JP2009250320A - デファレンシャル装置 - Google Patents

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【課題】サイド・ギヤ及びピニオン・ギヤのセット位置からの偏倚回転を阻止し、デファレンシャル装置を車体へ無理なく組み付けることを簡単な構造で可能とする。
【解決手段】デフ・ケース3の内面に、ピニオン・ギヤ17,19及びサイド・ギヤ23,25の球面状の凸背面部17a,19a、23a,25aをそれぞれ自転摺動可能に支持する球面状のピニオン・ギヤ凹支持面部9,11及びサイド・ギヤ凹支持面部13,15を形成し、サイド・ギヤ23,25の凸背面部23a,25aとデフ・ケース3のサイド・ギヤ凹支持面部13,15との間に、球面ワッシャ53,55を介設し、球面ワッシャ53に、サイド・ギヤ23とデフ・ケース3とに係合してデフ・ケース3に対するサイド・ギヤ23のピニオン・ギヤ17,19回転軸心回りへの偏倚回転を阻止する係合部としてギヤ係合縁部53a及びデフ係合縁部55aを設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車などに供されるデファレンシャル装置に関する。
従来のデファレンシャル装置には、デフ・ケースの内面に同心球面状のピニオン・ギヤ凹支持面部及びサイド・ギヤ凹支持面部を形成し、このピニオン・ギヤ凹支持面部及びサイド・ギヤ凹支持面部に、ピニオン・ギヤ及びサイド・ギヤの球状の凸背面部をそれぞれ直接又はワッシャを介して自転摺動可能に支持させるものがある。
このようなデファレンシャル装置では、デフ・ケースのピニオン・ギヤ凹支持面部及びサイド・ギヤ凹支持面部を一度の旋削加工により形成できるため、加工を容易にすることができる。
しかし、デフ・ケースにピニオン・ギヤ及びサイド・ギヤを組み込んだデファレンシャル装置を自動車に組み込むまでに、球面状のピニオン・ギヤ凹支持面部及びサイド・ギヤ凹支持面部に対してサイド・ギヤ及びピニオン・ギヤがピニオン・シャフトを軸心としてセット位置から偏倚回転し、デフ・ケースの回転軸心に対してサイド・ギヤの回転軸心がずれることがあった。
このため、デフ・ケースのボス部からそのまま車軸側のサイド・シャフトを差し込んでもサイド・ギヤにスプライン結合させることができず、デファレンシャル装置を車体へ組み付けるのに困難を伴うという問題があった。
この問題に対し、サイド・ギヤにフラット状突部を設けると共に、ピニオン・ギヤにフラット面を形成し、サイド・ギヤのフラット状突部を、ピニオン・ギヤのフラット面に突き当てることで回転軸心ずれを防止していた。
しかし、サイド・ギヤにフラット状突部を設けるために重量が増大すると共に、構造が複雑になるという新たな問題を招いていた。
実公平4−34268号公報
解決しようとする問題点は、サイド・ギヤにフラット状突部を、ピニオン・ギヤのフラット面に突き当てることで回転軸心ずれを防止していたため、サイド・ギヤにフラット状突部を設けることになり重量が増大すると共に、構造が複雑になり、コスト増になるという新たな問題を招いていた点である。
本発明は、サイド・ギヤ及びピニオン・ギヤのセット位置からの偏倚回転を阻止し、デファレンシャル装置を車体へ無理なく組み付けることを簡単な構造で可能とするため、回転自在に支持されるデフ・ケースと、前記デフ・ケース内に自転可能に支持されたピニオン・ギヤと、前記デフ・ケース内に相対回転自在に支持され前記ピニオン・ギヤに噛み合う一対のサイド・ギヤとを備え、前記デフ・ケースの内面に、前記ピニオン・ギヤ及びサイド・ギヤの球面状の凸背面部をそれぞれ自転摺動可能に支持する球面状のピニオン・ギヤ凹支持面部及びサイド・ギヤ凹支持面部を形成し、前記サイド・ギヤの凸背面部と前記デフ・ケースのサイド・ギヤ凹支持面部との間に、球面ワッシャを介設し、前記球面ワッシャに、前記サイド・ギヤとデフ・ケースとに係合してデフ・ケースに対する前記サイド・ギヤの前記ピニオン・ギヤ回転軸心回りへの偏倚回転を阻止する係合部を設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明のデファレンシャル装置では、回転自在に支持されるデフ・ケースと、前記デフ・ケース内に自転可能に支持されたピニオン・ギヤと、前記デフ・ケース内に相対回転自在に支持され前記ピニオン・ギヤに噛み合う一対のサイド・ギヤとを備え、前記デフ・ケースの内面に、前記ピニオン・ギヤ及びサイド・ギヤの球面状の凸背面部をそれぞれ自転摺動可能に支持する球面状のピニオン・ギヤ凹支持面部及びサイド・ギヤ凹支持面部を形成し、前記サイド・ギヤの凸背面部と前記デフ・ケースのサイド・ギヤ凹支持面部との間に、球面ワッシャを介設し、前記球面ワッシャに、前記サイド・ギヤとデフ・ケースとに係合してデフ・ケースに対する前記サイド・ギヤの前記ピニオン・ギヤ回転軸心回りへの偏倚回転を阻止する係合部を設けた。
このため、サイド・ギヤにフラット状突部を設けなくとも、デフ・ケースに対するサイド・ギヤのピニオン・ギヤ回転軸心回りへの偏倚回転を阻止して回転軸心ずれを防止できるため、重量増大を抑制できると共に、構造が簡単になり、コストダウンを図ることができる。
サイド・ギヤ及びピニオン・ギヤのセット位置からの偏倚回転を阻止し、デファレンシャル装置を車体へ無理なく組み付けることを簡単な構造で可能とするという目的を、球面ワッシャの係合部により実現した。
図1は、本発明の実施例1に係るデファレンシャル装置の断面図、図2は、デフ・ケースが図1に対して90°異なる回転位置においてデファレンシャル・ギヤ組み込み途中におけるデファレンシャル装置の断面図である。
図1,図2のように、デファレンシャル装置1のデフ・ケース3は、ケース壁部5の外面にリング・ギヤ取り付け用のフランジ部7を周回状に一体に有している。このデフ・ケース3の内面には、ピニオン・ギヤ凹支持面部9,11及びサイド・ギヤ凹支持面部13,15が形成されている。ピニオン・ギヤ凹支持面部9,11及びサイド・ギヤ凹支持面部13,15は、デフ・ケース3内の一対のピニオン・ギヤ17,19及びサイド・ギヤ23,25の回転軸心の交点を曲率中心Cとする同心球面の一部を構成する。
ケース壁部5の回転軸方向両側には、サイド・ギヤ凹支持面部13,15の外側においてボス部27,29が形成され、図示しないデフ・キャリヤにベアリングを介して回転自在に支持可能となっている。
ボス部27の内周27aには、デフ・ケース3の回転軸心方向の内端に係止凹部31が該回転軸心を中心として周回状に形成されている。
ケース壁部5の対向する一対のピニオン・ギヤ凹支持面部9,11の中央には、ピニオン・シャフト23の支持穴37,39が貫通形成されている。
ケース壁部5には、一対の窓41,43がフランジ部7に隣接して形成されている。窓41は、そのほぼ中央と曲率中心Cとを通るデフ・ケース3の加工回転軸中心線が、前記フランジ部7に対して傾斜し得るように形成されている。
窓41,43は、径方向に対向するように形成され、重量バランスが採られている。窓41,43は、何れからも旋削工具を挿入させ且つ該旋削工具回りで前記曲率中心Cを通る加工回転軸中心線を中心に回転可能であり、旋盤のチャック治具でデフ・ケース3を挟み込み、加工回転軸中心線を中心に回転させピニオン・ギヤ凹支持面部9,11及びサイド・ギヤ凹支持面部13,15を旋削し得る構成となっている。窓41の内周には、加工回転軸中心線に平行に沿った面45が形成されている。窓43には、面45と対称に面47が形成されている。
ピニオン・ギヤ17,19は、球面状の凸背面部17a,19aが同心球面状のピニオン・ギヤ凹支持面部9,11に球面ワッシャ49,51を介して摺動回転可能に支持されている。
