JPS61146291A - 本縫いミシン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 特許請求の範囲第１項り部概念に記載のミシンは、西ド
イツ国特許第２６１６７３８号公報記載のミシンに該当
するものである。このミシンのルーパーではボビン容器
のボビンケース担持体は側方に突出している保持突起を
有し、この保持突起は、ボビン容器を回転しない様に保
持するため、針板の下側にあって針孔の近傍に配置され
ている２つのカムの間に嵌っている。ルーパーには位置
固定して緊張させられているばね棒が付設されており、
このばね棒はボビンケースに設けられている切欠き部分
の衝当て面と協働する。この切欠き部分はルーパーの回
転方向において保持突起の前方に存在している。ばね棒
は、ミシンが回転している時保持突起が２つのカムのほ
ぼ中間にある様な寸法に形成され配置されており、斯く
して保持突起の両側に針糸を通過させる隙間が形成され
ている。このため針糸のループは、ボビン容器のまわり
を導かれる始めの時期も終わりの時期も、ボビンケース
を僅かに回転させる装置やボビン容器を回転させてやる
必要がなく、最初に後方の針糸を通過させる隙間を次に
前方の隙間を通過して行くことが可能である。針糸がボ
ビン容器のまわりを導かれている時、ばね棒は針糸によ
って短時間の間曲げられるのみである。ばね棒の質量は
僅かなものであるから、ばね棒は、ばねの力を正しく測
定してもち些細な抵抗力も示すものではない。

針糸をｉｍ過させる隙間は十分に広いけれども、ボビン
ケースのまわりを針糸のループが導かれた後で、−上方
に向かって引戻される時、針糸の運動が、実際には短時
間の間、■■１−される。このことは、保持突起の方を
向いている前方の突起の下方の縁が針糸のループが引き
上げられる軌道上に突出しておりそして上方に引き上げ
られそしてその際引戻し運動の終端近くに制御不可能に
ぶらぶらしている針糸のループが、この突出部分により
、糸を通過させる隙間に飛び込むまでの短時間の間引留
められるからである。特に高速回転の時に作用する上記
した前方の突起の引留め作用のため針糸の張力は異状に
増加する。

西ドイツ国特許公開第３３０３０３３号によれば、ボビ
ン容器を回転しない様にしている保持突起が針孔の範囲
の外側で基板に固く結合しそして保持突起の自由端がル
ーパーの軸に対して半径方向に延びてボビンケースのＵ
字形の切欠き部分に嵌っていることが擢案されている。

特に保持突起は針孔に対して直径の反対側に位置してい
る。ボビン容器を回転しない様にしている保持突起が、
針孔に対して直径の反対側の範囲に移動させられたこと
により、針糸のループはボビン容器のまわりを導かれた
後では、妨げられることなく上方に向かって引出される
ことが可能であるが、その代わりに糸が最も大きく拡げ
られた時点において、保持突起と切欠き部分の衝当て面
との間を通り抜けなければならないため、糸の運動が妨
げられる。

最後になお西ドイツ国特許第３１０２４５７号、公報に
よれば水平な軸のまわりに回転するルーパーが公知にな
っており、このルーパーには、ボビン容器を回転しない
様にするため１つの担持体−ヒに配置されている弾性を
有する保持突起と保持突起の両側にはそれぞれ１つのカ
ムが付設されている。この保持突起とルーパーの回転方
向に見て後方に位置するカムとはボビンケース担持体に
形成されている突起を掴んでいる。前方に位置するカム
は弾性を有する保持突起を支えている。容器側の保持装
置が針孔の近くに配置されているから、最初に記載した
ルーパーの如く、針糸のループが引戻される時に妨げら
れ、従ってその結果針糸の大なる張力のもとて作業がな
されなければならない。

