JPS62195682A - 電子写真用現像剤組成物 - Google Patents

電子写真用現像剤組成物

Info

Publication number
JPS62195682A
JPS62195682A JP61036944A JP3694486A JPS62195682A JP S62195682 A JPS62195682 A JP S62195682A JP 61036944 A JP61036944 A JP 61036944A JP 3694486 A JP3694486 A JP 3694486A JP S62195682 A JPS62195682 A JP S62195682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
polyester resin
acid
binder resin
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61036944A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Tanaka
新吾 田中
Hideyo Nishikawa
西川 英世
Kuniyasu Kawabe
邦康 河辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP61036944A priority Critical patent/JPS62195682A/ja
Publication of JPS62195682A publication Critical patent/JPS62195682A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
    • G03G9/08742Binders for toner particles comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • G03G9/08755Polyesters

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真、静電記録、静電印刷などにおける
静電荷像を現像する為の現像剤組成物に関するものであ
る。
〔従来の技術及び問題点〕
従来電子写真法としては、米国特許第2297f391
号、同第2357809号明細書等に記載されている如
く、光導電性絶縁層を一様に帯電させ、次いでその層を
露光せしめ、その露光された部分上の電荷を消散させる
事により電気的な潜像を形成し、更に該潜像にトナーと
呼ばれる着色された電荷をもった微粉末を付着せしめる
事によって可視化させ(現像工程)、得られた可視像を
転写紙等の転写材に転写せしめた後(転写工程)、加熱
、圧力或いはその他適当な定着法により永久定着せしめ
る(定着工程)工程からなる。
この様にトナーは単に現像工程のみならず、転写工程、
定着工程の各工程に於いて要求される機能を備えていな
ければならない。
一般にトナーは現像装置内で機械的動作中に受ける剪断
力、衝撃力による機械的な摩擦力を受け、数千枚乃至数
万枚コピーする間に劣化する。この様なトナーの劣化を
防ぐには機械的な摩擦力に耐えうる分子量の大きな強靭
な樹脂を用いれば良いが、これらの樹脂は一般に軟化点
が高く、非接触定着方式であるオーブン定着、赤外線に
よるラジアント定着では熱効率が悪い為に定着が充分に
行われず、又、接触定着方式で熱効率が良い為、広く用
いられているヒートローラ一定着方式に於いても、充分
に定着させる為ヒートローラーの温度を高くする必要が
生じ、定着装置の劣化、紙のカール、消費エネルギーの
増大等の弊害を招くばかりでなく、この様な樹脂を使用
すると粉砕性が悪いため、トナーを製造する際、製造効
率が著しく低下する。
その為、結着樹脂の重合度、更には軟化点も余り高いも
のは用いる事ができない。一方ヒートローラ一定着方式
は加熱ローラー表面と被定着シートのトナー像面が圧接
触する為、熱効率が著しく良く、低速から高速に至るま
で広く使用されているが、加熱ローラー面とトナー像面
が接触する際、トナーが加熱ローラー表面に付着して後
続の転写紙等に転写される、所謂オフセット現象が生じ
易い。この現象を防止する為、加熱ローラー表面を弗素
系樹脂等の離型性の優れた材料で加工するが、更に加熱
ローラー表面にシリコンオイル等の離型剤を塗布して対
処している。
しかしながら、シリコンオイル等を塗布する方式は、定
着装置が大きくなりコスト高となるばかりでなく複雑に
なる為、トラブルの原因にもなり易く好ましいものでは