サイド・ギヤ23,25の凸背面部23a,25aには、外周側肩部23b,25bが周回状に形成されている。このサイド・ギヤ23,25は、ピニオン・ギヤ17,19に噛み合い、球面状の凸背面部23a,25aが同心球面状のサイド・ギヤ凹支持面部13,15に球面ワッシャ53,55を介して摺動回転可能に支持されている。
ピニオン・ギヤ17,19は、ピニオン・シャフト57に回転自在に支持され、ピニオン・シャフト57は、支持穴37,39に嵌合支持され、スプリング・ピン59により抜け止め、回り止めが行われている。
球面ワッシャ49,51には、内周に周方向所定間隔で係合縁部49a,51aが屈曲して形成され、ピニオン・ギヤ17,19の内周側テーパー面17b,19bに係合している。この係合により球面ワッシャ49,51の径方向の位置決めが行われている。
図3は、球面ワッシャ53の断面図である。
図1〜図3のように、球面ワッシャ53には、外周縁にギヤ係合縁部53aが周回状に形成され、内周縁にデフ係合縁部53bが周回状に形成されている。ギヤ係合縁部53aは、サイド・ギヤ23の外周側肩部23bに嵌合するように係合している。デフ係合縁部53bは、デフ・ケース3の係止凹部31に嵌合するように係合している。この係合状態で、デフ係合縁部53bの内周面は、ボス部27の内周27aと面一或いは内周27aよりも若干外周側に位置している。
この球面ワッシャ53のギヤ係合縁部53a及びデフ係合縁部53bは、前記のようにサイド・ギヤ23とデフ・ケース3とに係合してデフ・ケース3に対するサイド・ギヤ23のピニオン・ギヤ17,19回転軸心回りであるピニオン・シャフト57軸心回りへの偏倚回転を阻止する係合部を構成する。
球面ワッシャ55には、外周縁にギヤ係合縁部55aが周回状に形成されている。ギヤ係合縁部55aは、サイド・ギヤ25の外周側肩部25bに嵌合するように係合している。球面ワッシャ55の内周縁55bは、ボス部29の内周29aよりも若干大径に形成されている。球面ワッシャ55にデフ係合縁部を設けていないが、球面ワッシャ53と同様にデフ係合縁部を設けてデフ・ケース3側に係合させる構成にすることもできる。また、デフ係合縁部を球面ワッシャ55側にのみ形成することもできる。
[デファレンシャル・ギヤの組み込み]
デフ・ケース3に対して、球面ワッシャ53,55係合させたサイド・ギヤ23,25を窓41,43から先に挿入し、このサイド・ギヤ23,25を、球面ワッシャ53,55介してサイド・ギヤ凹支持面部13,15に配置する。
このとき球面ワッシャ53,55のギヤ係合縁部53a,55aが、サイド・ギヤ23,25の外周側肩部23b,25bに係合して位置決められているからサイド・ギヤ23,25と球面ワッシャ53,55とを一体的に取り扱い易く、組付が容易となる。
ついで、球面ワッシャ49,51を凸背面部17a,19aに係合させたピニオン・ギヤ17,19を窓41,43から挿入して両サイド・ギヤ23,25に図2のように噛み合わせる。
このピニオン・ギヤ17,19及びサイド・ギヤ23,25からなるデファレンシャル・ギヤを図2の状態からデフ・ケース3の回転軸心回りでデフ・ケース3に対し90°回転させ、図1の配置状態とする。
図1の配置状態において、図1のようにピニオン・シャフト57を組み付け、デファレンシャル・ギヤの組み込みが完了する。その後、デフ・ケース3とピニオン・シャフト57との間に、スプリング・ピン59を組み付け、ピニオン・シャフト57の抜け止め、回り止めが行われる。
そして、前記のように、球面ワッシャ53のギヤ係合縁部53aがサイド・ギヤ23の外周側肩部23bに嵌合するように係合し、デフ係合縁部53bがデフ・ケース3の係止凹部31に嵌合するように係合するから、デフ・ケース3に対するサイド・ギヤ23のピニオン・シャフト57を軸心とする偏倚回転を阻止し、デフ・ケース3回転軸心回りの相対回転のみ許容することができる。
