JPS6361908B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6361908B2 JPS6361908B2 JP58146689A JP14668983A JPS6361908B2 JP S6361908 B2 JPS6361908 B2 JP S6361908B2 JP 58146689 A JP58146689 A JP 58146689A JP 14668983 A JP14668983 A JP 14668983A JP S6361908 B2 JPS6361908 B2 JP S6361908B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emulsion
- type
- oil
- water
- acid ester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Dairy Products (AREA)
- Confectionery (AREA)
- Grain Derivatives (AREA)
- Colloid Chemistry (AREA)
Description
本発明は、きわめて微細で、かつ、安定性に秀
れた食品用W/O/W型複合エマルジヨンの製造
方法に関するものである。 本発明は、ホイツプ用クリーム、コーヒークリ
ーム、アイスクリームなどの食品にきわめて好適
なW/O/W型複合エマルジヨンを提供するもの
である。 一般に、W/O/W型複合エマルジヨンはきめ
細かく皮フ等への接触感がきわめてなめらかなと
ころから、化粧品、医薬品、飲食品等に多くの用
途が期待されているものである。 従来、W/O/W型複合エマルジヨンの調製に
は、最初の一次乳化において、ソルビタンモノオ
レート等のスパン系乳化剤を対油10%以上用いて
乳化し、次いで二次乳化することが行なわれてい
た。 しかしながら、対油10%以上もの乳化剤を使用
した場合、乳化剤の味が強く感じられるようにな
つて、好ましくなく、特に食品用としては一般に
使用できるものではなかつたのである。 まず、本発明者らは、最初の乳化の時の乳化剤
の量を低減させるために研究したところ、最初の
乳化にポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステ
ルを用いることによつて著じるしく乳化剤の量を
低減させることによつて成功したのである。ま
た、最初の乳化にポリグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステルを用いれば、油相に水相を添加して
製造する一般的なW/O型エマルジヨンの製造法
以外に、水相に油相を添加してO/W型エマルジ
ヨンを作り、これを更に撹拌してW/O型エマル
ジヨンに転相させる方法を行うことができ、より
微細なエマルジヨンを得ることが可能であること
も分つたのである。 しかしながら、このようにして得たW/O型エ
マルジヨンを常法によつて二次乳化する時に最初
のW/O型エマルジヨンのかなりの量が破壊され
てしまうという問題に直面したのである。即ち、
常法の二次乳化としては、水相を撹拌しつつW/
O型エマルジヨンを添加し、その後しばらく撹拌
する方法がとられるのである。しかし、この方法
では、添加されるW/O型エマルジヨンが直ちに
水相中で回転する撹拌翼に当り、強い衝撃によつ
てそのかなりの部分が破壊され、油中の微細水滴
の量が減少してしまうのが分つたのである。 本発明者らは、このような二次乳化における
W/O型エマルジヨンの破壊を防止するために鋭
意研究したところ、W/O型エマルジヨンに乳化
剤を添加した水相を全部添加した後、撹拌し、す
みやかにW/O/W型複合エマルジヨンにすれ
ば、最初のW/O型エマルジヨンはほとんど破壊
されないことが分つたのである。即ち、下方に撹
拌翼のついた一般的撹拌機を用いて、W/O型エ
マルジヨンに水相を添加すると、水相が重いので
下方に行き、撹拌翼には直接は水相が当り、強い
衝撃を受けることになるので、両者を撹拌すると
き、W/O型エマルジヨンは、水相中に吸いこま
れるようになり、全体として強い衝撃を受けるこ
となく、W/O型エマルジヨンの破壊は極力防止
できることになるのである。 本発明は、水又は水相と、ポリグリセリン縮合
リシノレイン酸エステルを添加した油脂から得ら
れたW/O型エマルジヨンに、乳化剤を添加した
水相を添加した後、混合撹拌することを特徴とす
る食品用W/O/W型複合エマルジヨンの製造法
