JPS6350790Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプレートを着脱式としたホツトプレー
トに関し、特にプレートの取外時には温度コント
ローラーの接続を阻止し、装着時には該コントロ
ーラーの接続を可能としたロツク装置をプレート
のプラグカバーの電気接続を行なう接続室の外側
に設けたものである。

此種プレート着脱式のホツトプレートは枠形の
フレームと、該フレームに着脱自在に構成され底
壁に電気ヒーターを設けたプレートと、該プレー
トに着脱自在に設けた温度コントローラーとを備
え、更に、プレートの取外時には温度コントロー
ラーの装着を阻止し装着時には温度コントローラ
ーの装着を可能とするロツク装置を設けている。

ところが、前記ロツク装置は、前記プレートの
外側壁に設けたプラグカバーに形成され且つ一端
の端子を覆うようにした接続室に設けられてお
り、且つ温度コントローラーの感熱棒の先端を対
向せしめて該感熱棒の挿入、阻止によつて安全を
計つている。このため接続室内にロツク装置を設
けていることから異極端子間の空間距離が十分に
取れず短絡或いは感電の危険があると共に接続室
内外との流通箇所が多くなり水密処理が面倒であ
つた。そして、感熱棒はロツク装置との当接等に
より折損して油漏れを生じ全くその機能を果さな
い欠点があつた。又第６図の様にプレートのプラ
グカバーａの接続室ｂ内に設けた一対の端子ｃ，
ｃ間には前記温度コントローラーの感熱棒が係合
する係合孔ｄを設けているが、横方向に一直線に
して配設しているために、この配設状態と同様に
配設した温度コントローラーを誤つて反転した場
合でも装着することができることから温度調節ツ
マミがコントローラーケースの下面に位置するた
めその調節が難しいといつた欠点があつた。

本考案は上記の点に鑑みなされたもので以下図
面に基づき説明する。１は内側に収納凹所２を設
けた枠形のフレームで、側壁に下方に突出するリ
ブ３を一体成形している。４は前記収納凹所２に
着脱自在とし底壁に電気ヒーター（図示せず）を
設けると共に対向する外周壁に把手５と把手兼用
のプラグカバー６を設けたプレートである。前記
プラグカバー６は前面を開口し前記電気ヒーター
に接続した一対の端子７，７を覆う接続室８と該
接続室に隣接してその外側に設けられ後述するロ
ツク装置を収納する空所９を設けている。１０は
前記端子７，７間に位置し該端子を結ぶＡより偏
位して設けた後述する温度コントローラーの感熱
棒の係合孔、１１は前記プラグカバー６の前面の
接続室８と離間した位置に設けられ前記空所９と
連通した挿通孔、１２は前記プラグカバー６の前
面と上面に亘つて設けられ前記空所９と連通した
挿入溝、１３は前記空所９内に設けられたロツク
装置で、上部に押圧片１４を有しその下部に切起
して挿入孔１５及び掛止片１６を設けた可動板１
７と、空所９の底壁と掛止片１６間に張架され常
時可動板１７を押上げて挿通孔１１を閉塞すべく
成したるコイルスプリング１８とから構成され、
プレートの装着時に温度コントローラーの連結を
可能とし、取外時に連結を阻止するものである。
１９は一側に温度調節ツマミ２０を設けると共に
前面に前記プラグケース６に対応する連結部２１
を設け前記フレーム１を介してプレート４に着脱
自在に構成した温度コントローラーで、前記連結
部には一対の端子２２，２２を該端子を結ぶ線Ｂ
より偏位して設けた長寸の感熱棒２３とを設ける
と共に連結部２１と同壁面で該連結部より離間す
る位置に前側に突出して設けた突出ピン２４を設
けている。

而して、プレート４を前記収納凹所２内に装着
した状態では、第５図イの様にリブ３が挿入溝１
２内に係合されコイルスプリング１８に抗して押
圧片１４を押圧し可動板１７を下降せしめて挿入
孔１５と挿通孔１１を合致せしめるため、温度コ
ントローラー１９の突出ピン２４が挿通孔１１及
び挿入孔１５に係合され夫々の端子７，７、２
２，２２を接続すると共に感熱棒２３が所定部分
まで係合孔１０に係合される。ところが、プレー
ト４の取外時は温度コントローラー１９を取外す
ことにより突出ピン２４の離脱に伴ない自動的に
コイルスプリング１８によつて可動板１７が上昇
するため挿通孔１１が閉塞されるため、単体のプ
レート４に温度コントローラー１９を接続される
のを阻止する。

又、温度コントローラー１９を誤つて反転して
プレート４に接続すべくなされた場合には感熱棒
２３の先端が係合孔１０より下方の接続室８の奥
壁に当接するため接続不可能となる。

以上の様に本考案は内側に収納凹所を設けた枠
形のフレームと、前記収納凹所に着脱自在とし底
壁に電気ヒーターを設けると共に外側壁にプラグ
カバーを設けたプレートと、該プレートの装着時
にフレームを介して前記プラグカバーに連結する
着脱自在の温度コントローラーを有するものにお
いて、前記プラグカバーは前記電気ヒーターに接
続した端子を覆う接続室と、該接続室の外側に設
けられプレートの装着時にフレームとの当接によ
つて前記温度コントローラーの連結を可能としプ
レートの取外時に前記コントローラーの連結を阻
止するロツク装置を有した空所を設けたものであ
るから、ロツク装置はプラグカバー内の充電部で
ある端子を避けた空所内に設けたため、端子間の
空間距離を十分に取ることができ短絡及び感電の
危険がなくなる。又、接続室は可動部分のない部
品のみとなるために接続室内外との流通部分が少
なくなり水密処理が簡単になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案ホツトプレートの外観斜視図、
第２図はプレートの外観斜視図、第３図は温度コ
ントローラーの外観斜視図、第４図のイ，ロはプ
ラグカバーの斜視図及び正面図、第５図のイ，ロ
は温度コントローラとプラグカバーとの連結後と
連結前の使用状態を示す縦断面図、第６図は従来
のプラグカバーの正面図である。 １……フレーム、４……プレート、６……プラ
グカバー、８……接続室、１３……ロツク装置、
９……空所、１９……温度コントローラー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内側に収納凹所を設けるとともにリブ等で成る
   操作部を形成した枠形のフレームと、前記収納凹
   所に着脱され底壁に電気ヒーターを設けるととも
   に外側壁にプラグカバーを設けたプレートと、前
   記プラグカバーに電気的接続して着脱される温度
   コントローラーとからなるものにおいて、前記プ
   ラグカバーの内部に外部と連通する空所を形成す
   るとともにこの空所にロツク装置を備え、前記プ
   レートのフレームへの装着時に前記操作部でロツ
   ク装置の動作を解除せしめて前記温度コントロー
   ラーとプラグカバーとを連結せしめ、前記プレー
   トのフレームからの取り外し時に前記ロツク操作
   を動作せしめて前記コントローラーとプラグカバ
   ーとの連結を阻止するように構成したことを特徴
   とするプレート着脱式ホツトプレート。