JP4815889B2 - 車両用差動歯車装置 - Google Patents

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Description

本発明はディファレンシャルケース内に回転自在に保持された複数のピニオンギヤと、これらピニオンギヤと噛み合うとともに、左右の車軸に連結された一対のサイドギヤとを備えた車両用差動歯車装置に係り、特に、一体型のディファレンシャルケース内にピニオンギヤとサイドギヤとを収容した車両用差動歯車装置に関するものである。
従来の差動歯車装置として、例えば、特許文献1に開示された構成のものが知られている。この従来の差動歯車装置について図11により簡単に説明する。なお、図11に示す従来の構成については、本明細書中では符号をカッコに入れて示す。ディファレンシャルケース(12)に、互いに直交するピニオンギヤ挿通孔(14)と車軸挿通孔(16)が穿設されている。このディファレンシャルケース(12)内には、左右のサイドギヤ(20L、20R)が、軸方向移動可能に配置され、前記車軸挿通孔(16)に挿通された左右の車軸(22L、22R)にそれぞれスプライン結合されている。左右のサイドギヤ(20L、20R)の背面(20a、20a)とディファレンシャルケース(12)の内面との間にはサイドギヤ(20L、20R)より小径の摺動部材(24)が配置されている。
また、ディファレンシャルケース(12)の内部には、直径がピニオンギヤ挿通孔(14)とほぼ同径に設定されて、ピニオンギヤ挿通孔(14)内で回転自在に支持されたピニオンギヤ(26)が、左右のサイドギヤ(20L、20R)と噛み合うようにして配設されている。このピニオンギヤ(26)は、ピニオンギヤ保持板(28)を外径側からかぶせるとともに、ディファレンシャルケース(12)の溝(12a)に嵌入されたスナップリング(30)によって抜け止めすることによりディファレンシャルケース(12)からの脱落が防止されている。さらに、ピニオンギヤ(26)の軸心部にはピニオンシャフト(32)が挿通されて倒れ込みが防止されている。
以上の構成の差動歯車装置を組み立てるには、先ず、摺動部材(24)と左右のサイドギヤ(20L、20R)をディファレンシャルケース(12)の外部から、ピニオンギヤ挿通孔(14)を通して、ディファレンシャルケース(12)の内部に組み入れる。サイドギヤ(20L、20R)を組み込んだディファレンシャルケース(12)内に、サイドギヤ(20L、20R)と噛み合うように、ディファレンシャルケース(12)の外部からピニオンギヤ挿通孔(14)内にピニオンギヤ(26)を組み込む。このとき、あらかじめピニオンシャフト(32)をディファレンシャルケース(12)内に配置しておき、このピニオンシャフト(32)にピニオンギヤ(26)を挿通するようにする。ピニオンギヤ(26)をピニオンギヤ挿通孔(14)内に組み入れた後、ピニオンギヤ保持板(28)を嵌入し、スナップリング(30)でピニオンギヤ保持板(28)の抜け止めをする。
実用新案登録第2520728号公報(第3−4頁、図1)
前記特許文献1に記載された発明の構成では、ディファレンシャルケース(12)内にピニオンギヤ(26)を組み込んだ後にサイドギヤ(20L、20R)を挿入することができないので、ディファレンシャルケース(12)内に先にサイドギヤ(20L、20R)を組み込み、その後、ピニオンギヤ挿入孔(14)からピニオンギヤ(26)を挿入している。従って、このピニオンギヤ挿入孔(14)からピニオンギヤ(26)が脱落しないように、ピニオンギヤ保持板(28)をディファレンシャルケース(12)の外周から嵌合してピニオンギヤ(26)の抜け止めを行っている。このように別体のピニオンギヤ保持板(28)によりピニオンギヤ(26)の脱落を防止する構造では、ディファレンシャルケース(12)の強度低下を招くとともに、コスト高でもあるという問題があった。
