは2以上の成分を濃縮するの
に用いられる圧力推進式の分離操作である。各種方法に
使用される膜は、あるガスに対して別のガスより高い透
過性を有する空隙の小さい緻密な皮膜(微多孔性支持体
上に設けた)を有する。気体分離膜の工業的利用は、近
年急速に拡大している。主要な用途としては、アンモニ
ア製造プラントにおける水素の分離、天然ガスおよび埋
立ガス(landfill gas)における二酸化炭
素の分離、およびfi縮富窒素よび酸素富化空気を製造
するための空気の分離がある。中空糸方式とスパイラル
巻き方式の両方が競い合っており、前者の中空糸方式の
方がスパイラル巻き方式より表面積が約3倍も大きいと
いう利点を有する。しかし、スパイラル巻きユニットは
任意の位置に設置することができ、運転要員によるエレ
メントの交換もより容易であるという報告がある。これ
に対して、中空糸型ユニットは、通常は、糸がかたまっ
てしまうのを防止するために垂直に設置され、また交換
もあまり容易ではない(G、 Parkinson+S
、 Llshio and R,Lewald、  M
embranes Widen 1(ofes in 
Gas 5eparations”、ケミカル・エンジ
ニアリング(Che+wical Engineeri
n )+ 1984年4月16日。
pp、14−19) 。
液体分離(これは逆浸透法である)も、気体分離と同様
に、圧力推進式の分離操作であり、多成分流れにおける
1もしくは2以上の成分の選択的透過性に基づいている
。ffl油から軽質炭化水素骨を分離する方法が現在ア
ライド−シグナル社により工業化されつつある。また、
水からのアルコール類の分離といった各種液体の分離に
ついて多くの研究が報告されている。バーベイバレージ
ョン(浸透気化)と呼ばれる液体分離法の変法では、透
過側に減圧を適用して膜の出口側で気相を維持する。そ
の後、透過流を凝縮させて液体とする。
大部分の大量液体分離がこの方法で達成された。
例として、ベンゼン−シクロヘキサン共沸混合物のよう
な各種共沸混合物の分離およびキシレン異性体のように
非常に類似した化合物間の分離が挙げられる。
支持体付き液体膜力式は、固体膜の微孔中に含浸させた
液体を利用する。この液体は毛管作用によりその場所(
微孔中)に保持される。この固体膜は平膜、スパイラル
巻き、または中空糸型とすることができる、上記液体は
混合物から特定の成分を選択的にi3遇させる。液体膜
は一姫にある物質に対するその選択的溶解性により分離
を達成する。上記のように固定化された液体は、一般に
分離すべき物質と錯体を形成する錯化剤を含有しており
、このfit化剤が膜を通って該物質を移動させ、次い
でこの物質を放出し、もとに戻って上記操作を反復する
0例えば、ベンド・リサーヂ社(BendResear
eh、 Inc、)が電気メツキ溶液からクロムを回収
する方法およびウラン浸出水を濃縮する方法を開発した
との報告がある〔欠l左土二エヱ乏三アリン冬、 19
83年4月18日、 pp、9−10 ) 。
膜リアクタ一方式は、特に生物工学において新たに開発
された技術である。「生物工学における膜、技術の現状
(Membranes In Biotechnolo
gy+5taLe of the Art) Jと題す
る論文〔^、5. Michaels and S、L
、 Matson+デサリネーション(Desal!n
1史泣、婬、 (1985) 231−258)および
この論文で引用された文献に説明されているように、適
当な膜を備えたこの方式は、生体触媒と生成物分離の二
つの機能を果たすことができる。
米国エネルギ一部の要請により欣工学とその応用例に関
する評価が最近行われた(S、A、 Leeper。
D、Il、 5tevenson、 P、Y、−CCh
iu+ Sj、 Pr1ebe、 II。
F、 5anchez and P、’M、 Wiko
ff、  rllQ工学と応用例:ある評価(Memb
rane Technology and Appli
eations: An Assessment)J 
、 DOE契約!ACO7−761D。
1570、 NTl5 IDE84009000.19
84年2月〕りこの報告書では多くの分野について検討
しており、膜に使用により著しくエネルギー節減になる
ケースが多数あることを引用している。膜工学の応用例
として、廃水処理およびリサイクル、蒸発に代えて逆浸
透による濃縮、洗浄廃水からの有用物質の回収、水およ
び顕熱のリサイクルが可能な高温廃液流の処理、および
熱に敏感な生成物の濃縮が挙げられている。
」二記報告書の評価で検討の対象となった分野には、(
11食品加工、(2)採鉱、主要金属回収、および金属
製品の製作、(3)繊維および皮革製品の製造、(4)
紙パルプ製品の製造、(5)炭化水素の抽出および精製
、(6)化学プロセス工業、(7)医学および健康管理
、ならびに(8)家庭、自治体および企業での水処理が
ある。
多くの用途において逆浸透方式で最も:調念された限界
は、その汚れの問題である0例えば、食品の濃縮および
食品製造用水流の精製においては、実質的な予備濾過が
可能な海水淡水化もしくは水精製といったよりきれいな
応用例において昔通に処理される流れに比べて「汚ない
」流れに膜システムを露出しなければならない。
現在の高流束密度膜システムでは、予備濾過の必要性や
汚れの問題から、その応用性が制限され、また分離コス
トの実質的な増大を招いている0本発明の主目的は、予
備濾過の必要性を最小限にとどめ、汚れ傾向の低い高流
束密度の膜分離システムを提供することである。その他
の利点は以下の本発明の詳細な説明から明らかとなろう
(従来の技術と問題点) バリヤー層を有する透過性膜は、いずれも非対称型の次
の2種類に基本的に分類される。
−緻密スキン層形成型、および −薄膜複合体型。
これらは、次の5種類の基本形態で使用される。
−平膜(plate−and4rame)、−管状膜(
tubular)、 −スパイラル巻き (spiral−wound)、−
中空糸、シェル供給型(hollow−fiber、 
5hell−4ed)、 一中空糸、管供給型(hollow−fiber、 j
ube4ed)これらの膜および形態については、多く
の文献(例、上で引用したLeeper et at、
の論文)に詳細に説明されているので、ここでは操り返
さない。
ただし、逆浸透分離に対する各種の膜形態の特徴を次に
概説する。
下記の第1表は、各種の市販形態の膜特性を比較したも
のである。管供給型中空糸方式はコンセッ1社(Con
sep+ Inc、、 Bend River、 Or
e、)で製造される予定であったが、この方式の工業化
計画は中断したままである0表示の最初の二つの特性に
ついてはある範囲幅で数値を示してもよかったが、第1
表に示した数値は汽水分離に対する最新技術での代表的
な値である。平膜および管状膜方式のデータは上記のL
eaper et al、による評価(35頁)から引
用した。スパイラル巻き方式のデータは、ハイドロノー
ティー/ジス(Hydronautics)ユニットに
ついてのデータ(A、M、 Desai rユマ海水淡
水化施設におけるハイドロノーティックス逆浸13(R
O)試験装置の性能、デサリネーシッン、 23. (
197?)、 367−381 )であり、シェル供給
型中空糸方式のデータは、デュポン社製パーマセソブ(
Permasep、登録商標)B−9分離装置について
のデータ〔8インチ直径B−9型パーマセップ透過装置
型番0840の製品規格:デュポン製品カタログ122
5 (1983)、および Ches+1cal Pr
ocessing Applications 1nS
eparations/Membranes”、  リ
ボ−) m82−3.  Che+s。
Systems、 Inc、+米国二ニーヨーク州タリ
ータウン。
1983年8月〕りある。管供給型中空糸方式に関する
データは、ベンド・リサーチ社(Bend Re5ea
rch。
Inc、)より報告されたデータを示す(LC,[1a
bc。
ck、 R,W、 Baker、 R,P、 Bars
s、 B、A、 Kruse−5@1thand H,
に、 Lonsdale r複合中空繊維の開発−第三
期(Development or Composit
e Ilollow Fibers −Phase I
II)J 、 0WRT契約114−34−0001−
05mm8対ベンド・リサーチ社、NTl5よりリボ−
トロPB83−108068として入手可;およびW、
C,Babcock、 U、に、L、 Lee、 R,
J、 Ray and C,A、 Speckman 
r甘味料産業におけるエネルギー効率のよい腹骨!(E
nergy−Efficient Mesbrane 
5eparations in the Sweete
nerIndustry) J DOE契約1[IE−
AC07−8211112425、NTl5よりリポー
トIt DE85mm06586として入手可〕。
率1老 (rt’/rtつ 透過流束   2020    20    310(
gal/It’/day) 流束密度   1間 1間   匝   1無  4(
6)(gal/f L3/day) 変換率/線フィート   低    低       
中       高     中(ft”/inり 寄住圧力損失     非常に低 非常に低     
低       高     中濃度分極     非
常に低 非常に低     中       高   
  低lη  れ      非常に低 非常に低  
   中       高     低予備濾過必要性
    小    小       大       
大     小モジエールコスト    高    高
       低       低     中第1表
に示した各方式の比較は、具体的な用途により結果が違
ってくるであろう、また、操作性や水製造の総コストも
考慮されよう0例えば、平膜および管状膜方式は、モジ
エールが高価であり、滞留容積が大きく、モジュール当
たりの生産性が低いという欠点がある。それでも、汚れ
が少なく、予備濾過の必要性が小さいというその操作上
の利点から、その価格にもかかわらずこれらの方式しか
適当ではないといった用途がいくつかある。スパイラル
巻きおよび中空糸シェル供給型方式は、操作性およびコ
ストの面では互いに非常に類似している。1ガロンの水
の製造に要するコストに基づいて比較した場合、これら
のモジュールのコストは、平膜および管状膜方式よりほ
ぼ1桁も安価になる。これらの方式では予備濾過の必要
性はずっと大きいが、予備濾過のコストは海水淡水化の
場合で水コストの20〜40%を占めるに過ぎないので
、やはりはるかに低コストの方式となる。しかしながら
、供給流が懸濁固体を高濃度で含有している食品加工の
分野のように、予備濾過の必要性が小さく、汚れが少な
いことが絶対に必要な多くの応用分野がある。このよう
な応用分野の別の例は、醗酵ブロスならびにその他のプ
ロセス流および廃液流である。コンセフプ社による製造
予定のあった管供給型中空糸方式は、最小限の予備濾過
で「汚ない」供給流を処理できる能力を有することがあ
る程度実証されていた。モジュール基準で比較して、ス
パイラル巻きおよびシェル供給型中空糸方式に比べてよ
り高価であり、流束密度もより低いが、予備濾過の必要
性が小さいことから、コスト的には多くの用途で対抗で
きよう、第1表に示した各特性の詳細を次に説明する。
大IL度−1立方フィート当たりの膜表面積の量で、平
膜型および管状膜型モジュールは最小の充填密度となり
、シェル供給型中空糸方式が最大である。充填密度が増
大すると後述するように別の問題点も生ずるが、スパイ
ラル巻き方式および中空糸方式では膜表面積がはるかに
大きいことから、i3過a11ガロン当たりのコストが
はるかに低くなり、これらの方式が市場で圧倒的なシェ
アを占める理由となっている。
管供給型中空糸方式は最近参入してきた方式であり、充
填密度ではスパイラル巻き方式に匹敵する。しかし、第
1表に示した充填密度は恐らく実現可能最大値である。
10ミル(0.25M)の内腔直径は、汚れおよび圧力
降下を最小限とするための量大値であるが、糸のフープ
強度の要件により制限される。必要なフープ強度からは
より大きな繊維太さく30ミル=0.76鰭)も示唆さ
れているのである。
21汲束−透過流束は、供給溶液の阻止率(分離率)、
圧力および浸透圧に依有する。第1表に示した流束の値
は、阻止率90〜95%で400 psi (28kg
 /cd)の汽水を供給液とした場合に典型的な値であ
る。中空糸方式では、平板シートを用いる方式で得られ
る流束値を得ることはできず、それによりその高い充填
密度が相殺されてしまう。
流束は、後述する濃度分極や汚れによっても低下する。
流束密度−スバイラル巻きおよび中空糸方式は同等の流
束密度を示すのに対し、平膜および管状膜方式は流束密
度がずっと低い。
変換1Z舅玉g−<線フィート)−シェル供給型中空糸
方式が最もよく、長さ4フイートのモジュールで75%
の変換率を与えることができる。一般にはあまり使われ
ない数値であるが、第1表には表面積/供給流流路容積
のデータを示した。このパラメータは、流束および流量
と組合わせると、1線フイート当たりの供給・流変換率
の予想指標を与える。この指標から、次いで供給流の十
分な変換を得るのに使用しなければならないリサイクル
量もしくはモジュール数の指標が得られる。流束および
供給流量が一定として、表面積/供給流流路容積の数値
が大きいほど変換率も大きくなろう。
一定の供給流路容積では、次の関係式が成立することが
示されうる。
変換率−K (FL/V) K=定数、F=流束量、L−モジュール長さ、■−供給
流量、には表面11/供給流流路容積の値が増大するに
つれて増大する。
すなわち、スパイラル巻きユニットで認められた高い流
束景は、中空糸管供給型方式について示された高い表面
積/供給流路容積の値を相殺することになる。
N土圧11M人(parasitic pressur
e 1oss)−これは、供給流が小さな流路を通って
進む結果として供給流に対しておこる損失であり、流路
が小さく、かつ長くなるほど、圧力損失が大きくなる。
シェル供給型中空糸方式では、流れが半径方向に設計さ
れ、流路距離が非常に短い(インチ単位)ので、このデ
ータはあまり重要ではない。
しかし、他の形態の方式ではこのデータは重要である。
管供給型中空糸方式では、この圧力損失は純水でほぼ1
0 psi/ftになる。スパイラル巻きユニットでは
、この圧力損失の数値は一般に1〜2111si/fL
に過ぎない。圧力降下は、供給流の粘度によっても増大
しよう。必要な変換率を達成するのに多数のモジュール
が必要となる場合には、再加圧が必要となることもあろ
う。流路寸法に対する線長さ1フイート当たりの圧力損
失の関係は次式で示される。
Δp=v”ρf/D ΔP−1klフィート当たりの圧力損失、■=供給流量
、ρ=重密度D=供給流路直径、f=ファンニング(F
anning)因子(レイノルズ数に依存)。
スパイラル巻きおよび中空糸方式で一般に使用されてい
る供給流量では、fは粘度に比例し、流れ直径および密
度に逆比例する。したがって、次に示すように、圧力損
失は、流れ(供給流1りと粘度(η)に正比例し、管直
径の二乗に逆比例することになる〔ΔP vη/D”)
、管供給型中空糸方式は濃度分極を抑えるためには1.
