JPS6352915B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6352915B2 JPS6352915B2 JP60240685A JP24068585A JPS6352915B2 JP S6352915 B2 JPS6352915 B2 JP S6352915B2 JP 60240685 A JP60240685 A JP 60240685A JP 24068585 A JP24068585 A JP 24068585A JP S6352915 B2 JPS6352915 B2 JP S6352915B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin case
- cam
- thread
- hook
- sewing machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 15
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 5
- 244000208734 Pisonia aculeata Species 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B57/00—Loop takers, e.g. loopers
- D05B57/08—Loop takers, e.g. loopers for lock-stitch sewing machines
- D05B57/10—Shuttles
- D05B57/14—Shuttles with rotary hooks
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B57/00—Loop takers, e.g. loopers
- D05B57/08—Loop takers, e.g. loopers for lock-stitch sewing machines
- D05B57/10—Shuttles
- D05B57/14—Shuttles with rotary hooks
- D05B57/143—Vertical axis type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明の特許請求の範囲第１項上部概念に記載
のミシンは、西ドイツ国特許第2616738号公報記
載のミシンに該当するものである。このミシンの
かまではボビンケースのボビンケース本体は側方
に突出している保持突起を有し、この保持突起
は、ボビンケースを回転しない様に保持するた
め、針板の下側にあつて針孔の近傍に配置されて
いる２つのカムの間に嵌まつている。かまには位
置固定して緊張させられているばね棒が付設され
ており、このばね棒はボビンケース蓋に設けられ
ている切欠き部分の衝当て面と協働する。この切
欠き部分はかまの回転方向において保持突起の前
方に存在している。ばね棒は、ミシンが回転して
いる時保持突起が２つのカムのほぼ中間にある様
な寸法に形成されており、斯くして保持突起の両
側に上糸を通過させる隙間が形成されている。こ
のため上糸のループは、ボビンケースのまわりを
導かれる始めの時期も終わりの時期も、ボビンケ
ース蓋を速やかに回転させる装置やボビンケース
を回転させてやる必要がなく、最初に後方の上糸
を通過させる隙間を次に前方の隙間を通過して行
くことが可能である。上糸がボビンケースのまわ
りを導かれている時、ばね棒は上糸によつて短時
間の間曲げられるのみである。ばね棒の質量は僅
かなものであるから、ばね棒は、ばねの力を正し
く測定しても些細な抵抗力も示すものではない。
のミシンは、西ドイツ国特許第2616738号公報記
載のミシンに該当するものである。このミシンの
かまではボビンケースのボビンケース本体は側方
に突出している保持突起を有し、この保持突起
は、ボビンケースを回転しない様に保持するた
め、針板の下側にあつて針孔の近傍に配置されて
いる２つのカムの間に嵌まつている。かまには位
置固定して緊張させられているばね棒が付設され
ており、このばね棒はボビンケース蓋に設けられ
ている切欠き部分の衝当て面と協働する。この切
欠き部分はかまの回転方向において保持突起の前
方に存在している。ばね棒は、ミシンが回転して
いる時保持突起が２つのカムのほぼ中間にある様
な寸法に形成されており、斯くして保持突起の両
側に上糸を通過させる隙間が形成されている。こ
のため上糸のループは、ボビンケースのまわりを
導かれる始めの時期も終わりの時期も、ボビンケ
ース蓋を速やかに回転させる装置やボビンケース
を回転させてやる必要がなく、最初に後方の上糸
