JPS6356073B2 - - Google Patents

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JPS6356073B2
JPS6356073B2 JP57101381A JP10138182A JPS6356073B2 JP S6356073 B2 JPS6356073 B2 JP S6356073B2 JP 57101381 A JP57101381 A JP 57101381A JP 10138182 A JP10138182 A JP 10138182A JP S6356073 B2 JPS6356073 B2 JP S6356073B2
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JP
Japan
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color
benzoquinone
paper
color developer
recording paper
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Application number
JP57101381A
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English (en)
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JPS58219085A (ja
Inventor
Makoto Asano
Kyoharu Hasegawa
Hiroyuki Akahori
Michihiro Tsujimoto
Masao Imai
Hideki Ikuta
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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Priority to JP57101381A priority Critical patent/JPS58219085A/ja
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Publication of JPS6356073B2 publication Critical patent/JPS6356073B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor
    • B41M5/155Colour-developing components, e.g. acidic compounds; Additives or binders therefor; Layers containing such colour-developing components, additives or binders

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Color Printing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は感圧複写紙や感熱複写紙等の記録材料
に用いられる顕色剤に関する。より詳細には、感
圧および感熱記録紙に用いられ無色の色素前駆体
(発色剤)との接触により、該色素前駆体に呈色
反応を行なわせる顕色剤に関する。 感圧および感熱記録紙は公知であつて、電子供
与性色素前駆体と電子受容性酸性顕色剤との間で
の圧力または熱による接触による呈色反応を利用
して複写記録するものである。これらの感圧、感
熱記録紙は事務合理化の時流に伴い広く用いられ
ている。 すなわち、広く用いられている感圧記録紙は、
トリフエニルメタンフタリド系またはフルオラン
系などの色素前駆体を疎水性溶剤に溶解させ、こ
の溶液を公知の各種方法によつてマイクロカプセ
ル化し紙等の支持体上に塗布したシートと、酸性
白土、フエノールホルムアルデヒド重合体または
サルチル酸誘導体の金属塩などの吸油性または油
溶性の酸性顕色剤を塗布したシートの塗布面を重
ね合わせて、筆記等によるカプセルの破壊により
発色剤含有の溶剤が顕色剤面に転移し、発色剤と
顕色剤が反応して呈色するものである。 一方、感熱記録紙、とくに二成分発色系といわ
れる感熱記録紙はトリフエニルメタンフタリド系
またはフルオラン系などの色素前駆体と2,2―
ビス(4′―ヒドロキシフエニル)プロパン(ビス
フエノールA)、p―オキシ安息香酸ベンジルエ
ステルなどの酸性フエノール性顕色剤とをそれぞ
れ微粒子に分散させ、これらにバインダーその他
