JPH0443915Y2 - - Google Patents

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JPH0443915Y2
JPH0443915Y2 JP12678783U JP12678783U JPH0443915Y2 JP H0443915 Y2 JPH0443915 Y2 JP H0443915Y2 JP 12678783 U JP12678783 U JP 12678783U JP 12678783 U JP12678783 U JP 12678783U JP H0443915 Y2 JPH0443915 Y2 JP H0443915Y2
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rhythm
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は自動演奏装置に関する。
〔従来技術〕
近年、メロデイ、リズム、効果等の各情報をメ
モリに記憶させておいたのち、それらを読出して
自動演奏を行なう装置が実用化されている。その
場合、上記メモリに上記各情報を記憶させる方法
として、次のようなものが考えられる。
即ち、先ず、鍵盤の鍵操作によりメロデイ情報
を記憶させてゆく。そしてそれが終るとこのメロ
デイ情報を再生させてそれを聞きながらリズムや
効果の情報を、各情報を指定する操作子のオンま
たはオフされるタイミングデータとして記憶させ
てゆく。
〔従来技術の問題点〕
ところで、上述のメモリ内の各情報を再生して
自動演奏する場合、順方向に再生するばかりでな
く、逆方向に再生することも考えられる。而し
て、この逆方向の再生では、リズム情報等のオン
タイミングは、オフタイミングとして再生され、
また、オフタイミングはオンタイミングとして再
生される。そしてリズム情報としてノーマルリズ
ムのほかに、フイルインリズムも記憶されてお
り、しかもフイルインを指定する操作子が小節の
途中でオンまたはオフされていた場合には、フイ
ルインリズムからノーマルリズムへの復帰は小節
の区切りのタイミングで自動的に行われるから単
純に逆再生させただけでは順再生の場合とフイル
インリズムの演奏区間が異なつてしまう問題が発
生する。
〔考案の目的〕
この考案は、変更された自動演奏パターンが所
定のタイミングで自動的に変更前の自動演奏パタ
ーンに復帰するタイプの自動演奏装置において、
変更された自動演奏パターンに基づく自動演奏区
間を順方向の再生時と逆方向の再生時とで一致さ
せることを目的とする。
[考案の要点] この考案は、自動演奏パターンが実際に変化し
たタイミングを捉えてこれを記憶するようにした
ことを要点とする。
〔実施例〕
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説
明する。第1図は自動演奏機能を備えた電子鍵盤
楽器の回路構成図である。鍵盤1は4オクターブ
分の鍵を備え、また各鍵の出力はCPU(中央処理
装置)2および楽音作成部3に与えられる。
CPU2はこの電子鍵盤楽器のすべての動作を制
御する回路であり、マイクロプロセツサ等から成
つている。このCPU2にはまた発振部4からの
基本クロツクが入力し、而してこの基本クロツク
はCPU2によつて分周され、所定周波数のクロ
ツクCLK、各種タイミング信号が作成される。
更にCPU2の入力端子F,N,E,V,A,B
には、鍵盤1付近に設けられ、夫々の一端に電圧
+Vを印加されたフイルインリズムをオン、オフ
するフイルインスイツチ5、ノーマルリズムのス
タート/ストツプスイツチ6、エンデイングスイ
ツチ7、ビブラートスイツチ8、順転スイツチ
9、逆転スイツチ10の各出力が入力している。
またCPU2の入力端子Hには、拍子カウンタ1
1のキヤリー出力端子Cから出力する拍子クロツ
クがアンドケート12を介し入力する。なお、拍
子カウンタ11は上記クロツクCLKをカウント
するが、その容量は図示しないテンポスイツチの
設定位置に応じて可変である。またアンドゲート
12の他端には、フイルインスイツチ5が出力イ
ンバータ13を介し入力され、ゲート制御されて
いる。
CPU2は通常のマニユアル演奏の際には、楽
音作成部3を制御して鍵盤1の操作鍵に対する楽
音信号を作成させ、それを加算回路14に出力さ
せて後述するリズム音信号と加算させ、スピーカ
15から楽音として放音させる。この場合、上記
ビブラートスイツチ8の出力状態に応じてCPU
2はビブラート指令信号を出力し、ビブラート制
御部16に与える。ビブラート制御部16は
PLL(Phase Locked Loop)回路17に対し制
御データを印加し、楽音生成に必要な基本クロツ
クの周波数を上下に変更させ。それを楽音作成部
3に与える。そのため楽音作成部3にて作成され
る楽音信号の周波数も変化し、ビブラートのかけ
られた音楽が、得られるようになつている。
自動演奏を行なう場合、鍵操作によつて予め、
RAM(ランダムアクセスメモリ)から成る楽音
情報自動演奏部18に対しメロデイ情報が設定さ
れ、また上記スイツチ5〜8の操作によつて
RAM19に対しリズム情報、効果の放音状態が
夫々変化した時、記憶設定される。この場合、上
記メロデイ情報は、第6図に規定されている4ビ
ツトの音名コード、第7図に規定されている2ビ