ない。
又、特公昭55−6895号、特開昭56−98202
号公報に記載の如く、結着樹脂の分子量分布幅を広くす
る事によりオフセット現象を改良する方法もあるが、一
般に樹脂の重合度が高くなり使用定着温度も高く設定す
る必要がある。
更に改良された方法として、特公昭57−493号、特
開昭50−44836号、特開昭57−37353号公
報記載の如く、樹脂を非対称化、架橋化せしめる事によ
ってオフセット現象を改善する方法があるが定着点は改
善されていない。
一般に、最低定着温度は低温オフセントと高温オフセッ
トの間にある為、使用可能温度領域は、最低定着温度と
高温オフセットとの間となり、最低定着温度をできるだ
け下げる事、高温オフセット発生温度をできるだけ上げ
る事により使用定着温度を下げる事ができると共に使用
可能温度領域を広げる事ができ、省エネルギー化、高速
定着化、紙のカールを防ぐ事ができる。
又、両面コピーがトラブルなくできる為、複写機のイン
テリジェント化、定着装置の温度コントロールの精度、
許容幅の緩和等数々の利点がある。
その為、常に定着性、耐オフセント性の良い樹脂、トナ
ーが望まれている。
この様な要求を達成する為スチレン系の結着樹脂を使用
する場合には特開昭49−65232号、特開昭50−
28840号、特開昭50−81342号公報記載の如
く、パラフィンワックス、低分子量ポリオレフィン等を
オフセント防止剤として添加する方法が知られているが
、添加量が少ないと効果がなく、多いと現像剤の劣化が
早い事も確認されている。
ポリエステル樹脂は本質的に定着性が良く、米国特許第
3590000号明細書記載の如く、非接触定着方式に
於いても充分に定着されるが、オフセット現象が発生し
易くヒートローラ一定着方式には使用が困難であった。
特開昭50〜44836号、特開昭57−37353号
、特開昭57−109875号公報記載の如く、多価カ
ルボン酸を使用し耐オフセント性を改良したポリエステ
ル樹脂は、使用するに充分な耐オフセット性を有してい
ないか、又は有しているものはポリエステル樹脂が本来
有している低温定着性を犠牲にしている場合が多く、問
題があった。一方ポリエステル樹脂を用いたトナーはス
チレン系トナーに較べて流動性が悪い場合があり、凝集
性を帯びて、現像器内でのトナーの搬送性が悪(なり、
現像性が低下して画像むら、地汚れ発生等、画質の劣っ
た可視画像が形成されることがあった。
トナーの流動性を改善するために、例えば、疎水性シリ
カ微粉末等の流動性向上剤を多量に添加するのであるが
、その結果、静電荷像支持体の表面クリーニングがウレ
タンゴムブレード等によって行われる場合には、当該ブ
レードと静電荷像支持体の間にトナー粒子が挟まり、ク
リーニング不良となって可視画像が汚れることがあり、
又、現像されたものの転写されなかったトナーを現像器
へ戻して再使用するリサイクルシステムを有する画像形
成装置を用いる場合には、トナー粒子の表面部に疎水性
シリカの微粒子が埋め込まれて、トナーの流動性が低下
し、画質の劣った可視画像が形成されることがあった。
本発明はこれらの要求を満たす為になされたものであり
、その目的はヒートローラ一定着方式に於いて、オフセ
ント防止液を塗布する事なくオフセットが防止され、か
つより低い定着温度で定着できる現像剤を提供する事に
ある。
本発明の他の目的は、流動性が良く、ブロッキングの生
じないかつ寿命の長い(劣化し難い)現像剤を提供する
事にある。
本発明の更なる目的は、粉砕性の良好な樹脂及びトナー
を提供する事にある。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち本発明は、結着樹脂及び着色剤並びに所望に応じて
他の添加剤を含有する電子写真用現像剤組成物に於いて
、該結着樹脂の主成分が、数平均分子量が11 、00
0以下で、かつガラス転移温度が50〜100℃である
ビニル系樹脂をポリエステル樹脂に対して5〜42重量
%含有するビニル系樹脂含有ポリエステル樹脂より成り
、該ポリエステル樹脂部分は、 (イ)次式 (式中Rはエチレン又はプロピレン基、X。
yはそれぞれ1以上の整数であり、がっz+yの平均値
は2〜7である。) で表わされるジオール成分と、 (ロ)二価のカルボン酸又はその酸無水物又はその低級
アルキルエステルと、 (ハ)三価以上の多価カルボン酸もしくはその酸無水物
もしくはその低級アルキルエステル、又は(及び)三価
以上の多価アルコールとを 共縮重合したポリエステル樹脂であって、該ビニル系樹
脂含有ポリエステル樹脂の酸価をAV、水酸基価を0F
IVとしたときに、OHν/AVの値が1.2以上であ
