JPS6368848A - 電子写真用現像剤組成物 - Google Patents

電子写真用現像剤組成物

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JPS6368848A
JPS6368848A JP61213510A JP21351086A JPS6368848A JP S6368848 A JPS6368848 A JP S6368848A JP 61213510 A JP61213510 A JP 61213510A JP 21351086 A JP21351086 A JP 21351086A JP S6368848 A JPS6368848 A JP S6368848A
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JP
Japan
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polyester resin
toner
resin
acid
charge controlling
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Pending
Application number
JP61213510A
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English (en)
Inventor
Kuniyasu Kawabe
邦康 河辺
Masayoshi Nawa
名和 政良
Tokuhiro Hayashi
林 徳広
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真、静電記録、静電印刷などにおける
静電荷像を現像する為の現像剤組成物に関するものであ
る。
〔従来の技術及び問題点〕
従来電子写真法としては、米国特許第2297691号
、同第2357809号明細書等に記載されている如く
、光導電性絶縁層を一様に帯電させ、次いでその層を露
光せしめ、その露光された部分上の電荷を消散させる事
により電気的な潜像を形成し、更に該潜像にトナーと呼
ばれる着色された電荷をもった微粉末を付着せしめる事
によって可視化させ(現像工程)、得られた可視像を転
写紙等の転写材に転写せしめた後(転写工程)、加熱、
圧力或いはその他適当な定着法により永久定着せしめる
(定着工程)工程からなる。
この様にトナーは単に現像工程のみならず、転写工程、
定着工程の各工程に於いて要求される機能を備えていな
ければならない。
一般にトナーは現像装置内で機械的動作中に受ける剪断
力、衝撃力による機械的な摩擦力を受け、数千枚乃至数
万枚コピーする間に劣化する。この様なトナーの劣化を
防ぐには機械的な摩擦力に耐えうる分子量の大きな強靭
な樹脂を用いれば良いが、これらの樹脂は一般に軟化点
が高く、非接触定着方式であるオーブン定着、赤外線に
よるラジアント定着では熱効率が悪い為に定着が充分に
行われず、又、接触定着方式で熱効率が良い為、広く用
いられているし一トローラ一定着方式に於いても、充分
に定着させる為にはヒートローラーの温度を高くする必
要が生じ、定着装置の劣化、紙のカール、消費エネルギ
ーの増大等の弊害を招くばかりでなく、この様な樹脂を
使用すると粉砕性が悪いため、トナーを製造する際、製
造効率が著しく低下する。その為、結着樹脂の重合度、
更には軟化点も余り高いものは用いる事ができない。一
方ヒートローラ一定着方式は加熱ローラー表面と被定着
シートの1−ナー像面が圧接触する為、熱効率が著しく
良く、低速から高速に至るまで広く使用されているが、
加熱ローラー面とトナー像面が接触する際、トナーが加
熱ローラー表面に付着して後続の転写紙等に転写される
、所謂オフセット現象が生じ易い。この現象を防止する
為、加熱ローラー表面を弗素系樹脂等の離型性の優れた
材料で加工するが、更に加熱ローラー表面にシリコンオ
イル等の離型剤を塗布して対処している。
しかしながら、シリコンオイル等を塗布する方式は、定
着装置が大きくなりコスト高となるばかりでなく複雑に
なる為トラブルの原因にもなり易く好ましいものではな
い。
又、特公昭55−6895号、特開昭56−98202
号公報に記載の如く、結着樹脂の分子量分布幅を広くす
る事によりオフセ・7ト現象を改良する方法もあるが、
一般に樹脂の重合度が高くなり使用定着温度も高く設定
する必要がある。
更に改良された方法として、特公昭57−493号、特
開昭50−44836号、特開昭57−37353号公
報記載の如く、樹脂を非対称化、架橋化せしめる事によ
ってオフセット現象を改善する方法があるが定着点は改
善されていない。
一般に、最低定着温度は低温オフセントと高温オフセン
トの間にある為、使用可能温度領域は、最低定着温度と
高温オフセットとの間となり、最低定着温度をできるだ
け下げる事、高温オフセット発生温度をできるだけ」−
げる事により使用定着温度を下げる事ができると共に使
用可能温度領域を広げる事ができ、省エネルギー化、高
速定着化、紙のカールを防く事ができる。
又、両面コピーがトラブルなくできる為複写機のインテ
リジェント化、定着装置の温度コントロールの精度、許
容幅の緩和等数にの利点がある。
その為、常に定着性、耐オフセット性の良い樹脂、1〜
ナーが望まれている。
この様な要求を達成する為スチレン系の結着樹脂を使用
する場合には特開昭49−65232号、特開昭50−
28840号、特開昭50−81342号公報記載の如
く、パラフィンワックス、低分子量ポリオレフィン等を
オフセット防止剤として添加する方法が知られているが
、添加量が少ないと効果がなく、多いと現像剤の劣化が
早い事も確認されている。
ポリエステル樹脂は本質的に定着性が良く、米国特許第
3590000号明細書記載の如く、非接触定着方式に
於いても充分に定着されるが、オフセット現象が発生し
易くヒートローラ一定着方式には使用が困難であった。
特開昭50−44836号、特開昭57−37353号
、特開昭57−109875号公報記載の如く、多価カ
ルボン酸を使用し耐オフセット性を改良したポリエステ
ル樹脂は、使用するに充分な耐オフセット性を有してい
ないか、又は有しているものはポリエステル樹脂が本来
有している低温定着性を犠牲にしている場合が多く、問
題があった。一方ポリエステル樹脂を用いたトナーはス
チレン系トナーに較べて流動性が悪い場合があり、凝集
性を帯びて、現像器内でのトナーの搬送性が悪くなり、
現像性が低下して画像むら、地汚れ発生等、画質の劣っ
た可視画像が形成されることがあった。
トナーの流動性を改善するために、例えば疎水性シリカ
微粉末等の流動性向上剤を多量に添加するのであるが、
その結果、静電荷像支持体の表面クリーニングがウレタ
ンゴムブレード等によって行われる場合には、当該ブレ
ードと静電荷像支持体の間にトナー粒子が挟まり、クリ
ーニング不良となって可視画像が汚れることがある。又
、現像されたものの転写されなかったトナーを現像器へ
戻して再使用するりザイクルシステムを有する画像形成
装置を用いる場合には、トナー粒子の表面部に疎水性シ
リカの微粒子が埋め込まれて、トナーの流動性が低下し
、画質の劣った可視画像が形成されることがあった。
又、ポリエステル樹脂は、樹脂自体が適当な摩擦帯電性
を有し、このため荷電制御剤を添加しなくてもトナーに
帯電能を付与することが可能である。しかしながら、樹
脂全体として帯電するため、徐々に摩擦帯電性が増して
いき、例えば5万枚以−ト連続してコピーを取って行く
に従って、ポリエステル樹脂を用いたトナーの帯電量が
変化し、画像濃度が薄くなる等、可視画像に悪い影響を
与えることがあった。
本発明はこれらの要求を満たずためになされたものであ
り、その目的はヒートローラ一定着方式に於いてオフセ
ソI・防止液を塗布することなくオフセントが防止され
、かつより低い定着温度で定着できる現像剤を提供する
ことにある。
本発明の他の目的は流動性が良く、ブロッキングの生じ