ツトのオクターブコード(第7図には音名Cを代
表して示している)。更に最下位ビツトに付加さ
れる1ビツト分のオンデータ(“1”)、オフデー
タ(“0”)との合計7ビツトのデータから成る音
階データ及び音長データとを組合せた一対のデー
タから成つており、CPU2によつてアドレス指
定されながら、楽音情報自動演奏部18に書込ま
れる。そして上記音長データは、4分音符を基準
の長さと規定してそれをT4にて表わす。また、
4分音符が連続して放音する際、この音長データ
T4のうち実際に発音されるオン中の長さをT3
次の音符との区切りを示す非発音のオフ中の長さ
をT1と規定されている。
他方、リズム情報および効果の種類のデータ
は、上記放音状態が変化したタイミングを表わす
4ビツトデータと時間データとを組合せた一対の
データから成つている。而して上記4ビツトデー
タはその上位側の各ビツトデータからビブラート
効果、エンデイング、フイルイン、ノーマルリズ
ムの各各放音状態が変化したタイミングを表わし
ている。この場合、データ“1”により表わされ
る。
上述のようにして楽音情報自動演奏部18に設
定されたメロデイ情報は、自動演奏時には楽音情
報自動演奏部18から読出されてCPU2を介し
楽音作成部3に送られ、メロデイ音を作成され
る。同時にRAM19からは上記リズム情報およ
び効果の種類のデータが読出され、CPU2に与
えられると共に一致回路20の一端に与えられ
る。一致回路20の他端には、クロツクCLKを
カウントするカウンタ21のカウント値が入力し
ている。そのため一致回路20はこのカウトン値
をRAM19からの時間データとの一致、不一致
を判断し、一致したときには“1”レベルの一致
信号EQを発生してCPU2の入力端子EQへ与え
る。
CPU2はRAM19からの放音状態の変化を表
わす4ビツトデータを受けとると、ノーマル、信
号、フイルイン信号、エンデング信号およびビブ
ラート信号の何れかを発生する。そしてノーマ
ル、フイルイン、エンデングの各信号はセレクタ
23に入力し、またビブラート指令信号は上述の
如く、ビブラート制御部16に入力する。
セレクタ23には、共にROM(リードオンリ
メモリ)から成るリズム部24、フイルイン部2
5、エンデング部26から読出されるパターンデ
ータが入力している。而してリズム部24、フイ
ルイン部25、エンデング部26には夫々、1種
類のノーマルリズム、フイルイン、エンデングの
各パターンデータがプリセツトされており、共に
クロツクCLKの出力に同期して読出される。そ
して上記ノーマル、フイルイン、エンデングの各
信号の出力状態に応じてセレクタ23において選
択されたパターンデータがリズム音作成部27へ
与えられ、対応するリズム音信号が作成されて加
算回路14に送出される。
RAM19はCPU2が出力するリード/ライト
制御信号R/Wを与えられて上記データの読出
し、書込みが行なわれるが、その場合、アドレス
カウンタ22が出力するカウント値をアドレスデ
ータとして与えられ、アドレスされる。このアド
レスカウンタ22は初期状態のときにCPU2に
よりクリアされ、以後は一致回路20から“1”
レベルの一致信号EQが出力し、CPU2に加えら
れる毎に、CPU2によつてそのカウント値を+
1される。また上記カウンタ21のカウント値は
RAM19にも入力している。これはRAM19
に上記放音状態の変化するタイミングを表わす4
ビツトデータと共に書込む上記時間データを得る
ためのもので、カウンタ21に当初、CPU2が
出力するリセツト信号Rによつてリセツトされ
る。
次に上記実施例の動作を説明する。先ず、第4
図に示すメロデイとリズム、効果を付加された曲
を録音する場合の動作から説明する。この場合、
第4図の楽譜どおりに、鍵盤1、フイルインスイ
ツチ5、リズムスタート/ストツプスイツチ6、
エンデイングスイツチ7およびビブラートスイツ
チ8を操作して演奏を行なえば、メロデイ情報
は、楽音情報自動演奏部18に順次書込まれ、ま
た同時に平行してリズム情報と効果の種類が
RAM19に順次書込まれてゆく。然しながら、
動作説明を分かり易くするために、はじめにメロ
デイ情報の書込み動作を説明し、その後、リズム
情報と効果の種類の書込み動作を説明する。
即ち、電子鍵盤楽器のパワースイツチをオンす
ると、発振部4が発振動作を開始し、CPU2へ
その出力を供給する。そのためCPU2において
は、各種タイミング信号が作成開始され、PLL
17等各回路に供給開始されるようになる。
次に、リズムスタート/ストツプスイツチ6を
オンしてノーマルリズムをスタートさせ、リズム
に合わせて鍵盤1を用いてマニユアル演奏を開始
する。このとき、RAMから成る楽音情報自動演
奏部18はCPU2により0番地を指定され、次
いで1つの鍵がオン、オフされる毎にそのアドレ
スはインクリメントされてゆく。またCPU2は
操作鍵の出力信号を処理して第6図の音名コー
ド、第7図のオクターブコードおよびこれらに対
し最下位ビツトに付加するオンデータ、オフデー
タから成る7ビツトの音階データと、音長データ
とを出力し、楽音情報自動演奏部18に書込む。
例えば、第1楽音の音高C2(4分音符)の鍵がオ
ン、オフされると、そのオン時に先ず、音名コー
ド「0001」、オクターブコード「01」、オンデータ
「1」から成る音階データ「0001011」がCPU2