ることを特徴とする電子写真用現像剤組成物に係るもの
である。
ポリエステル樹脂を製造する際、エステル交換反応、或
いは一価のカルボン酸もしくはアルコールを反応させな
い限り、ポリエステル樹脂の分子末端にはカルボキシル
基もしくは水酸基が残存するが、この末端基量に応じて
ポリエステル樹脂自体の摩擦帯電量が変化することが確
認されている。末端基量、特に酸価を減らし過ぎると、
ポリエステル樹脂の帯電量が低下し、また末端基量、特
に酸価を増やし過ぎると、ポリエステル樹脂の帯電量は
ある一定まで増加するが、一方でトナー化後の環境依存
性が顕著となり、現像剤用組成物として使用し難い。酸
価で5〜60 (KOI1mg/g)を示すポリエステ
ル樹脂がトナー用としてよく用いられている。さて、ポ
リエステル樹脂の酸価を^V、水酸基化をOHVとした
ときに、0IIV/AVの値が1.2以上であるポリエ
ステル樹脂よりなるトナーは、理由は厳密には解明され
ていないが、流動性が良くなり、又、そのトナーを用い
れば最低定着温度を低くすることが可能となった。
本発明において結着樹脂の主成分として用いられる樹脂
中のポリエステル部分は、アルコールとカルボン酸、も
しくはカルボン酸エステル、カルボン酸無水物との縮重
合により得られるが、アルコール成分の内(イ)のジオ
ール成分としては、ポリオキシプロピレン(2,2)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポ
リオキシプロピレン(3,3)−2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2
,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン、ポリオキシプロピレン(2,0)−ポリオキシエ
チレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、ポリオキシエチレン(6)−2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等を挙げるこ
とができる。
又、場合により他のジオール、例えばエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
1.2−プロピレングリコール、1,3−プロピレング
リコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、1.4−ブチンジオール、1.5−ベンタンジ
オール、1゜6−ヘキサンジオール等のジオール類、ビ
スフェノールA、水素添加ビスフェノールA、その他の
二価のアルコールをアルコール成分中10モル%程度以
下加える事ができる。
又、本発明における(口)のカルボン酸成分としては、
例えば、マレイン酸、フマール酸、シトラコン酸、イタ
コン酸、グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、ア
ジピン酸、セパチン酸、アゼライン酸、マロン酸、又は
n−ドデセニルコハク酸、n−ドデシルコハク酸等のア
ルケニルコハク酸、もしくはアルキルコハク酸、これら
の酸の無水物、低級アルキルエステル、その他の二価の
カルボン酸を挙げることができる。
又、本発明における(ハ)の三価以上の多官能性単量体
は、オフセント現象を改良する好ましい成分であるが、
少ないと効果がうずく、多い場合は反応のコントロール
が難しく、安定した性能のポリエステル樹脂が得難いば
かりでなく、樹脂が硬く粉砕し難くなり、トナー化効率
が著しく低下し、又、最低定着温度が高くなる等、好ま
しくない現象が発生する。従って(ハ)の三価以上の多
官能性単量体の使用量はカルボン酸成分中5〜60モル
%が望ましい。具体的に(ハ)の三価以上の多官能性単
量体の内、アルコール成分としては、ソルビトール、L
、2.3.6−ヘキサンテトロール、1.4−ソルビタ
ン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、
トリペンタエリスリトール、1,2.4−ブタントリオ
ール、1,2.5−ペンタントリオール、グリセロール
、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2
,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリ
メチロールプロパン、1゜3.5−)リヒドロキシベン
ゼン、その他の三価以上の多価アルコールを挙げること
ができ、三価以上のカルボン酸成分としては、1,2.