請求項1に記載した発明は、ディファレンシャルケース内に回転自在に保持された複数のピニオンギヤと、これらピニオンギヤに噛み合うとともに、二つの車軸にそれぞれ連結された一対のサイドギヤと、これらサイドギヤの背面とディファレンシャルケースの内面との間に介装されたスラストワッシャとを備えた車両用差動歯車装置において、前記ディファレンシャルケースの内面の同一円周上に、前記ピニオンギヤを保持する複数のピニオンギヤ保持部を形成するとともに、これらピニオンギヤ保持部から外れた位置に前記サイドギヤを挿入可能な開口部を形成し、この開口部から前記ピニオンギヤを挿入し、続いて前記サイドギヤを前記ピニオンギヤとの噛み合い位置よりも後退した状態で挿入した後、前記サイドギヤの背面側に前記サイドギヤと前記ピニオンギヤとの噛み合い深さと同等以上の厚みを持つスラストワッシャを挿入して前記サイドギヤを正規の噛み合い位置に移動させることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載した発明は、前記ピニオンギヤ保持部は、前記ピニオンギヤの一端が嵌挿される環状凹所であることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載した発明は、前記ピニオンギヤ保持部が、前記ディファレンシャルケースの回転軸に対して対称な位置に二箇所形成されており、前記開口部は、前記ディファレンシャルケースの回転軸と前記ピニオンギヤの回転軸とを含む面に対して対称な位置に二箇所形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載した発明は、前記ディファレンシャルケースが一体の構成であることを特徴とすることを特徴とするものである。
さらに、請求項5に記載した発明は、前記両サイドギヤの背面を球面状に形成するとともに、これらサイドギヤの背面を支持するディファレンシャルケースの内面を、サイドギヤの球面の曲率と同様の球面状凹部としたことを特徴とするものである。
また、請求項6に記載した発明は、前記各サイドギヤの球面の中心を、回転軸線上の両サイドギヤの中間点よりも遠い位置に配置したことを特徴とするものである。
また、請求項7に記載した発明は、前記ピニオンギヤ保持部の前記ピニオンギヤに摺接するピニオンギヤ保持面を前記ディファレンシャルケースの内部側に延出し、前記ピニオンギヤ保持面は、前記ピニオンギヤの前記サイドギヤと噛み合う歯車噛み合い部の少なくとも一部を支持することを特徴とするものである。
請求項1に記載した発明に係る車両用差動歯車装置では、ディファレンシャルケース内にピニオンギヤを挿入した後にサイドギヤを挿入し、その後ピニオンギヤの背面側にスラストワッシャを挿入してサイドギヤをピニオンギヤとの正規の噛み合い位置に移動させるので、ピニオンギヤ及びサイドギヤの組み付けが容易であると共に、ピニオンギヤとサイドギヤの噛み合いを良好にすることができる。
ディファレンシャルケースの内面側に、ピニオンギヤを回転自在に保持する保持部を形成してピニオンギヤを回転自在に保持させるとともに、左右の車軸に連結された左右一対のサイドギヤを前記両ピニオンギヤに噛み合わせ、サイドギヤの回転は、その背面とディファレンシャルケースの内面の支持部との間に介装したスラストワッシャによって支持する。前記ピニオンギヤ保持部から外れた位置にサイドギヤを挿入可能な開口部を形成し、この開口部から先にピニオンギヤを挿入し、続いてサイドギヤを挿入した後、ピニオンギヤの背面側にスラストワッシャを挿入して前記ピニオンギヤとサイドギヤとを正規の噛み合い位置に移動させるという構成により、一体型のディファレンシャルケースの内部にピニオンギヤを挿入した後に、サイドギヤを挿入することを可能にした。