を添加して色素前駆体と顕色剤とをそれぞれ隔離
された状態で紙などの支持体に塗布したもので、
加熱によりその一方または両者が熔融して接触す
ることにより生ずる化学反応により発色像を得る
ものである。 しかしながら、上述の広く使用されているトリ
フエニルメタンフタリドまたはフルオラン系色素
前駆体と、酸性顕色剤との呈色反応を利用した感
圧記録紙および感熱記録紙は(1)色素前駆体および
酸性顕色剤の使用量が多くコスト的に問題が残さ
れている、(2)発色像の堅牢度が不充分で、光、熱
または極性溶剤などとの接触により容易に変退色
または消色する等の大きな問題点を有するもので
あつた。 本発明者らは、先に、このような問題点を解消
する従来とはまつたく異なる酸化発色機構による
新規な発色システムを提案した(特願昭55−
183878,特願昭57−14294)。本発明はこのような
新規な酸化発色系に用いられる、新規な酸化性顕
色剤である。 本発明者らは、一般式() (式中、X、Y、Zは置換基を有することもあ
るフエニル基、置換基を有することもあるフエニ
ル基、置換基を有することもあるナフチル基、置
換基を有することもあるβ―スチリル基、あるい
は置換基を有することもある芳香族異節環残基を
示し、それぞれ同一であつてもまたは異なつてい
てもよく、X、Y、Zのうち2個が結合して環を
形成してもよい)で表わされるメチン系色素との
接触により、該色素を迅速に発色させかつ安定な
発色像を与える酸化性顕色剤について鋭意検討し
た結果、 一般式() (式中、Rはアルキル基、アラルキル基もしく
はシクロアルキル基を示し、R′はフエニル基、
ナフチル基、アルキル基またはアラルキル基を示
す。R′がフエニル基の場合には、アルキル基、
シクロアルキル基、フエニル基、アルコキシ基ま
たはハロゲン原子で置換されていてもよい)で表
わされるベンゾキノン誘導体が一般式()のメ
チン系色素を極めて迅速にかつ濃色に発色させう
る顕色剤となることを見出し、本発明に到達し
た。 メチン系色素と本発明のベンゾキノン系顕色剤
との呈色反応は、例えば、次のような酸化反応に
基づき、ほゞ非可逆的かつ等量的に進行するもの
と考えられる。 この新規な酸化発色系の感圧記録紙または感熱
記録紙において本発明の顕色剤の使用量は、従来
のトリフエニルメタンフタリドまたはフルオラン
などのラクトン系色素を発色させるのに必要とさ
れていた酸性顕色剤の1/3〜1/50量の少量でよい。
この本発明の顕色剤とメチン系色素を用いる感圧
または感熱記録紙では、得られた発色像が光、
熱、極性溶剤などの接触に対して極めて堅牢であ
る。本発明の顕色剤は一般式()で表わされる
ベンゾキノン誘導体であつて、具体的には、2,
5―ジフエニルスルホニル―3,6―ジメトキシ
カルボニル―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジ
フエニルスルホニル―3,6―ジエトキシカルボ
ニル―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジフエニ
ルスルホニル―3,6―ジ―i―ブトキシカルボ
ニル―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジフエニ
ルスルホニル―3,6―ジオクトキシカルボニル
―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジフエニルス
ルホニル―3,6―ジ―シクロヘキシルオキシカ
ルボニル―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジ―
p―トリルスルホニル―3,6―ジメトキシカル
ボニル―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジ―p
―トリルスルホニル―3,6―ジエトキシカルボ
ニル―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジ―p―
トリルスルホニル―3,6―i―ブチルオキシカ
ルボニル―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジ―
p―トリルスルホニル―3,6―ジ―n―ブチル
オキシカルボニル―1,4―ベンゾキノン、2,
5―ジ―p―トリルスルホニル―3,6―ジ―n
―ヘキシルオキシカルボニル―1,4―ベンゾキ
ノン、2,5―ジ―p―トリルスルホニル―3,
6―ジ―シクロヘキシルオキシカルボニル―1,
4―ベンゾキノン、2,5―ジ―p―トリルスル
ホニル―3,6―ジ―ベンジルオキシカルボニル
