JPS6350579B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6350579B2
JPS6350579B2 JP56020827A JP2082781A JPS6350579B2 JP S6350579 B2 JPS6350579 B2 JP S6350579B2 JP 56020827 A JP56020827 A JP 56020827A JP 2082781 A JP2082781 A JP 2082781A JP S6350579 B2 JPS6350579 B2 JP S6350579B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
valve
oil passage
spool
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56020827A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57137752A (en
Inventor
Kazuhiko Sugano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP56020827A priority Critical patent/JPS57137752A/ja
Priority to EP82101058A priority patent/EP0058414B1/en
Priority to DE8282101058T priority patent/DE3261090D1/de
Priority to US06/348,837 priority patent/US4501174A/en
Publication of JPS57137752A publication Critical patent/JPS57137752A/ja
Publication of JPS6350579B2 publication Critical patent/JPS6350579B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/02Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
    • F16H61/0262Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being hydraulic
    • F16H61/0265Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being hydraulic for gearshift control, e.g. control functions for performing shifting or generation of shift signals
    • F16H61/0267Layout of hydraulic control circuits, e.g. arrangement of valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/02Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
    • F16H61/0262Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used the signals being hydraulic
    • F16H61/0276Elements specially adapted for hydraulic control units, e.g. valves
    • F16H61/0286Manual valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/18Preventing unintentional or unsafe shift, e.g. preventing manual shift from highest gear to reverse gear

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は自動変速機の変速制御装置、特にその
マニユアルバルブを前進自動変速(D)レンジから第
2速固定()レンジに操作した時に機能する変
速制御装置に関するものである。 自動変速機は、車両の走行パターンを運転車が
選択するためのマニユアルバルブに対し各シフト
バルブを直列に接続する場合と、並列に配置して
Dレンジ選択時マニユアルバルブから個々のシフ
トバルブに変速圧を並列配油する場合とがある。 しかして後者は前者に比べシフトバルブが小さ
くて済むという利点があり、この場合、マニユア
ルバルブをDレンジからレンジに操作した時、
Dレンジ状態でマニユアルバルブから2−3シフ
トバルブに供給されていた変速圧(3速圧)を、
マニユアルバルブの対応出口ポートのドレンによ
り消失せしめ、これにより第3速の選択を事実上
不可能として第2速固定状態を確保するよう構成
するのが普通である。ところでこの構成では、D
レンジ状態で第3速が選択されている場合に
(D3での走行中)Dレンジからレンジに切換え
た時、Dレンジ状態で第3速選択用摩擦要素に供
給されていた3速圧が供給時と同じ経路を経てマ
ニユアルバルブの対応出口ポートより抜取られる
こととなる。 一方、D3選択時3速圧は、第3速選択用摩擦
要素の動作タイミングを他の摩擦要素の動作との
関連においてエンジンの空吹けや変速シヨツクが
生じないよう決定すべく、これに見合つた速度で
第3速選択用摩擦要素に供給する必要があり、又
Dレンジからレンジへの切換時Dレンジで第3
速用摩擦要素に供給されていた3速圧は、D3
ら第2速固定状態への移向をスムーズに行なうた
め、速やかに抜取る必要がある。 従来は、前者の目的のためオリフイスを、又後
者の目的のためチエツクバルブを夫々用い、これ
らを並列に一体化して、マニユアルバルブの3速
圧出口ポートと2−3シフトバルブの3速圧入口
ポートとの間の油路中に挿入接続し、上記の両要
求が満足されるよう変速制御回路を構成してい
た。 しかし、かかる従来の構成では、上記チエツク
バルブとオリフイスとのユニツト物を上記油路中
に挿入接続する作業が面倒であると共に、このユ
ニツト物の分だけ部品点数が増え、変速制御装置
の組立作業性が悪くなると共に、部品管理の点で
も不利である。そして何よりも上記ユニツト物の
接続箇所が存在することで、ここから油漏れを生
ずる危険が多々あり、信頼性が落ちるといつた問
題点を提起する。 本発明は、マニユアルバルブのレンジで開か
れる出口ポートからの油圧をレンジホールド圧
として2−3シフトバルブに作用させることによ
りこのバルブをレンジでダウンシフト位置に保
持すると共に、このダウンシフト位置で第3速選
択用摩擦要素を2−3シフトバルブのドレンポー
トに通じさせるよう構成すれば、マニユアルバル
ブの3速圧出口ポートと2−3シフトバルブの3
速圧入口ポートとの間の3速圧油路を3速圧供給
用のみに供し得られ、3速圧の抜取りは2−3シ
フトバルブのドレンポートより行なうことがで
き、従つて上記チエツクバルブが不要になつて上
記オリフイスを設けるだけでよく、しかもこのオ
リフイスだけならこれを2−3シフトバルブの3
速圧入口ポートに設けることができ、上記従来の
問題を解決可能であるとの観点から、この着想を
具体化したものである。 以下、図示の実施例により本発明を詳述する。 第1図は前進3速後退1速の自動変速機の内部
における動力伝達部分の構造を示したもので、エ
ンジンにより駆動されるクランクシヤフト10
0、トルク・コンバータ101、インプツトシヤ
フト102、フロント・クラツチ104、リア・
クラツチ105、セカンド・ブレーキ106、ロ
ー・アンド・リバース・ブレーキ107、ワンウ
エイ・クラツチ108、中間シヤフト109、第
1遊星歯車群110、第2遊星歯車群111、ア
ウトプツトシヤフト112、第1ガバナ・バルブ
113、第2ガバナ・バルブ114、オイル・ポ
ンプ115より構成される。トルク・コンバータ
101はポンプ・インペラP、タービン・ランナ
T、ステータSより成り、ポンプ・インペラPは
クランク・シヤフト100により駆動され、中に
入つているトルク・コンバータ作動油を回しイン
プツトシヤフト102に固定されたタービン・ラ
ンナTにトルクを与える。トルクは更にインプツ
トシヤフト102によつて変速歯車列に伝えられ
る。ステータSはワンウエイクラツチ103を介
してスリーブ116上に置かれる。ワンウエイク
ラツチ103はステータSにクランクシヤフト1
00と同方向の回転すなわち矢印方向の回転(以
下正転と略称する)は許すが反対方向の回転(以
下逆転と略称する)は許さない構造になつてい
る。第1遊星歯車群110は中間シヤフト109
に固定されるインターナルギヤ117、中空伝導
シヤフト118に固定されるサン・ギヤ119、
インターナルギヤ117およびサン・ギヤ119
のそれぞれに噛み合いながら自転と同時に公転し
得る2個以上のプラネツト・ピニオン120、ア
ウトプツトシヤフト112に固定されプラネツ
ト・ピニオン120を支持するフロント・プラネ
ツト・キヤリア121から構成され、第2遊星歯
車群111はアウトプツトシヤフト112に固定
されるインターナル・ギヤ122、中空伝導シヤ
フト118に固定されるサン・ギヤ123、イン
ターナル・ギヤ122およびサン・ギヤ123の
それぞれに噛み合いながら自転と同時に公転し得
る2個以上のプラネツト・ピニオン124、該プ
ラネツト・ピニオン124を支持するリア・プラ
ネツト・キヤリア125より構成される。フロン
ト・クラツチ104はタービン・ランナTにより
駆動されるインプツトシヤフト102と両サン・
ギヤ119,123と一体になつて回転する中空
伝導シヤフト118とをドラム126を介して結
合し、リア・クラツチ105は中間シヤフト10
9を介してインプツトシヤフト102と第1遊星
歯車群110のインターナル・ギヤ117とを結
合する働きをする。セカンド・ブレーキ106は
中空伝導シヤフト118に固定されたドラム12
6を巻いて締付けることにより、両サン・ギヤ1
19,123を固定し、ロー・アンド・リバー
ス・ブレーキ107は第2遊星歯車群111のリ
ア・プラネツト・キヤリア125を固定する動き
をする。ワンウエイ・クラツチ108はリア・プ
ラネツト・キヤリア125に正転は許すが、逆転
は許さない構造になつている。第1ガバナ・バル
