JPS635395B2 - - Google Patents

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JPS635395B2
JPS635395B2 JP19777284A JP19777284A JPS635395B2 JP S635395 B2 JPS635395 B2 JP S635395B2 JP 19777284 A JP19777284 A JP 19777284A JP 19777284 A JP19777284 A JP 19777284A JP S635395 B2 JPS635395 B2 JP S635395B2
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JP
Japan
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spiropyran
compound
compounds
formula
vinyl
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JP19777284A
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JPS6176490A (ja
Inventor
Toshio Kakurai
Toshihiko Takano
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Publication date
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、ホトクロミツク化合物に関し、更に
詳しくは、ベンゾスピロピラン骨格の6′もしくは
8′の位置に直接結合したビニル基を有する新規な
インドリノベンゾスピロピラン化合物に関する。
ホトクロミツク化合物はメーキヤツプ化粧料や繊
維、玩具などの装飾材料、画像形成材料、記録材
料、感光材料、光学フイルター、デイスプレー材
料、マスキング材料等の分野において利用するこ
とができる有用な化合物である。 従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 ホトクロミズムを示す有機物質は、多数見出さ
ているが、なかでも、通常の状態では無色である
が、紫外線照射により発色し、そのスペクトル変
化が大きく、そして可視光の照射又は暗所放置に
より熱的に元の無色状態に戻るという優れたホト
クロミズム性を有することから、スピロピラン化
合物が最も検討されている。 スピロピラン化合物がホトクロミズム性を示す
ようにするためには、何らかの方法で媒体化する
必要がある。媒体化の方法には、例えば(1)スピロ
ピラン化合物を溶媒中に溶解する、(2)スピロピラ
ン化合物を高分子中に分散する、(3)スピロピラン
化合物を高分子の主鎖または側鎖に化学結合せし
める、(4)スピロピラン化合物を蒸着膜にする、(5)
スピロピラン化合物をシリカ、アルミナ、チタニ
アなどの固体に吸着するなどの方法が考えられ
る。一方、スピロピラン化合物の実用上の大きな
問題の一つに、ホトクロミズム性の疲労という問
題がある。例えば、工業化学雑誌74,137頁によ
ると、スピロピラン化合物の疲労現象の原因の一
つは、スピロピラン分子同士の衝突による光化学
的副反応であると考えられている。かかる観点か
らすれば、上記(1)の方法による媒体化は、最も疲
労現象を起しやすく、また液体であるという点か
らホトクロミツク材料として応用するには、用途
が限定される。また、上記(2)〜(5)による方法は、
前記疲労現象の改善という点では効果があるが、
上記(2)の方法には、スピロピラン化合物が高分子
中から溶出したり、或いはスピロピラン化合物と
高分子との相溶性に問題があるため相分離して、
スピロピラン化合物が析出するといつた問題点が
ある。また上記(4)の方法には、蒸着したスピロピ
ラン分子が時間の経過と共に次第に配向し、立体
的な障害からホトクロミツク特性が弱まるといつ
た問題点がある。更に上記(5)の方法には、吸着し
たスピロピラン化合物が逆ホトクロミズム性を示
すために、用途が限定される。一方、方法(3)によ
つてスピロピラン化合物を化学的に高分子化合物
に結合せしめたホトクロミズム性を有する高分子
スピロピラン化合物は多くの優れた特長をもつ。
すなわち、スピロピラン化合物を高分子化するこ
とにより、その安定性が向上し、高分子中からス
ピロピラン化合物が溶出し難くなるという利点を
もち、また高分子化されたスピロピラン化合物
は、この物質単独でホトクロミズム性を有するフ
イルムや成形物にすることができるし、更に、溶
媒に溶解するなどして他の媒体化と併用すること
も可能であるという利点をもつ。 更に、スピロピラン化合物のホトクロミズム現
