JPS6358198B2 - - Google Patents

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JPS6358198B2
JPS6358198B2 JP12229481A JP12229481A JPS6358198B2 JP S6358198 B2 JPS6358198 B2 JP S6358198B2 JP 12229481 A JP12229481 A JP 12229481A JP 12229481 A JP12229481 A JP 12229481A JP S6358198 B2 JPS6358198 B2 JP S6358198B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fine particles
inorganic fine
adhesive tape
layer
polypropylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12229481A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5823872A (ja
Inventor
Toshuki Aritake
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP12229481A priority Critical patent/JPS5823872A/ja
Priority to US06/397,237 priority patent/US4447485A/en
Priority to GB08220454A priority patent/GB2103513B/en
Priority to IT8222682A priority patent/IT1153152B/it
Priority to FR8213485A priority patent/FR2511022B1/fr
Priority to DE3228998A priority patent/DE3228998C2/de
Publication of JPS5823872A publication Critical patent/JPS5823872A/ja
Priority to US06/567,870 priority patent/US4513028A/en
Publication of JPS6358198B2 publication Critical patent/JPS6358198B2/ja
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  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、筆記性が優れ、かつ複写性能の優れ
た粘着テープ及びその製造方法に関するものであ
る。 粘着テープの応用分野の一つとして、製図用途
に代表される補修用粘着テープがあり、鉛筆によ
る筆記性(以下「筆記性」という)やテープ横方
向の手引裂性(以下「手引裂性」という)及びジ
アゾタイプ複写のため必要なテープ貼付部分の光
線透過性(以下「複写性」という)の優れたもの
が特に要求されている。 従来から、粘着テープの票求特性のうち、主に
筆記性と手引裂性を改良するため、粘着テープ基
材に無機質微粒子を添加したものが、提案され、
かつ上市されている。しかしながら、無機質微粒
子を添加したものは、無機質微粒子自体の影響や
基材樹脂と無機質微粒子との界面におけるボイド
やクラツクの発生により、光線の散乱が起こり全
光線透過率が低下するため、上記複写性に劣ると
いう欠点を有し、補修用粘着テープには不向きで
あつた。 本発明は上記の欠点を解決するものであり、そ
の要旨とするところは、 (1) ポリプロピレン系樹脂基材の表面に粘着剤
層、裏面に無機質微粒子を含有するポリプロピ
レン系樹脂からなる粗面層を形成した粘着テー
プであつて、該粗面層が前記無機質微粒子の最
大粒径以下の厚さであつて、かつ実質上ボイド
又はクラツクを有せず、またテープの全光線透
過率が90%以上であることを特徴とする粘着テ
ープ。 及び (2) ポリプロピレン95〜50重量%と、メチルペン
テンポリマー5〜50重量%とからなる基材の表
面に粘着剤層、裏面に前記ポリプロピレンより
も低融点のプロピレン系共重合体と無機質微粒
子とからなる粒子含有層を形成して積層体とな
し、該積層体をプロピレン系共重合体の融点以
上の温度で延伸して、前記粒子含有層を無機質
微粒子の最大粒径以下の厚さにすることを特徴
とする粘着テープの製造方法 にある。 本発明におけるポリプロピレン系樹脂基材に使
用する樹脂は通常のアイソタクチツクポリプロピ
レンがよく、プロピレンとα―オレフインとの共
重合体であつてもよいが、更に手引裂性の面から
ポリプロピレンにメチルペンテンポリマーを混合
したものが好ましい。 混合組成はポリプロピレン95〜50重量%メチル
