JPS6361517B2 - - Google Patents
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- JPS6361517B2 JPS6361517B2 JP58128742A JP12874283A JPS6361517B2 JP S6361517 B2 JPS6361517 B2 JP S6361517B2 JP 58128742 A JP58128742 A JP 58128742A JP 12874283 A JP12874283 A JP 12874283A JP S6361517 B2 JPS6361517 B2 JP S6361517B2
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- JP
- Japan
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- rotor
- housing
- vane
- rotary pump
- center housing
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C21/00—Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
- F01C21/10—Outer members for co-operation with rotary pistons; Casings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/30—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
- F04C18/34—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members
- F04C18/344—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member
- F04C18/348—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids having the characteristics covered by two or more of groups F04C18/02, F04C18/08, F04C18/22, F04C18/24, F04C18/48, or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F04C18/08 or F04C18/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member the vanes positively engaging, with circumferential play, an outer rotatable member
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ベーン型回転ポンプのとくにサイド
ハウジングの構造に関する。
ハウジングの構造に関する。
ベーン型回転ポンプは、センタハウジング内に
ロータを偏心させて回転自在に装入し、ロータに
設けたベーン溝にベーンを摺動自在に嵌挿し、ロ
ータとセンタハウジング、またはロータとセンタ
ハウジング内に設けた回転スリーブとの間に形成
される作動室に流体を吸入して、圧縮または膨張
させ、吐出するものから成る。センタハウジング
の両端はサイドハウジングにて覆われ、ロータは
このサイドハウジングにベアリングを介して回転
自在に支持される。
ロータを偏心させて回転自在に装入し、ロータに
設けたベーン溝にベーンを摺動自在に嵌挿し、ロ
ータとセンタハウジング、またはロータとセンタ
ハウジング内に設けた回転スリーブとの間に形成
される作動室に流体を吸入して、圧縮または膨張
させ、吐出するものから成る。センタハウジング
の両端はサイドハウジングにて覆われ、ロータは
このサイドハウジングにベアリングを介して回転
自在に支持される。
この種のベーン型回転ポンプにあつては、サイ
ドハウジングは従来鋳鉄によつて製造されていた
ため、それ自体非常に重いという欠点があつた。
しかし、近年、軽量化をはかるために、ハウジン
グ全体を軽金属製または軽合金製にする試みがな
されている。しかし、サイドハウジングをアルミ
ニウム等の軽金属、アルミニウム合金、マグネシ
ウム合金等の軽合金から作製した場合、とくに強
度を必要とする、ベアリングを支持しているシヤ
フト収容部分が強度に欠け、歪や変形を起してロ
ータを高精度に支持するという観点から耐久性に
欠けるという問題があつた。
ドハウジングは従来鋳鉄によつて製造されていた
ため、それ自体非常に重いという欠点があつた。
しかし、近年、軽量化をはかるために、ハウジン
