JPH0535308B2 - - Google Patents

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JPH0535308B2
JPH0535308B2 JP16474084A JP16474084A JPH0535308B2 JP H0535308 B2 JPH0535308 B2 JP H0535308B2 JP 16474084 A JP16474084 A JP 16474084A JP 16474084 A JP16474084 A JP 16474084A JP H0535308 B2 JPH0535308 B2 JP H0535308B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両用自動変速機の変速制御装置に関
するものである。
(従来の技術) 自動変速機の変速制御装置は一般に、車速とエ
ンジン負荷(エンジンスロツトル開度又はエンジ
ン吸入負圧)とに応じ予め規定した例えば第10
図の如きシフトパターンを基に要求ギヤ位置を判
別し、これが実際のギヤ位置と違う場合に自動変
速機を要求ギヤ位置に自動変速させるよう機能す
る。
しかし、シフトパターンは特定の車両条件(車
両重量等)及び走行条件(路面勾配等)を想定し
て加速性や燃費が良好となるように規定したもの
で、走行条件や運転者の意志を変速制御に十分反
映させ得ない。特に、シフトパターンが平坦路走
行を想定して決められるため、降坂路でのエンジ
ンブレーキ走行時は1←2及び2←3ダウンシフ
ト変速線(第10図点線参照)が必要以上に低車
速側に位置して高速ギヤを低車速迄維持すること
から、エンジンブレーキを得難く、従つて減速を
フートブレーキに頼るとか、シフトレバーの手動
操作によりギヤ位置を低速ギヤに固定するとかの
操作に頼らざるをえない煩わしさがあつた。
一方で従来、特公昭59−50261号公報や、同59
−23148号公報に示されているようなシフトパタ
ーン変更技術が提案された。これらシフトパター
ン変更技術は、スロツトル開度やエンジントルク
等で代表される所謂エンジン負荷をモニタし、そ
の変化状況に応じシフトパターンを高車速側にず
らしたり、低車速側にずらすようにしたものであ
る。
かかる従来のシフトパターン変更技術は、変速
線を全てのエンジン負荷領域に亘り全体的に高車
速側にずらしたり、低車速側にずらすものである
ことから、当該シフトパターン変更技術を、前記
エンジンブレーキ走行時の問題解決に用いようと
すると、当該エンジンブレーキ走行時にシフトパ
ターンの変速線を全てのエンジン負荷領域に亘つ
て全体的に高車速側にずらし、これにより低速段
領域を拡大することで低速段への変速を生じ易く
(エンジンブレーキを得易く)することとなる。
(発明が解決しようとする課題) しかるに、かようにして従来技術をエンジンブ
レーキ走行時におけるシフトパターンの変更に用
いると、上記の如くシフトパターンの変速線が低
エンジン負荷域だけでなく、それ以外の比較的高
いエンジン負荷域でも高車速側にずらされてしま
い、以下の問題を生ずる。
この高エンジン負荷でのエンジンブレーキ走行
は、運転者がスロツトル開度を比較的大きく保
ち、該スロツトル開度を微妙に加減しながらエン
ジンブレーキ(車速)を調整しつつ、降坂路走行
する場合がそれに当てはまる。ところで、そのエ
ンジンブレーキ走行中に、上記従来技術の如く変
速線を当該高エンジン負荷域においても高車速側
にずらすので、これにともなつて必要でもないダ
ウンシフト変速を生じさせることになり、変速段
を保つて、上記微妙なスロツトル開度操作により
車速を加減しつつ降坂路エンジンブレーキ走行が
不能になる。
本発明は、このような弊害を生ずることなく、
エンジンブレーキ走行時のシフトパターン変更を
行い得る変速制御装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) この目的のため本発明は、第1図aに概念を示