から出力し、楽音情報自動演奏部18の0番地に
書込まれ、次いで1番地がアドレスされる。次に
そのオフ時に時間データ(音長データ)T3が上
記1番地に書込まれる。そして2番地がアドレス
される。次に音名コード「0001」、オクターブコ
ード「01」、オフデータ「0」から成る音階デー
タ「0001010」が上記2番地に書込まれる。そし
て3番地がアドレスされる。次いでD2がオンさ
れるとCPU2はオフ中の時間データ(音長デー
タ)T1を出力し、上記3番地に書込む。そして
4番地をアドレスする。
音高がD2、4分音符の第2楽音以下の各楽音
についても同様にして一対の音階データ、音長デ
ータがそのオン時、オフ時にCPU2から出力さ
れ、楽音情報自動演奏部18に書込まれる。第8
図はこのようにして楽音情報自動演奏部18に書
込まれた第4図の曲のメロデイ情報を示す。而し
て第8図は、音高A2、音長2分音符の第7楽音
までのメロデイ情報が具体的に示してあり、以下
の楽音については図示省略した。またメロデイ情
報の最後には所定操作により、エンドコードを書
込んでおく。なお、上述したマニユアル演奏時の
操作鍵の出力は、楽音作成部3に送られるので、
その楽音信号が作成され、スピーカ15からその
楽音が放音される。
次に上述したメロデイ情報のプリセツト動作と
並行して行なわれるリズム情報、効果の種類のプ
リセツト動作は、第2図のフローチヤートにした
がつて行なわれる。即ち、はじめに、リズムスタ
ート/ストツプスイツチ6をオンし、ノーマルリ
ズムをスタートさせると、CPU2はRAM19に
対し書込み指令のリード/ライト制御信号R/W
を印加する。そして第2図1のフローチヤート中
のステツプP1の処理を実行し、アドレスカウン
タ22をリセツトし、RAM19の0番地をアド
レス指定する。次に、ステツプP2の処理により、
上記リズムスタート/ストツプスイツチ6のオン
操作が判断され、YES(「Y」)となつてステツプ
P3に進む。そのためCPU2はクロツクCLKの出
力を開始し、それを拍子カウンタ11、カウンタ
21に与えてカウントさせると共に、リズム部2
4、フイルイン部25、エンデング部26に与え
て各パターンデータの読出し動作を実行させる。
拍子カウンタ11ではクロツクCLKのカウント
が行なわれて設定された拍に応じた速度によりキ
ヤリー出力端子Cから拍子クロツクが出力し、ア
ンドゲート12に入力している。而してアンドゲ
ート12の他端にはフイルインスイツチ5の出力
(いまは“0”信号)がインバータ13を介し入
力しており、したがつてアンドゲート12は開成
されているから、上記拍子クロツクはアンドゲー
ト12から出力し、CPU2の入力端子Hに印加
される。
次にステツプP4のRルーチンの実行が第2図
2のフローチヤートにしたがつて行なわれる。即
ち、先ず、ステツプR1の判断処理により録音中
か否かが判断され、録音中であるからステツプ
R2へ進み、現在0番地か否かが判断される。い
ま0番地であり、そのためステツプR5に進み、
リズム情報および効果の種類の状態変化を表わす
4ビツトデータをRAM19に書込む。この場
合、放音状態の変化があつたビツトに“1”がた
つ。なお、ノーマルリズム、ビブラートについて
は、放音状態が変化したという判断は各対応する
スイツチのオン、オフのタイミングを見れば良
い。又、フイルイン、エンデイングについては、
夫々の放音が開始されたことは、各スイツチのオ
ンタイミングを判断すればよいが、放音が終了し
たという判断は、各スイツチのオフ後、拍子カウ
ンタ11からのキヤリー信号の入力タイミングで
行なう。いま、この4ビツトデータの第4ビツ
ト、第3ビツト、第2ビツト、第1ビツトは
夫々、ビブラート、エンデイング、フイルイン、
ノーマルリズムに対応づけられているものとする
と、今回、リズムスタート/ストツプスイツチ6
のみがオン操作されたから、上記4ビツトデータ
は「0001」となり、RAM19の0番地に設定さ
れる。第5図はこの状態を図式的に示している。
次にステツプR6の処理によりアドレスカウン
タ22が+1されてRAM19の1番地がアドレ
スされる。次にステツプR7の処理によりカウン
タ21がリセツトされ、またステツプR8のリタ
ーン処理後、ステツプP5に進行する。その結果
CPU2は以後、ノーマル信号を“1”として出
力し、セレクタ23に与えるようになり、而して
セレクタ23はリズム部24から読出されるノー
マルリズムのパターンデータを選択し、リズム音
作成部27へ与える。したがつてリズム音作成部
27は入力するパターンデータにしたがつたノー
マルリズムのリズム音信号を作成し、加算回路1
4へ供給する。そのためメロデイ音と共にそのノ
ーマルリズムがスピーカ15から、リズムスター
ト/ストツプスイツチ6のオン操作と共に放音開
始される。
次にステツプP6に進み、フイルインスイツチ
5がオンされたか否かの判断処理が実行され、
「N0」(「N」)であるからステツプP13に進み、エ
ンドスイツチ7がオンされたか否かの判断処理が
実行され、「N」であるからステツプP21に進み、
上記リズムスタート/ストツプスイツチ6がオフ
されたか否かの判断処理が実行され、「N」であ
るからステツプP25に進む。そしてビブラートス
イツチ8がオンされたか否かの判断処理が実行さ
れ、「N」となつてステツプP28に進み、ビブラー
