JPS63500793A - 特に繊維機械用の系貯蔵及び供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 特に繊維機械用の糸貯蔵及び供給装置 本発明は、ドラムの軸から等しい半径方向間隔でかつ周方向に均一に分布して配 列された複数個の細長い給糸部材を有し、この給糸部材が実質的にドラムの軸方 向に延び、両端がドラム胴体又はこれと連結された部材に固定でれ、各給糸部材 が細いわん曲片として形成され、わん曲片が給糸側で半径方向内側へ傾斜した、 供給系のための進入斜面の働きをする区域及びこれに接続して糸コイルの複数個 のループのための糸受は区域を形成する、少くとも部分的に実質的に直線状の区 域を有し、ドラム胴体又はこれと連結された部材の、半径方向に突出する切れ目 のない円形糸送り出しリムが上記の実質的に直線状の区域に続き、その際すべて のわん曲片の傾斜区域と実質的に直線状の区域がそれぞれドラムの軸に対して同 軸の共通の仮想の回転体上にある円筒状かご状の貯蔵ドラムと、この貯蔵ドラム の給糸側及び送り出し側に配属された給糸部材及び送り出し部材と、貯蔵ドラム と糸送り込み部材及び送り出し部材の間の相対回転運動を行なわせるための駆動 装置とを有する、特に繊維機械用の糸貯蔵及び供給装置に関する。

通常、ホルダーに回転可能に支承された貯蔵ドラムが円筒形かご状に形成され、 直線状の円柱形線材又は細い棒から成る、貯蔵ドラムの給糸部材の両端が貯蔵ド ラムの軸上に配設されたドラム胴体の７ランノ状部分に固定されている給糸装置 は、幾つかの実施態様が公知になっている（例えば、西独特許出願公開第３１０ ４５１６号、西独特許出願公開第２７２３２１０号）。

棒の上に形成される糸コイルは棒の数に対応する多角形の形を取る。この形状は スリップのない良好な糸運びのために好都合であり、他方では棒から成る比較的 狭い糸受は面が貯蔵コイルの軸方向送りのために有利な条件をもたらす。ところ が貯蔵コイルのこの軸方向送りを行うために、かなり高価で費用が掛かる特別の 送り装置を設けなければならない。

先行技術に属するこの種の給糸装置（西独特許出願公開第３４３７２５２号）は 上述の送り装置を用いない。

円筒形のかご状に形成されたその貯蔵ドラムは、細いばね線から成るわん曲片の 形の給糸部材を具備する。

給糸部材の両端はドラム胴体に固定され、各給糸部材が給糸側に、半径方向内側 へ傾斜する、供給系のための進入斜面の働きをする区域を有し、糸コイル又は貯 蔵コイルの複数個の巻輪のための糸受は区域を形成する、おおむね直線状の区域 がこれに続く。進入区域の傾斜により、ここで形成される供給系の巻輪が糸張力 の作用の゛もとて自動的に軸方向に糸受は区域へずらされるから、貯蔵コイルが 連続的に送られる。

糸は貯蔵コイルから、半径方向に突出しかつ周方向に連続する円形送り出しリム を経て、糸送出アイレットに進入する。その場合、円板状の糸送り出しリムがド ラム胴体に配設され、円板の対称面が給糸部材の糸受は区域に対してほぼ直角に 延びるように構成される。この構成は冒頭に挙げた種類の給糸装置の貯蔵ドラム にも原則として当てはまる。

成る種の糸、特に、低級のポリアミド又はポリエステル糸を加工する場合に、ち ぎれた個別フィラメント又はその他の繊維片が糸から離脱して、特に糸送り出し 区域で棒又は全体が露出した給糸部材の周囲に巻き付くことがある。また、糸送 シ出し区域で棒又は給糸部材の間に上記の糸片又は繊維片の固着して集積し、運 転時間が長びくにつれてこの集積が増大する恐れがある。この２つの現象の結果 、貯蔵ドラムからの整然とした送り出しが結局妨げられ、給糸の故障を招く。

そこで本発明の目的は、この点で対応策を講じ、このような加工しにくい糸、′ 例えば低級のポリアミド又はポリエステル糸を加工する場合でも、ちぎれた又は 糸から離脱した糸部分、例えば、ちぎれたエンドレスフィラメントが貯蔵ドラム の糸送９出し区域に望ましくない集積を作る危険がないように、冒頭に挙げた種 類の給糸装置を改善することである。