である。 本発明においては、まず、油脂にポリグリセリ
ン縮合リシノレイン酸エステルが対油0.1〜5%、
好ましくは0.7〜2.5%、更に好ましくは1.0〜2.3
%添加、混合される。油脂としてはいかなるもの
でもよいが、硬化油を用いる場合は、加温して溶
融して使用される。 別に、水を用意するが、水には各種添加物、添
加料等を混合して水相としておいてもよく、また
加温してもよい。 本発明においては、W/O型エマルジヨンを製
造するのに2つの方法がある。第1は、油脂に水
相を逐次添加混合して、直接W/O型のエマルジ
ヨンとする方法であり、第2は水相に油相を逐次
添加混合して、まずO/W型のエマルジヨンと
し、これをよく撹拌して転相を起させて、W/O
型のエマルジヨンとする方法である。本発明では
乳化剤としてポリグリセリン縮合リシノレイン酸
エステルを用いたので、上述のいずれの方法によ
つても微細水滴を有するW/O型エマルジヨンを
得ることができるが、転相による第2の方法が、
微細で均一な水滴が得られるので、より好ましい
ものである。 転相による第2の方法を説明すれば、水又は水
相にポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
を添加した油脂が逐次添加混合される。ポリグリ
セリン縮合リシノレイン酸エステルとしては、テ
トラグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ヘ
キサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、デ
カグリセリン縮合リシノレイン酸エステルなどが
あるが、これらのいずれでもよく、また混合物で
もよい。 微細な乳化物を得るために一度に多量混合しな
い方がよい。また、油脂と水の量は目的に応じて
適宜の量でよいが、次に転相させるために油脂: 水=3:1〜1:3程度がよい。 ここで、得られたO/W型エマルジヨンは、ホ
モミキサーによつて十分撹拌することによつて
W/O型に転相させられる。この転相によつてき
わめて微細でなめらかな乳化物を得ることができ
る。また、油中の水相に各種添加物を封じ込むこ
とができるものである。この際の撹拌は、ホモミ
キサーで例えば3000〜8000rpm程度の強力なもの
が好ましい。また、ホモジナイザー等の乳化機、
ボテター等の撹拌装置でもよい。また、このW/
O型エマルジヨンは後の乳化を良くするために50
〜80℃に加温しておくとよい。 次に、別の水相が調製される。水に、ナトリウ
ムカゼイネート、澱粉、ガム質、乳化剤又はこれ
らの混合物などが添加される。ここにおける乳化
剤としては、親水性の乳化剤であればいかなるも
のでもよいが、シヨ糖脂肪酸エステルが好まし
い。その他、目的に応じて、着色料、呈味料等が
添加される。この水相は乳化が良好に行なわれる
ように、50〜80℃程度に加温されているのがよ
い。 添加の順序はいずれでもよいが、操作の都合
上、撹拌機に、まず、W/O型エマルジヨンを入
れ、次に乳化剤を添加した水相を入れる。ここに
おける撹拌機としては、底部近くに撹拌機のつい
たもの、吸い込み型で全体に撹拌翼のあるもの、
吸い込み混合だけで撹拌機など、上部にあるW/
O型エマルジヨンに直接撹拌翼の衝撃が与えなれ
ないものであればいずれの撹拌機でもよい。 この水相と上記W/O型エマルジヨンを混合
し、撹拌機で例えば250rpm5分撹拌混合し、次い
でホモゲナイザー処理する。ここに得られるのは
W/O/W型エマルジヨンで、きわめて微細な乳
化物である。 このように、本発明においては、きわめて微細
な水滴を有し、かつ安定したW/O/W型エマル
ジヨンを得ることができるので、これを利用して
低脂肪で、しかも濃厚感を有する牛乳やその類似
物、加工品、その他ホイツプ用クリーム、コーヒ
ークリーム、アイスクリーム等を製造することが
できるものである。 次に本発明の試験例及び実施例を示す。ただ
し、ここで用いたポリグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステルは、グリセリンの重合度3〜4、リ
シノレイン酸の縮合度4〜5を有するエステルの
混合物である。 試験例 1 50℃の大豆硬化油300gに乳化剤としてポリグ
リセリン縮合リシノレイン酸エステル又はソルビ
タンモノオレート(スパン80)を対油0.5〜10%
(変量)添加し、混合した。 これを、50℃の水200gに逐次添加し、O/W
型エマルジヨンを得、これをホモミキサーで