トスイツチ8がオフされたか否かの判断処理が実
行され、矢張、「N」となつてステツプP6に戻
る。
以後は、リズムスタート/ストツプスイツチ6
をオンしたのち時間t1が経過した、メロデイの第
4楽音の発音タイミング時にフイルインスイツチ
5をオンするまでの間は、上記ステツプP6,P13
P21,P25,P28が繰返され、メロデイの第3楽音
までの各楽音とノーマルリズムとが放音されるだ
けであり、RAM19への書込み状態は変化しな
い。そして、フイルインスイツチ5がオンされる
と、ステツプP6にて、そのことが判断され、
「Y」となつて、ステツプP7のRルーチン実行処
理に入る。
即ち、ステツプR1の処理後、ステツプR2では
「N」となり、ステツプR3に進む。その結果、
RAM19の1番地に、そのときのカウンタ21
による時間情報(即ち、音長データとなる)「t1
が書込まれる(第5図参照)。次にステツプR4
進み、アドレスカウンタ22が+1されてRAM
19の2番地が設定される。次にステツプR5
処理によりRAM19の2番地にあらたな状態変
化による4ビツトデータが書込まれるが、いまの
場合、フイルインスイツチ5がオンされ、そのた
め、リズムスタート/ストツプスイツチはオフさ
れたと判断されたことになり、したがつて4ビツ
トデータは第5図に示すように、「0011」となり、
2番地に設定される。そして、ステツプR6,R7
は各処理により、RAM19の次の3番地がアド
レスされ、またカウンタ21は、リセツトされ
る。そしてステツプR8を介しステツプP8に進み、
ノーマル信号が“0”とされ、またステツプP9
ではフイルイン信号が“1”とされ、セレクタ2
3に印加される。そしてステツプP10では、フイ
ルインスイツチ5がオン中か否かが判断され、第
4図に示すように、更に第2小節中にフイルイン
スイツチ5がオフされるまでの間、このステツプ
P10が実行される。ここで、セレクタ23はフイ
ルイン部25からのパターンデータを選択してリ
ズム音作成部27に与える。そのためスピーカ1
5からは、フイルインのリズムがメロデイの第4
楽音以下の各楽音とともに放音される。
他方、フイルインスイツチ5がオンされたので
インバータ13の出力は“0”に反転してアンド
ゲート12を閉成し、この間、拍子クロツクが
CPU2の入力端子Hに印加されることが禁止さ
れている。
上記フイルインスイツチ5を第2小節の途中で
オフすると、上記ステツプP10においてフイルイ
ンスイツチ5のオフ状態が先ず判断され、ステツ
プP11に進む。ステツプP11では上記入力端子Hに
拍子クロツクが印加されたか否かが判断され、而
してフイルインスイツチ5のオフ操作により、そ
れまで閉成されていたアンドゲート12が開成さ
れ、第3小節の開始時に1発、拍子クロツクが出
力して入力端子Hに印加される。そのためステツ
プP11では「Y」となり、ステツプP12に進んでフ
イルイン信号が“0”とされる。次にステツプ
P4に戻り、Rルーチンが実行される。
即ち、ステツプR1,R2の各実行後、ステツプ
R3ではRAM19の3番地にそのときのカウンタ
21の時間情報t2が書込まれる。そしてステツプ
R4では、RAM19の4番地がアドレスされるよ
うになる。また、ステツプR5では、フイルイン
のオフ状態への変化、リズムスタート/ストツプ
スイツチ6がオンされたと判断されることによる
状態変化に応じてRAM19の4番地に4ビツト
データ「0011」が書込まれる。次にステツプR6
R7の各処理によりRAM19の5番地が指定さ
れ、またカウンタ21がリセツトされて次の計時
を開始する。そして、ステツプR8を介しステツ
プP5に進む。
ステツプP5ではノーマル信号が“1”とされ、
セレクタ23へ与えられる。そして第4図に示す
ように、次に更に時間t3が経過し、ビブラートス
イツチ8がオンされるまでの間、ステツプP6
P13,P21,P25,P28が繰返し実行される。そして
この間、セレクタ23はノーマルリズムのパター
ンデータを選択し、したがつてノーマルリズムが
第3小節のメロデイ音と共にスピーカ15から放
音される。
上記時間t3が経過する、第3小節の第3楽音の
発音タイミングにビブラートスイツチ8をオンす
ると、そのオン操作がステツプP25の判断処理に
より判断され、ステツプP20のRルーチン実行に
入る。即ち、ステツプR1,R2の実行後ステツプ
R3では、RAM19の5番地に時間情報t3が書込
まれる。そしてステツプR4では次の6番地が設
定され、またステツプR5ではビブラートスイツ
チ8のオン操作に伴い、4ビツトデータ「1000」
が作成され、RAM19の6番地に書込まれる。
次にステツプR6,R7により次の7番地が設定
され、またカウンタ21がリセツトされ、次いで
ステツプR8を介しステツプP27に進む。そのため
ビブラート信号が“1”とされ、ビブラート制御
部16へ与えられる。そして第4図にみられるよ
うに、次に時間t4が経過したところでビブラート
スイツチ8がオフされるまでの間、ステツプP28
P6,P13,P21,P25が繰返される。而してこの間、
発生中のノーマルリズムとメロデイにはビブラー
ト効果が付与されて放音される。
上記時間t4が経過する第3小節の第5楽音の発
音タイミングにビブラートスイツチ8をオフする
と、そのことがステツプP28により判断され、ス