―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジ―p―トリ
ルスルホニル―3,6―ジ―n―オクチルオキシ
カルボニル―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジ
(3′,4′―ジメチルフエニルスルホニル)―3,
6―ジエトキシカルボニル―1,4―ベンゾキノ
ン、2,5―ジ(2′,5′―ジメチルフエニルスル
ホニル)―3,6―ジメトキシカルボニル―1,
4―ベンゾキノン、2,5―ジ(2′,4′―ジメチ
ルフエニルスルホニル)―3,6―ジエトキシカ
ルボニル―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジ
(4′―t―ブチルフエニルスルホニル)―3,6
―ジエトキシカルボニル―1,4―ベンゾキノ
ン、25―ジ―(4′―シクロヘキシルフエニルスル
ホニル)―3,6―ジエトキシカルボニル―1,
4―ベンゾキノン、2,5―ジ(ビフエニルスル
ホニル)―3,6―ジエトキシカルボニル―1,
4―ベンゾキノン、2,5―ジ(2′―ナフチルス
ルホニル)―3,6―ジエトキシカルボニル―
1,4―ベンゾキノン、2,5―ジ(4′―メトキ
シフエニルスルホニル)―3,6―ジエトキシカ
ルボニル―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジ
(4′―エトキシフエニルスルホニル)―3,6―
ジブトキシカルボニル―1,4―ベンゾキノン、
2,5―ジ(メチルスルホニル)―3,6―ジエ
トキシカルボニル―1,4―ベンゾキノン、2,
5―ジ(エチルスルホニル)―3,6―ジエトキ
シカルボニル―1,4―ベンゾキノン、2,5―
ジ(エチルスルホニル)―3,6―ジメトキシカ
ルボニル―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジ
(ブチルスルホニル)―3,6―ジエトキシカル
ボニル―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジ(ヘ
キシルスルホニル)―3,6―ジエトキシカルボ
ニル―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジ(シク
ロヘキシルスルホニル)―3,6―ジエトキシカ
ルボニル―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジ
(ベンジルスルホニル)―3,6―ジエトキシカ
ルボニル―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジ
(ベンジルスルホニル)―3,6―ジシクロヘキ
シルオキシカルボニル―1,4―ベンゾキノンな
どが挙げられる。 これら一般式()で表わされるベンゾキノン
系顕色剤は、感圧記録紙用にも感熱記録紙用にも
有用である。 これら一般式()で表わされるベンゾキノン
誘導体を顕色剤とする感圧記録紙、感熱記録紙は
使用後焼却処理されても有害なハロゲン化水素ガ
ス等を発生することもなく、環境対策上も有用で
ある。 また、感圧記録紙用顕色剤としては、色素を溶
解している疎水性高沸点溶剤に対する溶解度、溶
解速度が、記録時の発色速度を変えるため一般式
()のメチン系色素を溶解している溶剤に対す
る親和性を考慮して上記ベンゾキノン誘導体から
適宜選択して顕色剤として使用される。 感熱記録紙用顕色剤としては、用いる色素およ
び顕色剤の融点が感熱記録紙の発色温度特性を決
定するので好ましい発色温度領域に応じた化合物
を選択するか、他に第3の感度向上剤または融点
降下剤などを用いて発色温度特性を調節して使用
される。 一般式()のメチン系色素と一般式()の
ベンゾキノン系顕色剤を用いた感熱記録紙は、従
来広く使用されているフタリドまたはフルオラン
色素とビスフエノールAに代表される酸性顕色剤
との組合せの感熱記録紙にくらべて、色素および
顕色剤の使用量が極めて少量で済むため、近年広
く普及しつつあるフアクシミリ用とくに高速フア
クシミリ用感熱記録紙用としてサーマルヘツドか
ら与えるエネルギー量が少なくてすみ、極めて省
資源省エネルギー記録材料としての特徴を有す
る。 本発明の顕色剤を含有する感圧記録紙を作成す
るには(A)該顕色剤の水性懸濁液を用いた水性塗料
を紙等の支持体にコーターを用いて塗布する方
法、(B)抄紙時に紙等の支持体中に顕色剤をすき込
む方法、(C)該顕色剤を有機溶剤に溶解または懸濁
させたインキ(以下、顕色インキという)を支持
体にコーターで全面塗布または部分(スポツト)
印刷する方法などの公知の方法がいずれも使用で
きる。一般には(A)の水性塗料を塗布する方法、(C)