グ全体を軽金属製または軽合金製にする試みがな
されている。しかし、サイドハウジングをアルミ
ニウム等の軽金属、アルミニウム合金、マグネシ
ウム合金等の軽合金から作製した場合、とくに強
度を必要とする、ベアリングを支持しているシヤ
フト収容部分が強度に欠け、歪や変形を起してロ
ータを高精度に支持するという観点から耐久性に
欠けるという問題があつた。
本発明は、上記のような問題を除去するため
に、全体鋳鉄製のサイドハウジングに比べて軽量
であり、全体金属製または軽合金製のサイドハウ
ジングに比べて強度的に優れているサイドハウジ
ングを有する回転ポンプを提供することを目的と
する。
に、全体鋳鉄製のサイドハウジングに比べて軽量
であり、全体金属製または軽合金製のサイドハウ
ジングに比べて強度的に優れているサイドハウジ
ングを有する回転ポンプを提供することを目的と
する。
この目的を達成するために、本発明のベーン型
回転ポンプにおいては、サイドハウジングがベア
リングを収容するシヤフト収容部分とロータ側方
の側板部分とから構成されており、シヤフト収容
部分が鉄系材料またはウイスカ型複合材料から構
成され、側板部分が軽金属または軽合金から構成
されており、両者が一体的に結合固定されてい。
回転ポンプにおいては、サイドハウジングがベア
リングを収容するシヤフト収容部分とロータ側方
の側板部分とから構成されており、シヤフト収容
部分が鉄系材料またはウイスカ型複合材料から構
成され、側板部分が軽金属または軽合金から構成
されており、両者が一体的に結合固定されてい。
このように構成することによつて、シヤフト収
容部分の強度が、全体鋳鉄製のサイドハウジング
並みに向上されるとともに、重量上大きなウエイ
トを占める側板部分が軽金属製または軽合金製と
なつているため全体鋳鉄製のサイドハウジングに
比べて大巾に軽量化され、所期の目的が達成され
る。
容部分の強度が、全体鋳鉄製のサイドハウジング
並みに向上されるとともに、重量上大きなウエイ
トを占める側板部分が軽金属製または軽合金製と
なつているため全体鋳鉄製のサイドハウジングに
比べて大巾に軽量化され、所期の目的が達成され
る。
以下に、本発明のベーン型回転ポンプの望まし
い実施例を図面を参照して説明する。
い実施例を図面を参照して説明する。
第１図および第２図は本発明の第１実施例に係
るベーン型回転ポンプを示している。図中、１は
センタハウジング、２はセンタハウジング１内に
設けられたロータであり、該ロータ２は、ロータ
２と一体に形成された回転軸３部でベアリング
４，５により回転自在に支持されている。ベアリ
ング４，５は、フロントハウジングを構成するフ
ロントサイドハウジング６、リヤサイドハウジン
グ７にそれぞれ嵌合されている。フロントサイド
ハウジング６、リヤサイドハウジング７およびリ
ヤサイドハウジング７の外側に設けられたリヤカ
バー８は、センタハウジング１を貫通するボルト
９によつて、センタハウジング１に締結されてい
る。ロータ２の回転軸３は、フロントサイドハウ
ジング６にベアリング１０を介して回転自在に支
持されたプーリ１１と回転部材１２を介して連結
されている。そして、プーリ１１には図示を省略
した駆動装置、たとえばエンジンクランクシヤフ
ト等、から回転駆動力が伝達される。
るベーン型回転ポンプを示している。図中、１は
センタハウジング、２はセンタハウジング１内に
設けられたロータであり、該ロータ２は、ロータ
２と一体に形成された回転軸３部でベアリング
４，５により回転自在に支持されている。ベアリ
ング４，５は、フロントハウジングを構成するフ
ロントサイドハウジング６、リヤサイドハウジン
グ７にそれぞれ嵌合されている。フロントサイド
ハウジング６、リヤサイドハウジング７およびリ
ヤサイドハウジング７の外側に設けられたリヤカ
バー８は、センタハウジング１を貫通するボルト
９によつて、センタハウジング１に締結されてい
る。ロータ２の回転軸３は、フロントサイドハウ
ジング６にベアリング１０を介して回転自在に支
持されたプーリ１１と回転部材１２を介して連結
されている。そして、プーリ１１には図示を省略
した駆動装置、たとえばエンジンクランクシヤフ
ト等、から回転駆動力が伝達される。
ロータ２は、第２図に示すように、センタハウ
ジング１の軸心１３から偏心した位置にその軸心
１４を有している。ロータ２には、ロータ２の半
径方向に延びセンタハウジング１の内周面方向に
向けて開口する有底のベーン溝１５が複数形成さ
れており、ベーン溝１５にはセンタハウジング１
の内周面に向かつて出入自在にベーン１６が嵌挿
されている。
ジング１の軸心１３から偏心した位置にその軸心
１４を有している。ロータ２には、ロータ２の半
径方向に延びセンタハウジング１の内周面方向に
向けて開口する有底のベーン溝１５が複数形成さ
れており、ベーン溝１５にはセンタハウジング１
の内周面に向かつて出入自在にベーン１６が嵌挿
されている。
ベーン１６とセンタハウジング１の内周面との
間には、センタハウジング１の軸心１３と実質的
