JPS6349740Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6349740Y2 JPS6349740Y2 JP1981171243U JP17124381U JPS6349740Y2 JP S6349740 Y2 JPS6349740 Y2 JP S6349740Y2 JP 1981171243 U JP1981171243 U JP 1981171243U JP 17124381 U JP17124381 U JP 17124381U JP S6349740 Y2 JPS6349740 Y2 JP S6349740Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- pinion
- axle
- main plate
- bearing hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 240000000220 Panda oleosa Species 0.000 description 3
- 235000016496 Panda oleosa Nutrition 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Gears, Cams (AREA)
- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、時計輪列の番車を案内するための番
車案内軸構造に関する。
車案内軸構造に関する。
従来日ノ裏車の案内軸（以下日ノ裏車軸と呼
ぶ）構造は第１図に示されるようなものであつ
た。地板４に打込まれた日ノ裏車軸３に日ノ裏車
６が組込まれ、筒車７と二番車５が重なつて地板
４に組込まれ、二番車軸２を打込んだ二番受１が
組込まれている。次に四番車８等の番車類を組込
んだ後、軸受１０を持つ輪列受９が組込まれてい
る。このような、地板に日ノ裏車軸を固定する構
造では、日ノ裏車軸３を固定するために充分な厚
さｔを持つ地板４が必要となりムーブメントが厚
くなる欠点があつた。さらに日ノ裏車軸３と二番
車軸２の軸間距離が、地板４に於ける日ノ裏車軸
３の位置、二番受１に於ける二番車軸２の位置、
地板４と二番受１の固定部のガタ等によるバラツ
キの影響を受け、軸間距離のバラツキを大きくし
ていた。軸間距離のバラツキが大きくなることに
より、歯車伝達効率の低下、突張りの発生等の欠
点があつた。
ぶ）構造は第１図に示されるようなものであつ
た。地板４に打込まれた日ノ裏車軸３に日ノ裏車
６が組込まれ、筒車７と二番車５が重なつて地板
４に組込まれ、二番車軸２を打込んだ二番受１が
組込まれている。次に四番車８等の番車類を組込
んだ後、軸受１０を持つ輪列受９が組込まれてい
る。このような、地板に日ノ裏車軸を固定する構
造では、日ノ裏車軸３を固定するために充分な厚
さｔを持つ地板４が必要となりムーブメントが厚
くなる欠点があつた。さらに日ノ裏車軸３と二番
車軸２の軸間距離が、地板４に於ける日ノ裏車軸
３の位置、二番受１に於ける二番車軸２の位置、
地板４と二番受１の固定部のガタ等によるバラツ
キの影響を受け、軸間距離のバラツキを大きくし
ていた。軸間距離のバラツキが大きくなることに
より、歯車伝達効率の低下、突張りの発生等の欠
点があつた。
本考案はかかる欠点を除去したもので、その目
的は二番車と日ノ裏車・日ノ裏車と筒車間距離の
バラツキを小さく抑え、歯車伝導の安定化と伝達
効率を向上させるとともに、日ノ裏車の筒車と噛
合う歯車（以下日ノ裏かなと呼ぶ）を地板に設け
た穴内に入れることにより、ムーブメント全体の
厚さを薄くすることを提供するものである。
的は二番車と日ノ裏車・日ノ裏車と筒車間距離の
バラツキを小さく抑え、歯車伝導の安定化と伝達
効率を向上させるとともに、日ノ裏車の筒車と噛
合う歯車（以下日ノ裏かなと呼ぶ）を地板に設け
た穴内に入れることにより、ムーブメント全体の
厚さを薄くすることを提供するものである。
以下実施例に基いて本発明を詳しく説明する。
第２図、第３図は本考案の一実施例である。二
番車５と日ノ裏車６が組込まれた地板４に、二番
車軸２と日ノ裏車軸３が打込まれた二番受１が組
込まれている。次に四番車８と他の番車類を組込
み軸受１０を持つ輪列受９が組込まれている。筒
車７は地板４の裏側から組込まれている。二番車
５は二番かな５ａと二番歯車５ｂとを１体に備え
軸受穴５Ｃを有する。又日の裏車６は日の裏かな
６ａと日の裏歯車６ｂとを１体に備え軸受穴６ｃ
を有する。
番車５と日ノ裏車６が組込まれた地板４に、二番
車軸２と日ノ裏車軸３が打込まれた二番受１が組
込まれている。次に四番車８と他の番車類を組込
み軸受１０を持つ輪列受９が組込まれている。筒