を通過させる隙間を次に前方の隙間を通過して行
くことが可能である。上糸がボビンケースのまわ
りを導かれている時、ばね棒は上糸によつて短時
間の間曲げられるのみである。ばね棒の質量は僅
かなものであるから、ばね棒は、ばねの力を正し
く測定しても些細な抵抗力も示すものではない。
上糸を通過させる隙間は十分に広いけれども、
ボビンケース蓋のまわりを上糸のループが導かれ
た後で、上方に向かつて引戻される時、上糸の運
動が、実際には短時間の間、阻止される。このこ
とは、保持突起の方を向いている前方の突起の下
方の縁が上糸のループが引き上げられる軌道上に
突出しておりそして上方に引き上げられそしてそ
の際引戻し運動の終端近くに制御不可能にぶらぶ
らしている上糸のループが、この突出部分によ
り、糸を通過させる隙間に飛び込むまでの短時間
の間引留められるからである。特に高速回転の時
に作用する上記した前方の突起の引留め作用のた
め上糸の張力は異常に増加する。
ボビンケース蓋のまわりを上糸のループが導かれ
た後で、上方に向かつて引戻される時、上糸の運
動が、実際には短時間の間、阻止される。このこ
とは、保持突起の方を向いている前方の突起の下
方の縁が上糸のループが引き上げられる軌道上に
突出しておりそして上方に引き上げられそしてそ
の際引戻し運動の終端近くに制御不可能にぶらぶ
らしている上糸のループが、この突出部分によ
り、糸を通過させる隙間に飛び込むまでの短時間
の間引留められるからである。特に高速回転の時
に作用する上記した前方の突起の引留め作用のた
め上糸の張力は異常に増加する。
西ドイツ国特許公開第3303033号によれば、ボ
ビンケースを回転しない様にしている保持突起が
針孔の範囲の外側でベツドに固く結合しそして保
持突起の自由端がかまの軸に対して半径方向に延
びてボビンケース蓋のＵ字形の切欠き部分に嵌つ
ていることが提案されている。特に保持突起は針
孔に対して直径の反対側に位置している。ボビン
ケースを回転しない様にしている保持突起が、針
孔に対して直径の反対側の範囲に移動させられた
ことにより、上糸のループはボビンケースのまわ
りを導かれた後では、妨げられることなく上方に
向かつて引出されることが可能であるが、その代
わりに糸が最も大きく拡げられた時点において、
保持突起と切欠き部分の衝当て面との間を通り抜
けなければならないため、糸の運動が妨げられ
る。
ビンケースを回転しない様にしている保持突起が
針孔の範囲の外側でベツドに固く結合しそして保
持突起の自由端がかまの軸に対して半径方向に延
びてボビンケース蓋のＵ字形の切欠き部分に嵌つ
ていることが提案されている。特に保持突起は針
孔に対して直径の反対側に位置している。ボビン
ケースを回転しない様にしている保持突起が、針
孔に対して直径の反対側の範囲に移動させられた
ことにより、上糸のループはボビンケースのまわ
りを導かれた後では、妨げられることなく上方に
向かつて引出されることが可能であるが、その代
わりに糸が最も大きく拡げられた時点において、
保持突起と切欠き部分の衝当て面との間を通り抜
けなければならないため、糸の運動が妨げられ
る。
最後になお西ドイツ国特許第3102457号公報に
よれば水平な軸のまわりに回転するかまが公知に
なつており、このかまには、ボビンケースを回転
しない様にするため１つの担持体上に配置されて
いる弾性を有する保持突起と保持突起の両側には
それぞれ１つのカムが付設されている。この保持
突起とかまの回転方向を見て後方に位置するカム
は弾性を有する保持突起を支えている。ボビンケ
ースの保持装置が針孔の近くに配置されているか
ら、最初に記載したかまの如く、上糸のループが
引戻される時に妨げられ、従つてその結果上糸の
大なる張力の下で作業がなされなければならな
い。
よれば水平な軸のまわりに回転するかまが公知に
なつており、このかまには、ボビンケースを回転
しない様にするため１つの担持体上に配置されて
いる弾性を有する保持突起と保持突起の両側には
それぞれ１つのカムが付設されている。この保持
突起とかまの回転方向を見て後方に位置するカム
は弾性を有する保持突起を支えている。ボビンケ
ースの保持装置が針孔の近くに配置されているか
ら、最初に記載したかまの如く、上糸のループが
引戻される時に妨げられ、従つてその結果上糸の
大なる張力の下で作業がなされなければならな
い。
特許請求の範囲第１項記載の発明は、ボビンケ
ースがかまの回転に連行されない様に又は逆に回
転しない様に阻止している保持手段が配置され、
この保持手段は上糸のループがボビンケースのま
わりを導かれそして特に上糸が最大に拡げられた
後で引戻される運動の妨害をできる限り少なくし
たかまを有する本縫いミシンを提供することを目
