JPS6336297Y2 - - Google Patents

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JPS6336297Y2
JPS6336297Y2 JP12672682U JP12672682U JPS6336297Y2 JP S6336297 Y2 JPS6336297 Y2 JP S6336297Y2 JP 12672682 U JP12672682 U JP 12672682U JP 12672682 U JP12672682 U JP 12672682U JP S6336297 Y2 JPS6336297 Y2 JP S6336297Y2
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JP
Japan
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diameter
shaft
gear
wheel
main plate
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JP12672682U
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English (en)
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JPS5929783U (ja
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Publication of JPS6336297Y2 publication Critical patent/JPS6336297Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は時計輪列を構成する歯車を地板へ組込
む時に生じる誤挿入を防止する構造に関するもの
である。
従来から時計の組立時において、3番車と日の
裏車のように形状が極めて近似している歯車を誤
つて地板に挿入してしまうという問題が生じてい
た。
本考案はこのような従来からの問題を解決しよ
うとするものであり、その目的は形状が近似であ
る複数の歯車間に生じる挿入ミスを完全に防止す
ることのできる時計歯車の誤挿入防止構造を提供
することにある。
上記目的を達成するために本考案は、大歯車部
に対して挿入方向側の軸部外径が異なる複数の歯
車体の挿入方向側のホゾ部を軸支する受部を地板
に形成し、前記歯車体のうち大径なる軸部を有す
る歯車体が小径なる軸部を有する歯車体の地板に
おける受部位置に誤挿入されたときに、その挿入
を防止する為の該歯車体の大径なる軸部より小径
な案内リブを受部位置の地板から突出させ、一方
小径なる軸部を有する歯車体が大径なる軸部を有
する歯車体の地板における受部位置に誤挿入され
たときに、その挿入を防止する手段として、この
歯車体のホゾ部径が地板の受部径に挿入不可能な
ように該径の設定をしたことを特徴とする。
以下図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案の第1実施例における断面図で
ある。
地板10とダストカバー20とにより回転自在
に軸支された3番車30のカナ31に分針車40
の分針歯車42が噛合し、該分針車40のカナ4
1には日の裏車50の大歯車部52が噛合し、カ
ナ51には時針車60が噛合している。
本考案の第1実施例における時計輪列は以上の
ような構造となつており、この中で3番車30と
日の裏車50とは形状が近似であるため従来にお
いて誤挿入が生じていた。
本考案において3番車30は、その大歯車部3
2に対して挿入方向(矢印S方向)側の軸部34
に形成されたホゾ部としての軸穴33を地板10
に形成された受部としての受軸13に嵌入するこ
とにより地板10に対して軸支されている。また
地板10の受軸13部分からは3番車30の軸部
34を遊嵌する案内リブ14が突出している。
一方日の裏車50は、その大歯車部52に対し
て挿入方向(矢印S方向)側の軸部としてのカナ
51に形成されたホゾ部としての軸穴53を地板
10に形成された受部としての受軸15に嵌入す
ることにより地板10に対して軸支されている。
本実施例において該日の裏車50の軸部として
のカナ51は前記3番車30の軸部34よりも大
径となつている。また地板10の受軸15部分か
らは日の裏車50のカナ51を遊嵌する案内リブ
16が突出している。
本実施例において3番車30の軸部34を遊嵌
する案内リブ14の内周の半径Bは、日の裏車5
0のカナ51の外周の半径Aよりも小径となつて
いる。さらに3番車30の軸部34に形成された
軸穴33の内径Dは、日の裏車50を軸支する為
に地板10に形成された受軸15の外径Cよりも
小径となつている。
この為その組立過程において誤つて日の裏車5
0を地板10の受軸13部分に組み込もうとした
際には、地板10に形成された3番車30の為の
案内リブ14の内周半径Bよりも日の裏車50の
カナ51の外周半径Aの方が大径である為、その
挿入は不可能となる。
一方3番車30を地板10の受軸15部分に組
み込もうとした際には、3番車30の軸部34に
形成された軸穴33の内径Dより地板10の受軸
15外径Cの方が大径である為、その挿入は不可
能となる。
以上のように本実施例によれば互いに形状が近
似である日の裏車と3番車とにおいて、地板に形
成された3番車の案内リブを日の裏車のカナ外径
より小径とし、また3番車の軸部に形成された軸
穴内径を地板に形成された日の裏車の為の受軸1
5外径より小径とすることにより、日の裏車と3
番車との間に発生する誤挿入を完全に防止するこ