テツプP29のRルーチン実行処理に入る。
即ち、ステツプR1,R2実行後、ステツプR3
は、RAM19の7番地に時間情報t4が書込まれ
る。次にステツプR4により8番地が設定され、
更にステツプR5では、ビブラートスイツチ8の
オフ操作により4ビツトデータ「1000」が上記8
番地に書込まれる。そしてステツプR6,R7では、
次の9番地が設定され、またカウンタ21がリセ
ツトされる。そしてステツプR8を介しステツプ
P30に進み、ビブラート信号が“0”とされる。
次いで第4図に示す時間t5が更に経過し、第4小
節の開始時にエンデイングスイツチ7がオンされ
るまでの間は、ステツプP6,P13,P21,P25,P28
が繰返される。またこの間、ノーマルリズムと第
3小節の第5楽音のメロデイが放音される。
上記時間t5の経過後、エンデングスイツチ7を
オンすると、そのことがステツプP13により判断
され、ステツプP14のRルーチン実行に進む。即
ち、ステツプR1,R2の処理後、ステツプR3では
上記9番地に時間情報t5が書込まれる。そして10
番地が設定され、そこにエンデイングスイツチ7
をオン操作し、リズムスタート/ストツプスイツ
チ6がオフ操作されたと判断されることによる4
ビツトデータ「0101」が書込まれる(ステツプ
R4,R5)。そしてステツプR6,R7では次の11番
地が設定され、またカウンタ21がリセツトされ
る。次にステツプR8を介してステツプP15に進
み、ノーマル信号が“0”とされ、またステツプ
P16ではエンデイング信号が“1”とされ、夫々、
セレクタ23に印加される。そしてステツプP17
に進み、第4小節の終了時に、CPU2の入力端
子Hに拍子クロツクが印加されるまでの間、その
印加か否かが判断中となり、而してこの間、セレ
クタ23はエンデイング部26のパターンデータ
を選択してリズム音作成部27へ与え、そのため
スピーカ15からは、マニユアル演奏される第4
小節の各楽音のメロデイと、エンデイングのリズ
ムとが放音される。
上記入力端子Hに拍子クロツクが印加される
と、ステツプP17からステツプP18に進行し、Rル
ーチンが実行される。即ち、ステツプR1,R2
行後、ステツプR3では、上記11番地に第4小節
終了時の第5図に示す時間情報t6が書込まれ、ま
た次の12番地が設定される(ステツプR4)。次に
ステツプR5では、上記12番地に4ビツトデータ
「0100」が設定される。次にステツプR6,R7によ
り13番地が設定され、またカウンタ21がリセツ
トされたのち、ステツプR8を介しステツプP19
進み、エンデイング信号が“0”とされ、またス
テツプP20ではクロツクCLKの出力が停止され
る。これによりメロデイのマニユアル演奏の終了
と共に、エンデイングリズムも放音停止する。そ
して、その結果、リズム情報、効果の種類として
は、第5図のようにRAM19にプリセツトデー
タが設定されたことになる。
第2図1のフローチヤート中のステツプP22
P23,P24については上述した例では説明しなかつ
たが、これは第4図の楽譜例とは異なり、エンデ
イングのパターンで終了せずに、単にノーマルの
リズムパターンのまま、リズムを終了させるた
め、リズムスタート/ストツプスイツチ6をオフ
した場合に実行される。この場合には、上記ステ
ツプP22,P23,P24では、特にリズムスタート/
ストツプスイツチ6のオン操作に伴う録音処理が
実行されるが、上述した他の録音処理の場合と同
様であり、その詳細説明は省略する。
次に、上述した録音処理により楽音情報自動演
奏部18、RAM19に夫々プリセツトされた第
4図の楽譜のメロデイ情報、リズム情報、効果の
種類の各データを読出して順方向のオートプレイ
または逆方向のオートプレイを行なう場合の動作
を、第3図のフローチヤートを参照して説明す
る。なお、この第3図のフローチヤートはRAM
19からリズム情報、効果の種類を読出し、オー
トプレイさせるフローである。他方、楽音情報自
動演奏部18のメロデイ情報に対するフローは、
図示省略するが、公知のフローで実行可能であ
る。
先ず、順方向のオートプレイから説明する。こ
の場合、はじめに順転スイツチ9をオンすると、
その出力がCPU2の端子Aに入力し、第4図の
曲のオートプレイが開始する。即ち、メロデイの
方では、CPU2は楽音情報自動演奏部18に対
するアドレスカウンタ(図示略)をこのオートプ
レイ開始時にリセツトし、その0番地から音階デ
ータ「0001011」を読出し、次に1番地から音長
データ「T3」を読出して処理する(第8図参
照)。このとき0番地の音階データの最下位ビツ
トの“1”は、いま順方向のオートプレイである
から発音させるオンデータとみなされる。
その結果、音高C2(4分音符)の第1楽音に対
する作成情報がCPU2から楽音作成部3に対し
与えられ、スピーカ15から放音開始される。そ
してCPU2内の内部カウンタ(図示略)により
上記音長データ「T3」の経過が判断されると、
2番地から次の音階データ「0001010」が、また
3番地から次の音長データ「T1」が夫々読出さ
れる。このとき2番地からの音階データの最下位
ビツトの“0”は、いま順方向のオートプレイで
あるから消音させるオフデータとみなされる。そ
の結果、CPU2は楽音作成部3に対し第1楽音
の消音指令を与え、消音させる。そして、3番地
