JPS6359867A - マヨネ−ズ様食品の製造法 - Google Patents

マヨネ−ズ様食品の製造法

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JPS6359867A
JPS6359867A JP61205003A JP20500386A JPS6359867A JP S6359867 A JPS6359867 A JP S6359867A JP 61205003 A JP61205003 A JP 61205003A JP 20500386 A JP20500386 A JP 20500386A JP S6359867 A JPS6359867 A JP S6359867A
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Noriyuki Haga
芳賀 紀之
Mikio Senoo
妹尾 幹夫
Yoshinori Hirukawa
蛭川 義憲
Hayato Kubota
隼人 久保田
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Fuji Oil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は一、パーム油低融点画分を使用した乳化安定な
且つ耐熱保形性に優れたマヨネーズ様食品の製造法に関
し、詳しくは油脂原料としてパームi1h低融点画分を
無制限に使用し、これと熱凝固性蛋白とを併用すること
によって、保存中特に低温においても乳化破壊を生ずる
ことなく、且つ焼菓子生地にトッピングして焼成しても
型崩れすることのない、う(熱保形性に優れたマヨネー
ズ様食品を製造する方法を提供するものである。
(発明の背景) 一般に、マヨネーズは植物油、卵黄、食酢、食塩を主要
原料とし、これに砂糖、水飴、グルタ、ミン酸ソーダ等
の調味料及び辛子、こしょう等の香辛料を適宜加えて水
中油型に乳化した、通常油脂分が70〜80重量%の乳
化ドレ・ノシングで、ソースの一種である。主要原料で
ある植物油としては従来より大豆油、綿実油、コーン油
、菜種油、サフラワー油、ごま油、米糠油、落花生油、
向日葵油、オリーブ油等が使用されてきた。以前にはウ
ィンクリング処理した精製綿実油がよく使用されていた
が、漸次大豆サラダ油の使用量が増加してきており、沃
素価が高(、低温において乳化の壊れ難い油が用いられ
ている。
一方、東南アジア、特にマレ−シアを中心とするパーム
油の生産量は国策も手伝って著しく増加の傾向にあり、
わが国においても安価な油脂資源として、その用途拡大
の為の研究が各分野で行われている。
(従来技術) 従来パーム油は、その精製油がそのままフライ用、クン
キング用等に利用されているが、さらに各融点のフラク
ションに分画された分画油がその特性に応じて上記用途
の他にバーlバターをはしめマーガリン又はショートニ
ング或いはスプレー用箋各種食品に有効利用されている
。しかしながら、このようなパーム油又はその分画油は
、それを高油分の水中薄型エマルジ9ンであるマヨネー
ズ様に大量使用すると特に低温において乳化破壊を起こ
すため、従来実用的には多くても20重量%程度しか使
用されていなかった。尤も、パーム油を油脂原料中40
%以下の量で用いてマヨネーズを製造する方法が従来試
みられたことがあり、例えば特開昭49−28603号
明細書には、−10℃以上、10℃以下に冷却した沃素
価90以上140以下の植物性油脂の60部以上と、加
温溶解した沃素価40以上60以下の植物性油脂の40
部以下を、混合直後の油温が25℃以下となるように均
一に混合することを特徴とする食用油の製造方法が開示
され、そこには大豆d60%とパーム油40%との〆昆
合浦を65%使用してマヨネーズを製造した試験例が開
示されているが、実用的なその実施例には大豆油80%
とパーム油209%との混合油を65%使用して同様に
マヨネーズを製造した例が開示されている。このように
、従来パーム油4使用してマヨネーズを製造する場合に
は混合割合及び混合条件に制■があり、これらの制限を
越えると保存中特に低温において乳化破壊を起こすとい
う欠点を有していた。
(解決課題及び解決手段) 本発明者等は如上の欠点を解決すべく鋭意研究した結果
、特定のパーム油低融点画分と熱凝固性蛋白とを併用す
ることにより、該パーム油低融点画分を油脂原料中に制
限無く使用し、且つ混合直後の油温にも特に注意するこ
となく製造しても、保存中特に低温においても乳化破壊
を生ずることのない製品が得られるという知見を得た。
本発明者等の得たさらに他の知見は、得られた製品が、
それを焼菓子生地にト・ソビングして焼成しても型部れ
を起こすことなく極めて耐熱性に優れるという点である
即ち本発明は、油脂、卵黄、食酢、食塩、調味料及び香
辛料等を使用してマヨネーズ様食品を製造するに際し、
沃素価61以上のパーム油低融点画分を20〜100重
量%含む油脂と熱凝固性蛋白とを併用することを特徴と
する、乳化安定性及び耐熱保形性に優れたマヨネーズ様
食品の製造法である。
本発明における沃素価61以上のパーム油低融点画分は
、パーム油を適当な手段により分画して得られる融点1
0℃以下の両分であって、可及的沃素価が高く融点の低
い両分が好ましい。このような両分を分画する適当な手
段として、例えば溶媒を使用せず油脂のみを冷却して高
融点部分を晶出させ濾別する自然分別法、徐冷晶出した
