JPS6357143B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6357143B2
JPS6357143B2 JP1265579A JP1265579A JPS6357143B2 JP S6357143 B2 JPS6357143 B2 JP S6357143B2 JP 1265579 A JP1265579 A JP 1265579A JP 1265579 A JP1265579 A JP 1265579A JP S6357143 B2 JPS6357143 B2 JP S6357143B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crankshaft
core
pipe
casting
cast
Prior art date
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Expired
Application number
JP1265579A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55107111A (en
Inventor
Rihei Nagano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP1265579A priority Critical patent/JPS55107111A/ja
Publication of JPS55107111A publication Critical patent/JPS55107111A/ja
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鋳鉄又は鋳鋼の一体成型品から成る
と共に、軸受部に供給する潤滑油の内蔵用閉空間
を内部に形成してあるエンジン用クランク軸の製
造方法に関する。
加工性に富みかつ安価であるなど、製造技術面
やコスト上の有利さから、鋳鉄又は鋳鋼によつて
クランク軸を一体成型しており、そしてその成型
時に潤滑油内蔵の閉空間を同時に形成している。
しかし従来は、砂型中子をクランク軸の砂型に
固定保持させて閉空間を成型していたもので、中
子砂の取出しに手間がかかり、かつ残留砂塵によ
る軸受面の傷付きを避けるための閉空間内部に対
する仕上げにも手間がかかり、製作性に劣るもの
であつた。
更には、鋳鉄又は鋳鋼部の中子に対する孔開口
縁部にクラツクが生じ易い欠点があつた。
本発明は、上述の実情に鑑みて、簡単な構造改
良でもつて製作性の向上を図り、更にクラツクに
対する構造的な強度アツプ、並びにクラツク発生
の事態を防止できるようにする事を目的とする。
次に、本発明の実施例を図面に基いて詳述す
る。
エンジン用のクランク軸は、クランクジヤーナ
ル1……とそれに連設のアーム2……、及び一対
のアーム2……、及び一対のアーム2,2の一端
どうしを連結するクランクピン3,3を主体とし
て成り、ダクタイル鋳鉄の鋳造によつて一体成型
する鋳造工程と、鋳造完了後に行う仕上げ工程を
経て製造される。
クランク軸の軸芯P方向視に於いて、前記アー
ム2は、第2図に示すように、ジヤーナル1とピ
ン3に外接すると共にその外接点a,bを結ぶ線
上に中心Pを位置させたコルネリウスの円に相当
する直径Dの円弧部分2aをそなえ、更にクラン
ク軸芯Pを中心にすると共にその軸芯Pから前記
外接点bの距離に相当する半径rの円弧部分2b
を、前記直径Dに相当する巾wにわたつて、かつ
前記外接点a側に位置する状態で備えており、も
つてアーム2を円弧部分2bと前記コルネリウス
の円との間に位置する部分をバランスウエイトと
して円滑に回転するように、かつ全体の軽量化を
図りながら強度を高くするように構成してある。
クランク軸を一体鋳造するに際して、フライホ
イール取付部と中間部のジヤーナル1,1部分、
並びにクランクピン3,3部分の夫々に中空部A
……を形成し、かつその閉空間Bに潤滑油を内蔵
して、ジヤーナル1とそれに対する軸受及びクラ
ンクピン3,3とそれに対するコンロツドの夫々
の軸受部10……周面における潤滑を図り、かつ
その為の中空部Aの形状設定によつて、ジヤーナ
ル1部分並びにクランクピン3部分に対する疲労
耐力の強化を図つてある。
前記中空部Aを形成するに、第3図に示すよう
に、円筒部4aとその両端を蓋する半球面部分4
b,4b及びそれらに連通する筒状部分4c,4
cによつて、主要部が角部を丸味をつけたマユ形
あるいはそれに近い形状の金属製鋳造用中子4を
形成し、この中子4を鋳型に保持させるために、
アルミニウム等の金属の支持用パイプ6を、前記
中子4の両筒状部分4c,4cにわたつて内嵌装
着し、中子主体Cを形成する。
そしてこの中子主体Cを、ジヤーナル1,1部
分に対してはその軸芯P2をクランク軸芯Pに、
及びクランクピン3,3部分に対しては軸芯P2
をピン軸芯P3に、夫々同芯体にして鋳型に保持
させ、これらの中子主体Cを鋳ぐるませる状態で
ダクタイル鋳鉄による鋳造を行ない、もつて中実
構造に比べて捩れ耐力を大巾に強化できるマユ状
の中空部A……を、ジヤーナル1,1部分をクラ
ンクピン3,3部分に備えたクランク軸を一体成
型するようにしてある。
クランク軸の鋳造完了後において、端面から突
出する支持用パイプ部分6aを切除すると共に、
そのパイプ6の両端部を、円錐状の工具などによ
つて、そのダクタイル鋳鉄部の孔開口縁部を圧縮
変形させる状態で拡径加工して、それによる縁部
の面取り加工相当の処理によつてクラツクの発生
を形状的に防止すると共に、鍛造加工相当の硬化
処理によつて孔開口縁部のクラツクに対する構造
的な強化を図り、かつ縁部とパイプ6外面との密
接加工によつて閉空間Bを形成し、そしてフライ
ホイール側のジヤーナル1部分に対する中子4と
それに相隣るクランクピン3部分の中子4、及び
中間ジヤーナル1部分の中子4とそれに相隣るピ
ン3部分の中子4を夫々一対として、その対の中
子4,4どうしを、パイプ6に対して一方に偏位
した位置で、かつクランクピン3側からの孔8加
工によつて連通させると共に、その開口に栓5を
施し、更に中空部の存在しないジヤーナル1部分
にわたる盲孔77をそれに相隣るピン3部分から
穿孔し、かつ栓5を施し、そしてこの盲孔7の底