に同一の軸心を有する環状部材から成る回転スリ
ーブ１７が回転自在に内装されている。回転スリ
ーブ１７の外周面とセンタハウジング１の内周面
との間のクリアランスは空気軸受室１８を形成し
ている。空気軸受室１８は回転スリーブ１７の外
周面全面にわたつて形成されており、回転スリー
ブ１７はセンタハウジング１内に空気軸受室１８
を介して浮動支持されている。この空気軸受室１
８には、センタハウジング１の内周面に回転スリ
ーブ１７の軸と平行方向に延びる直線スリツト状
に形成された気体の流入口１９および流出口２０
が、開口している。流入口１９の開口は、ジグザ
グ状に延びるスリツトあるいは回転方向に頂点を
有する二等辺三角形状の開口であつてもよい。流
入口１９は、リヤサイドハウジング７内に形成さ
れた気体供給孔２１を介してリヤカバー８内に形
成された吸入室２２と連通している。
間には、センタハウジング１の軸心１３と実質的
に同一の軸心を有する環状部材から成る回転スリ
ーブ１７が回転自在に内装されている。回転スリ
ーブ１７の外周面とセンタハウジング１の内周面
との間のクリアランスは空気軸受室１８を形成し
ている。空気軸受室１８は回転スリーブ１７の外
周面全面にわたつて形成されており、回転スリー
ブ１７はセンタハウジング１内に空気軸受室１８
を介して浮動支持されている。この空気軸受室１
８には、センタハウジング１の内周面に回転スリ
ーブ１７の軸と平行方向に延びる直線スリツト状
に形成された気体の流入口１９および流出口２０
が、開口している。流入口１９の開口は、ジグザ
グ状に延びるスリツトあるいは回転方向に頂点を
有する二等辺三角形状の開口であつてもよい。流
入口１９は、リヤサイドハウジング７内に形成さ
れた気体供給孔２１を介してリヤカバー８内に形
成された吸入室２２と連通している。
吸入室２２は、リヤサイドハウジング７内に形
成され第２図に示すようにロータ２側に円弧状に
開口した吸入孔２３を介して、ロータ２と回転ス
リーブ１７との間の吸入側作動室２４と連通して
いる。吸入室２２は、また、ロータ２側が円弧状
に開口した連通孔２５を介してベーン溝１５の底
とベーン１６との間に形成される空間に連通して
いる。
成され第２図に示すようにロータ２側に円弧状に
開口した吸入孔２３を介して、ロータ２と回転ス
リーブ１７との間の吸入側作動室２４と連通して
いる。吸入室２２は、また、ロータ２側が円弧状
に開口した連通孔２５を介してベーン溝１５の底
とベーン１６との間に形成される空間に連通して
いる。
一方、流出口２０は、リヤサイドハウジング７
内に形成された気体排出孔２６を介してリヤカバ
ー８内に形成された吐出室２７と連通している。
吐出室２７は、吐出弁２８を介してリヤサイドハ
ウジング７内に形成された吐出孔２９と連通して
いる。該吐出孔２９は、ロータ２側に円弧状に開
口してロータ２と回転スリーブ１７との間の吐出
側作動室３０と連通し、かつロータ２側が円弧状
に開口した連通孔３１を介してベーン溝１５の底
とベーン１６との間に形成される空間に連通して
いる。
内に形成された気体排出孔２６を介してリヤカバ
ー８内に形成された吐出室２７と連通している。
吐出室２７は、吐出弁２８を介してリヤサイドハ
ウジング７内に形成された吐出孔２９と連通して
いる。該吐出孔２９は、ロータ２側に円弧状に開
口してロータ２と回転スリーブ１７との間の吐出
側作動室３０と連通し、かつロータ２側が円弧状
に開口した連通孔３１を介してベーン溝１５の底
とベーン１６との間に形成される空間に連通して
いる。
なお、前記気体の流入口１９と流出口２０と
は、第２図に示すように、ロータ２の回転方向Ａ
にみて吐出側作動領域の始端側と終端側とに設け
られている。
は、第２図に示すように、ロータ２の回転方向Ａ
にみて吐出側作動領域の始端側と終端側とに設け
られている。
回転スリーブ１７の両端部に対向するフロント
サイドハウジング６およびリヤサイドハウジング
７の内側面には、回転スリーブ１７側に開口する
環状の溝３２，３３が形成されており、溝３２，
３３には、環状で無潤滑の摺動部材３４が嵌着さ
れている。摺動部材３４は、カーボン系の自己潤
滑材から成つている。
サイドハウジング６およびリヤサイドハウジング
７の内側面には、回転スリーブ１７側に開口する
環状の溝３２，３３が形成されており、溝３２，
３３には、環状で無潤滑の摺動部材３４が嵌着さ
れている。摺動部材３４は、カーボン系の自己潤
滑材から成つている。
フロントサイドハウジング６およびリヤサイド
ハウジング７は、それぞれベアリング４，５を収
容するシヤフト収容部分６ａ，７ａとロータ２の
側方部分に位置する側板部分６ｂ，７ｂとに、２
分割されている。フロントハウジング６のシヤフ
ト収容部分６ａの内部には、シヤフト２を回転自
在に支持するベアリング４の他、シール部材３５
およびシール部材３５を押圧しているばね３６が
収容されており、シヤフト収容部分６ａの外周に
はプーリ１１を支持するベーアリング１０が嵌着