とができる。
第2図は本考案の第2実施例における断面図で
ある。
図において第1図と同一部分には同一番号を付
してその説明を省略する。
前記第1実施例において3番車30及び日の裏
車50は、それぞれ軸部34とカナ51とに形成
された軸穴33,53を地板10に形成された受
軸13,15に挿入することにより軸支されてい
た。
これに対し本第2実施例においては3番車30
の軸部34にはホゾ部としてのホゾ軸35が形成
されており、該ホゾ軸35を地板10に形成され
た受部としての受穴17に挿入することにより該
3番車30は地板10に軸支されている。
また日の裏車50は、そのカナ51に形成され
たホゾ軸54を、地板10に形成された受穴18
に挿入することにより地板10に軸支されてい
る。
この構造において日の裏車50を3番車30が
挿入されるべき地板10の受穴17に挿入しよう
とした際には、日の裏車50のカナ51の外周半
径Aが案内リブ14の内周半径Bよりも大径であ
る為その挿入が不可能となることは第1実施例と
同様である。
一方3番車30を日の裏車50が挿入されるべ
き地板10の受穴18に挿入しようとした際に
は、3番車30のホゾ軸35の外径Fは受穴18
の内径Eよりも大径となるように設定されている
為、この挿入は不可能となる。
以上のように本実施例においては第1実施例と
同様に地板に形成された3番車の案内リブを日の
裏車のカナ外径より小径としている為、日の裏車
を3番車位置に挿入することは不可能であり、ま
た地板に形成された日の裏車の為の受穴の内径を
3番車に形成されたホゾ軸外径より小径としてい
る為3番車を日の裏車位置に挿入することも不可
能となる。
前記2つの実施例においては誤挿入を防止され
るべき歯車体は2ケであるが3ケ以上の場合であ
つても、実施可能である。
すなわち、大径なる軸部を有する歯車体の該軸
部は該軸部より小径なる軸部を有する歯車体の案
内リブより大径とし、小径なる軸部を有する歯車
体は該軸部より大径なる軸部を有する歯車体の地
板における受部位置には挿入不可能となるように
該歯車体のホゾ部径を設定することにより3つ以
上の歯車体における実施も可能となる。
以上のように本考案によれば、大歯車部に対し
て挿入方向側の軸部外径が異なる複数の歯車体を
軸支する地板の受部位置に案内リブを形成し、大
径なる軸部を有する歯車体が小径なる軸部を有す
る歯車体の地板における受部位置に誤挿入された
ときには、該歯車体の軸部が案内リブに接触する
為挿入不可能となり、一方小径なる軸部を有する
歯車体が大径なる軸部を有する歯車体の地板にお
ける受部位置に誤挿入されたときに、この歯車体
のホゾ部径が地板の受部径に挿入不可能となるよ
うに該径の設定をしている。この為形状が近似で
ある複数の歯車体間に発生する誤挿入を完全に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例における断面図。
第2図は本考案の第2実施例における断面図。 10……地板、14,16……案内リブ、1
3,15……受軸、17,18……受穴、30…
…3番車、32……大歯車部、33……軸穴、3
4……軸部、35……ホゾ軸、50……日の裏
車、51……カナ、52……大歯車部、53……
軸穴、54……ホゾ軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 大歯車部に対して挿入方向側の軸部外径が異な
    る複数の歯車体の挿入方向側のホゾ部を軸支する
    受部を地板に形成し、前記歯車体のうち大径なる
    軸部を有する歯車体が小径なる軸部を有する歯車
    体の地板における受部位置に誤挿入されたとき
    に、その挿入を防止する為の該歯車体の大径なる
    軸部より小径な案内リブを受部位置の地板から突
    出させ、一方小径なる軸部を有する歯車体が大径
    なる軸部を有する歯車体の地板における受部位置
    に誤挿入されたときに、その挿入を防止する手段
    として、この歯車体のホゾ部径が地板の受部径に
    挿入不可能なように該径の設定をしたことを特徴
    とする時計歯車の誤挿入防止構造。
JP12672682U 1982-08-19 1982-08-19 時計歯車の誤插入防止構造 Granted JPS5929783U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12672682U JPS5929783U (ja) 1982-08-19 1982-08-19 時計歯車の誤插入防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12672682U JPS5929783U (ja) 1982-08-19 1982-08-19 時計歯車の誤插入防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5929783U JPS5929783U (ja) 1984-02-24
JPS6336297Y2 true JPS6336297Y2 (ja) 1988-09-27

Family

ID=30288052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12672682U Granted JPS5929783U (ja) 1982-08-19 1982-08-19 時計歯車の誤插入防止構造

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JPS5929783U (ja) 1984-02-24

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