JPS6352866A - 食品の保存材及びその利用 - Google Patents

食品の保存材及びその利用

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JPS6352866A
JPS6352866A JP19516986A JP19516986A JPS6352866A JP S6352866 A JPS6352866 A JP S6352866A JP 19516986 A JP19516986 A JP 19516986A JP 19516986 A JP19516986 A JP 19516986A JP S6352866 A JPS6352866 A JP S6352866A
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JP
Japan
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ferrous
food
iron
ascorbic acid
ethyl alcohol
Prior art date
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Pending
Application number
JP19516986A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Takeuchi
正人 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kibun KK
Original Assignee
Kibun KK
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Publication date
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、L−アスコルビン酸と硫酸第一鉄、塩化第一
鉄及び硝酸第一鉄の中から選ばれた少なくとも1種の鉄
(II)化合物及びエチルアルコールを併用して食品を
長期保存することを可能としたもので、各種食品の分野
において益するところきわめて大なるものがある。
(従来の技術) 従来し一アスコルビン酸と硫酸第一鉄、塩化第一鉄及び
硝酸第一鉄の中から選ばれた少なくとも1種の鉄(■)
化合物を用いて食品を保存することは知られている。(
特開昭59−85278)また、エチルアルコールに静
菌作用のあることも知られている。
本発明は、L−アスコルビン酸と硫酸第一鉄、塩化第一
鉄及び硝酸第一鉄の中から選ばれた少なくとも1種の鉄
(II)化合物からなる食品保存材と工チルアルコール
との相乗的な食品保存性の効果を見出すことによってな
されたものである。
本発明の食品保存材はL−アスコルビン酸と硫酸第一鉄
、塩化第一鉄及び硝酸第一鉄の中から選ばれた少なくと
も1種の鉄(■)化合物からなる保存材の静菌、鮮度保
持、脱臭効果(とりわけ脱臭効果)とエタノールの殺菌
、静菌効果とが相乗的に作用するもので、特にすぐれた
食品の保存材といえる。
本発明は、L−7スコルビン酸と硫酸第一鉄、塩化第一
鉄及び硝酸第一鉄の中から選ばれた少なくとも1種の鉄
(II)化合物及びエチルアルコールを有効成分とする
食品の保存材である。
また、本発明は、し−アスコルビン酸と硫酸第一鉄、塩
化第一鉄及び硝酸第一鉄の中から選ばれた少なくとも1
種の鉄(II)化合物及びエチルアルコールによって食
品を保存することを特徴とする食品の保存方法である。
本発明においては、し−アスコルビン酸と硫酸第一鉄、
塩化第一鉄及び硝酸第一鉄の中から選ばれた少なくとも
1種の鉄(II)化合物が吸着材に吸着されてものであ
り、エチルアルコールが噴霧雰囲気であってよい。
また1本発明においては、L−アスコルビン酸と硫酸第
一鉄、塩化第一鉄及び硝酸第一鉄の中から選ばれた少な
くとも1種の鉄(II)化合物とを含浸させた材料及び
エチルアルコールを含浸させた材料からなるものが使用
に便利である。
従来のし一アスコルビン酸と硫酸第一鉄、塩化第一鉄及
び硝酸第一鉄の中から選ばれた少なくとも1種の鉄(I
