JP5044274B2 - 走行減速機 - Google Patents

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Description

本発明は、走行減速機に関する。
従来、走行減速機として、図4に示すように、走行用モータを収容する固定側ハウジング21と、固定側ハウジング21の先端部を覆い固定側ハウジング21に対して回転可能に設けられた回転側ハウジング22と、回転側ハウジング22内に設けられ走行用モータ(図示せず)から出力された回転を減速して回転側ハウジング22に伝達する遊星歯車式減速機構23とを備えるものが知られている(特許文献1参照)。この走行減速機では、遊星歯車式減速機構23は、複数段の減速部24〜26を有しており、走行用モータから出力された回転が各減速部24〜26を順に伝わって、回転側ハウジング22に伝達される。
この走行減速機では、減速部24〜26のうち最も基端側(図4における右側)に位置する、即ち、すなわち最も固定側ハウジング21に近い減速部26は、サンギヤ27と、サンギヤ27の周囲に配置される複数のプラネタリギヤ28と、これらのプラネタリギヤ28の軸部を回転可能に支持するキャリア29とを有している。キャリア29のうちプラネタリギヤ28より基端側の部分には、固定側ハウジング21の先端部の一部が挿入される孔29aが形成されており、孔29aの内周面に形成されたギヤ部と固定側ハウジングの先端部に形成された溝部とが嵌合することによって、キャリア29が固定側ハウジング21に固定されている。
特開2005−147175号公報
上記の走行減速機では、キャリア29の孔29aは、キャリア29のうちプラネタリギヤ28より基端側の部分に形成されており、その半径は、サンギヤ27の中心からプラネタリギヤ28の内側までの距離よりも大きくなっている。そして、固定側ハウジング21の先端部の一部は、この孔29aに挿入されており、プラネタリギヤ28と軸方向に並んで、プラネタリギヤ28の基端側端面より基端側に位置している。このようなプラネタリギヤ28と固定側ハウジング21の先端部との配置は、走行減速機を軸方向に大型化する一因となっている。
本発明の課題は、走行減速機を小型化することにある。
第1発明に係る走行減速機は、走行用モータを収容する固定側ハウジングと、固定側ハウジングの先端部を覆い固定側ハウジングに対して回転可能に設けられた回転側ハウジングと、回転側ハウジング内に設けられ走行用モータから出力された回転を減速して回転側ハウジングに伝達する遊星歯車式減速機構とを備える。遊星歯車式減速機構は、サンギヤと、サンギヤの周囲に配置されサンギヤの回転を回転側ハウジングに伝達する複数のプラネタリギヤと、複数のプラネタリギヤの軸部を支持し固定側ハウジングの先端部に固定されるキャリアとを有する。キャリアには、サンギヤの中心からプラネタリギヤの軸部の内側までの距離よりも小さな半径を有する孔が形成されている。そして、固定側ハウジングの先端部の少なくとも一部は、キャリアの孔に挿入され、複数のプラネタリギヤの径方向内側に位置している。
この走行減速機では、キャリアに形成された孔がサンギヤの中心からプラネタリギヤの軸部の内側までの距離よりも小さな半径を有しており、孔に挿入された固定側ハウジングの先端部が複数のプラネタリギヤの径方向内側に位置している。このため、この走行減速機では、軸方向の寸法を小さくすることができ、小型化が可能である。
第2発明に係る走行減速機は、第1発明の走行減速機であって、固定側ハウジングの先端部の少なくとも一部の外周面には、軸方向に延びる複数の溝が形成されている。また、キャリアの孔の内周面には、軸方向に延び固定側ハウジングの先端部の複数の溝と嵌合するギヤ部が形成されている。そして、キャリアの孔は、キャリアを軸方向に貫通している。
この走行減速機では、固定側ハウジングの複数の溝と、キャリアのギヤ部とが嵌合することによって、固定側ハウジングとキャリアとが固定される。
また、キャリアの製造工程においては、加工用の治具をキャリアの孔に挿入して軸方向に移動させることによって、キャリアの孔の内周面に軸方向に延びるギヤ部を形成することができる。ここで、キャリアの孔がキャリアを軸方向に貫通していることにより、治具を孔の内部において軸方向に容易に移動させることができる。
第3発明に係る走行減速機は、第1発明または第2発明の走行減速機であって、固定側ハウジングの先端部は、回転側ハウジングを回転可能に受ける軸受が嵌着される第1先端部と、第1先端部の軸方向先端側に位置しておりキャリアの孔に挿入される第2先端部とを有する。そして、第1先端部の半径は、サンギヤの中心からプラネタリギヤの軸部の内側までの距離よりも小さい。
この走行減速機では、第1先端部の半径が、サンギヤの中心からプラネタリギヤの軸部の内側までの距離よりも小さいため、第1先端部に嵌着される軸受として内径の小さいものを用いることができる。これにより、軸受のコストを低減することができる。
第4発明に係る走行減速機は、第1発明または第2発明の走行減速機であって、サンギヤの中心には、軸方向に貫通する孔が形成されている。そして、固定側ハウジングの先端部は、キャリアの孔に挿入される第2先端部と、第2先端部の軸方向先端側に位置しておりサンギヤの孔に挿入される第3先端部とを有する。
この走行減速機では、固定側ハウジングの第2先端部がキャリアの孔に挿入されると共に、さらに第3先端部がサンギヤの孔に挿入される。このため、走行減速機の軸方向の寸法をさらに小さくすることができる。
第5発明に係る走行減速機は、第4発明の走行減速機であって、第3先端部の内部には、軸受を含む走行用モータの構成部品が収容される。
第6発明に係る走行減速機は、第1発明または第2発明の走行減速機であって、サンギヤの中心には、軸方向に貫通する孔が形成されている。そして、固定側ハウジングの先端部は、キャリアの孔に挿入される第2先端部と、第2先端部の軸方向先端側に位置している第3先端部とを有する。第3先端部は、第2先端部よりも小径であり、プラネタリギヤの径方向内側に位置する。第3先端部の内部には、軸受を含む走行用モータの構成部品が収容される。
本発明に係る走行減速機では、キャリアに形成された孔がサンギヤの中心からプラネタリギヤの軸部の内側までの距離よりも小さな半径を有しており、孔に挿入された固定側ハウジングの先端部が複数のプラネタリギヤの径方向内側に位置している。このため、この走行減速機では、軸方向の寸法を小さくすることができ、小型化が可能である。
<構成>
本発明の一実施形態に係る走行減速機1を図1に示す。この走行減速機1は、例えば油圧ショベルなどの履帯式車両に備えられるものであり、油圧により駆動される走行用モータ2の駆動力によってスプロケット42を回転させ、これにより履帯(図示せず)を駆動する。走行減速機1は、固定側ハウジング3と、回転側ハウジング4と、遊星歯車式減速機構5とを備える。なお、図1は、走行減速機1の側面断面図であるが、理解の容易のために、構成部品の一部のみにハッチングを付している。
〔固定側ハウジング3〕
固定側ハウジング3は、走行用モータ2を収容しており、履帯式車両本体(図示せず)に対して固定的に取り付けられる。固定側ハウジング3は、先端部31と基端部32とを有する。
先端部31は、固定側ハウジング3における先端側(図1における左側)の部分であり、回転側ハウジング4の内部に位置している。先端部31は、走行用モータ2の回転軸方向に並んで、基端側(軸方向における先端側と反対の方向、すなわち、図1における右側)から順に、第1先端部33、第2先端部34、第3先端部35を有している。
第1先端部33は、回転側ハウジング4を回転可能に受ける一対の軸受36,37が嵌着される部分である。第1先端部33の半径R1は、後述する第2サンギヤ57の中心から第2プラネタリギヤ58の軸部58aの内側までの距離D1よりも小さくなっている。
第2先端部34は、第1先端部33の軸方向先端側に位置しており、第1先端部33より僅かに小さな外径を有している。第2先端部34の外周面38には、軸方向に延びる複数の溝が形成されている。第2先端部34の半径R2は、後述する第2サンギヤ57の中心(一点鎖線X参照)から第2プラネタリギヤ58の軸部58aの内側までの距離D1よりも小さくなっており、第2先端部34は、後述する第2キャリア59の孔59aに挿入され、複数の第2プラネタリギヤ58の軸部58aの径方向内側に位置している。