6000rpmで撹拌し、転相させ、W/O型エマルジ
ヨンを得た。 次いで、シヨ糖脂肪酸エステル2%添加した水
500gを70℃にし、これに70℃にした前記W/O
型エマルジヨンを添加した後、底部に撹拌翼のつ
いた撹拌機で250rpmで5分撹拌し、更にホモゲ
ナイザーで100Kg/cm2で処理し、5℃に冷却した。 得られた各W/O/W型複合エマルジヨンにつ
いて、W/O/W型生成率をみた。その結果は第
1図に示される。ここでAはポリグリセリン縮合
リシノレイン酸を用いた場合、Bはスパン80を用
いた場合を示している。 第1図から明らかなように、W/O/W型エマ
ルジヨンを得るのに、ポリグリセリン縮合リシノ
レイン酸エステルが著じるしくすぐれているのが
分る。 なお、W/O/W型の生成率の測定は油化学26
(10)655(1977)に記載されている松本らの方法に従
つた。 試験例 2 試験例1の方法と同様に、ただし下記の点のみ
変更し、W/O/W型エマルジヨンを製造し、そ
れぞれの平均水滴径、W/O/W型の生成率をみ
た。 A:ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
を対油1.0%用い、後は試験例1の方法と同様
にした。 B:ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
を対油1.0%用いたが、油相に水相を添加して
一次の乳化を行い、後は試験例1の方法と同様
にした。 C:乳化剤としてポリグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステルの代りにソルビタンモノステアレ
ートとソルビタンモノオレートの1:1混合物
を対油1.0%用いた。 D:Cと同じ混合物を対油10.0%用いた。 その結果は次の表1に示される。
れた食品用W/O/W型複合エマルジヨンの製造
方法に関するものである。 本発明は、ホイツプ用クリーム、コーヒークリ
ーム、アイスクリームなどの食品にきわめて好適
なW/O/W型複合エマルジヨンを提供するもの
である。 一般に、W/O/W型複合エマルジヨンはきめ
細かく皮フ等への接触感がきわめてなめらかなと
ころから、化粧品、医薬品、飲食品等に多くの用
途が期待されているものである。 従来、W/O/W型複合エマルジヨンの調製に
は、最初の一次乳化において、ソルビタンモノオ
レート等のスパン系乳化剤を対油10%以上用いて
乳化し、次いで二次乳化することが行なわれてい
た。 しかしながら、対油10%以上もの乳化剤を使用
した場合、乳化剤の味が強く感じられるようにな
つて、好ましくなく、特に食品用としては一般に
使用できるものではなかつたのである。 まず、本発明者らは、最初の乳化の時の乳化剤
の量を低減させるために研究したところ、最初の
乳化にポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステ
ルを用いることによつて著じるしく乳化剤の量を
低減させることによつて成功したのである。ま
た、最初の乳化にポリグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステルを用いれば、油相に水相を添加して
製造する一般的なW/O型エマルジヨンの製造法
以外に、水相に油相を添加してO/W型エマルジ
ヨンを作り、これを更に撹拌してW/O型エマル
ジヨンに転相させる方法を行うことができ、より
微細なエマルジヨンを得ることが可能であること
も分つたのである。 しかしながら、このようにして得たW/O型エ
マルジヨンを常法によつて二次乳化する時に最初
のW/O型エマルジヨンのかなりの量が破壊され
てしまうという問題に直面したのである。即ち、
常法の二次乳化としては、水相を撹拌しつつW/
O型エマルジヨンを添加し、その後しばらく撹拌
する方法がとられるのである。しかし、この方法
では、添加されるW/O型エマルジヨンが直ちに
水相中で回転する撹拌翼に当り、強い衝撃によつ
てそのかなりの部分が破壊され、油中の微細水滴
の量が減少してしまうのが分つたのである。 本発明者らは、このような二次乳化における
W/O型エマルジヨンの破壊を防止するために鋭
意研究したところ、W/O型エマルジヨンに乳化
剤を添加した水相を全部添加した後、撹拌し、す
みやかにW/O/W型複合エマルジヨンにすれ
ば、最初のW/O型エマルジヨンはほとんど破壊
されないことが分つたのである。即ち、下方に撹
拌翼のついた一般的撹拌機を用いて、W/O型エ
マルジヨンに水相を添加すると、水相が重いので