的としたものである。
ースがかまの回転に連行されない様に又は逆に回
転しない様に阻止している保持手段が配置され、
この保持手段は上糸のループがボビンケースのま
わりを導かれそして特に上糸が最大に拡げられた
後で引戻される運動の妨害をできる限り少なくし
たかまを有する本縫いミシンを提供することを目
的としたものである。
ボビンケースに設けられている保持手段はすべ
てボビンケースのループ回収側半周部に存在して
いるから、上糸のループは妨げられることが全く
ないまま最大に拡げられることが可能である。次
にループ回収側半周部において上糸のループが天
びんによつて引き戻され、その際上糸のループは
ボビンケースの外套面に接触しそして次に肩部の
前方の側面に接触しながらこれに沿つて滑る。こ
の様にして上糸のループは、前方のカムに接触す
ることなく、カムと肩部との間に存在している隙
間を通つて移動しそして引続いて僅かな質量のば
ね棒を短時間の間曲げている。この際必要な力量
は僅かなものであるから、ばね棒を曲げることは
糸の運動を僅かに妨げるのみでありそしてその結
果上糸の張力は僅かに増加するのみである。かま
の回転方向に見て後方に位置するカムはばね棒を
支えている要素となつているのみでありそして、
ボビンケース蓋や上糸のループと接触することが
ないから、上糸のループは、ばね棒の下を通過し
た後で何等妨げられることなく天ビンによつて針
孔を通つて完全に引戻される。
てボビンケースのループ回収側半周部に存在して
いるから、上糸のループは妨げられることが全く
ないまま最大に拡げられることが可能である。次
にループ回収側半周部において上糸のループが天
びんによつて引き戻され、その際上糸のループは
ボビンケースの外套面に接触しそして次に肩部の
前方の側面に接触しながらこれに沿つて滑る。こ
の様にして上糸のループは、前方のカムに接触す
ることなく、カムと肩部との間に存在している隙
間を通つて移動しそして引続いて僅かな質量のば
ね棒を短時間の間曲げている。この際必要な力量
は僅かなものであるから、ばね棒を曲げることは
糸の運動を僅かに妨げるのみでありそしてその結
果上糸の張力は僅かに増加するのみである。かま
の回転方向に見て後方に位置するカムはばね棒を
支えている要素となつているのみでありそして、
ボビンケース蓋や上糸のループと接触することが
ないから、上糸のループは、ばね棒の下を通過し
た後で何等妨げられることなく天ビンによつて針
孔を通つて完全に引戻される。
特許請求の範囲第２項記載の変形によれば、ば
ね棒を曲げることによつて生ずる糸の運動の僅か
な妨害が完全に取除かれ、その際ボビンケース蓋
を僅かに回転させる装置がボビンケースに、かま
の回転方向とは逆方向の回転運動を与え、この回
転運動により肩部の後方の側面が短時間の間、糸
の太さだけばね棒から遠ざけられ、斯くして上糸
のループはまたく妨げられずに、糸が通過できる
様に形成された隙間を通つて滑ることができる。
この場合には完全な縫目を形成するために必要な
上糸の張力は最小になる。もちろんこの場合に
は、ボビンケースが逆方向に回転する時肩部の前
方の側面と逆回転しない様に作用している前方の
カムとの間の糸が通過する隙間はなお十分な広さ
になつており、斯くしてこの位置を通過する糸の
運動は以前と同様に妨げられずに走行可能である
ことに注意すべきである。
ね棒を曲げることによつて生ずる糸の運動の僅か
な妨害が完全に取除かれ、その際ボビンケース蓋
を僅かに回転させる装置がボビンケースに、かま
の回転方向とは逆方向の回転運動を与え、この回
転運動により肩部の後方の側面が短時間の間、糸
の太さだけばね棒から遠ざけられ、斯くして上糸
のループはまたく妨げられずに、糸が通過できる
様に形成された隙間を通つて滑ることができる。
この場合には完全な縫目を形成するために必要な
上糸の張力は最小になる。もちろんこの場合に
は、ボビンケースが逆方向に回転する時肩部の前
方の側面と逆回転しない様に作用している前方の
カムとの間の糸が通過する隙間はなお十分な広さ
になつており、斯くしてこの位置を通過する糸の
運動は以前と同様に妨げられずに走行可能である
ことに注意すべきである。
本発明は添付図に示されている実施例により次
に詳細に説明される。
に詳細に説明される。
本発明の本縫いミシン
（Doppelsteppstichna¨hm aschine）はベツド１、
脚台２および頭部４を有するアーム３から成る。
アーム３の内部には上軸５が支承され、この上軸
は、頭部４の内部で上下に移動し、糸を導く針６
を担持している針棒７と駆動結合しいる。頭部４
の内部にはさらに、公知の態様で針６と協働し、
上下の運動を実施する天びん８が支承され、この
天びんは同様に上軸５により駆動されている。頭