このように組み上げられたデファレンシャル装置1は、自動車への組み付けに際し、デフ・ケース3のボス部27,29の内周27a,29aに車軸側のサイド・シャフトを挿入してサイド・ギヤ23,25のインナー・スプライン23c,25cにスプライン結合させる。
[実施例1の効果]
本発明実施例1のデファレンシャル装置1は、回転自在に支持されるデフ・ケース3と、前記デフ・ケース3内に自転可能に支持されたピニオン・ギヤ17,19と、前記デフ・ケース3内に相対回転自在に支持され前記ピニオン・ギヤ17,19に噛み合う一対のサイド・ギヤ23,25とを備え、前記デフ・ケース3の内面に、前記ピニオン・ギヤ17,19及びサイド・ギヤ23,25の球面状の凸背面部17a,19a、23a,25aをそれぞれ自転摺動可能に支持する球面状のピニオン・ギヤ凹支持面部9,11及びサイド・ギヤ凹支持面部13,15を形成し、前記サイド・ギヤ23,25の凸背面部23a,25aと前記デフ・ケース3のサイド・ギヤ凹支持面部13,15との間に、球面ワッシャ53,55を介設し、前記球面ワッシャ53に、前記サイド・ギヤ23とデフ・ケース3とに係合してデフ・ケース3に対する前記サイド・ギヤ23の前記ピニオン・ギヤ17,19回転軸心回りへの偏倚回転を阻止する係合部としてギヤ係合縁部53a及びデフ係合縁部55aを設けた。
このため、球面状のピニオン・ギヤ凹支持面部9,11及びサイド・ギヤ凹支持面部13,15によるサイド・ギヤ23,25及びピニオン・ギヤ17,19の図1に示すセット位置からピニオン・シャフト57を回転軸とした偏倚回転を阻止することができる。
従って、ボス部27,29の内周27a,29aとサイド・ギヤ23,25のインナー・スプライン23c,25cとの軸心の一致を維持させることができ、ボス部27,29の内周27a,29aから挿入させるサイド・シャフトをインナー・スプライン23c,25cへ無理なくスプライン結合させデファレンシャル装置1を車体へ容易に組み付けることができる。
この場合、サイド・ギヤ23,25にフラット状突部を設けなくとも、デフ・ケース3に対するサイド・ギヤ23,25のピニオン・ギヤ17,19回転軸心回りへの偏倚回転を阻止して回転軸心ずれを防止できるため、重量増大を抑制できると共に、構造が簡単になり、コストダウンを図ることができる。
さらに、従来のようにサイド・ギヤ23,25に突部を形成しないので、デフ・ケース3内部への各ギヤ23,25,17,19及びピニオン・シャフト57の組付性が向上すると共に、サイド・ギヤ23,25の軸方向対向面間の空間容量を増大し、潤滑オイルの導入及び潤滑効果を向上できる。
前記ギヤ係合縁部53aは、前記球面ワッシャ53の外周縁に形成され前記サイド・ギヤ23の外周側肩部23bに係合し、デフ係合縁部53bは、前記球面ワッシャ53の内周縁に形成され前記デフ・ケース3の係止凹部31に係合する。
このため、ギヤ係合縁部53a及びデフ係合縁部53bを周回状に形成することができ、球面ワッシャ53の剛性を高めることができる。
図4は、本発明の実施例2に係るデファレンシャル装置の断面図、図5は、デフ・ケースが図4に対して90°異なる回転位置においてデファレンシャル・ギヤ組み込み途中におけるデファレンシャル装置の断面図、図6は、球面ワッシャの正面図、図7は、図6のVII−VII線矢視断面図である。
なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一又は対応した構成部分には、同符号又は同符号にAを付して説明する。
本実施例のデファレンシャル装置1Aでは、係合部として、球面ワッシャ53Aの外周縁にギヤ係合片部53Aa及びデフ係合片部53Acをそれぞれ90°配置の間隔を有して4個ずつ設けた。球面ワッシャ53の内周縁53Abは、球面ワッシャ55の内周縁55bと同様に形成され、ボス部27の内周27aよりも若干大径に形成されている。
このギヤ係合片部53Aaは、サイド・ギヤ23の外周側肩部23bに係合し、デフ係合片部53Acは、デフ・ケース3の径方向の内面5aに係合する。