の顕色インキを塗布する方法が好ましい。(A)の方
法で用いる水性塗料の調製は該ベンゾキノン顕色
剤の水性懸濁液および必要に応じて、感圧記録紙
としての物性を整えるために(1)カオリン粘土類、
炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、コロイダ
ルシリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸性白土類、
ポリスチレンデイスパージヨンなどの無機または
有機顔料、(2)ポリリン酸塩、ポリアクリル酸塩な
どの分散剤、(3)澱粉、変性澱粉類などの水溶性結
着剤、合成または天然ゴムラテツクスエマルジヨ
ン、酢酸ビニール重合体などの接着剤、(4)その他
螢光増白剤、消泡剤、粘土調節剤、ダステイング
防止剤、スライムコントロール剤、潤滑剤、耐水
化剤などの各種添加剤と混合され、塗工形式に応
じた適当な粘度、レオロジー性を有するように調
製する。 (C)の方法で用いる顕色インキの調製は、インキ
業界において一般的な調製方法が用いられる。す
なわち、顕色剤に、カオリン、水酸化アルミニウ
ム、水酸化亜鉛、炭酸カルシウムなどの顔料など
を各種の有機溶媒、例えば低級アルコール、低分
子量ケトン、酢酸の低級アルキルエステル、メチ
ルセロソルブ、エチルセロソルブ、ベンゼン、ト
ルエンなどに溶解さらに、結着剤として、油溶性
セルロース誘導体、(ニトロセルロース、アセチ
ルセルロース、エチルセルロース等)、塩化ビニ
ール樹脂、酢酸ビニール樹脂、ポリビニルプチラ
ール樹脂などおよび分散剤、ブロツキング防止
剤、可塑剤などの助剤を適宜添加して、油性の顕
色インキとする。 上記のように調製された水性塗液または顕色イ
ンキを支持体上に塗布またはグラビア、フレキソ
オフセツト等の印刷方式で印刷して顕色剤を含有
する感圧複写紙を得る。 また、色素のマイクロカプセルと同一面に顕色
剤層を塗布して一枚で発色できる単葉感圧紙
(SC紙)とすることも可能である。 また本発明の顕色剤を含有する感熱記録紙を作
成するには、色素、顕色剤のほかに、必要により
その塗液中に、カオリン、焼成カオリン、タル
ク、酸化チタン、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、雲
母群鉱物、ケイソウ土類、尿素ホルムアルデヒド
樹脂などの有機または無機顔料、水溶性バインダ
ー、耐水化剤、密ロウ、セラツクロウなどの植物
性ワツクス、石油ワツクス、パラフインワツク
ス、マイクロクリスタリンワツクス、ポリエチレ
ンワツクスなどの合成ワツクス、ステアリン酸カ
ルシウム、ステアリン酸亜鉛などの金属石ケン類
(高級脂肪酸金属塩)などの滑剤圧力発色防止剤、
ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド、エチ
レンビスステアロアミドなどの発色感度向上剤、
各種の界面活性剤、消砲剤、地肌発色防止剤など
を併用して塗工適性、感熱記録紙の特性を改良す
ることができる。 以下、本発明の顕色剤について実施例、比較例
および試験例により具体的に説明する。 実施例 1 顕色剤として2,5―ジ―p―トリルスルホニ
ル―3,6―ジエトキシカルボニル―1,4―ベ
ンゾキノン(mp225―227℃)を用いて、 乾燥重量部 カオリン 85 炭酸カルシウム 15 顕色剤〓(水分散液として使用) 4 スチレンブタジエンラテツクス(水分散液とし
て使用) 6 酸化澱粉(水溶液として使用) 6 (〓予め高分子アンオン系界面活性剤の存在下
に湿式微粉砕したもの) の重量組成を有する40%固型物の水性塗料を作成
し、上質紙上に乾燥塗布量が6.0g/m2となるよ
うにマイヤーバーで塗布して感圧記録用CF紙を
作成した。 別に4,4′―ジメチルアミノ―4″―ジエチルア
ミノ―トリフエニルメタンを3重量%含有するフ
エニルキシリルエタン(日本石油化学製「日石ハ
イゾールSAS―296」)をゼラチン―カルボキシ
メチルセルロース膜によるコンプレツクスコアセ
ルベーシヨン法により、マイクロカプセル化し、
18重量%の固型分を有する平均粒子径7μのマイ
クロカプセル懸濁液を得る。 上記のマイクロカプセル液100重量部に平均粒
子径15μの小麦粉澱粉粒5重量部および20%濃度
の煮た酸化澱粉水溶液5重量部およびトリス―N
―(2―ヒドロキシエチル)アミン1重量部をよ
く混合した白色の水性塗液をマイヤーバーで乾燥
塗布量が5g/m2となるように塗布乾燥して感圧
記録紙用CB紙を作成した。これらのCF紙とCB
紙とを組合せて性能を評価した。 実施例 2〜5 顕色剤として、それぞれ、2,5―ジフエニル
スルホニル―3,6―ジ―i―ブチルオキシカル
