JPS6364538B2 - - Google Patents
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- JPS6364538B2 JPS6364538B2 JP24987784A JP24987784A JPS6364538B2 JP S6364538 B2 JPS6364538 B2 JP S6364538B2 JP 24987784 A JP24987784 A JP 24987784A JP 24987784 A JP24987784 A JP 24987784A JP S6364538 B2 JPS6364538 B2 JP S6364538B2
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- 238000009940 knitting Methods 0.000 claims description 61
- 238000009944 hand knitting Methods 0.000 claims description 6
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 6
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 6
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 5
- 244000126211 Hericium coralloides Species 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000007812 deficiency Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Knitting Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、両盤型手編機における一方針床の編
針(以下外し針という)に懸吊された編目を、他
方針床の編針(以下懸り針という)に移転させる
ようにした両盤型手編機の編目移転装置に関する
ものである。
針(以下外し針という)に懸吊された編目を、他
方針床の編針(以下懸り針という)に移転させる
ようにした両盤型手編機の編目移転装置に関する
ものである。
(従来の技術)
従来、この種の両盤型手編機の編目移転装置と
しては、一方の針床を他方の針床に対し、編針列
設ピツチ内の所定量左右方向へずれた位置に配置
して、その外し針に懸吊された編目を所定量ずれ
た懸り針と対応する位置に傾斜状態に配置し、こ
の状態でのキヤリジ摺動に伴つて、ラツチの後方
への倒伏を阻止したまま外し針を前進させて、そ
のフツク内に懸吊された編目を移転するようにし
たものは、例えば、特公昭41−9821号明細書記載
技術として既に周知である。
しては、一方の針床を他方の針床に対し、編針列
設ピツチ内の所定量左右方向へずれた位置に配置
して、その外し針に懸吊された編目を所定量ずれ
た懸り針と対応する位置に傾斜状態に配置し、こ
の状態でのキヤリジ摺動に伴つて、ラツチの後方
への倒伏を阻止したまま外し針を前進させて、そ
のフツク内に懸吊された編目を移転するようにし
たものは、例えば、特公昭41−9821号明細書記載
技術として既に周知である。
しかして、この従来技術では、編目移転動作
時、編目に作用する張力変動等に起因して両編針
が左右方向へぐらつき、外し針の編目内に懸り針
のフツクが正確に突入せず、外し針から懸り針に
編目を確実に移転できないという欠点があつた。
時、編目に作用する張力変動等に起因して両編針
が左右方向へぐらつき、外し針の編目内に懸り針
のフツクが正確に突入せず、外し針から懸り針に
編目を確実に移転できないという欠点があつた。
この欠点を解消するため、実開昭50−134460号
公報に開示されているように、一方の針床と他方
の針床を対向に配置し、外し針と懸り針とをクシ
歯に圧接した状態にて両針を左右方向へ一定の位
置関係に規制し、外し針の編目内に懸り針のフツ
クを突入させるようにしたものや、又、特開昭57
−61749号公報に示されているように、キヤリジ
に設けた針位置規制部材が、外し針と懸り針の前
方部分に係合して、両編針の前方部分を左右方向
へ一定の位置関係に規制し、外し針に編目内に懸
り針のフツクが突入するようにしたものがある。