特許請求の範囲第１項記載の発明は、ボビン容器が連行
されない様に又は逆に回転しない様に阻ｌヒしている保
持手段が配置され、この保持手段は針糸のループがボビ
ン容器のまわりを導かれそして特に針糸が最大に拡げら
れた後で引戻される運動の妨害をできる限り少なくした
ルーパーを有する本縫いミシンを提供することを目的と
したものである。

ボビン容器に設けられている保持手段はすべてボビン容
器のループ回収側に存在しているから、針糸のループは
妨げられることが全くないまま最大に拡げられることが
可能である。次にループ回収側において針糸のループが
天びんによりて引戻され、その際針糸のループはボビン
容器の外套面に接触しそして次に肩部の前方の側面に接
触しながらこれに沿って滑る。この様にして針糸のルー
プは、前方のカムに接触することなく、カムと肩部との
間に存在している隙間を浦って移動しそして引続いて僅
かな質量のばね棒を短時間の間曲げている。この際必要
な力量は僅かなものであるから、ばね棒を曲げることは
糸の運動を僅かに妨げるのみでありそしてその結果針糸
の張力は僅かに増加するのみである。ルーパーの回転方
向に見て後方に位置するカムはばね棒を支えている要素
となっているのみでありそして、ボビンケースや針糸の
ループと接触することがないから、針糸のループは、ば
ね棒の下を通過した後で何等妨げられることなく天びん
によって針孔を通って完全に引戻される。

特許請求の範囲第２ｒｉ’ｊ記載の変形によれば、ばね
棒を曲げることによって生ずる糸の運動の僅かな妨害が
完全に取除かれ、その際ボビンケースを僅かに回転させ
る装置がボビン容器に、ルーパーの回転方向とは逆方向
の回転パルスを与え、この回転パルスにより肩部の後方
の側面が短時間の間、糸の太さだけばね棒から遠ざけら
れ、斯くして針糸のループは全く妨げられずに、糸が通
過できる様に形成された隙間を通って滑ることができる
。

この場合には完全な縫目を形成するために必要な針糸の
張力は最小になる。もちろんこの場合には、ボビン容器
が逆方向に回転する時肩部の前方の側面と逆回転しない
様に作用している前方のカムとの間の糸が通過する隙間
はなお十分な広さになっており、斯くしてこの位置を通
過する糸の運動は以前と同様に妨げられずに走行可能で
あることに注意すべきである。

本発明は添付図に示されている実施例により次に詳細に
説明される。

本発明の木縫いミシン（Ｄｏｐｐｅｌｓｔｅｐｐｓｔｉ
ｃｈｎＳｉｈｍａｓｃｈｉｎｅ　）は基板１、台２およ
び、頭部４を有するアーム３から成る。アーム３の内部
には一ヒ軸５が支承され、この上軸は、頭部４の内部で
上下に移りル、糸を導く針６を担持している針棒７と駆
動結合している。凹部４の内部にはさらに、公知の態様
で針６と協働し、上下の運動を実施する天びん８が支承
され、この天びんは前同様に上軸５により駆動されてい
る。頭部４には糸を緊張させる装置９が配置されている
。

上軸５にはベルト車１ｏが固定され、このベルト車はベ
ルト１１とベルト車１２を介して、上軸５の′ｆｐｔｌ
ｉＪ＋運動を１：２の割合で基板１の中に支承されてい
るルーバー駆動軸１３に専いている。ルーパー駆動軸１
３には傘歯車１４が固定され、この傘歯車は、垂直に位
置するルーパー軸Ｉ５に配置されている傘歯車と噛合い
、そして、ルーバー軸１５の１一端に配置され、水平面
内で回転している本縫いルーパー１７を駆動する。

本縫いルーパー１７はルーパー本体１８とこの本体に形
成されているルーパー先端１９を有する。

ルーバ一本体１８の内部にはボビン容器２０が支承され
てお幻、この容器はボビンケース担持体２１と取外し可
能なボビンケース２２がら成っている。ボビンケース２
２とボビンケース担持体２１には同一平面内に、ボビン
容器２０の外套面２３から側方に突出する突起物２５．
２６が配置され、これら突起物は一緒になって三角形の
肩部２７を形成している。突起物２５の外側の側面はル
ーパーの回転方向Ａに見て肩２７の手前の側面２８を形
成する。突起物２６の外側の側面はルーパーの回転方向
Ａに見て肩２７の後方の側面２９を形成する。