下方に行き、撹拌翼には直接は水相が当り、強い
衝撃を受けることになるので、両者を撹拌すると
き、W/O型エマルジヨンは、水相中に吸いこま
れるようになり、全体として強い衝撃を受けるこ
となく、W/O型エマルジヨンの破壊は極力防止
できることになるのである。 本発明は、水又は水相と、ポリグリセリン縮合
リシノレイン酸エステルを添加した油脂から得ら
れたW/O型エマルジヨンに、乳化剤を添加した
水相を添加した後、混合撹拌することを特徴とす
る食品用W/O/W型複合エマルジヨンの製造法
である。 本発明においては、まず、油脂にポリグリセリ
ン縮合リシノレイン酸エステルが対油0.1〜5%、
好ましくは0.7〜2.5%、更に好ましくは1.0〜2.3
%添加、混合される。油脂としてはいかなるもの
でもよいが、硬化油を用いる場合は、加温して溶
融して使用される。 別に、水を用意するが、水には各種添加物、添
加料等を混合して水相としておいてもよく、また
加温してもよい。 本発明においては、W/O型エマルジヨンを製
造するのに2つの方法がある。第1は、油脂に水
相を逐次添加混合して、直接W/O型のエマルジ
ヨンとする方法であり、第2は水相に油相を逐次
添加混合して、まずO/W型のエマルジヨンと
し、これをよく撹拌して転相を起させて、W/O
型のエマルジヨンとする方法である。本発明では
乳化剤としてポリグリセリン縮合リシノレイン酸
エステルを用いたので、上述のいずれの方法によ
つても微細水滴を有するW/O型エマルジヨンを
得ることができるが、転相による第2の方法が、
微細で均一な水滴が得られるので、より好ましい
ものである。 転相による第2の方法を説明すれば、水又は水
相にポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
を添加した油脂が逐次添加混合される。ポリグリ
セリン縮合リシノレイン酸エステルとしては、テ
トラグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ヘ
キサグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、デ
カグリセリン縮合リシノレイン酸エステルなどが
あるが、これらのいずれでもよく、また混合物で
もよい。 微細な乳化物を得るために一度に多量混合しな
い方がよい。また、油脂と水の量は目的に応じて
適宜の量でよいが、次に転相させるために油脂: 水=3:1〜1:3程度がよい。 ここで、得られたO/W型エマルジヨンは、ホ
モミキサーによつて十分撹拌することによつて
W/O型に転相させられる。この転相によつてき
わめて微細でなめらかな乳化物を得ることができ
る。また、油中の水相に各種添加物を封じ込むこ
とができるものである。この際の撹拌は、ホモミ
キサーで例えば3000〜8000rpm程度の強力なもの
が好ましい。また、ホモジナイザー等の乳化機、
ボテター等の撹拌装置でもよい。また、このW/
O型エマルジヨンは後の乳化を良くするために50
〜80℃に加温しておくとよい。 次に、別の水相が調製される。水に、ナトリウ
ムカゼイネート、澱粉、ガム質、乳化剤又はこれ
らの混合物などが添加される。ここにおける乳化
剤としては、親水性の乳化剤であればいかなるも
のでもよいが、シヨ糖脂肪酸エステルが好まし
い。その他、目的に応じて、着色料、呈味料等が
添加される。この水相は乳化が良好に行なわれる
ように、50〜80℃程度に加温されているのがよ
い。 添加の順序はいずれでもよいが、操作の都合
上、撹拌機に、まず、W/O型エマルジヨンを入
れ、次に乳化剤を添加した水相を入れる。ここに
おける撹拌機としては、底部近くに撹拌機のつい
たもの、吸い込み型で全体に撹拌翼のあるもの、
吸い込み混合だけで撹拌機など、上部にあるW/
O型エマルジヨンに直接撹拌翼の衝撃が与えなれ
ないものであればいずれの撹拌機でもよい。 この水相と上記W/O型エマルジヨンを混合
し、撹拌機で例えば250rpm5分撹拌混合し、次い
でホモゲナイザー処理する。ここに得られるのは
W/O/W型エマルジヨンで、きわめて微細な乳
化物である。 このように、本発明においては、きわめて微細
な水滴を有し、かつ安定したW/O/W型エマル
ジヨンを得ることができるので、これを利用して
低脂肪で、しかも濃厚感を有する牛乳やその類似
物、加工品、その他ホイツプ用クリーム、コーヒ
ークリーム、アイスクリーム等を製造することが
できるものである。 次に本発明の試験例及び実施例を示す。ただ
