JPS6364967A - 炭化珪素基複合体およびその製造方法 - Google Patents

炭化珪素基複合体およびその製造方法

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JPS6364967A JP61208662A JP20866286A JPS6364967A JP S6364967 A JPS6364967 A JP S6364967A JP 61208662 A JP61208662 A JP 61208662A JP 20866286 A JP20866286 A JP 20866286A JP S6364967 A JPS6364967 A JP S6364967A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は炭化珪素基複合体およびその製造方法に関し、
特に本発明は多孔基炭化珪素焼結体の開放気孔中に酸化
物が充填されてなる惰性に潰れた炭化珪素基複合体およ
びその製造方法に関する。
(従来の技術) 炭化珪素焼結体は、一般に極めて優れた化学的性基なら
びに物理的性基を有していることから、特にガスタービ
ン部品、高温熱交!!!!器のような静酷な条件下で使
用される高温構造物の如き、用途に対して好適な材料で
あることか知られている。
ところで、炭化珪素は高い強度を高温域まで維持できる
優れた特性を有しているが、靭性が低い欠点を有してい
ることから、特に耐衝撃性が要求されるような用途ある
いは特に応力か集中し易い箇所へ適用してその優れた特
性を充分に発揮させることは困難であった。
したがって、前述の如き問題を解決する材料として、特
開昭58−91062号公報に「炭化珪素に部分安定化
ジルコニア、部分安定化ハフエアの少なくとも一種を5
乃至40重量%、ホウ素、ベリリウム、アルミニウム及
びこれらの化合物のうち少なくとも一種を0.2〜5重
騒%含有させたことを特徴とする炭化珪素質焼結体。」
に係る発明が開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記特開昭58−91062号公報に記
載されている炭化珪素質焼結体は、靭性な向上させる物
質であるところの部分安定化ジルコニアまたは部分安定
化へフェアを焼結前の段階で出発原料と混合し成形した
後、焼成せしめることにより製造されるものであり、炭
化珪素粒子間に前記部分安定化ジルコニアや一部分安定
化ハフニアが介在するため、焼結時に炭化珪素粒子を相
互に結合することが困難で、特に高強度の炭化珪素焼結
体となすことが困難である欠点を有するものである。
(問題点を解決するための手段〕 本発明者は、前述の如き問題点を解決することを目的と
して種々研究した結果、本発明者は先に比較的多くの開
放気孔を有する多孔基体であるにもかかわらず極めて高
強度の多孔基炭化珪素焼結体を新規に知見し、さらに前
記多孔基炭化珪素焼結体の開放気孔中に靭性な付与する
ことのできる酸化物を充填することにより、高い強度を
高温域まで維持することができ、かつ高い靭性な有する
極めて優れた特性を有する複合体となすことのできるこ
とに想到し、本発明を完成した。
本発明は、主として三次元網目構造を有する炭化珪素と
、前記炭化珪素によって形成される空間に相当する部分
に充坦されてなる酸化物とからなる複合体であって、前
記酸化物は炭化珪素100重量部に対して1〜40重量
部含有されてなり、前記複合体の全気孔が30容量%以
下であることを特徴とする炭化珪素基複合体およびその
製造方法である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の炭化珪素基複合体は、主として三次元網目構造
を有する炭化珪素と前記炭化珪素によって形成される空
間に相当する部分に充填されてなる酸化物とからなる複
合体であることが必要である。その理由は、炭化珪素焼
結体自体は比較的もろく靭性に乏しいため、衝撃が加わ