部４には上糸調節装置９が配置されている。
（Doppelsteppstichna¨hm aschine）はベツド１、
脚台２および頭部４を有するアーム３から成る。
アーム３の内部には上軸５が支承され、この上軸
は、頭部４の内部で上下に移動し、糸を導く針６
を担持している針棒７と駆動結合しいる。頭部４
の内部にはさらに、公知の態様で針６と協働し、
上下の運動を実施する天びん８が支承され、この
天びんは同様に上軸５により駆動されている。頭
部４には上糸調節装置９が配置されている。
上軸５にはベルト車１０が固定され、このベル
ト車はベルト１１とベルト車１２を介して、上軸
５の駆動運動を１：２の割合でベツド１の中に支
承されている下軸１３に導いている。下軸１３に
は傘歯車１４が固定され、この傘歯車は、垂直に
位置するかま軸１５に配置されている傘歯車と噛
合い、そして、かま軸１５の上端に配置され、水
平面内で回転しているかま１７を駆動する。
ト車はベルト１１とベルト車１２を介して、上軸
５の駆動運動を１：２の割合でベツド１の中に支
承されている下軸１３に導いている。下軸１３に
は傘歯車１４が固定され、この傘歯車は、垂直に
位置するかま軸１５に配置されている傘歯車と噛
合い、そして、かま軸１５の上端に配置され、水
平面内で回転しているかま１７を駆動する。
かま１７は内がま１８とこの内がまに形成され
ているかま先端１９を有する。内がま１８の内部
にはボビンケース２０が支承されており、このボ
ビンケース２０は第３図に示すようにボビンケー
ス本体２１と取外し可能なボビンケース蓋２２か
ら成つている。ボビンケース蓋２２とボビンケー
ス本体２１には夫々同一平面内で、ボビンケース
２０の外套面２３から側方に突出する突起物２
５，２６が配置され、これら突起物は一緒になつ
て三角形の肩部２７を形成している。突起物２５
の外側の側面はかまの回転方向Ａに見て肩２７の
手前の側面２８を形成する。突起物２６の外側の
側面はかまの回転方向Ａに見て肩２７の後方の側
面２９を形成する。
ているかま先端１９を有する。内がま１８の内部
にはボビンケース２０が支承されており、このボ
ビンケース２０は第３図に示すようにボビンケー
ス本体２１と取外し可能なボビンケース蓋２２か
ら成つている。ボビンケース蓋２２とボビンケー
ス本体２１には夫々同一平面内で、ボビンケース
２０の外套面２３から側方に突出する突起物２
５，２６が配置され、これら突起物は一緒になつ
て三角形の肩部２７を形成している。突起物２５
の外側の側面はかまの回転方向Ａに見て肩２７の
手前の側面２８を形成する。突起物２６の外側の
側面はかまの回転方向Ａに見て肩２７の後方の側
面２９を形成する。
ボビンケース２０の内部には、公知の態様で、
図示されていないボビンに下糸Ｇが配置され、こ
の下糸は突起物２６に設けられている糸孔３０を
通りそしてそこからベツド１に差し込まれた針板
３２の針孔３１に到達している。肩部２７は大体
においてボビンケース２０のループ回収側半周部
５１の中央の範囲に位置している。ループ回収側
半周部５１は、第２図において針孔３１とかま１
７の回転軸を通る直線の下側に位置する、外套面
２３の半分の範囲に位置する。
図示されていないボビンに下糸Ｇが配置され、こ
の下糸は突起物２６に設けられている糸孔３０を
通りそしてそこからベツド１に差し込まれた針板
３２の針孔３１に到達している。肩部２７は大体
においてボビンケース２０のループ回収側半周部
５１の中央の範囲に位置している。ループ回収側
半周部５１は、第２図において針孔３１とかま１
７の回転軸を通る直線の下側に位置する、外套面
２３の半分の範囲に位置する。
ベツド１に固定された担持体３３には、手前の
第１カム３４とこれから距離を隔てて後方の第２
カム３５とが形成されている。担持体３３にはね
じ３６により、第１カム３４と第２カム３５の間
に延在しているばね棒３７が固定されている。ば
ね棒３７の自由端は、肩部２７の後方の側面２９
と後方の第２カム３５との間に位置し、その際ば
ね棒３７の自由端と第２カム３５との間には隙間
３８が存在している。ミシンが回転している時ボ
ビンケース２０は肩部２７の側面２９がばね棒３
７に支えられ、そのことによりばね棒はボビンケ
ース２０を内がま１８に連行されない様に阻止し
ている。ボビンケース２０が後方の側面２９でば
ね棒３７に接触している時、手前の第１カム３４
の自由端と肩部２７の手前の側面２８との間に比
較的大なる隙間３９が形成されている。
第１カム３４とこれから距離を隔てて後方の第２
カム３５とが形成されている。担持体３３にはね
じ３６により、第１カム３４と第２カム３５の間
に延在しているばね棒３７が固定されている。ば
ね棒３７の自由端は、肩部２７の後方の側面２９