4−ベンゼントリカルボン酸、1.2.5−ベンゼント
リカルボン酸、2,5.7−ナフタレントリカルボン酸
、1.2.4−ナフタレントリカルボン酸、1,2゜4
−ブタントリカルボン酸、1,2.5−ヘキサントリカ
ルボン酸、■、3−ジカルボキシルー2−メチル−2−
メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボ
キシル)メタン、1,2.7゜8−オクタンテトラカル
ボン酸、エンボール三量体酸、及びこれらの無水物、低
級アルキルエステル、その他の三価以上のカルボン酸を
挙げることができる。
又、樹脂の酸価、水酸基価はJIS K 0070に規
定される方法により測定されるが、酢酸エチル不溶分が
3重量%以上の場合は、酸価測定溶媒はジオキサンを用
いるのが望−ましい。
本発明では、上記酸価をAV、水酸基価をOlnとした
とき、OHV / A Vの値が1.2以上のビニル系
樹脂含有ポリエステル樹脂を結着樹脂の主成分とするが
、OHV/AVの値が1.2未満の樹脂を用いて得られ
たトナーは、1.2以上の樹脂より得られたトナーに比
べ最低定着温度が高く、その上、流動性が悪く、充分な
流動性を得る為に疎水性シリカ微粉末等の流動性向上剤
を多量に添加する必要があり、その場合、既述の如く、
画質の劣った可視画像が形成されることが多い。
以上の如きOHV/^Vの値が1.2以上のビニル系樹
脂含有ポリエステル樹脂は既述の縮重合反応で、カルボ
ン酸成分全体より、アルコール成分全体を官能基数につ
いて多く用いることにより容易に得られる。
又、本発明にて結着樹脂中に含有されるビニル系樹脂は
数平均分子量が11,000以下であれば、結着樹脂、
しいてはトナーの粉砕性を向上させる事が可能となる。
ポリエステル樹脂とビニル系樹脂とを混合するには、例
えば、共通溶媒に溶解後、混合し、溶媒を留去する方法
等があるが、予めビニル系樹脂を用意しておき、そのビ
ニル系樹脂存在下でポリエステルの原料上ツマ−を投入
し、反応を進める方法がビニル系樹脂がうまく分散でき
て、好ましい。但し、両樹脂粉体同志を混合し、トナー
化すれば、画像濃度が下がったり、地汚れ発生等、画質
に悪影響を及ぼすことがあり、粉体温合は好ましくない
又、数平均分子量が11.000を越えるビニル系樹脂
を用いても結着樹脂の粉砕性向上には効果なく、数平均
分子量が11 、000以下であっても、その含有量が
ポリエステル樹脂に対して5重量%未満では粉砕性向上
には効果なく、42重量%を越えると、トナー化後、画
質の低下を引き起こし、好ましくない。
ビニル系樹脂を形成する為に使用される代表的な単量体
は、スチレン、0−メチルスチレン、m−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−エ
チルスチレン、2.4−ジメチルスチレン、p−クロル
スチレン、ビニルナフタレン、例えばエチレン、プロピ
レン、ブチレン、イソブチレン等の如きエチレン系不飽
和モノオレフィン類、例えば塩化ビニル、臭化ビニル、
弗化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ギ酸ビ
ニル、カプロン酸ビニル等の如きビニルエステル類、例
えばアクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル
、アクリルln−プロピル、アクリル酸イソプロピル、
アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリ
ル酸ter t−ブチル、アクリル酸アミル、アクリル
酸シクロヘキシル、アクリル酸n−オクチル、アクリル
酸イソオクチル、アクリル酸デシル、アクリル酸ラウリ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステア
リル、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸2−ヒド
ロキシエチル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸2−
クロルエチル、アクリル酸フェニル、α−クロルアクリ
ル酸メチル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリ
ル酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリ
ル酸イソブチル、メタクリル酸tert−ブチル、メタ
クリル酸アミル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタク
リル酸n−オクチル、メタクリル酸イソオクチル、メタ
クリル酸デシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸
2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタク
リル酸メトキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエ
チル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸フェニル
、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジ
エチルアミノエチル等の如きエチレン性モノカルボン酸
及びそのエステル、例えばアクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、アクリルアミド等の如きエチレン性モノカ
ルボン酸置換体、マレイン酸ジメチル等の如きエチレン
性ジカルボン酸及びその置換体、例えばビニルメチルケ
トン等の如きビニルケトン類、例えばビニルメチルエー
テル等の如きビニルエーテル類、例えばビニリデンクロ
リド等の如きビニリデンハロゲン化物、例えばN−ビニ
ルピロール、N−ビニルピロリドン等の如きN−ビニル
化合物類がある。
又、ジビニルベンゼン等公知の架橋剤も使用できる。
以上の単量体を付加重合させることにより、ビニル系樹
脂を得るが、好ましくはラジカル重合法が用いられ、そ
の数平均分子量を11 、000以下にするには、重合
開始剤を多用したり、連鎖移動剤を用いることにより容
易に達成できる。
又、本発明におけるビニル系樹脂のガラス転移温度は5
0〜100℃が好ましく、50℃未満であれば、トナー
の保存安定性に悪影響を及ぼし、100℃を越えると、
定着性に悪影響を及ぼす。
本発明において用いられる上記のようなビニル系樹脂含
有ポリエステル樹脂を主成分とする結着樹脂としては、
軟化点が106〜160℃、ガラス転移温度が50〜8
0℃のものが好ましいが、軟化点が106℃未満では充
分な非オフセット域を得るのに効果がなく、160℃を
越えれば、最低定着温度が高くなる等、好ましくない現
象が発生する。一方、ガラス転移温度が50℃未満では
トナー化後の保存安定性が悪くなり、80°Cを越えれ
ば定着性に悪影響を及ぼすようになり、好ましくない。
本発明に係るビニル系樹脂含有ポリエステル樹脂を結着
樹脂の主成分として用いてトナーを得るが、トナー調製
時には着色剤、必要に応じて電荷調整剤、磁性体が添加
される以外にオフセット防止剤としてワックス、流動性
向上剤として疎水性シリカ等、特性改良剤が添加される
が、本発明に係るビニル系樹脂含有ポリエステル樹脂を
結着樹脂として用いた場合、該特性改良剤を加えなくて
も良く、又、添加する場合でも添加量は少なくて済む。
本発明に用いられる着色剤としては、カーボンブラック
、アセチレンブラック、フクロシアニンブルー、パーマ
ネントブラウンFC,ブリリアントファーストスカーレ
ソト、ピグメントグリーン810−ダミンーBベース、
ソルベントレッド49、ソルベントレッド146、ソル
ベントブルー35等及びそれらの混合物等を挙げる事が
でき、通常、結着樹脂100重量部に対し1〜15重量
部程度が使用される。
本発明に係る結着樹脂を用いて磁性トナーとする場合、
磁性体としては、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性金
属の粉末もしくはフェライト、ヘマタイト、マグネタイ
ト等強磁性を示す元素を含む合金あるいは化合物を挙げ
る事ができ、該磁性体は平均粒径0.1〜1μの微粉末
の形で、結着樹脂100重量部に対して40〜70重量
部程度を分散せしめて用いる事ができる。
〔実 施 例〕
以下、結着樹脂の製造例及び本発明の実施例について述
べるが、本発明はこれらの例に限定されるものではない
尚、製造例及び実施例に示す組成割合はすべて重量部で
表わすものである。
製造例1 スチレン84部、アクリル酸2−エチルヘキシル16部
より成る、ガラス転移温度62℃、数平均分子18,0
00のスチレン−アクリル系樹脂200g、ポリオキシ
プロピレン(2,2)  −2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン840g、ポリオキシエチレン
(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン195g、テレフタル酸249g、フマール酸13
2g5L2,5−ベンゼントリカルボン酸29g、ジブ
チル錫オキシド2g、及び1.5gのハイドロキノンを
ガラス製21の4つロフラスコに入れ、温度計、ステン
レス製攪拌棒、流下式コンデンサー、及び窒素導入管を
取りつけ、マントルヒーター中で、窒素気流下にて20
0°Cにて攪拌しつつ反応せしめた。重合度はASTM
 E28−51Tに準する軟化点より追跡を行い、軟化
点が122℃に達した時反応を終了した。得られた樹脂
は淡黄色の固体であり、DSC(示差熱量計)によるガ
ラス転移温度は65°Cであった。又、該樹脂の酸価は
12KOHmg/g 、水酸基価は24KOHmg/g