し、ここで用いたポリグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステルは、グリセリンの重合度3〜4、リ
シノレイン酸の縮合度4〜5を有するエステルの
混合物である。 試験例 1 50℃の大豆硬化油300gに乳化剤としてポリグ
リセリン縮合リシノレイン酸エステル又はソルビ
タンモノオレート(スパン80)を対油0.5〜10%
(変量)添加し、混合した。 これを、50℃の水200gに逐次添加し、O/W
型エマルジヨンを得、これをホモミキサーで
6000rpmで撹拌し、転相させ、W/O型エマルジ
ヨンを得た。 次いで、シヨ糖脂肪酸エステル2%添加した水
500gを70℃にし、これに70℃にした前記W/O
型エマルジヨンを添加した後、底部に撹拌翼のつ
いた撹拌機で250rpmで5分撹拌し、更にホモゲ
ナイザーで100Kg/cm2で処理し、5℃に冷却した。 得られた各W/O/W型複合エマルジヨンにつ
いて、W/O/W型生成率をみた。その結果は第
1図に示される。ここでAはポリグリセリン縮合
リシノレイン酸を用いた場合、Bはスパン80を用
いた場合を示している。 第1図から明らかなように、W/O/W型エマ
ルジヨンを得るのに、ポリグリセリン縮合リシノ
レイン酸エステルが著じるしくすぐれているのが
分る。 なお、W/O/W型の生成率の測定は油化学26
(10)655(1977)に記載されている松本らの方法に従
つた。 試験例 2 試験例1の方法と同様に、ただし下記の点のみ
変更し、W/O/W型エマルジヨンを製造し、そ
れぞれの平均水滴径、W/O/W型の生成率をみ
た。 A:ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
を対油1.0%用い、後は試験例1の方法と同様
にした。 B:ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
を対油1.0%用いたが、油相に水相を添加して
一次の乳化を行い、後は試験例1の方法と同様
にした。 C:乳化剤としてポリグリセリン縮合リシノレイ
ン酸エステルの代りにソルビタンモノステアレ
ートとソルビタンモノオレートの1:1混合物
を対油1.0%用いた。 D:Cと同じ混合物を対油10.0%用いた。 その結果は次の表1に示される。
【表】
試験例 3
試験例1の方法と同様の処理において、ポリグ
リセリン縮合リシノレイン酸エステルを他の各種
乳化剤にかえ、同じくすべて対油1%の添加で、
それぞれW/O/W型エマルジヨンを製造し、そ
れぞれの平均水滴径、W/O/W型の生成率、5
℃で1ケ月保存後のW/O/W型の生成率をみ
た。その結果は、次の表2に示される。 なお、W/O/W型の生成率の測定は試験例1
の方法によつた。
リセリン縮合リシノレイン酸エステルを他の各種
乳化剤にかえ、同じくすべて対油1%の添加で、
それぞれW/O/W型エマルジヨンを製造し、そ
れぞれの平均水滴径、W/O/W型の生成率、5
℃で1ケ月保存後のW/O/W型の生成率をみ
た。その結果は、次の表2に示される。 なお、W/O/W型の生成率の測定は試験例1
の方法によつた。
【表】
試験例 4
50℃の大豆硬化油300gにポリグリセリン縮合
リシノレイン酸エステルを対油2%添加し、50℃
の水200gに逐次添加し、ホモミキサーで
6000rpmで撹拌し、途中で転相させW/O型エマ
ルジヨンを得た。 次いでシヨ糖脂肪酸エステルを2%添加した水
溶液500gを70℃にしたものと、前記W/O型エ
マルジヨンを70℃にしたものとを用いて、次の試
験を実施した。 W/O型エマルジヨンをシヨ糖脂肪酸エステル
を含む水溶液に添加する場合の添加速度を500、
200、100g/minの3条件で行ない、各々の場合
に撹拌機(HEIDON、スリーワンモーター)の
回転数を1200、500、250rpmの3条件でテストし
た。また、撹拌をしないでW/O型エマルジヨン
にシユガーエステルを含む水溶液を全部添加した
後に、上記3条件の回転数で撹拌するテストをし
た。これらの処理を行なつたものは、それぞれ更
にホモゲナイザーで100Kg/cm2で処理し、5℃に
冷却し、W/O/W型エマルジヨンの生成率を測
定した。生成率の測定は、油化学、26(10)655( ’
77)の松本らの方法に従つた。その結果を表3に
示す。
リシノレイン酸エステルを対油2%添加し、50℃
の水200gに逐次添加し、ホモミキサーで
6000rpmで撹拌し、途中で転相させW/O型エマ
ルジヨンを得た。 次いでシヨ糖脂肪酸エステルを2%添加した水