されている。
ハウジング７は、それぞれベアリング４，５を収
容するシヤフト収容部分６ａ，７ａとロータ２の
側方部分に位置する側板部分６ｂ，７ｂとに、２
分割されている。フロントハウジング６のシヤフ
ト収容部分６ａの内部には、シヤフト２を回転自
在に支持するベアリング４の他、シール部材３５
およびシール部材３５を押圧しているばね３６が
収容されており、シヤフト収容部分６ａの外周に
はプーリ１１を支持するベーアリング１０が嵌着
されている。
そして、フロントサイドハウジング６、リヤサ
イドハウジング７のシヤフト収容部分６ａ，７ａ
は共に鉄系材料またはウイスカ型復合材料から構
成されている。鉄系材料の場合は、たとえば鋳鉄
から成る。複合材料から成る場合は、ウイスカ繊
維としては、シリコンカーバイド、カーボン、ガ
ラスあるいはその他の無機質材の繊維が用いら
れ、母材注湯時に溶湯温度にて溶解されない材料
が用いられている。
イドハウジング７のシヤフト収容部分６ａ，７ａ
は共に鉄系材料またはウイスカ型復合材料から構
成されている。鉄系材料の場合は、たとえば鋳鉄
から成る。複合材料から成る場合は、ウイスカ繊
維としては、シリコンカーバイド、カーボン、ガ
ラスあるいはその他の無機質材の繊維が用いら
れ、母材注湯時に溶湯温度にて溶解されない材料
が用いられている。
ウイスカ型複合材の製造方法の一例としては、
ウイスカ繊維を最大密度50％程度に加圧成形して
シヤフト収容素材を得、このシヤフト収容素材を
金型内に配置し、アルミニウム等の軽金属、アル
ミニウム合金、マグネシウム合金等の軽合金の溶
湯を鋳込み、この溶湯をシヤフト収容素材のウイ
スカ繊維の空孔部分に含浸させてウイスカ型複合
材を得る。また、このようなウイスカ型複合材素
材をさらに鍛造してシヤフト収容部を得た場合に
は、ウイスカ繊維が揃い、所謂鍛流線が得られる
ため、強度が非常に強くなる。
ウイスカ繊維を最大密度50％程度に加圧成形して
シヤフト収容素材を得、このシヤフト収容素材を
金型内に配置し、アルミニウム等の軽金属、アル
ミニウム合金、マグネシウム合金等の軽合金の溶
湯を鋳込み、この溶湯をシヤフト収容素材のウイ
スカ繊維の空孔部分に含浸させてウイスカ型複合
材を得る。また、このようなウイスカ型複合材素
材をさらに鍛造してシヤフト収容部を得た場合に
は、ウイスカ繊維が揃い、所謂鍛流線が得られる
ため、強度が非常に強くなる。
一方、側板部分６ｂ，７ｂは共に軽金属製また
は軽合金製である。軽金属としてはアルミニウ
ム、軽合金としてはアルミニウム合金、マグネシ
ウム合金の鋳造材や焼結材、またはこれらの金
属、合金を母材とするウイスカ型複合材が用いら
れる。ウイスカ型複合材が用いられる場合のウイ
スカは前記の通りシリコンカーバイド、カーボ
ン、ガラスあるいはその他の無機質材の繊維が用
いられる。
は軽合金製である。軽金属としてはアルミニウ
ム、軽合金としてはアルミニウム合金、マグネシ
ウム合金の鋳造材や焼結材、またはこれらの金
属、合金を母材とするウイスカ型複合材が用いら
れる。ウイスカ型複合材が用いられる場合のウイ
スカは前記の通りシリコンカーバイド、カーボ
ン、ガラスあるいはその他の無機質材の繊維が用
いられる。
このようにして作成されたシヤフト収容部分６
ａ，７ａと側板部分６ｂ，７ｂとは互に一体的に
結合固定される。この結合は、鋳ぐるみ、圧入、
焼ばめ等によつて行なわれる。鋳ぐるみの場合は
結合が確実であり好ましい。また、シヤフト収容
部分６ａ，７ａおよび側板部分６ｂ，７ｂがとも
にウイスカ型複合材から成る場合はウイスカ繊維
から成る素材を予じめ一体に形成しておき、これ
に金属溶湯を一体に含浸させてサイドハウジング
６，７を形成してもよく、このような場合も本発
明は含む。
ａ，７ａと側板部分６ｂ，７ｂとは互に一体的に
結合固定される。この結合は、鋳ぐるみ、圧入、
焼ばめ等によつて行なわれる。鋳ぐるみの場合は
結合が確実であり好ましい。また、シヤフト収容
部分６ａ，７ａおよび側板部分６ｂ，７ｂがとも
にウイスカ型複合材から成る場合はウイスカ繊維
から成る素材を予じめ一体に形成しておき、これ
に金属溶湯を一体に含浸させてサイドハウジング
６，７を形成してもよく、このような場合も本発
明は含む。
つぎに、上記のように構成された回転圧縮機に
おける作用について説明する。
おける作用について説明する。
まず、回転圧縮機の作動についてであるが、エ
ンジン等から駆動力がプーリ１１に伝達され、回
転力がプーリ１１、回転部材１２、回転軸３を介
してロータ２に伝達され、ロータ２が回転され
る。ロータ２の回転に伴ない、ベーン１６が遠心
力によつて半径方向外側に押し出され、回転スリ
ーブ１７の内周面に押しつけられる。ロータ２、
ベーン１６の回転により、吸入室２２から吸入孔
２３を通して気体が吸入側作動室２４に吸入され
る。吸入された気体は、ロータ２の回転に伴なつ
て吐出側作動室３０にくると、回転方向Ａにロー
タ２と回転スリーブ１７内周面間が徐々に狭くな
