JPS6364799B2 - - Google Patents

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JPS6364799B2
JPS6364799B2 JP55004782A JP478280A JPS6364799B2 JP S6364799 B2 JPS6364799 B2 JP S6364799B2 JP 55004782 A JP55004782 A JP 55004782A JP 478280 A JP478280 A JP 478280A JP S6364799 B2 JPS6364799 B2 JP S6364799B2
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musical
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JP55004782A
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はメモリに記憶された音符、休符データ
順次読み出し、読み出したデータに基づいて発音
回路を制御して自動演奏を行なう自動演奏装置に
関し、特に自動演奏途中ですみやかに演奏音色の
変更ができるようにしたものに関する。
自動演奏曲はその曲に合つた音色で演奏される
のが望しく、また曲によつては曲の途中で演奏音
色を変えるのがよい場合がある。例えば、曲の頭
からある小節まではピアノの音で演奏し、それ以
降はハープシコードの音色に変えるという場合が
ある。これを実現するためには、演奏音の情報と
して、音の高さ、長さの情報の他に演奏音色を指
定する情報が必要になる。自動演奏用の楽譜情報
を全てメモリに記憶しておく場合、個々の音符デ
ータの中に音色を指定する情報を入れておけばよ
いが、そのために必要となるメモリが膨大にな
る。また、音符データの中に音色指定の情報があ
るということは、音符データを読み出して初めて
何の音色で奏すべきか分かるということであつ
て、音の発生と音色の切り替わりが同時になつて
しまうため、音色(フイルタ)の切り替わり時の
過渡音が発生して演奏音に汚なくなる。
本発明は、上記の如き欠点をなくし、演奏音色
が切り替わる前にある休符の休符データ中にのみ
変更後の音色を指定するデータを入れておき、こ
の休符を実行すると同時に楽音発生回路の発生音
色を指定音色に変更することによつて、スムーズ
に音色変更できるようにした自動演奏装置を提供
するものである。
以下、本発明を図面と共に説明する。
第1図に本発明の一実施例を示す。
1は自動演奏実行プログラムに従つて、自動演
奏を実行するCPU(中央演算処理装置)であり、
具体的にはザイログ社Z80マイクロコンピユータ
のCPUなどで実現されるものである。2は自動
演奏実行プログラムが格納されたROM(リー
ド・オンリ・メモリ)と自動演奏曲の楽譜データ
を記憶させたRAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)と若干のワーク・エリア用RAMとから成る
メモリ回路である。3は演奏音の音色を決定する
ための音色パラメータPが格納されている音色パ
ラメータ・メモリであり、4ビツトのアドレス用
ラツチ13にラツチされたアドレスに対応した音
色パラメータPが読み出されるものである。4は
楽音発生回路であり、音色パラメータ・メモリ3
から読み出された音色パラメータPと音高を決定
する音高データNとによつて楽音を合成し、発音
ゲート信号Gに同期して合成楽音を発生するもの
である。ラツチ14とラツチ15にそれぞれ、音
高データNと発音ゲート信号Gがラツチされる。
楽音発生回路4の具体的構成例を第4図に示
す。
400は発振器であり、401は発振器400
の出力クロツク信号を分周して音源周波数を得る
ためのプリセツタブルカウンタである。プリセツ
トデータは7ビツト構成の音高データNが与えら
れる。音高データNは第5図に示す如く、C1
C6の61種類の音高に対応して決められ、上位3
ビツトでオクターブを、下位4ビツトでC〜Bの
12半音のいずれかを示し、オールゼロのデータは
無い。ちなみに、「0110001」は「C3」の音高で
261.625Hzの楽音周波数を意味する。従つて、プ
リセツトデータが「0110001」の場合にはプリセ
ツタブルカウンタ401の出力信号周波数は
261.625Hzとなる。402は音色付けするための
音色フイルタであり、音色パラメータP中のフイ
ルタパラメータにより、音色フイルタの周波数特
性が設定されるものである。404は音量のエン