公報に開示されているように、一方の針床と他方
の針床を対向に配置し、外し針と懸り針とをクシ
歯に圧接した状態にて両針を左右方向へ一定の位
置関係に規制し、外し針の編目内に懸り針のフツ
クを突入させるようにしたものや、又、特開昭57
−61749号公報に示されているように、キヤリジ
に設けた針位置規制部材が、外し針と懸り針の前
方部分に係合して、両編針の前方部分を左右方向
へ一定の位置関係に規制し、外し針に編目内に懸
り針のフツクが突入するようにしたものがある。
しかるに、前者のものでは、懸り針のフツクが
外し針の編目に突入するとき、懸り針のフツク先
端が外し針のステム下部に突き当り、この突き当
りが外れたとき外し針の編目から外れて編目に突
入せず、外し針から懸り針に編目を移転できない
という欠点がある。
外し針の編目に突入するとき、懸り針のフツク先
端が外し針のステム下部に突き当り、この突き当
りが外れたとき外し針の編目から外れて編目に突
入せず、外し針から懸り針に編目を移転できない
という欠点がある。
又、後者のものでは、針位置規制部材は外し針
と懸り針の前方部分に係合し、その両編針の前方
部分を一定位置関係に規制するようにしたもので
ある。即ち、編目移転動作時、外し針はベラ抜け
位置の前方に進出させられており、ベラの回動中
心より後方の編目懸吊付近では、外し針自体の曲
り等で左右方向位置が安定していない。従つて、
外し針の編目内に懸り針のフツクが正確に突入し
ないという欠点があり、又針位置規制部材を一対
の歯車によつて構成した場合、編目に作用する張
力変動等に起因して両針が左右方向へぐらつき、
歯車の正常な位置に係合せず外し針の編目を懸り
針に移転できないという不都合を生じた。更に
は、キヤリジが編成区間に進入するとき、歯車の
位置が不安定なため、歯の先端が針に突き当り、
正確に係合せず、キヤリジ進入側の編目のいくつ
かを懸り針に移転できないという欠点があつた。
と懸り針の前方部分に係合し、その両編針の前方
部分を一定位置関係に規制するようにしたもので
ある。即ち、編目移転動作時、外し針はベラ抜け
位置の前方に進出させられており、ベラの回動中
心より後方の編目懸吊付近では、外し針自体の曲
り等で左右方向位置が安定していない。従つて、
外し針の編目内に懸り針のフツクが正確に突入し
ないという欠点があり、又針位置規制部材を一対
の歯車によつて構成した場合、編目に作用する張
力変動等に起因して両針が左右方向へぐらつき、
歯車の正常な位置に係合せず外し針の編目を懸り
針に移転できないという不都合を生じた。更に
は、キヤリジが編成区間に進入するとき、歯車の
位置が不安定なため、歯の先端が針に突き当り、
正確に係合せず、キヤリジ進入側の編目のいくつ
かを懸り針に移転できないという欠点があつた。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明では従来技術における欠陥に鑑み、外し
針の編目位置の安定と共に、懸り針を障害なく確
実に外し針の編目内に突入させ得るよう計つたも
のである。
針の編目位置の安定と共に、懸り針を障害なく確
実に外し針の編目内に突入させ得るよう計つたも
のである。
(問題点を解決するための手段)
本発明では問題点の解決手段として、キヤリジ
に、外し針の先端部に係合し、該外し針にキヤリ
ジ摺動方向への移動作用と上昇作用とを与える針
カムと、前記外し針の上面に当接してその上昇を
阻止する阻止板とでなる一方向針寄せ機構を設け
ると共に、外し針を列設した針床のクシ歯に係合
しキヤリジの摺動に伴つて回転する起動歯車と、
該起動歯車に連動して回転し懸り針に係合して、
懸り針をしてクシ歯の中心に対しキヤリジ摺動方
向と逆方向に所定量移動させる針寄せ車を設け
た。
に、外し針の先端部に係合し、該外し針にキヤリ
ジ摺動方向への移動作用と上昇作用とを与える針
カムと、前記外し針の上面に当接してその上昇を
阻止する阻止板とでなる一方向針寄せ機構を設け
ると共に、外し針を列設した針床のクシ歯に係合
しキヤリジの摺動に伴つて回転する起動歯車と、
該起動歯車に連動して回転し懸り針に係合して、
懸り針をしてクシ歯の中心に対しキヤリジ摺動方
向と逆方向に所定量移動させる針寄せ車を設け
た。
(作 用)
外し針は一方向針寄せ機構により、キヤリジの
摺動方向へ偏倚(彎曲)し、そのベラ回動中心よ
り後方の編目を懸吊する部位付近をクシ歯に圧接
せしめられる。
摺動方向へ偏倚(彎曲)し、そのベラ回動中心よ