す如く、 車速とエンジン1負荷とにより規定されたシフ
トパターンに沿つて変速を行なう車両用自動変速
機2において、 前記エンジン負荷が設定値未満であるのを検出
する低エンジン負荷検出手段3と、 自動変速機の出力トルクがエンジンブレーキ中
を示す向きであるのを検出するエンジンブレーキ
検出手段4と、 これら手段3,4からの信号に応答し、エンジ
ンブレーキ中で且つエンジン負荷が前記設定値未
満の間、該低エンジン負荷域の前記シフトパター
ンを高車速側に変更するシフトパターン変更手段
5とを設けたことを特徴とする。
又、第2発明は、上記シフトパターン変更手段
によるシフトパターン変更量が、車両の加速度に
応じ、つまり降坂路勾配に応じ、異なるようにし
て、制御を一層きめ細かなものにすることをも狙
つたもので、第1図bに概念を示す如く、 車速とエンジン1負荷とにより規定されたシフ
トプターンに沿つて変速を行なう車両用自動変速
機2において、 前記エンジン負荷が設定値未満であるのを検出
する低エンジン負荷検出手段3と、 自動変速機の出力トルクがエンジンブレーキ中
を示す向きであるのを検出するエンジンブレーキ
検出手段4と、 車両の加速度を検出する加速度検出手段6と、 これら3手段からの信号に応答し、エンジンブ
レーキ中で且つエンジン負荷が設定値未満の間、
該低エンジン負荷域の前記シフトパターンを、前
記加速度が大きい時ほど大きく高車速側に変更す
るシフトパターン変更手段5とを設けたことを特
徴とする。
(作用) 第1発明においては、エンジン1の動力を伝達
する自動変速機2が、車速とエンジン負荷により
規定されたシフトパターンに基づき、所定の変速
を行う。そして、低エンジン負荷検出手段3が設
定値未満の低エンジン負荷状態であるのを検出
し、且つエンジンブレーキ検出手段4が自動変速
機出力トルクの向きからエンジンブレーキ走行中
であるのを検出する間、シフトパターン変更手段
5は該低エンジン負荷域において上記シフトパタ
ーンを高車速側に変更する。
よつて、当該低エンジン負荷域でのエンジンブ
レーキ走行中は、上記高車速側に変更したシフト
パターンに基づき上記の変速がなされることとな
り、低速段への変速を生じ易く、従つてエンジン
ブレーキを得易い。これがため、エンジンブレー
キ走行中に、フートブレーキを多用したり、シフ
トレバーで低速ギヤに固定する等のマニユアル操
作に頼ることが少なくなり、煩わしさを解消し得
る。
しかして、シフトパターンの変更が低エンジン
負荷域に限られることから、運転者がアクセルペ
ダルを比較的大きく踏み込んだまま(高エンジン
負荷域のまま)、微妙なアクセル操作によりエン
ジンブレーキ(車速)を調整しつつ、降坂路をエ
ンジンブレーキを走行する場合において、前記低
速段への変速が無用に応ずるのを防止することが
でき、変速段を保持して、上記微妙なアクセル操
作によりエンジンブレーキを調整しながらの走行
ができなくなると言つた弊害をなくし得る。
第2発明においては、低エンジンブレーキ負荷
でのエンジンブレーキ走行中、シフトパターン変
更手段5が低エンジン負荷域におけるシフトパタ
ーンを高車速側へ変更するに際し、そのシフトパ
ターン変更量を、加速度検出手段6による車両加
速度検出値が大きい時ほど、増大させる。よつ
て、車両加速度が大きな、急降坂路での、従つて
一層確実なエンジンブレーキが要求される走行中
ほど、低エンジン負荷域のシフトパターン変更量
を大きくして、一層低速段へ変速し易くなるよう
にする。これにより、要求通りに急降坂路では一
層確実なエンジンブレーキを得ることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
第2図は本発明変速制御装置により制御される
自動変速機を搭載した車両のパワートレーンを示
し、図中10はエンジン、11は自動変速機、1
2は駆動車輪、13はデイフアレンシヤルギヤで