ペンテンポリマー5〜50重量%の範囲がよい。 上記範囲外では手引裂性が低下する。またメチ
ルペンテンポリマーとしては、ビカツト軟化点
(JIS K.7206による測定値)がポリプロピレンの
融点より低いものが、基材の透明性の点で好まし
い。 上記基材の裏面には、優れた筆記性を付与する
ためにポリプロピレン系樹脂に無機質微粒子を含
有させた粗面層を形成する。 この粗面層に使用するポリプロピレン系樹脂と
しては、前記基材として使用するポリプロピレン
よりも低融点のものであればよく、プロピレンと
他のα―オレフイン、例えばエチレンとの共重合
体が挙げられる。無機質微粒子としては、炭酸カ
ルシウム、クレー等の通常プラスチツクの無機充
填材として使用されているものでよく、最終的な
粘着テープにおいてJISB0601で測定した最大あ
らさが10μ以下、十点平均あらさが2.0〜6.0μにな
るような粒径であつてさらに最大粒径が10μ程度
のものが好ましい。なお、無機質微粒子は粗面層
の総重量に対し10〜50重量%の範囲で含有させる
のがよい。 この粗面層は、含有する微粒子の最大粒径以下
の厚さであつて、かつ内部にボイド又はクラツク
を有しないことが重要である。このような粗面層
は後述する製造方法により得ることができる。 次に本発明の粘着テープの製造方法について説
明する。 上述したポリプロピレン系樹脂基材に基材のポ
リプロピレンよりも低融点のプロピレン系共重合
体と無機質微粒子とからなる粒子含有層を共押出
法等により積層した後、基材の他面に粘着剤を塗
布する。粘着剤は粘着特性が良好なアクリル酸エ
ステル系粘着剤を無溶剤で塗布するのがよい。そ
の際、基材と粘着剤とを強固に接着するために、
基材上に予めカルボン酸変性ポリオレフイン層を
積層するのが好ましい。カルボン酸変性ポリオレ
フイン層は、基材及び粒子含有層とともに共押出
するのが有利である。粘着剤の塗布後、積層体を
延伸するが、延伸は基材のポリプロピレンの融点
よりも低く、粒子含有層に使用するプロピレン系
共重合体の融点よりも高い温度で延伸する必要が
ある。 該条件で延伸を行うことによつて、粒子含有層
は、延伸時のプロピレン系共重合体の流動性が増
加するため実質的に延伸配向せず、延伸応力によ
るプロピレン系共重合体と無機質微粒子との界面
でのボイドやクラツクの発生を阻止できる。一方
基材は延伸配向して所要の強度と引裂性が付与さ
れる。さらに延伸後の粒子含有層の厚さが、使用
する無機質微粒子の最大粒径以下にるように延伸
倍率を決める必要がある。これは、複写性を損わ
ずに良好な筆記性を付与するために、粒子含有層
の厚さをできるだけ小さくし、一方粒子を内部に
埋設しないように平面的に担持させる必要がある
からである。 このような延伸温度及び粒子含有層の厚さ条件
によつて、得られる最終粘着テープの裏面に無機
質微粒子を平面的に担持させることができ、筆記
性が良好で筆記した文字が読み取りやすい表面白
色を有し、かつボイドやクラツクを有しないから
全光線透過率が90%以上の複写性に優れた粘着テ
ープを得ることが可能になる。 以下実施例によりさらに詳細に説明する。 〔実施例〕 メルトインデツクス4.0、融点167℃のアイソタ
クチツクポリプロピレンとビカツト軟化点160℃
のメチルペンテンポリマーを75:25の重量割合で
混合した組成物を溶融押出し未延伸シートとし、
該未延伸シートの一面に平均粒径3μ、最大粒径
10μの炭酸カルシウムを表―1に示す割合で添加
した融点が155℃のプロピレン―エチレン共重合
体を、他面にイタコン酸を3重量%含む変性ポリ
プロピレンを共押出しラミネーシヨン法で積層し
て3層の未延伸積層シートとした。ついで未延伸
積層シートの変性プロピレン層側にアクリル酸エ
ステル系粘着剤を無溶剤で800μの厚さに塗布し
た後、161℃の延伸温度で縦6倍、横6.7倍の条件
で延伸した。その後165℃で5秒間熱処理を行な
い、粒子含有層が表―1に示す厚さを有する総厚
さ60μの粘着テープを得た。比較のため、実施例
において基材に用いたポリプロピレンを粒子含有
層に使用した粘着テープを作成した。得られた粘
着テープの筆記性(注1)、手引裂性(注2)、複
写性(注3)を表―1に示す。 注1 筆記性:鉛筆硬度6Hの鉛筆を用いテープ
面に筆記し、容易に筆記できるものは(◎)、
筆記しにくいものは(△)、筆記不可能なもの
は(×)とした。 注2 手引裂性:得られた粘着テープを幅18mmで
縦方向に適宜長さにスリツトし、該細幅スリツ
トテープを両手指先でつまみ横方向に100回の
切断を試み、このときのテープの切断成功率で
評価した。ほぼ100%のものは(◎)、実用的に
下限である80%程度のものは(〇)とした。 注3 複写性:JIS K―6718に準じて粘着テープ
の全光線透過率を測定した。
【表】 ※ プロピレン−エチレン共重合体
表―1から本発明の範囲である試料1〜4の粘
着テープは、筆記性、手引裂性および複写性に優
れている事が判る。粒子含有層の厚さが、無機質
微粒子である炭酸カルシウムの最大粒径10μを超
える試料5では、手引裂性は良好であるが、筆記
