JPS602903B2 - 多相型エマルションの調製方法 - Google Patents

多相型エマルションの調製方法

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JPS602903B2
JPS602903B2 JP55090141A JP9014180A JPS602903B2 JP S602903 B2 JPS602903 B2 JP S602903B2 JP 55090141 A JP55090141 A JP 55090141A JP 9014180 A JP9014180 A JP 9014180A JP S602903 B2 JPS602903 B2 JP S602903B2
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JP
Japan
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emulsion
acid ester
fatty acid
water
oil
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JP55090141A
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新 中村
達也 尾沢
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/04Dispersions; Emulsions
    • A61K8/06Emulsions
    • A61K8/066Multiple emulsions, e.g. water-in-oil-in-water

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  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は安定なる水中油中水型ヱマルションの調製方法
に関するものであり、特にェマルションタィプの化粧料
を製造する場合に好適な水中油中水型ェマルションの調
製方法を提供することを目的とするものである。
水中油中水型ェマルション(以下、W/○/W型ェマル
ションと記す。)の効果的な調製方法としては、あらか
じめ親油性界面活性剤を用いて調製した油中水型ェマル
ションを、親水性界面活性剤を加えた水溶液中に分散す
る方法が1973年第2乳副コロイドおよび界面イビ学
討論会において報告され、その後もW/0/W型ェマル
ションの調製方法・物性・安定性・利用について、学会
・論文・特許公報・講演会等で種々報告がなされている
。例えば第2乳団コロイドおよび界面化学討論会におい
ては親油性界面活性剤としてソルビタンオレィン酸ェス
テル、親水性界面活性剤としてポリオキシェチレンソル
ビタンオレイン酸ヱステルやポリオキシェチレンオレィ
ルェーテル等を用いると、高い生成率(ここでいう生成
率とは油滴中に分散している水相の計算量に対する実際
の量の割合で残存率と同義)をもつW/○/W型分散の
ェマルションが得られると報告されている。また1斑7
年に行なわれた第31回討論会の報告では、生成率の高
い親油性界面活性剤としてソルビタンセスキオレィン酸
ェステル、グリセロールモノオレイン酸ェステル、ジグ
リセロールジオレィン酸ェステル等があげられている。
更に袴関昭52−4皮斑2および椿関昭52一1乳02
9号公報では油溶性界面活性剤としてソルビタン脂肪酸
ェステル、水溶性界面活性剤として藤糖脂肪酸ェステル
の組合せについて開示されている。しかし上掲の界面活
性剤を用いてW/0/W型ェマルションを調製する場合
、いずれも生成したェマルションは最外相或は最内相と
なる水相部分に配合される成分の影響を受け易く、配合
成分によっては少量が配合される場合であっても、W/
○/W型粒子の生成率を低下させたり、また、ェマルシ
ョン全体を油中水型にしてしまうことすらある。例えば
侍開昭52−1糾029号公報においてはイq辞料への
利用について記載されているが、ここに記載されている
実施例1〜7において、ェマルションタィプの化粧料に
必須的な成分として配合されるプロピレングリコールや
グリセリン等の保温剤或はメチルパラベン等の防腐剤を
加えると、W/0/W型の粒子形態をとるものが極端に
減少しェマルションの特色が失われ、その結果、製品へ
の利用が意味の無いものとなってしまうのである。そこ
でこのような影響を受けにくく、しかも利用面、特にェ
マルションタィプのイQ鉾料としての利用面でW/0/
W型ェマルションの特長を生かせる系を関発すべ〈鋭意
研究の結果、以下の界面活性剤の組合せのものが生成率
が高く、しかも保湿剤.防腐剤等の影響を受けにくいこ
とを見出した。
即ち親油性界面活性剤として トリグリセロール脂肪酸ェステル ソルビタンジグリセリン脂肪酸ェステル 親水性界面活性剤として ポリオキシェチレン硬化ひまし油脂肪酸ェステ/し藤糖
脂肪酸ェステル を使用した場合である。
トリグリセロール脂肪酸ェステルおよびソルビタンジグ
リセリン脂肪酸ヱステルについてその脂肪酸は例えばラ
ゥリン酸、ミリスチン酸、バルミチン酸、ステアリン酸
、オレィン酸、ィソステアリン酸であり、これらの中で
はオレィン酸、ィソステアリン酸が好ましい。
またェステル化度はモノジ、トリのいずれでもよいがジ
体及びトリ体が好ましい、またその配合量は油相成分に
対し2〜3重量%(以下、%は重量%を表わす。)添加
すればよい。2%以下である場合には、第1段階の油中
水型ェマルションが安定なものが得られず、30%以上
である場合には、多くの場合最終的に得られるW/○/
W型ェマルションの系全体がW/O型へ移行する。
次に、本発明で使用する親水性界面活性剤は、ポリオキ
シェチレン硬化ひまし油脂肪酸ェステルおよび藤糖脂肪
酸ェステルで、ともに、水に溶解するHL−Balam
eのものがいずれも良好であった。
その濃度は親油性界面活性剤に対し1〜0.15の範囲
で使用できる。
上記の界面活性剤は単独ではもちろんのこと、従来から
良好であったものと混合して用いても差支えない。
次に本発明における効果を従来技術と比較して記載する
と、以下の通りである。
実験例1 最外水相{霞案盃界面活性剤 3字※ 油 相{雲窟塵鼻声員建言リン 2言 最内水相 精製水 30 上掲の組成割合で親水性界面活性剤、親油性界面活性剤
をそれぞれ組合せ、W/○/W型ェマルションを調製す
る。
即ち、各種親油性界面活性剤56夕を含む竪質流動パラ
フィン溶液275のこ精製水330夕を加え70qoで
ホモミキサーで均一分散する迄充分に乳化しW/O型ェ
マルションを調製する。上掲のW/O型ェマルション6
00夕を、各種親水性界面活性剤10夕を溶解した水溶
液400多中に縄拝しながら徐々に添加し70q0にお
いてホモミキサーで乳化後、25qoに急冷したものを
試料とした。
上掲の方法で調製したェマルションの残存率の値を表1
に示す。
尚、残存率とは最内水相となるべき水相中、実際に油液
中に含有されている水相の割合で、値の大なるもの程、
優れていることを示す。表 1 表中の数
字は※を表わす。
×は、特開昭52−134029号公報記載の組合せ。
表1より明らかな通り、ソルビタンオレィン酸ェステル
と各種親水性界面活性剤の組合せより、本発明のトリグ
リセロールジィソステァリン酸ェステル、ソルビタンジ
グリセリンジイソステアリン酸ェステルと各種水溶性界
面活性剤の組合せの方が優れていることが解る。次に生
成した上記ェマルションの質感、即ち指へのとれ、指触
りッチ感〜栄養感、重厚感等について評価したところ、
表2の通りである。
表 2. ×は時開昭52−134029号公報記載の組合せ。
評点は次の通りである。質感 ◎ 非常にあり。
○あり △ やや不足。
× 全く感じられない。
表2より明らかな通り、本 日によ ェマルションの質
感はいずれも極めて優れている。
実験例 2 最外水相への添加物の配合効果を調べるために、実験例
1の最上水相にブロピレングリコールを配合した場合の
残存率を表3に示す。
最外水相J精製水 34%L妻杏誓
暴言夢等誓−ル ー%5% 油 相(蓮窟鐘鼻声員雀寿ン 偽% 5% 長内水相 精製水 30%調製方法は
実験例1と同様である。
表 3 表中の数字は※を表わす。
失は特開昭52−134029号公報記載の組合せ。プ
ロピレングリコールが配合されると、樽開昭52一13
402計号公報記載の界面活性剤の組合せ(夫印のもの
)において残存率が著しく低下するが、本発明の組合せ
では低下度は従来技術に比較して極めて少い。生成した
上掲ェマルションの質感を実験例1と同様に評価したと
ころ、表4の通りである。
表 4失印は特開昭52−134029号公報記載の組
合せ。
実験例2と同様にして、プロピレングリコール3%を添
加した場合の従来技術の方法と本発明による方法でW/
○/W型ェマルションを調製し、残存率を測定した実験
例1,2の値と合せて、プロピレングリコールを添加し
た場合のW/○/W型ェマルションの残存率の値への影
響を第1図に示す。第1図より、本発明の方法によるW
/○/W型ェマルションの残存率は、従来技術の方法に
よる場合に比較しプロピレングリコール添加の影響が極
めて低いことが解る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実験例1の方法でW/0/W型ェマルションを
調製した場合における、プロピレングリコールの添加量
とェマルションの残存率の関係を示す。 A〜Cは従来技術の界面活性剤の組合せの場合で、親油
性界面活性剤としてA〜Cともソルビタンオレィン酸ェ
ステルを親水性界面活性剤としてAは藤糠ステアリン酸
ェステルを、BはPOE(60モル)硬化ヒマシ油トリ
ィソステアリン酸ェステルを、CはPOE(40モル)
硬化ヒマシ油モノイソステアリン酸ヱステルを使用した
場合である。 D〜1は本発明の方法による界面活性剤の組合せの場合
で、親油性界面活性剤としてD〜Fは、ともにトリグリ
セロールジイソステアリン酸ェステルを、親水性界面活
性剤としてDは藤糖ステアリン酸ェステルを、EはPO
E(60モル)硬化ヒマシ油トリイソステアリン酸ェス
テルを、FはPOE(40モル)硬化ヒマシ油モノイソ
ステアリン酸ェステルを使用した場合である。 G〜1は親油性界面活性剤として、ともに、ソルビタン
ジグリセリンジイソステアリン酸ェステルを親水性界面
活性剤としてGは藤糖脂肪酸ェステルを、日はFOE(
60モル)硬化ヒマシ油トリィソステアリン酸ェステル
を、1はPOE(40モル)硬化ヒマシ油モノイソステ
アリン酸ェステルを使用した場合である。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 親水性界面活性剤を加えた水溶液中に、親油性界面
    活性剤を用いて得た油中水型エマルシヨンを分散するこ
    とによって水中油中水型エマルシヨンを調製する方法に
    おいて、親油性界面活性剤としてトリグリセリン脂肪酸
    エステル又はソルビタンジグリセリン脂肪酸エステルを
    、親水性界面活性剤としてポリオキシエチレン硬化ひま
    し油脂肪酸エステル又は蔗糖脂肪酸エステルを用いるこ
    とを特徴とする多相型エマルシヨンの調製方法。
JP55090141A 1980-07-02 1980-07-02 多相型エマルションの調製方法 Expired JPS602903B2 (ja)

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