JPS6368368A - サンドブラスト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、サンドブラスト装置、殊に、砥粒の自然循
環による自動回収と再使用とができるようにした小物用
り゛ンドブラスト装置に関する。

従来技術 砂ヤ砥粒の微粉（以下、単に、砥粒という）を、金属な
どからなるワークの表面に吹き（＝ｆけて研削加工を施
し、以って、その表面に付着している砂・スケール・汚
れなどを除去する装置は、サンドブラスト装置として広
く知られている所である。

而して、従来のサンドブラスト装置は、一般に、砥粒は
砥粒タンクに貯留しておき、手持ち式のエアノズルに、
可撓［生ホース等を介して砥粒タンクからの砥粒を導き
、被加工物たるワークに、エアとともに吹き付けて、所
定の加工を行なうもので必る。

発明が解決しようとする問題点 而して、このものは、使用前の砥粒は砥粒タンクに貯留
されている一方、エアノズルから噴出された使用後の砥
粒は、−回の使用によって空中に飛散してそのまま捨て
られるか、ブースの排風ファン等によって回収されて、
別途、砥粒タンクに戻されるものでめったから、砥粒の
消費にｙ！！、駄が多いのみならず、砥粒の回収を図る
ためには、全体段ｆｉｆ＋がａ３おげざなものとなりが
ちであるという問題点を伴なうものであった。

そこでこの発明の目的は、かかる従来技術の実情に鑑み
、チャンバの底部に砥粒ホッパを形成するとともに、チ
ャンバの上方にフィルタを設け、このチャンバ内にエア
ノズルを設けることによって、エアノズルからエアとと
もに噴出された砥粒は、チャンバ内で自然に循環して、
砥粒ホッパに回収されて再使用することができるので、
砥粒の消費に無駄が少なく、しかも、全体としても（へ
めで簡単な構成で足る、新規のサンドブラスト装置を提
供することにある。

問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、底部と
最上部とに、それぞれ、砥粒ホッパとエア汰きとを形成
し、側壁部にのぞき窓と腕挿入孔とを配設してなるチャ
ンバを設げ、このチャンバの内部上方にフィルタを設け
るとともに、砥粒ホッパの最深部に、エア導入孔がチャ
ンバの外部に開口し、砥粒吸入孔が砥粒ホッパの内部に
開口するエジェクタ形エアノズルを突設したことをその
要旨とする。

作用 而して、前記構成によるときは、エアノズルのエア導入
孔に圧縮空気源を接続することによって、エアノズルの
先端からは、エアと砥粒との混合ジェットを噴出せしめ
ることができ、この混合ジェット中にワークを保持する
ことによって、ワークの研削加工を実施することができ
る一方、混合ジェノ１への中の空気は、フィルタを通過
して、エア汰きを介してチャンバの外部に排出されるが
、砥粒は、フィルタを通過することができないので、重
力によって下方に：客下し、砥粒ホッパ内に自然循環し
て回収することができるように作用するものであるっ 実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。

サンドブラスト装置は、底部に砥粒ホッパ１１ａを形成
したチャンバ１０と、砥粒ホッパ１１ａの最深部に突設
したエアノズル３０とを主要部材としてなる（第１図）
。

チャンバ１０は、架台１９の上方に組み込んだ密閉容器
であって（第２図）、その四周の側壁部１３．１３．１
４．１４は、透明なガラス板またはプラスチック板によ
って構成して、のぞき窓を形成するとともに、その−面
の側壁部１４には、腕挿入孔１５を設けておる。ここで
、腕挿入孔１５は、十字形のスリット１５ｂを切り込ん
だ可撓［士のゴム仮１５ａを以って、チャンバ１０の内
外を仕切るとともに、このスリット１５ｂを押し拡げて
、手を差し入れることかできる丸窓である。

チャンバ１０の上方は、掛は金１８ａ、１８ａを右する
開閉自在の蓋部１８となっていて、さらに、蓋部１８に
は、チャンバ１０の内部に連通ずるエア（友ぎ１６が設
けである。蓋部１８を上方に開放するときは、チャンバ
１０の内部の清掃・点検と部材の交換作業等を実施する
ことができるものとする。一方、チャンバ１０の底部に
は、斜面１１．１１によって砥粒ホッパ１１ａが形成さ
れ、その最深部には、エアノズル３０が、上向きに取り
付けである。

チャンバ１０の内部の上方には、フィルタ２１が設けて
おり（第１図）、フィルタ２１の下面には、笠形の反射
板２２を垂設するとともに、さらに、その中央部には、
円板状の保舌板２３が、交換自在に付設しである。反射
板２２の下方の空間は、側壁部１３．１３．１４．１４
で囲まれ、腕挿入孔１５を通して差し入れた手でワーク
Ｗを保持しながら、その研削ｈ０工を行なうための加工
空間で必り、四周の側壁部１３．１３．１４．１４が形
成するのぞき窓を通して、外部から、作業の進行状況を
見ることができる。