ある。自動変速機11はトルクコンバータ14、
変速歯車列15、各種変速制御電磁弁16及び本
発明の要部を構成する変速制御回路17よりな
り、エンジン10からの動力をトルクコンバータ
14、変速歯車列15、変速機出力軸18、デイ
フアレンシヤルギヤ13を介し車輪12に伝える
ことにより車両を走行させ得る。
この走行中、変速歯車列15は変速制御回路1
7により各種変速制御電磁弁16を介し動力伝達
列、即ち変速段(ギヤ位置)を最適に自動選択さ
れる。
変速制御回路17にはエンジン10のスロツト
ル開度(エンジン負荷)を検出するスロツトル開
度センサ19からの信号TH、各種変速制御電磁
弁16のどれが作動されているかにより現在のギ
ヤ位置を検出するギヤ位置センサ20からの信号
C、自動変速機11のシフトレバーがどのレンジ
にされているかを検出するシフトレバー位置セン
サ21からの信号L、変速機出力軸18の回転数
(車速)を検出する車速センサ22からの信号V、
及び変速機出力軸18のトルクを検出する変速機
出力トルクセンサ23からの信号Tを夫々入力さ
れ、これら入力情報に基づき後述の変速制御を実
行するものとする。
なお、上記各センサ19〜23は周知のもので
もよいが、特に変速機出力トルクセンサ23につ
いては特公昭35−12447号公報に示された如きも
のを利用して、通常は第3図aに示すように正の
トルク比例電圧を、又エンジブレーキ時は第3図
bに示すように負のトルク比例電圧を夫々出力す
るものとする。
変速制御回路17はマイクロコンピユータで構
成し、これを機能別ブロツク線図により示すと第
4図の如く、シフトパターン記憶部24、ギヤ位
置選択部25、比較部26及びシフトパターン変
更部27よりなるものとする。シフトパターン記
憶部24は第10図に示すようなシフトパターン
を記憶しており、ギヤ位置選択部25はセンサ1
9,21,22で検出したスロツトル開度TH、
選択レンジL、車速Vを基に記憶部24の記憶デ
ータ(第10図のシフトパターン)によりギヤ位
置を読出す。比較部26はこの読出ギヤ位置とセ
ンサ20で検出した実際のギヤ位置Gを比較し、
両者が一致していれば各種電磁弁16のオン、オ
フを現状のままに保ことで現在のギヤ位置を保持
し、不一致ならば電磁弁16のオン、オフを変え
て上記読出ギヤ位置へと変速を行なわせる。
シフトパターン変更部27は、センサ19,2
3で検出したスロツトル開度TH、変速機出力ト
ルクTから、詳しくは後述する如くにシフトパタ
ーンの変更が必要かどうかを判断し、必要な場合
どの変速線を変更するかを判断して、例えば第9
図に示すように第10図の1←2、2←3変速線
を設定値THS未満の小スロツトル開度域でB12
B23の如く高車速側にずらす。
以後は、シフトパターンが第10図のものに戻
されるまでの間、上記の変速制御がこの変更され
たシフトパターンに基づき実行される。
かかる制御を得るため変速制御回路17は第5
図及び第6図の制御プログラムを実行する。第5
図はメインルーチンを示し、ステツプ30でエンジ
ンの始動時に開始されると、先ずステツプ31にお
いて車速Vを読込み、次のステツプ32でスロツト
ル開度THの読込みを行なう。次のステツプ33で
は、スロツトル開度THが設定値THS(第9図参
照)未満か否かを(低エンジン負荷か否かを)判
別し、TH≧THSならシフトパターンの変更を行
なわず第10図のシフトパターンに沿つた通常の
変速を以下の如くに行なう。
即ちこの場合、先ずステツプ34が選択され、こ
こでシフトパターン変更中1になるシフトパター
ン変更フラツグCHGFLGが1かどうかを判別す
る。CHGFLG=1なら、つまり前回シフトパタ
ーン変更中であればステツプ35においてシフトパ
ターンを変更状態から第10図のパターンに戻
し、次のステツプ36でCHGFLGを0にリセツト
してシフトパターン変更中でないことを示すよう
になし、次のステツプ37で第10図のシフトパタ