性、複写性に劣る事が判る。 さらに、融点167℃のプロピレンを粒子含有層
に使用した比較例では、ボイド、クラツクによる
白化がみられ、複写性に劣る事が判る。 上記した如く、本発明は筆記性、手引裂性およ
び複写性に優れた粘着テープ及びその製造方法を
提供するものであり、特に補修用粘着テープに用
いてその価値はすこぶる高いものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリプロピレン系樹脂基材の表面に粘着剤
    層、裏面に無機質微粒子を含有するポリプロピレ
    ン系樹脂からなる粗面層を形成した粘着テープで
    あつて、該粗面層が前記無機質微粒子の最大粒径
    以下の厚さであつてかつ実質上ボイド又はクラツ
    クを有せず、またテープの全光線透過率が90%以
    上であることを特徴とする粘着テープ。 2 ポリプロピレン95〜50重量%とメチルペンテ
    ンポリマー5〜50重量%とからなる基材の表面に
    粘着剤層、裏面に前記ポリプロピレンよりも低融
    点のプロピレン系共重合体と無機質微粒子とから
    なる粒子含有層を形成して積層体となし、該積層
    体をプロピレン系共重合体の融点以上の温度で延
    伸して、前記粒子含有層を無機質微粒子の最大粒
    径以下の厚さにすることを特徴とする粘着テープ
    の製造方法。
JP12229481A 1981-08-04 1981-08-04 粘着テ−プ及びその製造方法 Granted JPS5823872A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12229481A JPS5823872A (ja) 1981-08-04 1981-08-04 粘着テ−プ及びその製造方法
US06/397,237 US4447485A (en) 1981-08-04 1982-07-12 Adhesive tape and process for its production
GB08220454A GB2103513B (en) 1981-08-04 1982-07-14 Adhesive tape and process for its production
IT8222682A IT1153152B (it) 1981-08-04 1982-07-30 Nastro adesivo e procedimento per la sua produzione
FR8213485A FR2511022B1 (fr) 1981-08-04 1982-08-02 Ruban adhesif correcteur et procede pour sa preparation
DE3228998A DE3228998C2 (de) 1981-08-04 1982-08-03 Klebeband und Verfahren zur Herstellung desselben
US06/567,870 US4513028A (en) 1981-08-04 1984-03-05 Adhesive tape and process for its production

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12229481A JPS5823872A (ja) 1981-08-04 1981-08-04 粘着テ−プ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5823872A JPS5823872A (ja) 1983-02-12
JPS6358198B2 true JPS6358198B2 (ja) 1988-11-15

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ID=14832390

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JP12229481A Granted JPS5823872A (ja) 1981-08-04 1981-08-04 粘着テ−プ及びその製造方法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59176375A (ja) * 1983-03-25 1984-10-05 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 粘着テ−プ用基材
JP2002275438A (ja) * 2001-03-22 2002-09-25 Lintec Corp 耐熱性ラベル

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Publication number Publication date
JPS5823872A (ja) 1983-02-12

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