と後方の第２カム３５との間に位置し、その際ば
ね棒３７の自由端と第２カム３５との間には隙間
３８が存在している。ミシンが回転している時ボ
ビンケース２０は肩部２７の側面２９がばね棒３
７に支えられ、そのことによりばね棒はボビンケ
ース２０を内がま１８に連行されない様に阻止し
ている。ボビンケース２０が後方の側面２９でば
ね棒３７に接触している時、手前の第１カム３４
の自由端と肩部２７の手前の側面２８との間に比
較的大なる隙間３９が形成されている。
かま軸１３上に１つの偏心輪４０が固定され、
この偏心輪の周囲の面は球面状になつている。偏
心輪４０は偏心棒４１の一方の端によつて取り囲
まれており、偏心棒の他の端は球面状に形成され
ている頭部４２により取り囲まれ、この承口は垂
直に支承されている軸４４に固定されているクラ
ンク４５に配置されている。軸４４には水平に延
在している指部４６が固着され、この指部の自由
端は、ボビンケース蓋２２の切欠き部分４７の中
に僅かな量だけ突入している。指部４６が接触可
能な衝当て面４８がボビンケース２０に形成され
た切欠き部分４７に設けられ、この切欠き部分は
針板３２上の針孔３１に対して大体180゜ずれた前
記ボビンケース２０上の位置にある。偏心輪４０
の位置に従つて、レバー４６と切欠き部分４７の
当接面４８との間に隙間４９が形成されたり、或
いは指部４６が当接面４８に接触しそしてその際
ボビンケース２０をかまの回転方向Ａと反対方向
に回転させる。構成部材４０〜４６は糸通路を形
成するためにボビンケースを僅かに逆回転させる
糸通路間隙形成装置５０を形成している。
この偏心輪の周囲の面は球面状になつている。偏
心輪４０は偏心棒４１の一方の端によつて取り囲
まれており、偏心棒の他の端は球面状に形成され
ている頭部４２により取り囲まれ、この承口は垂
直に支承されている軸４４に固定されているクラ
ンク４５に配置されている。軸４４には水平に延
在している指部４６が固着され、この指部の自由
端は、ボビンケース蓋２２の切欠き部分４７の中
に僅かな量だけ突入している。指部４６が接触可
能な衝当て面４８がボビンケース２０に形成され
た切欠き部分４７に設けられ、この切欠き部分は
針板３２上の針孔３１に対して大体180゜ずれた前
記ボビンケース２０上の位置にある。偏心輪４０
の位置に従つて、レバー４６と切欠き部分４７の
当接面４８との間に隙間４９が形成されたり、或
いは指部４６が当接面４８に接触しそしてその際
ボビンケース２０をかまの回転方向Ａと反対方向
に回転させる。構成部材４０〜４６は糸通路を形
成するためにボビンケースを僅かに逆回転させる
糸通路間隙形成装置５０を形成している。
縫目形成過程の始めに当たつて、かまの先端１
９が針６によつて形成された上糸のループＮを捉
た後で、ループは回転する内がま１８によつてボ
ビンケース２０のまわりを導かれるため拡げら
れ、その際前以て天びん８によつて形成された糸
の弛みが用いられる。ループが最大に拡げられた
時、上糸のループＮは、指部４６と当接面４８と
の間の隙間４９を通つて導かれ、その際指部４６
によつて妨げられることはない。それから天びん
８は上糸のループＮを引戻し始める。
９が針６によつて形成された上糸のループＮを捉
た後で、ループは回転する内がま１８によつてボ
ビンケース２０のまわりを導かれるため拡げら
れ、その際前以て天びん８によつて形成された糸
の弛みが用いられる。ループが最大に拡げられた
時、上糸のループＮは、指部４６と当接面４８と
の間の隙間４９を通つて導かれ、その際指部４６
によつて妨げられることはない。それから天びん
８は上糸のループＮを引戻し始める。
上糸のループＮが隙間４９を通過した直後、偏
心輪４０がレバー４６を当接面４８に向かつて動
かしそしてボビンケース２０にかまの回転方向Ａ
と反対方向の回転運動を与える。この回転運動に
よつてボビンケース２０は僅かにルーパーの回転
方向Ａと反対方向に回転し、斯くして後方の側面
２９とばね棒３７との間に、上糸の太さにほぼ等
しい隙間を形成しそしてその際、前方の側面２８
と前方の第１カム３４との間の隙間３９の巾は僅
かに狭くなるのみである。
心輪４０がレバー４６を当接面４８に向かつて動
かしそしてボビンケース２０にかまの回転方向Ａ
と反対方向の回転運動を与える。この回転運動に
よつてボビンケース２０は僅かにルーパーの回転
方向Ａと反対方向に回転し、斯くして後方の側面
２９とばね棒３７との間に、上糸の太さにほぼ等
しい隙間を形成しそしてその際、前方の側面２８
と前方の第１カム３４との間の隙間３９の巾は僅
かに狭くなるのみである。
指部４６が接する当接面４８と、ばね棒３７が
後方の側面２９と接触する位置との間の角距離は
約120゜になつているけれども、糸通路間隙形成装
置５０は、後方の側面２９とばね棒３７との間の