つているのでこの間で圧縮され、圧縮された気体
は吐出孔２９を通して吐出室２７から吐出され
る。ベーン１６とベーン溝１５の底との間には、
ベーン１６がベーン溝１５内を円滑に往復動でき
るように、連通孔２５を通して気体が吸入され、
かつ連通孔３１を通して気体が吐出される。
ンジン等から駆動力がプーリ１１に伝達され、回
転力がプーリ１１、回転部材１２、回転軸３を介
してロータ２に伝達され、ロータ２が回転され
る。ロータ２の回転に伴ない、ベーン１６が遠心
力によつて半径方向外側に押し出され、回転スリ
ーブ１７の内周面に押しつけられる。ロータ２、
ベーン１６の回転により、吸入室２２から吸入孔
２３を通して気体が吸入側作動室２４に吸入され
る。吸入された気体は、ロータ２の回転に伴なつ
て吐出側作動室３０にくると、回転方向Ａにロー
タ２と回転スリーブ１７内周面間が徐々に狭くな
つているのでこの間で圧縮され、圧縮された気体
は吐出孔２９を通して吐出室２７から吐出され
る。ベーン１６とベーン溝１５の底との間には、
ベーン１６がベーン溝１５内を円滑に往復動でき
るように、連通孔２５を通して気体が吸入され、
かつ連通孔３１を通して気体が吐出される。
また、回転スリーブ１７は、ベーン１６との摺
接による摩擦力が、回転スリーブ１７とセンタハ
ウジング１内周面との摩擦力によりも大となつた
ときに、ベーン１６とともに回転する。そして、
流入口１９を通して気体が空気軸受室１８に吸入
され、回転スリーブ１７が空気軸受によつてセン
タハウジング１内に浮動支持されると、回転スリ
ーブ１７とセンタハウジング１間の摩擦は激減
し、円滑な回転が得られる。
接による摩擦力が、回転スリーブ１７とセンタハ
ウジング１内周面との摩擦力によりも大となつた
ときに、ベーン１６とともに回転する。そして、
流入口１９を通して気体が空気軸受室１８に吸入
され、回転スリーブ１７が空気軸受によつてセン
タハウジング１内に浮動支持されると、回転スリ
ーブ１７とセンタハウジング１間の摩擦は激減
し、円滑な回転が得られる。
上記のようなロータ２の回転により、このロー
タ２を支持しているサイドハウジング６，７のシ
ヤフト収容部分６ａ，７ａには大きな荷重が繰返
しかかる。しかし、本発明においては、シヤフト
収容部分６ａ，７ａが鉄系材料または複合材料か
ら成つているので、その強度は大であり、歪や変
形、へたりを起すことがなく、亀裂等が発生する
こともない。とくに歪や変形等が生じると、ロー
タ２に回転振動が生じ、繰返し荷重が生じて疲労
にも問題が生じることになるが、本発明の回転ポ
ンプではそのようなおそれは皆無となる。
タ２を支持しているサイドハウジング６，７のシ
ヤフト収容部分６ａ，７ａには大きな荷重が繰返
しかかる。しかし、本発明においては、シヤフト
収容部分６ａ，７ａが鉄系材料または複合材料か
ら成つているので、その強度は大であり、歪や変
形、へたりを起すことがなく、亀裂等が発生する
こともない。とくに歪や変形等が生じると、ロー
タ２に回転振動が生じ、繰返し荷重が生じて疲労
にも問題が生じることになるが、本発明の回転ポ
ンプではそのようなおそれは皆無となる。
一方、サイドハウジング６，７のうち、とくに
重量の大きな部分を占める外周部の側板部分６
ｂ，７ｂが軽金属または軽合金（これらの複合材
を含む）から成るので、全体鉄製のサイドハウジ
ングに比べて重量は大巾に軽減する。したがつ
て、軽量であることが必要な自動車部品用の回転
ポンプとして用いられるような場合には大きなメ
リツトが出てくる。
重量の大きな部分を占める外周部の側板部分６
ｂ，７ｂが軽金属または軽合金（これらの複合材
を含む）から成るので、全体鉄製のサイドハウジ
ングに比べて重量は大巾に軽減する。したがつ
て、軽量であることが必要な自動車部品用の回転
ポンプとして用いられるような場合には大きなメ
リツトが出てくる。
なお、上記説明においては、回転ポンプとして
回転スリーブを有するタイプのものを例示した
が、回転スリーブを有さないタイプの回転ポンプ
であつても同様のことが去え、本発明は回転スリ
ーブを有さない回転ポンプも当然に含む。
回転スリーブを有するタイプのものを例示した
が、回転スリーブを有さないタイプの回転ポンプ
であつても同様のことが去え、本発明は回転スリ
ーブを有さない回転ポンプも当然に含む。
以上説明したように、本発明の回転ポンプは、
そのサイドハウジング、すなわちフロントサイド
ハウジングおよびリヤサイドハウジングを、シヤ
フト収容部分を鉄系材料または複合材から構成
し、側板部分を軽金属または軽合金から構成した
ものであるので、本発明によるときは、シヤフト
収容部分の強度、耐久性を確保できるとともに、
回転ポンプ全体の軽量化もはかることができると
いう効果が得られる。
そのサイドハウジング、すなわちフロントサイド
ハウジングおよびリヤサイドハウジングを、シヤ
フト収容部分を鉄系材料または複合材から構成
し、側板部分を軽金属または軽合金から構成した
ものであるので、本発明によるときは、シヤフト