このため、本実施例でも、ギヤ係合片部53Aaのサイド・ギヤ23への係合及びデフ係合片部53Acのデフ・ケース3への係合により、実施例1と同様にデフ・ケース3に対するサイド・ギヤ23のピニオン・シャフト57を軸心とする偏倚回転を阻止し、デフ・ケース3回転軸心回りの相対回転のみ許容することができる。
この場合、サイド・ギヤ23,25にフラット状突部を設けなくとも、デフ・ケース3に対するサイド・ギヤ23,25のピニオン・ギヤ17,19回転軸心回りへの偏倚回転を阻止して回転軸心ずれを防止できるため、重量増大を抑制できると共に、構造が簡単になり、コストダウンを図ることができる。
また、本実施例では、ギヤ係合片部53Aa及びデフ係合片部53Acが、共に球面ワッシャ53Aの外周縁に90°配置の間隔を有して4個ずつ形成した構成であるから、実施例1と比較して軽量化が可能である。
なお、ピニオン・ギヤ17,19は、ピニオン・シャフト57を介さずデフ・ケース3に形成する支持孔に対してピニオン・ギヤ17,19に一体形成する軸部又はピニオン・ギヤ17,19の外周を直接支持しても良い。
デファレンシャル装置の断面図である。(実施例1) デフ・ケースが図1に対して90°異なる回転位置においてデファレンシャル・ギヤ組み込み途中におけるデファレンシャル装置の断面図である。(実施例1) 球面ワッシャの断面図である。(実施例1) デファレンシャル装置の断面図である。(実施例2) デフ・ケースが図4に対して90°異なる回転位置においてデファレンシャル・ギヤ組み込み途中におけるデファレンシャル装置の断面図である。(実施例2) 球面ワッシャの正面図である。(実施例2) 図6のVII−VII線矢視断面図である。(実施例2)
符号の説明
1,1A デファレンシャル装置
3 デフ・ケース
5 ケース壁部
7 フランジ部
9,11 ピニオン・ギヤ凹支持面部
13,15 サイド・ギヤ凹支持面部
17,19 ピニオン・ギヤ
17a,19a,23a,25a 凸背面部
23,25 サイド・ギヤ
53,53A 球面ワッシャ
53a ギヤ係合縁部(係合部)
53b デフ係合縁部(係合部)
53Aa ギヤ係合片部(係合部)
53Ac デフ係合片部(係合部)

Claims (3)

  1. 回転自在に支持されるデフ・ケースと、
    前記デフ・ケース内に自転可能に支持されたピニオン・ギヤと、
    前記デフ・ケース内に相対回転自在に支持され前記ピニオン・ギヤに噛み合う一対のサイド・ギヤとを備え、
    前記デフ・ケースの内面に、前記ピニオン・ギヤ及びサイド・ギヤの球面状の凸背面部をそれぞれ自転摺動可能に支持する球面状のピニオン・ギヤ凹支持面部及びサイド・ギヤ凹支持面部を形成し、
    前記サイド・ギヤの凸背面部と前記デフ・ケースのサイド・ギヤ凹支持面部との間に、球面ワッシャを介設し、
    前記球面ワッシャに、前記サイド・ギヤとデフ・ケースとに係合してデフ・ケースに対する前記サイド・ギヤの前記ピニオン・ギヤ回転軸心回りへの偏倚回転を阻止する係合部を設けた、
    ことを特徴とするデファレンシャル装置。
  2. 請求項1記載のデファレンシャル装置であって、
    前記係合部は、前記球面ワッシャの外周縁に形成され前記サイド・ギヤに係合するギヤ係合縁部及び前記球面ワッシャの内周縁に形成され前記デフ・ケースに係合するデフ係合縁部である、
    ことを特徴とするデファレンシャル装置。
  3. 請求項1記載のデファレンシャル装置であって、
    前記係合部は、前記球面ワッシャの外周縁に形成され前記サイド・ギヤに係合するギヤ係合片部及び前記デフ・ケースに係合するデフ係合片部である、
    ことを特徴とするデファレンシャル装置。
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