ったり、集中応力が発生し易い条件下で構造材料として
適用することは困難であるが、それ自体靭性が高く、複
合化せしめることにより、複合体の靭性を向上させるこ
とのできる酸化物を三次元網目構造を有する炭化珪素に
よって形成される空間に相当する部分に充填せしめるこ
とにより、極めて高い強度な高温域まで維持でき、かつ
高い靭性を有し、耐衝撃性に優れた複合体となすことが
できるからである。
そして、前記酸化物の充填量は、炭化珪素100重量部
に対して1〜40重量部であることが必要である。その
理由は1重量部よりも少ないと、酸化物による靭性を向
上させる効果か少なくなるためであり、また、40重量
部よりも多いと複合体自体の強度が小さくなるためであ
る。
そして前記炭化珪素基複合体中に占める全気孔は30容
量%以下であることが必要である。その理由は、30容
量%よりも大きいと複合体自体の強度が小さくなり、実
用性が低下するためである。
本発明の炭化珪素基複合体に充填されている酸化物は、
Al、Zr、W、Y、La、Cr、T iSm、Gd、
Tb、Dy、Er、TaあるいはNbから選ばれるいず
れか少なくとも1種の元素の酸化物から主としてなるも
のであることか好ましい。その理由は、これらの酸化物
は、靭性を向上させる効果が極めて顕著であり、高い強
度を高温域まで維持することができ、かつ高い靭性な有
する優れた炭化珪素基複合体となすことができるからで
ある。
次に、本発明の炭化珪素基複合体の製造方法について説
明する。
本発明の製造方法は、下記(a)〜(d)工程からなる
主として炭化珪素および酸化物からなる複合体の製造方
法であって、前記複合体中に酸化物が炭化珪素100重
量部に対し、1〜40重量部含まれ、前記複合体の全気
孔が30容量%以下である複合体の製造方法である。
(a)平均粒径が1101L以下の炭化珪素粉末と焼結
助剤と炭稟質添加剤と成形助剤とを混合し、所望の形状
のへ成形体に成形する工程: (b)前記(a)工程により得られた生成形体を非酸化
性雰囲気中で1500〜2000℃の温度に加熱して、
焼結し、多孔質炭化珪素焼結体とする工程:(c)前記
(b)工程により得られた多孔質炭化珪素焼結体の開放
気孔中に酸化物を充填する工程:(d)次いで、(C)
工程により得られた成形体を非酸化性雰囲気中で、かつ
前記酸化物を焼結せしめるに充分高い温度で焼結し、収
縮せしめて炭化珪素基複合体とする工程。
本発明において炭化珪素粉末の平均粒径が10gm以下
であることが必要な理由は、平均粒径が10μm以下の
粉末は生成形体を成形した際の粒子相互の接触点が比較
的多く、また焼成温度における熱的活性が大であり、炭
化珪素粒子間での原子の拡散移動が顕著であるため、炭
化珪素粒子相互の結合が極めて生じ易く、比較的低密度
でも高強度の多孔質焼結体を得ることがてきるからであ
る。特に、前記炭化珪素粉末は平均粒径が5μm以下で
あることか有利である。
ところで、前記炭化珪素の結晶型にはα型結品、β型結
晶および非晶質のものがあるが1本発明によれば、前記
炭化珪素粉末はβ型結晶の炭化珪素を少なくとも30%
含有する炭化珪素粉末であることが好ましい、その理由
は、β型結晶は比較的低温で合成される低温安定型結晶
であり、焼結に際して炭化珪素粒子相互の結合が起こり
やすく、比較的低密度でも高強度の焼結体を製造するこ
とかできるからであり、なかでもβ型結晶を50%以上
含有する炭化珪素粉末であることが有利である。
本発明の製造方法において、焼結助剤 および炭素基添
加剤か混合される理由は、焼結助剤および炭素基添加剤
は焼結に際して炭化珪素の焼結を促進させる作用を有す
るものであり、焼結に際して炭化珪素粒子相互の結合を
強め高強度の多孔系焼結体を!i!造することができる
からである。
前記焼結助剤としては、ホウ素、アルミニウム、鉄、ク
ロム、ランタン、チタン、イツトリウム、エルビウムあ
るいはこれらの化合物から選ばれるいずれか少なくとも