ーンを基にスロツトル開度TH、車速V及びシフ
トレバー位置Lからギヤ位置を読出す。なお、ス
テツプ34がCHGFLG=1でないと判別した場合、
つまり前回シフトパターンが変更されていないと
判別した場合、ステツプ35、36をスキツプしてス
テツプ37を実行する。
その後制御はステツプ38に進み、ここで読出し
ギヤ位置と現在の選択ギヤ位置Gとを比較し、両
者が一致していれば制御をステツプ31に戻して変
速を行なわず、両者が不一致であればステツプ39
で各種変速制御電磁弁16のオン、オフを変更し
て読出しギヤ位置への変速を行なつた後、制御を
ステツプ31に戻す。
ところでステツプ33においてTH<THSと判別
した場合、制御はステツプ40に進み、ここでシフ
トパターンの変更処理を行なつた後、ステツプ37
に制御を進める。ステツプ40の処理は第6図のサ
ブルーチンによりステツプ41で開始される。先ず
ステツプ42で変速機出力トルクTを読込み、次の
ステツプ43でこのトルクTが負か否か、つまり第
3図bに示すエンジンブレーキを効かせながらの
走行中か否かを判別する。エンジンブレーキ走行
でなければ、即ち第3図aに示す定常又は加速走
行中であれば第5図中ステツプ33でTH<THS
判別しても、シフトパターンの変更を行なわず、
制御をステツプ44〜47へと又は44、47へと進め
て、ステツプ47で制御を第5図中のステツプ37に
戻す。なお、ステツプ44〜46の内容は第5図中の
ステツプ34〜36と同じである。
ステツプ43でトルクTが負であると判別した場
合、つまり第3図bに示すエンジンブレーキを効
かせながらの走行中である場合、制御をステツプ
48に進めてシフトパターンの変更を行なう。この
変更に当つては、変更すべき変速線を先ず選び、
この変速線を本例では第9図に示す如く1←2変
速線及び2←3変速線とする(点線が第10図の
対応変速線に相当)。そして、これら変速線を第
9図に1点鎖線B12,B23で示すようにTHS以下
のスロツトル開度領域においてのみ所定だけ高車
速側にずらす。その後、ステツプ49でかかるシフ
トパターンの変更中を示すようにCHGFLGを1
にセツトし、次のステツプ47で第5図のステツプ
37に制御を戻す。
第5図のステツプ37〜39は前述した変速制御を
実行するが、今シフトパターンが上述の如くに変
更されているから、ステツプ37で読出すギヤ位置
はこの変更されたシフトパターンにより決定され
る。従つて、当該小スロツトル開度(低エンジン
負荷)状態でエンジンブレーキを効かせながらの
走行中、低速ギヤが選択され易くなり、十分なエ
ンジンブレーキを得ることができ、フートブレー
キやシフトレバーの手動操作に頼ることなく所定
通り減速させ得て、煩わしい操作を省略すること
ができる。
そして、スロツトル開度THが設定値THS未満
の時に限つてシフトパターンを変更するように
し、それ以外の比較的エンジン負荷が高い領域で
はシフトパターンを変更しないようにしたから、
以下の作用効果を奏し得る。即ち、このエンジン
負荷領域は、降坂路エンジンブレーキ走行中(T
<0)運転者がスロツトル開度THを全閉にせ
ず、或る開度に保つて、微妙なアクセル操作によ
りエンジンブレーキを加減しながら(車速調整し
ながら)走行することに相当する。このような走
行中にもかかわらずT<0のみをもつて無条件に
シフトパターンを前述の小スロツトル開度域と同
様に変更すると、不必要な1←2又は2←3ダウ
ンシフト変速が行なわれ、上記の如く現在の変速
段を保つて、微妙なアクセル操作によりエンジン
ブレーキを加減しながらの走行が不能になるが、
このような弊害を、シフトパターンが変更されな
いことによつてなくすことができる。従つて、前
記のスロツトル開度設定値THS(第9図参照)
は、上記の弊害を生ずるスロツトル開度域の下限
値とする。
第7図は本発明の他の例を示し、本例では車両
の加速度を検出する加速度センサ28からの信号
αをも変速制御回路17に入力し、シフトパター
ン変更部27が車両加速度αに応じ、これが設定
値以下の時はシフトパターンを第9図中B12
B23で示す如く前述した例と同様に変更し、設定
値以上の時はシフトパターンを同図中C12,C23
示す如く一層大きく高車速側にずらすようにした
ものである。その目的は、エンジンブレーキがコ
ーステイング走行(平坦路に近い低勾配路での惰
性走行)で効いているのか、急降坂路走行で効い
ているのかを車両の加速度αによつて判別し、こ
の加速度が設定値以下となる前者の場合より、加
速度が設定値以上となつて一層確実なエンジンブ
レーキが要求される後者の場合の方が、一層大き
くシフトパターンを高車速側にずらすようにして
制御を、要求に一層マツチしたきめ細かなものに
することを狙つたものである。
なお、加速度αは車速Vの時間微分によつても
得られ、この場合加速度センサ28が不要となつ
て有利である。
本例において変速制御回路17は、第5図及び
第8図の制御プログラムを実行する。第5図は前
述した通りに実行されるメインルーチン、第8図
は第6図に対応するシフトパターン変更処理用の
サブルーチンであり、本例ではこのサブルーチン
にステツプ50〜52を追加する。ステツプ50では車
両の加速度αを読込み、次のステツプ51ではこの
加速度α、平坦路での走行抵抗Df、フアイナル
ギヤ比r、変速機出力トルクT、車両質量mおよ
び駆動車輪半径Rから平坦路で得られるべき変速
機出力トルクTに対する基準(設定)加速度αS
次式の演算により求める。
αS=r・T/R−Df/m 次のステツプ52では上記設定加速度αSに対する
加速度αの比、つまり加速度比A=α/αSを求め
る。次のステツプ48では、変更すべき変速線を第
9図のように選び、これら変速線をTHS以下の
スロツトル開度領域部分において、加速度比Aが
負で且つその絶対値が所定値以下の時は第9図中
B12,B23で示すよう高車速側へずらせ、加速度
比Aが負で且つその絶対値が所定値以上の時は同
図中C12,C23で示すように一層大きく高車速側へ
ずらせるようシフトパターンの変更を行なう。
かくて、車両の加速度αが大きくなる急降坂路
走行ほど変更すべき変速線は高車速側へずらされ
てエンジンブレーキの効きを降坂路勾配にマツチ
させることができる。これがため、降坂路走行中
フートブレーキやシフトレバーの煩わしい操作を
ほとんどなくすことができると共に、エンジンブ
レーキが効き過ぎでスロツトル開度を増やさなけ
ればならないような不便も解消し得る。
(発明の効果) かくして第1発明の変速制御装置は上述の如
く、低エンジンブレーキ負荷域でのエンジンブレ
ーキ走行中、当該低エンジン負荷域のシフトパタ
ーンを高車速側に変更するよう構成したから、当
該低負荷エンジンブレーキ走行中に低速段が選択
され易くなつて、エンジンブレーキが保証され、
フートブレーキを多用したり、シフトレバーを低
速段固定レンジにする煩わしさを解消し得る。
しかして、シフトパターンの変更が低エンジン
負荷域に限られるから、運転者のアクセルペダル
を比較的大きく踏み込んだまま(高エンジン負荷
域のまま)、微妙なアクセル操作によりエンジン
ブレーキ(車速)を調整しつつ、降坂路をエンジ
ンブレーキ走行する場合において、前記低速段へ
の変速が無用に生ずるのを防止することができ、
変速段を保持して、上記微妙なアクセル操作によ
りエンジンブレーキを調整しながらの走行ができ
なくなると言つた弊害をなくし得る。
又、第2発明では、車両の加速度(降坂路勾
配)が大きいほど、上記シフトパターンの高車速
方向への変更を大きくする構成としたから、シフ
トパターンの変更(エンジンブレーキの上記保
証)を降坂路勾配に応じたエンジンブレーキ要求
度合いによく符合させることができ、シフトパタ
ーンを変更制御を常時条件にマツチしたものとな
し得て、一層きめ細かなシフトパターンの変更を
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは夫々本発明変速制御装置の概念