ブ113および第2ガバナ・バルブ114はアウ
トプツトシヤフト112に固定され車速に応じた
ガバナ圧を発生する。次にセレクト・レバーをD
(前進自動変速)位置に設定した場合における動
力伝動列を説明する。 この場合は始めに前進入力クラツチであるリ
ア・クラツチ105のみが締結されている。エン
ジンからトルク・コンバータ101を経た動力
は、インプツトシヤフト102からリア・クラツ
チ105を通つて第1遊星歯車群110のインタ
ーナル・ギヤ117に伝達される。インターナ
ル・ギヤ117はプラネツト・ギヤ120を正転
させる。従つてサン・ギヤ119は逆転し、サ
ン・ギヤ119と一体になつて回転する第2遊星
歯車群111のサン・ギヤ123を逆転させるた
め第2遊星歯車群111のプラネツト・ギヤ12
4は正転する。ワンウエイ・クラツチ108はサ
ン・ギヤ123がリア・プラネツト・キヤリア1
25を逆転させるのを阻止し、前進反力ブレーキ
として働く。このため第2遊星歯車群111のイ
ンターナル・ギヤ122は正転する。従つてイン
ターナル・ギヤ122と一体回転するアウトプツ
トシヤフト112も正転し、前進第1速の減速比
が得られる。この状態において車速が上がりセカ
ンド・ブレーキ106が締結されると第1速の場
合と同様にインプツトシヤフト102からリア・
クラツチ105を通つた動力はインターナル・ギ
ヤ117に伝達される。セカンド・ブレーキ10
6はドラム126を固定し、サン・ギヤ119の
回転を阻止し前進反力ブレーキとして働く。この
ため静止したサン・ギヤ119のまわりをプラネ
ツト・ピニオン120が自転しながら公転し、従
つてフロント・プラネツト・キヤリア121およ
びこれと一体となつているアウトプツトシヤフト
112は減速されてはいるが、第1速の場合より
は早い速度で正転し、前進第2速の減速比が得ら
れる。更に車速が上がりセカンド・ブレーキ10
6が解放されフロント・クラツチ104が締結さ
れると、インプツトシヤフト102に伝達された
動力は、一方はリア・クラツチ105を経てイン
ターナル・ギヤ117に伝達され、他方はフロン
トクラツチ104を経てサン・ギヤ119に伝達
される。従つてインターナル・ギヤ117、サ
ン・ギヤ119はインターロツクされ、フロン
ト・プラネツト・キヤリア121およびアウトプ
ツト・シヤフト112と共にすべて同一回転速度
で正転し前進第3速が得られる。この場合、入力
クラツチに該当するものはフロントクラツチ10
4およびリアクラツチ105であり、遊星歯車に
よるトルク増大は行われないため反力ブレーキは
ない。 次にセレクトレバーをR(後退走行)位置に設
定した場合の動力伝動列を説明する。 この場合はフロント・クラツチ104とロー・
アンド・リバース・ブレーキ107が締結され
る。エンジンからトルクコンバータ101を経た
動力は、インプツト・シヤフト102からフロン
トクラツチ104、ドラム126を通つてサン・
ギヤ119,123に導かれる。このとき、リ
ア・プラネツト・キア・リア125がロー・アン
ド・リバース・ブレーキ107により固定されて
いるので、サン・ギヤ119,123が正転する
とインターナル・ギヤ122が減速されて逆転
し、該インターナル・ギヤ122と一体回転する
アウトプツトシヤフト112も逆転し、後退の減
速比が得られる。 第2図は本発明により構成した上記自動変速機
用の変速制御装置を示す油圧系統で、レギユレー
タバルブ1、マニユアルバルブ2、1−2シフト
バルブ3、2−3シフトバルブ4、3−2ダウン
シフトバルブ5、ライン圧ブースタバルブ6、プ
レツシヤモデイフアイアバルブ7、スロツトルバ
ルブ8、スロツトルフエールセーフバルブ9、ス
ロツトルモジユレータバルブ10、1速固定レン
ジ減圧バルブ11、アキユムレータ12、2−3
タイミングバルブ13、3−2タイミングバルブ
14、フロントクラツチ減圧バルブ15を具え、
これらをトルクコンバータ101、フロントクラ
ツチ104、リヤクラツチ105、前記セカンド
ブレーキ106(第1図参照)を作動、非作動す
るバンドサーボ106′、ロー・アンド・リバー
スブレーキ107、ガバナバルブ113,11
4、オイルポンプ115に対し、図示の回路網に
より接続して概ね構成される。 オイルポンプ115はエンジンによりクランク
シヤフト100、トルクコンバータ101のポン
プ翼車Pを介して駆動され、エンジン作動中は常
時図示せざるリザーバからオイルストレーナ(図
示せず)を通して有害なゴミを除去された油を吸
い上げ、ライン圧回路16へ送り出す。この油を
所定の圧力に調整するためのレギユレータバルブ
1はばね1aで図中左半分に示す上昇位置へ付勢
されたスプール1bをハウジング1c内に摺動自
在に嵌合して具え、4個の室1d,1e,1f,
1gを有する。室1d,1fにはライン圧回路1
6内の油圧が油路17,18を経て供給されてい
る。又、室1eには、後述するDレンジ、レン
ジ、レンジのときのマニユアルバルブ2のポー
ト2bから油路22を経てライン圧が供給され
る。又、1iはプラグで、この上の室1jとスプ
ール1bの下の室1gとは油路54に接続する。
スプール1bのランド・1b′はハウジング1cの
対応突条1c′より若干小径として、両者間に可変
オリフイスとして作用する微小隙間を設定する。
この隙間を経て室1f内の油はドレンポート/h
より常時、ランド1b′と突条1c′とのオーバーラ
ツプ量により決定される速度で抜取られており、
このオーバーラツプ量に比例してライン圧回路1
6内に高いライン圧を発生させることができる。
又、スプール1bのランド1b″もハウジング1c
の孔1c″より若干小さくして、両者間に微小隙間
を設定し、この隙間を経て室1f内の油を油路1
9よりトルクコンバータ101、オイルクーラ2
0及び変速機内の各種潤滑部21に供給するよう
にする。 ライン圧回路16のライン圧はマニユアルバル
ブ2に送られ、このマニユアルバルブは運転者が
セレクトレバー(図示せず)をセレクト操作する
ことによつて、ライン圧回路16に通じた入口ポ
ート2gを適宜選択的に出口ポート2a,2b,
2c,2d,2eに通じさせる流体方向切換バル
ブの用をなし、ハウジング2h内にスプール2f
の2個のランド2f′,2f″を摺動自在に嵌合して
構成される。そして、スプール2fには中立
(N)レンジ、前進自動変速走行(D)レンジ、第2
速固定()レンジ、第1速固定()レンジ、
後退走行(R)レンジ及びパーキング(P)レン
ジの6位置が設定されており、上記セレクト操作
によりスプール2fを各レンジに応じて移動させ
る時ライン圧回路16は入口ポート2gを経て次
表中〇印のポートに通じる。なお、ライン圧回路
16と通じないポートは全てハウジング2hの両
側におけるドレン開口部2h′,2h″を通じてドレ
ンポートとなる。
【表】 第1ガバナ・バルブ113及び第2ガバナ・バ
ルブ114は前進走行中車速に対応したガバナ圧
を発生するもので、上表から明らかなようにマニ
ユアルバルブ2がD、及びの各前進走行レン
ジの時、ライン圧回路16と通じるポート2bよ
り回路22を経て、先ず第2ガバナ・バルブ11
4にライン圧が送られ、車が走行すれば、第2ガ
バナ・バルブ114によりライン圧が調圧されて
車速に応じたガバナ圧が生じ、このガバナ圧は第
1ガバナ・バルブ113に達する。そして、所定
の車速以上になると、第1ガバナバルブ113が
これに導びかれていた上記ガバナ圧をガバナ圧回
路23に出力し始める。このガバナ圧は回路23
より1−2シフトバルブ3、2−3シフトバルブ
4及び3−2ダウンシフトバルブ5に夫々供給さ
れ、これらバルブの作動を後述の如くに制御す
る。 1−2シフトバルブ3はハウジング3a内に2
個のスプール3b,3cを同軸、且つ摺動自在に
突合せて嵌合することにより構成する。スプール
3cから遠いスプール3bの端面にばね3dを作
用させ、スプール3bから遠いスプール3cの端
面を室3eに臨ませる。スプール3bに順次直径
を大きくしたランド3f,3g,3hを設け、こ
れらランドに対する突条3i,3j,3kをハウ
ジング3aに形成する。スプール3cにはランド
3l,3mと、これらランドより大径のランド3
n,3oとを設け、ランド3lに対する2個の突
条3p,3qと、ランド3mに対する突条3rと
をハウジング3aに形成する。1−2シフトバル
ブ3には図示の如くにガバナ圧回路23、キツク
ダウン圧回路24、変速制御圧回路25を接続
し、更にランド3lの位置により油路26又はド
レンポート3sに連通される油路27を接続す
る。ガバナ圧回路23は室3eに接続し、キツク
ダウン圧回路24はスプール3bが図中右半部に
あるときランド3g,3h間に通じ、スプール3
bが図中左半部にあるときランド3g,3h間お
よびランド3f,3g間に通じるようにする。
又、変速制御圧回路25はスプール3cが図中右
半部にあるときランド3m,3n間に通じ、スプ
ール3cが図中左半部にあるときランド3nにて
遮断されるようにする。油路26はシヤトル弁2
8の出口ポートに接続し、油路27はロー・アン
ド・リバースブレーキ107に接続する。1−2
シフトバルブ3には更に、マニユアルバルブ2の
ポート2bよりガバナバルブ113,114に向
う油路22の途中より分岐してリアクラツチ10
5に至る油路29から延びる油路30を接続し、
ランド3nの位置に応じて油路30に対し連通又
は遮断される油路31を後述するライン圧ブース
タバルブ6に向け延在させる。なお、油路31
は、スプール3cが図中右半部に示す位置にある
とき、ドレンポート3tに通じる。又、油路29
の途中にはオリフイス74とチエツクバルブ77
とを並列に挿入する。 2−3シフトバルブ4はハウジング4a内に2
個のスプール4b,4cを同軸、且つ摺動自在に
突合せて嵌合することにより構成する。スプール
4cから遠いスプール4bの端面にばね4dを作
用させ、スプール4bから遠いスプール4cの端
面を室4eに臨ませ、更にスプール4b,4c間
にばね4fを縮設する。スプール4bに順次直径
を大きくしたランド4g,4h,4iを設け、こ
れらランドに対する突条4j,4k,4lをハウ
ジング4aに形成する。スプール4cには2個の
ランド4m,4nを形成し、ランド4mの位置に
応じて途中にオリフイス73を有する油路41と
連通、又はこれから遮断される油路32を2−3
シフトバルブ4に接続すると共に、油路41をマ
ニユアルバルブ2のポート2eに接続する。スプ
ール4cが図中右半部に位置するとき、油路32
はドレンポート4rに通じ、油路41はランド4
mにより遮断されるものとし、油路41を接続す
べき2−3シフトバルブ4の入口ポート4pにオ
リフイス73を設ける。又、両スプール4b,4