第3先端部35は、第2先端部34の軸方向先端側に位置している。第3先端部35は、第2先端部34より小さな外径を有しており、第2先端部34と第3先端部35との間には段部が形成されている。第3先端部35の半径R3は、第2サンギヤ57の中心から第2プラネタリギヤ58のギヤ部58bの内側までの距離D2よりも小さく、且つ、第2サンギヤ57の孔57bの半径よりも小さくなっており、第3先端部35は、第2サンギヤ57の孔57bに挿入されている。なお、第3先端部35の内部には、シール機構や軸受などの走行用モータ2の構成部品が収容されている。
基端部32は、先端部31の基端側において先端部31と連続しており、ボルトなどの固定手段によって、履帯式車両本体(図示せず)に固定される。基端部32と回転側ハウジング4との間には、回転側ハウジング4の内部から外部へのオイル漏れ防止および外部から内部への異物侵入防止を図るシール機構39が設けられている。
〔回転側ハウジング4〕
回転側ハウジング4は、固定側ハウジング3の先端部31を覆っており、固定側ハウジング3に対して回転可能に設けられている。回転側ハウジング4は、遊星歯車式減速機構5を内部に収納している。回転側ハウジング4は、ハブ41と、スプロケット42と、リングギヤ43と、カバー部材44とを有している。
ハブ41は、上述した一対の軸受36,37を介して固定側ハウジング3に回転可能に取り付けられている。ハブ41の外周面には、スプロケット42が取り付けられるフランジ部41aが設けられている。
スプロケット42は、ハブ41のフランジ部41aにボルト等の固定手段によって固定されており、履帯(図示せず)が巻回される部分である。
リングギヤ43は、ハブ41の先端側に設けられており、ハブ41に対して回転不能に固定されている。リングギヤ43の内周面には、ギヤ43aが形成されており、リングギヤ43は、遊星歯車式減速機構5を介して走行用モータ2からの回転を伝達される。
カバー部材44は、リングギヤ43の先端側に設けられており、回転側ハウジング4の内部空間の先端側を閉じている。
〔遊星歯車式減速機構5〕
遊星歯車式減速機構5は、回転側ハウジング4内に設けられ、走行用モータ2から出力された回転を減速して回転側ハウジング4に伝達する機構である。遊星歯車式減速機構5は、第1減速部51と、第2減速部52とを有する。
第1減速部51は、第1サンギヤ53と、複数の第1プラネタリギヤ54と、第1キャリア55とを有する。
第1サンギヤ53は、走行用モータ2の出力軸に連結されており、ボール56を介して回転側ハウジング4に対して回転可能に支持されている。
複数の第1プラネタリギヤ54は、第1サンギヤ53の周囲に配置されており、第1サンギヤ53の径方向外側において第1サンギヤ53と同心の円周上に配置されている。なお、図1では、複数の第1プラネタリギヤ54の1つのみを図示しており他は省略している。第1プラネタリギヤ54は、第1キャリア55に回転不能に支持された軸部54aと、軸部54aに回転可能に支持されたギヤ部54bとを有している。第1プラネタリギヤ54のギヤ部54bは、第1サンギヤ53のギヤ部53bおよびリングギヤ43のギヤ部43aと噛み合っている。
第1キャリア55には、後述する第2サンギヤ57の先端が挿入される孔が形成されており、孔の内周面には、第2サンギヤ57のギヤ部57aと噛み合うギヤ部55aが形成されている。
第2減速部52は、第2サンギヤ57と、複数の第2プラネタリギヤ58と、第2キャリア59とを有する。
第2サンギヤ57は、第1サンギヤ53と同心に配置されており、第1サンギヤ53に対して回転可能に設けられている。第2サンギヤ57の中心には、軸方向に貫通する孔57bが形成されており、第1サンギヤ53の軸部53aおよび固定側ハウジング3の第3先端部35がこの孔57bに挿入されている。
第2プラネタリギヤ58は、第2サンギヤ57の周囲に配置されており、第2サンギヤ57の径方向外側において第2サンギヤ57と同心の円周上に配置されている(図3参照)。なお、ここでは、4つの第2プラネタリギヤ58が設けられているが、第2プラネタリギヤ58の数はこれに限られるものではない。第2プラネタリギヤ58は、第2キャリア59に回転不能に支持される軸部58aと、軸部58aに回転可能に支持されたギヤ部58bとを有している。第2プラネタリギヤ58のギヤ部58bは、第2サンギヤ57のギヤ部57aおよびリングギヤ43のギヤ部43aと噛み合っている。