一種を使用することが好ましく、その生成形体中におけ
る含有量は0.01〜10重量%とすることが有利であ
る。前記含有量を0.01〜lO重量%とすることが有
利な理由は、前記含有量がo、oigL量%よりも少な
いと焼結に際して炭化珪素粒子相互の結合を促進させる
効果が少ないため、比較的高温で焼結しなければならな
いからであり、一方10重量%よりも多いと前記焼結体
に含有される量が多くなるため炭化珪素本来の特性が失
われるからである。
前記炭素質添加剤としては、焼結時に遊S炭素を残すも
のであれば使用することができ、例えばフェノール樹脂
、リグニンスルホン酸塩、ポリビニルアルコール、コン
スターチ、糖類、タール・ピッチ類、重質油、不飽和ポ
リエステル樹脂、エポキシ樹脂、フラン樹脂、ジアリル
フタレート樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、キシレン
樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリジビニ
ルベンゼン樹脂、芳香族化合物として重質油やタール・
ピッチ類を用いた縮合多環多核芳香族樹脂、ポリビニル
クロライド等を使用することができる。
前記遊a炭素は、前記焼結助剤と同時に存在すると結晶
の成長性を適正化し、微細な気孔を有する多孔質炭化珪
素焼結体を得るのに効果がある。
前記遊a炭素の含有量としては焼結時の生成形体に対し
、5重量%以下であることが有利である。
その理由は、前記含有量が5重量%より多いと焼結時の
炭化珪素粒子間に炭素が介在する確率が高くなるため、
炭化珪素相互の結合箇所が少なくなるからである。
本発明の製造方法において使用される成形助剤は、粉末
中に配合されることによって成形時における潤滑剤ある
いは結合剤として用いられるものである。前記成形助剤
のうち例えば潤滑効果を有するものとしてはカーボワッ
クス、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸バリウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、ス
テアリン酸、酢酸セルロース、グリセリン、ポリエチレ
ングリコール等を使用することができ、結合効果を有す
るものとしては澱粉、デキストリン、アラビアゴム、カ
ゼイン、糖類、Na−カルボキシメチルセルロース、メ
チルセルロース、酢酸セルロース、グリセリン、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリアク
リル酸アミド、ポリエチレングリコール、タンニン酸、
流動パラフィン、ワックスエマルジョン、エチルセルロ
ース、ポリビニルアセテート、フェノールレジン等を使
用することができ、これらを単独で使用することはもち
ろん混合して使用することもできる。
本発明の製造方法によれば、前記(a) I程により得
られた生成形体を非酸化性雰囲気中で1500〜200
0℃の温度に加熱して焼結し、多孔質炭化珪素焼結体と
することが必要である。前記温度を1500〜2000
℃の範囲内とする理由は、1500℃よりも低い温度で
は炭化珪素粒子相互の結合が不充分で高い強度を有する
焼結体を得ることが困難であり、一方2000°Cより
も高いと焼結体が緻密化し易く、本発明の目的とする多
孔質炭化珪素焼結体を得ることが困難であるからである
本発明の製造方法によれば、前記(b)工程で製造され
た多孔質炭化珪素焼結体の開放気孔中に酸化物を充填す
ることが必要である。その理由は炭化珪素焼結体自体は
靭性に乏しいため、衝撃が加わったりあるいは応力が集
中し易い条件下で炭化珪素焼結体を構造材2斗として適
用することは困難であるか、前述の如き方法によってそ
れ自体靭性が高く、複合化されることにより、複合体の
靭性を向上させることのできる酸化物を多孔質炭化珪素
焼結体の開放気孔中へ充填せしめることにより、極めて
高い強度を高温域まで維持することがてき、かつ高い靭