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は、本発明の一実施例に係る車両用の差動歯車装置(全体として符号1で示す)の回転軸線O1を通る平面で切断した縦断面図、図2は、ディファレンシャルケース2単体の回転軸線O1を通る平面で切断した縦断面図である。また、図3は、図1と同一の車両用差動歯車装置1を、回転軸線O1を中心として90度ずらした位置で切断した縦断面図である。この車両用差動歯車装置1は、ディファレンシャルケース2が一体型の構成であり、その内面に回転自在に保持された複数(この実施例では2個)のピニオンギヤ4(図中には符号4Aおよび4Bで示す)と、ディファレンシャルケース2内に収容され、前記両ピニオンギヤ4A、4Bに同時に噛み合うとともに、その内面に形成されたスプライン6La、6Raによって左右両車軸(図示せず)に連結された左右一対のサイドギヤ6(図中には符号6Lおよび6Rで示す)とを備えている。
ディファレンシャルケース2には、その軸心部を貫通し、左右両側の車軸が挿通される車軸挿通孔10L、10Rが形成され、さらに、さらにその内面側に、車軸挿通孔10L、10Rに直交する方向を向けて、ピニオンギヤ保持部12(12A、12B)が形成されている。ピニオンギヤ保持部12A、12Bは、回転軸線O1に垂直な面におけるディファレンシャルケース2の内面の同一円周上に形成されている。この実施例は、2個のピニオンギヤ4A、4Bを備えた2ピニオンタイプの車両用差動歯車装置1であり、前記回転軸線O1を中心にして対称の位置に、2個所の円形のピニオンギヤ保持部12A、12Bが形成されている。これらピニオンギヤ保持部12A、12Bは、ピニオンギヤ4A、4Bの歯が形成されていない被保持部4Aa、4Baの外径と同様の内径の環状凹部であり、2個のサイドギヤ6L、6Rの歯と干渉しない位置に形成された内部への延出部12Ab、12Bbを有している。
ピニオンギヤ4A、4Bは、その全周に渡って歯が形成されていない被保持部4Aa、4Baが、前記ピニオンギヤ保持部12A、12Bの環状凹部内に嵌挿されるとともに、サイドギヤ6L、6Rと噛み合う歯車噛み合い部4Ab、4Bbの一部が、前記延出部12Ab、12Bbに支持されて回転する。より詳細には、ピニオンギヤの噛み合う歯車噛み合い部4Ab、4Bbの径方向外側にあたる歯先面が延出部12Ab、12Bbに摺接しながら回転する。即ち、ピニオンギヤ4A、4Bは、環状凹部の内面12Aa、12Baと延出部12Ab、12Bbとからなるピニオンギヤ保持面に支持されている。このように、ピニオンギヤ4A、4Bの被保持部4Aa、4Baと、歯車噛み合い部4Ab、4Bbの一部とがオーバーラップして、ピニオンギヤ4A、4Bの軸方向に長い範囲で支持されるようになっており、この構成によりピニオンギヤ4A、4Bの傾きが抑制されている。なお、延出部12Ab、12Bbは、ピニオンギヤ4A、4Bの歯車噛み合い部4Aa、4Baの少なくとも一部を支持するようにすればピニオンギヤ4A、4Bの傾きを抑えることができるが、ピニオンギヤからサイドギヤへのトルク伝達時に最も大きな力が作用する歯車噛み合い部の中心点を含む領域を支持することにより、より確実にピニオンギヤ4A、4Bの傾きを抑えることができる。なお、ピニオンギヤ4A、4Bは、ピニオンギヤ保持部12A、12Bのみによって保持されており、これらピニオンギヤの軸心を貫通する所謂ピニオンピンを備えていない。
ディファレンシャルケース2には、この差動歯車装置1の回転軸線O1と直交する平面内に位置するフランジ部2aが形成されており、このフランジ部2aに取り付けられるリングギヤ(図示せず)を介してドライブピニオンからのトルクが入力される。