り後方の編目を懸吊する部位付近をクシ歯に圧接
せしめられる。
また、懸り針は、針寄せ車により、クシ歯の中
心に対しキヤリジの摺動方向と逆方向に所定量移
動せしめられて、確実に外し針の編目に対向す
る。
心に対しキヤリジの摺動方向と逆方向に所定量移
動せしめられて、確実に外し針の編目に対向す
る。
(実施例)
以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづい
て説明する。第1図ないし第3図において、1は
向板の針床で、その前方に多数のワイヤ状のクシ
歯2が等間隔をおいて固着されるとともに、各ク
シ歯2間にはフツク3a、ラツチ3b、バツト3
cを有する編針3が各別に前後方向へ移動可能に
配列されている。4は前記針床1を編台5に所定
角度に固定するための取付金具である。
て説明する。第1図ないし第3図において、1は
向板の針床で、その前方に多数のワイヤ状のクシ
歯2が等間隔をおいて固着されるとともに、各ク
シ歯2間にはフツク3a、ラツチ3b、バツト3
cを有する編針3が各別に前後方向へ移動可能に
配列されている。4は前記針床1を編台5に所定
角度に固定するための取付金具である。
6は前記針床1の前方にその針床1と略90゜の
傾斜角度をもつて、図示せぬ取付板により並設配
置された手前板の針床で、その前方に多数のワイ
ヤ状のクシ歯7が前記向板の針床1のクシ歯2と
同感覚で固着される。そして、各クシ歯7間には
フツク8a、ラツチ8b、バツト8cを有する編
針8が各別に前後方向移動と上方移動可能に、
又、左右方向にもその弾性により移動し得るよう
配置され、移動操作の開放時には元位置に復帰す
るようになつている。
傾斜角度をもつて、図示せぬ取付板により並設配
置された手前板の針床で、その前方に多数のワイ
ヤ状のクシ歯7が前記向板の針床1のクシ歯2と
同感覚で固着される。そして、各クシ歯7間には
フツク8a、ラツチ8b、バツト8cを有する編
針8が各別に前後方向移動と上方移動可能に、
又、左右方向にもその弾性により移動し得るよう
配置され、移動操作の開放時には元位置に復帰す
るようになつている。
手前板の針板6は向板の針床1に対し、第1図
に示すようにゴム編が可能な上方の使用位置と、
その位置から充分下降してゴム編をなさない下方
の不使用位置とに移動配置できるようになつてお
り、又、前記針床6は使用位置において、その各
編針8が向板の針床1の各編針3に対向する位置
と、対向せずに左右歩行へ編針間隔の2分の1だ
けずれた位置とに移動配置できるようになつてい
る。
に示すようにゴム編が可能な上方の使用位置と、
その位置から充分下降してゴム編をなさない下方
の不使用位置とに移動配置できるようになつてお
り、又、前記針床6は使用位置において、その各
編針8が向板の針床1の各編針3に対向する位置
と、対向せずに左右歩行へ編針間隔の2分の1だ
けずれた位置とに移動配置できるようになつてい
る。
編目移転用のキヤリジ9は前記向板の針床1及
び手前板の針床6上に編針列設方向へ摺動可能に
装架されている。そのキヤリジ9の内の向板針床
1と対応する部分9aの下面には、向板の針床1
上の編針3のバツト3cを導入案内するための懸
り針用通路10を構成する懸り針用カム11が固
定され、レール部12,13にて向板針床1の上
面に摺接するようになつている(第2図参照)。
又、前記キヤリジ9の内の手前板の針床6と対応
する部分9bの下面には、手前板の針床6上の移
転する編目Kを懸吊した編針8のバツト8cを導
入案内するための外し針用通路14と、その他の
編針8のバツト8cを導入案内するための休止通
路15とを構成する外し針用カム16が固定され
る。そして、その前縁には手前板の針床6の前縁
レール17に摺接する前レール18が設けられる
とともに、後縁には手前板の針床6の上面に摺接
する後レール19が設けられている。
び手前板の針床6上に編針列設方向へ摺動可能に
装架されている。そのキヤリジ9の内の向板針床
1と対応する部分9aの下面には、向板の針床1
上の編針3のバツト3cを導入案内するための懸
り針用通路10を構成する懸り針用カム11が固
定され、レール部12,13にて向板針床1の上
面に摺接するようになつている(第2図参照)。
又、前記キヤリジ9の内の手前板の針床6と対応
する部分9bの下面には、手前板の針床6上の移
転する編目Kを懸吊した編針8のバツト8cを導
入案内するための外し針用通路14と、その他の
編針8のバツト8cを導入案内するための休止通