象を、その分子構造の可逆的変化という点に注目
して、応用することを考えた場合に、高分子に結
合したスピロピラン化合物の構造変化が高分子鎖
全体に連動し、それにより起る高分子鎖による可
逆的変化即ち、高分子化されたスピロピラン化合
物の光照射による可逆的伸縮変化、可逆的ぬれ変
化、可逆的溶解性変化、可逆的粘性変化などを利
用できるという非常に大きな利点が得られる。 前記したように、高分子化したスピロピラン化
合物は、非常にすぐれた性質を有するが、ホトク
ロミツクな高分子スピロピラン化合物の開発例
は、低分子なスピロピラン化合物と比較すると、
極めて少ない。 従つて、本発明の第一の目的は、すぐれた性質
を有する高分子スピロピラン化合物を容易に製造
することができる新規なスピロピラン化合物を提
供することにある。 本発明の第二の目的は、従来のホトクロミツク
材料の欠点を改善し、発色状態の熱安定性が安定
で、発色状態と長時間定着可能な新規なスピロピ
ラン化合物を提供することにある。 問題点を解決するための手段 本発明に従えば、下記一般式
【】又は
【】
で示したスピロピラン化合物に直接ビニル基が置
換したホトクロミツク化合物が提供される。 (式中、R1は水素、ニトロ基、ハロゲン、低
級アルキル基、低級アルコキシ基、アルデヒド基
又はカルボキシル基もしくはその塩を示し、R2
は水素、ハロゲン、低級アルキル基又は低級アル
コキシ基を示す。) 本発明に従つた前記ビニル基を有するスピロピ
ラン化合物は、単独で重合又は任意のビニル化合
物と共重合することにより、任意の構造及びスピ
ロピラン含有量を有する高分子スピロピラン化合
物とすることができる有用な化合物であるが、本
発明化合物のようにスピロピラン分子に直接ビニ
ル基が置換した単純な構造を有するビニル型スピ
ロピランモノマーは従来合成されたことは全くな
い新規な化合物である。 例えば、ビニル基を含むスピロピラン化合物は
J.Polmer Science C. 22、231頁(1968)、日本
化学会誌1972、1323頁、J.Polmer Science,
Polym.Chem.Ed.12、2511頁(1974)、特公昭54
−30711号公報などに紹介されているが、これら
の化合物は、例えば下記式
【】,
【】,
【】及
【】に示す如きの構造をもち、ビニル基を有
する他の化合物とスピロピラン化合物とから合成
したものであり、本発明のように、直接ベンゾス
ピロピラン骨核に結合したビニル基を有するビニ
ル型スピロピラン化合物ではない。 上記式
【】〜
【】で示される従来のスピロ
ピラン化合物は、分子構造が複雑であり、またビ
ニル基が酸アミド結合やエステル結合を介してス
ピロピラン化合物の骨格と結合しているために、
加水分解により分解しやすいといつた欠点を有し
ている。すなわち、これらのスピロピラン化合物
はモノマーとしての安定性に問題があり、また高
分子化した後も加水分解を受けて、高分子中から
スピロピラン化合物が溶出する危険性がある。前
記した如く高分子鎖全体の可逆的変化の利用を考
えた場合には、高分子化した際に、高分子鎖とス
ピロピラン化合物との間にエステル結合や酸アミ
ド結合などの結合基が介在するため、高分子鎖と
スピロピラン化合物との結合間隔が大きくなり、
その結果、スピロピラン化合物の分子構造の可逆
変化が高分子鎖に伝わり難いといつた問題点もあ
る。 しかるに、本発明に係るビニル型スピロピラン
化合物は、その構造式から明らかなように、きわ
めて単純な分子構造を有し、また何ら加水分解な
どの影響を受けるおそれのない安定したビニル型
モノマーである。従つて高分子化した場合におい
ても、加水分解等による高分子中からの溶出が起
るおそれは全くなく、また高分子鎖全体の可逆的
変化の利用を考えた場合においても、スピロピラ
ン化合物が直接高分子鎖に結合しているのでスピ
ロピラン化合物の可逆的構造変化が高分子鎖に、
極めて連動しやすいといつた利点を有する。 このように、本発明のスピロピラン化合物は、
優れた分子構造を有する新規なビニル型スピロピ
ラン化合物重合体を提供することができるもので
あるが、さらに本発明者らは、本発明のスピロピ
ラン化合物が低分子状態においてその発色状態に
おける熱安定性がきわめて高いことを見出した。
一般に、ホトクロミツク材料として従来から用い
られてきたスピロピラン化合物としては、下記式 で表わされるようなインドリノスピロピラン化合
物が代表的であるが、このような化合物は発色状
態における熱安定性が不充分であるという問題が
あつた。これに対し、本発明のスピロピラン化合
物は、溶液状態の熱安定性が極めて高く、以下の
実施例において詳述するように、例えば6′−ニト
ロ−8′−ビニル−1,3,3−トリメチル−イン
ドリノベンゾスピロピランのベンゼン溶液に紫外
光を照射すると、溶液の色は無色から青色を経て