収容部分の強度、耐久性を確保できるとともに、
回転ポンプ全体の軽量化もはかることができると
いう効果が得られる。
第１図は本発明の第１実施例に係る回転ポンプ
の断面図、第２図は第１図の―線に沿う断面
図、第３図は第１図のサイドハウジングのうちフ
ロントサイドハウジングの断面図、第４図は第１
図のサイドハウジングのうちリヤサイドハウジン
グの断面図、である。 １……センタハウジング、２……ロータ、６…
…フロントサイドハウジング（サイドハウジン
グ）、７……リヤサイドハウジング（サイドハウ
ジング）、６ａ，７ａ……シヤフト収容部分、６
ｂ，７ｂ……側板部分、１３……センタハウジン
グの軸心、１４……ロータの軸心、１５……ベー
ン溝、１６……ベーン、１７……回転スリーブ、
１８……空気軸受室、１９……流入口、２０……
流出口、２２……吸入室、２４……吸入側作動
室、２７……吐出室、３０……吐出側作動室。
の断面図、第２図は第１図の―線に沿う断面
図、第３図は第１図のサイドハウジングのうちフ
ロントサイドハウジングの断面図、第４図は第１
図のサイドハウジングのうちリヤサイドハウジン
グの断面図、である。 １……センタハウジング、２……ロータ、６…
…フロントサイドハウジング（サイドハウジン
グ）、７……リヤサイドハウジング（サイドハウ
ジング）、６ａ，７ａ……シヤフト収容部分、６
ｂ，７ｂ……側板部分、１３……センタハウジン
グの軸心、１４……ロータの軸心、１５……ベー
ン溝、１６……ベーン、１７……回転スリーブ、
１８……空気軸受室、１９……流入口、２０……
流出口、２２……吸入室、２４……吸入側作動
室、２７……吐出室、３０……吐出側作動室。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ センタハウジング内にベーンを出没自在に嵌
挿したロータを回転自在に挿入し、センタハウジ
ングの両端を覆うようにセンタハウジング両端に
固定されたサイドハウジングに、ベアリングを介
してロータを回転自在に支持させたベーン型回転
ポンプにおいて、前記センタハウジングの両端の
前記サイドハウジングのそれぞれを、前記ロータ
を支持するベアリングを収容しかつ支持するシヤ
フト収容部分とロータ側方の側板部分との２分割
構成とし、前記シヤフト収容部分を鉄系材または
ウイスカ型複合材の何れか一方により構成し、前
記側板部分を軽金属または軽合金の何れか一方か
ら構成して、前記シヤフト収容部分と前記側板部
分とを一体的に結合して互いに固定したことを特
徴とするベーン型回転ポンプ。 ２ 前記サイドハウジングのシヤフト収容部分と
側板部分とを鋳ぐるみで結合した特許請求の範囲
第１項記載のベーン型回転ポンプ。 ３ 前記側板部分を軽金属または軽合金を母材と
するウイスカ型複合材から構成した特許請求の範
囲第１項記載のベーン型回転ポンプ。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58128742A JPS6022087A (ja) | 1983-07-16 | 1983-07-16 | ベ−ン型回転ポンプ |
| US06/629,005 US4545749A (en) | 1983-07-16 | 1984-07-09 | Vane-type rotary pump having two-piece side housings |
| GB08417925A GB2143279B (en) | 1983-07-16 | 1984-07-13 | Sliding-vane rotary pump |
| DE19843425954 DE3425954A1 (de) | 1983-07-16 | 1984-07-13 | Drehkolbenpumpe |
| DE19848421072U DE8421072U1 (de) | 1983-07-16 | 1984-07-13 | Drehkolbenpumpe |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58128742A JPS6022087A (ja) | 1983-07-16 | 1983-07-16 | ベ−ン型回転ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6022087A JPS6022087A (ja) | 1985-02-04 |
| JPS6361517B2 true JPS6361517B2 (ja) | 1988-11-29 |
Family
ID=14992328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58128742A Granted JPS6022087A (ja) | 1983-07-16 | 1983-07-16 | ベ−ン型回転ポンプ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4545749A (ja) |