車７は地板４の裏側から組込まれている。二番車
５は二番かな５ａと二番歯車５ｂとを１体に備え
軸受穴５Ｃを有する。又日の裏車６は日の裏かな
６ａと日の裏歯車６ｂとを１体に備え軸受穴６ｃ
を有する。
二番車軸２と日ノ裏車軸３の二本の軸が二番受
１に打込まれているため、前記二軸の中心距離は
地板４の形状・地板４と二番受１の固定部分のガ
タ等による影響を受けない。従つて二番車５と日
ノ裏車６、日ノ裏車６と筒車７の中心距離のバラ
ツキを小さく抑えることが可能となり、歯車相互
間の噛合による突張りの発生を防ぎ効率の高い歯
車の設計製作が容易となる。
１に打込まれているため、前記二軸の中心距離は
地板４の形状・地板４と二番受１の固定部分のガ
タ等による影響を受けない。従つて二番車５と日
ノ裏車６、日ノ裏車６と筒車７の中心距離のバラ
ツキを小さく抑えることが可能となり、歯車相互
間の噛合による突張りの発生を防ぎ効率の高い歯
車の設計製作が容易となる。
次に地板４には日ノ裏かな６ａを逃げるための
穴４ａが設けてある。この際図からも明らかなよ
うに逃げ穴４ａは日ノ裏かな６ａの外周と対向し
組込時の案内となつている。従来の地板に日ノ裏
車軸があつた第１図の例では、日ノ裏車軸固定の
ための地板厚ｔが必要であつたが本考案では、日
ノ裏車軸周辺の地板厚ｔが不要となり、ムーブメ
ントを薄くすることができる。また組込みに際し
ては、筒車以外は地板の表側（二番受が配置され
る側）からすべて組込める構成であり、自動組立
が容易になるものである。
穴４ａが設けてある。この際図からも明らかなよ
うに逃げ穴４ａは日ノ裏かな６ａの外周と対向し
組込時の案内となつている。従来の地板に日ノ裏
車軸があつた第１図の例では、日ノ裏車軸固定の
ための地板厚ｔが必要であつたが本考案では、日
ノ裏車軸周辺の地板厚ｔが不要となり、ムーブメ
ントを薄くすることができる。また組込みに際し
ては、筒車以外は地板の表側（二番受が配置され
る側）からすべて組込める構成であり、自動組立
が容易になるものである。
即ち本考案の構成によれば、第１に地板と受板
の間に配置される二番車と日の裏車が各々二番受
に植立させた二番車軸と日の裏車軸により軸支さ
れる構成なので、二番車軸と日の裏軸の軸間距離
が精度良く設定でき安定した駆動トルクが得られ
るとともに、輪列及び受板は筒車を除いてすべて
地板の表側（二番受の配置される側）から組込む
ことができ、効率の良い組込みを可能とし、特に
日の裏かなを地板の逃げ穴で径方向に略位置決め
することにより自動組立を可能として作業効率の
向上、コストの低減をもたらすものである。又日
の裏かなの部分を地板の逃げ穴によつて逃がすこ
とにより、地板と日の裏かなの重なりによつて時
計が厚くなることを防ぎ、同時に日の裏車軸を地
板の文字板側表面まで伸ばすことを可能とし日の
裏車の支持長さを十分にとりガタのない日の裏車
支持を可能としているものであり、薄型化と確実
で安定した軸支構造との両者を同時に満足させる
ものである。
の間に配置される二番車と日の裏車が各々二番受
に植立させた二番車軸と日の裏車軸により軸支さ
れる構成なので、二番車軸と日の裏軸の軸間距離
が精度良く設定でき安定した駆動トルクが得られ
るとともに、輪列及び受板は筒車を除いてすべて
地板の表側（二番受の配置される側）から組込む
ことができ、効率の良い組込みを可能とし、特に
日の裏かなを地板の逃げ穴で径方向に略位置決め
することにより自動組立を可能として作業効率の
向上、コストの低減をもたらすものである。又日
の裏かなの部分を地板の逃げ穴によつて逃がすこ
とにより、地板と日の裏かなの重なりによつて時
計が厚くなることを防ぎ、同時に日の裏車軸を地
板の文字板側表面まで伸ばすことを可能とし日の
裏車の支持長さを十分にとりガタのない日の裏車
支持を可能としているものであり、薄型化と確実
で安定した軸支構造との両者を同時に満足させる
ものである。
第１図は本考案と比較するための従来例、第２
図、第３図は本考案の一実施例を示す図面で、第
２図が断面図、第３図はその裏側平面図である。 １は二番受、２は二番車軸、３は日ノ裏車軸、
４は地板、５は二番車、６は日ノ裏車、７は筒
車、８は四番車、９は輪列受、１０は軸受であ
る。
図、第３図は本考案の一実施例を示す図面で、第
２図が断面図、第３図はその裏側平面図である。 １は二番受、２は二番車軸、３は日ノ裏車軸、
４は地板、５は二番車、６は日ノ裏車、７は筒
車、８は四番車、９は輪列受、１０は軸受であ
る。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 二番かな５ａと二番歯車５ｂとを１体に備え軸
受穴５ｃを有する二番車５、 日の裏かな６ａと日の裏歯車６ｂとを１体に備
え軸受穴６ｃを有する日の裏車６、 前記二番車と前記日の裏車を介在させるように