ものに界面活性剤水/8液を添加して固液分離を行う乳
化分別法、ヘキサン又はアセトン等の溶剤を用いて行う
溶剤分別法、さらに自然分別法において特に濾別手段と
して高圧をかけて行う乾式分別法等がある。また、以上
の分別法の他に上向型(directed型)エステル
交換法によって得ることも可能である。
本発明においては、油脂原料として上記−手段の如くし
て得られる沃素価61以上好ましくは65以上のパーム
油低融点画分を油脂原料中に20〜100重量%の割合
で使用する。沃素価が下限未満では、各原料を混合する
とき番こ乳化がしづらいか、又は仮に乳化したとしても
製品保存中、特に低温において乳化破壊を生ずるか、或
いは加熱したときに乳化破壊もしくは型部れを生ずる等
、混合割合及び混合条件に制限を生じ、40重量%を越
えて使用することができないのみでなく、20重量%以
下であっても混合直後の油温に充分な配慮が必要であり
工程が煩雑となる。また本発明における目的の一つはパ
ーム油の有効利用にあり、かかる目的からして油脂原料
中に20重量%未未満使用量では余り有効ではなく、本
発明では41〜50重里%以上100重量%まで大量使
用が可能であって、本発明の目的を充分満足するもので
あり極めて有効である。パーム油低融点画分と混合して
用いられる油脂としては、従来より使用されてきた大豆
油、綿実油、コーン油、菜種油、サフラワー油、ごま油
、米糠油、落花生油、向日葵油、オリーブ油等が例示で
きる。このようにして調製された油脂原料を熱凝固性蛋
白と併用して製造したマヨネーズ様食品は、それを低温
保存しても油分離を生ずることなく乳化破壊を起こさな
いという特徴を有するのである。
ここに、熱凝固性蛋白としては例えば、大豆蛋白、卵白
特に乾燥卵白、乳蛋白、畜肉、魚肉等が例示でき、一般
的には組成物全量に対し0.3〜5゜0重量%使用する
。なお大豆蛋白は、通常低温脱脂大豆等を水で抽出し酸
沈澱させた蛋白カードを洗浄(中和)乾燥して得られる
分離大豆蛋白が代表的に例示できるが、特に分離大豆蛋
白を水系下にプロテアーゼを作用させることにより得ら
れたものが好ましい。
(実施例) 以下に実施例をもって本発明効果をより具体的に示すが
、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例I バニム1]眼1魚1生住」質 脱酸、脱色した沃素価52.8のパーム油1重量部をヘ
キサン4重量部に加温溶解し、−17℃で60分間攪拌
した後、結晶を濾別し収率42.6%で以下の性状を有
する低融点画分(以下にPL■と略す)を得た。
沃素価 68.2 融点 9.0℃ 脂肪酸組成(%) C12:OO,3cta:146.I C14:0  1.I    C18:2 15.0C
16:0 33.9    C18:3  0.ICl
3:0  3.3 ヱ」」ヒ二及槙食膚J号彫1凪皿」日動−食   酢:
  14    砂   糖=   2卵  黄; 1
0   乾燥卵白:  2食   塩=   2   
 油   脂ニア0以上の配合で常法によりマヨネーズ
様食品を製造し、5℃〜30℃におけるサイクルテスト
(製品の品温を交互に5℃から30°Cに、また30°
Cから5°Cにおくことをいう)を実施してその乳化安
定性をみるとともに、造花物を200℃に加熱したとき
の型崩れの状態をみた。
なお比較のため、実施例において、沃素価68゜2のパ
ーム油低融点画分を使用する代わりに、沃素価59.5
のパーム油低融点画分(PL■と略す)を使用し、他は
すべて実施例の条件と同じにしてマヨネーズ様食品を製
造した(比較例1)。また、実施例において乾燥卵白2
(重量部)を使用する代わりに清水2(重量部)を使用
し、他は全て実施例の条件と同じにしてマヨネーズ様食
品を製造した(比較例2)。比較例I及び2についても
実施例と同様サイクルテスト及び加熱時の型崩れを調べ
たみたところ、下表の如き結果となった。
(以下余白) 表−1 以上の如く、本発明実施別品は、5°C〜30°Cにお
けるサイクルテストの結果が示すように、極めて乳化安
定性に優れたものであり、且つ耐熱保形性も良好であっ
た。これに対し、沃素価の低いパーム油低融点画分を使
用したもの(比較例1)は、乳化安定性に劣り実用性の
ないものであった。
さらに、沃素価の高いパーム油低融点画分を使用しても
乾燥卵白を使用しなかったもの(比較例も本発明実施別
品に比べて劣る傾向を示した。
(効果) 以上詳述したように、本発明によりマヨネーズ食品分野
においてバーム油を煩雑な工程を経ることなく大量に有
効利用することが可能となったのであり、本発明によっ
て得られるマヨネーズ様食品は、乳化安定性に優れ且つ
焼菓子類の生地にトッピングして焼成しても型部れする
ことがなく、従来にない極めて耐熱保形性に優れた特性
を有するのであって、各種食品への応用範囲を著しく広
げ得るものどじて有息ルなものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、油脂、卵黄、食酢、食塩、調味料及び香辛料等
    を使用してマヨネーズ様食品を製造するに際し、沃素価
    61以上のパーム油低融点画分を20〜100重量%含
    む油脂と熱凝固性蛋白とを併用することを特徴とする、
    乳化安定性及び耐熱保形性に優れたマヨネーズ様食品の
    製造法。
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