| JP (1) | JPS6022087A (ja) |
| DE (2) | DE3425954A1 (ja) |
| GB (1) | GB2143279B (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62139994A (ja) * | 1985-12-13 | 1987-06-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ロ−タリコンプレツサ |
| JPS63109295A (ja) * | 1986-10-27 | 1988-05-13 | Diesel Kiki Co Ltd | ベ−ン型回転圧縮機 |
| US4804317A (en) * | 1987-03-13 | 1989-02-14 | Eaton Corporation | Rotary vane pump with floating rotor side plates |
| JPH01240785A (ja) * | 1988-03-22 | 1989-09-26 | Atsugi Motor Parts Co Ltd | ベーン型回転圧縮機 |
| US5035050A (en) * | 1989-02-15 | 1991-07-30 | Tecumseh Products Company | Method of installing a valve assembly in a compressor |
| DE4143466C2 (de) * | 1991-03-20 | 1997-05-15 | Rexroth Mannesmann Gmbh | Steuerscheibe für Flügelzellenpumpe |
| US5190450A (en) * | 1992-03-06 | 1993-03-02 | Eastman Kodak Company | Gear pump for high viscosity materials |
| US5554020A (en) * | 1994-10-07 | 1996-09-10 | Ford Motor Company | Solid lubricant coating for fluid pump or compressor |
| US5620044A (en) * | 1994-10-07 | 1997-04-15 | Ford Motor Company | Gravity precision sand casting of aluminum and equivalent metals |
| GB9623072D0 (en) * | 1996-11-06 | 1997-01-08 | Edwin Engineering Technologies | Vane motor/pump |
| DE102009047153A1 (de) * | 2009-11-25 | 2011-05-26 | Sgl Carbon Se | Pumpe mit oder aus einem C/SiC-Material und Verwendung von C/SiC-Materialien bei Pumpen |
Citations (4)
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| JPS56115891A (en) * | 1980-02-18 | 1981-09-11 | Hitachi Ltd | Electric pump |
| JPS57110703A (en) * | 1980-12-27 | 1982-07-09 | Hitachi Ltd | Screw fluid machine |
| JPS5848793A (ja) * | 1981-09-18 | 1983-03-22 | Hitachi Ltd | 発電機内蔵形バキユ−ムポンプ |
Family Cites Families (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE475695C (de) * | 1929-04-29 | Schweizerische Lokomotiv | Kolbentrommel fuer Drehkolbenverdichter geringen Gewichts | |
| US2427606A (en) * | 1942-10-31 | 1947-09-16 | Aro Equipment Corp | Rotary pump with resilient end wall |
| US2665056A (en) * | 1951-06-20 | 1954-01-05 | Bendix Aviat Corp | Means for resiliently mounting vanes or frangible pump elements |