隙間を適正な時期に形成することができそしてそ
のことは、糸通路間隙形成装置５０がかま１７と
等しい回転数で駆動されそしてボビンケース２０
が比較的僅かな量だけ逆回転させられることが前
提になつている。
後方の側面２９と接触する位置との間の角距離は
約120゜になつているけれども、糸通路間隙形成装
置５０は、後方の側面２９とばね棒３７との間の
隙間を適正な時期に形成することができそしてそ
のことは、糸通路間隙形成装置５０がかま１７と
等しい回転数で駆動されそしてボビンケース２０
が比較的僅かな量だけ逆回転させられることが前
提になつている。
引戻し運動の過程において、上糸のループＮは
かまの先端１９から外れ、妨げられることなく十
分に巾の広い隙間３９を通過しそれからほとんど
抵抗なく肩部２７の先端を超えて滑りそして最後
に、妨げられることなく、糸通路間隙形成装置５
０によつて短時間の間形成される、後方の側面２
９とばね棒３７の自由端との間の隙間を通過す
る。その後で上糸のループＮは下糸Ｇの部分と一
緒に針孔を通つて十分に引戻される。
かまの先端１９から外れ、妨げられることなく十
分に巾の広い隙間３９を通過しそれからほとんど
抵抗なく肩部２７の先端を超えて滑りそして最後
に、妨げられることなく、糸通路間隙形成装置５
０によつて短時間の間形成される、後方の側面２
９とばね棒３７の自由端との間の隙間を通過す
る。その後で上糸のループＮは下糸Ｇの部分と一
緒に針孔を通つて十分に引戻される。
上糸のループＮは、それがボビンケース２０の
まわりを導かれる間、肩部２７のまわりで僅かに
形が変わる以外に何ら妨げられることがないか
ら、かま１７は、上糸のループＮの運動に対して
特に抵抗がなくそして摩擦が少ないという特徴を
持つている。
まわりを導かれる間、肩部２７のまわりで僅かに
形が変わる以外に何ら妨げられることがないか
ら、かま１７は、上糸のループＮの運動に対して
特に抵抗がなくそして摩擦が少ないという特徴を
持つている。
かま１７はまた、糸通路間隙形成装置５０を使
用しなくとも比較的良好な縫付特性を持つてい
る。この場合には質量が少ないばね棒３７が上糸
のループＮにより糸の太さだけ曲げられる。ばね
棒３７が適当な寸法を持つ場合には曲げるのに必
要な力は僅かであるから、従つて上糸のループＮ
の運動は僅かに妨げられるのみである。天びん８
により上糸に加えられる力は、糸通路間隙形成装
置５０を用いる場合よりも強くて、上糸調節装置
９を張力を強める方に調節することになるけれど
も、僅かに増加する上糸の張力は、従来のかまの
場合よりも著しく少ない。
用しなくとも比較的良好な縫付特性を持つてい
る。この場合には質量が少ないばね棒３７が上糸
のループＮにより糸の太さだけ曲げられる。ばね
棒３７が適当な寸法を持つ場合には曲げるのに必
要な力は僅かであるから、従つて上糸のループＮ
の運動は僅かに妨げられるのみである。天びん８
により上糸に加えられる力は、糸通路間隙形成装
置５０を用いる場合よりも強くて、上糸調節装置
９を張力を強める方に調節することになるけれど
も、僅かに増加する上糸の張力は、従来のかまの
場合よりも著しく少ない。
第１図はミシンの正面図、第２図はかまと糸通
路間隙形成装置の平面図、第３図は斜視図、第４
図はかま及びボビンケースの断面図である。 ２０…ボビンケース、２３…外套面、２７…肩
部、２８，２９…側面、３１…針孔、３２…針
板、３４，３５…カム、３７…ばね棒、４６…指
部、４７…切欠き部分、４８…当接面、５０…糸
通路間隙形成装置、５１…ループ回収側半周部。
路間隙形成装置の平面図、第３図は斜視図、第４
図はかま及びボビンケースの断面図である。 ２０…ボビンケース、２３…外套面、２７…肩
部、２８，２９…側面、３１…針孔、３２…針
板、３４，３５…カム、３７…ばね棒、４６…指
部、４７…切欠き部分、４８…当接面、５０…糸
通路間隙形成装置、５１…ループ回収側半周部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 針孔を有する針板の下側に配置され回転する
内がまを有するかまおよび内がまの中に回転可能
に支承されたボビンケース、ボビンケースに接触
しているばね棒並びに、ボビンケースが連行され
ない様にボビンケースの第１衝当て面と協働する
第１カムおよびボビンケースの第２衝当て面と協
働してボビンケースの逆転を防止している第２カ
ムを有する本縫いミシンにおいて、前記第１カム
３４と第２カム３５は前記ボビンケース２０のル
ープ回収側半周部５１のほぼ中央付近に、前記ば
ね棒３７を当該第１カム３４と第２カム３５の間
に受け入れる様に配置され、そしてボビンケース
２０の前記第１及び第２衝当て面はボビンケース