第2キャリア59は、上述したように、複数の第2プラネタリギヤ58の軸部58aを支持しており、固定側ハウジング3の第2先端部34に固定される。図2および図3に示すように、第2キャリア59の中心には、第2キャリア59を軸方向に貫通する孔59aが形成されている。図2に示すように、第2キャリア59は、第1円板部61、第2円板部62、および、複数の連結部63を有している。第1円板部61および第2円板部62は、軸方向に距離を隔てて配置されており、第2円板部62は第1円板部61よりも先端側に配置されている。孔59aは、第1円板部61および第2円板部62を貫通して設けられている。複数の連結部63は、第1円板部61と第2円板部62とを連結しており、孔59aの周囲に互いに円周方向に距離を隔てて配置されている。なお、図3に示すように、第2プラネタリギヤ58のギヤ部58bは、連結部63の間の空間に配置される。また、第1円板部61に形成された孔59aの内周面には、軸方向に延びたギヤ部59bが形成されている。この孔59aのギヤ部59bは、上述した固定側ハウジング3の先端部31の複数の溝と嵌合し、これにより、第2キャリア59が固定側ハウジング3に回転不能に固定される。また、孔59aの周囲には、第2キャリア59を軸方向に貫通しており第2プラネタリギヤ58の軸部58aが嵌め込まれる複数の孔60が形成されている。図1に示すように、孔59aの半径R4は、第2サンギヤ57の中心すなわち走行用モータ2の回転軸Xから第2プラネタリギヤ58の軸部58aの内側までの距離D1よりも小さく、且つ、第2サンギヤ57の中心から第2プラネタリギヤ58のギヤ部58bの内側までの距離D2よりも大きくなっている。このため、孔59aに挿入され嵌合した固定側ハウジング3の第2先端部34は、第2プラネタリギヤ58の軸部58aの径方向内側に位置し、且つ、第2プラネタリギヤ58のギヤ部58bより軸方向基端側に位置する。なお、図3は、図2におけるIII−III断面図である。
<動作>
この遊星歯車式減速機構5では、走行用モータ2が回転すると、第1減速部51において、走行用モータ2の出力軸に直結された第1サンギヤ53が回転し、第1サンギヤ53とリングギヤ43との間で第1プラネタリギヤ54が自転しながら公転する。これにより、第1キャリア55が第1サンギヤ53の回りを回転する。
次に、第2減速部52では、第1キャリア55と噛合する第2サンギヤ57が回転し、この第2サンギヤ57と噛合する第2プラネタリギヤ58も回転する。しかし、第2キャリア59は、固定側ハウジング3とスプライン結合されており回転しないため、第2プラネタリギヤ58は、第2キャリア59に嵌合された定位置の軸部58aを中心に回転する。これにより、第2プラネタリギヤ58と噛合しているリングギヤ43すなわち回転側ハウジング4が回転する。
<特徴>
この走行減速機1では、固定側ハウジング3の第2先端部34が、第2プラネタリギヤ58の軸部58aの径方向内側に位置しており、第2プラネタリギヤ58の基端側軸端面よりも先端側に位置している。また、固定側ハウジング3の第3先端部35が、第2キャリア59の孔59aに挿入されている。すなわち、第2サンギヤ57および第2キャリア59の内側の空間が、固定側ハウジング3の先端部31の配置空間として利用されている。これにより、この走行減速機1では、軸方向寸法が小型化されている。
また、第2キャリア59の孔59aの内周面には、軸方向に延びるギヤ部59bが形成されているが、孔59aが第2キャリア59を貫通して設けられているため、ギヤ部59bを形成する際の治具の移動が容易である。このため、ブローチ加工によるギヤ部59bの形成が可能であり、これにより、生産性を向上させることができる。
さらに、この走行減速機1では、第1先端部33の半径R1が、第2サンギヤ57の中心から第2プラネタリギヤ58の軸部58aの内側までの距離D1よりも小さいため、第1先端部33に嵌着される軸受36,37として内径の小さいものを用いることができる。これにより、軸受36,37のコストを低減することができる。
<他の実施形態>
(A)
上記の実施形態では、第1減速部51と、第2減速部52との2段の減速部が設けられているが、減速部の段数はこれに限られるものではない。
(B)
上記の実施形態では、固定側ハウジング3と第2キャリア59との固定は、溝部とギヤ部との嵌合によるスプライン結合が用いられているが、ボルトやピンなどの他の固定手段が用いられてもよい。
(C)