ディファレンシャルケース2の内部空間8内に収容されて、前記両ピニオンギヤ4A、4Bに噛み合うサイドギヤ6L、6Rは、ピニオンギヤ4A、4Bと比較して大型のベベルギヤであり、例えば、ピニオンギヤ4A、4Bの歯数の2.5倍以上の歯数を有している。これらサイドギヤ6L、6Rの、歯が形成されている面の軸方向反対側(ピニオンギヤの背面側)に、内周面に前記スプライン6La、6Raが形成された円筒部6Lb、6Rbが延びており、この円筒部6Lb、6Rbの端面6Lc、6Rcが平坦になっている。円筒部6Lb、6Rbの平坦な端面6Lc、6Rcと、この端面6Lc、6Rcを支持するディファレンシャルケース2の内面(支持面2Lc、2Rc)との間にそれぞれスラストワッシャ16L、16Rが挿入されている。
ディファレンシャルケース2の、前記ピニオンギヤ4A、4Bおよびサイドギヤ6L、6Rが収容されている大径の胴部の、前記ピニオンギヤ保持部12A、12Bが形成されていない部分に、ピニオンギヤ4A、4Bおよびサイドギヤ6L、6Rを挿入するための開口部2b(図3参照)が形成されている。この開口部2bは、大径でかつ後方に円筒部6Lb、6Rbが延びているサイドギヤ6L、6Rを、回転軸線O1と直角方向に挿入できるように大きく開放している。
前記構成の車両用差動歯車装置1の組み立て工程について説明する。先ず、ディファレンシャルケース2の前記開口部2bから2つのピニオンギヤ4A、4Bを挿入し、各ピニオンギヤ保持部12A、12Bの環状凹部内にピニオンギヤ4A、4Bの被保持部4Aa、4Baを嵌挿して保持させる(図4参照)。続いて、前記開口部2bから両サイドギヤ6L、6Rを回転軸線O1に対して直角の方向に挿入する。この挿入時にサイドギヤ6L、6Rがピニオンギヤ4A、4Bと噛み合う状態になると、サイドギヤ6L、6Rがピニオンギヤ4A、4Bに干渉してしまうため、ディファレンシャルケース2内に挿入することができないが、この実施例では、サイドギヤ6L、6Rを挿入する時点では、まだスラストワッシャ16L、16Rが挿入されていないため、サイドギヤ6L、6Rが正規の噛み合い位置よりも後退した状態、つまりピニオンギヤ4A、4Bから離れた状態になっているので、図6(a)〜(c)に示すように、挿入することが可能である(サイドギヤ6L、6Rを挿入すると図5に示す状態になる)。なお、図6(a)〜(d)中の矢印は、サイドギヤ6L、6Rの移動軌跡を示す。
その後、サイドギヤ6L、6Rの円筒部6Lb、6Rbの後方側端面6Lc、6Rcと、この後方側端面6Lc、6Rcを支持するディファレンシャルケース2の内面側の支持面2Lc、2Rcとの間にスラストワッシャ16L、16Rを挿入する。図1および図6(d)に示すように、スラストワッシャ16L、16Rを挿入すると、各サイドギヤ6L、6Rがピニオンギヤ4A、4B方向へ押されて、サイドギヤ6L、6Rとピニオンギヤ4A、4Bとが正規の噛み合い位置に組み付けられる。このようにサイドギヤ6L、6Rが正規の位置に規制されると、サイドギヤの径方向に力がかかってもピニオンギヤ4A、4Bとの干渉により脱落することはない。なお、スラストワッシャ16L、16Rについては、図示はしないが抜け止めを行う必要がある。また、前記スラストワッシャ16L、16Rの厚さは、サイドギヤ6L、6Rをディファレンシャルケース2内に組み込む際に、ピニオンギヤ4A、4Bと干渉せずに挿入できる位置まで後退させることができるものであればよい。即ち、スラストワッシャ16L、16Rの厚さは、サイドギヤ6L、6Rの軸方向におけるピニオンギヤ4A、4Bとの噛み合い深さと同等以上の厚みが必要である。