２０に設けられた肩部２７の、外套面２３に接線
状に延在している側面２８，２９により形成され
ていることを特徴とする本縫いミシン。 ２ 針孔を有する針板の下側に配置され回転する
内がまを有するかまおよび内がまの中に回転可能
に支承されたボビンケース、ボビンケースに接触
しているばね棒並びに、ボビンケースが連行され
ない様にボビンケースの第１衝当て面と協働する
第１カムおよびボビンケースの第２衝当て面と協
働してボビンケースの逆転を防止している第２カ
ムを有する本縫いミシンにおいて、前記第１カム
３４と第２カム３５は前記ボビンケース２０のル
ープ回収側半周部５１のほぼ中央付近に、前記ば
ね棒３７を当該第１カム３４と第２カム３５の間
に受け入れる様に配置され、そしてボビンケース
２０の前記第１及び第２衝当て面はボビンケース
２０に設けられた肩部２７の、外套面２３に接線
状に延在している側面２８，２９により形成され
ていることと、糸通路間隙形成装置を有し、該糸
通路間隙形成装置５０の指部４６が接触可能な当
接面４８がボビンケース２０に形成された切欠き
部分４７が設けられ、この切欠き部分は針板３２
上の針孔３１に対して大体180゜ずれた前記ボビン
ケース２０上の位置にあることを特徴とする本縫
いミシン。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE3446547A DE3446547C1 (de) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | Doppelsteppstichnähmaschine mit einem Greifer |
| DE3446547.2 | 1984-12-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61146291A JPS61146291A (ja) | 1986-07-03 |
| JPS6352915B2 true JPS6352915B2 (ja) | 1988-10-20 |
Family
ID=6253347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60240685A Granted JPS61146291A (ja) | 1984-12-20 | 1985-10-29 | 本縫いミシン |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4691650A (ja) |
| JP (1) | JPS61146291A (ja) |
| KR (1) | KR920008101B1 (ja) |
| BR (1) | BR8506295A (ja) |
| DE (2) | DE3446547C1 (ja) |
| IT (2) | IT8554255V0 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3644711A1 (de) * | 1986-12-30 | 1988-07-14 | Duerkoppwerke | Doppelsteppstichnaehmaschine mit wenigstens einem greifer |
| DE4217848C1 (en) * | 1992-05-29 | 1993-06-24 | G.M. Pfaff Ag, 6750 Kaiserslautern, De | Sewing machine - has gripper mechanism which prevents jamming of the spool |
| DE19722395C1 (de) * | 1997-05-28 | 1998-08-06 | Pfaff Ag G M | Nähmaschine mit einer Fadenschneideinrichtung |
| DE10025851C1 (de) * | 2000-05-25 | 2002-02-28 | Duerkopp Adler Ag | Nähmaschine |
| DE10117560C1 (de) * | 2001-04-07 | 2002-07-25 | Duerkopp Adler Ag | Doppelsteppstichnähmaschine mit einer Drehsicherung für ein Spulengehäuse |
| DE102006019193A1 (de) * | 2006-04-21 | 2007-10-25 | Dürkopp Adler AG | Doppelsteppstichnähmaschine |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US1917771A (en) * | 1932-11-03 | 1933-07-11 | Singer Mfg Co | Sewing machine |