であった。当該樹脂を結着樹脂(1)とする。
製造例2 スチレン75部、メタクリル酸2−エチルヘキシル25
部より成る、ガラス転移温度64℃、数平均分子量10
,500のスチレン−アクリル系樹脂200g、ポリオ
キシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン1050g 1アゼライン酸3
39g、及び1,2.4−ベンゼントリカルボン酸15
7gを用いて製造例1と同様の装置、手順により、軟化
点122℃、ガラス転移温度61℃、酸価16KOHm
g/g 、水酸基価27KO)la+g/gのポリエス
テル樹脂を得た。当該樹脂を結着樹脂(2)とする。
製造例3 スチレン84部、アクリル酸2−エチルヘキシル16部
、ジビニルベンゼン0.2部より成る、ガラス転移温度
62℃、数平均分子119,500のスチレン−アクリ
ル系樹脂450g 、ポリオキシプロピレン(2,2)
−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン5
78g、ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン176g、  )リメ
チロールプロパン72g 、 及びイソフタル酸473
gを用いて製造例1と同様の装置、手順により、軟化点
122℃、ガラス転移温度63℃、酸価17KOHmg
/g 、水酸基価23KOHmg/gのポリエステル樹
脂を得た。当該樹脂を結着樹脂(3)とする。
製造例4 製造例1において、スチレン−アクリル系樹脂を除いた
他は同様にして、軟化点122℃、ガラス転移温度66
°C1酸価14KOI1mg/g 、水酸基価28KO
1(wg/gのポリエステル樹脂を得た。当該樹脂を結
着樹脂(4)とする。
製造例5 製造例1において、テレフタル酸の量を280gに変更
した他は同様にして、軟化点122℃、ガラス転移温度
67℃、酸価22KOIImg/g 、水酸基価20K
OHmg/gのポリエステル樹脂を得た。当該樹脂を結
着樹脂(5)とする。
製造例6 製造例3において、イソフタル酸の量を500gに変更
した他は同様にして、軟化点122℃、ガラス転移温度
64℃、酸価19KQJImg/g 、水酸基価19K
OHmg/gのポリエステル樹脂を得た。当該樹脂を結
着樹脂(6)とする。
製造例7 製造例1において、軟化点が105℃に達した時反応を
終了し、ガラス転移温度63°C1酸価17KOHmg
/g 、水酸基価30KOf1mg/gのポリエステル
樹脂を得た。当該樹脂を結着樹脂(7)とする。
製造例8 製造例1において、スチレン−アクリル系樹脂を同組成
で数平均分子量が13.000のスチレン−アクリル系
樹脂に変更した他は同様にして、軟化点122℃、ガラ
ス転移温度63℃、酸価13KO1(mg/g、水酸基
価26KO11mg/gのポリエステル樹脂を得た。当
該樹脂を結着樹脂(8)とする。
上記製造例1〜8で得られた結着樹脂について、下記の
方法にて樹脂の粉砕性を簡易評価したが、その結果を表
1に示す。
〈簡易粉砕試験〉 通常の粉砕工程を終わった樹脂を篩にかけ、16メツシ
ユを通過し、20メツシユは通過しない樹脂粉体を得る
。上記の分級された樹脂粉体を30.00g精秤し、コ
ーヒーミル(PIILIPS社製HR−2170タイプ
)にて15秒間粉砕後、32メツシユの篩にかけ、通過
しない樹脂の重量(A)gを精秤する。次式 %式%() により残存率を求めるが、以上の操作を3回行い平均し
、平均残存率が0〜15.0%を〔◎〕、15.1〜3
0.0%を〔○] 、30.1〜45.0%を〔△〕、
45.1〜100%を〔×〕 と表示する。
実施例1〜3、比較例1〜4及び参考例1〜2下記組成
の材料をボールミルで混合後、加圧ニーダ−にて溶融混
練し、冷却後、通常の粉砕・分級工程を経て平均粒径1
1μmのトナーを調製した。
〈組成〉 実施例1 結着樹脂(1193部 実施例2 結着樹脂(2)      93部 カーボンブランク「グーガル400RJ  7部実施例
3 結着樹脂(3193部 カーボンブランク[グーガル400RJ  7部比較例
1 結着樹脂(4193部 カーボンブラック「グーガル400RJ  7部比較例
2 結着樹脂(5)      93部 カーボンブラック[グーガル400RJ  7部比較例
3 結着樹脂(6193部 カーボンブランク「グーガル400RJ  7部比較例
4 結着樹脂(8193部 カーボンブランク「グーガル400RJ  7部参考例
1 結着樹脂(7)      93部 カーボンブランク[グーガル400RJ  7部参考例
2 結着樹脂(7193部 カーボンブラック「グーガル400RJ  7部以上の
実施例1〜3で得られたトナーをそれぞれトナー1〜ト
ナー3、比較例1〜4で得られたトナーをそれぞれ比較
トナー1〜比較トナー4、参考例1〜2で得られたトナ
ーをそれぞれ参考トナー1〜参考トナー2とする。
以上のトナー各々39gと樹脂被覆された鉄粉1261
gとを混合して現像剤を調製し、市販の電子写真複写機
(感光体はアモルファスセレン、定着ローラーの回転速
度は255mm/sec 、定着装置中のヒートローラ
一温度を可変にし、オイル塗布装置を除去したもの)に
て画像出しを行った。
定着温度を120℃〜220℃にコントロールし、画像
の定着性、オフセント性を評価した結果を表1に示す。
ここでの最低定着温度とは底面が15mm X 7.5
mraの砂消しゴムに500gの荷重を載せ、定着機を
通して定着された画像の上を5往復こすり、こする前後
でマクベス社の反射濃度計にて光学反射密度を測定し、
以下の定義による定着率が70%を越える際の定着ロー
ラーの温度をいう。
又、保存安定性については、各トナーを50℃、相対湿
度40%の条件下で24時間放置したときの凝集の発生
の程度を評価した。その結果も表1に示す。
但し、比較トナー2、比較トナー3、参考トナー2はト
ナーの流動性が悪く、現像器内でトナーの搬送性が悪く
、結果として、初期画像から、画像むら、地汚れが発生
した。トナー1〜トナー3については最低定着温度が低
く、トナー搬送性も良く、可視画像については、初期よ
り5万枚に至る迄画質は良好であった。
手続+Ptt正書(自発) 昭和61年4月16日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、結着樹脂及び着色剤並びに所望に応じて他の添加剤
    を含有する電子写真用現像剤組成物に於いて、該結着樹
    脂の主成分が、数平均分子量が11,000以下で、か
    つガラス転移温度が50〜100℃であるビニル系樹脂
    をポリエステル樹脂に対して5〜42重量%含有するビ
    ニル系樹脂含有ポリエステル樹脂より成り、該ポリエス
    テル樹脂部分は、 (イ)次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rはエチレン又はプロピレン基、x、yはそれぞ
    れ1以上の整数であり、かつx+yの平均値は2〜7で
    ある。) で表わされるジオール成分と、 (ロ)二価のカルボン酸又はその酸無水物又はその低級
    アルキルエステルと、 (ハ)三価以上の多価カルボン酸もしくはその酸無水物
    もしくはその低級アルキルエステル、又は(及び)三価
    以上の多価アルコールとを共縮重合したポリエステル樹
    脂であって、該ビニル系樹脂含有ポリエステル樹脂の酸
    価をAV、水酸基価をOHVとしたときに、OHV/A
    Vの値が1.2以上であることを特徴とする電子写真用
    現像剤組成物。 2、該結着樹脂の軟化点が106〜160℃であって、
    ガラス転移温度が50〜80℃であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の電子写真用現像剤組成物。
JP61036944A 1986-02-21 1986-02-21 電子写真用現像剤組成物 Pending JPS62195682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61036944A JPS62195682A (ja) 1986-02-21 1986-02-21 電子写真用現像剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61036944A JPS62195682A (ja) 1986-02-21 1986-02-21 電子写真用現像剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62195682A true JPS62195682A (ja) 1987-08-28

Family

ID=12483862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61036944A Pending JPS62195682A (ja) 1986-02-21 1986-02-21 電子写真用現像剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62195682A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5976752A (en) * 1997-08-21 1999-11-02 Canon Kabushiki Kaisha Toner and image forming method
JP2000029247A (ja) * 1998-07-15 2000-01-28 Sanyo Chem Ind Ltd トナーバインダー