以上の構成に係る車両用差動歯車装置1の作動について説明する。ディファレンシャルケース2は、図示しないドライブピニオンおよびリングギヤを介してエンジンからのトルクが入力されて、前記回転軸線O1を中心にいずれかの方向に回転される。また、左右両サイドギヤ6L、6Rには、左右の車軸(図示せず)がそれぞれスプライン結合されてトルクが伝達される。
左右両車輪に加わる抵抗が等しいときには、前記入力トルクがディファレンシャルケース2に伝達され、ディファレンシャルケース2に保持された2個のピニオンギヤ4A、4Bおよびこれらピニオンギヤ4A、4Bに噛み合う左右のサイドギヤ6L、6Rが一体として回転し、両車軸に等分にトルクが伝達され左右両側の車輪を回転させる。
また、車両が旋回するとき、例えば左に曲がる場合には右側の車輪の旋回半径が大きくなり、右側の車輪が左側の車輪よりも早く回転する。あるいは、道路条件が悪い等のために片側の車輪がスリップする場合、例えば右側の車輪がぬかるみ等にはまった場合にも、右側の車輪が左側の車輪よりも早く回転する。このような状態では、左側の車軸およびサイドギヤ6Lがディファレンシャルケース2の回転よりも遅い速度で回転し、サイドギヤ6Lとディファレンシャルケース2との間に相対回転が発生する。するとピニオンギヤ4A、4Bは、この相対回転を吸収するようにピニオンギヤ保持部12A、12B内で自転し、この結果、右側のサイドギヤ6Rおよび車軸がディファレンシャルケース2の回転よりも速い速度で回転する。
エンジンのトルクがリングギヤ(図示せず)から入力されると、ピニオンギヤ4A、4Bはディファレンシャルケース2と共に公転して、ピニオンギヤ保持部12A、12Bに押圧され、摩擦抵抗を発生させる。この摩擦力により左右のサイドギヤ6L、6Rの差動回転が制限され、これら左右のサイドギヤ6L、6Rにスプライン結合された左右車軸の差動回転が制限される。即ち、急加速時などに大きなトルクが入力されるとピニオンギヤ4A、4Bは強い力でピニオンギヤ保持部12A、12Bに押圧され、大きな摩擦抵抗が発生するので、左右輪の差動が制限され、安定した加速が可能となる。また、ピニオンギヤ4A、4Bと左右両サイドギヤ6L、6Rの噛み合いにより、ピニオンギヤ4A、4Bとサイドギヤ6L、6Rとの噛み合い面でスラスト力が発生し、図1の左側のサイドギヤ6Lを左方向へ、右側のサイドギヤ6Rを右方向へ押圧する。各サイドギヤ6L、6Rの移動によって、スラストワッシャ16L、16Rをディファレンシャルケース2の支持面2Lc、2Rcに圧接させることにより、摩擦抵抗を発生させる。この摩擦力により左右のサイドギヤ6L、6Rの差動回転が制限され、これら左右のサイドギヤ6L、6Rにスプライン結合された左右車軸の差動回転が制限される。
この実施例に係る車両用差動歯車装置1では、サイドギヤ6L、6Rをピニオンギヤ4A、4Bとの干渉を気にせずにディファレンシャルケース2内に組み込めるので、設計の自由度が向上する。また、サイドギヤ6L、6Rをピニオンギヤ4A、4Bの挿入後にディファレンシャルケース2内に組み入れることができるので、ディファレンシャルケース2を、従来のようなピニオンギヤ保持板(図11中の28参照)を必要としない一体型とすることができる。よって、ディファレンシャルケース2の強度向上を図ることができる。また、コストも低減することができる。さらに、スラストワッシャ16L、16Rを挿入した後は、サイドギヤ6L、6Rが脱落する恐れがないので、サイドギヤ6L、6Rの抜け止め防止機能が必要なく、車両への組み立て性も改善される。しかも、コスト低減にも有効である。