| US2088560A (en) * | 1936-07-03 | 1937-07-27 | Singer Mfg Co | Sewing machine |
| US2866425A (en) * | 1955-06-14 | 1958-12-30 | Union Special Machine Co | Lockstitch sewing machines |
| US3138127A (en) * | 1961-11-03 | 1964-06-23 | Singer Co | Control device for the drive of a lock stitch sewing machine |
| JPS5525896Y2 (ja) * | 1973-12-11 | 1980-06-21 | ||
| DE2616738C3 (de) * | 1976-04-15 | 1979-03-29 | Duerkoppwerke Gmbh, 4800 Bielefeld | Doppelsteppstich-Nähmaschine mit umlaufendem Greifer |
| US4292906A (en) * | 1979-12-10 | 1981-10-06 | The Singer Company | Rotatable loop taker and bobbin case assembly |
| JPS5936548B2 (ja) * | 1980-01-28 | 1984-09-04 | 株式会社 「広」瀬製作所 | 穴かがり用垂直全回転かま |
| DE3303033A1 (de) * | 1983-01-29 | 1984-08-02 | Kochs Adler Ag, 4800 Bielefeld | Doppelsteppstich-greifer fuer eine naehmaschine |
| US4524708A (en) * | 1984-08-13 | 1985-06-25 | The Singer Company | Noise suppression and thread control arrangement for a sewing machine |
-
1984
- 1984-12-20 DE DE3446547A patent/DE3446547C1/de not_active Expired
- 1984-12-20 DE DE8437343U patent/DE8437343U1/de not_active Expired
-
1985
- 1985-10-29 JP JP60240685A patent/JPS61146291A/ja active Granted
- 1985-12-16 BR BR8506295A patent/BR8506295A/pt not_active IP Right Cessation
- 1985-12-19 IT IT8554255U patent/IT8554255V0/it unknown
- 1985-12-19 IT IT68081/85A patent/IT1184031B/it active
- 1985-12-20 US US06/811,649 patent/US4691650A/en not_active Expired - Lifetime
- 1985-12-20 KR KR1019850009613A patent/KR920008101B1/ko active IP Right Grant
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE3446547C1 (de) | 1986-01-09 |
| IT1184031B (it) | 1987-10-22 |
| DE8437343U1 (de) | 1986-09-18 |
| KR860005074A (ko) | 1986-07-18 |
| JPS61146291A (ja) | 1986-07-03 |
| BR8506295A (pt) | 1986-08-26 |
| KR920008101B1 (ko) | 1992-09-22 |
| US4691650A (en) | 1987-09-08 |
| IT8568081A0 (it) | 1985-12-19 |
| IT8554255V0 (it) | 1985-12-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |