JPS636809Y2 - - Google Patents

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JPS636809Y2
JPS636809Y2 JP8653880U JP8653880U JPS636809Y2 JP S636809 Y2 JPS636809 Y2 JP S636809Y2 JP 8653880 U JP8653880 U JP 8653880U JP 8653880 U JP8653880 U JP 8653880U JP S636809 Y2 JPS636809 Y2 JP S636809Y2
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wire
drum
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lever
shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は一端に灯具を吊下したワイヤーを滑
車を介してドラムに巻き付け、該ドラムの回転に
よつて灯具を昇降する照明器具昇降装置に関する
ものであり、特に、前記ドラムを支持する一対の
支持フレーム、該支持フレームに回動自在に支持
されたレバー、該レバーに固着された滑車軸、前
記支持フレームに穿設され、上記ドラムの支持フ
レーム上の投影外周円に略略沿つて延在し、上記
滑車軸が摺動自在に嵌合する円弧状長孔、前記滑
車軸に摺動、かつ、回転自在に軸着された滑車、
前記レバーを上記ワイヤーの張力に抗して付勢す
るバネ、前記レバーによつて作動されるリミツト
スイツチから成る照明器具昇降装置に係わるもの
である。
〈従来技術〉 従来、照明器具の昇降装置においては、灯具を
吊下したワイヤーの緩みを利用して該昇降装置を
停止させる方式が採用されていた。即ち、一端に
灯具を吊下したワイヤーを滑車を介してドラムに
巻き付け、該ドラムの回転によつて灯具を昇降す
る照明器具昇降装置において、灯具が障害物や地
上等に当接してワイヤーに緩みが生じた場合に、
ワイヤーによる作動片に対する付勢力が除去され
て、該作動片がリミツトスイツチを作動させ、ド
ラムを回転させるためのモータを停止させるもの
であつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記従来技術においては、ワイヤーの緩みを検
知するために滑車が利用されており、この場合、
ワイヤーは該滑車に案内されてドラムに巻き取ら
れるので、ドラム上の一定箇所においてのみ巻線
が行われることになり、ワイヤーの巻取作業がド
ラムの幅方向にわたつて一様に、かつ、円滑に行
われないという問題点があつた。また、ドラム上
で巻線箇所が適宜に移動する場合には、ワイヤー
の滑車に対する係合状態が不安定となり、ひいて
は検出作業片に対するワイヤーの係合が不安定と
なつて、正確な検知を期し難いという問題点があ
つた。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案は、上記従来技術に基づく照明器具昇
降装置の構造上の制約による巻線、ワイヤーの緩
み検知等の問題点に鑑み、ドラムを支持する一対
の支持フレームに、長手方向中心線がドラム外周
面の支持フレーム上に投影された外周面に対する
同心円に沿つて延在する一対の円弧状長孔を穿設
し、該一対の円弧状長孔に前記ドラムの回転軸と
平行になるように滑車軸の両端を摺動自在に嵌合
し、該滑車軸上には、ドラムからワイヤーがかけ
られる滑車を軸方向に摺動自在かつ軸中心に回転
可能に軸着し、一端が支持フレームに軸支された
レバーに前記滑車軸を固着するとともに、該レバ
ーを回動付勢するバネを連結し、滑車に作用する
ワイヤーの張力が解除されたときに回動するレバ
ーに応動して作動するリミツトスイツチを設ける
ことにより、前記問題点を解決せんとするもので
ある。
〈作 用〉 この考案の構成は、灯具の昇降に際して、ワイ
ヤーのかけられた滑車がワイヤーの巻取に、巻戻