上記の実施形態では、履帯式車両として油圧ショベルが例示されているが、ブルドーザなどの他の履帯式車両に本発明に係る走行減速機1が適用されてもよい。
(D)
上記の実施形態では、固定側ハウジング3が第2サンギヤ57の孔57bに挿入される第1先端部33を有しているが、第1先端部33が形成されていない場合であっても、上記のように第2先端部34が第2プラネタリギヤ58の軸部58aの内側に位置することにより、走行減速機1の軸方向の小型化が可能である。
(E)
上記の実施形態では、軸受36,37の小型化の観点から、第1先端部33の半径R1が、第2サンギヤ57の中心から第2プラネタリギヤ58の軸部58aの内側までの距離D1よりも小さくなっているが、走行減速機1の軸方向の小型化の観点からは、第1先端部33の半径R1が、第2サンギヤ57の中心から第2プラネタリギヤ58の軸部58aの内側までの距離D1よりも大きくてもよい。
本発明は、走行減速機を小型化することができる効果を有し、走行減速機として有用である。
走行減速機の側面断面図。 第2キャリアの斜視図。 第2キャリアの軸断面図。 従来の走行減速機の側面断面図。
1 走行減速機
2 走行用モータ
3 固定側ハウジング
4 回転側ハウジング
5 遊星歯車式減速機構
31 先端部
33 第1先端部
34 第2先端部
35 第3先端部
57 第2サンギヤ(サンギヤ)
58 第2プラネタリギヤ(プラネタリギヤ)
59 第2キャリア(キャリア)

Claims (6)

  1. 走行用モータを収容する固定側ハウジングと、
    前記固定側ハウジングの先端部を覆い前記固定側ハウジングに対して回転可能に設けられた回転側ハウジングと、
    前記回転側ハウジング内に設けられ、前記走行用モータから出力された回転を減速して前記回転側ハウジングに伝達する遊星歯車式減速機構と、
    を備え、
    前記遊星歯車式減速機構は、
    サンギヤと、
    前記サンギヤの周囲に配置され、前記サンギヤの回転を前記回転側ハウジングに伝達する複数のプラネタリギヤと、
    複数の前記プラネタリギヤの軸部を支持し、前記固定側ハウジングの先端部に固定されるキャリアと、
    を有し、
    前記キャリアには、前記サンギヤの中心から前記プラネタリギヤの軸部の内側までの距離よりも小さな半径を有する孔が形成されており、
    前記固定側ハウジングの先端部の少なくとも一部は、前記キャリアの孔に挿入され、複数の前記プラネタリギヤの径方向内側に位置している、
    走行減速機。
  2. 前記固定側ハウジングの先端部の少なくとも一部の外周面には、軸方向に延びる複数の溝が形成されており、
    前記キャリアの孔の内周面には、軸方向に延び前記固定側ハウジングの先端部の複数の溝と嵌合するギヤ部が形成されており、
    前記キャリアの孔は、前記キャリアを軸方向に貫通している、
    請求項1に記載の走行減速機。
  3. 前記固定側ハウジングの先端部は、前記回転側ハウジングを回転可能に受ける軸受が嵌着される第1先端部と、前記第1先端部の軸方向先端側に位置しており前記キャリアの孔に挿入される第2先端部とを有し、
    前記第1先端部の半径は、前記サンギヤの中心から前記プラネタリギヤの軸部の内側までの距離よりも小さい、
    請求項1または2に記載の走行減速機。
  4. 前記サンギヤの中心には、軸方向に貫通する孔が形成されており、
    前記固定側ハウジングの先端部は、前記キャリアの孔に挿入される第2先端部と、前記第2先端部の軸方向先端側に位置しており前記サンギヤの孔に挿入される第3先端部とを有する、
    請求項1または2に記載の走行減速機。
  5. 前記第3先端部の内部には、軸受を含む前記走行用モータの構成部品が収容される、
    請求項4に記載の走行減速機。
  6. 前記サンギヤの中心には、軸方向に貫通する孔が形成されており、
    前記固定側ハウジングの先端部は、前記キャリアの孔に挿入される第2先端部と、前記第2先端部の軸方向先端側に位置しており前記前記第2先端部よりも小径であり前記プラネタリギヤの径方向内側に位置する第3先端部とを有し、
    前記第3先端部の内部には、軸受を含む前記走行用モータの構成部品が収容される、
    請求項1または2に記載の走行減速機。
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