次第に赤色となり、この溶液を暗所に長期間保存
しても、この赤色状態を保持し、発色種が安定化
することを示している。 一般に、スピロピラン化合物の発色種の熱安定
性は、π共役平面構造を有するメロシアニン色素
構造の熱安定性により決定され、下記式
【】及
【】で示される本発明のスピロピラン化合物
の発色種が、 下記式
【】で示される従来のインドリノスピロ
ピラン化合物の発色種: に比較して発色種の熱安定性が高いのは、ビニル
基の2重結合が共役に関与しているために共鳴に
よる安定化が起るためと考えられる。 このように、本発明のスピロピラン化合物は、
溶液状態で用いれば、長期間安定した色調を有す
る記録画像を得ることができるという特長をも
つ。 前記一般式
【】又は
【】で示される本発明
のスピロピラン化合物は、一般式(1)または(2)
【式】
【式】 (式中、R1は前記定義通り)で与えられるク
ロロメチルサリチルアルデヒド誘導体に、トリフ
エニルホスフインを反応させてホスホニウム塩と
し、これをジメチルスルホキシド及び水混合溶媒
中で苛性ソーダの存在下に大過剰のホルムアルデ
ヒドと反応させて一般式(3)及び(4)
【式】
【式】 (式中、R1は前記定義通り)で表わされるビ
ニルサリチルアルデヒド誘導体とし、このビニル
サリチルアルデヒド誘導体とインドリン化合物(5)
とを通常の方法で反応させることにより製造する
ことができる。この反応の反応式を示せば以下の
通りである。 (R1及びR2は前記定義の通り) 本発明のスピロピラン化合物はそれ自身発色寿
命が長く、実用性に優れた有用なホトクロミツク
化合物であるが、更に他のビニルモノマーと共重
合させて、有用なホトクロミツク高分子化合物を
製造するのに使用することができる。これらは、
メーキヤツプ化粧料や繊維、玩具などの装飾材
料、画像形成材料、記録材料、感光材料、光学フ
イルター、デイスプレー材料、マスキング材料な
ど広範囲の分野において発色種として利用するこ
とができる。 実施例 以下、実施例によつて本発明を更に説明するが
本発明の範囲をこれらの実施例に限定するもので
ないことはいうまでもない。 実施例 1 3−クロロメチル−5−ニトロサリチルアルデ
ヒド24gr(0.11mol)とトリフエニルホスフイン
29gr(0.11mol)をベンゼン280c.c.に溶解し3時間
加熱還流させた。冷却後、沈澱物を濾別してアセ
トンで充分洗浄することにより3−ホルミル−2
−ヒドロキシ−5−ニトロベンジルトリフエニル
ホスホニウムクロライド42gr(収率80%)が白色
結晶として得られた。 元素分析結果: C H N 計算値(%) 65.34 4.40 2.93 実測値(%) 64.94 4.56 2.87 実施例 2 パラホルムアルデヒド30gr(1mol)を蒸留水50
c.c.に加熱溶解し、次に実施例1で得た3−ホルミ
ル−2−ヒドロキシ−5−ニトロベンジルトリフ
エニルホスホニウムクロライド7.2gr(0.015mol)
をジメチルスルホキシド100c.c.に溶解したものを
これと混合した。撹拌しながら12.5N苛性ソーダ
水溶液16c.c.を加え、30℃〜40℃で5時間撹拌し
た。次に0.5N苛性ソーダ水溶液200c.c.を加え、析
出するトリフエニルホスフインオキサイドを濾別
し、濾液中に細かい沈澱があれば、更にベンゼン
で抽出する。濾液を希塩酸で中和して、析出する
沈澱をエーテルで抽出し、エーテル層を水洗した
後、溶媒留去し、得られた結晶をクロロホルムで
再結晶した。 かくして融点135〜137℃の5−ニトロ−3−ビ
ニルサリチルアルデヒド27gr(収率94%)が淡黄
色結晶として得られた。 元素分析結果: C H N 計算値(%) 55.93 3.63 7.25 実測値(%) 55.89 3.82 7.13 NMRによるビニル基の共鳴スペクトル: 5.5〜7.3ppmに8本(CDCl3溶液)
【式】 Ha=5.51ppm,Hb=5.91ppm,Hc=7.00ppm 実施例 3 2,3,3−トリメチルインドレニウムメチオ
イヨダイド3.01g(0.01mol)を1N苛性ソーダ水
溶液50c.c.に撹拌しながら溶解し、浮遊してくる油
状物をエーテルで抽出し、水で数回洗浄した。こ
のエーテル層に無水硫酸ナトリウムを加え、脱水
した後、濾別し、濾液を溶媒留去した。得られた
インドリン化合物と、実施例2で得た5−ニトロ
−3−ビニルサリチルアルデヒド1.93gr
(0.01mol)を無水エタノール50c.c.に溶解し、ハ
イドロキノンを少量加え、6時間還流した。冷却
後、固形物を濾別し、エーテルで再結晶したとこ
ろ、融点が168〜170℃の6′−ニトロ−8′−ビニル
−1,3,3トリメチルインドリノベンゾスピロ
ピラン2.5g(収率71%)が淡橙色結晶として得
られた。 得られた化合物の赤外吸収スペクトルを第1図