ベロープ(包絡線)を制御するエンベロープ信号
電圧を発生するエンベロープ発生器であり、発音
ゲート信号Gがローレベルからハイレベルに変化
したときに立ち上がり、ハイレベルからローレベ
ルに落ちたときに減衰するエンベロープ信号電圧
(第4図のに図示)を発生するものである。エ
ンベロープ発生器404は供給された音色パラメ
ータP中のエンベロープパラメータに対応した形
状のエンベロープ信号電圧を発生する。
音色フイルタ402の出力信号はVCA(電圧制
御増幅器)403により、供給されたエンベロー
プ信号電圧に応じた利得で増幅され、第4図の
の如き楽音信号を出力する。なお、発振器400
に供給された音色パラメータP中のビブラートパ
ラメータにより、発振器の発振周波数は変調を受
け、ビブラートパラメータに対応した速さと深さ
をもつたビブラートのかかつたクロツク信号を出
力する。
第1図に戻り、5は自動演奏のテンポを決定す
るテンポクロツクを発生するテンポクロツク発生
器である。6はテンポクロツクをカウントし一定
の時間長を得るためのプリセツタブルカウンタで
あり、ラツチ9にラツチされた8ビツトのプリセ
ツトデータに応じた数だけテンポクロツクをカウ
ントするものである。この動作について簡単に説
明しておく。プリセツタブルカウンタ6は8ビツ
トのバイナリー・アツプカウンタであり、最大カ
ウント数は255クロツクである。初めに、キヤリ
ー出力が出力し、“0”(ローレベル)の状
態にあるとする。が“0”であるから、ア
ンドゲート8はテンポクロツクをゲートオフし、
プリセツタブルカウンタ6のクロツク入力CKに
はテンポクロツクが来ていない。今、ラツチ9に
n(1≦n≦255)がラツチされ、クリア入力
CLRにクリア信号が入ると、プリセツタブルカ
ウンタ6のカウントデータがオール“0”になる
と共に、キヤリー出力が“1”(ハイレベ
ル)になり、アンドゲート8がゲートオープンす
る。この時点から、テンポクロツクをカウントし
始め、カウントデータがプリセツトデータに一致
した時、出力が“0”になると共に、アン
ドゲート8がゲートオフされる。従つて、クリア
信号を出した時点からが“1”から“0”
に変わる時点までの時間をトライステートバツフ
ア10で読み取れば、nクロツク分の時間長が得
られることになる。この時間長を音符、休符の長
さとして使つている。
11は自動演奏曲を指定するための曲指定スイ
ツチであり、その状態はトライステートバツフア
16でCPU1に読み取られる。第1図の実施例
では、演奏曲目を4曲用意し、そのうちいずれか
を選択できるようにしている。第1図のスイツチ
状態では第1曲目が選択されている。12は自動
演奏のスタート、ストツプをするためのスター
ト/ストツプスイツチであり、その状態はトライ
ステートバツフア17でCPU1に読み取られる。
7は各ラツチ、トライステートバツフアにクロ
ツク信号を送出するためのアドレス・デコーダで
ある。18,19は楽音発生回路4の出力楽音信
号を楽音に変換するためのアンプ、スピーカであ
る。
第6図に音符長コードの例を示す。音符長コー
ドは全音休符から十六分音休符までの9種類の音
符長を「1001」から「0001」までの4ビツトコー
ドで示す。第7図に演奏音色の種類を指定する音
色コードの例を示す。音色コードは4ビツトでコ
ード化され、音色パラメータ・メモリ3のアドレ
スラツチ13にそのまま書き込まれるものであ
る。
第1図のメモリ回路2中にある楽譜データの例
を第2図に示す。楽譜データはメモリアドレスの
100番地(16進数で表記)から10FF番地に渡り、
100〜103番地に各曲の初期音色の音色コードを、
104〜4FF番地、500〜8FF番地、900〜CFF番地、
D00〜10FF番地にそれぞれ第1曲、第2曲、第
3曲、第4曲の音休符データが記憶されている。
メモリアドレスの100〜111番地の具体的内容を第
3図に示す。第3図のデータは、第9図に示す如
き楽譜を自動演奏するためのものである。アドレ
スの100、101、102、103番地にはそれぞれ第1、
第2、第3、第4曲目の初期音色の音色コードが
データD3〜D0の4ビツトに格納されている。
アドレスの104番地以降は第1曲目の音休符デー
タが格納されている。1つの音休符データは2ワ
ードで表わされる。音符データの方は、例えば
104、105番地のように第1ワード目のD6〜D0
の7ビツトに音高データが、第2ワード目のD3
〜D0の4ビツトに音符長コードが、それぞれ格
納されている。休符データの方は、106、107番地
のように、第1ワード目はオール“0”であり、
第2ワード目のD3〜D0の4ビツトに音符長コ