路15とを構成する外し針用カム16が固定され
る。そして、その前縁には手前板の針床6の前縁
レール17に摺接する前レール18が設けられる
とともに、後縁には手前板の針床6の上面に摺接
する後レール19が設けられている。
第2図に示すように、前記懸り針用通路10に
は、ほぼラツパ状の導入カム20と、向板の針床
1上の編針3をそのフツク3aがクシ歯2の列設
線の後方から前方へ突出するように前進させる前
進カム21と、前進カム21にて前進した編針3
をそのフツク3aがクシ歯2の列設線上にほぼ一
致する位置まで後退させる後退カム22と、引き
続いて編針3をそのフツク3aがクシ歯2の列設
線の後方に配置される編成準備位置Xまで後退さ
せて、同位置Xにて導出させる小量後退カム23
とが形成されている。24は懸り針用通路10内
に設けた台形状の突出カムで、編針3のバツト3
cを下法に押圧した後解放し、ラツチ3bに振動
を付与する。
は、ほぼラツパ状の導入カム20と、向板の針床
1上の編針3をそのフツク3aがクシ歯2の列設
線の後方から前方へ突出するように前進させる前
進カム21と、前進カム21にて前進した編針3
をそのフツク3aがクシ歯2の列設線上にほぼ一
致する位置まで後退させる後退カム22と、引き
続いて編針3をそのフツク3aがクシ歯2の列設
線の後方に配置される編成準備位置Xまで後退さ
せて、同位置Xにて導出させる小量後退カム23
とが形成されている。24は懸り針用通路10内
に設けた台形状の突出カムで、編針3のバツト3
cを下法に押圧した後解放し、ラツチ3bに振動
を付与する。
25は編針3のラツチ3bの上方に設けたラツ
チ開放部材たる磁石で、突出カム24により振動
させられたラツチ3bを吸引してラツチ3bを起
立させる。
チ開放部材たる磁石で、突出カム24により振動
させられたラツチ3bを吸引してラツチ3bを起
立させる。
外し針通路13には、ほぼラツパ状の導入カム
26と、その導入カム26により導入された手前
板の針床6上の編針8を、選針位置Y(フツク8
aがクシ歯7の上方に突出し、かつ編目Kが開い
たラツチ8b上に懸吊された位置)からそのフツ
ク8aがクシ歯7の列設線とほぼ一致する位置ま
で後退させる後退カム27と、そのカム26にて
後退された編針8をほぼベラ抜け直前位置まで前
進させる中間前進カム28と、さらに編針8をベ
ラ抜け位置の前方に前進させるベラ抜けカム29
と、そのベラ抜けカム29を経た編針8をベラ抜
け位置の前方から後方へ後退させて、選針位置Y
(フツク8aがクシ歯7の上方に突出し、かつ編
目Kラツチ8bの回動中心付近に懸吊された位
置)に導出させる後退カム30が形成されてい
る。
26と、その導入カム26により導入された手前
板の針床6上の編針8を、選針位置Y(フツク8
aがクシ歯7の上方に突出し、かつ編目Kが開い
たラツチ8b上に懸吊された位置)からそのフツ
ク8aがクシ歯7の列設線とほぼ一致する位置ま
で後退させる後退カム27と、そのカム26にて
後退された編針8をほぼベラ抜け直前位置まで前
進させる中間前進カム28と、さらに編針8をベ
ラ抜け位置の前方に前進させるベラ抜けカム29
と、そのベラ抜けカム29を経た編針8をベラ抜
け位置の前方から後方へ後退させて、選針位置Y
(フツク8aがクシ歯7の上方に突出し、かつ編
目Kラツチ8bの回動中心付近に懸吊された位
置)に導出させる後退カム30が形成されてい
る。
又、前記外し針通路13の入口部分には切替カ
ム31が二位置間で切替可能に設けられ、この切
替カム31が第2図に実線で示す位置に切替配置
されたときには、編成準備位置Zにあるその他の
編針8のバツト8cを休止通路15に導入し、前
記切替カム31が同図に鎖線で示す位置に切替配
置されたときには、編成準備位置Zより前方にあ
るすべての編針8のバツト8cを外し針通路13
に導入するようになつている。
ム31が二位置間で切替可能に設けられ、この切
替カム31が第2図に実線で示す位置に切替配置
されたときには、編成準備位置Zにあるその他の
編針8のバツト8cを休止通路15に導入し、前
記切替カム31が同図に鎖線で示す位置に切替配
置されたときには、編成準備位置Zより前方にあ
るすべての編針8のバツト8cを外し針通路13
に導入するようになつている。
33は第2図に示すように、ラツチ制御ブラシ
32に続いて設けたラツチ支え板で、ラツチ制御
ブラシ32の前方ブラシ列32bの作用を引き継
いて編針8のラツチ8bを押える。押え部33a