からの音長データ「T1」の経過が判断されると
次の4番地、5番地が順次アドレスされて、第2
楽音の音階データ、音長データが夫々読出され
る。
メロデイの第2楽音以下の各楽音の順方向のオ
ートプレイは上述した第1楽音の場合と全く同様
であり、その詳細は説明省略するが、第4小節の
最後にプリセツトしたエンドコードが読出される
とオートプレイ動作はすべて終了する。
他方、リズム情報、効果の方のオートプレイで
は、上記順転スイツチ9のオン操作は、第3図1
のフローチヤートのステツプQ1にて判断され、
「Y」となつてステツプQ2に進行し、アドレスカ
ウンタ22がリセツトされる。次にステツプQ4
にてカウンタ21がリセツトされる。そしてクロ
ツクCLKが出力開始され、拍子カウンタ11等
に供給される(ステツプQ5)。次にRAM19の
0番地から、第5図に示す4ビツトデータ
「0001」が読出され、CPU2に入力する。そして
ステツプQ7のSルーチンに進み、第3図2のフ
ローチヤートが実行される。
即ち、ステツプS1では、上記4ビツトデータ中
のリズムビツト(第1ビツト)が“1”か否かが
判断され、而していま、状態変化を表わす“1”
となつているから「Y」となり、ステツプS2に進
行してノーマル信号の出力状態が反転され、“0”
から“1”へ変り、セレクタ23へ印加される。
次にステツプS3に進み、フイルインビツト(第2
ビツト)が“1”か否か判断され“0”であるか
ら「N」となり、ステツプS5に進む。そしてエン
ドビツト(第3ビツト)が“1”か否かが判断さ
れ、“0”であるから、「N」となり、ステツプS7
に進み、ビブラートビツト(第4ビツト)が
“1”か否かが判断され、“0”であるからステツ
プS9のリターン処理実行後、ステツプQ8に進行
する。そして順転中か否かが判断され、「Y」と
なつてステツプQ9に進み、アドレスカウンタ2
2が+1されて1番地を設定される。次にステツ
プQ11に進み、一致回路20から“1”の一致信
号EQがCPU2の端子EQに入力したか否かが判
断される。而して一致回路ではカウンタ21から
の時間情報と、RAM19の1番地からの時間情
報t1との比較動作が行なわれている。したがつて
“1”の一致信号EQが出力する第1小節の第4楽
音の発音タイミングまでの間、ステツプQ11の処
理が続行され、この間において、セレクタ23は
リズム部24からのパターンデータを選択出力
し、そのため上述した順転スイツチ9のオン操作
後、ノーマルリズムがスタートし、また同時にメ
ロデイの第1楽音も上述した動作により発音開始
する。そしてこのノーマルリズムの放音中、メロ
デイの第2楽音、第3楽音も放音される。
時間t1が経過し、“1”の一致信号EQが出力す
ると、ステツプQ12に進み、順転か否かが判断さ
れ、「Y」となつてステツプQ13に進み、アドレ
スカウンタ22が+1されてRAM19の2番地
がアドレスされる。そのため上記2番地から4ビ
ツトデータ「0011」が読出され、次いでステツプ
Q15のSルーチン実行に進む。
即ち、ステツプS1では「Y」となり、ステツプ
S2に進んでノーマル信号が反転され、“0”とな
る。次にステツプS3ではフイルインビツト(第2
ビツト)の“1”が判断され、ステツプS4に進ん
でフイルイン信号が“0”から“1”へ反転さ
れ、セレクタ23へ印加される。そしてステツプ
S5,S7,S9の各処理後、ステツプQ10に進み、ノ
ーマル信号、フイルイン信号、エンデイング信号
がすべて“0”信号か否かが判断され、「N」と
なつてステツプQ8に進む。そしてステツプQ8
Q9が夫々実行され、RAM19の3番地から次の
時間情報t2が読出され、一致回路20に設定され
る。なお、このときカウンタ21はリセツトされ
る。そして更に時間t2が経過する第3小節の開始
時までの間、ステツプQ11の判断処理が実行さ
れ、而してこの間、先のノーマルリズムに替つて
フイルインが自動演奏され、同時にメロデイは、
第1小節の第4楽音、第2小節の各楽音が放音さ
れる。
上記時間t2が経過すると、上記ステツプQ11
てそのことが判断され、次いでステツプQ12
Q13が実行され、RAM19の4番地から4ビツ
トデータ「0011」が読出される。そしてステツプ
Q15に進み、Sルーチンが実行される。
このSルーチンでは、ステツプS1,S2,S3
S4,S5,S7,S9が夫々実行され、ステツプQ16
戻る。そのためノーマル信号が“1”へ、またフ
イルイン信号が“0”に夫々反転される。更にス
テツプQ8,Q9,Q11の処理によりRAM19の5
番地から時間情報t3が読出され、一致回路20に
与えられ、またカウンタ21がリセツトされる。
したがつて第3小節からフイルインに替りノーマ
ルリズムがスタートし、メロデイと共に自動演奏
される。
上記時間t3が経過すると、ステツプQ11,Q12
Q13の各処理によりRAM19の6番地から4ビ
ツトデータ「1000」が読出され、次いでステツプ
Q15のSルーチン実行に入る。
即ち、上記4ビツトデータから、ステツプS1
S3,S5の各処理後、ステツプS7ではビブラートビ
ツト(第4ビツト)の“1”が判断され、ステツ
プS8に進行してビブラート信号が“0”から
“1”へ反転され、ビブラート制御部16へ印加
される。そしてステツプS9,Q16,Q5,Q9を介し
ステツプQ11に進行する。而してRAM19の7