ボニル―1,4―ベンゾキノン(mp267〜269
℃)、2,5―ジ―(3′,4′―ジメチルフエニル
スルホニル)―3,6―ジ―エトキシカルボニル
―1,4―ベンゾキノン、2,5―ジ―p―トリ
ルスルホニル―3,6―ジ―シクロヘキシルオキ
シカルボニル―1,4―ベンゾキノン(mp243〜
245℃分解)、2,5―ジ―n―ブチルスルホニル
―3,6―ジエトキシカルボニル―1,4―ベン
ゾキノン(mp180〜182℃)を用いた以外は実施
例―1と同様にして感圧記録用CF紙を作成して、
実施例1と同様に作成した感圧記録用CB紙との
組合せで、性能を評価した。 実施例 6 顕色剤として2,5―ジ―p―トリルスルホニ
ル―3,6―ジ―i―ブチルオキシカルボニル―
1,4―ベンゾキノンを用いて 重量部(乾燥分) 酸性白土(水沢化学 商品名「シルトン」)
70 酸化チタン 30 顕色剤〓(水分散液として使用) 2 スチレンブタジエンラテツクス(水分散液とし
て使用) 5 酸化澱粉(水溶液として使用) 8 (〓予め高分子アンオン系界面活性剤の存在下
に湿式微粉砕したもの) の重量組成を有し、水酸化ナトリウム水溶液でPH
を9.5に調節した、30%固型分の水性塗料を作成
し、上質紙上に乾燥塗布量が7g/m2となるよう
にマイヤーバーで塗布乾燥して感圧記録用CF紙
を作成した。 別に作成した実施例1の感圧記録用CB紙で色
素のみを4,4′,4″―トリス―(ジメチルアミ
ノ)―トリフエニルメタン2,3重量%および
4,4′―ビス―(ジメチルアミノフエニル)―
4″―メトキシナフチル―1―メタン0.7重量%に
変えて実施例1と同様に調製した感圧記録用CB
紙との組合せで性能を評価した。 実施例 7〜8 顕色剤としてそれぞれ2,5―ジ―(4′―メト
キシフエニルスルホニル)―3,6―ジエトキシ
カルボニル―1,4―ベンゾキノン(mp227―
229℃)、2,5―ジ―ベンジルスルホニル―3,
6―ジ―エトキシカルボニル―1,4―ベンゾキ
ノン(mp193―195℃)を用いた以外は実施例―
6と同様にして、感圧記録用CF紙を作成して、
実施例1と同様に作成した感圧記録用CB紙との
組合せで、性能を評価した。 比較列 1 顕色剤として、2,3,5,6―テトラクロル
―1,4―ベンゾキノン(クロルアニル)を用い
て実施例―1と同様にして感圧記録用CF紙を作
成した。得られたCF紙はクロルアニルの昇華性
のために臭気があり、時間の経過と共に発色性能
が失なわれてしまつた。 実施例1で得たCB紙と組み合せて性能を評価
した。 比較例 2,3 顕色剤としてp―フエニルフエノールホルムア
ルデヒド縮合物(商品名「RBE―40」、三井東圧
化学製)を用いて
【表】 の組成を有する40%固型分の水性塗料をそれぞれ
作成し、以下、実施例―1と同じ方法でCF紙を
作成した。このCF紙を市販の感圧複写用CB紙
(商品:三菱NCRN―40、三菱製紙製)と組み合
せて性能を評価した。 実施例 9 2,5―ジ―p―トリルスルホニル―3,6―
ジ―メトキシカルボニル―1,4―ベンゾキノン
(mp177―179℃)10g、10%ポリビニルアルコー
ル(商品名:クラレポパール#217(株)クラレ社製
使用)水溶液および水50gをサンドグラインデイ
ングミルで処理して顕色剤分散液を作成した。 別に4,4′―ビス―(ジメチルアミノフエニ
ル)―β―スチリルメタン8g、および4,4′―
ジメトキシ―4″―ジメチルアミノ―トリフエニル
メタン2g、10%ポリビニルアルコール(クラレ
ポパール#217)40gトリス(2―ヒドロキシエ
チル)アミン5gおよび水45gをサンドグライン
デイングミルで処理して色素分散液を作成した。 上記の顕色剤分散液、色素分散液を用いて下記
組成の水性塗料(固型分20%)を作成した。 重量部(乾燥分) 顕色剤 5 色素 4 ステアリン酸アミド(30%分酸液(中京油脂
「ハイドリンB―1) 10 カオリン 55 ポリビニルアルコール 24 トリス(2―ヒドロキシエチル)アミン 2 100 これを上質紙上に乾燥塗布量が5g/m2となる
ようにメイヤーバで塗布乾燥して、黒色に発色す
る感熱記録紙を作成した。 実施例 10〜11 顕色剤として2,5―ジエチルスルホニル―
3,6―ジ―エトキシカルボニル―1,4―ベン
ゾキノン(mp212〜214℃)、2,5―ジ―(4′―
シクロヘキシルフエニルスルホニル)―3,6―
ジ―エトキシカルボニル―1,4―ベンゾキノン
(mp207―209℃)を用いた以外は実施例―9と同
様にして感熱記録紙を作成した。 比較例 4 顕色剤としてビスフエノールA10g、ポリビニ
ルアルコール10%水溶液40g、水50gをサンドグ
ラインデイングミルで処理して顕色剤分散液を得