c間にできる室4oを油路33によりシヤトルバ
ルブ34の出力ポートに接続する。このシヤトル
バルブは一方の入力ポートを油路35によりマニ
ユアルバルブ2のポート2cに接続すると共に、
他方の入力ポートを油路36に接続する。室4e
はガバナ圧回路23に接続し、ばね4dを収納し
た室4pは油路37によりキツクダウン圧回路2
4に接続する。キツクダウン圧回路24は、スプ
ール4bが図中右半部位置にあるときはランド4
gの上側受圧面に、又スプール4bが図中左半部
にあるときはランド4gの上下両受圧面およびラ
ンド4hの上側受圧面にキツクダウン圧を作用さ
せるようにする。2−3シフトバルブ4には更
に、スプール4bが図中右半部に位置するときラ
ンド4hとランド4iとの間に変速制御圧を作用
させ得るよう油路38を経て変速制御圧回路25
を接続すると共に、スプール4bが図中左半部に
位置するときランド4hとランド4iとの間に通
ずるドレンポート4qを設ける。 3−2ダウンシフトバルブ5はハウジング5a
内にスプール5bを摺動自在に嵌合して構成す
る。スプール5bの一端面にばね5cを作用さ
せ、他端面を室5dに臨ませる。3−2ダウンシ
フトバルブ5には、スプール5bのランド5eの
位置に応じて変速制御圧回路25から延びる油路
39又はドレンポート5fに連通されるよう前記
の油路36を接続し、室5dはガバナ圧回路23
に接続する。 ライン圧ブースタバルブ6はハウジング6a内
にスプール6bを摺動自在に嵌合して具え、この
スプール6bをばね6cで図中左方へ附勢する。
スプール6bは条溝6d,6eと、この条溝6e
を室6fに通じさせる油路6gとを持つ。このラ
イン圧ブースタバルブ6には、スプール6bの左
行時その条溝6eに通ずる油路40を接続し、ス
プール6bの右行時条溝6eに通ずるよう油路3
1を接続する。油路40は油路32と合流させて
2−3タイミングバルブ13及びフロントクラツ
チ減圧バルブ15に導びき、油路31を油路42
によりバンドサーボ106′のサーボアプライ室
106′aに接続する。ライン圧ブースタバルブ6
には更に、条溝6dと常時通ずる油路43を接続
すると共に、スプール6bの位置に応じ、条溝6
dを介して油路43に選択的に連通される油路4
4,45を接続する。油路43はシヤトルバルブ
46の一方の入力ポートに、油路44はばね6c
を収納した室6hからの油路47を経てスロツト
ルフエールセーフバルブ9に、又油路45はマニ
ユアルバルブ2のポート2cに夫々接続する。 スロツトルバルブ8はハウジング8a内にスプ
ール8bを摺動自在に嵌合して具え、このスプー
ルにばね8cを介してプランジヤ8dを同軸に対
設する。プランジヤ8dはアクセルペダルにリン
ケージなどを介して連動し、アクセルペダルの踏
込みにより図中上半部に示すアイドル位置からの
図の右方へ押込まれ、ばね8cのばね力を増すこ
とができる。スプール8bは条溝8eを有し、こ
の条溝と常時通ずるようスロツトル圧回路48及
び油路49をスロツトルバルブ8に接続する。ス
ロツトルバルブ8には更に、スプール8bの位置
に応じ、条溝8eを経てスロツトル圧回路48と
連通されるドレンポート8f及びライン圧回路1
6からの油路50を開口させて設け、油路49を
室8gに通じさせる。アクセルペダルの踏込みに
よりプランジヤ8dを右方向に移動させてばね8
cのばね力を増加させると、室8q内の油圧がば
ね力に釣合うように油路50からのライン圧をド
レンポート8fへドレンして作つたスロツトル圧
をスロツトル圧回路48に出力する。かくて、ス
ロツトルバルブ8はばね8cのばね力(アクスル
ペダル踏込量)に対応した、スロツトル開度に比
例する、スロツトル圧をライン圧の調圧により出
力する。なお、アクセルペダルをキツクダウン位
置に踏込むと、プランジヤ8dはばね8cを完全
に撓ませてスプール8bに当接して、このスプー
ル8bを限界まで押込むことによりドレンポート
8fを遮断してスロツトル圧回路48を油路50
に通じさせる。従つて、このときスロツトル圧は
ライン圧と同じ値になる。 スロツトル圧回路48はシヤトルバルブ46の
他方の入力ポートに接続すると共に、油路51を
経てスロツトルフエールセーフバルブ9に導び
く。スロツトルフエールセーフバルブ9はスロツ
トルバルブ8のプランジヤ8dをガイドするよう
同じくそのハウジング8a内に摺動自在に嵌合さ
れたスリーブ9aを具え、このスリーブの左行を
ばね9bで弾性的に抑止する。ライン圧ブースタ
バルブ6とスロツトルフエールセーフバルブ9と
を結ぶ油路47は通常、スロツトルフエールセー
フバルブ9のドレンポート9cに通じる。油路5
1は一方でばね9bを収納した室9dに通じ、他
方でポート9eを経てプランジヤ8dの拡大部8
jが臨む室9fに通じ、更にキツクダウン圧回路
24はポート9gに通じる。又、スロツトルフエ
ールセーフバルブ9には、ライン圧回路16より
分岐した油路52を導びき、この油路を通常は遮
断しておくが、後で説明するようにスリーブ9a
が図中下半部の位置にある異常時には、油路47
に連通可能とする。かくて、プランジヤ8dの前
記押込み中、スロツトル圧回路48内のスロツト
ル圧が油路51、ポート9eを経て室9fに及ん
でプランジヤ8dの拡大部8jに作用し、プラン
ジヤ8dに押込み方向の力を附与してばね8cに
対向することによりアクセルペダルの踏力がばね
8cにより重くなるのを防止できる。又、プラン
ジヤ8dがキツクダウン位置に押込まれると、そ
れまでポート9gを経てドレンポート8hに通じ
ていたキツクダウン圧回路24が、ドレンポート
8hから遮断されると共にポート9e、室9f、
ポート9gを経て油路51と通じる。このとき前
述したようにスプール8bが図中右方に押込まれ
て油路50のライン圧がそのままドレンされるこ
となくスロツトル圧回路48に供給されるので、
回路24にはライン圧に等しいキツクダウン圧が
出力される。このキツクダウン圧は油路53を経
てスロツトルモジユレータバルブ10にも供給さ
れる。ところで、アクセルペダルとプランジヤ8
dとを連係するアクセルリンケージに異常をきた
してプランジヤ8dとアクセルペダルとの連結が
外れ、図示しない戻しばねにてプランジヤ8dが
図中上半部に示すアイドル位置以上に戻された場
合、スリーブ9aはプランジヤ8dに係合されて
図中下半部に示すように左行される。この時、ス
プール8bにばね8cが作用しないので、スプー
ル8bはドレンポート8fをほんのわずか開き、
油路50をほぼ閉じた状態となる。また、油路5
1はポート9e、室9fを経てドレンポート9c
に通じてスロツトル圧を零となす一方、油路47
を油路52に通じさせて、油路47にライン圧を
導びく。油路47のライン圧はライン圧ブースタ
バルブ6、油路43、シヤトルバルブ46を経て
プレツシヤモデイフアイアバルブ7に至り、ここ
でスプール7bが図中左半部にある時のばね7c
のばね力に等しい大きさに調圧され、更に油路5
4を経てプレツシヤレギユレータバルブ1の室1
g,1iに最高値で供給されライン圧を最高値ま
で高める。この結果、最高値のライン圧により摩
擦要素を締結することにより、摩擦要素の滑りに
よる焼付きを生ずることなく、車両を修理工場ま
で自走させ得る。 プレツシヤモデイフアイアバルブ7はハウジン
グ7a内にスプール7bを摺動自在に嵌合して構
成し、その一端面にばね7cを作用させると共
に、他端面を室7dに臨ませる。スプール7bに
条溝7eを形成する一方、この条溝と常時正対す
る出力ポート7f、ドレンポート7g、入力ポー
ト7hをハウジング7aにそれぞれ形成する。ポ
ート7g,7hはスプール7bの移動中一方のポ
ートが開き始める時他方のポートが閉じ終えるよ
うな位置に配置し、ポート7fを油路54により
一方で室7bに、他方でレギユレータバルブ1の
室1g及びスプール1bに対設したプラグ1iが
臨む室1jに夫々接続し、ポート7hをシヤトル
バルブ46の出力ポートに接続する。 かくて、プレツシヤモデイフアイアバルブ7
は、ポート7hに入力された油圧がばね7cのセ
ツト力(スプール7bが図中左半部の位置にある
ときのばね7cのばね力)より小さいときはスプ
ール7bをばね7cにより図中左半部の位置より
下側に位置させてドレンポート7gを遮断すると
共にポート7fをポート7hに通じさせており、
ポート7hに入力された油圧はそのままポート7
f及び油路54を経てレギユレータバルブ1に供
給される。この間中、この油圧は室7bにも導び
かれており、油圧上昇につれ、スプール7bを図
中右半部に示す位置から左半部に示す位置へばね
7cのばね力に抗して押動させる。しかし、それ
以上にポート7fから出力される油圧が上昇しよ
うとすると、スプール7bが図中左半部に示す位
置より更に上昇して、ポート7fをドレンポート
7gに通じることにより、油路54に出力される
油圧は、スプール7bが図中左半部に示す位置に
ある時のばね7cのばね力で決定される大きさ以
上にはなり得ず、ポート7hに回路48のスロツ
トル圧がシヤトル弁46を経て供給される時、プ
レツシヤモデイフアイアバルブ7から油路54に
出力される油圧は、例えば2/4スロツトル開度以
後上昇しないように変化するプレツシヤモデイフ
アイア圧となる。 スロツトルモジユレータバルブ10は、ハウジ
ング10a内に、3個のランド10b,10c,
10dを有するスプール10eを摺動自在に嵌合
して具え、その一端面に、アジヤスタ10fでば
ね力調整の可能なばね10gを作用させ、他端面
を室10hに臨ませる。スプール10eのランド
10b,10c間における条溝と常時通ずるよう
ハウジング10aに回路25を接続し、油路53
及びマニユアルバルブ2のポート2bから延びる
油路56を、スプール10eの移動中一方の油路
が開き始める時他方の油路が閉じ終えるようハウ
ジング10aに接続する。ハウジング10aには
更に、回路25の接続部と対応する箇所に油路5
7を接続し、油路57をばね10gが収納された
室10iに通じさせる。又、室10hは油路49
にてスロツトルバルブ8に通じさせる。 かかるスロツトルモジユレータバルブ10は、
油路49より室10hに導びかれるスロツトル圧
が零の時、スプール10eがばね10gにより図
中下半部に示す位置にされた状態となる。この
時、マニユアルバルブ2からの油路56がスプー
ル10bにて回路25、油路57から遮断される
と共に変速制御回路25及び油路57が油路5
3、スロツトルフエールセーフ弁9のポート9g
を経てドレインポート8hに通じており、回路2
5及び油路57に油圧は生じない。スロツトル圧
の上昇につれ、スプール10eがばね10gに抗
し図中上半部に示す位置を越えて移動し、マニユ
アルバルブ2のポート2bより油路56にライン
圧が導びかれると、このライン圧は油路57を経
て室10iに導びかれ、ばね10gと協働してス
プール10eを図中上半部の位置に押戻しこの位
置でバランスする。かくて、スロツトルモジユレ
ータバルブ10は、油路56からのライン圧を室
10h内に導びかれたスロツトル圧により制御し
つつ、例えば2/4スロツトル開度より立上がり、
その後ほぼスロツトル開度に比例するスロツトル
モジユレータ圧を変速制御圧回路25に出力する
ことができる。なお、スロツトルバルブ8のプラ
ンジヤ8dを押込んだキツクダウン状態では、前
述の如くポート9gがドレンポート8hから遮断
され、ポート9gよりライン圧相当のスロツトル
圧が油路53を経てスロツトルモジユレータバル
ブ10に供給されるため、変速制御圧回路25お
よび油路57にはライン圧相当の圧力が出力され
ることになり、この圧力が室10iに及んでスプ
ール10eを図中左方へ限界位置まで押動するた
め、キツクダウン状態では回路25に常時ライン
圧相当の圧力が出力されることになる。 第1速固定減圧バルブ11はハウジング11a
内にスプール11bを摺動自在に嵌合して具え、
その一端にばね11cを作用させると共に、他端
面を室11dに臨ませる。スプール11bに条溝
11eを形成し、この条溝と常時通ずるよう油路
58をハウジング11aに接続すると共に、油路
58をシヤトルバルブ28の一方の入力ポート及
び室11dに通じさせる。ハウジング11aには
更にドレンポート11fを設けると共に、マニユ
アルバルブ2のポート2dからの油路59を接続
し、これらドレンポート11fと油路59とはス
プール11bの移動中一方が開き始める時他方が
閉じ終えるよう配置する。 従つて、1速固定レンジ減圧バルブ11は、
レンジセレクト時、マニユアルバルブ2から油路
59に出力されたライン圧の一部をドレンポート
11fにドレンして減圧し、ばね11cが図中左
半部の位置にある場合のばね力で決定された一定
の減圧油を油路58に出力することにより後退時
兼用するローアンドリバースブレーキ107が容
量過大となるのを防止する。 マニユアルバルブ2のポート2aは油路60に
よりシヤトルバルブ28の他方の入力ポートに接
続すると共に、シヤトルバルブ61の一方の入力
ポートに接続し、このシヤトルバルブの出力ポー
トを油路62によりフロントクラツチ104に通
じさせる。フロントクラツチ104に向う油路6
0の途中にはオリフイス78とチエツクバルブ7
9とを並列に挿入すると共に、その下流を分岐し
てアキユムレータ12の室12aに通じさせる。
このアキユムレータは、段付ピストン12bと、
これを嵌め合せた段付シリンダ12cとで構成す
ることにより、上記室12aの他に2個の室12
d,12eを画成すると共に、ばね12fでピス
トン12bを図中上方に附勢する。室12bは油
路63により油路29に、又室12eは油路64
により油路42に夫々通じさせる。油路42のア
キユムレータ12より上流側にはオリフイス75
とチエツクバルブ76とを並列に挿入する。 2−3タイミングバルブ13はハウジング13
a内にスプール13bを摺動自在に嵌合して具
え、その一端面にばね13cを作用させると共
に、他端面を室13dに臨ませ、室13dを油路
40に通じさせる。スプール13bはばね13c
により図中右半部に示す下降位置で油路65をド
レンポート13eに、又図左半部に示す上昇位置
で油路65を室13dを経て油路40に通じさせ
る作用をなすものとする。 3−2タイミングバルブ14はハウジング14
a内にスプール14bを摺動自在に嵌合して具
え、その一端面にばね14cを作用させると共
に、他端面を室14dに臨ませる。スプール14
bは、油路66を経てガバナ圧回路23より室1
4dに導びかれたガバナ圧に応動させ、スプール
14bが図中右半部に示す下降位置にある時、油
路65がバンドサーボ106′のサーボレリーズ
室106b′に至る油路67と通じ、図中左半部に
示す上昇位置にある時、油路65は油路67から
遮断されるものとする。又油路65,67間には
3−2タイミングバルブ14をバイパスさせてチ
エツクバルブ68とオリフイス69との並列回路
80を介挿する。 フロントクラツチ減圧バルブ15はハウジング
15a内にスプール15bを摺動自在に嵌合して
具え、その一端面にばね15cを作用させると共
に、他端面を室15dに臨ませる。スプール15
bに条溝15eを形成してその両側にランドを設
定すると共に、これらランドより大径のランド1
5fを設ける。ハウジング15aに条溝15eと
常時通ずるよう油路70を接続し、この油路をシ
ヤトルバルブ61の他方の入力ポートに接続す
る。ハウジング15aには更にドレンポート15
gを形成すると共に、油路40を接続し、これら
をスプール15bの移動中一方が開き始める時他
方が閉じ終えるよう配置する。又、ハウジング1
5aには油路70と対向する箇所に油路71を接
続し、この油路を室15dに通じさせ、ばね15
cを収納した室15hを油路72によりスロツト
ル圧回路48に接続する。 かかるフロントクラツチ減圧バルブ15は通常
スプール15bがばね15cにより図中右半部に
示す下降位置にされ、油路70をドレンポート1
5gから遮断し、油路40に通じさせている。従
つて、油路40に、後述する2−3シフトバルブ
4の作用下で、油路41を経てライン圧が導びか
れると、このライン圧は油路70及びシヤトルバ
ルブ61を経てフロントクラツチ104に導びか
れる。しかし、このライン圧は油路41を接続し
た2−3シフトバルブ4の入口ポート4s中のオ
リフイス73により絞られるため当初低く、その
後徐々に立上がる。この圧力は油路71を経て室
15dにも導びかれ、スプール15bを図中上方
へ押上げる。一方、室15hにはスロツトル圧回
路48より油路72を経てスロツトル開度に比例
したスロツトル圧が供給されており、このスロツ
トル圧はばね15cと協力してスプール15bを
図中下向きに押下げ、この押下げ力と上記押上げ
力とが釣合う位置にスプール15bはとどまる。
ところで、フロントクラツチ104への供給圧が
その立上がり後一定値に達すると、スプール15
bは図中左半部の位置に上昇され、油路70が油
路40との連通を断たれると共に、ドレンポート
15gに通じるようになり、図中左半部の位置で
バランスする。従つて、フロントクラツチ供給圧
は上記一定値以上にはなり得ない。しかし、室1
5hにスロツトル圧が導びかれて、フロントクラ
ツチ供給圧の制御に関与するため、フロントクラ
ツチ供給圧は、スロツトル開度の増大につれ上昇
する。なお、キツクダウン状態では前述の如くス
ロツトル圧がライン圧まで上昇するため、これに
応じフロントクラツチ供給圧も変化する。 上述の如くに構成した本発明変速制御装置の作
用を次に説明する。 先ずレギユレータバルブ1は、その室1dにオ
イルポンプ115からのポンプ圧が、又室1jに
プレツシヤモデイフアイアバルブ7からのプレツ
シヤモデイフアイア圧が、更にDレンジ、レン
ジ、レンジのときのみ室1eにマニユアルバル
ブ2のポート2bからのライン圧が導びかれて、
スプール1bに図中下向きの力が附与され、又室
1gにプレツシヤモデイフアイア圧が導びかれ、
スプール1bをばね1aのばね力とで図中上向き
に押している。かくて、スプール1bはこれら力
がバランスする位置に保たれることで、このスプ
ール位置により決定されるライン圧を回路16内
に作り出すことができ、このライン圧は回路16
よりマニユアルバルブ2の対応ポート2gに常時
導びかれている。なお、Pレンジ、Rレンジおよ
びNレンジにあつては、レギユレータバルブ1の
室1eがマニユアルバルブ2のポート2bを通じ
てドレンされる結果、レギユレータバルブ1は、
室1eのライン圧によりスプール1bを下向きに
押圧する力が発生しないので、回路16のライン
圧はDレンジ、レンジ、レンジのときに比べ
て高まる。 ここで、運転者がマニユアルバルブ2をNレン
ジから図示のDレンジにすると、ライン圧回路1
6はポート2b,2eに通じる。ライン圧はポー
ト2bから一方で油路56を通りスロツトルモジ
ユレータバルブ10に達し、他方で油路22,2
9を通りリヤクラツチ105を前進圧として供給
される。又、ポート2eからのライン圧は油路4
1により2−3シフトバルブ4のポート4sに3
速圧として達するが、この時スプール4cが図中
右半部のダウンシフト位置にあるため、3速圧は
ここで行止まりとなる。油路56を経てスロツト
ルモジユレータバルブ10に供給されたライン圧
はこのバルブにより前記スロツトルモジユレータ
圧に調圧され、油路25より出力される。油路2
9を通るライン圧はリヤクラツチ105に向う途
中でオリフイス74により絞られ、当初低く、そ
の後徐々に立上がりつつリヤクラツチ105に供
給される。このリヤクラツチ供給圧は油路63を
経てアキユムレータ室12dにも達し、段付ピス
トン12bを大径側へばね12fに抗して押下げ
る。これによりリヤクラツチ供給圧はゆつくり上
昇され、リヤクラツチ105はマニユアルバルブ
2をNレンジからDレンジにした時のセレクトシ
ヨツクを生ずることなく、ゆつくり締結され、こ
のリヤクラツチの締結で自動変速機は第1速での
発進が可能な状態となる。なお、油路29を通る
ライン圧は油路30により1−2シフトバルブに
2速圧として達するが、この時スプール3cが図
中右半部のダウンシフト位置にあるため、2速圧
はここで行止まりとなつている。 又、マニユアルバルブ2のポート2bより油路
22に出たライン圧はガバナバルブ113,11
4にも導びかれ、これらガバナバルブは前記した
ように車速に対応したガバナ圧を回路23に出力
する。このガバナ圧は、マニユアルバルブ2のポ
ート2bが前述したように前進走行レンジ(D),
(),()の全てでライン圧回路16と通じ、
油路22にライン圧が導びかれているため、マニ
ユアルバルブ2が上記前進走行レンジにある間、
即ち前進走行中は常時ガバナ圧回路23に出力さ
れる。 自動車の発進後、車速が或る値になり、この車
速に対応した、回路23より1−2シフトバルブ
3の室3eに達するガバナ圧が、図中右半部位置
にあるスプール3b,3cを、ばね3dによる下
向き力と、回路25からのスロツトルモジユレー
タ圧がランド3m,3nの受圧面積差に作用して
生ずる下向き力とに打勝つと、スプール3b,3
cは図中右半部位置から上昇する。この間、ラン
ド3mが突条3rから外れると、ランド3m,3
n間の室がドレンポート3sに通じ、回路25か
らのスロツトルモジユレータ圧がランド3m,3
nの面積差に作用してスプール3cを下向きに押
していた力がなくなり、スプール3b,3cは一
瞬にして図中左半部のアツプシフト位置に上昇す
る。これにより、油路29より分岐した油路60
が油路31に通じ、前述の如く油路29に導びか
れていたライン圧(2速圧)が油路30、1−2
シフトバルブ3を経て油路31に出力される。こ
のライン圧はその後油路42を通りサーボアプラ
イ室106a′に供給されるが、その途中でオリフ
イス75により絞られるため、サーボアプライ圧
は当初低く、その後徐々に立上がる。このサーボ
アプライ圧は油路64を経てアキユムレータ室1
2eにも達し、前述の如く下降位置にある段付ピ
ストン12bをばね12fとの共働により押戻
す。これによりサーボアプライ圧はゆつくり上昇
し、バンドサーボ106′はセカンドブレーキ1
06をゆつくり作動させる。このセカンドブレー
キの作動により自動変速機は、前記したリヤクラ
ツチ105の締結保持と相俟つて第1速から第2
速へシフトアツプされるが、このシフトアツプ時
の変速シヨツクをアキユムレータ12の上記作動
により緩和できる。 第2速での走行中車速が更に上昇すると、この
車速に対応した、回路23より2−3シフトバル
ブ4の室4eに達するガバナ圧は、図中右半部位
置にあるスプール4b,4cを、ばね4dによる
下向き力と、回路25,38からのスロツトルモ
ジユレータ圧がランド4hとランド4iとの受圧
面積差に作用して生ずる下向き力とに打勝ち、ス
プール4b,4cを図中右半部位置から上昇させ
る。この間ランド4hが突条4kから外れると、
ランド4h,4i間の室がドレンポート4qに通
じて上記スロツトルモジユレータ圧による下向き
力がなくなり、スプール4b,4cは一瞬にして
図中左半部のアツプシフト位置に上昇する。これ
により、油路41に油路32が通じ、前述の如く
油路41に導びかれていたライン圧(3速圧)は
2−3シフトバルブ4及び油路32を経て油路4
0に出力される。このライン圧は油路40より、
一方でライン圧ブースタバルブ6の通路6e,6
gを経て室6fに及び、スプール6bをばね6c
に抗して図中上半部位置から下半部位置へ右行さ
せ、他方で2−3タイミングバルブ13の室13
d及びフロントクラツチ減圧バルブ15の対応ポ
ートに導びかれる。ところで、油路40に導びか
れるライン圧は2−3シフトバルブ4の3速圧入
口ポート4s中に設けたオリフイス73で絞られ
ているため、当初低く、その後、徐々に立上が
る。従つて、油路40より室13dに導びかれた
油圧は当初スプール13bをばね13cに抗して
上昇させ得ず、スプール13bは図中右半部位置
にあり、同様に油路40よりフロントクラツチ減
圧バルブ15の室15dへ油路71を経て導びか
れた圧力も、当初スプール15bを、ばね15c
による下向き力と、スロツトル圧回路48より油
路72を経て室15hに達したスロツトル圧によ
る下向き力とに打勝つて図中右半部位置から上昇
させ得ない。これがため、油路40より室13d
に供給された圧力はここで行止まり、油路40よ
りフロントクラツチ減圧バルブ15に供給された
圧力はそのまま油路70及びシヤトルバルブ61
を通り、油路62を経てフロントクラツチ104
に供給される。その後油路40内の圧力が立上が
り、これでスプール15bが図中左半部位置に上
昇された後は、フロントクラツチ減圧バルブ15
の前記した調圧作用によりフロントクラツチ10
4にはライン圧そのものでなく、これを前記の如
く減圧し油路72のスロツトル圧に応じて調圧す
ることによりエンジンの出力エネルギにほぼ比例
させた圧力が供給される。この間、油路40内の
圧力が2−3タイミングバルブ13のばね13c
に打勝つ値に上昇した時点で、この圧力はスプー
ル13bを図中右半部位置から左半部位置に上昇
させ、室13bを油路65に通じさせ、油路40
より室13dに達していた圧力が油路65に出力
される。その後、この圧力は油路65よりチエツ
クバルブ68を設けた油路80を経由し、油路6
7を経てサーボレリーズ室106b′に供給され
る。サーボリレーズ室106b′にライン圧が供給
されると、バンドサーボ106′のピストンはサ
ーボアプライ室106′側よりサーボレリーズ室
106b′の方が受圧面積が大きいため、上記ピス
トンはサーボアプライ室106a′側へ押戻され
る。以上の作用によりフロントクラツチ104へ
の供給圧が或る値以上になつてこのフロントクラ
ツチを締結開始した後初めてサーボレリーズ室1
06b′への圧力供給(バンドサーボ106′によ
るセカンドブレーキ106の開放)を行なわせる
ことができ、フロントクラツチの締結をセカンド
ブレーキの作動と若干オーバーラツプさせて、両
者が共に解放されることによりエンジンが空吹き
するのを防止しつつ、フロントクラツチ104の
締結により、リヤクラツチ105の前記した締結
保持と相俟つて自動変速機を第2速から第3速へ
シフトアツプさせることができる。 第3速での走行中、車速が或る値以上で、この
車速に対応した、回路23より3−2ダウンシフ
トバルブ5の室5dに至るガバナ圧により当該バ
ルブのスプール5bがばね5cに抗し図中左半部
位置に上昇された状態において、アクセルペダル
を踏込みスロツトル開度を増すと、このスロツト
ル開度に対応した、変速制御圧回路25より油路
39を経て3−2ダウンシフトバルブ5に至るス
ロツトルモジユレータ圧が、ランド5eとランド
5gとの受圧面積差に作用して、ばね5cとの共
働によりスプール5bを図中右半部位置に押下げ
る。これにより、油路36,39間が導通し、ス
ロツトルモジユレータ圧は油路39,36及びシ
ヤトルバルブ34を経て2−3シフトバルブ4の
室4oに入り、スプール4cを室4e内のガバナ
圧に打勝つて図中左半部位置から右半部位置へと
押下げる。これにより油路41,32間が遮断さ
れ、油路32へのライン圧供給を断たれると同時
に、油路32はドレンポート4rに通じ、第3速
でフロントクラツチ104及びサーボレリーズ室
106b′に供給されていた圧力は次に説明する如
く抜取られる。即ち、フロントクラツチ圧は、フ
ロントクラツチ減圧バルブ15の室15dに圧力
が生じなくなるため、スプール15bがばね15
cにより図中右半部位置にされて油路40,70
間を導通していることから、油路62、シヤトル
弁61、油路70,40,32及びドレンポート
4rを経て比較的速やかに抜取られる。一方、サ
ーボレリーズ圧は、2−3タイミングバルブ13
の室13dに圧力が生じなくなるため、スプール
13bがばね13cにより図中右半部位置にされ
て油路65をドレンポート13eに通ずることか
ら、油路67、油路80、オリフイス69、油路
65及びドレンポート13eを経て比較的ゆつく
り抜取られる。ここで、車速がある程度低くなる
と、この車速に対応した、ガバナ圧回路23より
油路66を経て3−2タイミングバルブ14の室
14dに及ぶガバナ圧はスプール14bをばね1
4cに抗して図中左半部位置に上昇させ得ず、ス
プール14bは図中右半部位置に下降し、油路6
5,67間を通ずる。この場合、サーボレリーズ
圧は油路67、3−2タイミングバルブ14、油
路65、ドレンポート13eを経て前記車速が高
いときより比較的速やかに抜取られる。以上の作
用により、フロントクラツチ圧の抜けに対しサー
ボレリーズ圧は、車速が高い場合、オリフイス6
9で決定されるゆつくりした速度で、又車速が低
い場合、比較的速く抜取られる。これがため、高
車速ではフロントクラツチ104の解放に対して
バンドサーボ106′(セカンドブレーキ106)
の作動が遅れ、ニユートラルインタバルを長くと
ることができ、その間にエンジン回転が車速に見
合うだけ上昇し、変速シヨツクを少なくして第3
速から第2速へのシフトダウンを行なうことがで
きる。又、低車速では、フロントクラツチ104
の解放に対するセカンドブレーキ106の作動遅
れを少なくし、この作動遅れを、丁度エンジン回
転が車速に見合う分だけ上昇するに必要な時間に
合せることができ、上記シフトダウン時の変速シ
ヨツクを軽減可能である。 なお、3−2ダウンシフトバルブ5は、車速が
低下し、室5dに及ぶガバナ圧がこれに対応して
低下する時も、スロツトル開度を増した場合につ
き前記したと同様の作用を生じ、同様な第3速か
ら第2速へのシフトダウンを自動変速機に行なわ
せることができる。 次に、車速が更に低下すると、1−2シフトバ
ルブ3の室3e内におけるガバナ圧がばね3dの
ばね力に抗しきれず、このばねでスプール3b,
3cは図中左半部位置より右半部位置に下降して
油路30,31間を遮断すると共に、油路31を
ドレンポート3fを通じさせる。これにより、サ
ーボアプライ室106a′に供給されていたライン
圧は油路42のチエツクバルブ76を通り、油路
31及びドレンポート3tを経て速やかに抜取ら
れ、バンドサーボ106′の解放作動によりセカ
ンドブレーキ106は作動解除される。かくて、
摩擦要素はリヤクラツチ105のみが締結される
ことになり、自動変速機は第2速から第1速へシ
フトダウンされる。 その後マニユアルバルブ2をNレンジに戻す
と、ポート2bがドレンされることから、リヤク
ラツチ105に供給されていたライン圧は油路2
9、チエツクバルブ77、油路22を通りマニユ
アルバルブ2のポート2bより速やかに抜取ら
れ、自動変速機は全ての摩擦要素が非作動にさ
れ、動力伝達の行なわれない中立状態となる。 なお、前記した第3速での走行中、アクセルペ
ダルをいつぱい踏込んでキツクダウン状態にする
と、前記した如くスロツトルバルブ8のプランジ
ヤ8dが図中右方へ限界まで押込まれて、回路2
4にキツクダウン圧(ライン圧)が出力される。
このキツクダウン圧は一方で1−2シフトバルブ
3のポート3uに、他方で2−3シフトバルブ4
の室4pに油路37を経て夫々供給される。室4
pに供給されたキツクダウン圧は、図中左半部位
置にあるスプール4bのランド4gの上下両受圧
面とランド4hの上側受圧面とに作用し、ばね4
dとの共働によりスプール4b,4cを図中右半
部位置に押下げる。これにより2−3シフトバル
ブ4は前述したと同様にして自動変速機を第3速
から第2速にシフトダウンさせる。又、車速が更
に低下すると、回路24から1−2シフトバルブ
3のポート3uに供給されたキツクダウン圧は、
ランド3hの上側受圧面、ランド3gの上下両受
圧面、およびランド3fの下側受圧面に作用し、
ばね3dと共働してスプール3b,3cを室3e
内のガバナ圧に抗し図中左半部位置から右半部位
置へ押下げる。これにより1−2シフトバルブ3
は前述したと同様にして自動変速機を第2速から
第1速へシフトダウンさせる。 第1速での走行中キツクダウン状態にすると、
前記した如く回路25に出力されるライン圧が1
−2シフトバルブ3の図中右半部位置にあるスプ
ール3cのランド3m,3n間における受圧面積
差に作用すると共に、2−3シフトバルブ4の図
中右半部位置にあるスプール4bのランド4h,
4i間における受圧面積差に作用し、夫々の、ス
プールを下向きに押している。又、回路24のキ
ツクダウン圧は1−2シフトバルブ3の図中右半
部位置にあるスプール3bのランド3g,3h間
における受圧面積差に作用すると共に、2−3シ
フトバルブ4の図中右半部位置にあるスプール4
bのランド4gに作用し、夫々のスプールを下向
きに押している。更に両シフトバルブ3,4のス
プールには夫々ばね3d,4dによる下向きの力
が働いている。各シフトバルブ3,4のスプール
には上記の下向き力に対向するよう室3e,4e
内においてガバナ圧が作用し、ガバナ圧が1−2
シフトバルブのスプールに加わる下向き力に打勝
つような車速になると、前記したようにして1−
2シフトバルブ3は第1速から第2速へのシフト
アツプを行ない、ガバナ圧が2−3シフトバルブ
4のスプールに加わる下向き力に打勝つような車
速になると、前記したようにして2−3シフトバ
ルブ4は第2速から第3速へのシフトアツプを行
なうことができる。しかし、両シフトバルブ3,
4のスプールに加わる下向き力は上述した処から
明らかなように、前記した通常のスロツトル開度
時における下向き力より大きいため、通常のスロ
ツトル開度時より高速になるまでシフトアツプせ
ず、低速ギヤでの大きな駆動力で急加速できる。 次に、マニユアルバルブ2をDレンジにした第
3速での走行中、レンジにセレクトした場合の
作用を次に説明する。Dレンジにした第3速での
走行中は、油路40に導びかれたライン圧が条溝
6e、油路6gを通り室6fに達し、スプール6
bを図中上半部位置から下半部位置へばね6cに
抗して移動させ、このスプール位置はその後油路
31より条溝6e、油路6gを経て室6fに至る
ライン圧により保持されている。ここでマニユア
ルバルブ2をレンジに切換えると、ライン圧回
路16はポート2b,2cに通じ、ライン圧はポ
ート2bからは前記したと同じ場所に達し、ポー
ト2cからは一方で油路35、シヤトル弁34及
び油路33を経て2−3シフトバルブ4の室4o
にレンジホールド圧として達し、ランド4mに
作用してスプール4cを図中左半部のアツプシフ
ト位置から右半部のダウンシフト位置へ押下げ、
他方で油路45にレンジバツクアツプ圧として
供給される。従つて、2−3シフトバルブ4は前
記したダウンシフト状態と同じになり、自動変速
機は、Dレンジでの第3速時フロントクラツチ1
04及びサーボレリーズ室106b′に供給されて
いた圧力がドレンポート4rから抜取られること
で第3速から第2速へとシフトダウンされ、又室
4oに供給されるライン圧(レンジホールド
圧)でスプール4cがこのレンジで上記下降位
置を保持されることから、車速上昇によつても第
3速へシフトアツプされることはなく、第2速固
定状態が得られる。油路45に導びかれたライン
圧(レンジバツクアツプ圧)は、ライン圧ブー
スタバルブ6が上記の状態にあることから、油路
43及びシヤトル弁46を経てスロツトルモデイ
フアイアバルブ7のポート7hに導びかれる。か
くて、スロツトルモデイフアイアバルブ7は前記
した調圧作用により油路54に、全スロツトル開
度中調圧上限値のスロツトルモデイフアイア圧を
出力し、レギユレータバルブ1にこのスロツトル
モデイフアイア圧が供給される。この結果、レギ
ユレータバルブ1は前記の作用により、その調圧
上限値に相当するライン圧を全スロツトル開度に
亘り、ライン圧回路16内に作り出す。これがた
め、小又は中スロツトル開度においても十分高い
ライン圧が得られて、リヤクラツチ105及びバ
ンドサーボ106′を強力に作動させることがで
き、レンジでのエンジンブレーキの効きを十分
確保することができる。 上記レンジでの走行中車高が或る値まで低下
すると、1−2シフトバルブ3は、スプール3
b,3cがばね3dにより図中左半部位置より右
半部位置に下降することから、前記したと同様に
して自動変速機を第2速から第1速にシフトダウ
ンさせる。この時、油路31内に油圧がなくな
り、この結果ライン圧ブースタバルブ6のスプー
ル6bは図中下半部に示す右行位置に保持される
力を失い、上半部に示す位置へばね6cで戻され
る。これにより、油路45のライン圧はライン圧
ブースタバルブ6で行止まりとなり、油路43は
油路44,47を経てスロツトルフエールセーフ
弁9のドレンポート9cに通ずる。かくて、プレ
ツシヤモデイフアイアバルブ7のポート7hへ
は、シヤトル弁46の切換動作により回路48の
スロツトル圧が導びかれるようになり、プレツシ
ヤモデイフアイアバルブ7は前記したようにプレ
ツシヤモデイフアイア圧を油路54を経てレギユ
レータバルブ1に供給し、レギユレータバルブ1
に前記したライン圧を回路16内に作り出すよう
な機能をさせることができる。 その後車速が上がり、1−2シフトバルブ3の
室3e内に及ぶガバナ圧でこのシフトバルブがア
ツプシフト状態になると、前述したようにして自
動変速機は第1速から第2速にシフトアツプされ
る。しかし、この時油路31内に生じたライン圧
がライン圧ブースタバルブ6に供給されても、こ
のバルブの図中上半部位置のスプール6bは最早
右行することはない。従つて、ライン圧ブースタ
バルブ6は第3速での走行中レンジに投入し、
第2速になる場合及び後述するように第3速での
走行中レンジに投入して第2速になる場合の
み、前述の如くライン圧を全スロツトル開度に亘
り一定の高い値に保つてセカンドブレーキがクラ
ツチドラムをつかむとき必要な容量を確保し、
レンジにしたときのエンジンブレーキの効きを確
実にするが、一度第1速になればこの後第1速か
ら第2速へのシフトアツプ、第2速から第1速へ
のシフトダウンを繰返してもライン圧をブースト
することがなく、変速シヨツクを大きくすること
はない。なおDレンジの第2速からレンジ又は
レンジにするときは、セカンドブレーキがクラ
ツチドラムをあらかじめつかまえているのでその
容量は、エンジンブレーキ時でも上記のように第
3速からレンジへセレクトするときより小さく
て済み、ライン圧ブースタバルブにてライン圧を
高める必要はない。 次にマニユアルバルブ2をレンジにすると、
ライン圧回路16はポート2b,2cに加え、ポ
ート2dとも通じる。ライン圧はポート2b,2
cからは前記したと同じ場所に達し、ポート2d
からはレンジ圧として第1速固定レンジ減圧バ
ルブ11に供給される。減圧バルブ11は室11
dに当初圧力がないため、スプール11bをばね
11cにより図中右半部位置に押下げられている
が、油路59からのライン圧が油路58より室1
1dに達してスプール11bを押し上げ、ライン
圧の一部をドレンポート11fからドレンするこ
とにより図中左半部の位置でバランスし、この位
置におけるばね11cのばね力に等しい大きさま
で減圧される。従つて、油路59に導びかれたラ
イン圧は一定の大きさに減圧されて、油路58、
シヤトル弁28、油路26を通り、1−2シフト
バルブ3のスプールランド3lに作用し、スプー
ル3cに下向きの力を及ぼす。この下向き力より
室3e内のガバナ圧による上向き力の方が大きい
高車速では、スプール3b,3cは図中左半部位
置にされ、シフトバルブ3は自動変速機を第2速
の状態に保ち、高速走行中レンジを選択した場
合等におけるエンジンのオーバーランを防止でき
る。なおこの場合、第3速からレンジを選択し
て第2速になる時のみ、ポート2cから油路45
にレンジバツクアツプ圧として出力されるライ
ン圧がライン圧ブースタバルブ6に向いレンジ
のところで説明したようにライン圧ブースタバル
ブ6によりライン圧が高められレンジの場合と
同様エンジンブレーキの効きを確実なものとなし
得る。車速が低下し、室3e内のガバナ圧による
上向き力が低下すると、スプール3cはスプール
ランド3lに作用する前記一定の減圧油による下
向き力とで図中右半部位置へ下降され、作用する
前記一定の減圧油による上向き力により、ばね3
dを縮めた状態で図中左半部位置に保持されてス
プール3cから離反される。この時、ドレンポー
ト3sに通じていた油路27が油路26と通じ、
油路26内の一定の減圧油は油路27を経てロ
ー・リバース・ブレーキ107に供給され、この
ブレーキの作動と、リヤクラツチ105の締結保
持とで自動変速機はレンジでエンジンブレーキ
を効かせながら自動車を走行させることができ
る。なお、第1速固定レンジ減圧バルブ11は油
路59からのライン圧をばね11cで決まる一定
値に減圧して油路58に出力するもので、第1速
固定レンジでの1−2シフトバルブ3の変速点を
所望の一定車速に設定でき、いかなるスロツトル
開度においても遅滞なくエンジンのオーバーラン
を防止できる。 マニユアルバルブ2をNレンジからRレンジに
すると、ライン圧回路16はポート2a,2eに
通じる。ライン圧はポート2aから後退圧として
油路60を通り、一方でシヤトル弁28及び油路
26を経て1−2シフトバルブ3に至るが、この
時ガバナ圧が前進時のみ発生することから室3e
にガバナ圧が生ぜず、スプール3b,3cが常時
図中右半部位置にあるため、油路27を経てロ
ー・アンド・リバースブレーキ107に供給さ
れ、他方でオリフイス78、シヤトル弁61及び
油路62を経てフロントクラツチ104に供給さ
れる。フロントクラツチ104に向うライン圧は
途中でオリフイス78により絞られ、当初低く、
その後徐々に立上がる。このフロントクラツチ供
給圧は油路60の途中より分岐してアキユムレー
タ室12aにも達し、段付ピストン12bをばね
12fに抗して押下げる。これによりフロントク
ラツチ供給圧はゆつくり上昇され、フロントクラ
ツチ104は、マニユアルバルブ2をNレンジか
らRレンジにした時のセレクトシヨツクを生ずる
ことなく、ゆつくり締結される。かくて自動変速
機はフロントクラツチ104の締結と、ロー・リ
バース・ブレーキ107の作動とで後退走行が可
能な状態となる。 マニユアルバルブ2を更にNレンジに戻すと、
ポート2aがドレンに通じ、フロントクラツチ1
04内のライン圧は油路62、シヤトルバルブ6
1、油路60、チエツクバルブ79及びマニユア
ルバルブ2のポート2aを経て速やかに抜取ら
れ、ロー・リバース・ブレーキ107内のライン
圧も油路27,26、シヤトル弁28、油路60
及びマニユアルバルブ2のポート2aを経て速や
かに抜取られ、自動変速機は中立状態となる。 以上は自動変速機が正常な時の作用であるが、
上記の変速制御装置が自動変速機のインターロツ
クを完全に防止し得る回路であることを次に説明
する。 先ず、マニユアルバルブ2をDレンジにした状
態では、1−2シフトバルブ3がダウンシフト状
態であるにもかかわらず、2−3シフトバルブ4
がアツプシフト状態にステイツクする故障を考え
られる。しかし、この場合マニユアルバルブ2の
ポート2dがドレンされているため、該ポートか
らのレンジ圧の出力はなく、ローアンドリバー
ス・ブレーキ107が作動され得ず、又2−3シ
フトバルブ4のアツプシフトでフロントクラツチ
104が作動されると共に、バンドサーボ10
6′(セカンドブレーキ106)が非作動にされ
る。従つて、このDレンジで前述の如くに締結保
持されるリヤクラツチ105とフロントクラツチ
104とが締結されるだけで、自動変速機は第3
速状態となり、インターロツクされることがな
い。 又、マニユアルバルブ2をレンジにしている
場合も、ポート2dがドレンされているため該ポ
ートからのレンジ圧の出力はなく、ローアンド
リバースブレーキ107が作動されることはな
い。又、この時ポート2eがドレンされているた
め、フロントクラツチ104が作動されると共
に、バンドサーボ106′(セカンドブレーキ1
06)が非作動にされる状態はあり得ず、両シフ
トバルブ3,4のいかなるダウンシフト位置及び
アツプシフト位置の組合せによつても、リヤクラ
ツチ105のみが締結されるか、或いはこれとバ
ンドサーボ106′の作動によるセカンドブレー
キ106との双方が締結されるかのいずれかであ
り、自動変速機はインターロツクされることはな
い。 更に、マニユアルバルブ2をレンジにした状
態では、前述したようにリヤクラツチ105とセ
カンドブレーキ106との作動によりオーバーラ
ン防止上第2速を選択するか、或いはその後車速
の低下でリヤクラツチ105とローアンドリバー
スブレーキ107との作動により第1速固定状態
にするかのいずれかであるが、これら両状態の切
換え、即ち、リヤクラツチ105を締結状態に保
つてセカンドブレーキ106を作動させるか又は
ローアンドリバースブレーキ107を作動させる
かの選択を1−2シフトバルブ3により行なうた
め、この1−2シフトバルブがいかなる位置にス
テイツクされてもセカンドブレーキ106とロー
アンドリバースブレーキ107とが共に作動され
ることはなく、従つて自動変速機はリヤクラツチ
105と、セカンドブレーキ106と、ローアン
ドリバースブレーキ107との三者が同時に作動
されてインターロツク状態になることはない。
又、このレンジではマニユアルバルブ2のポー
ト2eがドレンされており、油路35より2−3
シフトバルブ4に3速圧が供給されていないた
め、この2−3シフトバルブがいかなる位置にス
テイツクされようとも、フロントクラツチ104
が締結されることはなく、自動変速機はフロント
クラツチ104と、リヤクラツチ105と、ロー
アンドリバースブレーキ107との三者が同時に
作動されてインターロツク状態になることはな
い。 最後に、マニユアルバルブ2をRレンジにした
状態では、前述したようにフロントクラツチ10
4とローアンドリバースブレーキ107が作動さ
れているが、この時ポート2bがドレンされてい
るためリヤクラツチ105が締結されることがな
いと共に、ポート2bから1−2シフトバルブ3
に向う2速圧が存在しないためセカンドブレーキ
106が作動されることもなく、自動変速機はこ
のRレンジではフロントクラツチ104及びロー
アンドリバースブレーキ107以外作動させ得
ず、インターロツク状態になることはない。 かくして本発明変速制御装置は上述の如く、マ
ニユアルバルブ2のレンジで開かれる出口ポー
ト2cからの油圧をレンジホールド圧として油
路35を介し2−3シフトバルブ4に作用させる
ことによりこのバルブをレンジでダウンシフト
位置に強制保持し、Dレンジにした第3速での走
行中レンジにする時、第3速選択用摩擦要素
(フロントクラツチ104及びサーボレリーズ室
106b′)に供給されていた3速圧を2−3シフ
トバルブ4のドレンポート4rより抜取るよう構
成したから、従来この3速圧抜取用に必要だつた
チエツクバルブが不要になり、3速圧供給時必要
なオリフイス73を当該チエツクバルブとユニツ
ト物として3速圧油路41中に挿入接続する必要
がなく、2−3シフトバルブ4の3速圧入口ポー
ト4s内に直接設けることができる。従つて、部
品点数が少なくなると共に、上記ユニツト物を3
速圧油路41中に挿入接続する面倒な作業が不要
になる分だけ、組立作業性も向上する。そして、
何よりも3速圧油路41中に接続箇所が存在しな
くなることから、ここからの油漏れに関するトラ
ブルを皆無となし得て、信頼性を向上させること
ができる等の諸特長を兼備する。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動変速機の動力伝達列を例示する概
略系続図、第2図は同じくその変速制御に用いる
本発明装置を示す油圧回路図である。 1……レギユレータバルブ、2……マニユアル
バルブ、3……1−2シフトバルブ、4……2−
3シフトバルブ、4r……ドレンポート、4s…
…3速圧入口ポート、5……3−2ダウンシフト
バルブ、6……ライン圧ブースタバルブ、7……
プレツシヤモデイフアイアバルブ、8……スロツ
トルバルブ、9……スロツトルフエールセーフバ
ルブ、10……スロツトルモジユレータバルブ、
11……1速固定レンジ減圧バルブ、12……ア
キユムレータ、13……2−3タイミングバル
ブ、14……3−2タイミングバルブ、15……
フロントクラツチ減圧バルブ、16……ライン圧
回路、20……オイルクーラ、21……各種潤滑
部、25……変速制御回路、28,34,46,
61……シヤトルバルブ、29……前進圧油路、
30……2速圧油路、35……レンジホールド
圧油路、41……3速圧油路、45……レンジ
及びレンジバツクアツプ圧油路、48……スロ
ツトル圧回路、68,76,77,79……チエ
ツクバルブ、59……後退圧油路、69,73,
74,75,78……オリフイス、100……ク
ランクシヤフト、101……トルクコンバータ、
102……メインシヤフト、103……ワンウエ
イクラツチ、104……フロントクラツチ、10
5……リヤクラツチ、106……セカンドブレー
キ、107……ロー・アンド・リバースブレー
キ、108……ワンウエイクラツチ、109……
中間シヤフト、110……第1遊星歯車群、11
1……第2遊星歯車群、112……アウトプツト
シヤフト、113……第1ガバナバルブ、114
……第2ガバナバルブ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 マニユアルバルブの前進自動変速レンジへの
    操作時に該マニユアルバルブから出力される3速
    圧を2−3シフトバルブに導びく3速圧油路を具
    え、該3速圧油路を2−3シフトバルブのアツプ
    シフト時対応摩擦要素に通じさせて第3速を選択
    するようにした自動変速機において、前記3速圧
    油路中に、第3速選択時前記対応摩擦要素へ向う
    3速圧の供給速度を調整するオリフイスを設け、
    前記マニユアルバルブの第2速固定()レンジ
    で開かれる出口ポートからの油圧をレンジホー
    ルド圧として前記3速圧油路を介し前記2−3シ
    フトバルブに、これがダウンシフト位置へ強制的
    に保持される向きに供給すると共に、この2−3
    シフトバルブのダウンシフト時前記対応摩擦要素
    を前記3速圧油路から遮断して2−3シフトバル
    ブのドレンポートに通じさせるようにしたことを
    特徴とする自動変速機の変速制御装置。
JP56020827A 1981-02-17 1981-02-17 Controller for automatic change gear Granted JPS57137752A (en)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56020827A JPS57137752A (en) 1981-02-17 1981-02-17 Controller for automatic change gear
EP82101058A EP0058414B1 (en) 1981-02-17 1982-02-12 Hydraulic control system for automatic transmission
DE8282101058T DE3261090D1 (en) 1981-02-17 1982-02-12 Hydraulic control system for automatic transmission
US06/348,837 US4501174A (en) 1981-02-17 1982-02-16 Hydraulic control system for automatic transmission

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56020827A JPS57137752A (en) 1981-02-17 1981-02-17 Controller for automatic change gear

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57137752A JPS57137752A (en) 1982-08-25
JPS6350579B2 true JPS6350579B2 (ja) 1988-10-11

Family

ID=12037868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56020827A Granted JPS57137752A (en) 1981-02-17 1981-02-17 Controller for automatic change gear

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4501174A (ja)
EP (1) EP0058414B1 (ja)
JP (1) JPS57137752A (ja)
DE (1) DE3261090D1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4628771A (en) * 1982-12-27 1986-12-16 Ford Motor Company Hydraulic clutch pressure control for an electronically controlled transmission