| US3552895A (en) * | 1969-05-14 | 1971-01-05 | Lear Siegler Inc | Dry rotary vane pump |
| DE1949033A1 (de) * | 1969-09-27 | 1971-04-15 | Bosch Gmbh Robert | Gehaeuse,insbesondere fuer eine Zahnradpumpe |
| US3934321A (en) * | 1973-04-10 | 1976-01-27 | Toyo Kogyo Co., Ltd. | Rotor housing for a rotary piston type engine and method for manufacturing the same |
| JPS5425501A (en) * | 1977-07-29 | 1979-02-26 | Kayaba Ind Co Ltd | Noise reducing mechanism of driving apparatus |
| JPS54161612U (ja) * | 1978-05-02 | 1979-11-12 | ||
| DE7910948U1 (de) * | 1979-04-14 | 1979-07-19 | Audi Nsu Auto Union Ag, 7107 Neckarsulm | Fluegelzellenpumpe |
| JPS569687A (en) * | 1979-07-03 | 1981-01-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Eccentric rotary pump |
| JPS5690494U (ja) * | 1979-12-14 | 1981-07-18 | ||
| US4464101A (en) * | 1981-03-14 | 1984-08-07 | T. Shibuya (Diesel Kiki Co., Ltd.) | Seizure-free, highly fluid tight and lightweight vane compressor |
| JPS5865988A (ja) * | 1981-10-13 | 1983-04-19 | Nippon Piston Ring Co Ltd | 回転圧縮機 |
| JPS5867989A (ja) * | 1981-10-16 | 1983-04-22 | Nippon Denso Co Ltd | 回転式圧縮機 |
-
1983
- 1983-07-16 JP JP58128742A patent/JPS6022087A/ja active Granted
-
1984
- 1984-07-09 US US06/629,005 patent/US4545749A/en not_active Expired - Fee Related
- 1984-07-13 GB GB08417925A patent/GB2143279B/en not_active Expired
- 1984-07-13 DE DE19843425954 patent/DE3425954A1/de not_active Ceased
- 1984-07-13 DE DE19848421072U patent/DE8421072U1/de not_active Expired
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5030285A (ja) * | 1973-07-18 | 1975-03-26 | ||
| JPS56115891A (en) * | 1980-02-18 | 1981-09-11 | Hitachi Ltd | Electric pump |
| JPS57110703A (en) * | 1980-12-27 | 1982-07-09 | Hitachi Ltd | Screw fluid machine |
| JPS5848793A (ja) * | 1981-09-18 | 1983-03-22 | Hitachi Ltd | 発電機内蔵形バキユ−ムポンプ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| GB2143279A (en) | 1985-02-06 |
| DE8421072U1 (de) | 1984-12-06 |
| US4545749A (en) | 1985-10-08 |
| GB8417925D0 (en) | 1984-08-15 |
| DE3425954A1 (de) | 1985-01-24 |
| GB2143279B (en) | 1987-03-11 |
| JPS6022087A (ja) | 1985-02-04 |
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