ードが格納されている。休符デデータの第2ワー
ド目のD7〜D4の4ビツトは、アドレス10E、
10F番地の休符のようにこの休符の前後で演奏音
色が変わる場合、この休符以降の音符に指定され
る音色の音色コードが格納され、音色変更指定の
ない普通の休符の場合はオール“0”が格納され
ている。また、音符、休符がそれ以上ない場合は
それ以降のデータは全て“0”が格納されてい
る。
なお、第3図の音休符データの構成例は本発明
の理解を容易にするために、あえて他の楽譜情報
(タイ、音の大きさ、反復情報など)は省略して
いる。
次に第1図の実施例の動作について説明する。
自動演奏の開始は、曲指定スイツチ11で演奏曲
を指定し、スタート/ストツプスイツチ12でス
タートさせる。一曲が終る(その曲の音符、休符
を全て実行し終る)と自動的に終了する。曲の途
中でストツプさせるときは、スタート/ストツプ
スイツチ12をストツプ側にスイツチさせれば終
了する。自動演奏を実行するプログラムのフロー
チヤートを第8図に示す。このフローチヤートに
従つて、第1曲目の自動演奏(第3図のメモリ・
データに従がう)を実行した場合の楽音発生回路
4の出力楽音信号を第9図に示す。第1曲目の第
6番目の音休符、即ち、第3図の10E、10F番地
の四分休符が現われる以前は、音色パラメータ・
メモリ3のアドレスには「バイオリン」の音色コ
ード「0011」が供給され、楽音発生回路4には、
「バイオリン」の音を合成する音色パラメータP
が供給されている。CPU1が10E、10F番地の休
符データを読み出したときに、変更音色コード
「0100」を見い出し、即座にラツチ13にこの音
色コード「0100」(トランペツトの音色コード)
をラツチして、音色パラメータ・メモリ3から
「トランペツト」用の音色パラメータを出力させ、
楽音発生回路4を「トランペツト音の合成回路」
に再設定する。この楽音発生回路4の合成音色の
転換は「休符」の期間中に実行されるため、転換
時の過渡音は全く現われないことになる。
なお、第1図の実施例では楽音発生回路4が1
つ、即ち単音の自動演奏の場合を示したが、楽音
発生回路が複数、つまり複音の自動演奏でも全く
同様にして実現できる。
以上説明したように本発明によれば、演奏音色
が切り替わる前にある休符の休符データ中にのみ
変更後の音色を指定するデータを入れておくこと
によつて、この休符を実行すると同時に楽音発生
回路の発生音を指定音色に変更できるようにした
ため、音色の切り替わり時の過渡音もなくスムー
ズに音色変更でき、さらに、音色指定データが各
音符について不要なため、メモリが大幅に節約で
きて、その得られる効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路構成図、
第2図は第1図のメモリ回路2のメモリ・マツプ
を示す図、第3図は第2図の一部を具体的に示し
た図、第4図は第1図の楽音発生回路4の具体的
実施例を示す図、第5図は楽音データの一例を示
す図、第6図は音符長コードの一例を示す図、第
7図は音色コードの一例を示す図、第8図は自動
演奏実行プログラムのフローチヤートを示す図、
第9図は楽音発生回路4の出力楽音信号を示す図
である。 1……CPU、2……メモリ回路、3……音色
パラメータ・メモリ、4……楽音発生回路、5…
…テンポクロツク発生器、6……プリセツタブル
カウンタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 自動演奏曲の音符、休符データと演奏音色情
    報とを含む楽譜情報を記憶したメモリと、楽音を
    合成して発音する楽音発生手段と、上記メモリか
    ら音符、休符データを順次読み出し、読み出した
    音符、休符データに基づいて上記楽音発生手段を
    制御して発音せしめて自動演奏を実行する発音制
    御手段とを具備し、休符データの前後で演奏音色
    が変更されるときのみ、その休符データの中に、
    変更後の演奏音色を指定する変更音色情報を記憶
    させておくことにより、上記発音制御手段が自動
    演奏の途中で、上記変更音色情報の入つた休符デ
    ータを読み出したときに、この変更音色情報に基
    づいて、上記楽音発生手段を、該変更音色を合成
    するように再設定するようにしたことを特徴とす
    る自動演奏装置。
JP478280A 1980-01-19 1980-01-19 Automatic player Granted JPS56102891A (en)

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