この課題の解決のために、糸貯蔵及び供給装置は、本発明に基づきドラムの軸と 同軸の回転対称のカバーの半径方向内側へ傾斜した外周面が糸送シ出しリムにわ ん曲片の進入斜面の方向に接続し、上記カバーが少くとも隣接するわん曲片の間 の区域で周方向に連続し、わん曲片がこのカバーの中におおむね段差なく没入し 、貯蔵ドラムの糸送り出し側の外周面が糸受は区域から出て糸送り出し部材に至 る糸によって連続的に軸方向に摺動されることを特徴とする。

カバーの外周面が退出する糸によって絶えず摺動されることは、糸送シ出し区域 で繊維の集積が持続的に同じ所に留まることを防止する。給糸部材がこの外周面 に段差なしに挿入されるから、望ましくない集積が固着する恐れのある死角が給 糸部材の近傍に形成されることはあシ得ない。

カバーの外周面は送シ出しリムの近傍にある、大径区域から始まって、小直径区 域が実質的に直線状のわん曲片部分の少くとも中央まで半径方向内側へ延びてい ることが好ましい。また、外周面の一端が送シ出しリムに段差なく直接に接続す るならば好都合である。

周囲に連続するカバー外周面は実質的に直線状のわん曲片部分を受ける貫通孔を 備え、外周面がわん曲片の全周を取囲むことができる。

カバーの外周面は実質的に円錐形でおればよいが、外周面が凹曲面を有するなら ば特に有利であることが判明した。

絶えず上を摺動する糸による表面の損傷を長い使用期間にわたって排除するため に、カバーの少くとも外周面の区域が耐摩耗性を有する材料から成ることが好ま しい。

ドラム胴体が２個の同軸の円形フランジを有し、このフランジにわん曲片の端部 側を固定し、一方のフランジに送り出しリムを形成するならば、特に、構造が簡 単になる。その場合、わん曲片を、進入斜面に隣接する７ランノと少くともカバ ー外周面の区域との間で露出するように配設することが好ましい。これによって 圧縮空気ジェットにより簡単に清掃することができる。

また、わん曲片の進入斜面区域は隣接のフランジの斜面部分に実質的に接線方向 に移行し、その際個々のわん曲片に配属され、実質的に半径方向に延びるように 配列された、当該の７ランノ又はドラム胴体のリプ状部分に斜面部分を形成する ことができる。ドラム胴体自体はプラスチックから成ることが好ましい。

貯蔵コイルの軸方向送りを容易にするために、わん曲片の実質的に直線状の区域 は送り出しリム側に直径が小さくなる仮想の円錐の上にあればよい。その場合、 わん曲片の直綜区域の直径の縮小がこの区域の長さにわたって約０．２−１■で あれば実際に好適でろる、ことが判明した。

わん曲片は耐摩耗性線材を折り曲げて作るのが適当であるが、好ましくは耐摩耗 性の被覆を施したプラスチ。ツクで作ることも原則として考えられる。その場合 、わん曲片をドラム胴体に直接突設し、又は押抜き若しくは射出成形品等として 形成してもよい。

退出する糸をわん曲片及びカバー外周面に全面的に接触させるために、カバーの 区域でわん曲片の上に糸送シ出しリングを脱落しない程度にゆるくはめ込むこと ができる。

図面に本発明の主題の実施例を示す。

第１図は本発明に基づく糸貯蔵及び供給装置の側面図、 第２図は第１図の糸貯蔵及び供給装置の貯蔵ドラムを別の尺度で示した側面図、 第３図は貯蔵ドラムの第２図の■−■線に沿う断面の一部、及び 第４図は第２図の貯蔵ドラムの側面部分詳細図を示す。

第１図に示す糸貯蔵及び供給装置は、丸編機のフレームリングに固定するために 設けられたホルダ？−１を有する。軸２（第３図）を介してホルダー１に貯蔵ド ラム４が回転可能に支承される。軸２に回転不能に取付けられたプーリー５が駆 動装置として貯蔵ドラム４に設けられ、詳しく図示しない駆動ベルトによって回 転させられ得るようになっている。

ホルダー１に、給糸装置として、給糸アイレフト６と給糸アイ７が配設され、こ れらを通して図示しないボビンから来る糸８が同じくホルダー１に設けられたテ ンシいン装置９を経て貯蔵ドラム４へ導かれる。