に示す。 元素分析結果: C H N 計算値(%) 72.41 5.75 8.05 実測値(%) 71.51 5.92 7.76 IRによるピラン環の吸収スペクトル: 1650(C=C伸縮振動) 1280(C−O伸縮振動) 670(C−H伸縮振動) NMRによるビニル基の共鳴スペクトル 5.0〜6.8ppmに8本(CDCl3溶液)
【式】 Ha=5.15ppm,Hb=5.59ppm,Hc=6.55ppm 実施例 4 5−クロロメチル−3−ニトロサリチルアルデ
ヒドを実施例1と同一の方法で反応させ、3−ホ
ルミル−4−ヒドロキシ−5−ニトロベンジルト
リフエニルホスホニウムクロライドの白色結晶
26gr(収率76%)を得た。 得られた化合物の赤外吸収スペクトルを第2図
に示す。 元素分析結果: C H N 計算値(%) 65.34 4.40 2.93 実測値(%) 65.30 4.58 2.80 実施例 5 実施例4で得た3−ホルミル−4−ヒドロキシ
−5−ニトロベンジルトリフエニルホスホニウム
クロライドを実施例2と同一の方法で反応させ、
融点93.5〜94.5℃の3−ニトロ−5−ビニルサリ
チルアルデヒド2.3gr(収率79%)を淡黄色結晶と
して得た。 元素分析結果: C H N 計算値(%) 55.93 3.63 7.25 実測値(%) 55.92 3.78 7.14 NMRによるビニル基の共鳴スペクトル 5.3〜6.9ppmに8本(CDCl3溶液)
【式】 Ha=5.37ppm,Hb=5.87ppm,Hc=6.77ppm 実施例 6 実施例5で得た3−ニトロ−5−ビニルサリチ
ルアルデヒドを実施例3と同一の方法で反応させ
た。メタノールで再結晶を行ない、融点159〜161
℃の8′−ニトロ−6′−ビニル−1,3,3−トリ
メチルインドリノベンゾスピロピラン(8)2.8g
(収率79%)を青色結晶として得た。 元素分析結果: C H N 計算値(%) 72.41 5.75 8.05 実測値(%) 72.40 5.97 7.83 IRによるピラン環の吸収スペクトル 1650(C=C伸縮振動) 1280(C−O伸縮振動) 650(C−H伸縮振動) NMRによるビニル基の共鳴スペクトル 5.0〜6.9ppmに8本(CDCl3溶液)
【式】 Ha=5.20ppm,Hb=5.59ppm,Hc=6.73ppm 実施例 7 実施例3で得た化合物をベンゼンに溶解し、超
高圧水銀灯(ウシオ製:ウシオハイアークUI−
2506)にて紫外光を照射すると、無色透明から青
色(λmax=610nm)に発色し、次に赤色
(λmax=535nm)に変色した。この赤色溶液は、
暗所に室温で1ケ月放置しても消色しなかつた。
同様の現象はトルエン、キシレン、四塩化炭素な
どの溶媒中においても認められた。 実施例 8 実施例7で得た赤色溶液を溶媒留去し、得られ
た赤色粉末を再びベンゼンに溶解し、得られた溶
液に、実施例7と同様にして紫外光を照射したと
ころ、実施例7と同様の現象が認められた。 実施例 9 実施例3で得た化合物とシリカ微粉末(日本ア
エロジル社製、アエロジル200)をベンゼン中に
て撹拌し、溶媒留去し、スピロピランが1重量%
吸着した紫色粉末を得た。この粉末は、室温でア
イシヤドウなどのメイクアツプ化粧料の色材とし
て好適な鮮やかな紫色を示し、可視光照射により
脱色し、暗所放置にて発色するという逆ホトクロ
ミズム現象を示した。 実施例 10 実施例6で得た化合物を実施例9と同様の方法
でシリカ粉末に1重量%吸着せしめた。得られた
粉末は、アイシヤドウなどのメイクアツプ化粧料
の色材として好適な鮮やかな紫色を示し、可視光
照射により脱色し、暗所放置にて発色するという
逆ホトクロミズム現象を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例3で得られた化合物の赤外吸
収スペクトルである。第2図は、実施例4で得ら
れた化合物の赤外吸収スペクトルである。第3図
は、実施例7の青色ベンゼン溶液の可視吸収スペ
クトルである。第4図は、実施例7の赤色ベンゼ
ン溶液の可視吸収スペクトルである。第5図は、
実施例7の赤色ベンゼン溶液を室温暗所にて1ケ
月放置した後の可視吸収スペクトルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式【】又は【】を有するホトク
    ロミツク化合物。 (式中、R1は水素、ニトロ基、ハロゲン、低
    級アルキル基、低級アルコキシ基、アルデヒド基
    又はカルボキシル基もしくはその塩を示し、R2
    は水素、ハロゲン、低級アルキル基又は低級アル
    コキシ基を示す。)
JP19777284A 1984-09-22 1984-09-22 ホトクロミツク化合物 Granted JPS6176490A (ja)

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