図、第2図は本発明装置の一実施例を示すシステ
ム図、第3図a,bは夫々同列で用いた変速機出
力トルクセンサの出力電圧を通常走行時とエンジ
ンブレーキ走行時とで示す線図、第4図は同列で
用いた変速制御回路の機能別ブロツク線図、第5
図及び第6図は同変速制御回路の制御プログラム
を示すフローチヤート、第7図は本発明の他の例
を示す第4図と同様の機能別ブロツク線図、第8
図は同例で変速制御回路が実行するシフトパター
ン変更処理ルーチンのフローチヤート、第9図は
本発明装置によるシフトパターン変更例を示す線
図、第10図は一般的な自動変速機のシフトパタ
ーンを示す線図である。 1,10……エンジン、2,11……自動変速
機、3……低エンジン負荷検出手段、4……エン
ジンブレーキ検出手段、5……シフトパターン変
更手段、6……加速度検出手段、12……駆動車
輪、13……デイフアレンシヤルギヤ、14……
トルクコンバータ、15……変速歯車列、16…
…各種変速制御電磁弁、17……変速制御回路、
18……変速機出力軸、19……スロツトル開度
センサ、20……ギヤ位置センサ、21……シフ
トレバー位置センサ、22……車速センサ、23
……変速機出力トルクセンサ、24……シフトパ
ターン記憶部、25……ギヤ位置選択部、26…
…比較部、27……シフトパターン変更部、28
……加速度センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車速とエンジン負荷とにより規定されたシフ
    トパターンに沿つて変速を行なう車両用自動変速
    機において、 前記エンジン負荷が設定値未満であるのを検出
    する低エンジン負荷検出手段と、 自動変速機の出力トルクがエンジンブレーキ中
    を示す向きであるのを検出するエンジンブレーキ
    検出手段と、 これら手段からの信号に応答し、エンジンブレ
    ーキ中で且つエンジン負荷が前記設定値未満の
    間、該低エンジン負荷域の前記シフトパターンを
    高車速側に変更するシフトパターン変更手段とを
    設けてなることを特徴とする自動変速機の変速制
    御装置。 2 車速とエンジン負荷とにより規定されたシフ
    トパターンに沿つて変速を行なう車両用自動変速
    機において、 前記エンジン負荷が設定値未満であるのを検出
    する低エンジン負荷検出手段と、 自動変速機の出力トルクがエンジンブレーキ中
    を示す向きであるのを検出するエンジンブレーキ
    検出手段、 車両の加速度を検出する加速度検出手段と、 これら3手段からの信号に応答し、エンジンブ
    レーキ中で且つエンジン負荷が設定値未満の間、
    該低エンジン負荷域の前記シフトパターンを、前
    記加速度が大きい時ほど大きく高車速側に変更す
    るシフトパターン変更手段とを設けてなることを
    特徴とする自動変速機の変速制御装置。
JP16474084A 1984-08-08 1984-08-08 自動変速機の変速制御装置 Granted JPS6145160A (ja)

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JPH0535308B2 true JPH0535308B2 (ja) 1993-05-26

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JPS6343057A (ja) * 1986-08-05 1988-02-24 Toyota Motor Corp 自動変速機の変速制御装置
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JPS6145160A (ja) 1986-03-05

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