JPS59155649A (ja) * 1983-02-21 1984-09-04 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機の油圧制御装置
JPS6071751U (ja) * 1983-10-22 1985-05-21 本田技研工業株式会社 自動変速機の変速制御装置
JPS61167751A (ja) * 1985-01-19 1986-07-29 Aisin Warner Ltd 車両用変速機の油圧制御装置
DE3622260C2 (de) * 1985-07-18 1996-05-02 Volkswagen Ag Kraftfahrzeug-Antriebsaggregat mit einer Brennkraftmaschine
JPS6228555A (ja) * 1985-07-30 1987-02-06 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機のエンジンブレ−キ制御装置
KR970008501B1 (ko) * 1992-02-24 1997-05-24 현대자동차 주식회사 자동 변속기 유압제어장치의 n-d-r 제어밸브
JP2803438B2 (ja) * 1992-03-09 1998-09-24 日産自動車株式会社 自動変速機のワンウェイクラッチフリクション防止装置
US5509868A (en) * 1994-09-13 1996-04-23 General Motors Corporation Governor interlock valve
KR100892698B1 (ko) * 2007-08-07 2009-04-15 현대자동차주식회사 무단 변속기의 냉각장치

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2740303A (en) * 1951-02-14 1956-04-03 Gen Motors Corp Heavy duty drive gearing and control system
US2845817A (en) * 1955-01-12 1958-08-05 Borg Warner Transmission controls
FR1140404A (fr) * 1955-01-12 1957-07-22 Borg Warner Perfectionnements aux boîtes de vitesse
US3053116A (en) * 1958-04-25 1962-09-11 Gen Motors Corp Transmission
US3083589A (en) * 1958-07-21 1963-04-02 Ford Motor Co Power transmission mechanism
US3295387A (en) * 1963-05-03 1967-01-03 Ford Motor Co Multiple speed transmission
US3274848A (en) * 1963-08-22 1966-09-27 Ford Motor Co Multiple speed ratio power transmission mechanism and automatic control system
US3494223A (en) * 1966-05-19 1970-02-10 Nissan Motor Hydraulically controlled automatic speed change device
US3446098A (en) * 1967-04-03 1969-05-27 Ford Motor Co Automatic power transmission mechanism with dual range drive controls
US3563115A (en) * 1967-12-22 1971-02-16 Nissan Motor Hydraulic control system for automatic transmission
US3497043A (en) * 1968-07-25 1970-02-24 Ford Motor Co Multiple ratio gearing for an automotive vehicle driveline
GB1297878A (ja) * 1969-04-30 1972-11-29
US3656372A (en) * 1970-06-08 1972-04-18 Gen Motors Corp Transmission control
US3752009A (en) * 1970-07-30 1973-08-14 H Chana Automatic transmission and controls
US3713354A (en) * 1971-01-08 1973-01-30 Gen Motors Corp Transmission and control
JPS533028B2 (ja) * 1971-10-02 1978-02-02
US3768338A (en) * 1971-12-27 1973-10-30 Ford Motor Co Coasting downshift control valve for an automatic power transmission control valve circuit
JPS5146222B2 (ja) * 1972-10-06 1976-12-08
JPS5623060B2 (ja) * 1973-09-17 1981-05-28
US4006652A (en) * 1973-09-25 1977-02-08 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Fluid pressure control system for motor vehicle transmissions
US3861241A (en) * 1974-01-17 1975-01-21 Gen Motors Corp Transmission with speed responsive shifting in reverse gears
GB1460626A (en) * 1974-05-22 1977-01-06 Ici Ltd Purification of water
US4082009A (en) * 1976-12-13 1978-04-04 General Motors Corporation Range shift control by input governor
JPS54132062A (en) * 1978-04-04 1979-10-13 Nissan Motor Co Ltd Lock-up controlling apparatus for lock-up torque converter
JPS5930940B2 (ja) * 1978-08-25 1984-07-30 日産自動車株式会社 自動変速機のスロツトルバルブ
JPS5560749A (en) * 1978-10-28 1980-05-08 Aisin Warner Ltd Timing gear at the time of speed change in automatic speed change gear
JPS5948902B2 (ja) * 1978-08-30 1984-11-29 日産自動車株式会社 自動変速機のシヨツク軽減装置
JPS5930943B2 (ja) * 1978-10-05 1984-07-30 日産自動車株式会社 自動変速機のインタ−ロツク防止装置
US4308764A (en) * 1978-10-30 1982-01-05 Aisin Warner, K.K. Shift control device for automatic transmission
JPS5825182B2 (ja) * 1978-11-07 1983-05-26 アイシン・ワ−ナ−株式会社 直結クラツチ付トルクコンバ−タを有する自動変速機の直結クラツチ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0058414B1 (en) 1984-10-31
DE3261090D1 (en) 1984-12-06
US4501174A (en) 1985-02-26
EP0058414A1 (en) 1982-08-25
JPS57137752A (en) 1982-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4445401A (en) Gear shift shock reducing apparatus for hydraulic control system of automatic transmission
JPS5930944B2 (ja) 自動変速機の変速シヨツク軽減装置
US4474084A (en) Shift device of hydraulic control system for automatic transmission
JPS5948901B2 (ja) 自動変速機の変速点制御装置
JPH0474575B2 (ja)
JPS5930943B2 (ja) 自動変速機のインタ−ロツク防止装置
US4467675A (en) Shift device for hydraulic control system for automatic transmission
US4462280A (en) Manual valve for hydraulic control system for automatic transmission
JPS6350579B2 (ja)
JPS6363782B2 (ja)
JPS5930941B2 (ja) 自動変速機のスロツトルバルブ
JPS5948900B2 (ja) 自動変速機の1−2シフトバルブ
JPH0475425B2 (ja)
JPS6160299B2 (ja)
JPH0442600Y2 (ja)
KR830000780B1 (ko) 자동변속기의 변속점 제어장치
JPS5837369A (ja) 車両用自動変速機の制御装置
JP2666423B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JPH026945B2 (ja)
JP2958957B2 (ja) 自動変速機におけるエンジンブレーキ用摩擦要素の締結制御装置
JPH023075B2 (ja)
JPS6361541B2 (ja)
KR830001283B1 (ko) 자동변속기의 변속충격 경감장치
JPH0314602Y2 (ja)
JPH0242146B2 (ja)