た。 別に、色素としてクリスタルバイオレツトラク
トン10g、ポリビニルアルコール10%、水溶液40
gおよび水50gをサンドグラインデイングミルで
処理して色素分散液を得た。 前記、顕色剤分散液および色素分散液を用いて
下記組成の水性塗料(固型分15%)を作成した。 乾燥重量部 顕色剤 25 色 素 10 ステアリン酸アミド 20 カオリン 25 ポリビニルアルコール 20 上質紙上に該塗料を乾燥重量が6g/m2となる
ように塗布して感熱記録紙を作成した。 比較例 5 比較例―4で作成した顕色剤分散液および色素
分散液を用いて下記組成の水性塗料(固型分15
%)を作成した。 乾燥重量部 顕色剤(ビスフエノールA) 5 色 素(CVL) 4 カオリン 67 ポリビニルアルコール 24 これを上質紙上で乾燥塗布量が5g/m2となる
ようにメイヤーバで塗布して感熱記録紙を作成し
た。 本例の感熱記録紙上の顕色剤および色素の単位
面積当りの塗布量は実施例―5と同じであるが、
200℃の表面温度を有するメタルブロツクとの5
秒間の接触によつてはほとんど青色現象が認めら
れず、実用的なものではなかつた。 試験例 実施例1〜11および比較例1〜5で作成した感
圧記録紙(実施例1〜8と比較例1〜3)と感熱
記録紙(実施例9〜11と比較例4〜5)の性能を
試験した。 試験法はつぎの通りである。 1 試験法 (A) 感圧記録紙 1 発色性能 各実施例および比較例のCF紙とCB紙の両塗布
面を重ね合わせ電動タイプライターで発色させ
る。発色濃度の測定はTSS型ハンター比色計
(東洋精機製)を用いて反射率を測定することに
より行なう。 発色濃度の測定はタイプライター発色後の30秒
目(初期発色濃度)および発色後48時間目(到達
発色濃度)におこない、発色前、発色後30秒目お
よび発色後48時間目の反射率I0,I1およびI2を用
いて 初期発色率(J1) =I0−I1/I0×100(%) 到達発色率(J2) =I0−I2/I0×100(%) を算出した。 初期発色率、到達発色率共に高く、その差が小
さい程発色速度が大きく、なおかつ濃色に発色す
ることを示す。 2 発色像の耐光堅牢度 前記のタイプライターによる発色紙を紫外線カ
ボンアークフエドメーター(スガ試験機製)に2
時間暴露して、試験前後の反射率をハンター比色
計で測定し、照射後の発色率で表示した。照射後
の発色率が高い程光暴露後の発色像の消失の程度
が少ない。 3 発色像の耐可塑剤性 ジオクチルフタレートを可塑剤として含有する
市販のポケツトフアイル用塩化ビニールシートに
CF紙発色面を密着させ、100m2当り1Kgの荷重を
かけて、60℃の恒温槽中に24時間保存したのち、
塩化ビニールシートを取り去り発色濃度の変化を
試験前と比較する。 発色濃度の測定は試験直後、試験後1ケ月(暗
所保存)について行なつた。 試験後の発色濃度低下が認められない方が発色
像が可塑剤類のような極性溶剤に耐性が大きく好
ましい。 4 CF面の黄変化傾向 従来広く用いられていた酸性顕色剤を用いた感
圧記録紙の顕色剤塗布面がNOX等の酸化性ガス
雰囲気中で黄変化する挙動を次のように求めた。
すなわち、この現象をCF紙の黄変化の傾向とし、
JIS―L―1055―1961(染色物および染料の酸化窒
素ガス堅牢度試験方法)にしたがつてCF紙を
NOXガス雰囲気に60分間暴露し、試験後の黄変
化の程度を表示する。 (B) 感熱記録紙 1 発色濃度 実施例および比較例の感熱記録紙を表面温度
200℃のメタルブロツクに5秒間接触させて発色
させて発色後の発色濃度をマクベス濃度計
(visible filter使用)で測定する。 2 発色像の耐溶剤性 発色した感熱記録紙をA―3の方法に準じ可塑
剤に接触させ、試験後の発色濃度をマクベス濃度
計で測定する。試験後に反射濃度値の低下が少な
い程発色像が可塑剤等の極性溶剤に対する耐性が
良好であることを示す。 2 結果 試験結果を表―1および表―2に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() (式中、Rはアルキル基、アラルキル基もしく
    はシクロアルキル基を示し、R′はフエニル基、
    ナフチル基、アルキル基またはアラルキル基を示
    す。R′がフエニル基の場合にはアルキル基、シ
    クロアルキル基、フエニル基、アルコキシ基また
    はハロゲン原子で置換されていてもよい)で表わ
    される感圧感熱記録用顕色剤。
JP57101381A 1982-06-15 1982-06-15 感圧感熱記録用顕色剤 Granted JPS58219085A (ja)

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