JPS636260A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、電子制御装置により制御される自動変速機を
搭載した車両などの自動変速機の変速制御装置に関する
。

（従来の技術） 雪道や凍結した路面などのいわゆる低厚擦路面で制動力
を付勢した場合に、車輪は停止しても、車両は滑走を続
けるホイールロック状態が生じる。こうしたホイールロ
ック状態では、駆動系の回転が停止するので、車速を零
と判断して、自動変速機が発進段である低速段に切替ら
れてしまうことになる。

（発明が解決しようとする問題点） 車両がホイールロック状態で、ギヤが切替られると、ブ
レーキの踏込みを停止して制動力を消勢し、再度通常の
走行に移る時、実際の走行速度に対応しないギヤが選ば
れているために、エンジンをオーバーランさせてしまい
、あるいはスリップするなどの不都合が生じることがあ
った。

本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、ホイール
ロックが発生したときに駆動系の停止により直ちにギヤ
段の変更を行なわないようにして、エンジンのオーバラ
ンを防止できる自動変速機の変速制御装置を提供するこ
とを目的としている。

（問題点を解決するための手段） 上述の目的を達成するために、本発明によれば、車速と
アクセルペダルの踏込み量を検出して変速機を制御する
自動変速機の変速制御装置において、車速を検出するセ
ンサ手段と、制動力の消勢後の時間を計測するタイマ手
段と、車速の減少率が所定値より大きいときに設定時間
内には変速を禁止する制御手段とを具備したことを特徴
とする自動変速機の変速制御装置が提供される。

（作用） 本発明では、センサ手段からの信号に基ずく車速減少率
からホイールロック状態と判断されたとき、ブレーキが
消勢した後も一定時間が経過しないとギヤの変更が出来
ないように制御される。

（実施例） 以下１図面を参照して、本発明の自動変速機の変速制御
装置の一実施例を詳細に説明する。

第１図は、電子制御自動変速機を有する車両の変速機制
御システムを示すブロック図、第２図は、ギヤ段制御の
一例を示すフローチャートである。

第１図において、ｌはエンジンであり、吸入気体（空二
工又は混合気）量を制御するスロットルバルブを含むも
のであり、フライホイール１ａを備える。２はクラッチ
本体であり、周知の摩擦クラッチで構成され、レリーズ
レバ−２ａを有するもの、３はクラッチアクチュエータ
であり、クラッチ本体２の係合量を制御するため、その
ピストンロッド３ａがレリーズレバ−２ａを駆動するも
のである。４は油圧機構であり、５は変速機アクチュエ
ータである。６は同期噛合式変速機であり、変速機アク
チュエータ５により駆動され変速動作を行なうものであ
り、クラッチ２と接続されたインプットシャフト（入力
軸）６ａ、出力軸（駆動軸）６ｂ、変速段（ギヤ位置）
を検出するギヤ位置センサ６ｃとを備えている。

７はセレクトレバーであり、運転者により操作され、「
Ｎ」レンジ（中立位置）、ｒＤＪ　レンジ（自動変速）
、ｒｌＪレンジ（１速）、「２」レンジ（２速）、「３
」レンジ（１，２，３速の自動変速）、ｒＲＪレンジ（
後退）の各レンジをそのレバーポジションによって選択
でき、選択されたレンジを示す選択信号ＳＰは、セレク
トセンサ７ａによって出力される。８ａは回転センサで
あり、インプットシャツ）６ａの回転数を検出するため
のもの、８ｂは車速センサであり、駆動軸６ｂの回転数
から車速を検出するためのもので、いずれも電子制御装
置９に接続される。１０はエンジン回転センサであり、
フライホイール１ａの回転数を検出してエンジン１の回
転数を検出するためのものである。

上記電子制御装置９はマイクロコンピュータで構成され
、演算処理を行なうプロセッサ９ａと、変速機６、クラ
ッチ２を制御するための制御プログラムを格納したリー
ドオンリーメモリ（ＲＯＭ）９ｂと、出力ボート９Ｃと
、入力ポート９ｄと、演算結果等を格納するランダムア
クセスメモリ（ＲＡＭ）９ｅと、これらを接続するデー
タバス（ＢＵＳ）９ｆとで構成されている。出カポ−）
９ｃは、クラッチアクチュエータ３、油圧機構４、変速
機アクチュエータ５に接続され、これらを駆動する駆動
信号ＣＤＶ　、ＰＤＶ　、ＡＤＶを出力する。