チャンバ１０の底部の、砥粒ホッパ１１ａを形成する斜
面１１．１１の傾斜角αは、砥粒ホッパ１１ａに貯えら
れるべき砥粒Ｓの安息角を越えて６２定しておるものと
する。

エアノズル３０は、砥粒ホッパ１１ａの最深部において
、そのエア導入孔３０ａがチャンバ１０の外部に開口し
、砥粒吸入口３０ｂが砥粒ホッパ１１ａ内に開口し、ノ
ズル孔３０ｃが上方に向けた状態に立設されている。ま
た、砥粒ホッパ１１ａの上方には、エアノズル３０の先
端が突出する状態に、ネット２４が張設されている。

エアノズル３０は、ノズルポデー３１と、エア導入筒３
２と、ノズル本体３３とからなる（第３図）。

ノズルポデー３１は、側方に砥粒吸入孔３０ｂを貫通せ
しめた中空体であって、その上方側には、ノズル本体３
３を螺着するために、雌ねじ３１ａを刻設した上部孔３
１ｄを形成するとともに、下方側には、エア導入筒３２
を嵌入するための孔３１ｂを設け、上部孔３１ｄと孔３
１ｂとは、砥粒吸入孔３０ｂを横方向に貫通した円筒形
空洞部３１Ｇによって連通されている。

エア導入筒３２は、ノズルポデー３１の孔３１ｂに嵌入
される中空円筒であり、その先端部は先細に形成すると
ともに、その軸心に沿って、先端側で細く、基端側で太
い貫通孔３２ａを設けである。エア導入筒３２は、ノズ
ルポデー３１に対して深く嵌入され、その先端は、ノズ
ルポデー３１の中間部における円筒形空洞部３１ｃを越
えて、…ねじ３１ａを刻設した上部孔３１ｄに達してい
る。また、貫通孔３２ａのｌ側には、管用ねじ３２ｂを
刻設してエア導入孔３０ａを形成しであるとともに、エ
ア導入筒３２とノズルポデー３１とは、止めねじ３２Ｃ
を介して固着されている。

ノズル本体３３は、同心状の内筒３３ａと、ねじ付き外
筒３３ｂとからなっていて、前者は後者に対して、円錐
面３３ｄを以って嵌着されている。

ねじ付き外筒３３ｂは、ノズルポデー３１の雌ねじ３１
ａに螺合する一方、内筒３３ａ−には、その“軸方向に
ノズル孔３０Ｇが貫通しており、しかも、その基端には
、円鉗面状の閤拡部３３　ｃが形成して必って、前記エ
ア導入筒３２の先端部の先細部分と、間隙を以って、相
対向している。

エアノズル３０のエア導入孔３０ａには、エアホース３
４が接続され（第２図）、その先端は、止め弁３５を介
して、図示しない圧縮空気源に接続される。

かかる構成のサンドブラスト装置を使用するには、まず
、砥粒ホッパ１１ａに、粒度１００メツシユ稈度のアル
ミナを主成分とする砥粒Ｓ１いわゆるエメリーを貯える
。その足は、砥粒ホッパ１１ａの上方に張設したネット
２４を埋めない程度とする。

フィルり２１とネット２４との目の粗さを、それぞれ、
１５０〜２００メツシユと５０メツシュ程度とに選定し
た上、止め弁３５を開くと、エアは、エアノズル３０の
エア導入孔３０ａから導入され、ノズル孔３０Ｃから、
チャンバ１０内に噴出する。このとき、エア導入筒３２
の先細の先端部とノズル本体３３の円鉗面状の聞拡部３
３Ｃとの間の間隙は、エジェクタ効果によって負圧とな
るから、砥粒吸入孔３０ｂからは、砥粒ホッパ１１ａに
貯えられている砥粒Ｓが吸引され、したがって、ノズル
孔３０Ｇからは、エアと砥粒Ｓとの混合ジェットが噴出
されることになる。そこで、チャンバ１０の側壁部１４
に設けた腕挿入孔１５から、ワークＷを保持した手を差
し入れ、この混合ジェット中にワークＷを保持すれば、
ワークＷの表面の研削加工を実施することができるもの
である。なお、このとき、ワークＷを保持する手は、ゴ
ム手袋を着用すれば足る。

エアノズル３０から噴出された混合ジェットは、ワーク
Ｗにさえぎられ、または、さえぎられることなく上方に
向けて噴出されるが、そのうち、空気は、フィルタ２１
を通過してエア扱き１６を介して、チャンバ１０の外部
に排出される。一方、砥粒Ｓは、フィルタ２１を通過す
ることができず、重力によって下方に沈降するから、ネ
ット２４を通って、砥粒ホッパ１１ａに回収され、再使
用することができる。ここで、ワークＷが混合ジェット
をさえぎらないときは、混合ジェットは、笠形反射板２
２と、その中心部に付設された保護板２３とに吹き付け
られるので、フィルタ２１が、混合ジェットによって早
開に損慨を受けるおそれがない。また、保護板２３は、
最も損耗し易い部材であるから、これを交換自在とし、
必要に応じて取り替えることができるようにしである。

ここで、エアノズル３０の周囲の砥粒Ｓの動きに着目す
れば、砥粒Ｓは、前述のとおり、エジェクタ効果によっ
て、砥粒吸入孔３０ｂからエアノズル３０に吸引されて
いく。しかしなから、砥粒ホッパ１１ａを形成する斜面
１１．１１の傾斜角αは、砥粒Ｓの安息角を越える角度
に設定されているので、砥粒Ｓは、斜面１１．１１に沿
って連続的に崩落することができ、したがって、砥粒ホ
ッパ１１ａ内に砥粒Ｓが残存する限り、エアノズル３０
が砥粒ホッパ１コａの最深部にあることと相俟って、エ
アノズル３０の周囲に砥粒Ｓかなくなることはない。

また、ネット２４は、ワーク〜・■を不用意に取り落し
たときに、ワークＷが砥粒Ｓに埋没してしまうことを防
止するためのものである。

エアノズル３０の構成材料としては、砥粒Ｓにエメリー
を使用するときは、エア導入筒３２には軟質のナイロン
ないしウレタンゴムが適しており、ノズル本体３３の内
筒３３ａとしては、超硬質の金属ないしセラミックス材
料が好適である。

なお、チャンバ１０に形成するのぞき窓と椀挿入孔１５
の構造と配置とは、前述したちの以外の任意の構成をと
り得るものとする。たとえば、腕挿入孔１５を、−面の
側壁部１４に設けるのに代えて、相対向する二面の側壁
部１４．１４に設けることもできる。ざらに、この２個
の腕挿入孔１５．１５の一方を、ハツチ式の開閉孔とし
、他方を、チャンバ１０の内側へ垂下するゴム手袋付き
のものとすることによって、ハツチ式の開閉孔からワー
クＷを差し入れ、他方から挿入した手に手渡した上で開
閉孔を閉鎖すれば、チャンバ１０を完全なる密閉状態と
して装置を運転することが可能で必る。

砥粒Ｓとしては、エメリーを例示したが、ワークＷの材
質と研削目的とに応じて、その他の類似の研削用砥粒を
、適宜、選択使用してもよいことはいうまでもない。

発明の詳細 な説明したように、この発明によれば、砥粒ホッパと、
エア（友きと、のぞき窓と腕挿入孔とを備えたチャンバ
を設け、このチャンバの内部上方にフィルタをＳ２ける
とともに、底部の砥粒ホッパの最深部にエジェクタ形の
エアノズルを突設し、エアノズルのエア導入孔がチャン
バの外部に開口し、砥粒吸入孔が砥粒ホッパ内に開口す
るようにすることによって、エアノズルのノズル孔から
エアとともに噴出された砥粒は、ｍ力にＪ：つて沈降し
て、砥粒ホッパに自然循環によって回収され、再使用す
ることができるから、砥粒の消耗が極めて少なく、しか
も、圧縮空気源以外の何らの動力源を必要としないから
、全体肴成も（へく簡単であるという優れた効果がある
。

加えて、エアノズルが固定式で必るから、簡単に片手操
作が可能であり、しかも、砥粒を周囲に飛散せしめるお
それも少ないから、成域製造工場においてのみならず、
たとえば１．％１７．工場にあけるウォータジェットル
ームのジエツ１−ノズルのスケール落し等のような用途
にも手軽に応用することが可能でおるという実用的な効
果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は実施例を示し、第１図はチャンバ
の縦断面説明図、第２図は全体側面図、第３図はエアノ
ズルの縦断面図である。 Ｓ・・・砥粒　　α・・・傾斜角 １０・・・チャンバ １１・・・斜面　　１１ａ・・・砥粒ホッパ１３．１４
・・・側壁部 １５・・・腕挿入孔 １６・・・エア汰き ２１・・・フィルタ ２２・・・反射板 ２３・・・保護板 ２４・・・ネッｌへ ３０・・・エアノズル

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）底部に砥粒ホッパを形成し、最上部にエア抜きを設
   ける一方、側壁部にのぞき窓と腕挿入孔とを形成してな
   るチャンバと、該チャンバの内部上方に設けたフィルタ
   と、エア導入孔が前記チャンバの外部に開口し、砥粒吸
   入孔が前記砥粒ホッパの内部に間口するように、前記砥
   粒ホッパの最深部に突設したエジェクタ形エアノズルと
   を備えてなるサンドブラスト装置。 ２）前記フィルタは、該フィルタの下面側に、笠形の反
   射板を付設したことを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載のサンドブラスト装置。 ３）前記反射板は、該反射板の下面側中央部に、円板状
   の保護板を交換自在に付設したことを特徴とする特許請
   求の範囲第２項記載のサンドブラスト装置。 ４）前記チャンバは、前記砥粒ホッパの上方に、前記エ
   アノズルの先端が突出するネットを張設したことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか記
   載のサンドブラスト装置。 ５）前記砥粒ホッパは、該砥粒ホッパを形成する斜面の
   傾斜角が砥粒の安息角を越えて設定されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれか
   記載のサンドブラスト装置。