しにつれてドラムの回転軸に平行な滑車軸に沿つ
て該ドラムの幅方向に摺動して、ワイヤーをドラ
ムに対して幅方向にわたつて一様な巻線状態に揃
え、併せて、該滑車の滑車軸が円弧状長孔に沿つ
て摺動し、ワイヤーが緩んだ状態でも、ドラム上
に巻かれて該ドラムの外周に巻付けられる部分が
増大し、これにより、ワイヤーの張力が経常的に
幾分低下していても、巻線を一様に揃え、加うる
に、滑車軸がバネ付勢されたレバーを介してワイ
ヤーの張力に抗して前記円弧状長孔に沿つて引き
戻されて、ワイヤーが緩んだときに、該ワイヤー
に対してバネからの付勢力が伝達され、これによ
り、ワイヤーの瞬時的な緩みによる巻線の乱れを
防止し、更に、ワイヤーが緩んだときには、滑車
に対するワイヤーの張力が解除され、滑車軸を介
してレバーに伝達される付勢力が除去されて該レ
バーがバネ付勢により回動し、その結果、リミツ
トスイツチがレバーによつて作動されるように作
用するものである。
〈実施例〉 次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明
すれば以下の通りである。
図において、1は図示しない駆動源により回転
駆動されるドラムであり、ワイヤー2が巻き付け
られており、該ワイヤー2の他端には、灯具3が
吊下されている。4、4は一対の支持フレームで
あり、その下端が底板4aによつて連結されてお
り、上端部にて天井等に取付けられている。ドラ
ム1の回転軸5が前記一対の支持フレーム4、4
を貫通していて、該回転軸5上にドラム1が回転
可能に軸支されている。前記一対の支持フレーム
4、4の外側には、その一端が軸7、7によつて
回動自在に支持されたレバー6、6が設けられて
おり、その他端近傍が滑車軸8によつて互いに連
結されている。
一方、前記支持フレーム4、4には、円弧状長
孔9が穿設されており、該円弧状長孔9は、その
長手方向の中心線が、前記ドラム1の外周面が上
記支持フレーム4、4上に投影された外周円に対
する一対の同心円の一部分に略略沿つて延在する
ような形状になつている。そして、上記滑車軸8
の両端部は該一対の円弧状長孔9、9に摺動自在
に嵌合し、前記ドラム1の回転軸5と平行に延在
している。また、前記レバー6の下端には、バネ
10の一端が連結され、該バネ10の他端は支持
フレーム4に連結されていて、レバー6を常時時
計方向に付勢している。
前記滑車軸8上には、滑車11が回転自在に軸
着されており、しかも、該滑車11は、該軸8の
軸方向に摺動自在となつている。そして、ドラム
1に巻付けられたワイヤー2は該滑車11にかけ
られ、さらに、支持フレーム4、4の底板4aの
下方に設けられた嵌合筒12内経由で下方に垂下
している。
また、前記支持フレーム4には、リミツトスイ
ツチ13が取付けられており、上記レバー6が時
計方向に回動したときに、それに応動して作動さ
れる位置に配置されている。
上記構成において、灯具3が正常に吊下された
状態では、第3図Aに示すように、ワイヤー2の
張力が滑車11に作用し、滑車軸8を介してレバ
ー6をバネ10の付勢力に抗して反時計方向に回
動させており、前記滑車軸8は支持フレーム4の
円弧状長孔9の右端に位置する。
このとき、レバー6はリミツトスイツチ13か
ら離れている。この状態で、灯具3を降下させ
て、灯具3が地上に到達し、あるいは、途中で障
害物に当接した場合には、第3図Bに示すよう
に、ワイヤー2に緩みを生じ、滑車11に対する
張力が解除され、バネ10の付勢力によつてレバ
ー6の下端が左方に引き寄せられ、滑車軸8は円
弧状長孔9内を摺動し、前記レバー6は軸7を中
心に時計方向に回動する。すると、滑車軸8上の
滑車11も、円弧状長孔9に沿つて、一体的に移
動し、該滑車は左方の位置を占めるようになるの
で、ドラム1から該滑車11に延びるワイヤー2
が、該ドラム1のワイヤー繰り出し時の回転方向
に引き寄せられ、これにより、該ワイヤー2の、
該ドラム1の外周に巻付けられている部分に長さ
が徐々に増大する。この間、ワイヤー2には、滑
車11の、上記移動に伴つて、レバー6を復帰さ
せるためバネ10からの付勢力が伝達されるの
で、灯具3からワイヤー2に作用する張力が瞬時
的に減少する際に、該ワイヤーに生じた僅かの緩
みは、即座に解消され、該ワイヤーの、ドラム1
の外周に巻付けられている部分に作用する張力の
変動が平担化される。
そして、滑車軸8が円弧状長孔9の左端付近に
到達する程度に、レバー6が復帰すると、該レバ
ー6の上端がリミツトスイツチ13に当接し、該
リミツトスイツチ13を作動させて、ドラム1の
駆動源(図示せず)の回転を停止させる。
一方、灯具3の上昇に際しては、ドラム1にワ
イヤー2を巻き取つていくときに、該ワイヤー2
は滑車11に拘束されており、しかも、該滑車1
1は滑車軸8に沿つて左右に摺動して該ワイヤー
2のを案内するので、ドラム1への巻線が整然と
行われ、更には、灯具3の降下に際しても、滑車
11はドラム1上の巻線位置に対して自由に追随
してワイヤー2の繰り出し作業をスムースに行わ
せる。
尚、この考案の実施例は、上記態様に限られる
ものではないことは勿論であり、第4図には別の
実施例が示されている。即ち、リミツトスイツチ
13を下方に取り付け、レバー6の下端部が該ス
イツチ13に当接するように構成されている。
そして、この実施例においては、リミツトスイ
ツチ13の接点開閉状態とレバー6の変位との関
係が上記実施例の場合とは逆になつており、通常
はレバー6がリミツトスイツチ13に当接してい
て、ワイヤー2に緩みが生じたとき、レバー6が
リミツトスイツチ13から離れて駆動源を停止さ
せるものである。
そして、上記各実施例においては、レバー6の
一端とリミツトスイツチ13の相対位置を調節可
能とすることは随意である。
そのようにすれば、検知されるべき緩み状態に
対応するワイヤーの張力を種々に選定可能である
ことはもとより、ワイヤーの張力低下に際して
の、ワイヤーの、ドラム外周に巻付けられる部分
の増大の最大値、換言すれば、張力低下時の巻線
の安定性の調節も可能である。
〈効 果〉 上記のようにこの考案によれば、リミツトスイ
ツチを作動させるレバーを回動自在に支持し、該
レバーに固着した滑車軸を支持フレームの円弧状
長孔に嵌合してドラムの回転軸と平行に延在し、
該滑車軸に摺動、かつ、回転自在に滑車を軸着
し、該滑車にドラムに巻き付けられたワイヤーを
かける構成としたことにより、灯具が降下時に地
上に到達したり、障害物に当接した場合に、ワイ
ヤーの緩みを前記レバーの変位によつて検知し、
リミツトスイツチを作動させて、駆動源の回転を
停止させることができ、しかも、ワイヤーの巻き
取りに際しては、滑車が滑車軸上を左右に摺動自
在であるために、ドラムへの巻線が整えられるの
で、極めてスムーズな巻取が行われ、更には、ワ
イヤーの繰り出しに際しても、前記滑車はドラム
上の巻線位置に追随して左右に移動するので、ワ
イヤーの繰り出しにも何等の無理もかかることが
ないという優れた効果がある。
又、ワイヤーの張力は滑車から滑車軸を介して
レバーに伝達されるので、滑車が滑車軸上のどの
位置にあつても適確にレバーに伝達され、ワイヤ
ーの緩みを正確に検知することができるという効
果もある。
しかも、構造はワイヤーの緩み検知機構とワイ
ヤーの巻線案内機構とが一体化され簡略化されて
いて、全体的にコンパクトで、機能的なものであ
るという利点がある。
さらに、支持フレームに穿設された円弧状長孔
をドラムの外周面の該フレーム上に投影された外
周円に対する同心円の一部分に略々沿うように配
置し、灯具からワイヤーに作用する張力が減少し
たときに、該ワイヤーのかけられた滑車を、滑車
軸と一体に該円弧上長孔に沿つて、該ドラムの、
ワイヤー繰り出し時の回転方向に引き寄せるよう
に構成したことにより、ワイヤー張力が低下して
いる状態、すなわち、ドラム上に巻かれたワイヤ
ーの乱れ易い状態下では、ワイヤーの、ドラムの
外周に巻付けられる部分の長さを増大させること
ができるので、ワイヤーが完全な緩み状態に達す
ることなく、その張力が経常的に幾分低下してい
る場合であつても、滑車軸上を摺動する滑車によ
る、ドラム上でのワイヤー整え作用を確実に確保
できるという優れた効果もある。
その上、円弧状長孔に沿つて、滑車軸と一体に
摺動する滑車は、ワイヤーが緩んだ位置にてバネ
からの付勢力をワイヤーに伝達するので、ワイヤ
ーのドラムに巻付けられる部分での瞬時的な緩み
を即座に解消でき、しかして、灯具からワイヤー
に作用する張力が瞬時に変動する場合であつて
も、滑車によるドラム上でのワイヤー整え作用を
確実に確保できるという優れた効果もある。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示すものであり、第1
図は一実施例の部分断面概略図、第2図Aは要部
斜視図、第2図Bは要部展開図、第3図A,Bは
動作説明図、第4図は他の実施例の概略説明図あ
る。 1……ドラム、2……ワイヤー、3……灯具、
4……支持フレーム、5……回転軸、6……レバ
ー、8……滑車軸、9……円弧状長孔、10……
バネ、11……滑車、13……リミツトスイツ
チ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一端に灯具3を吊下したワイヤー2が巻き付け
    られたドラム1と、 ドラム1を回転可能に回転軸5で支持する一対
    の支持フレーム4、4と、 支持フレーム4、4に穿設され、その長手方向
    中心線がドラム1外周面の該フレーム4、4上に
    投影された外周円に対する一対の同心円の一部分
    に略略沿つて延在する一対の円弧状長孔9、9
    と、 ドラム1の回転軸5に対して平行に延在し、そ
    の両端が一対の円弧状長孔9、9に嵌合する滑車
    軸8と、 滑車軸8上に軸方向摺動自在かつ軸中心回転可
    能に軸着され、ドラム1から延びるワイヤー2が
    かけられた滑車11と、 その一端が支持フレーム4に対して軸7によつ
    て軸支され、その中間部が滑車軸8の一端に固着
    されたレバー6と、 レバー6の他端にその一端が連結され、該レバ
    ーを軸7に対して回動付勢するバネ10と、 ワイヤー2の滑車11に作用する張力が解除さ
    れたときに、バネ10により回動付勢されて回動
    するレバー6に応動して作動するリミツトスイツ
    チ13とを含むことを特徴とする照明器具昇降装
    置。
JP8653880U 1980-06-20 1980-06-20 Expired JPS636809Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8653880U JPS636809Y2 (ja) 1980-06-20 1980-06-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8653880U JPS636809Y2 (ja) 1980-06-20 1980-06-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5714913U JPS5714913U (ja) 1982-01-26
JPS636809Y2 true JPS636809Y2 (ja) 1988-02-26

Family

ID=29448707

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8653880U Expired JPS636809Y2 (ja) 1980-06-20 1980-06-20

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60151539U (ja) * 1984-03-21 1985-10-08 タイワ農機株式会社 精米機の始動装置
JPS6283047A (ja) * 1985-10-08 1987-04-16 株式会社丸七製作所 精米機の駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5714913U (ja) 1982-01-26

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