図7は、第2の実施例に係る車両用差動歯車装置21の回転軸線O1を通る平面で切断した縦断面図、図8は、図7と同一の車両用差動歯車装置21の回転軸線O1よりも上部を90度ずらした位置で切断した縦断面図であり、それぞれ、実施例1の図1および図3に対応する。この実施例は、基本的構成は前記実施例1と同様であるが、サイドギヤ26L、26Rの背面側に形成されている摺動面26Lc、26Rcおよびこのサイドギヤ26L、26Rを支持するディファレンシャルケース22の内部の支持面22Lc、22Rcの形状が異なっている。
この実施例のサイドギヤ26L、26Rは、内面にスプライン26La、26Raが形成されている円筒部26Lb、26Rbの後端に形成されている摺動面26Lc、26Rcが球面状になっている。また、この球面状の摺動面26Lc、26Rcを支持するディファレンシャルケース22の内面側の支持面22Lc、22Rcも、このサイドギヤ26L、26Rの摺動面26Lc、26Rcの球面とほぼ同一の曲率の球面状に凹陥した形状をしている。そして、サイドギヤ26L、26Rの後端摺動面26Lc、26Rcとディファレンシャルケース22の支持面22Lc、22Rcとの間に、同じく球面状のスラストワッシャ36L、36Rが挿入されている。
前記両サイドギヤ26L、26Rの背面側に形成されている球面(摺動面26Lc、26Rc)は、その中心が回転軸線O1上の両サイドギヤ26L、26Rの中間点Oよりも遠い位置に配置されている。つまり、2つのサイドギヤの背後の球面が同一中心を有する場合には、両サイドギヤの球面が、前記中間点Oを中心とする1つの球体の一部をなしているが、この実施例では、例えば、図7中の左側に位置するサイドギヤ26Lの球面26Lcの中心は、回転軸線O1上の前記O点よりも右側に位置しており、また、右側に位置するサイドギヤ26Rの球面26Rcの中心は、回転軸線O1上の前記O点よりも左側に位置している。従って、各サイドギヤ26L、26Rの背面間の距離は、前述のように両サイドギヤの球面が1つの球体の一部をなしている場合よりも短くなる。
この車両用差動歯車装置21を組み立てる場合は、先ず、ピニオンギヤ24A、24Bを開口部22bからディファレンシャルケース22内に挿入し、ピニオンギヤ保持部32A、32B内に嵌挿した後、サイドギヤ26L、26Rを挿入するが、実施例1のように回転軸線O1に対して直角の方向に挿入するのではなく、サイドギヤ26L、26Rの背面に形成されている球面状の摺動面26Lc、26Rcを、それぞれディファレンシャルケース22の球面状の支持面22Lc、22Rcに沿わせて回転させながら挿入する。このときには、スラストワッシャ36L、36Rはまだ挿入されていないため、サイドギヤ26L、26Rがピニオンギヤ24A、24Bとの正規の噛み合い位置よりも離れているので、前記図6(a)〜(d)に示した実施例1の場合と同様にサイドギヤ26L、26Rを組み入れることが可能である。サイドギヤ26L、26Rを挿入した後、各サイドギヤ26L、26Rの摺動面26Lc、26Rcとディファレンシャルケース22の支持面22Lc、22Rcとの間に、球面状のスラストワッシャ36L、36Rを挿入し、両サイドギヤ26L、26Rをピニオンギヤ24A、24B側に前進させて正規の噛み合い位置に組み付ける。
この実施例に係る装置も、前記実施例1の装置と同様の作動を行い、同様の作用効果を奏することができる。さらに、サイドギヤ26L、26Rの背面側の摺動部26Lc、26Rcを球面状にしたことにより、サイドギヤ26L、26Rを回転させながら挿入することができるので、ディファレンシャルケース21の逃げを少なくすることができる。つまり、サイドギヤ26L、26Rを挿入するディファレンシャルケース22の開口部2aを小さくすることができ、ディファレンシャルケース22の強度をより向上させることができる。また、サイドギヤ26L、26Rは、設定したクリアランスの範囲で移動する場合があるが、移動した場合でも円周方向に移動するので、歯当たりの不良を最小限に押さえることができ、歯車の強度を向上させることができる。