＝９− ボビン容器２０の内部には、公知の態様で、図示されて
いないボビンに下糸Ｇが配置され、この下糸は突起物２
Ｇに設けられている糸孔３ｏをｉｍりそしてそこから基
板１に差し込まれた針板３２の針孔３１に到達している
。肩部２７は大体においてボビン容器２０のループ回収
側５１の中央の範囲に位置している。ループ回収側５１
は、第２図において針孔３１とルーパー１７の回転軸を
通る直線の下側に位置する、外套面２３の半分の範囲に
位置する。

基板１に固定された担持体３３には、手前のカム３４と
これから距離を隔てて後方のカム３５とが形成されてい
る。担持体３３にはねじ３６により、カム３４と３５の
間に延長しているぼね棒３７が固定されている。ばね棒
３７の自由端は、肩部２７の後方の側面２９と後方のカ
ム３５との間に位装置し、その際ばね棒３７の自由端と
後方のカム３５との間には隙間３８が存在している。ミ
シンが回転している時ボビン容器２０は肩部２７の側面
２９がばね棒３７に支えられ、そのことによりばね棒は
ボビン容器２０をルーパー１８に連行されない様に■ｌ
トしている。ボビン容器２０が後方の側面２９でばね棒
３７に接触している時、手前のカム３４の自由端と肩部
２７の手前の側面２８との間に比較的大なる隙間３９が
形成されている。

ルーパー駆動軸１３十に１つの偏心輪４０が固定され、
この偏心輪の周囲の面は球面状になっている。偏心輪４
０は偏心棒４１の一方の端によって取り囲まれており、
偏心棒の他の端は球面状に形成されている凹部４２を担
持している。凹部４２は球状のホロ４３により取り囲ま
れ、このホロは垂直に支承されている軸４４に固定され
ているクランク４５に配置されている。軸４４には水平
に延ししているレバー４６が固着され、このレバーの自
由端は、ボビンケース２２の切欠き部分４７の中に僅か
な量だけ突入している。偏心輪４０の位置に従って、レ
バー４６と切欠き部分４７の衝当て面４８との間に隙間
４９が形成されたり、或いはレバー４６が（行当て面４
８に接触しそしてその際ボビン容器２０をルーパーの回
転方向Ａと反対方向に回転させる。構成部材４ｏ乃至４
６はボビンケースを僅かに回転させる装置５ｏを形成し
ている。

縫目形成過稈の始めに当たって、ルーパーの先端Ｉ９が
針６によって形成された針糸のループＮを捉えた後で、
ループは回転するルーパー本体１８によってボビン容器
２０のまわりを導かれるため拡げられ、その際前辺って
天びん８によって形成された糸の弛みが用いられる。ル
ープが最大に拡げられた時、針糸のループＮは、レバー
４６と衝当て而４８との間の隙間４９を通って導かれ、
その際レバー４６によって妨げられることはない。

それから天びん８は針糸のループＮを引戻し始める。

針糸のループＮが隙間４９を通過した直後、偏心輪４０
がレバー４６を衝当て面４８に向かって勅かしそしてボ
ビン容器２０にルーパーの回転方向へと反対方向の回転
パルスを与える。この回転パルスによってボビン容器２
０は僅かにルーパーの回転方向へと反対方向に回転し、
斯くして後方の側面２９とばね棒３７との間に、針糸の
太さにほぼ等しい隙間を形成しそしてその際、前方の側
面２８と前方のカム３４との間の隙間３９の中は僅かに
狭くなるのみである。