と、その押え部33aの作用を受けた編針8のラ
ツチ8bを起立状態に保持する保持面33bとが
設けられている。又、33bは後述する針カムの
傾斜面によつて上昇させられた編針8のラツチ8
のすぐ後方の上面に当接して、編針8の上昇を一
定期間阻止する阻止板となる。
32に続いて設けたラツチ支え板で、ラツチ制御
ブラシ32の前方ブラシ列32bの作用を引き継
いて編針8のラツチ8bを押える。押え部33a
と、その押え部33aの作用を受けた編針8のラ
ツチ8bを起立状態に保持する保持面33bとが
設けられている。又、33bは後述する針カムの
傾斜面によつて上昇させられた編針8のラツチ8
のすぐ後方の上面に当接して、編針8の上昇を一
定期間阻止する阻止板となる。
ラツチ支え板33の近傍において、キヤリジ9
の下面に編地押え杆34がその基端を固定され、
後述する編目移転に際して既成の編目を下方へ押
さえるようになつている。又、前記キヤリジ9の
ほぼ中間部には透孔35が形成され、手前板の針
床6上の編針8のフツク8aが突出するのを許容
するようになつている。
の下面に編地押え杆34がその基端を固定され、
後述する編目移転に際して既成の編目を下方へ押
さえるようになつている。又、前記キヤリジ9の
ほぼ中間部には透孔35が形成され、手前板の針
床6上の編針8のフツク8aが突出するのを許容
するようになつている。
36は磁石25に続いて設けたラツチ押え板
で、磁石25によつて起立した編針3のラツチ3
bを開口倒伏する傾斜面36aと開口倒伏状態を
保持する保持部36bを備えている。
で、磁石25によつて起立した編針3のラツチ3
bを開口倒伏する傾斜面36aと開口倒伏状態を
保持する保持部36bを備えている。
37は取付部37aにてキヤリジ9の下面に固
着され、前記キヤリジ9の透孔35を貫通し上方
に突出している軸受板で、その軸受板37には下
端外側に多数の歯38aを有する針寄せ車38
と、上端にカサ歯車39を固着した軸40が座金
41,42を挿着し、ストツプリング43により
回転可能に取付けられている。
着され、前記キヤリジ9の透孔35を貫通し上方
に突出している軸受板で、その軸受板37には下
端外側に多数の歯38aを有する針寄せ車38
と、上端にカサ歯車39を固着した軸40が座金
41,42を挿着し、ストツプリング43により
回転可能に取付けられている。
44は起動歯車とカサ歯車の軸で、外周に多数
の歯45aを有し、手前板の針床6の前方に列設
したクシ歯7の先端部に係合し、キヤリジ9の摺
動に伴つて回転する起動歯車45をスプリングピ
ン46にて一端に固着し、他端に前記軸40に固
着したカサ歯車39に噛合うカサ歯車47が固着
される。そして、その一端は、前記起動歯車45
のキヤリジ9上面より突出した部分をおおうカバ
ー部48aを有する軸受48の孔48bに、他端
は前記軸受板37に設けた孔37bに回転可能に
嵌合されている。
の歯45aを有し、手前板の針床6の前方に列設
したクシ歯7の先端部に係合し、キヤリジ9の摺
動に伴つて回転する起動歯車45をスプリングピ
ン46にて一端に固着し、他端に前記軸40に固
着したカサ歯車39に噛合うカサ歯車47が固着
される。そして、その一端は、前記起動歯車45
のキヤリジ9上面より突出した部分をおおうカバ
ー部48aを有する軸受48の孔48bに、他端
は前記軸受板37に設けた孔37bに回転可能に
嵌合されている。
第2図及び第3図に示すように、針寄せ車38
の歯間谷部38bは、手前板の針床6のクシ歯7
に係合する起動歯車45の歯間谷部45bに対
し、クシ歯7の半径より少ない量(t)に相当す
る角度(α)だけずらして取付けられている。
の歯間谷部38bは、手前板の針床6のクシ歯7
に係合する起動歯車45の歯間谷部45bに対
し、クシ歯7の半径より少ない量(t)に相当す
る角度(α)だけずらして取付けられている。
49はキヤリジ9の内の向板針床1と対応する
部分9aの下面前方に固着された針カムで、前記
外し針通路13の中間前進カム28により前進し
た手前板の針床6上の編針8の先端に係合し、導
入傾斜部49aと、該編針8をキヤリジの摺動方
向へ移動すると同時に上方へ上昇する傾斜面49
bを有する。而して、該傾斜面49bによつて上
昇させられた編針8は、前記ラツチ支え板33の
阻止板33bに当接して一定期間上昇を阻止さ
れ、キヤリジ摺動方向に更に偏倚(彎曲)して編
目Kの懸吊付近をクシ歯7に圧接させられる。即