ない、かつ寿命の長い(劣化し難い)現像剤を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、結着樹脂の主成分が、酢酸エチル不溶分を3
.0重量%以上含有するポリエステル樹脂で、かつ該ポ
リエステル樹脂の酸価をAV、水酸基価を011vとし
たときに、OII V / A Vの値が1.2以上で
あるところのポリエステル樹脂より成り、少なくとも2
種類の荷電制御剤を含有することを特徴とする電子写真
用現像剤組成物に係るものである。
本発明において、特に結着樹脂のガラス転移温度が50
〜80℃であることが好ましく、又、荷電制御剤につい
ては、少なくとも1種類の正帯電性の荷電制御剤と少な
くとも1種類の負帯電性の荷電制御剤を含有することが
好ましく、更には、正帯電性の荷電制御剤の使用量が負
帯電性の荷電制御剤の使用量の172以下であることが
好ましい。
本発明においては、上記のような特定のポリエステル樹
脂を結着樹脂の主成分として、公知の方法にて得られた
トナーを用いることにより、その結着樹脂が一定以上の
酢酸エチルに不溶な高分子量成分を含有する為、ポリエ
ステル樹脂の有する効果に加えて、高温オフセット発生
温度が高く、非オフセット領域を広くすることができる
9                  つ(一方、エ
ステル交換反応、或いは一価のカルボン酸及び/もしく
はアルコールを反応させない限り、ポリエステルの分子
末端にはカルボキシル基及び/もしくは水酸基が残存す
るが、この末端基量に応じてポリエステル樹脂自体の摩
擦帯電量が変化することが確認されている。末端基量、
特に酸価を減らし過ぎると、ポリエステル樹脂の摩擦帯
電量が低下し、また末端基量、特に酸価を増やし過ぎる
と、ポリエステル樹脂の摩擦帯電量はある一定まで増加
するが、一方でトナー化後の環境依存性が顕著となり、
現像剤用組成物として使用し難くなる。酸価で5〜60
 (KOt1mg/g)を示すポリエステル樹脂がトナ
ー用としてよく用いられている。さて、ポリエステル樹
脂の酸価を八ν、水酸基イヒを叶νとしたときにO1l
ν/Aνの値が1.2以上であるポリエステルよりなる
トナーは、理由は厳密には解明されていないが、流動性
が良くなり、又、そのトナーを用いれば最低定着温度を
低くせしめることが可能となった。
唄          10 本発明において結着樹脂の主成分として用いられるポリ
エステル樹脂は、アルコールとカルボン酸、もしくはカ
ルボン酸エステル、カルボン酸無水物との縮重合により
得られるが、アルコール成分としては、例えばエヂレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、1.2−プロピレングリコール、1.3−プロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペン
チルグリコール、■、4−ブチンジオール、■、5−ベ
ンタンジオール、1.6−ヘキサンジオール、1,4−
シクロヘキサンジメタツール、ジプロピレングリコール
、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
、ポリテトラメチレングリコール等のジオール類、ビス
フェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシ
エチレン化ビスフェノールA、ポリプロピレン化ビスフ
ェノールA等のエーテル化ビスフェノール類、その他の
二価のアルコール、又はソルビトール、12,3.6−
ヘキサンジオ−ル、1.4−ソルビタン、ペンタエリス
リトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリス
リトール、1,2.4−ブタントリオール、1,2.5
−ペンタントリオール、グリセロール、ジグリセロール
、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2
,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリ
メチロールプロパン、1..3.5−トリヒドロキシメ
チルヘンゼン、その他の三価以」二の多価アルコールを
挙げることができる。
又、カルボン酸成分としては、例えば、マレイン酸、フ
マール酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、シクロヘキサ
ンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セハチン酸、
アゼライン酸、マロン酸、又はn−ドデセニルコハク酸
、n−ドデシルコハク酸等のアルケニルコハク酸類、も
しくはアルキルコハク酸類、これらの酸の無水物、低級
アルキルエステル、その他の二価のカルボン酸、そして
1.2.4−ヘキサントリカルボン酸、1..2.5−
ヘキサントリカルボン酸、2、5.7−ナフタレントリ
カルボン酸、1,2.4−ナフタレントリカルボン酸、
1,2.4−ブタントリカルボン酸、1.2.5−ヘキ
サントリカルボン酸、1.3−ジカルボキシル−2−メ
チル−2−メチレンカルボキシプロパン、L2,4−シ
クロヘキサントリカルボン酸、テトラ(メチレンカルボ
キシル)メタン、1,2,7.8−オクタンテI〜ラカ
ルボン酸、ピロメリット酸、エンポール三量体酸、及び
これらの酸の無水物、低級アルキルエステル、その他の
三価以上のカルボン酸を挙げることができる。
以上のような三価以上の多官能性単量体はオフセント現
象を改良する好ましい成分であるが、少ないと効果が薄
く、多い場合は反応のコントロールが難しく、安定した
性能のポリエステル樹脂が得難いばかりでなく、樹脂が
硬く粉砕し難くなり、トナー化効率が著しく低下し、又
、最低定着温度が高くなる等、好ましくない現象が発生
する。従って、以上のような三官能以上の多官能性単量
体による成分は、重合体における構造単位としてのアル
コール成分又は酸成分の各々における5〜60モル%の
割合で含有されるのが望ましい。
本発明において用いられるポリエステル樹脂は、酢酸エ
チル不溶分が3.0重量%以上である。
ここに酢酸エチル不溶分とは、試料を酢酸エチルに溶解
したときの濾紙不透過分をいい、以下のようにして求め
ることができる。
樹脂試料をコーヒーミルにて粉砕し、40メソシユの篩
を通過した試料を5.000g精秤し、予め精秤した濾
過助剤ラジオライト(11700) 10.000gと
共に容量150m1の容器に入れ、この容器内に酢酸エ
チルを10On+l添加し、ボールミル架台上で3時間
に亘って回転せしめた後、2時間静置する。濾過器内に
濾紙(階2)をセットし、前記容器の上澄液を減圧濾過
し、濾紙上の不溶残渣物に100m1の酢酸エチルを加
え、洗浄する。
次に容器中の不溶残漬物に50m1の酢酸エチルを加え
、前記濾過器内に流し込み、減圧濾過し更に容器を50
m1の酢酸エチルにより充分に洗浄して濾過器に流し込
み、容器に不溶残漬物が残らないようにする。減圧濾過
を行った後、不溶残漬物を予め精秤しであるシャーレA
 (g)に移し、温度80℃、圧力60mmHgの条件
下にて7時間乾燥せしめ、その後シリカゲルをはったデ
シケータ中に放冷し、シャーレと共に内容物を精秤する
13(g)。酢酸エチル不溶分は下記式によって求める
酢酸エチル不溶分(%)= ト記酢酸エチル不溶分は、既述の縮重合反応で適当な架
橋剤を添加するごとにより、簡単に得ることができる。
本発明では、前記酢酸エチル不溶分が3.0重量%以−
ト、定着性を維持する為に好ましくは3.0〜30.0
重量%であるポリエステル樹脂を結着樹脂の主成分とす
るが、酢酸エチル不溶分が3.0重量%未満のポリエス
テル樹脂を用いて得られたトナーは高温オフセット発生
温度を低くせしめる。一方、ガラス転移温度が50°C
未満ではトナー化後の保存安定性が悪くなり、80℃を
越えれば定着性に悪影響を及ぼすようになり、好ましく
ない。
又、ポリエステル樹脂の酸価、水酸基価はJIS K 
0070に規定される方法により測定されるが、酢酸エ
チル不溶分が3.0重量%以上の場合は、酸価測定溶媒
はジオキサンを用いるのが望ましい。
本発明では、上記酸価をAV、水酸基価をOHVとした
とき、OHV/AVの値が1.2以上のポリエステル樹
脂を結着樹脂の主成分とするが、0IIV/AVの値が
1.2未満のポリエステル樹脂を用いて得られたトナー
は、1.2以上のポリエステル樹脂より得られたトナー
に比べ最低定着温度が高く、その上、流動性が悪く、充
分な流動性を得る為に疎水性シリカ微粉末等の流動性向
上剤を多量に添加する必要があり、その場合、既述の如
く、画質の劣った可視画像が形成されることが多かった
以上の如き0IIV/AVの値が1.2以りのポリニス
チル樹脂は既述の縮重合反応で、カルボン酸成分全体よ
り、アルコール成分全体を官能基数について多く用いる
ことにより容易に得られる。
本発明の現像剤組成物は、−ト述のポリエステル樹脂と
少なくとも2種類の荷電制御剤、好ましくは正帯電性、
負帯電性、各々1種類以−■−を必須成分とし、正帯電
性の荷電制御剤の使用量を負帯電性の荷電制御剤の使用
量の1/2以下とするごとにより、5万枚以上連続して
コピーを行っても、濃度の細土−もなく、良好な可視画
像を得ることが可能とな、っだ。
正帯電性の荷電制御剤の具体例としては1.ユク1コシ
ン系染El、例えば1−ニグロシンヘース1iXl、[
オイルブラック11S」、[オイルシラツクSO,1、
[ポントロンN−011、「ポンI・じ1ンN−1,1
−1(以−l−、オリエント化学社製)等、ゴー級アミ
ンを側鎖として含灯するトリフェニルメタン系染料、四
級゛i′ン干−ウJ、塩化合物、例えば[ポン1〜ロン
l’511(オリエント化学社製)、セチルトリメチル
アンモニウムブI’lミ1等、ポリアミ′/樹脂、例え
ばrAFP−B j  (オリエント化学社製)等、そ
の他を挙げることができる。
負帯電性の荷電制御剤の具体例としては、含金属アヅ染
料、例えば[バリファーストブラック3804 J、「
ボントロン5−31 J、「ボントロンS−32J、「
ボンドo ン5−34」、[ボンドtJ 7S−36」
(以−ト、オリエント化学社製)、[アイゼンスピロン
ブラノクTVHJ(採土ケ谷化学社製)等、銅フタロシ
アニン染料、サリチル酸のアルキル誘導体の金属錯体、
例えば[ボントロンE−82」、「ボントロンE−84
j、[ボンIヘロンE−85J(以に、オリエント化学
社製)等、その他を挙げることができる。
以−Lの荷電制御剤は結着樹脂に対して、0.1〜8.
0重量%、好ましくは0.2〜5.0重量%含有される
本発明に使用するポリエステル樹脂は多価カルボン酸成
分とポリオール成分とを不活性ガス雰囲気中にて180
〜250℃の温度で縮重合する事により製造する事がで
きる。この際、反応を促進せしめる為通常使用されてい
るエステル化触媒、例えば酸化亜鉛、酸化第一錫、ジブ
チル錫オキシド、ジブチル錫ジラウレーi−等を使用す
る事ができる。又同様の目的の為減圧下にて製造する事
もできる。
本発明に係るポリエステル樹脂を結着樹脂の主成分とし
て用いてトナーを得るが、例えばトナー化での粉砕性を
向−ヒさせるべく、数平均分子量が11 、000以下
のスチレンもしくはスチレン−アクリル系樹脂等、他の
樹脂を結着樹脂中の30重量%まで用いてもよい。トナ
ー調製時には着色剤、磁性体が添加される以外にオフセ
ント防止剤としてワックス、流動性向上剤として疎水性
シリカ等、特性改良剤が添加されるが、本発明に係るポ
リエステル樹脂を結着樹脂として用いた場合、誤特性改
良剤を力11えなくても良く、又、添加する場合でも添
7311量は少なくて済む。
本発明に用いられる着色剤としては、サーマルブラック
法、アセチレンブラック法、チャンネルブラック法、ラ
ンプブランク法等により製造される各種のカーボンブラ
ンク、フタロシアニンブルー、パーマネントブラウンF
C、ブリリアン1〜フアーストスカーレソト、ピグメン