一方、入力ポート９ｄは、クラッチアクチュエータ３．
各種センサ６ｃ、７ａ、８ａ、８ｂ。

１０及び後述するアクセルペダル１１、ブレーキペダル
１２に接続され、これらの検出信号を受は取る。アクセ
ルペダル１１は、その踏込量を検出するセンサ１１ａ（
ポテンションメータ）を有し、ブレーキペダル１２は、
その踏込量を検出するセンサ１２ａ　（ポテンションメ
ータ）を有するものである。

次に、第２図のフローチャートに基づいて、本発明装置
における制御動作を説明する。

最初に、設定時間周期で車速信号が車速センサ８ｂから
読み込まれ（ステップａ）、前回の車速と今回読み込ま
れた車速とから車速の変化率が演算される（ステップｂ
）０次にブレーキ信号が読み込まれると（ステップＣ）
、電子制御袋２１９の所定記憶領域に変速禁止フラグが
存在するか否かを見て、最適段への変速が禁止されてい
るか、それとも許されているかを判断する（ステップｄ
）。

変速禁止フラグがなければ、変速回部状態であり、ステ
ップｅ以降の禁止条件のチエツクを行なう、つまり、先
に演算された車速の変化率から車速減少率と、ホイール
ロック状態とすべき設定値との大小を判定しくステップ
ｅ）、減少率が設定値より大きいときには直ちに変速禁
止フラグを立て、制動力保持機能の変速操作を禁止する
（ステップｆ）とともに、禁止時間を設定するタイマ手
段たとえばカウンタをセットすることで、そこに設定値
を書込む（ステップｇ）、他方、変速禁止フラグがあっ
て、前回の周期以来変速が禁止されていれば、ステップ
ｈ以降の禁止解除条件のチエツクを行なう、つまり、先
に検出されたブレーキ信号から制動力が消勢方向に向か
っているのか否かを判断しくステップｈ）、ブレーキが
開放中で、かつ上記カウンタの置数内容が零・でない場
合に（ステー２ブｉ）、そこから１だけ減算する（ステ
ップｊ）、そして、この結果カウンタが零になれば、ス
テップｋからギヤ変更の禁止を解除するべく変速禁止フ
ラグを零にするなど、変速７［能状態とする（ステップ
Ｌ）、しかし、ブレーキが踏込み中で制動力が付勢され
る方向に向かっているときには、通常走行へ移行する状
態ではなく、その時は上記ステップｆに行って、カウン
タを再セットすることで、禁止時間が゛再設定される。

こうして決定される変速禁止フラグの状態に応じて、変
速禁止のときにはステー２プｍからステップｎに行って
、ギヤ変更をせずに前回の最適ギヤ段が継続して保持さ
れ、変速操作が許可されていれば、通常のブレーキ条件
や、セレクトレバー条件をチエツクして最適段決定処理
がなされ（ステップＯ）、この決定処理結果が最適段と
して読み込まれて（ステップｐ）、現ギヤ段が最適段と
一致するか否かを判断したうえで（ステップｑ）、ギヤ
変更操作が実行されて変速がなされる（ステップｒ）。

上記実施例の説明においては、電子制御装置により制御
される摩擦クラッチ付同期歯合式自動変速機を搭載した
車両のギヤ変更制御について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、車両やその電子制御装置の
特性等に応じて、本発明の要旨の範囲内で、種々に変形
したギヤ制御が可能であることは言うまでもない。

（発明の効果） 以上のように１本発明によれば、従来のように制動中に
ホイールロー２り状態となっても、すぐにはギヤの切替
を行なわないように制御しているので、エンジンをオー
バランさせることなく、安全な走行を可能にした自動変
速機の変速制御装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、電子制御自動変速機を有する車両の制御シス
テムを示すブロック図、第２図は、制御フローチャート
を示す図である。 １・・・エンジン、６・・・変速機、８ａ、８ｂ・・・
センサ、９・・・電子制御装置、１０・・・センサ、１
１・・・アクセルペダル。 特許出願人　いすＣ自動車株式会社 代　理　人　弁理士　辻　　　　實 第２図（超の１） 第２図（￥の？）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車速とアクセルペダルの踏込み量を検出して変速機を制
   御する自動変速機の変速制御装置において、車速を検出
   するセンサ手段と、制動力の消勢後の時間を計測するタ
   イマ手段と、車速の減少率が所定値より大きいときに設
   定時間内には変速を禁止する制御手段とを具備したこと
   を特徴とする自動変速機の変速制御装置。