番地から時間情報t4が読出され、一致回路20に
与えられる。そしてカウンタ21がリセツトさ
れ、また上記時間t4が経過するまでの間、ノーマ
ルリズムと第3小節の第3、第4楽音に対しビブ
ラート効果が付加された自動演奏が行なわれる。
時間t4が経過し、ビブラート信号が“0”へ反
転されるときの動作はビブラート信号が“1”に
反転したとき同様である。そしてRAM19の9
番地から時間情報t5が読出され、一致回路20に
与えられる。そしてその時間t5が経過するまでの
間、ステツプQ11が実行され、この間、ノーマル
リズムと、第3小節の第5楽音とが自動演奏され
る。そして第4小節に入ると、ステツプQ12
Q13の実行により、10番地から4ビツトデータ
「0101」が読出される。そしてステツプQ15のS
ルーチン実行では、ステツプS1,S2,S3の各処理
により、ノーマル信号が“0”に反転される。ま
たステツプS5では、エンドビツト(第3ビツト)
の“1”が判断され、ステツプS6に進行してエン
デイング信号が“0”から“1”へ反転され、セ
レクタ23へ印加される。そしてステツプS7
S9,Q16,Q8,Q9を介しステツプQ11に進む。こ
の間、11番地から時間情報t6が読出され、ステツ
プQ11の判断処理が実行される。したがつて第4
小節の開始と共にノーマルリズムに替つてエンデ
イングがスタートする。
上記時間t6が経過するとステツプQ12,Q13の各
処理によりRAM19の12番地から4ビツトデ
ータ「0100」が読出される。そしてステツプQ15
のSルーチン実行では、エンデイング信号が
“0”へ反転される。したがつてエンデイングも
メロデイと共に消音する。次いでステツプQ16
は、ノーマル信号、フイルイン信号、エンデイン
グ信号が共に“0”であることが判断され、順方
向のオートプレイが完全に終了する。
次に第4図の曲の逆方向オートプレイ動作を説
明する。この場合もメロデイと、リズム、効果は
並行して読出され、自動演奏されるが、説明の便
宜上、メロデイの方から説明する。
即ち、先ず、逆転スイツチ10をオンするとそ
の出力がCPU2の端子Bへ入力し、逆方向オー
トプレイがスタートする。そしてCPU2はこの
とき、楽音情報自動演奏部18に対する上記アド
レスカウンタに対し、メロデイ情報のエンドコー
ドが記憶されている番地をプリセツトする。次に
そのエンドコードの処理後、アドレスカウンタを
インクリメントしながら、一対の音長データと音
階データとを読出し、発音、消音の再生処理を行
なう。この場合、音階データ中の最下位ビツトの
データ“1”は逆方向オートプレイであるから消
音させるオフデータとみなされ、またデータ
“0”は発音させるオンデータとみなされる。し
たがつてメロデイの、例えば第1、第2楽音が逆
方向に再生される場合、第8図に示す5,6番地
の音階データ、音長データから、先ず、音高D2
の楽音が音長データ「T3」分だけ発音し、次い
で3,4番地より音高D2の楽音が音長データ
「T1」分だけ消音される。次に1,2番地より音
高C1の楽音が音長データ「T3」分だけ発音し、
0番地により音高C1が消音する。
他方、リズム、効果の逆方向オートプレイの動
作は、逆転スイツチ10のオン操作によつて第3
図のフローチヤートがスタートし、ステツプQ1
にて「N」と判断される。そのためステツプQ3
に進み、アドレスカウンタ22に所定値、即ち、
RAM19の最終のデータを記憶する12番地がセ
ツトされる。そして以後は、上述した順方向オー
トプレイ同様にして、ステツプQ4以下の各ステ
ツプの処理が実行され、逆方向の再生が行われ
る。
第3図1のフローチヤート中のステツプQ10
ステツプQ14は逆方向再生であるからアドレスカ
ウンタ22をデクレメントする処理である。
例えば、上記12番地の4ビツトデータの場合、
上記ステツプQ3の実行後、ステツプQ4,Q5が実
行され、そしてステツプQ6により4ビツトデー
タ「0100」が読出されると、次のステツプQ7
Sルーチン実行により、ステツプS1,S3の実行
後、ステツプS5にてエンドビツトの“1”が判断
される。そしてステツプS6に進行し、エンデイン
グ信号は、“0”から“1”へ反転され、その結
果、既に述べた動作にしたがつてエンデイングリ
ズムが放音開始される。
時間t6の経過後、10番地より「0101」が読出さ
れ、ステツプS1にて「Y」と判断され、ステツプ
S2に進み、ノーマル信号が「0」から「1」に反
転する。次にステツプS3,S5に進み、「Y」と判
断され、ステツプS6にて、エンデイング信号が
「1」から「0」に反転する。従つて、エンデイ
ングのリズムから、ノーマルのリズムが放音され
る。以後、時間t5が経過すると、8番地が読出さ
れ、ステツプS7にて「Y」と判断され、ビブラー
ト信号が「0」から「1」へと反転する。そし
て、t4の時間が経過するまで、つまり第3小節の
第4,3番目の楽音F2,G2にビブラート効果が
付加される。次に6番地が読出され、ステツプ
S7,S8により、ビブラート信号「1」から「0」
に反転し、ビブラート効果が解除される。そし
て、t3の経過後、4番地が読出され、ステツプ
S1,S2により、ノーマル信号が「1」から「0」
に反転し、又ステツプS3、S4により、フイルイン
信号が「0」から「1」へ反転する。従つて、t2
の時間が経過するまでフイルインのリズムが放音
される。次に、第1小節の第3楽音E2が放音す
ると同時に、2番地からのデータに従つて、フイ
ルインのリズムに変つて、ノーマルのリズムが放
音する。最後は、第1小節の第1楽音C2の放音
が終了すると同時に、0番地からのデータに従つ
て、ノーマルのリズムが終了し、逆方向のオート
プレイが終了する。 以上、逆方向のオートプレ
イも、順方向のオートプレイの時と全く同じ位置
に、リズム情報、効果の種類が付加される。
次に、例えば第4図の曲を単にマニユアル演奏
する場合の動作を、第2図のフローチヤートに戻
つて簡単に説明する。パワースイツチのオン後、
リズムスタート/ストツプスイツチ6をオンして
ノーマルリズムをスタートさせ、同時に鍵操作を
開始する。このため既に述べたステツプP1〜P3
の処理実行後、ステツプP4のRルーチン実行で
は、ステツプR1にて録音中ではないので「N」
と判断され、ステツプR8を介しステツプP5に戻
る。そのためステツプP5の処理によりノーマル
信号が“1”として出力され、即ち、ノーマルリ
ズムが実際に、マニユアルのメロデイ音と共に以
後放音される。そして以後は曲の進行にしたがつ
てメロデイを演奏し、またフイルインスイツチ
5、ビブラートスイツチ8、エンデイングスイツ
チ7を夫々、オン、オフすれば、既に述べた第2
図のフローチヤートが、上記リズムスタート/ス
トツプスイツチ6のオン操作同様に実行される
が、その詳細説明は省略する。
尚、上記実施例のリズムのほかにイントロフイ
ルインを設けてもよい。また効果もビブラートの
ほかに、サステイン、トレモロ等を用いてもよ
い。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したように、自動演奏パタ
ーンが実際に変化したタイミングを捉えてこれを
記憶するようにしたので、変更された自動演奏パ
ターンが所定のタイミングで自動的に変更前の自
動演奏パターンに復帰するタイプの自動演奏装置
において、変更された自動演奏パターンに基づく
自動演奏区間を順方向の再生時と逆方向の再生時
とで一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を電子鍵盤楽器に適用した実
施例のブロツク回路図、第2図1,2は夫々、通
常のマニユアル演奏および録音の各動作を説明す
るフローチヤートを示す図、第3図1,2は
夫々、順方向オートプレイ、逆方向オートプレイ
の各動作を説明するフローチヤートを示す図、第
4図は曲の一例を示す楽譜の図、第5図はRAM
19に記憶された第4図の曲のリズム、効果のデ
ータ状態図、第6図はメロデイの音名コードを示
す図、第7図はオクターブコードを示す図、第8
図は楽音情報自動演奏部18に記憶された第4図
の曲のメロデイのデータ状態図である。 1……鍵盤、2……CPU、3……楽音作成部、
4……発振部、5……フイルインスイツチ、6…
…リズムスタート/ストツプスイツチ、7……エ
ンデイングスイツチ、8……ビブラートスイツ
チ、9……順転スイツチ、10……逆転スイツ
チ、11……拍子カウンタ、15……スピーカ、
16……ビブラート制御部、18……楽音情報自
動演奏部、19……RAM、20……一致回路、
21……カウンタ、22……アドレスカウンタ、
24……リズム部、25……フイルイン部、26
……エンデイング部、27……リズム音作成部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 自動演奏パターンを供給する供給手段と、 この供給手段により供給される自動演奏パタ
    ーンに基づいて自動演奏を実行する自動演奏手
    段と、 自動演奏パターンの変更指示に基づき、上記
    供給手段の供給する自動演奏パターンを第1の
    自動演奏パターンから第2の自動演奏パターン
    に変更する第1の変更手段と、 所定のタイミングにおいて、上記供給手段の
    供給する自動演奏パターンを、上記第2の自動
    演奏パターンから上記第1の自動演奏パターン
    に自動復帰させる復帰制御手段と、 上記供給手段の供給する自動演奏パターンが
    変更される毎に変更情報を記憶する記憶手段
    と、この記憶手段から上記変更情報が読み出さ
    れる毎に、上記供給手段の供給する自動演奏パ
    ターンを変更する第2の変更手段と、 を有することを特徴とする自動演奏装置。 (2) 上記所定のタイミングとは、自動演奏におけ
    る小節の区切りのタイミングであることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の自
    動演奏装置。
JP12678783U 1983-08-18 1983-08-18 自動演奏装置 Granted JPS6054192U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12678783U JPS6054192U (ja) 1983-08-18 1983-08-18 自動演奏装置

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JPS6054192U JPS6054192U (ja) 1985-04-16
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