US9798258B2 (en) 2015-09-18 2017-10-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Electrostatic charge image developing toner, electrostatic charge image developer, toner cartridge, process cartridge, image forming apparatus, and image forming method

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60104956A (ja) * 1983-11-14 1985-06-10 Canon Inc トナ−
JPS60123851A (ja) * 1983-12-09 1985-07-02 Hitachi Metals Ltd 加熱定着用トナ−
JPS60136753A (ja) * 1983-12-26 1985-07-20 Hitachi Ltd 正荷電型ヒ−トロ−ル定着用トナ−
JPS60214370A (ja) * 1984-04-11 1985-10-26 Kao Corp 電子写真現像剤組成物

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60104956A (ja) * 1983-11-14 1985-06-10 Canon Inc トナ−
JPS60123851A (ja) * 1983-12-09 1985-07-02 Hitachi Metals Ltd 加熱定着用トナ−
JPS60136753A (ja) * 1983-12-26 1985-07-20 Hitachi Ltd 正荷電型ヒ−トロ−ル定着用トナ−
JPS60214370A (ja) * 1984-04-11 1985-10-26 Kao Corp 電子写真現像剤組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5976752A (en) * 1997-08-21 1999-11-02 Canon Kabushiki Kaisha Toner and image forming method
SG79236A1 (en) * 1997-08-21 2001-03-20 Canon Kk Toner and image forming method
JP2000029247A (ja) * 1998-07-15 2000-01-28 Sanyo Chem Ind Ltd トナーバインダー
US9798258B2 (en) 2015-09-18 2017-10-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Electrostatic charge image developing toner, electrostatic charge image developer, toner cartridge, process cartridge, image forming apparatus, and image forming method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62195677A (ja) 電子写真用現像剤組成物
US5514511A (en) Toner for developing latent electrostatic images
JPS6368849A (ja) 電子写真用現像剤組成物
JPH04142301A (ja) 電子写真用現像剤組成物用の結着樹脂及びその製造方法
JP3534578B2 (ja) 結着剤及び静電荷像現像用トナー
JPH08320593A (ja) 結着樹脂、及びこれを含有する静電荷像現像用トナー
JPS62195678A (ja) 電子写真用現像剤組成物
JP3044595B2 (ja) 結着樹脂及び静電像現像用トナー
JPS62195681A (ja) 電子写真用現像剤組成物
JPS62195680A (ja) 電子写真用現像剤組成物
JP3018089B2 (ja) 電子写真用現像剤組成物
JPS62195682A (ja) 電子写真用現像剤組成物
JPH01155362A (ja) 電子写真用現像剤組成物
JP2001343787A (ja) 画像形成用トナー及び画像形成装置
JPS6368853A (ja) 電子写真用現像剤組成物
JP3210176B2 (ja) 結着樹脂の製造方法
JP2683430B2 (ja) 電子写真用現像剤組成物
JPS6368851A (ja) 電子写真用現像剤組成物
JP2698632B2 (ja) 電子写真用現像剤組成物
JP3214784B2 (ja) 結着樹脂及び静電像現像用トナー
JPH01155360A (ja) 電子写真用現像剤組成物
JPS62195679A (ja) 電子写真用現像剤組成物
JPH11153885A (ja) 電子写真用トナーバインダー
JPS6368854A (ja) 電子写真用現像剤組成物
JPH01155361A (ja) 電子写真用現像剤組成物