ち、これが一方向針寄せ機構である。49cは一
定期間上昇を阻止されて偏倚(彎曲)していた編
針8が解放された後、該編針8を上昇するカム山
である。
部分9aの下面前方に固着された針カムで、前記
外し針通路13の中間前進カム28により前進し
た手前板の針床6上の編針8の先端に係合し、導
入傾斜部49aと、該編針8をキヤリジの摺動方
向へ移動すると同時に上方へ上昇する傾斜面49
bを有する。而して、該傾斜面49bによつて上
昇させられた編針8は、前記ラツチ支え板33の
阻止板33bに当接して一定期間上昇を阻止さ
れ、キヤリジ摺動方向に更に偏倚(彎曲)して編
目Kの懸吊付近をクシ歯7に圧接させられる。即
ち、これが一方向針寄せ機構である。49cは一
定期間上昇を阻止されて偏倚(彎曲)していた編
針8が解放された後、該編針8を上昇するカム山
である。
そして、懸り針用通路10の編針(懸り針)3
が外し針用通路14の編針(外し針)8の編目K
内に突入するとき、手前板の針床6上の編針8の
先端に針カム49が係合し、該針カム49の傾斜
面49bが編針8の先端部をキヤリジ摺動方向へ
移動すると同時に上方へ上昇させる。上昇させら
れた編針8はラツチ支え板33に設けた阻止板3
3bに当接して一定期間上昇を阻止され、キヤリ
ジ摺動方向へ更に偏倚(彎曲)して、編目Kの懸
吊付近をクシ歯7に一定期間圧接する。
が外し針用通路14の編針(外し針)8の編目K
内に突入するとき、手前板の針床6上の編針8の
先端に針カム49が係合し、該針カム49の傾斜
面49bが編針8の先端部をキヤリジ摺動方向へ
移動すると同時に上方へ上昇させる。上昇させら
れた編針8はラツチ支え板33に設けた阻止板3
3bに当接して一定期間上昇を阻止され、キヤリ
ジ摺動方向へ更に偏倚(彎曲)して、編目Kの懸
吊付近をクシ歯7に一定期間圧接する。
又、起動歯車45は、その歯間谷部45bがク
シ歯7に係合して回転し、この起動歯車45にカ
サ歯車47,39を介して連結された針寄せ車3
8も同時に回転する。そして、その歯38aが向
板の針床1の編針3の前方部分に係合して、その
前方部分を歯間谷間38bに嵌合させる。即ち、
編針3の前方部分をクシ歯7の半径より少ない量
(t)だけキヤリジ摺動方向と逆方向に移動させ、
前記編目Kの懸吊付近をクシ歯7に圧接した編針
8の側面にそのフツク3aを近づける。このと
き、編針3は懸り針用通路10の前進カム21に
よる前進途中で、従つて、編針8の編目K内に突
入する。
シ歯7に係合して回転し、この起動歯車45にカ
サ歯車47,39を介して連結された針寄せ車3
8も同時に回転する。そして、その歯38aが向
板の針床1の編針3の前方部分に係合して、その
前方部分を歯間谷間38bに嵌合させる。即ち、
編針3の前方部分をクシ歯7の半径より少ない量
(t)だけキヤリジ摺動方向と逆方向に移動させ、
前記編目Kの懸吊付近をクシ歯7に圧接した編針
8の側面にそのフツク3aを近づける。このと
き、編針3は懸り針用通路10の前進カム21に
よる前進途中で、従つて、編針8の編目K内に突
入する。
本発明では、キヤリジに一方向針寄せ機構を設
け、外し針をしてキヤリジ摺動方向に彎曲偏倚さ
せ、外し針の編目懸吊部付近をクシ歯に圧接して
編目位置の安定化を計ると共に、懸り針をして、
クシ歯に係合する起動歯車に連動の針寄せ車によ
り、クシ歯の中心に対しキヤリジ摺動方向と逆方
向に所定量移動させて、懸り針のフツクが外し針
の編目に突入するようにしたので、懸り針のフツ
クが確実に外し針の編目内に突入するという顕著
な効果を奏する。また、編目の移転動作時に編目
に作用する張力変動等で、両編針が左右方向へぐ
らつくと云う問題が生じない。そして、懸り針の
ステム下部に突き当つた後、外し針の編目から外
れるということもない。更に、キヤリジが編成区
間に進入するとき、クシ歯に係合する起動歯車に
より針寄せ車が所定の回転を行つているので、懸
り針に正確に係合し針寄せ車の歯先が針に突き当
りという問題も生じない。
け、外し針をしてキヤリジ摺動方向に彎曲偏倚さ
せ、外し針の編目懸吊部付近をクシ歯に圧接して
編目位置の安定化を計ると共に、懸り針をして、
クシ歯に係合する起動歯車に連動の針寄せ車によ
り、クシ歯の中心に対しキヤリジ摺動方向と逆方
向に所定量移動させて、懸り針のフツクが外し針
の編目に突入するようにしたので、懸り針のフツ
クが確実に外し針の編目内に突入するという顕著
な効果を奏する。また、編目の移転動作時に編目