入口センサ１０は貯蔵ドラム４に進入する糸を検知し、糸切れの時に機械を停止 する。貯蔵ドラム４から退出する糸８は糸送り出し装置をなす糸退出アイレット １ノを通る。糸退出アイレット１ノはホルダーＩＫ固定てれ、貯蔵ドラム４の横 にかつ送り出しリム１２の下へ所定の距離能れて設置されているから、貯蔵ドラ ム４から接線方向に退出する糸は斜め下かつ半径方向外側へ導かれる。この糸は 出口センサ１２０によって走査される。

貯蔵ドラム４の構造の細部は特に第２図、第３図で明らかである。

主としてグラスチック材製の貯蔵ドラムは実質的に円板形の上側円形７ランノ１ ３と、送シ出しリム１２を形成する同じく円形の下側７ランノ１４を有する。

これらのフランジは間隔を置いて互いに同軸に配設され、同軸のボス部１５を介 して互いに連結される。ドラムの軸２から等しい半径方向間隔に配設され、周方 向に均一に分布する複数個の細長い給糸部材がかご状に設けられる。給糸部材は 、焼入れして表面を研摩した鋼線を曲げて作った実質的にＬ字形のわん曲片１６ から成る。わん曲片１６の両端は２個のフランツ１３゜１４に固着される。わん 曲片１６は給糸側（第２図上）にそれぞれ半径方向内側へ傾斜する区域１７を有 し、この区域が供給系８の進入斜面をなす。この領域に実質的に直線状の区域１ ９が７一ル部１８を経て接続される。直線状区域１９は２０で示された糸コイル 又は貯蔵コイルの複数個のループの糸受は区域として利用ちれる。進入斜面と糸 受は区域の間のアール部１８は、わん曲片１６の線径の約１倍ないし４倍の程度 であればよい。すべてのわん曲片１６の傾斜区域１７も、アール部１８がつづく 区域１９もそれぞれドラムの軸２と同軸の共通の仮想の回転体上におる。

直線区域１９の仮想の回転体はその場合、僅かな傾きを持つ円錐であり、その直 径が送シ出しリム１２寄シに小さくなる。直線区域１９の直径の縮小はその全長 で約０．２−１瓢である。

進入斜面の区域１７でわん曲片１６は隣接の７ランソ１３の側面部分２１に実質 的に接線方向に移行する。斜面部分２ノは実質的に半径方向に延びるよりに配設 された、フラン−）１３のリプ状部分２２上に形成される。これとは別に、切れ 目なく連続した即ち継続した斜面２１を設けてもよい。

下側７ランノ１４に金属製又は耐摩耗性表面が形成されたプラスチック製のカバ ー２３が架設されているが、場合によっては７ランソ１４と一体に形成してもよ い。ドラムの軸２と同軸の回転体として形成されたカバー２３は、わん曲片１６ の進入斜面１７へ向けて半径方向内側へ傾斜した外周面２４を有し、わん曲片１ ６の直線区域がこの外周面内に実質的に段差が生じることなしに、即ちなだらか につながるように挿入される。このために、周囲に連続するカバー２３の外周面 ２４におおむね直線状のわん曲片区域１９を受ける貫通孔２５だけが設けられる 。貫通孔２５の縁端はわん曲片区域１９にびったシと合っている。

外周面２４は最大直径の（下側の）区域で円形送シ出しリム１２に接続し、更に 凹曲面が半径方向内側に延び、最小直径区域が実質的に直線状のわん曲片区域の 少くとも中央まで、但し、この場合は実質的に直線状のわん曲片区域１９の半径 方向内側に延びる。

図示の実施態様と違って、外周面２４が円錐面であってもよい、但し、その場合 は退出する糸８がまず貯蔵コイル２０から大幅に下方で引離されるように、貯蔵 コイル２０の幅を設定しなければならない。

最後に、遊隙を置いてわん曲片１６を取囲む糸送り出しリング２７がカバー２３ の上に脱落しない程度グ２７とカバー２３の外周面２４又は送り出しリム１２の 間を貫通する。