部側並びに各中空部Aの閉空間Bに連通する孔9
を、ジヤーナル1……並びにクランクピン3,3
の軸受部10……周面に開口させると共に、軸受
部10……などに対する機械加工を施してクラン
ク軸を形成するのであり、そして閉空間B並びに
それに連通する孔7,8,9に対して潤滑油を内
蔵して後に、そのジヤーナル1……に軸受を取付
け、かつクランクピン3,3にコンロツドを取付
けて、それらをエンジン本体に組付け、潤滑油封
入の軸支構造を備えたエンジンの組立てを行なう
のである。
尚、対の中子4,4どうしを連通させるに、鋳
造に先立つて予め中子4,4どうしをパイプで連
結しておくも良く、また軸受部周面に開口する孔
9を中子閉空間Bに連通させるにも、前述と同様
に予めパイプを中子4に連設しておいて、鋳造と
同時に潤滑油流路を形成させるも良い。
また、クランク軸として多気筒エンジン用のク
ランク軸も対象にするも良く、そして中空部A…
…として、それを少なくともクランクピン3,3
部分に設ければ良い。
また、クランク軸の材質としてダクタイル鋳鉄
の他に、特殊鋳鉄・普通鋳鉄・特殊鋳鋼・普通鋳
鋼など各種の鋳鉄又は鋳鋼を選択できる。
更にまた、中子4の円筒部4aの直径R1に比
して、円筒状部分4cの直径R2を、縁部のクラ
ツク発生を防止する上から可及的小径にする事が
望ましく、そして中子4を円筒状部分4c,4c
によつて鋳型に支持されて、鋳造後にパイプ6を
中子4に装着するも良い。
以上において実施例を説明したが、本発明の製
造方法が特徴とする技術的手段は、前記閉空間内
を囲繞する状態で配置した金属性の中空中子を鋳
ぐるませるクランク軸の鋳造工程と、前記中子に
連設した支持用パイプの、クランク軸端面から突
出する部分を切除するとともに、パイプの開口部
周縁のクランク軸部分を圧縮変形させながら前記
パイプの開口端部を拡径加工する仕上げ工程とを
備えた点にあり、次の作用効果が得られる。
即ち、クランク軸の成型時に、それと同時に一
体的に金属製の中子を鋳ぐるませて、その中子を
して潤滑油内蔵のための閉空間を形成する事によ
り、従来のように、閉空間に対する内部仕上げが
全く不要になり、そして変形し易いダクタイル鋳
鉄又は鋳鋼の特性を利用して、中子支持用パイプ
に対する孔開口縁部を圧縮変形させる事により、
前記閉空間に対する密閉効果を高めると同時に、
縁部におけるクラツクの発生を形状的に防止し、
かつ鍛造効果によつて構造的にクラツクに対する
強度を高める事ができ、全体として、簡単な鋳造
手段の改良によつて製作性を大巾に向上させる事
ができると共に、効果的にクラツクの発生を抑制
する事ができるようになつた。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は要部を
破断したクランク軸の全体図、第2図は第1図の
−線断面図、第3図は要部の拡大断面図であ
る。 3……クランクピン、4……鋳造用中子、6…
…支持用パイプ、10……軸受部、B……閉空
間。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鋳鉄又は鋳鋼の一体成型品から成ると共に、
    軸受部10……に供給する潤滑油の内蔵用閉空間
    B……を内部に形成してあるエンジン用クランク
    軸の製造方法であつて、前記閉空間Bを囲繞する
    状態で配置した金属性の中空中子4を鋳ぐるませ
    るクランク軸の鋳造工程と、前記中子4に連設し
    た支持用パイプ6の、クランク軸端面か突出する
    部分6aを切除するとともに、パイプ6の開口部
    周縁のクランク軸部分を圧縮変形させながら前記
    パイプ6の開口端部を拡径加工する仕上げ工程と
    を備えたことを特徴とするエンジン用クランク軸
    の製造方法。
JP1265579A 1979-02-05 1979-02-05 Sturcture of engine crankshaft Granted JPS55107111A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1265579A JPS55107111A (en) 1979-02-05 1979-02-05 Sturcture of engine crankshaft

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JP1265579A JPS55107111A (en) 1979-02-05 1979-02-05 Sturcture of engine crankshaft

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55107111A JPS55107111A (en) 1980-08-16
JPS6357143B2 true JPS6357143B2 (ja) 1988-11-10

Family

ID=11811367

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1265579A Granted JPS55107111A (en) 1979-02-05 1979-02-05 Sturcture of engine crankshaft

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3803684A1 (de) * 1988-02-07 1989-08-17 Emitec Emissionstechnologie Gebaute getriebewelle
FR3079764A1 (fr) * 2018-04-05 2019-10-11 Psa Automobiles Sa Procede de fabrication d’une piece mobile creuse en fonte de moteur thermique telle qu’un vilebrequin

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JPS55107111A (en) 1980-08-16

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