レバー４６の衝当て而４８とばね棒３７が後方の側面２
９と接触する位置との角距離は約１２０゜になっている
けれども、ボビンケースを僅かに回転させる装置５０は
、後方の側面２９とばね棒３７との間の隙間を止しい時
間に形成することができそしてそのことは、ボビンケー
スを僅かに回転させる装置５０がルーパー１７と等しい
回転数で駆動されそしてボビン容器２０が比較的僅かな
量だけｉψ面回転せられることが前擢になっている。

引戻し運動の過程において、針糸のループＮはルーパー
の先端１９から外れ、妨げられることなく十分に巾の広
い隙間３９を通過しそれからほとんど抵抗なく肩部２７
の先端を超えて、＊幻そして最後に、妨げられることな
く、ボビンケースを僅かに回転させる装置７？５０によ
って短時間の間形成される、後方の側面２９とばね棒３
７の自由端との間の隙間を通過する。その後で針糸のル
ープＮは下糸Ｇの部分と一緒に針孔を通って十分に引戻
される。

針糸のループＮは、それがボビン容器２０のまわりを導
かれる間、肩部２７のまわりで僅かに形が変わる以外に
何ら妨げられることがないから、ルーパー１７は、針糸
のループＮの運動に対して特に抵抗がなくそして摩擦が
少ないという特徴を持っている。

ルーパー１７はまた、ボビンケースを僅かに回転させる
装置を使用しなくとも比較的良好な縫付特性を持ってい
る。この場合には質量が少ないばね棒３７が針糸のルー
プＮにより糸の太さだけ曲げられる。ばね棒３７が適当
な寸法を持って場合に曲げるのに必要な力は僅かなもの
であるから、従って針糸のループＮの運動は僅かに妨げ
られるのみである。天びん８により針糸に加えられる力
は、ボビンケースを僅かに回転させる装置５０を用いる
場合よりも強くて、糸の張力を調節する装？Ｐ７９を張
力を強める方に調節することになるけれども、僅かに増
加する針糸の張力は、従来のルーバーの場合よりも著し
く少ない。

【図面の簡単な説明】

第１図はミシンの正面図、第２図はルーパーとボビンケ
ースを僅かに回転させる装置の平面図である。 ２０・・・ボビン容器、　　２３・・・外套面、２７・
・・肩部、　　　　　２８．２９・・・側面、３１・・
・針孔、　　　　　３２・・・針板、３４、．３５・・
・カム、　　　３７・・・ばね棒、４６・・・レバー、
　　　　４７・・・切欠き部分、４８・・・衝当て面、 ５０・・・ボビンケースを僅かに回転させる装置、５１
・・・ループ回収側

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）針孔を有する針板の下側に配置された回転するル
   ーパー本体を有するルーパーおよびルーパー本体の中に
   回転可能に支承されたボビン容器、ボビン容器に接触し
   ているぼね棒並びに、ボビン容器が連行されない様にボ
   ビン容器の第一の衝当て面と協働する第一のカムおよび
   ボビン容器の第二の衝当て面と協働してボビン容器の逆
   転を防止している第二のカムを有する本縫いミシンにお
   いて、双方のカム（３４、３５）はボビン容器（２０）
   のループ回収側（５１）のほぼ中央付近に位置し、ばね
   棒（３７）がこれらのカムの間に位置する様に配置され
   そしてボビン容器（２０）の衝当て面は容器（２０）に
   設けられた肩部（２７）の、外套面（２３）に接してい
   る、側面（２８、２９）により形成されていることを特
   徴とする本縫いミシン。
2. （２）ボビンケースを僅かに回転させる装置（５０）の
   レバー（４６）はボビン容器（２０）に形成された切欠
   き部分（４７）の衝当て面（４８）に付設され、この切
   欠き部分は針板（３２）の針孔（３１）に対して大体１
   ８０°置違えられた位置にあることを特徴とする、ボビ
   ンケースを僅かに回転させる装置を有する、特許請求の
   範囲第１項記載の本縫いミシン。