給糸アイレット６から来て進入する糸８は第２図の実質的に２８の所で、進入斜 面を形成するわん曲片１６の内側傾斜部分１２に接触し１、アール部１８の区域 で貯蔵コイル２０を形成し始める。進入する糸８はその時、アール部１８で外側 へ曲げられたわん曲片１６の部分と進入斜面の上部で受け止められるから、貯蔵 コイル２０は絶えず軸方向下へ移動する。わん曲片１６の実質的に直線状の糸受 は区域１９が前述のように送り出しリム１２側へ僅かに細まる仮想の円錐上にあ ることによって、貯蔵コイル２０の上記の送シが容易になる。

貯蔵コイル２０から糸退出アイレット１ノに、そこから編成部に至る糸８は第２ 図に示す貯蔵ドラム４の区域で、貯蔵コイル２０の下にあるわん曲片１６の直線 区域１９と貫通孔２５との間及び下側にあるカバー２３の外周面２４の区域を左 から右かつ上から下へ連続的に摺動する。それによって給糸部材をなすわん曲片 １６と外周面２４が、第４図に改めて略図で示すように実質的に軸方向に連続的 にこすられる。そこで糸８によって運ばれる糸又は繊維の細片の集積が効果的に 防止されると共に、解けたフィラメントが糸送り出し区域でわん曲片１６の周囲 にからみ付くことも予防される。わん曲片の区域１９はこれに隣接した貫通孔２ ５を経て外周面２４に円滑に段差なくつながるから、糸がこすれて移動しないた めに生じる繊維の集積の固着が起る恐れのある死角が回避される。

カバー２３の上にはめ込まれた、例えば、プラスチック材製の糸送シ出しリング ２７は、これを通過する糸８をわん曲片の区域１９及びカバー２３の外周面２４ に全面的に接触させる。

図示の実施例では外周面２４が周囲に切れ目なく形成され、貫通孔２５だけがわ ん曲片の区域１９の貫通をさせる。この代りに、斜め外周面２４を分割してわん 曲片の区域１９の間の面区域だけを残すことも考えられる。その際、場合によっ てはわん曲片１６をフランジ１２の近傍で、即ち実質的に直線状の区域１９に接 続して、１７の所と同様に斜め外側へ曲げ、わん曲片を実質的にＣ字形の形状に してもよい。

わん曲片１６は第２図で明らかなように区域Ｊ７から始まりて貫通孔２５に挿入 されるまで、露出するように配設されている。これはゴス部１５を適当に小さな 直径にすることによって達成される。わん曲片を、例えば、直径の半分までドラ ム胴体又はボス部１５のプラスチック材料部に埋込んだ実施態様が考えられる。

わん曲片１６は鋼板を打ち抜いたもの又はプラスチック材料等を射出成形した成 形品でろることができ、また、円形横断面形状と異なる横断面形状を有する異形 線材をこの目的のために使用することも考えられる。