性を有し耐衝撃性に優れた複合体となすことができるか
らである。
なお、本発明によれば、前記酸化物に酸化物以外の高い
靭性を有する物質を混合して充填することもできる。
そして、本発明の(d)工程によれば、前記(C)工程
により得られた成形体を、非酸化性雰囲気中で、かつ前
記酸化物を焼結せしめるに充分高い温度で加熱し炭化珪
素基複合体を収縮することが必要である。その理由は、
(C)工程で充填した酸化物を焼結し、さらに、炭化珪
素質多孔質体を収縮させることにより、酸化物と炭化珪
素多孔質体とを強固に結合することができるからである
。これにより、高い強度を高温域まで維持できる優れた
特性を有し、かつ高い靭性な有する極めて優れた特性を
有する複合体を得ることができるからである。
さらに、(d)工程で焼結される温度は1700〜23
00℃であることが好ましい、その理由は、1700℃
よりも低い温度では、酸化物を十分に焼結させることが
困難で、靭性な向上させることが困難であるからであり
、また、炭化珪素多孔質体の収縮量が小さいため、酸化
物が十分に固定されず、靭性および強度が比較的小さい
傾向があるためである。また、2300℃よりも高い温
度に加熱された場合、炭化珪素多孔質体の結晶が粗大化
したり、あるいは炭化珪素と酸化物とが反応するために
炭化珪素多孔質体の強度が低下する傾向があるためでる
なお、酸化物の充填方法としては、(1)酸化物の微粉
末を溶媒に分散させ、その分散液を多孔質体に含浸し、
しかる後溶媒を蒸発させる方法。
(2)例えば水酸化物あるいは塩の水溶液を多孔質体に
含浸し、しかる後分解せしめて酸化物とする方法、(3
)酸化物を合成することのできる流体を多孔質体内に含
浸せしめ、多孔質体内で反応させる方法。
等をそれぞれ適用することができる。
次に本発明を実施例によって説明する。
実施例1 平均粒径が0.28gm、β型結晶の含有率が96重量
%の炭化珪素粉末100 fi量部に対し、炭化ホウ素
粉末1重量部、カーボンブラック粉末2重量部、ポリビ
ニルアルコール5重量部、水300重量部を配合し、ボ
ールミル中で5時間混合した後噴霧乾燥した。なお、前
記炭化珪素粉末は遊離炭素を0.29重景%、酸素を0
.17重量%、鉄を0.03重量%、アルミニウムを0
.03重量%含有していた。
この乾燥物を適量採取して、成形型に装入し、3000
kg/cゴの圧力で加圧成形し生成形体を得た。
次いでこの生成形体を1800℃のアルゴンガス雰囲気
中で焼成し、密度が2.35 g/cゴ、強度が28k
gf/mm”で三次元的に均一に分散した開放気孔を有
する多孔質炭化珪素焼結体を得た。前記開放気孔率は約
26容−%であった。
次いで、この多孔質炭化珪素焼結体の開放気孔中に濃度
20cut%のアルミナゾルを含浸した。このアルミナ
ゾルの含浸方法は、真空中で50〜100°Cに加熱し
、真空脱泡しながら、前記多孔質炭化珪素焼結体に侵漬
し、さらに、50〜100℃に保ったまま、10at鳳
まで加熱することにより行なった。含浸体を100℃で
乾燥し、前記含浸操作に伴って、含浸による重量増加か
ほぼ無い状態にした。
以上の操作によって得られた多孔質A2□03含浸体を
粒径lO〜50鉢mのA 41203粉を20%含んだ
SiC粉(# 1500)中に埋設し、5℃/分の昇温
速度で2100℃まで昇温し焼成して炭化珪素基複合体
を得た。
得られた炭化珪素基複合体の酸化物含有率は9重量%で
あり、前記複合体の密度は3.22 g/ Cゴ全気孔
率は2容量%であった。そして、この複合体のビッカー
ス硬度計を用いて荷重10Kgでインデンテーション法
により測定した靭性値はC6(MPa■1/2)であり
、曲げ強度は80kgf/mm″の高強度てあった。
実施例2〜6、比較例1〜5 実施例1と同様であるが、炭化珪素の粒度な変えた場合
と、種類の異なる酸化物のゾルを用い充填量を変化させ
た場合と、多孔質炭化珪素の焼結温度及び複合体の焼結