対向して配置される地板４と二番受１、 前記二番受に固定されるとともに前記二番車の
軸受穴に挿入され前記二番車を軸支する二番車軸
２、 前記二番受に固定されるとともに前記日の裏車
の軸受穴に挿入され前記日の裏車を軸支する日の
裏車軸３、 前記地板の二番受が配置される側とは反対の側
に配置され前記二番車の軸に嵌合する筒車７とか
らなり、 前記地板は少なくとも前記日の裏かなを逃げる
とともに日の裏かなの径方向の位置決めを行なう
逃げ穴４ａを備え、前記二番かなに前記日の裏歯
車を噛合させ、前記日の裏かなに前記筒車を係合
させてなることを特徴とする時計の輪列部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17124381U JPS5876174U (ja) | 1981-11-17 | 1981-11-17 | 時計の輪列部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17124381U JPS5876174U (ja) | 1981-11-17 | 1981-11-17 | 時計の輪列部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5876174U JPS5876174U (ja) | 1983-05-23 |
| JPS6349740Y2 true JPS6349740Y2 (ja) | 1988-12-21 |
Family
ID=29963178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17124381U Granted JPS5876174U (ja) | 1981-11-17 | 1981-11-17 | 時計の輪列部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5876174U (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52133257A (en) * | 1976-04-30 | 1977-11-08 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Watch hand setting mechanism |
| JPS5370875A (en) * | 1976-12-07 | 1978-06-23 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Wheel train mechanism for watches |
| JPS5386243A (en) * | 1977-09-12 | 1978-07-29 | Citizen Watch Co Ltd | Clock gear train structure |
| JPS5445073U (ja) * | 1977-09-02 | 1979-03-28 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5572181U (ja) * | 1978-11-09 | 1980-05-17 |
-
1981
- 1981-11-17 JP JP17124381U patent/JPS5876174U/ja active Granted
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52133257A (en) * | 1976-04-30 | 1977-11-08 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Watch hand setting mechanism |
| JPS5370875A (en) * | 1976-12-07 | 1978-06-23 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Wheel train mechanism for watches |
| JPS5445073U (ja) * | 1977-09-02 | 1979-03-28 | ||
| JPS5386243A (en) * | 1977-09-12 | 1978-07-29 | Citizen Watch Co Ltd | Clock gear train structure |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5876174U (ja) | 1983-05-23 |
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