ａ） ２４゜ 国録調斉報告 ＡＮＮＥＸ　Ｔｏ　ＩＦ、Ｅ　ＩＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ　５ＥＡＲＣＨＲＥ ？ＯＲＴ　ＯＮ工ｈＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ　ＡＰＰＬＩＣＡＴＩＯＮ　Ｎｏ、 　ＰＣＴ／ＤＥ　８７１００００３　（ＳＡ　１５７９２）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ドラムの軸から等しい半径方向間隔でかつ周方向に均一に分布して配列され た複数個の細長い給糸部材を有し、該給糸部材が実質的に該ドラムの軸方向に延 び、両端がドラム胴体又はこれと連結された部材に固定され、該給糸部材の各々 が細いわん曲片として形成され、該わん曲片が給米側で半径方向内側へ傾斜した 、供給糸のための進入斜面の働きをする区域及びこれに接続して糸コイルの複数 個のループのための糸受け区域を形成する少くとも部分的に実質的に直線状の区 域を有し、該ドラム胴体又はこれと連結された部材の、半径方向に突出する切れ 目のない円形の糸送り出しリムが該実質的に直線状の区域に続き、その際すべて の該わん曲片の該傾斜区域と該実質的に直線状の区域がそれぞれ該ドラムの軸に 対して同軸の共通の仮想の回転体上にあるかご状の貯蔵ドラムと、該貯蔵ドラム の給糸側及び送り出し側に設けられた給糸部材及び送り出し部材と、該貯蔵ドラ ムと該給糸部材及び該送り出し部材の間に相対回転運動を行なわせるための駆動 装置とを有する特に繊維機械用の糸貯蔵及び供給装置において、該ドラムの軸（ ２）と同軸の回転対称のカバー（２３）の半径方向内側へ傾斜した外周面（２４ ）が該糸送り出しリム（１２）に該わん曲片（１６）の該進入斜面（１７）の方 向に接続し、該カバーが少くとも隣接する該わん曲片（１６）の間の区域で周方 向に連続し、該わん曲片（１６）が該カバーの中に実質的に段差なく挿入され、 該貯蔵ドラム（４）の給糸側の外周面（２４）が該糸受け区域（１９）から出て 該給糸部材（１１）に至る糸（８）によって連続的に軸方向に摺動されることを 特徴とする糸貯蔵及び供給装置。 ２．前記カバー（２３）の前記外周面（２４）が前記給糸リム（１２）の近傍に ある、大きな直径の区域から始まって、小さな直径の区域が前記実質的に直線状 のわん曲片区域（１９）の少くとも中央まで延在することを特徴とする請求の範 囲第１項に記載の装置。 ３．前記カバーの前記外周面（２４）の一端が前記送り出しリム（１２）に段差 なく直接接続することを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項に記載の装置。 ４．周囲方向に連続する前記カバー（２３）の前記外周面（２４）が前記実質的 に直線状のわん曲片区域（１９）を受ける貫通孔（２５）を有することを特徴と する請求の範囲第１項乃至第３項のいずれかの１項に記載の装置。 ５．前記カバー（２３）の前記外周面（２４）が実質的に円錐形であることを特 徴とする請求の範囲第１項乃至第４項のいずれかの１項に記載の装置。 ６．前記カバー（２３）の前記外周面（２４）が凹曲面になっていることを特徴 とする請求の範囲第１項乃至第４項のいずれかの１項に記載の装置。 ７．前記カバー（２３）の少くとも前記外周面（２４）の区域が耐摩耗性材料製 であることを特徴とする請求の範囲第１項乃至第６項のいずれかの１項に記載の 装置。 ８．前記ドラム胴体が２個の同軸の円形フランジ（１３，１４）を有し、このフ ランジに前記わん曲片（１６）の端部側を固定し、一方のフランジに前記送り出 しリム（１２）を形成したことを特徴とする請求の範囲第１項ないし第７項のい ずれかの１項に記載の装置。 ９．前記わん曲片（１６）を、前記進入斜面に隣接するフランジと少くとも前記 カバー外周面の区域との間で露出するように配設したことを特徴とする請求の範 囲第８項に記載の装置。 １０．前記わん曲片（１６）の前記進入斜面（１７）の区域が隣接のフランジ（ １３）の斜面部分（２１）に実質的に接線を成して移行することを特徴とする請 求の範囲第８項又は第９項に記載の装置。 １１．前記斜面部分（２１）は、対応のフランジ（１３）又は前記ドラム胴体の リブ状部分（２２）に形成されており、該リブ状部分はそれぞれの前記わん曲片 （１６）に連って設けられ実質的に半径方向に延びる構成になっていることを特 徴とする請求の範囲第１０項に記載の装置。 １２．前記ドラム胴体がプラスチック製であることを特徴とする請求の範囲第１ 項乃至第１１項のいずれかの１項に記載の装置。 １３．前記わん曲片（１４）の前記実質的に直線状の区域（１９）が前記送り出 しリム（１２）側へ向けて直径が小さくなる仮想の円錐上にあることを特徴とす る請求の範囲第１項乃至第１３項のいずれかの１項に記載の装置。 １４．前記わん曲片（１６）の前記直線状の区域（１９）の直径の縮小がこの区 域の全長で約０．２乃至１ｍｍであることを特徴とする請求の範囲第１３項に記 載の装置。 １５．前記わん曲片（１６）は耐摩耗性線材を曲げて形成した部材であることを 特徴とする請求の範囲第１項乃至第１４項のいずれかの１項に記載の装置。 １６．前記わん曲片が打抜きによる形成品又は射出成形した成形品であることを 特徴とする請求の範囲第１項ないし第１４項のいずれかの１項に記載の装置。 １７．前記わん曲片（１６）を取囲む糸送り出しリング（２７）を前記カバー（ ２３）の上に脱落しない程度にゆるくはめ込んだことを特徴とする請求の範囲第 １項乃至第１６項のいずれかの１項に記載の装置。