図9は、第3の実施例に係る車両用差動歯車装置21の回転軸線O1を通る平面で切断した縦断面図であり、実施例2の図8に対応する。この実施例は、基本的構成は前記実施例2と同様であるが、サイドギヤ26L、26Rを挿入するための開口部が二箇所形成されていること、及び、スラストワッシャ36L、36Rの厚みが異なっている。その他の構成部分については第2の実施例に係る図8と同一の符号を付して説明を省略する。なお、ピニオンギヤ24A、24Bをピニオンギヤ24と総称する。
この実施例の開口部22b1及び開口部22b2は、回転軸線O1とピニオンギヤ24の回転軸とを含む面に対して対称な位置に二箇所形成されている。この車両用差動歯車装置21を組み立てる場合は、先ず、ピニオンギヤ24を開口部22b1又は22b2からディファレンシャルケース22内に挿入し、ピニオンギヤ保持部32A、32B内に嵌挿する。この後、開口部22b1からサイドギヤ26Lを挿入するのとほぼ同時に開口部22b2からサイドギヤ26Rを挿入する。
実施例2では、サイドギヤ26L、26Rの挿入時にこれらが同じ方向に移動するため、サイドギヤ26L、26Rの歯先とピニオンギヤ24の歯先が接触するとサイドギヤ26L、26Rを挿入することができなかった(図6参照)。しかし、本実施例では、ピニオンギヤ24に対してサイドギヤ26L、26Rがそれぞれ逆方向に移動するため、ピニオンギヤ24を回転させながらサイドギヤ26L、26Rを挿入することができる。即ち、サイドギヤ26L、26Rの歯先とピニオンギヤ24の歯先が接触しても、ピニオンギヤ24を回転させながら、サイドギヤ26L、26Rの挿入を行うことができる。この様子を、図10(a)〜(e)に示す(サイドギヤ26L、26Rを挿入すると図9に示す状態になる)。なお、図10(a)〜(e)中の矢印は、サイドギヤ26L、26Rの移動軌跡を示す。サイドギヤ26L、26Rを挿入した後、各サイドギヤ26L、26Rの摺動面26Lc、26Rcとディファレンシャルケース22の支持面22Lc、22Rcとの間に、球面状のスラストワッシャ36L、36Rを挿入し、両サイドギヤ26L、26Rをピニオンギヤ24A、24B側に前進させて正規の噛み合い位置に組み付ける。
この実施例に係る装置も、前記実施例2の装置と同様の作動を行い、同様の作用効果を奏することができる。さらに、ピニオンギヤ24を回転させながら、サイドギヤ26L、26Rの挿入を行うことができるので、挿入時におけるサイドギヤ26L、26Rとピニオンギヤ24との間隔を実施例2よりも狭くすることができる。このため、スラストワッシャ36L、36Rの厚みは実施例2よりも薄くすることができ、装置の小型化及び軽量化が可能となる。具体的には、スラストワッシャ36L、36Rの厚さは、サイドギヤ26L、26Rの軸方向におけるピニオンギヤ24との噛み合い深さの半分以上の厚みであればよい。
なお、本発明は、前記各実施例のようにディファレンシャルケース2に直接ピニオンギヤ4を回転自在に保持した構成のものに限るものではなく、その他の構成、例えば、ディファレンシャルケース内に収容した複数のピニオンギヤを、これらピニオンギヤの軸心を貫通するピニオンピンによって回転自在に支持した構成の差動歯車装置等にも適用可能である。また、上記各実施例では、本発明の差動歯車装置を車両の左右輪間の差動を許容しながらトルクを伝達する用途に用いた場合を例にとって説明したが、この用途に限定させるものではなく、例えば四輪駆動車両の前後輪の差動を許容しながらトルクを配分する用途に用いても良い。