溶液500gを70℃にしたものと、前記W/O型エ
マルジヨンを70℃にしたものとを用いて、次の試
験を実施した。 W/O型エマルジヨンをシヨ糖脂肪酸エステル
を含む水溶液に添加する場合の添加速度を500、
200、100g/minの3条件で行ない、各々の場合
に撹拌機(HEIDON、スリーワンモーター)の
回転数を1200、500、250rpmの3条件でテストし
た。また、撹拌をしないでW/O型エマルジヨン
にシユガーエステルを含む水溶液を全部添加した
後に、上記3条件の回転数で撹拌するテストをし
た。これらの処理を行なつたものは、それぞれ更
にホモゲナイザーで100Kg/cm2で処理し、5℃に
冷却し、W/O/W型エマルジヨンの生成率を測
定した。生成率の測定は、油化学、26(10)655( ’
77)の松本らの方法に従つた。その結果を表3に
示す。
【表】
表3から明らかなように、撹拌しながらシヨ糖
脂肪酸エステルを含む水溶液にW/O型エマルジ
ヨンを添加したものより、W/O型エマルジヨン
に全部の水溶液を添加した後に1挙に撹拌したも
のの方が生成率が高く、撹拌の回転数の影響も少
ないのが分る。 また、撹拌しながらシヨ糖脂肪酸エステルを含
む水溶液にW/O型エマルジヨンを添加する場
合、撹拌の回転数が高い場合やW/O型エマルジ
ヨンの添加速度が遅い場合には生成率が減少する
のが分る。 実施例 1 大豆硬化油2970gを50℃に加温し、これにポリ
グリセリン縮合リシノレイン酸エステル30gを添
加、混合した。 一方、水2000gで50℃に加温し、これをホモミ
キサーで6000rpmで撹拌しながら上記大豆硬化油
混合物を20ml/分の割合で逐次添加し、途中で
O/Wから転相させW/O型エマルジヨン5000g
を得た。 別に、水4850g、シヨ糖脂肪酸エステル(DK
エステルF−160)100g、ナトリウムカゼイネー
ト50gを混合し、70℃に加温し、これと上記W/
O型エマルジヨンの70℃加温物とを、底部に撹拌
翼のついた撹拌機に入れた後、250rpmで5分間
撹拌し、更にホモゲナイザーで100Kg/cm2で処理
し、これを5℃に冷却し、W/O/W型エマルジ
ヨンを得た。 得られたW/O/W型エマルジヨンは、常温で
保存しても、きわめて長期間安定していた。
脂肪酸エステルを含む水溶液にW/O型エマルジ
ヨンを添加したものより、W/O型エマルジヨン
に全部の水溶液を添加した後に1挙に撹拌したも
のの方が生成率が高く、撹拌の回転数の影響も少
ないのが分る。 また、撹拌しながらシヨ糖脂肪酸エステルを含
む水溶液にW/O型エマルジヨンを添加する場
合、撹拌の回転数が高い場合やW/O型エマルジ
ヨンの添加速度が遅い場合には生成率が減少する
のが分る。 実施例 1 大豆硬化油2970gを50℃に加温し、これにポリ
グリセリン縮合リシノレイン酸エステル30gを添
加、混合した。 一方、水2000gで50℃に加温し、これをホモミ
キサーで6000rpmで撹拌しながら上記大豆硬化油
混合物を20ml/分の割合で逐次添加し、途中で
O/Wから転相させW/O型エマルジヨン5000g
を得た。 別に、水4850g、シヨ糖脂肪酸エステル(DK
エステルF−160)100g、ナトリウムカゼイネー
ト50gを混合し、70℃に加温し、これと上記W/
O型エマルジヨンの70℃加温物とを、底部に撹拌
翼のついた撹拌機に入れた後、250rpmで5分間
撹拌し、更にホモゲナイザーで100Kg/cm2で処理
し、これを5℃に冷却し、W/O/W型エマルジ
ヨンを得た。 得られたW/O/W型エマルジヨンは、常温で
保存しても、きわめて長期間安定していた。
第1図は、試験例1で各乳化剤を濃度をかえ
て、W/O/W型油脂組成物の生成率を示す図で
ある。
て、W/O/W型油脂組成物の生成率を示す図で
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 水又は水相と、ポリグリセリン縮合リシノレ
イン酸エステルを添加した油脂から得られたW/
O型エマルジヨンに、乳化剤を添加した水相を添
加した後、混合撹拌することを特徴とする食品用
W/O/W型複合エマルジヨンの製造法。 2 W/O型エマルジヨンが水又は水相に、ポリ
グリセリン縮合リシノレイン酸エステルを添加し
た油脂を添加混合し、O/W型エマルジヨンを形
成させ、撹拌することによつて転相させて得られ
たW/O型エマルジヨンである特許請求の範囲第
1項記載の食品用W/O/W型複合エマルジヨン
の製造法。 3 乳化剤がシヨ糖脂肪酸エステルである特許請
求の範囲第1項記載の食品用W/O/W型複合エ
マルジヨンの製造法。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58146689A JPS6041453A (ja) | 1983-08-12 | 1983-08-12 | 食品用w/o/w型複合エマルジヨンの製造法 |
| PCT/JP1983/000320 WO1984001270A1 (fr) | 1982-10-01 | 1983-09-29 | Procede de production de compositions alimentaires d'huile et de graisse a emulsion eau/huile/eau |
| DE19833390056 DE3390056T (de) | 1982-10-01 | 1983-09-29 | Verfahren zur Herstellung einer W/O/W-Öl- und -Fettzusammensetzung für Nahrungsmittel |
| NL8320300A NL191051C (nl) | 1982-10-01 | 1983-09-29 | Werkwijze voor de bereiding van een W/O/W-emulsie voor voedingsmiddelen. |
| EP83903105A EP0120967B1 (en) | 1982-10-01 | 1983-09-29 | Process for producing w/o/w oil-and-fat composition for food use |
| GB08400218A GB2143839B (en) | 1982-10-01 | 1983-09-29 | Process for producing w/o/w oil-and-fat composition for food use |
| US06/729,192 US4590086A (en) | 1982-10-01 | 1985-05-01 | Process for the production of a water-in-oil-in-water emulsion for foods |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58146689A JPS6041453A (ja) | 1983-08-12 | 1983-08-12 | 食品用w/o/w型複合エマルジヨンの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6041453A JPS6041453A (ja) | 1985-03-05 |
| JPS6361908B2 true JPS6361908B2 (ja) | 1988-11-30 |
Family
ID=15413345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58146689A Granted JPS6041453A (ja) | 1982-10-01 | 1983-08-12 | 食品用w/o/w型複合エマルジヨンの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6041453A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07102086B2 (ja) * | 1986-04-23 | 1995-11-08 | 太陽化学株式会社 | アイスクリームミックスの静菌法 |
| JP2772860B2 (ja) * | 1990-08-17 | 1998-07-09 | 明治乳業株式会社 | W/o/w型複合エマルション及びその製造法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS602903B2 (ja) * | 1980-07-02 | 1985-01-24 | 株式会社資生堂 | 多相型エマルションの調製方法 |
-
1983
- 1983-08-12 JP JP58146689A patent/JPS6041453A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6041453A (ja) | 1985-03-05 |
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