I)化合物からなる食品保存材は、鉄の二価イオン(p
a2+)をL−アスコルビン酸(l(、ASC)を少量
添加することにより安定化させたユニークな多機能液状
保存材ということができる。この場合の作用としては、
通常、第1鉄(二価鉄)は不安定で空気中又は水溶液中
の酸素により容易にかつ自然に第2鉄(三価鉄)に変化
するが、少量のアスコルビン酸を添加しておくことによ
り酸化を抑制し、第1鉄として二価の鉄が二価にならず
長期にわたって二価の鉄の作用ができるようになってい
る。
この保存材はアンモニア、メルカプタン、硫化水素とい
った悪臭成分をよく吸収するほか静菌、鮮度保持、凝集
効果発現といった多機能な性能をもち、脱臭効果も顕著
で、その脱臭力は活性炭の100倍ともいわれ、冷蔵庫
脱臭剤等にも応用されている。
一方、その殺菌効果、鮮度保持効果については。
空気中の酸素(分子状、不活性)を強力に吸引し、酸素
は鉄イオンと簡単に錯体を作り、鉄イオンにより分子状
酸素から活性酸素となり1元の酸素より、酸化力の強い
スーパーオキシドとなって殺菌効果を表し、又これら一
連の進行過程の中で生物生成促進物質を出すことにより
、鮮度保持効果を表わすとされている。
しかしながら、殺菌、鮮度保持効果については再現性等
条件設定が不充分であり、未だ殺菌、鮮度保持効果を利
用した商品の実用化には至っていない。
そこで、本発明らは、L−アスコルビン酸と硫酸第一鉄
、塩化第一鉄及び硝酸第一鉄の中から選ばれた少なくと
も1種の鉄(II)化合物からなる保存材を利用した商
品を開発すべく鋭意研究した結果。
エチルアルコールと併用することによって練製品等の食
品の存保材として有効に使用できることが分ったのであ
る。
一般に、エチルアルコールの殺菌、静菌は食品界のみな
らず、各界で利用され、現在最も安全性の高い殺菌、静
菌剤として用いられており、その70〜75%濃度のも
のは生菌に対し瞬時に作用し死滅させる効果をもち、食
品等の混合系においてエチルアルコールは添加濃度0.
5〜1.0%で静菌作用を示し、10%前後で殺菌作用
を示すものとされている。
また、エチルアルコールは、添加対称物によって異なる
が、一般的に味覚上では0.5%前後で感知され1%前
後では明確に感知され、味覚上の障害となる。このため
実務上は1%以下の添加か70〜75%濃度アルコール
の微量噴霧という消極的な使用法に止まり、充分な効果
発現に至らなかった。
しかしながら、本発明においては、過剰のエチルアルコ
ールが存在しても、二価の鉄によって脱臭され、エチル
アルコールの残存が感知されることはない。
本発明において、L−アスコルビン酸と硫酸第一鉄、塩
化第一鉄及び硝酸第一鉄の中から選ばれた少なくとも1
種の鉄(H)化合物からなる保存材におけるアスコルビ
ン酸の使用割合は、鉄(II)化合物に対し、通常2〜
30重量%であり、好ましくは3〜10重量%の範囲で
ある。
この混合物は0.5〜10%の水溶液として厚紙。
クラフト紙、ボール紙、布、不織布等の吸着材に塗布、
散布、浸漬等により含有させられる。
一方、エチルアルコールは、食品の包装に際しく、噴霧
して0.1〜99%雰囲気として、密封乃至半密封個装
とするのがよく、また、エチルアルコールを厚紙、クラ
フト紙、ボール紙、布、不織布等の吸着材に塗布、散布
、浸漬等により含有させることもできる。
練製品等各種食品を保持するに際しては、食品の包装紙
又は包装容器の天井部で食品にふれない位置に、L−ア
スコルビン酸と硫酸第一鉄、塩化第一鉄及び硝酸第一鉄
の中から選ばれた少なくとも1種の鉄(II)化合物を
含有させた吸着材を添着させ、またアルコールは食品に
噴霧するか、又は/及びアルコールを含浸させた吸着材
を同様な位置に添着させるなどすればよい。
(発明の効果) L−アスコルビン酸と硫酸第一鉄、塩化第一鉄及び硝酸
第一鉄の中から選ばれた少なくとも1種の鉄(II)化
合物からなる保存材とエチルアルコールを併用すること
によって1食品の保存効果を相乗的に高め、かつエチル
アルコールの臭を消したので大量使用が可能となったも
のである。
次に本発明の試験例及び実施例を示す。
実施例1゜ 硫酸第−鉄七水塩27.5gとL−アスコルビン酸0.