に作用する張力変動等で、両編針が左右方向へぐ
らつくと云う問題が生じない。そして、懸り針の
ステム下部に突き当つた後、外し針の編目から外
れるということもない。更に、キヤリジが編成区
間に進入するとき、クシ歯に係合する起動歯車に
より針寄せ車が所定の回転を行つているので、懸
り針に正確に係合し針寄せ車の歯先が針に突き当
りという問題も生じない。
第1図は本発明における編目移転装置を備えた
両盤型手編機の中央部縦断面図、第2図は第1図
示キヤリジの裏面展開平面図、第3図は編目移転
装置要部の作動説明図である。 1……針床(向板)、2……クシ歯、3,8…
…編針、6……針床(手前板)、9……キヤリジ、
38……針寄せ車、45……起動歯車、49……
針カム。
両盤型手編機の中央部縦断面図、第2図は第1図
示キヤリジの裏面展開平面図、第3図は編目移転
装置要部の作動説明図である。 1……針床(向板)、2……クシ歯、3,8…
…編針、6……針床(手前板)、9……キヤリジ、
38……針寄せ車、45……起動歯車、49……
針カム。
Claims (1)
- 1 多数の編針を夫々配列した一対の針床の一方
の針床の編針(外し針)に懸吊された編目を他方
の針床の編針(懸り針)に移転する両盤型手編機
の編目移転装置において、前記両針床上を摺動す
るキヤリジに、前記外し針に係合して該外し針を
キヤリジ摺動方向へ移動させると同時に上昇させ
る傾斜面を有する針カムと、該針カムより上昇さ
せられる外し針の上面に当接してこの上昇を一定
期間阻止する阻止板とからなる外し針の一方向針
寄せ機構と、外し針を配列した一方の針床のクシ
歯に係合し、キヤリジの摺動に伴つて回転する起
動歯車と、該起動歯車に連動して回転し懸り針に
係合して該懸り針をクシ歯の中心に対しキヤリジ
摺動方向と逆方向に所定量移動させる針寄せ車を
設け、外し針の編み目に懸り針のフツクが突入す
るとき、前記一方向針寄せ機構により外し針をキ
ヤリジの摺動方向に彎曲偏倚させ、その編み目懸
吊部付近をクシ歯に圧接させると共に、懸り針を
針寄せ車にてキヤリジ摺動方向と逆方向に所定量
移動させるようにした両盤型手編機の編目移転装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24987784A JPS61132660A (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 | 両盤型手編機の編目移転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24987784A JPS61132660A (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 | 両盤型手編機の編目移転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61132660A JPS61132660A (ja) | 1986-06-20 |
JPS6364538B2 true JPS6364538B2 (ja) | 1988-12-12 |
Family
ID=17199522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24987784A Granted JPS61132660A (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 | 両盤型手編機の編目移転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61132660A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2669414B1 (de) * | 2012-05-30 | 2014-07-09 | H. Stoll GmbH & Co. KG | Flachstrickmaschine mit Beleuchtungseinrichtung |
-
1984
- 1984-11-26 JP JP24987784A patent/JPS61132660A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61132660A (ja) | 1986-06-20 |
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