トグリーンB、ローダミン−Bヘース、ツルヘントレッ
ド49、ツルヘントレンド146、ツルヘン1−ブルー
35等及びそれらの混合物等を挙げる事ができ、通常、
結着樹脂100重量部に対し1へ・15重量部程度が使
用される。
本発明に於いては、上記ポリエステル樹脂と少なくとも
2種類の荷電制御剤を必須成分として、着色剤と場合に
よっては特性改良剤とを均−分散後、公知の方法にて溶
融、混練、冷却、粉砕、分級後、平均粒径5〜15μm
のトナーを得るが、該トナーは、磁性粉体、即ち酸化鉄
系キャリアー、真球状酸化鉄系キャリアー又はフェライ
ト系キャリアー等、或いは以上のキャリアーを樹脂等で
コートしたものと混合することにより、乾式二成分現像
剤として用いられる。
本発明に係る結着樹脂を用いてもn性トナーとする場合
、磁性体としては、鉄、コバルト、ニノケル等の強磁性
金属の粉末もしくはフェライト、ヘマタイト、マグネタ
イI−等強磁性を示す元素を含む合金あるいは化合物を
挙げる事ができ、該磁性体は平均粒径0.1〜1μの微
粉末の形で、結着樹脂100重量部に対して40〜70
重量部程度骨部散せしめて用いる事ができる。
〔実 施 例〕
以下、結着樹脂の製造例及び本発明の実施例について述
べるが、本発明はこれらの例に限定されるものではない
尚、実施例に示す組成割合はすべて重量部で表わすもの
である。
製造例1 ポリオキシプロピレン<2.2>−2,2−ヒス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン551g、ポリオキシエ
チレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル
)プロパン463g 、フマール酸191 g 。
L2,4−ベンゼントリカルボン酸168g、及び1.
5gのハイドロキノンをガラス製2gの4つロフラスコ
に入れ、温度計、ステンし・ス製攪拌棒、流下式コンデ
ンサー、及び窒素導入管を取りつけ、マントルヒーター
中で、窒素気流下にて200℃にて攪拌しつつ反応せし
めた。重合度ばΔSTM E 28−517に準する軟
化点より追跡を行い、軟化点が130℃に達した時反応
を終了した。得られた樹脂は淡黄色の固体であり、DS
C(示差熱量計)によるガラス転移温度は64℃であっ
た。
又、該樹脂の酢酸エチル不溶分は5.0重量%、酸価は
17KOHmg/g−水酸基価は30KO11mg/g
であった。当該樹脂を結着樹脂(1)とする。
製造例2 ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン1050g 、コハク酸
194g、及び1,2.5−ベンゼントリカルボン酸1
57gを用いて、製造例1と同様の装置、手順により、
軟化点130℃、ガラス転移温度68℃、酢酸エチル不
溶分4.8重量%、酸価19KOHmg/g、水酸基価
32M0IIn+g/gのポリエステル樹脂を得た。
当該樹脂を結着樹脂(2)とする。
製造例3 製造例1において、L2.4−ヘンセ゛ン1〜リカルボ
ン酸の量を189gに変更した他は同様にして、軟化点
130°C、ガラス転移温度66℃、酢酸エチル不溶分
4.5重量%、酸価20KO11mg/g 、水酸基価
21KOl1mg/gのポリエステル樹脂を得た。当該
樹脂を結着樹脂(3)とする。
製造例4 製造例1において、軟化点が105℃に達した時反応を
終了して、ガラス転移温度62℃、酢酸エチル不溶分0
重量%、酸価22KOt1mg/g 、水酸基価38K
OHmg/gのポリエステル樹脂を得た。当該樹脂を結
着樹脂(4)とする。
実施例1〜3及び比較例1〜5 下記組成の利料をボールミルで混合後、加圧ニーダ−に
て溶融混練し、冷却後、通常の粉砕・分級工程を経て平
均粒径11μmのトナーを調製した。
〈組成〉 実施例I 結着樹脂fil     g□ 部 カーボンブランク[リーガル4001?J  7  部
(キャボソト社製) 実施例2 結着樹脂(2+      90  部カーボンブラン
ク[リーガル400RJ  V  部実施例3 結着樹脂fl)     gO部 カーボンブランク[リーガル400Rj  7  部1
ホ/トロンN−111 ゜オIJ :L 71−イ、7□)。°9部比較例1 結着樹脂(1190部 カーボンブランク[リーガル400RJ  7  部比
較例2 結着樹脂(1190部 カーボンブラック[リーガル400RJ  7  部比
較例3 結着樹脂+11     90部 カーボンブランク[リーガル400RJ   7部比較
例4 結着樹脂+91    90 部 カーボンブラック[リーガル400t?J  7  部
比較例5 結着樹脂f41    90 部 カーボンブランク[リーガル400RJ  7  部以
上の実施例1〜3で得られた1ナーをそれぞれトナー1
〜トナー3とし、比較例1〜5で得られたl・ナーをそ
れぞれ比較トナー1〜比較トナー5とする。
以上のトナー各々39gと樹脂被覆された鉄粉1261
gとを混合して現像剤を調製し、市販の電子写真複写機
(感光体はアモルファスセレン、定着ローラーの回転速
度は255mm/see 、定着装置中のし一トローラ
一温度を可変にし、オイル塗布装置を除去したもの)に
て画像出し2を行った。
定着温度を120°C〜220℃にコントロールし、画
像の定着性、オフセント性を評価した結果を表1に示す
ここでの最低定着温度とは底面が1.5mm X 7.
5mmの砂消しゴムに500gの荷重を載せ、定着機を
通して定着された画像の上を5往復こすり、こする前後
でマクヘス社の反射濃度計にて光学反射密度を測定し、
以下の定義による定着率が70%を越える際の定着ロー
ラーの温度をいう。
但し、比較トナー4はトナーの流動性が悪く、現像器内
で1ナーの搬送性が悪く、結果として、初期画像から、
画像むら、地汚れが発生した。
比較トナー5は最低定着温度は低いが、非オフセット域
が狭かった。比較トナー1.2は連続コピ一枚数が5万
3千枚を越えたころから画像濃度が下がり始め、7万枚
を過ぎても画像濃度は低いままであった。比較トナー3
は初期より地汚れが発生した。
一力、本発明のトナー1〜I・ナー3については定着性
も良く、トナー搬送性も良く、可視画像については、初
期より12万枚に至る迄画質は良好であった。
手続補正書く自発) 昭和62年8月19日 1、事件の表示 特願昭61−213510号 2、発明の名称 電子写真用現像剤組成物 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 (091)花  王  株  式  会  社4、代理
人 東京都中央区日本橋横山町1の3中井ビル5、補正の対
象 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 体の反応系外への流出も加味する必要があるものの基本
的には、」を加入

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、結着樹脂の主成分が、酢酸エチル不溶分を3.0重
    量%以上含有するポリエステル樹脂で、かつ該ポリエス
    テル樹脂の酸価をAV、水酸基価をOHVとしたときに
    、OHV/AVの値が1.2以上であるところのポリエ
    ステル樹脂より成り、少なくとも2種類の荷電制御剤を
    含有することを特徴とする電子写真用現像剤組成物。 2、該結着樹脂のガラス転移温度が50〜80℃である
    特許請求の範囲第1項記載の電子写真用現像剤組成物。 3、該荷電制御剤が少なくとも1種類の正帯電性の荷電
    制御剤と少なくとも1種類の負帯電性の荷電制御剤より
    なる特許請求の範囲第1項記載の電子写真用現像剤組成
    物。 4、該荷電制御剤の内、正帯電性の荷電制御剤の使用量
    が負帯電性の荷電制御剤の使用量の1/2以下である特
    許請求の範囲第3項記載の電子写真用現像剤組成物。
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