5 ft/seeより高いところで運転するので、より
大きな管(チューブ)が使用できる方が明らかに有利で
あろう。
盪皮立穫(Cw/Cb)−これは、膜表面での溶質濃度
勾配として定義され、溶液本体への溶質の逆拡散より溶
媒の流束がずっと大きいことの結果として生ずる。シェ
ル供給型中空糸方式では多数の小流路および死点(デッ
ドスポット)があるために分極が最もひどい、スパイラ
ル巻き方式で供給流路が大きいが、スペーサにより多数
のデッドスポットが生ずる。平膜、管状膜、および管供
給型中空糸方式のみがデッドスポットを生じないで良好
な積極的流れを与える。
シャーウッドら(T、に、 Sherwood、 P、
L、T、 arian、  R,E、  Fisher
  and  L、  ロresner、  1.  
&  E、  C,Fund、、 4 (1965)、
 2) ニより下記の関係式カ導カした。
Cw/Cb = exp (V(Sc)”’/ j e
Ub)■−溶媒の流束量、Sc−シュミット数−u /
 D 。
U=動粘度、Ub”カサ速度(bulk veloci
ty)、10Mキルトン−コルバーン(Chilton
−Colburn)j因子。
円形チューブ内での乱流(一般的ではないが)について
、j因子は約f/2であり、ここでfは上記のファンニ
ング摩擦因子である。これらの式から、濃度分極を激化
させる条件は、流束量が高く、カサ速度が低いことであ
ることが示唆される。
流路直径が小さい場合、および溶質の分子量が大きい(
食品加工によくある)場合も分極は増大しよう。
丘並−汚れとは、供給流と共に流入しうるゲルおよび微
粒子くずの付着、ならびに過飽和溶質の付着に起因する
膜透過性の低下に対して適用される用語である。第1表
かられかるように、汚れの問題のひどさは、濃度分極の
問題と非常に近似している。スパイラル方式とシェル供
給型中空糸方式では供給流の予備濾過の必要性が大きく
、これらの方式は食品加工で処理するような「汚ない供
給流の分離」への適用は容易ではない、これは、平膜お
よび管状膜方式が、その高コストにもかかわらず未だに
市場に存在し続けている一つの理由である。
管供給型中空糸方式に対して挙げられている主要な利点
の一つが、積極的流路の阻害がないことにより耐汚れ特
性が得られることである。スパイラル巻きユニットより
汚れが少ないことがいくつかの試験で実証されている。
工儂滌且−汚れの項の説明かられかるように、平膜、管
状膜、および管供給型中空糸方式では積極的流路が阻害
されないために、「汚ない」分離を取り扱うことができ
、はとんどの用途において汚れの問題を少なくするため
の予備濾過の必要性が小さくてすむ。
モジュールコスト−流束を補正した場合、スパイラル巻
き方式と中空糸方式とはコストが同等であり、平膜方式
および管状膜方式に比べてはるかに安価となる。しかし
、これは水製造の全コストを示すのではない、スパイラ
ル巻き方式およびシェル供給型中空糸方式で必要となる
予備濾過は海水淡水化の全コストの25〜40%を占め
るだろうとの報告がある。したがって、管供給型中空糸
方式が、これに付随する予備処理コストが低いので最も
安価となろう。
米国特許第2.960.462号には、選択的膜材料の
フィルムからなるFilNを、i!i過速度がより大き
な膜材料のより厚いフィルムの上に積層してなるラミネ
ート膜の製造が記載されている。この膜の分離操作への
使用についても説明されている。
米国特許第3.580.841号は、微多孔性支持体の
上に超薄膜バリヤー層を有している、逆浸透に使用する
ことができる複合膜を開示している。
米国特許第3,401.798号には、非平面膜表面ど
うしを互いに接触させるか、またはこれらを平面表面と
接触させることにより形成された空間を供給流導管とし
て使用した膜が記載されている。しかし、この非平面性
は膜自体に付随したものではなく、波型多孔質支持体ト
にラミネートを形成した結果である。この米国特許の第
2図、第3図、第5図および第7図に示されたラミネー
トは、波型形状を有し、それにより供給流導管となる空
間28および30が形成される (同特許の第2+rA
46〜52行、第4欄1〜17行、および第5欄16〜
47行)。
こうして形成された導管は、本発明の好ましい形状のも
のではなく、また支持体に従わせる必要があるために本
発明の好適なミゾ寸法より必然的に大きくなり、さらに
製造もより複雑である。
米国特許第4,206,05mm号は、非平面もしくは
異形膜表面を使用してこれらを互いに接触させ、膜表面
間にこうして形成された空間が供給流4管となることを
開示している。この米国特許は、少なくとも1枚の浸透
選択性(permseleeLivc)膜と、少なくと
も1種の吸収剤を含有する流体吸収性および/もしくは
流体排出性キャリヤーとからなる、血液から代謝産物を
除去するための膜ユニットおよび装置に関するものであ
る(開示技術の要約より)。その第1図に示されたスパ
イラル巻き型の膜ユニットは、異形流体吸収性キャリヤ
ー2の両面を浸透選択性膜1で覆った構成をとる。流体
吸収性キャリヤー、したがって膜全体を異形化した場合
には、スペーサを省略することができる(第5欄47〜
49行)。浸透選択性膜1が異形断面をもたない場合に
は、血液が通過できるキャビティを確保するために、例
えば網ネット形状のスペーサを設けなければならない(
第5欄28〜32行)。流体吸収性キャリヤーは、規則
的に分布させたコブもしくは波型により形成された異形
断面を有することができ、その上に浸透選択性膜を片側
もしくは両側に積層して、膜自体を異形化する(第4(
資)27〜31行)、すなわち、米国特許第3,401
,798号と同様に、米国特許第4.206.05mm
号の浸透選択性膜も、本発明のようにそれ自体にミゾを
設けたものではなく、米国特許第3,401,798号
の膜と同様の欠点を有している。
米国特許第3,578.173号は、膜の裏面側に、流
延プレートのラネもしくはミゾ付き表面上に流延するこ
とにより形成されたミゾもしくはラネを有している膜を
開示している。バリヤー層は膜の反対側の面、すなわち
ミゾもしくはラネのない平面表面に設番ノられる。この
膜は非多孔質支持プレートにより支持することができ、
膜内に形成されたミゾは膜の裏面への、もしくは裏面か
らの液体流の流路となり、膜はその表側の平面に加えら
れる供給流の正の液体差圧により支持プレートに保持さ
れる (第1 MA22〜30行)、この膜はミゾに対
して角度をなして折り返してもよく、その場合には支持
プレートは不要となり、(透過)液体に対する自由流路
が形成される。しかし、本発明においては、ラネもしく
はミゾどうしが交差した角度で接触して配置されること
はない(このような配πは、適用しうる圧力を制限しよ
う)。この米国特許の実施例において、5mm0 ps
i (35kg/ cyd)で使用した場合にミゾの変
形を生じている。
米国特許第4,451.370号には、波型基板上に膜
を流延するか、または平膜を加熱・加圧しながら波型パ
ターンでエンボス加工することにより、規則的な波型も
しくは平行な直線ラネを設けた半透膜を製造することが
記載されている。前者の方法を十分に制御された状態で
行うことは相当に困難であり、一般に後者の方法は膜透
過性の著しい変化を伴わずに実施することが非常に難し
い。この米国特許には一対の波型半透膜からなる膜分離
エレメントが記載されている。この2枚の膜は、一方の
膜により形成された平行な流体流路が、もう一方の膜に
より形成された平行流体流路と交差するように互いに重
ね合わせる (第1欄5mm〜53行)。
一方の膜上の被処理流体流路と、他方の膜上の同流路と
は、互いに約30〜90°、より好ましくは45〜90
”の角度で交差するようにできる(第2欄41〜44行
)、この米国特許に記載されている主な利点は、上記の
構成により、被処理流体が2枚の膜間の互いに交差して
いる流路中を流れる間に、この流体の分流と合流とを反
復して受けることになる点である(第2欄7〜9行)。
互いに交差した流路が存在しなければ、例えば米国特許
第3.401゜798号に開示されているように、各流
路に入ってきた流体はその装置から出るまでその同じ流
路内に閉じ込められたままとなり、その結果、流体流路
の形状、寸法および正確さが流体の流れに決定的な関係
をもつことになると説明されている(第4欄3〜10行
)。
これとは正反対に、本発明にあっては、渦部と停滞部も
しくはデッドスポットを生ずることになる交差流路は全
く形成されない、このような渦部と停滞部は、ウェブス
ペーサを使用したスパイラル巻きユニットで一般に認め
られるように、濃度分極と汚れの増大を招く、さらに、
交差混合は、使用流路の寸法の割りに大きな背圧も生じ
させる。
本発明では、流体流路の形状、寸法および正確さは十分
に制御される。
(問題点を解決するための手段) Flに述べると、本発明は、少なくとも2枚のシートか
らなり、この2枚のシートの少なくとも1枚は透過性の
膜であり、またその少なくとも1枚が少なくとも片面に
規則的間隔で設けたミゾを有しており、これらのシート
を1枚のシートの表面に設けたミゾがこれを覆うカバー
シートの表面と共に供給流流路を形成するように配置し
た構成をとる。好適形態にあっては、どちらのシートも
透過性の膜とする。この2枚組の対をいくつか含有する
積層構造体においては、各対の間に慣用のキャリヤー布
を介在させて、膜表面から透過流が出ていく輸送路とし
てもよい。シートに設けたミゾの好ましい幅および深さ
は、逆浸透膜用の場合には約0.5〜100 ミル(0
.01〜2.5 fi) 、より好ましくは約5〜35
ミル(0.1〜0.90i負)、限外濾過膜用では約1
5〜75ミル(0.38〜1.9層■)、また気体分離
膜として用いる場合には約0.5〜20ミル(0、O1
〜0.5m)である。本発明の膜系の1形態において、
ミゾ付きシートどうしを、1枚のシートのミゾが隣接す
る別のシートのミゾと整合するように配置する。この配
置により、一方のシートのミゾが供給流流路の一部を構
成し、もう一方のシートの整合した対応するミゾがその
供給流流路の残りの部分を構成することになる。あるい
は、ミゾ付きシートを平面シートと交互に重ねて、ミゾ
付きシートのミゾが平面シートの隣接表面と共に供給流
流路を構成するようにしてもよい。シートの別の配置形
態として、ミゾ付きシートのミゾを別のシートの平面表
面で覆うことにより供給流流路を構成し、この別のシー
トの平面表面とは反対側の表面に、透過流流路となるミ
ゾを、先のシートの供給流流路のミゾと平行もしくは垂
直方向に設けた構成としてもよい、さらに別の形態とし
て、少なくとも1枚のシートを、この膜の片面に供給流
流路となるミゾを設け、この同じ膜の反対面に透過流流
路となるミゾを前記のミゾと平行もしくは垂直方向に設
けた形態とすることもできる。この最後の2種類の形態
の場合、透過流のためのキャリヤー布は省略してもよい
。ミゾ付き膜シートは、慣用の従来の製膜材料を使用し
て形成することができる。このミゾ付きシートは、シー
トに形成しようとするミゾに対応したラネを有する基体
上に溶液から流延することで、あるいは適当な形状のグ
イから押出すことで形成することができる。
本発明の膜系がバリヤー層を必要とする場合、供給流流
路となるミゾが形成された表面上に一体構造のバリヤー
層が形成されるように流延を実施することができる。あ
るいは、透過性膜シートの供給流流路用のミゾを設けた
表面上にバリヤー層の被膜を別個に被覆してもよい。バ
リヤー層を必要とする膜系においては、隣接する膜シー
トの供給流流路を完成させる側の表面にも、一体構造も
しくは別個に被覆されたバリヤー層を設ける。
本発明のi3過性の膜系は、平膜型もしくはスパイラル
巻き型の構成とすることが好ましい。逆浸透および液−
液分離に対しては、本発明の新規な膜系は、従来の管状
膜形態の利点とスパイラル巻き形態の利点を兼ね備え、
しかもそのいずれの欠点をも存しない、流束密度は従来
の最善の系と同等ないしそれより高くなろう。予備濾過
の必要性は小さく、汚れの傾向も低い。さらに、逆浸透
法において、水の製造量当たりのモジュールコストは、
従来のスパイラル巻きもしくは中空糸ユニットより低く
なる。
本発明の新規な収光は、予想外の特性および利点を有し
、過酷な使用条件下でも有用である。
本発明のさらに別の目的は、管状)漠および平膜方式で
問題゛であった滞留容積が大きく、広いスペースを必要
とするという著しい難点を有しない新規な収光を提供す
ることである。本発明のさらに別の目的は、管供給型中
空糸方式の特性を備え、しかもより高い流束密度を得る
ことができる収光を提供することである0本発明の上記
およびその他の目的および利点は、以下の本発明の詳細
な説明から明らかとなろう。
本発明の膜は、前記の発明の背景の欄において説明した
各種の分離および濾過操作のすべてに用いることができ
るが、好ましい用途は逆浸透膜としての利用である。逆
浸透膜の場合、その主な目標は、適度に高い表面積を持
ち、濃度分極および汚れの抑制の面で本来的に優れてい
る収光を構成することである。これは、供給溶液が十分
に大きな流路内を積極的に流れるようにし、かつデッド
スポットをなくすことにより達成される。積極的流れの
系においては、化学的もしくは物理的方法による清浄化
もより容易に達成することができる。
モジュール設計の目標は次の通りである。
−供給流流路を妨害のない積極的流れとする、−供給流
流路を汚れの抑制のために十分大きくする、 一部ない膜材ギ4の使用で膜表面積をなるべく大きくす
る、および 一管供給型中空糸方式に比べて製造および使用が容易に
実行可能な形態とする。
本発明は、規則的間隔で設けたミゾを有している微多孔
性膜シートを利用してモジュールを構成することにより
これらの目標を達成するものである。この規則的間隔で
設けたミゾの好ましい幅および深さは、逆浸透分離用の
場合には約0.5〜l。
Oミル(0.01〜2.5龍)、より好ましくは約5〜
35ミル(0.1〜0.90m厘)、限外濾過用では約
15〜75ミル(0.38〜1.9鶴)、また気体分離
用の場合には約0.5〜20ミル(0.01〜0.5麿
麿)である。モジュールは、平膜型もしくはスパイラル
巻き型ノ設計のものが好ましい、このミゾは、これを別
の膜シートで覆うと、供給流流路として機能し、スパイ
ラル巻き型および平膜型モジュールで一般に使用されて
いる供給流流路形成用スペーサの必要性がなくなる。
節単に述べると、本発明は、少なくとも2枚のシートか
らなり、この2枚のシートの少なくとも1枚は透過性の
膜であり、またその少なくとも1枚が少なくとも片面に
規則的間隔で設けたミゾを有しており、これらのシート
を、1枚のシートの表面上のミゾがこれを覆うカバーシ
ートの表面と共に供給流流路を形成する形態に配置して
なる、新規な透過性膜系からなる。好適形態にあっては
、いずれのシートも透過性膜とする。
前記のミゾ付きシートの厚みは、好ましくはミゾの深さ
より約1〜10ミル(0.025〜0.25■a)、よ
り好ましくは約2〜5ミル(0.05〜0.13m)だ
け大きい厚みとする。ミゾのない平面シートの厚みは、
好ましくは約1〜IOミル(0.025〜0.2511
)、より好ましくは約2〜5ミル(0.05〜0.13
m5)の範囲内とする。これらのシートは、ポリエステ
ル帆布織物もしくはポリプロピレン不織布のような支持
布帛層を有していてもよい。この布帛層は、従来の多数
の膜シートにおいて構造一体性を増すために使用されて
いる。
本発明の新規透過性膜系の1態様において、ミゾ付きシ
ートを、一方のシートのミゾが隣接する別のシートのミ
ゾと整合するように配置してもよい。この配置により、
一方のシートのミゾが供給流流路の一部を構成し、もう
一方のシートの対応する整合ミゾがその供給流流路の残
りの部分を構成することになる。
第1図は、本発明のこのような膜構成10の断面を示し
、図中、v、11はどれも片面に規則的間隔で設けられ
たミゾ12を有しており、供給流と接触することになる
膜の同じ側の面にバリヤー層13が設けられている。こ
の収光の使用時に供給流が流れる供給流流路は、膜11
の隣接した2組のミゾ12の近接整合により形成される
。積み重ねた膜の他方のミゾ無し面14は、その間に介
在させた透過性キャリヤー布15により互いに離間して
おり、この布15により、透過流がこの構成の積み重ね
た膜11から流出することが可能となる。この構成10
の変更例として、ミゾを形成する各対の膜11の一方を
不透過性ミゾ付きシートに交換することもできるが、あ
まり好ましくはない。
この構成は、2枚の膜シートを向かい合わせに配置する
点では従来と同様であるが、供給流流路スペーサが不要
であり、省略されている。この組立て構成は、適当なマ
ニホールドを組み込むことにより平膜型フィルターとす
ることも、また透過流流路の終縁部に適当なシーラー(
封止部)を適用することによりスパイラル巻きモジュー
ルとすることもできる。
別の態様において、供給:tIL流路のミゾを一方のシ
ートに設け、これと接触させて別の平面(ミゾ無し)シ
ートを重ねることにより供給流流路を形成することがで
きる。これは、モジュール組立て時に対向シート間のミ
ゾの整合が必要ないという明らかな利点がある。膜にバ
リヤー層を設ける必要のある分離に対しては、薄膜バリ
ヤー層を、平面膜の片面のみと、他方のミゾ付き膜の前
面、すなわちミゾ付き側の面とに設けることになる。あ
るいは、モジュール組立て後に、供給流流路を被覆して
バリヤー層を形成してもよい。
第2図は、本発明のこのような膜構成20の断面を示し
、図中、膜21はそれぞれ片面に規則的間隔で設けられ
たミゾ22を有しており、供給流と接触することになる
この膜の同じ側の面にバリヤー層23が設けられている
。各膜21のミゾ付き側の面は平面膜シート24により
覆われている。この平面膜シート24は、その膜21と
接する側の面にバリヤー層25を有している。この収光
の使用時に供給流が流れる供給流流路は、膜21に設け
たミゾ22が平面膜シート24で覆われて「トンネル」
状になることにより形成される。積み重ねたミゾ付き膜
および平面膜の他方の面28および26は、その間に介
在した透過性キャリヤー布27により離間しており、こ
の布によりこの構成の積み重ねた膜から透過流が流出す
ることができる。この構成20の変更例として、膜21
もしくは膜24のいずれかを、同じ形状の不透過性シー
トに交換することもできるが、あまり好ましくはない。
その場合、流束密度は著しく低減するであろうが、その
他の利点はなお得られよう。
図に示した24.21.27という膜要素の積層順序は
、21.24.27という積層順序に変更することもで
きるが、ただし膜21のミゾ付き面が供給流流路を構成
するように常に平面膜24と対向する(向き合う)こと
が必要である。
さらに別の態様において、供給流流路となるミゾを別の
シートの平面表面で覆い、この別のシートの反対側の面
には、透過流流路となるミゾを先のシートの供給流流路
となるミゾと平行もしくは垂直方向に設けた構成でシー
トを配置してもよい。
第3a図および第3b図は、本発明のこのような膜構成
30および30’ の断面を示す。
第3a図において、膜31は片面に規則的間隔で設けら
れたミゾ32を有しており、供給流と接触することにな
る膜の同じ側の面にバリヤー層33が設けられている。
各1り31のミゾ付き側の面は別の膜シート34により
覆われている。この別の膜シート34は、そのll13
1と接する平面側表面にバリヤー層35を有している。
この収光の使用時に供給流が流れる供給流流路は、膜3
1に設けたミゾ32が膜シート34の平面側表面で覆わ
れて「トンネル」状になることにより形成される。一方
、膜シート34の反対側の非平面側には、透過流用のミ
ゾ36が設けられ、それによりこの構成で積み重ねた膜
から透過流が流出可能となる。図示の態様では、ミゾ3
6はミゾ32と平行方向に配列されている。この収光の
使用時に透過流が流れる透過流流路は、11り34に設
けたミゾ36が膜シート31で覆われて「トンネル」状
になることにより形成される。
第3b図も、膜31が片面に規則的間隔で設けられたミ
ゾ32を有しており、供給流と接触することになるこの
膜の同じ側の面にバリヤー層33が設けられている構成
の収光の断面立体を示す。各膜31のミゾ付き側の面は
別の膜シート34°により覆われている。この別の膜シ
ー1〜34゛ は、そのml 31と接する平面側表面
にバリA・一層35゛を有している。
この収光の使用時に供給流が流れる供給流流路は、膜3
1に設けたミゾ32が膜シート34”の平面側表面で覆
われて「トンネル」状になることにより形成される。一
方、膜シート34′ の反対側の非平面側には、透過流
用のミゾ36゛ が設けられ、それによりこの構成で積
み重ねた膜から透過流が流出可能となる0図示の態様で
は、ミゾ36゛ はミゾ32と垂直方向に配列されてい
る。この収光の使用時に透過流が流れる透過流流路は、
膜34゛ に設けたミゾ36゛ が膜シート31で覆わ
れて「トンネル」状になることにより形成される。
第3a図および第3b図の構成は、2種類のミゾ付き膜
の使用を必要とする。すなわち、一方の膜34および3
4゛ は透過流流路となるミゾを有し、他方の膜31は
供給流流路となるミゾを有している。溶質を阻止するバ
リヤー層は、膜34および34°の平面側(背面)と膜
31のミゾ付き面(前面)のみに被覆されよう。
透過流流路のミゾが供給流流路のミゾと垂直方向に配列
された第3b図に示した構成の方が好ましい、構成30
および30′ の変更例として、膜31もしくは膜34
のいずれか、または膜31もしくは膜34゛のいずれか
を、同じ形状の不透過性膜シートに交換することもでき
るが、あまり好ましくはない。
その場合、流束密度は低減するであろうが、この収光の
非汚れ性の特性はなお保持されよう。
さらに別の態様において、各膜シートが、片面に供給流
流路用のミゾを、反対側の面に前記ミゾと平行もしくは
垂直方向に透過流流路用のミゾを有した構成とすること
ができる。
第4図は、平行ミゾを設けた本発明のこのような構成4
0の断面を示す。図中、膜41は片面に規則的間隔で設
けられたミゾ42を、反対側の面にも規則的間隔の平行
ミゾ46を有している。供給流と接触することになるこ
の膜のミゾ42を設けた側の表面にはバリヤー層43が
設けられている。2枚の膜シートを向かい合わせに重ね
てサンドインチ積層体を形成する。この収光の使用時に
供給流が流れる供給流流路は、膜41の隣接した2紺の
ミゾ42の近接整合により形成される。膜シート41の
反対側の面には透過流用のミゾ46が設けてあり、それ
によりこの構成で積み重ねた膜から透過流が流出するこ
とが可能となる。この2枚の膜からなる積層体どうしの
禎み重ねは、ミゾ4Gが整合するように行う。こうして
形成された収光の使用時に透過流が流れる透過流流路は
、膜41の隣接した2組のミゾ46の近接整合により形
成される。
第3b図と同様に、第4図に示した供給流流路と平行な
透過流流路は、供給流流路と垂直方向に配置することも
でき、その方が恐らく好ましいであろう。両面にミゾを
設けた膜の製造は複雑さが増す。また、供給流流路を形
成する方の側の膜片面のみに溶質を阻止するバリヤー層
を被覆することになる。他の構成の場合と同様に、構成
40の変更例として、2枚の透過性膜シートの一方を不
13過性シートに交換することもできるが、あまり好ま
しくはない。
本発明によるスパイラル巻きモジエールを例示する第6
図との比較のために、第5図に従来のスパイラル巻き用
膜構成5mmの断面を示す。第5図において、膜51は
供給流と接触することになる側の膜表面にバリヤー層5
3を有しており、供給流は2枚の対向する膜51のバリ
ヤー層53の間を流れる。
供給流流路は、供給流流路スペーサ52により形成され
、このスペーサは両側の2枚の膜を均−間隔で離間保持
する。積み重ねた膜の反対側の表面54は、その間に介
在させた透過流キャリヤー布55により離間保持され、
それにより透過流がこの構成で積み重ねた収光から流出
可能となる。
第1図〜第4図に示した種類の収光は、スパイラル巻き
構成に容易に転換することができる。その場合、第3図
の構成においては、第3b図の変更例の方が透過流流路
ミゾと供給流流路ミゾが垂直配列になっているために好
ましいであろう。同様に、第4図の構成についても、前
述した透過流流路ミゾと供給流流路ミゾが垂直配列にな
っている変更例の方が好ましいであろう。
第6図は、第3b図に示した断面を有する構成の収光か
ら製造したスパイラル巻きモジュール60を示す1図中
、膜31は片面に規則的間隔で設けられたミゾ32を有
しており、この膜の同じ側(供給流と接触させることに
なる側)の面にバリヤー層33が設けられている。各膜
31のミゾ付き側の面は別の膜シート34°により覆わ
れている。この別の膜シート34゛ の11131と接
する平面側表面にはバリヤー[35′が設けられている
。この収光の使用時に供給流が流れる供給流流路は、膜
31に設けたミゾ32が膜シート34′ の平面側表面
で覆われて「トンネル」状になることにより形成される
。一方、膜シート34°の反対側の非平面側には、透過
流用のミゾ36゛ が設けられ、それによりこの構成で
積み重ねた膜から透過流が流出可能となる0図示の態様
では、ミゾ36゛ はミゾ32と垂直方向に配列されて
いる。この収光の使用時に透過流が流れる透過流流路は
、膜34′ に設けたミゾ36°が1lfiシート31
で覆われて「トンネル」状になることにより形成される
膜リーフ(leaf)の作成は、膜31の上に膜34゛
を重ねることで行われる。それにより供給流流路32は
覆われてしまうが、ミゾ36“は矢印方向に巻いていく
ことにより膜31の平面状の底面で覆われるまでは露出
している。接着剤を、膜リーフの巻出し端面と巻終わり
端面(図示しないが、これらは透過流排出管61と平行
方向の膜末端の辺における比較的幅の狭い面である)に
おける膜31と膜34′の間に、および膜34′の上面
外周62(四辺全部、ただし図には長さ方向の二辺のみ
示す。残りの二辺は透過流排出管61と平行方向の辺で
ある)に沿って配置し、このリーフを透過流排出管61
を芯にしてロール巻きした場合に、透過流排出管61に
対する膜34°の巻出し面に沿うてと、膜34゛ のミ
ゾ付き面側と膜31の平面側との間に外周縁部において
、シールが形成されるようにする。これらのシール部に
より、供給溶液が透過流流路と直接接触することが完全
に防止される。透過流流路には、バリヤー層および膜を
通過して流れてきた透過流のみしか侵入できない、透過
流排出管を芯にした膜リーフの巻上げは、−巻き目の膜
34”の開放ミゾ36°が透過流排出管と接触するよう
に行う。透過流排出管には孔もしくはスリット (図示
せず)が設けてあり、この−巻き目のある点でこれらの
ミゾのすべてに対する排出口となる。従来の製作法と同
様に、2枚以上の膜リーフを使用してもよく、それによ
り透過流流路の長さが短くなるという利点が得られる。
リーフを上記のように接着し、透過流排出管の上に巻い
た後、モジュール構造物はその外周をプラスチックテー
プで包むことにより完成する。
第1図もしくは第2図に示したような断面を有するスパ
イラル巻きモジュールは、供給流流路を形成する膜表面
の間に供給流用スペーサを設ける必要がない(あるいは
使用しない)点を除いて、米国特許第3,417.87
0号(口、T、 Bray、 1968年12月24日
発行)に記載のように組立てることができる。
実際の使用時には、スパイラル巻きエレメントを管状圧
力容器内に装入する。この圧力容器には、シール(装入
エレメントと容器間の)と、供給流および生成物流に接
続した末端キャップが設けられている。供給流は、加圧
下に管状容器の一端から流入し、エレメントの供給流流
路内を透過流排出管と平行方向に活性膜表面を横断する
ように流れ、シールがあるため膜エレメントを迂回通過
することは阻止される。?amされた流れは、容器の他
端の末端キャップに到達して供給流流路から出る。膜を
通過した透過流は、透過流流路(もしくは透過流キャリ
ヤー布)内を垂直方向に、円筒状エレメントの外周側か
ら中心の有孔透過流排出管の方に向かって流れる。透過
流はその後、少なくとも片方の末端キャップを貫通して
突出している透過流排出管から出る。
この膜シートの製造は、膜シートに形成したいミゾの形
状および寸法に対応するラネ状突起を有する表面への流
延、押出もしくは重合により行うことができる。
流延は、供給流流路用のミゾを有する側の表面に一体バ
リヤー層を形成するよ・うに実施することもできる。あ
るいは、透過性膜シートの供給流流路用のミゾを有する
側の表面に、バリヤー層を別個に被覆した被膜として設
けることもできる。後者の膜は一般に複合膜と呼ばれる
流延による製膜法の1例は、ケスティングにより概説さ
れている相転換法を利用した湿式流延法である(Rob
ertε、 Kesting+ r合成高分子膜(Sy
nthetic Polymeric Mes+bra
nes)J 、 Jobn Wiley 5ons、 
New York+ (1985)+ p9.251−
260)。
膜に細孔を形成するために細孔形成材料を混入すること
は周知である0例えば、下記の文献が参照できる:  
E、に、L、 Lee、 W、C,Babeock、 
R,P、 Barss、 P、A、 Bresnaha
n and M、S、 Chidlaw r新規複合膜
(Novel Composite Membrane
s)J + (VRT契約101−14−34−000
1−1449(対Bend Re5earch、 In
c、)+NTl5よりリポート鱒PB83−24317
0として入手可;L。
T、 Rozelle、 J、E、 Cadotte、
 R,D、 Corneliussenand E、E
、 Er1ckson、 r海水淡水化用新規逆浸透膜
の開発(Development of New Re
verse OsmosisMembranes fo
r DesalinaLion) J + 0WRT契
約IDl−14−01−0001−1143(対Nor
th 5tar Re5earch andDevel
opment In5t、)、 NTl5よりリポート
1B−203−329として入手可;ならびにR,L、
 Rjley、 G、R,,11ightower、 
C,R,Lyons、 C,E、 Milstead 
and M、W。
Milroy  r 1段式海水淡水化用スパイラル巻
きシステムの研究および開発(Research an
d Developwent on a 5pjral
−Wound Mcvbrane System fo
r Single−5tage Seawater D
esalination)J 、 (VRT契約鯵DI
−14−30−3191(対UOP、 Inc、、 F
luid SystemDivision)、NTl5
よりリポートIPB81−151953として入手可。
ただし、マクロボイド(巨大孔)、特に膜の下面側に突
出したものが多量に生成するような条件を避けるように
留意すべきである。
ある種のポリマーの添加により、ケスティングが上記文
献(p、 264)においてポリマー促進相転換法と呼
んだ細孔形成法を達成することもできる。
好ましいポリマーはポリスルホンである。ユニオン・カ
ーバイド社から市販のUdel(登録商標)ポリスルホ
ン樹脂およびICIアメリカ社より市販のν1etre
x (登録商標)ポリエーテルスルホン樹脂がポリマー
の好通例であり、従来からこの目的に多くの者により利
用されてきた。その他の好適なポリマーとしては、セル
ロースエステル類、ポリスチレン、ポリビニルブチラー
ル、塩素化ポリ塩化ビニル、ポリ弗化ビニリデン、ジフ
ェニロールプロパンポリカーボネート、ポリメチルメタ
クリレート、またはポリ(m−フェニレンイソフタルア
ミド)などが挙げられる。布帛支持体を組み込むことも
できる。
別の方法は、米国特許第4,247,498号(A、J
、 Ca5tro、 1981年1月27日発行)に記
載の最近開発された熱相転換法を利用する方法である。
この方法は、流延基板側、すなわち生成膜のミゾ付き面
側に緻密スキン層が生成しうるので、一体バリヤー相を
備えた膜シートの製膜には好ましい方法である。 (上
記の湿式流延法ではこのようにはならない。緻密スキン
層は、生成する場合でも、流延基板とは反対側の面に生
成するからである。)この熱相転換法は、高温では溶媒
であるが、低温では非溶媒となるWi溶媒(潜伏性溶媒
)を利用する。この方法は、多くのポリマーに応用でき
るが、特に溶解度が低いために湿式流延法には向かない
ポリマーに好適である。このようなポリマーの例はポリ
オレフィン類である。好適なポリマーとそれに適した溶
媒の組合わせの例は、米国特許第4,247,498号
に記載されており、例えば、ポリプロピレンとN、N−
ビス(2−ヒドロキシエチル)タロウアミン、低密度ポ
リエチレンと1−オクタツール、ポリメチルメタクリレ
ートと1.4−ブタンジオールなどが例示される。この
方法について、ポリメチルメタクリレートとジオキソラ
ン7容媒を使用する方法が、最近発行された下記の文献
に説明されている: 6.T、 Caneba and
 D、S、 Soong。
Po1y+aer Me+mbrane ForIIa
tion −Thermal−1nversion P
rocess、  1. Experimental 
5Ludy of Membrane 5tructu
re Formation’、マクロモレキュールズ(
Macromol、) 、  1B、 (1985) 
、 2538 ;およびG、T。
Caneba and  D、S、Soong+  P
olymer  Me+mbrane F。
rmation −Thermal−Inversio
n Process、  T1. Mathemati
cal  Modeling of  Membran
e  5tructure  F。
r麟anion”、貝よ、 2545゜本発明の膜シー
トを形成するために別の方法は、抽出性の塩を含有する
シートにミゾを熱的に形成する方法である1例えば、ポ
リ塩化ビニルと超微粉塩化ナトリウムとの混合物の溶融
押出をこの目的に使用することができる(B、 Bau
m、 R,A、 White and J、 Labi
s r海水淡水化用の多孔質ポリ塩化ビニル被覆小チュ
ーブの開発(Developa+ent of Por
ous Po1yvinyl Chloride Co
ated Tubulets forSeawater
 Desalination) J 、 iRT契約1
1[11−14−30−325mm(対DeBell 
and R4chardson、 Inc、)、 NT
l5よりリポート1B−243278/9として入手可
)。
別の本発明の膜の任意の製膜法法は、非反応性溶媒の存
在下にモノマー溶液を重合および架橋させて微多孔構造
を得ることであろう、この方法の例は、Gelman 
5ciences Technology Ltd、に
譲渡された「微多孔性膜の製法]と題する最近の米国特
許に説明されているCG、B、 Tanny、米国特許
第4.446,931号、1982年8月5日発行〕。
逆浸透、気体分離、および液−液分離用の膜の場合、供
給流流路を構成する側の表面には一般にバリヤー層を設
ける必要がある。この目的には公知方法の大部分が使用
できる。公知方法としては、ケスティングが上記文献の
277頁に説明しているように、次の方法がある:多孔
性支持体上に予め形成したポリマーもしくはプレポリマ
ーの溶液を直接被覆した後、乾燥および硬化させる方法
;膜表面での反応性モノマーとの界面重縮合による方法
;別個に流延した超薄膜皮膜を積層する方法:および膜
表面に適当なモノマーをプラズマ重合する方法、ただし
、これまでのところ、実用的意義は最初の2つの方法に
ついてしか認められていない。
最初の方法の例は、膜の表面にポリエチレンイミンプレ
ポリマーを希薄水溶液として被覆し、その後ヘキサン溶
液状のトルエンジイソシアネートと反応させて、架橋ポ
リ尿素を生成させ、最後に熱硬化させて、MS−100
M4と呼ばれるバリヤー層付きの膜を得る方法である(
J、E、 CadotLeの「逆浸透膜」と題する19
77年8月2日発行の米国特許第4.039,440号
、およびり、V、Rozelle、 J、E、 Cad
oLLe、に、E、 Cobian and C,V、
に0pl)+ r逆浸透用非多糖膜: MS−100膜
(Nonpolysaccharide Membra
nesfor Reverse Osmosis: N
S−100Membranes)J + S。
5ourirajan編、 National Re5
earch Council Canada 、カナダ
、オタワ(1977)、 249−2613゜2番目の
方法の例は、膜表面にm−フェニレン界面重合ポリマー
を生成させる方法である。軽度に架橋した芳香族ポリア
ミド皮膜が生成し、それによりJ、Cadotteの米
国特許第4.277.344号に記載されている、FT
−30膜 と呼ばれるバリヤー付き膜が得られる。
バリヤー層の形成時期に関してもいくつかの方法がある
。まず、バリヤー層を膜エレメントの組立ての前に適当
な膜表面に適用することができる。
第二に、皮膜の形成は、モジュール組立て後に中空糸内
部に被覆するためにベンド・リサーチ社の研究者が採用
した方法と同様に、エレメントの組立て後に供給流流路
にバリヤー層の皮膜を被覆してもよい。有用な変更例と
して、モジュール組立て前にプレポリマーもしくは反応
性モノマーのいずれかを被覆し、モジュール組立て後に
重合もしくは硬化を行うこともできる。逆の順序として
、ケスティングの上記参考文献の231頁に記載の別の
方法では、微多孔性支持体を形成する前にバリヤー層の
薄膜を形成しておく。次の2種類の方法が説明されてい
る:第一の方法は、膜支持体を流延する前に、流延基板
上に薄膜を形成しておく方法であり、第二の方法は、薄
膜を微多孔性膜前駆体の上に形成し、薄膜の被覆後に、
この膜支持体の流延時に存在させたおいたある種の成分
の抽出もしくは浸出除去により微多孔性膜支持体を最終
的に生成させる方法である。
ミゾの配列間隔、その寸法および形状に関しても多くの
変更が可能である。考慮すべき条件は、膜表面積の増大
、濃度分極と汚れの低減、圧力降下の低減、構造一体性
の保持、および製造の単純化であろう。
流路の断面形状は、膜の組立て方式の種類によっても部
分的に制限されよう。例えば、円形断面の流路は、第1
図に示した種類のものでは可能であるが、その他の種類
では非常に困難であろう。
円形断面が理想的であり、円形断面にできるだけ近い方
がよいことが推量される。
供給流流路断面の寸法は、膜の厚みに依有し、流れ要件
、すなわち流速と最小圧力損失に対して最適となるよう
に考慮される。ある膜シートについて、供給流流路によ
り与えられる膜の実際の表面積は、供給流流路の間隔を
断面幅もしくは直径の関数とする限り、断面寸法には無
関係となる。
例えば、断面正方形の場合、供給流流路の膜表面積は次
式で示される: 表面積−4WL/F 式中、W=ミゾ部分の幅、L=膜の長さ、およびF=間
隔因子(流路間隔が断面幅の2倍である場合にはF=2
9間隔が断面幅の372である場合にはF=3/2)。
円形断面の流路の場合、式は次のようになる膜表面積=
πWL/F 式中、W、LおよびFは上と同じ意味である。他の断面
形状の場合にも同様の式を導くことができる。
すなわち、あるモジュールにおける供給流流路表面積を
決める決定因子は、供給流流路と透過流流路を含む1層
分を構成する膜および透過流キャリヤー布(これを使用
する場合のみ)の合a]厚みと、供給流流路間の間隔と
なる。したがっ′ζ、モジュール1立方フイート当たり
の供給流流路の膜表面積(充填密度)は、次式で示され
る:1 ft’当たりの表面積= (s / F)(1
2,000/T)式中、S−形状因子(円形−π、正方
形−4)、F=間隔因子、T=供給流流路と透過流流路
を含む1層分の膜(および布)の厚み(ミル)。
逆浸透に最も(r利な条件は、1.5〜2の間隔因子で
約20ミル(0.5mm)のミゾを使用することであろ
う。これは5mm0〜1000 ft2/ft’の充填
密度を与える。気体分離に適しているようなより小さい
流路は、当然はるかに大きな充填密度を与えることがで
きる。
従来の収光では容易に得られない本発明の設計のさらに
別の特徴は、テーバ付きのミゾを使用できることである
。モジュールの上流側末端では流れの流速が低下するた
めに、汚れと濃度分極が増大する傾向がある。これは、
供給流から透過流へ変換率が高い(30〜75%)実情
においては容易に理解されよう。限外濾過についてA、
 Michaelsは次のように述べている:「恐らく
最も重大な限界は、」二流側膜表面での溶質分極による
透過流束の低減という避けられない問題である。この現
象は、測定された純水透過速度に対して膜水圧透過性が
10倍以上減少したり、上流部において透過率が残留溶
質濃度に著しく負に依有するといった結果を生ずる。J
  (A、 Michaels、  旧trafilL
ration: An Adolescent Tec
hnology”、  /y−ムチツク(Chemte
ei)、 1981年1月、 36−43 )。出[」
側に向かって先細のテーパをミゾに付けることにより、
一定の変換率について流速が一定となるよう調整するこ
とができよう。例えば、正方形に切ったミゾで、第2表
に示した変化は表示の変換率で一定流速を与えるであろ
う。
工又人 洛」Ud桑率に対する厖友形耕斯9ミゾのだイざ:変換
率  Z良ユl火)  厘JLL虜−化D(%)  入
量 ■旦   入量 翻 30   10  8.4   100  7030 
  20 16.8   400 2805mm   
10  7.1   100  5mm5mm   2
0 14.1   400 20070   10  
5.5   100  3070   20 11.0
   400 120本発明の収光は、本明細書で説明
した各種分離方法に使用することができる。
−aに、本発明は、少なくとも2成分からなる混合物に
圧力を加えて1成分を透過性膜系を通過させることによ
り、l成分が富化された溶媒富化透過液流と最初の混合
物の残りの成分が富化された残留流とを得ることからな
る、前記混合物から1成分を分離する方法であって、前
記透過性膜系が、少なくとも2枚の透過性膜シートから
なり、その少なくとも1枚は少なくとも片面に規則的間
隔で設けたミゾを有し、これらのシートを、1枚のシー
トの表面に設けたミゾがこれを覆うカバーシートの表面
と共に供給流流路を形成するように配置してなるもので
あることを特徴とする方法を提供する。
好ましくは、この方法は本明細書に記載の好適態様の収
光を利用する。
より具体的には、本発明は、溶媒と溶質からなる溶液に
この溶液の浸透圧に打ち勝つ圧力を加えて前記溶媒を透
過性膜系を通過させることにより、溶媒富化透過液流と
溶質富化残留液流とを得ることからなる、前記溶液から
溶媒を逆浸透分離する方法であって、前記透過性膜系が
、少なくとも2枚の透過性膜シートからなり、その少な
くとも1枚は少なくとも片面に規則的間隔で設けたミゾ
を有し、これらのシートを、1枚のシートの表面に設け
たミゾがこれを覆うカバーシートの表面と共に供給流流
路を形成するように配置してなるものであることを特徴
とする逆浸透分離方法を提供する。
本発明によりいくつかの利点が得られる。次の第3表に
、逆浸透における本発明の収光のモジュール特性を、前
出の第1表に表示した高流束密度モジュールの特性よ一
緒に示したが、この表から上述の利点が明らかとなろう
箪l青 (f L”/r tつ 透過流束     20     3   10   
20(gal/f L”/day) 流束密度    6000    12000  40
00 10000−20000(pi/ft’/day
) 変換率/線フィート     中         高
     中      中(ft”/in’) 寄生圧力損失        低        高 
    中      低濃度分極        中
        高     低      低lη 
 れ          中        高   
  低      低予備庄過必要性       大
        大     小      小モジユ
ールコスト      低        低    
 中      低下記組合せの特性を備えた場合、本
発明の収光は、大部分の分離、特に著しい濃度の懸濁物
を含有する供給流の分離に有利な構成となろう。
−流束密度がシェル供給型中空糸モジュールと同等もし
くはそれ以上。
−汚れ傾向が汚れやすい従来のスパイラル巻きおよび中
空糸モジュールに比べて小さく、また恐らく管供給型中
空糸モジュールよりも良好である。
一子備濾過の必要性が最小限。
一水製造量当たりのモジュールコストが従来の他のモジ
ュールのいずれよりも低い。
逆浸透用途における各特性について以下により詳しく説
明する。
本発明の収光の充填密度は、主として供給流流路の膜厚
およびミゾ間隔により決まる。ただし、充填密度は従来
のスパイラル巻きおよび管供給型中空糸モジュールの充
填密度を容易に超えるであろうが、シェル供給型中空糸
モジュールの充填1M度を達成することはないと予測さ
れる。例えば、供給流流路膜厚25ミル(0.64mm
) 、透過流流路膜[15ミル(0.38m1) 、ミ
ゾ幅20ミル(0.51@m)、および間隔因子S=2
の条件において、充填密度は600となる。間隔因子を
3=3/2に変化させると、充il!を密度は800に
なる。これらの数値は、透過流排出管の容積によりいく
らか減少しよう (約7%)。
流束については、これは達成可能な最大値に近づき、平
膜ンートで得られる値と容易に同等になり、スパイラル
巻きモジュールで認められる流束を超えることができる
。 20 gfdの数値を使用する場合、これは4QO
psi (28kg/aj)で複合膜により容易に得ら
れ、第1表に使用した数値七一致する。テーパ付き流路
を使用すると、高い変換率における流束を、他のいずれ
の方式について得られたものよりも高くすることができ
る。
流束密度は他のすべての方式を超えることができる。
ミゾ幅20ミル(0.51mm)での表面積/供給流流
路容積の比は、スパイラル巻き方式より明らかに高いが
、管供給型中空糸方式はどまったく良いわけではない、
しかし、1線フイート当たりの変換率でみると、より高
い流束で同等の変換率を生ずる。
寄生圧力1員失は、いずれの中空糸型に比べても低く、
また恐らく他のスパイラル巻き構成と同水準であろう。
濃度分極はこれ以外の高密度系より小さくなる。
これは、供給流流路に突起により生ずるデッドスポット
がないことと、流路の大きさが比較的大きいことの2つ
の因子に起因する。
汚れも、上に述べたのと同じ理由で他の高密度系のいず
れよりも少なくなることが予想される。
これが本当であることの証拠は、管供給型中空糸モジエ
ールによる逆浸透についてベンド・リサーチ社が実施し
た研究にある。この研究で使用したモジュールは、内腔
直径約IOミル(0.25■諺)の中空糸から構成され
、これが従来のスパイラル巻きモジュールに比べて優れ
た挙動を示すことが認められた。しかし、このモジュー
ルの内腔寸法は、フープ強度の要件により制限される0
本発明では、中空糸を使用しμいので、フープ強度は要
件とはならない。幅約20ミル(0.5111)のミゾ
は、上記の管供給型中空系方式より耐汚れ性の点で優れ
ていることが予想される。耐汚れ性に関する本発明の収
光切性能は、平膜および管状膜方式に近く、「1′ηな
い」供給流の分離も処理することができる。
供給流の積極的流れにより清浄化処理も容易かつ効果的
に実施できる。
予(JNa過の必要性に関しては、管状膜モジュールが
その必要性が最少であり、これが決定的因子となってこ
のモジュールが「汚ない」分離に利用されてきた。スパ
イラル巻きユニットは、急速な汚れを防止するために予
備濾過の必要性が大きく、またシェル供給型中空糸モジ
ュールは汚れに関しては最悪である。上述したように、
ベント・リサーチ社で開発が進められてきた内腔の大き
な管供給型中空糸モジュールは予備濾過の必要性が小さ
いようであり、本発明の収光についてもそのことが言え
る。
本発明の収光の活性膜表面積1平方フイートを基準にし
た製造コストはスパイラル巻き膜より低くなることが予
想される。概算で膜材料1平方フイート当たりのコスト
自体は5mm%高と推定される。
しかし、材料1平方フイート当たりの表面積が少なくと
も2倍以上になるので、活性膜表面積を基準にしたコス
トは少なくとも25%は低くなるだろう。
他の「低コスト」方式に比べて、予備処理コストがさら
に節減されることは、本発明の別の明らかな利点である
本発明はまた、液体と大分子量溶質もしくは!4濁粒子
のいずれかもしくはその両者とからなる混合物に圧力を
加えて前記液体を透過性膜系を通過させるこ上により、
前記液体が富化された通過液流と前記混合物の残りの成
分が富化された残留液流とを得ることからなる、前記混
合物から液体を限外濾過する方法であって、前記透過性
膜系が、少なくとも2枚の透過性膜シートからなり、そ
の少なくとも1枚は少なくとも片面に規則的間隔で設け
たミゾを有し、これらのシートを、1枚のシートの表面
に設けたミゾがこれを覆うカバーシートの表面と共に供
給流流路を形成するように配置してなるものであること
を特徴とする限外濾過方法を提供する。
さらに、本発明は、少なくとも2種類のガスからなる気
体混合物に圧力を加えて少なくとも1種類のガスを測定
可能な流束で透過性膜系を通過させることより、1種類
のガスが富化された透過流と前記混合物の残りのガスが
富化された残留流とを得ることからなる、前記気体混合
物から1種類のガスを分離する気体分離方法であって、
前記透過性膜系が、少なくとも2枚の透過性膜シートか
らなり、その少なくとも1枚は少なくとも片面に規則的
間隔で設けたミゾを有し、これらのシートを、1枚のシ
ートの表面に設けたミゾがこれを覆うカバーシートの表
面と共に供給流流路を形成するように配置してなるもの
であることを特徴とする気体分離方法を提供する。
さらにまた、本発明は、(a)液体と、fbl液体もし
くはガスのいずれかの流体、との混合物である溶液に、
この溶液の浸透圧に打ち勝つ圧力を加えて、前記流体を
透過性膜系をi11過させることより、流体(blが富
化された透過流と液体(alが富化された残留流とを得
ることからなる、前記混合物からの前記流体の液体一流
体分離方法であって、前記透過性膜系が、少なくとも2
枚の透過性膜シートからなり、その少なくとも1枚は少
なくとも片面に規則的間隔で設けたミゾを有し、これら
のシートを、1枚のシートの表面に設けたミゾがこれを
覆うカバーシートの表面と共に供給流流路を形成するよ
うに配置してなるものであることを特徴とする方法を提
供する。
さらにまた、本発明は、触媒が透過性膜もしくは隣接表
面に結合ないし固定化されているか、または反応成分と
共に透過性膜の表面を通って再循環される反応系におい
て、生成物が別の透過性膜系を選択的に通過する能力を
利用して、流体反応成分および触媒から生成物を連続的
に分離する方法であって、前記生成物分離用の透過性膜
系が、少なくとも2枚の透過性膜シートからなり、その
少なくとも1枚は少なくとも片面に規則的間隔で設けた
ミゾを有し、これらのシートを、1枚のシートの表面に
設けたミゾがこれを覆うカバーシートの表面と共に供給
流流路を形成するように配置してなるものであることを
特徴とし、前記の分離により、生成物が富化された透過
流と反応成分が富化された残留流とを生しさせ、この残
留流は追加の反応成分と共に反応系に再循環させること
からなる方法、すなわち膜リアクター系における生成物
の分離方法を提供する。
以下の実施例により、本発明の成果の製造および使用方
法について具体的に説明する。ただし、本発明はこれら
の実施例に制限されるものではなく、各種の変更を本発
明の範囲内で実施することができる。
(以下余白) 実1■建1 微多孔性膜の製造 Victrex (登録商標)ポリエーテルスルホン(
グレー 1’4800P、 ICl7/ IJ 力社!
!Imm) 20!(w/w)、2−メトキシエタノー
ル(慣用名:メチルセロソルブ)(アルドリッチ・ケミ
カル社製)16χ(W/W)、および2.4−ジアミノ
−6−フェニル−s−トリアジン(イーストマン・コダ
ック社製)1χ(w/w)を、N、N−ジメチルアセト
アミド(DMAc) (J、T、 BakerChe+
1ical Co、製)63χ(w/w)と共に、温和
な加熱下に溶解するまで撹拌混合して、流延溶液を調製
する。得られた溶液は濾過した後、密閉容器内に入れて
室温で1晩放置し、溶液中の気泡を脱気する。
このポリエーテルスルホン溶液を、ナイフェツジとロー
ル面間の間隙(クリアランス)を10ミル(0.251
1)にセットしたドクターナイフを使用して、ミゾ付き
ロール上に流延することにより、長尺ミゾ付き膜シート
を形成する。使用したミゾ付きロールは、直径12イン
チ(3Q、5cn) 、長さ48イフチ(122(J)
で、ロール表面に輻20ミル(0.51關)、深さ20
ミルの円周方向のミゾが20ミルの間隔で彫り込まれて
いる。このミゾ付きロールを、5mm15mm (w/
w)のDMΔc/HgOからなるポリエーテルスルホン
用凝固浴に室温で不完全に浸漬する(ロールの+/2)
、  ミゾ付きロールは約4インチ7urn (10.
2cm/a+in)の周速度で回転するので、浸漬時間
すなわち凝固時間は約5分となる。凝固処理した湿った
ミゾ付きフィルムをロールおよび凝固浴から連続的に取
出し、25/75および10/90のDMAc/11z
Oからなる一連の別の浴を通過させ、次いで最終洗浄用
に水100%の浴に通して残留する8MAc溶剤を除去
した後、乾燥室で連続的に乾燥して、水分を除去する。
同様の方法で、ミゾ付きロールの代わりに平滑ロールを
使用して、平面膜シートも形成する。得られたミゾ付き
シートおよび平面シートの全膜厚は、それぞれ約25ミ
ル(0.64m)および5ミル(0.131)である。
害盗災朶 逆浸透膜の作成 実施例1で得られた乾燥膜のミゾ側の面に、ポリエチレ
ンイミン(Epos+in (Q録画45i> Plo
oO)(Aceto Chemical Co、製)0
.3%およびポリオキシエヂレングリコール(Carb
owax (登録商標) PEG−6000) 10%
の水溶液を塗布する。次いで、その上にトルエン−2,
4−ジイソシアネート(アルドリフチ・ケミカル社製)
の0.15%ヘキサン溶液を塗布する。こうして界面重
合させた被膜を、115℃で15分間硬化させる。この
方法は理想的には連続的に実施することができるが、本
実施例では適当な寸法に切ったシートを使用してバッチ
式で実施する。この被覆した長尺膜シートから、幅20
インチ(51011) 、長さ48インチ(122aa
)のシートを、ミゾの方向が得られたシートの長さ方向
と垂直になるように切り取る。同様にして、実施例1で
製造した平面膜も被覆する。
ス遣潰1 逆浸透スパイラル巻きモジュール 実施例2で作成した薄膜被覆膜シートを次のようして逆
浸透エレメントに製作する。透過流キャリヤー布(透過
流移動布)と一般に呼ばれる多孔質樹脂含浸トリコント
製品の流路材料(ResourceTechnolog
y、 Inc、)を、まず接着材により有孔中空マンド
レル管に取りつける。本実施例では、42×20インチ
(102X51C11)のミゾ付き膜のシートと同し寸
法の平滑膜のシートとを、この両シートの被覆面、すな
わち活性膜面が互いに対向するように重ねてなるサント
イフチ膜を、ミゾがマンドレルに平行になるように上記
トリコット上に重ねておいた。巻出し側の短辺端部にお
ける両膜間と、両側の長辺側端部および短辺側の巻終わ
り端部に沿った両膜の裏側(非活性面側)とに、ポリウ
レタン系接着剤(LIR2166、H,B、 Full
er Co、 袈)を塗布する。このエレメントを次い
で、マンドレルを回転させることにより巻き上げて、ト
リコットの層とジンドイソチ膜の層とが交互に重なった
スパイラル巻きエレメントを形成する。その後、このエ
レメントの外面を膜表面全面を覆うようにプラスチック
テープの層で包む。接着剤が硬化すれば(室温で1晩)
、このエレメントは逆浸透に対して使用および試験する
ことができる。このスパイラル巻きエレメントの両端を
マンドレル表面に対してトリミングし、供給流流路の端
部と生成流流路の密封端部とを露出させる。こうするこ
とで、膜サンドインチの密封封入体により、生成物流が
ミゾ流路の露出末端から流入する供給流と接触すること
なくマンドレル管に流れていくことが可能となる。この
ユニットは、合計約10平方フイートの膜表面積を有し
ている。
従来の収光を形成するために、同じく膜表面積10平方
フイートのスパイラル巻きエレメントを、2枚の平面状
膜シートから同様の方法で製作する。
ただし、この場合のサンドイッチ膜は、プラスチックネ
ット(Vexar(登録商標)〕を、このネ・7トが2
枚の膜シートの活性層の間にくるように膜の間に挟んだ
構成とする。この構成により、上記ネットは)漠の活性
表面を横断して流れる供給/A流路として機能する。
去1匹工 逆浸透モジュールの実験 前記実施例で製作した2種類のスパイラル巻きエレメン
トを、マンドレルシールおよび末端キャンプ、ならびに
供給流と生成流の各接続部を備えた別個の管状圧力容器
に装入する。
このミゾ付き型および平面型スパイラル巻きエレメント
を、それぞれこれらのスパイラル巻きエレメントが入っ
ている2個の圧力容器を、一つの加圧流試験装置内に並
流配置に配列することにより、耐汚れ性について同時に
試験する。これらのユニットの試験は、懸濁カオリン粘
土3000 pp+wを含有する0、5χ(−/す塩化
ナトリウム水溶液を使用して行う。供給流の流量は、供
給流路間隔の値に基づいて、各モジュールに0.5 t
s/sec (1,5ft/5ec)の直線流速を与え
るように調整する。
400 psi (28kg/et&)での最初の測定
では、どちらのモジュールでも約15 gfd(gal
/ft”/day)の透過流束、すなわち生成流流量と
、95%の阻止率とが得られる。しかし、24時間の試
験により、従来の平面膜型スパイラル巻きモジュールは
、流束と阻止率の著しい低下が起こり、これは汚れの傾
向を示す、これに対して、本発明のミゾ付き脱型スパイ
ラル巻きモジュールは、本質的に性能の変化は示さない
、すなわち、ミゾ付き膜が汚れに耐えることが実証され
た。
1施fl 限外濾過モジュールと実験 実施例3と同様の方法によりスパイラル巻きエレメント
を作成するが、ただし実施例1で得た未被覆の微多孔性
膜シートを使用する。このエレメントを、マンドレルシ
ールおよび末端キャップ、ならびに供給流と生成流の各
接続部を備えた管状圧力容器に装入する。
このユニットを、塩化ナトリウム1000 ppmおよ
び分子量6000のポリオキシエチレングリコール20
0 ppmを含有する水溶液を使用して、5mm ps
i(3,5kg/cシ)で試験する。約75 gal/
hr (2841/hr’)の供給流量で、初期透過流
束は約600 gal/day (2270j!/da
y) (60gal#t”/day)である。
塩化ナトリウムの阻止率は約O%で、ポリオキシエチレ
ングリコールの阻止率は約80%である。
スm 酸素富化用気体分離膜 実施例1に記載のように長尺ミゾ付きポリエーテルスル
ホン膜シートと平面膜シートとを製造する。ただし、使
用したミゾ付きロールは、幅5ミル(0.131膳)、
深さ5ミルの円周方向ミゾを5ミル間隔で設けたもので
あり、ドクターナイフはナイフェツジとロール面との間
隙が5ミルとなるようにセットする。
乾燥後の平面膜シートの片面と乾燥後のミゾ付き膜シー
トのミゾ側の面(この両面で供給流流路を構成する)と
を、トリフルオロトリクロロエタン溶剤にジメチルシリ
コーン1.5重量%とジブチルスズジラウレートからな
る架橋剤0.15重世%とを含有させた溶液中に通す。
この操作は、米国特許第4.243,701号に説明さ
れている。上記2種類の膜は、4(J/secの速度で
この溶液に室温および大気圧で通され、引き取られる。
その後、120℃の温度で0.25時間熱処理してジメ
チルシリコーンを架橋させると、支持体膜に一体結合し
た高分子薄膜(バリヤー層)が形成される。この高分子
薄膜の厚みは約5mm00人である。
2施■1 気体分離モジュールと実験 実施例6で作成した2種類の膜シートを使用して、実施
例3に記載したのと同様の方法によりスパイラル巻きモ
ジュールを製作する。次いで、得られたエレメントを1
段式気体分離法に使用する。
空気からなる供給流を、25℃で15mm psi (
10.5kg/cd)の圧力下にこの膜の表面上に送る
。この膜は窒素より酸素に対してより高い透過性を示す
ので、膜を通過した透過流は酸素が富化され、透過しな
かった残りの流れからなる残留流は窒素が富化される。
35%程度の高さまで透過流の酸素富化を達成すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の収光の1態様における構成を示す模
式的断面図、 第2図は、本発明の収光の別の態様における構成を示す
模式的断面図、 第3a図および第3b図は、本発明の収光の別の態様に
おける2種類の変更例の構成を示す模式的断面図、 第4図は、本発明の収光のさらに別の態様におりる構成
を示す模式的断面図、 第5図は、従来のスパイラル巻き型逆浸透七ジ1−ルの
模式的断面図、および 第6図は、第3b図に示した断面を有する構成の収光か
ら製造したスパイラル巻きモジュールの模式的説明図で
ある。 10、20.30.30°、 40.5mm.60  
:  収光11、21.3+、 34.34’、 41
.51  :  透過性膜12.22,32,42  
  :  ミゾ(供給流流路)+3.23.33.43
.53  :  バリヤー層15、27.55    
  :  キャリヤー布36、36’、 46    
  :  ミゾ(透過流流路)52:  スペーサ 61:  透過流排出管 FIG、1 」 FIG、2 凹 FIG、3a 皿゛ FIG、3b 憇 FIG、4 和 FIG、5

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも2枚のシートからなり、その少なくと
    も1枚は、少なくとも片面に規則的間隔でミゾを設けた
    ミゾ付き透過性膜であり、このミゾ付き透過性膜は本質
    的にバリヤー層を有しないか、または片側のミゾ付き表
    面上にバリヤー層を有するものであり、これらのシート
    を、前記ミゾ付き透過性膜シートの表面上のミゾがこれ
    を覆うカバーシートの表面と共に供給流流路を形成する
    ように配置してなる、透過性の膜系。
  2. (2)前記のミゾの幅および深さが約0.5〜100ミ
    ル(0.01〜2.5mm)である、特許請求の範囲第
    1項記載の透過性膜系。
  3. (3)前記のミゾの幅および深さが約0.5〜20ミル
    (0.01〜0.5mm)である、特許請求の範囲第1
    項記載の透過性膜系。
  4. (4)前記のミゾの幅および深さが約5〜35ミル(0
    .13〜0.90mm)である、特許請求の範囲第1項
    記載の透過性膜系。
  5. (5)前記のミゾの幅および深さが約15〜75ミル(
    0.38〜1.9mm)である、特許請求の範囲第1項
    記載の透過性膜系。
  6. (6)前記のミゾが出口側に向かって先細のテーパを付
    けたものである、特許請求の範囲第1項記載の透過性膜
    系。
  7. (7)前記ミゾ付き膜シートを、一方のシートのミゾが
    隣接する別のシートに設けたミゾと整合するように配置
    し、それにより、一方のシートのミゾが供給流流路の一
    部を構成し、もう一方のシートの整合した対応するミゾ
    がその供給流流路の残りの部分を構成するようにした、
    特許請求の範囲第1項記載の透過性膜系。
  8. (8)前記ミゾ付き膜シートを平面シートと交互に重ね
    て、このミゾ付き膜シートのミゾが隣接平面シート表面
    と共に供給流流路を構成するようにした、特許請求の範
    囲第1項記載の透過性膜系。
  9. (9)前記ミゾ付き透過性膜シートを別の膜の平面表面
    で覆って供給流流路を構成し、後者の平面表面を有する
    膜の反対側表面には、前記供給流流路となる膜のミゾと
    平行方向に透過流流路となるミゾが設けてある、特許請
    求の範囲第1項記載の透過性膜系。
  10. (10)前記ミゾ付き透過性膜シートを別の膜の平面表
    面で覆って供給流流路を構成し、後者の平面表面を有す
    る膜の反対側表面には、前記供給流流路となる膜のミゾ
    と垂直方向に透過流流路となるミゾが設けてある、特許
    請求の範囲第1項記載の透過性膜系。
  11. (11)少なくとも1枚の透過性膜シートがこの膜の片
    面に供給流流路となるミゾを有し、この膜の反対面には
    透過流流路となるミゾが前記のミゾと平行方向に設けて
    ある、特許請求の範囲第1項記載の透過性膜系。
  12. (12)少なくとも1枚の透過性膜シートがこの膜の片
    面に供給流流路となるミゾを有し、この膜の反対面には
    透過流流路となるミゾが前記のミゾと垂直方向に設けて
    ある、特許請求の範囲第1項記載の透過性膜系。
  13. (13)少なくとも2枚の透過性膜シートを備え、各膜
    シートの対が透過流輸送用キャリヤー布の介在により他
    の膜シートから隔離されている、特許請求の範囲第1項
    記載の透過性膜系。
  14. (14)平膜型に構成した、特許請求の範囲第1項記載
    の透過性膜系。
  15. (15)スパイラル巻き型に構成した、特許請求の範囲
    第1項記載の透過性膜系。
  16. (16)少なくとも2枚のシートからなり、その少なく
    とも1枚は、少なくとも片面に規則的間隔でミゾを設け
    たミゾ付き透過性膜であり、このミゾ付き表面上にバリ
    ヤー層を備え、これらのシートを、前記ミゾ付き透過性
    膜シートの表面上のミゾがこれを覆うカバーシートの表
    面と共に供給流流路を形成するように配置してなる、特
    許請求の範囲第1項記載の透過性膜系。
  17. (17)前記少なくとも1枚の透過性膜シートが、供給
    流流路となるミゾのある表面上に一体構造のバリヤー層
    を有している流延もしくは押出により形成された膜であ
    る、特許請求の範囲第1項記載の透過性膜系。
  18. (18)前記少なくとも1枚の透過性膜シートが、供給
    流流路となるミゾのある表面上にバリヤー層の被膜を有
    している流延もしくは押出により形成された膜である、
    特許請求の範囲第1項記載の透過性膜系。
  19. (19)前記膜が、ポリスルホン、ポリエーテルスルホ
    ン、セルロースエステル、ポリスチレン、ポリビニルブ
    チラール、または塩素化ポリ塩化ビニル、ポリ弗化ビニ
    リデン、ジフェニロールプロパンポリカーボネート、ポ
    リ(メチルメタクリレート)もしくはポリ(m−フェニ
    レンイソフタルアミド)から形成されたものである、特
    許請求の範囲第1項記載の透過性膜系。
  20. (20)前記膜がバリヤー層として架橋ポリ尿素もしく
    は芳香族ポリアミドの被膜を有する、特許請求の範囲第
    1項記載の透過性膜系。
  21. (21)少なくとも2成分からなる混合物に圧力を加え
    て1成分を透過性膜系を通過させることにより、1成分
    が富化された溶媒富化透過流と、最初の混合物の残りの
    成分が富化された残留流とを得ることからなる、前記混
    合物から1成分を分離する方法であって、前記透過性膜
    系が、少なくとも2枚の透過性膜シートからなり、その
    少なくとも1枚は少なくとも片面に規則的間隔で設けた
    ミゾを有し、これらのシートを、1枚のシートの表面に
    設けたミゾがこれを覆うカバーシートの表面と共に供給
    流流路を形成するように配置してなるものであることを
    特徴とする、上記分離方法。
  22. (22)前記ミゾの幅および深さが約0.5〜100ミ
    ル(0.01〜2.5mm)である、特許請求の範囲第
    21項記載の方法。
  23. (23)前記のミゾが出口側に向かって先細のテーパを
    付けたものである、特許請求の範囲第21項記載の方法
  24. (24)前記ミゾ付き膜シートを、一方のシートのミゾ
    が隣接する別のシートに設けたミゾと整合するように配
    置し、それにより、一方のシートのミゾが供給流流路の
    一部を構成し、もう一方のシートの整合した対応するミ
    ゾがその供給流流路の残りの部分を構成するようにした
    透過性膜系を使用する、特許請求の範囲第21項記載の
    方法。
  25. (25)前記ミゾ付き膜シートを平面シートと交互に重
    ねて、このミゾ付き膜シートのミゾが隣接平面シート表
    面と共に供給流流路を構成するようにした透過性膜系を
    使用する、特許請求の範囲第21項記載の方法。
  26. (26)前記ミゾ付き透過性膜シートを別の膜の平面表
    面で覆って供給流流路を構成し、後者の平面表面を有す
    る膜の反対側の表面には、前記供給流流路となる膜のミ
    ゾと平行方向に透過流流路となるミゾが設けてある構成
    の透過性膜系を使用する、特許請求の範囲第21項記載
    の方法。
  27. (27)前記ミゾ付き透過性膜シートを別の膜の平面表
    面で覆って供給流流路を構成し、後者の平面表面を有す
    る膜の反対側の表面には、前記供給流流路となる膜のミ
    ゾと垂直方向に透過流流路となるミゾが設けてある構成
    の透過性膜系を使用する、特許請求の範囲第21項記載
    の方法。
  28. (28)少なくとも1枚の透過性膜シートがこの膜の片
    面に供給流流路となるミゾを有し、この膜の反対面には
    透過流流路となるミゾが前記のミゾと平行方向に設けて
    ある構成の透過性膜系を使用する、特許請求の範囲第2
    1項記載の方法。
  29. (29)少なくとも1枚の透過性膜シートがこの膜の片
    面に供給流流路となるミゾを有し、この膜の反対面には
    透過流流路となるミゾが前記のミゾと垂直方向に設けて
    ある構成の透過性膜系を使用する、特許請求の範囲第2
    1項記載の方法。
  30. (30)少なくとも2枚の透過性膜シートを備え、各膜
    シートの対が、透過流輸送用キャリヤー布の介在により
    他の膜シートから隔離されている構成の透過性膜系を使
    用する、特許請求の範囲第21項記載の方法。
  31. (31)前記膜が、ポリスルホン、ポリエーテルスルホ
    ン、セルロースエステル、ポリスチレン、ポリビニルブ
    チラール、または塩素化ポリ塩化ビニル、ポリ弗化ビニ
    リデン、ジフェニロールプロパンポリカーボネート、ポ
    リ(メチルメタクリレート)もしくはポリ(m−フェニ
    レンイソフタルアミド)から形成されたものである、特
    許請求の範囲第21項記載の方法。
  32. (32)前記膜がバリヤー層として架橋ポリ尿素もしく
    は芳香族ポリアミドの被膜を有する、特許請求の範囲第
    21項記載の方法。
  33. (33)平膜型に構成した透過性膜系を使用する、特許
    請求の範囲第21項記載の方法。
  34. (34)スパイラル巻き型に構成した透過性膜系を使用
    する、特許請求の範囲第21項記載の方法。
  35. (35)溶媒と溶質からなる溶液にこの溶液の浸透圧に
    打ち勝つ圧力を加えて前記溶媒を透過性膜系を通過させ
    ることにより、溶媒富化透過液流と溶質富化残留液流と
    を得ることからなる、前記溶液から溶媒を逆浸透分離す
    る方法であって、前記透過性膜系が、少なくとも2枚の
    透過性膜シートからなり、その少なくとも1枚は少なく
    とも片面に規則的間隔で設けたミゾを有し、これらのシ
    ートを、1枚のシートの表面に設けたミゾがこれを覆う
    カバーシートの表面と共に供給流流路を形成するように
    配置してなるものであることを特徴とする方法。
  36. (36)前記ミゾの幅および深さが約5〜35ミル(0
    .13〜0.90mm)である、特許請求の範囲第35
    項記載の方法。
  37. (37)前記透過性膜シートの少なくとも1枚が、供給
    流流路となるミゾのある表面上に一体構造のバリヤー層
    を有している流延もしくは押出により形成された膜であ
    る、特許請求の範囲第35項記載の方法。
  38. (38)前記透過性膜シートの少なくとも1枚が、供給
    流流路となるミゾのある表面上にバリヤー層の被膜を有
    している流延もしくは押出により形成された膜である、
    特許請求の範囲第35項記載の方法。
  39. (39)液体と大分子量溶質もしくは懸濁粒子のいずれ
    かもしくはその両者とからなる混合物に圧力を加えて前
    記液体を透過性膜系を通過させることにより、液体が富
    化された透過液流と前記混合物の残りの成分が富化され
    た残留液流とを得ることからなる、前記混合物から前記
    液体を限外濾過する方法であって、前記透過性膜系が、
    少なくとも2枚の透過性膜シートからなり、その少なく
    とも1枚は少なくとも片面に規則的間隔で設けたミゾを
    有し、これらのシートを、1枚のシートの表面に設けた
    ミゾがこれを覆うカバーシートの表面と共に供給流流路
    を形成するように配置してなるものであることを特徴と
    する方法。
  40. (40)前記ミゾの幅および深さが約15〜75ミル(
    0.38〜1.9mm)である、特許請求の範囲第39
    項記載の方法。
  41. (41)少なくとも2種類のガスからなる気体混合物に
    圧力を加えて少なくとも1種類のガスを測定可能な流束
    で透過性膜系を通過させることより、1種類のガスが富
    化された透過流と前記混合物の残りのガスが富化された
    残留流とを得ることからなる、前記気体混合物から1種
    類のガスを分離する方法であって、前記透過性膜系が、
    少なくとも2枚の透過性膜シートからなり、その少なく
    とも1枚は少なくとも片面に規則的間隔で設けたミゾを
    有し、これらのシートを、1枚のシートの表面に設けた
    ミゾがこれを覆うカバーシートの表面と共に供給流流路
    を形成するように配置してなるものであることを特徴と
    する方法。
  42. (42)前記ミゾの幅および深さが約0.5〜20ミル
    (0.01〜0.5mm)である、特許請求の範囲第4
    1項記載の方法。
  43. (43)(a)液体と、(b)液体もしくはガスのいず
    れかの流体、との混合物である溶液に、この溶液の浸透
    圧に打ち勝つ圧力を加えて、前記流体を透過性膜系を通
    過させることより、流体(b)が富化された透過流と液
    体(a)が富化された残留流とを得ることからなる、前
    記混合物からの前記流体の液体一流体分離方法であって
    、前記透過性膜系が、少なくとも2枚の透過性膜シート
    からなり、その少なくとも1枚は少なくとも片面に規則
    的間隔で設けたミゾを有し、これらのシートを、1枚の
    シートの表面に設けたミゾがこれを覆うカバーシートの
    表面と共に供給流流路を形成するように配置してなるも
    のであることを特徴とする方法。
  44. (44)触媒が透過性膜もしくは隣接表面に結合ないし
    固定化されているか、または反応成分と共に透過性膜の
    表面を通って再循環される反応系において、生成物が別
    の透過性膜系を選択的に通過する能力を利用して、流体
    反応成分および触媒から生成物を連続的に分離する方法
    であって、前記透過性膜系が、少なくとも2枚の透過性
    膜シートからなり、その少なくとも1枚は少なくとも片
    面に規則的間隔で設けたミゾを有し、これらのシートを
    、1枚のシートの表面に設けたミゾがこれを覆うカバー
    シートの表面と共に供給流流路を形成するように配置し
    てなるものであることを特徴とし、前記の分離により、
    生成物が富化された透過流と反応成分が富化された残留
    流とを生じさせ、この残留流が追加の反応成分と共に反
    応系に再循環される上記分離方法。
JP62214951A 1986-08-29 1987-08-28 高流束密度、低汚れ傾向の透過性膜 Pending JPS6369503A (ja)

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