5gの混合物(以下、アニコ(登録商標)という)を5
g/ rdあて塗布した4ca X lam大の厚紙製
シールを200cc容量半密封容器のフタ内側にはり、
70%エチルアルコールをヤヤ過剰に噴霧し、細断した
竹輪と共にセットし10℃にて保存した。対称及びアニ
コシール区は5日目で生菌数4 X 103.5 X 
103であったのに比し、アニコシール+アルコール噴
霧区は5日日300以下、100日目おいても300以
下であった。尚対称及びアニコシール区における100
日目生菌数はそれぞれ2 X 10’、3×106であ
った。
さらに過剰に噴霧したアルコール臭はアニコ紙シールと
接触と同時に低減し、2〜3時間後には全く感知されず
、しかも以後保存中味覚に悪影響は全く認められなかっ
た。
次の表1に細菌検査結果と官能検査結果を示す。
実施例2゜ 5g/ rrrあてアニコを塗布した4c+a/1cm
’大のシールを密封容器(200cc)のフタ内側には
り、 70%アルコールを過剰に噴霧し、蒸し鮫子をセ
ットし、10℃にて保存した。対称及びアニコシール区
は10日目でそれぞれ生菌数I X 10’、8X10
’であったが、アニコシール+アルコール噴霧区は30
0以下であった。さらに過剰に噴霧したアルコール臭は
アニコと接触と同時に低減し、2〜3時間後には全く感
知されなかった。以後保存中味覚に悪影響は認められな
かった。
次の表2に細菌検査結果と官能検査結果を示す。
実施例3゜ 5g1dあてアニコを塗布した4cm X 1cm大の
シールを約3QOcc容量の市販サラダカップの内側に
貼り、70%アルコールを過剰に噴霧し、市販サラダと
セットし10℃にて保存した。
対称及びアニコシール区は2日目で各々生菌数5X10
”、 4X10”であったが、アニコシール+アルコー
ル噴霧区は8 X 103以下であった。さらに過剰に
噴霧したアルコール臭はアニコと接触と同時に低減し、
2〜3時間後には全く感知されなかった。
尚アニコシール区はアルコール噴霧区と共に野菜の青味
が保持され10日保存後も残存し、対称区との差は顕著
であった。
次の表3に細菌検査結果と官能検査結果を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)L−アスコルビン酸と硫酸第一鉄、塩化第一鉄及
    び硝酸第一鉄の中から選ばれた少なくとも1種の鉄(I
    I)化合物及びエチルアルコールを有効成分とする食品
    の保存材。
  2. (2)L−アスコルビン酸と硫酸第一鉄、塩化第一鉄及
    び硝酸第一鉄の中から選ばれた少なくとも1種の鉄(I
    I)化合物及びエチルアルコールによって食品を保存す
    ることを特徴とする食品の保存方法。
  3. (3)L−アスコルビン酸と硫酸第一鉄、塩化第一鉄及
    び硝酸第一鉄の中から選ばれた少なくとも1種の鉄(I
    I)化合物が吸着材に吸着されたものであり、エチルア
    ルコールが噴霧雰囲気である特許請求の範囲第1項記載
    の食品の保存材。
  4. (4)L−アスコルビン酸と硫酸第一鉄、塩化第一鉄及
    び硝酸第一鉄の中から選ばれた少なくとも1種の鉄(I
    I)化合物とを含浸させた材料及びエチルアルコールを
    含浸させた材料からなる特許請求の範囲第1項記載の食
    品の保存材。
JP19516986A 1986-08-22 1986-08-22 食品の保存材及びその利用 Pending JPS6352866A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5779869A (en) * 1980-10-31 1982-05-19 Mitsubishi Gas Chem Co Inc Storage of food product
JPS5915014A (ja) * 1982-05-28 1984-01-26 ドウ・ラ・リユ・システムズ・リミテイド 結束方法及び装置
JPS6070053A (ja) * 1983-09-28 1985-04-20 Toppan Printing Co Ltd 食品類の鮮度保持剤

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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