温度を変えた場合て製造された複合体の特性を表1にま
とめた。
実施例7〜14 実施例1と同様であるが、A又、03に換えて、Y 2
03 、 L a 203. N b t O3、sm
a 03 、Gd20x 、Tbt Oz 、D ’/
l 03 、 E 3’20xをそれぞれ使用して、複
合体を製造したところ、いずれも高い強度を高温まで維
持することができ、しかも高い靭性な有する複合体であ
ることが確認された。
(発明の効果) 以上述べた如く、本発明の炭化珪素基複合体は、極めて
高い強度を高温域まで維持でき、しかも従来の炭化珪素
焼結体に比し、高い靭性な有し、耐衝撃性に優れた材料
であり、特にガスタービン部品、高温熱交換器のような
苛酷な条件下で使用される高温構造物の如き用途に対し
て極めて優れた特性を発揮するものであり、産業上極め
て有用なものである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主として三次元網目構造を有する炭化珪素と、前
    記炭化珪素によって形成される空間に相当する部分に充
    填されてなる酸化物とからなる複合体であって、前記酸
    化物は炭化珪素100重量部に対して1〜40重量部含
    有されてなり、前記複合体の全気孔が30容量%以下で
    ある炭化珪素基複合体。
  2. (2)前記酸化物は、Al、Zr、W、Y、Sm、Gd
    、Tb、Dy、Er、La、Cr、Ti、Taあるいは
    Nbから選ばれるいずれか少なくとも1種の元素の酸化
    物から主としてなるものである特許請求の範囲第1項記
    載の複合体。
  3. (3)下記(a)〜(d)工程からなる主として炭化珪
    素および酸化物からなる複合体の製造方法であって、前
    記複合体中に酸化物が炭化珪素100重量部に対し、1
    〜40重量部含まれ、前記複合体の全気孔が30容量%
    以下である炭化珪素基複合体の製造方法。 (a)平均粒径が10μm以下の炭化珪素粉末と焼結助
    剤と炭素基添加剤と成形助剤とを混合し、所望の形状の
    生成形体に成形する工程; (b)前記(a)工程により得られた生成形体を非酸化
    性雰囲気中で1500〜2000℃の温度に加熱して焼
    結し、多孔基炭化珪素焼結体とする工程; (c)前記(b)工程により得られた多孔基炭化珪素焼
    結体の開放気孔中に酸化物を充填する工程; (d)次いで、前記(c)工程により得られた成形体を
    、非酸化性雰囲気中で、かつ前記酸化物を焼結せしめる
    に充分高い温度で焼結し、収縮せしめて炭化珪素基複合
    体とする工程。
  4. (4)前記酸化物は、Al、Zr、W、Y、Sm、Gd
    、Tb、Dy、Er、La、Cr、Ti、Taあるいは
    Nbから選ばれるいずれか少なくとも1種の元素の酸化
    物である特許請求の範囲第3項記載の製造方法。
  5. (5)前記炭化珪素粉末は、β型結晶の炭化珪素を少な
    くとも30重量%含有するものである特許請求の範囲第
    3項あるいは第4項記載の製造方法。
  6. (6)前記焼結助剤は、ホウ素、アルミニウム、鉄、ク
    ロム、ランタン、チタン、イットリウム、エルビウムあ
    るいはそれらの化合物から選ばれるいずれか少なくとも
    1種である特許請求の範囲第3項〜第5項記載の製造方
    法。
  7. (7)前記炭素基物は、炭化時に炭素を少なくとも5重
    量%残すものである特許請求の範囲第3項〜第6項のい
    ずれかに記載の製造方法。
  8. (8)前記(d)工程の焼結温度は1700〜2300
    ℃である特許請求の範囲第3項〜第7項のいずれかに記
    載の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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