車両用差動歯車装置の回転軸線に沿う縦断面図である。(実施例1) ディファレンシャルケースの回転軸線に沿う断面図である。 図1に示す車両用差動歯車装置の、図の上部を90度ずらした位置で断面にした縦断面図である。 前記車両用差動歯車装置の組み立て工程を説明する図であり、ピニオンギヤを挿入した状態を示す。 前記車両用差動歯車装置の組み立て工程を説明する図であり、サイドギヤを挿入した状態を示す。 図(a)〜(d)は前記車両用差動歯車装置の組み立て工程を順次説明する説明図である。 他の構成に係る車両用差動歯車装置の回転軸線に沿う縦断面図である。(実施例2) 図7に示す車両用差動歯車装置の、図の上部を90度ずらした位置で断面にした縦断面図である。 他の構成に係る車両用差動歯車装置の回転軸線に沿う縦断面図である。(実施例3) 図(a)〜(e)は、他の構成に係る前記車両用差動歯車装置の組み立て工程を順次説明する説明図である。(実施例3) 従来の車両用差動歯車装置の縦断面図である。
符号の説明
2 ディファレンシャルケース
4A ピニオンギヤ
4B ピニオンギヤ
6L サイドギヤ
6R サイドギヤ
16L スラストワッシャ
16R スラストワッシャ

Claims (7)

  1. ディファレンシャルケース内に回転自在に保持された複数のピニオンギヤと、これらピニオンギヤに噛み合うとともに、二つの車軸にそれぞれ連結された一対のサイドギヤと、これらサイドギヤの背面とディファレンシャルケースの内面との間に介装されたスラストワッシャとを備えた車両用差動歯車装置において、
    前記ディファレンシャルケースの内面の同一円周上に、前記ピニオンギヤを保持する複数のピニオンギヤ保持部を形成するとともに、これらピニオンギヤ保持部から外れた位置に前記サイドギヤを挿入可能な開口部を形成し、この開口部から前記ピニオンギヤを挿入し、続いて前記サイドギヤを前記ピニオンギヤとの噛み合い位置よりも後退した状態で挿入した後、前記サイドギヤの背面側に前記サイドギヤと前記ピニオンギヤとの噛み合い深さと同等以上の厚みを持つスラストワッシャを挿入して前記サイドギヤを正規の噛み合い位置に移動させることを特徴とする車両用差動歯車装置。
  2. 前記ピニオンギヤ保持部は、前記ピニオンギヤの一端が嵌挿される環状凹所であることを特徴とする請求項1に記載の差動歯車装置。
  3. 前記ピニオンギヤ保持部は、前記ディファレンシャルケースの回転軸に対して対称な位置に二箇所形成されており、
    前記開口部は、前記ディファレンシャルケースの回転軸と前記ピニオンギヤの回転軸とを含む面に対して対称な位置に二箇所形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用差動歯車装置。
  4. 前記ディファレンシャルケースが一体の構成であることを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の車両用差動歯車装置。
  5. 前記両サイドギヤの背面を球面状に形成するとともに、これらサイドギヤの背面を支持するディファレンシャルケースの内面を、前記サイドギヤの球面の曲率と同様の曲率の球面状凹部としたことを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載の車両用差動歯車装置。
  6. 前記各サイドギヤの球面の中心を、回転軸線上の両サイドギヤの中間点よりも遠い位置に配置したことを特徴とする請求項5に記載の車両用差動歯車装置。
  7. 前記ピニオンギヤ保持部の前記ピニオンギヤに摺接するピニオンギヤ保持面を前記ディファレンシャルケースの内部側に延出し、前記ピニオンギヤ保持面は、前記ピニオンギヤの前記サイドギヤと噛み合う歯車噛み合い部の少なくとも一部を支持することを特徴とする請求項1ないし請求項6に記載の車両用差動歯車装置
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