JPS6132387Y2 - - Google Patents

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JPS6132387Y2
JPS6132387Y2 JP1980029708U JP2970880U JPS6132387Y2 JP S6132387 Y2 JPS6132387 Y2 JP S6132387Y2 JP 1980029708 U JP1980029708 U JP 1980029708U JP 2970880 U JP2970880 U JP 2970880U JP S6132387 Y2 JPS6132387 Y2 JP S6132387Y2
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JP
Japan
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pawl
cylindrical gear
pinion
cylindrical
hour hand
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JP1980029708U
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JPS56131485U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は時差修正機能を持つアナログ時計の筒
車に関するものである。
従来より提案されてきている時差修正機能を持
つアナログ時計について見ると、構造が複雑であ
るか、組立調整が容易でないか、動作が不完全で
あるか等の欠点を持つていた。中でも動作が不完
全であるという事は致命的な欠陥となるため、そ
れを解消しようとして、やゝもすると複雑な構造
になつていた。
本考案は上記観点に鑑み、容易な構造で、且つ
動作の確実な機構を提案する事を目的とし、その
特徴とする所は、第1の筒歯車、第2の筒歯車、
及び、磁石を有して構成した筒車であり、前記第
1の筒歯車と前記第2の筒歯車には各々位置決め
手段を施し、該位置決め手段に基いて前記第1の
筒歯車と前記第2の筒歯車がその相対位置を取る
際に、前記磁石の作用の基に遂行されるところに
ある。
以下、図面に基き本考案を説明する。
図面は本考案の一実施例を示し第1図は筒車の
断面図、第2図A及びBは第1図の正面図及び側
面図である。第1図は筒車1を筒カナ2に係合し
た状態を示しており、該筒車1は、第1の筒歯車
11、第2の筒歯車12、及び、永久磁石13、
14,15を持つて構成してある。
該第2の筒歯車12は磁性体(本実施例では
SK材で作つた)よりなり、且つ、3個の永久磁
石13,14,15を接着により固持している。
又、該第2の筒歯車12は、中心部に前記筒カナ
2と回転係合するための軸穴121を有し、且
つ、12個の山形歯形を持つ第2のツメ122を有
している。
前記第1の筒歯車11は磁性材(本実施例では
SK材)よりなり、更に、前記筒カナ2と、転係
合するための軸穴111、時針(図示せず)を保
持するための軸壁112、及び、前記第2の筒歯
車12の第2のツメ122と同様形状をし、且つ
該第2のツメ122と係合する12個の山形歯形を
持つ第1のツメ113を有している。
上述した、前記第1の筒歯車11、前記第2の
筒歯車12、及び、前記永久磁石13,14,1
5からなる筒車1は、第1図に示す如く筒車2に
回転自在に軸着され、その際、第1の筒歯車11
の第1のツメ113と第2の筒歯車12の第2の
ツメ122は各々谷部と山部が係合して、前記永
久磁石13,14,15の磁気力によりその位置
を確保している。
該筒車1を時計の輪列に組み込むとすると、前
記第2の筒歯車12を日ノ裏カナ(図示せず)に
噛み合せ、且つ、時差修正のため力の伝達を行う
中介車(図示せず)を前記第1の筒歯車11に噛
み合わせる。又、該第1の筒歯車11の軸壁11
2には時針(図示せず)を固定する。
筒車1の動作を説明すると、通常の時計の動作
時は日ノ裏カナから回転を伝達されて前記第2の
筒歯車12が12時間に1回転する。この時、前記
第1の筒歯車11は、第1のツメ113と前記第
2の筒歯車の第2のツメ122との係合、及び、
前記永久磁石13,14,15の磁気力の動作に
よつて、前記第2の筒歯車12と一体となつて動
く。それ故、時針は前記第2の筒歯車12の回転
と同一の回転を行う。
次に、時差修正のために中介車が回転を受ける
と、該中介車は前記第1の筒歯車11に力を及ぼ
し回転を与える。この時、該第1の筒歯車11
は、前記永久磁石13,14,15の及ぼす磁気
力の作用のもとに、第1のツメ113を介してツ
メ第2のツメ122に力を及ぼし前記第2の筒歯
車12に回転力を与える。該第2の筒歯車12は
日ノ裏カナに係合し、以下、増速輪列(図示せ
ず:従来の時計輪列である)を従えているために
大きな負荷を背おつている。
本考案による第1のツメ113、第2のツメ1
22の各々の山形の形状、及び、永久磁石13,
14,15の磁気力は、それらの形状と磁気力に
よつて定める回転伝達力(前記第1の筒歯車11
から前記第2の筒歯車12に伝えるトルクを作つ
ているが、該回転伝達力を前記第2の筒歯車12
を回転させない範囲で大きくする如く設定されて
いる。
それ故、前記第1の筒歯車11の第1のツメ1
13は前記第2の筒歯車12の第2のツメ122
との係合状態を変える。第1のツメ113、第2
のツメ122は各々12個の山形を所有しているた
め、前記した係合状態を変える際に、時針1回転
当り12のクリツク感を持つて係合状態を変えるよ
うになる。1個のクリツク感を得られた第1の筒
歯車11の回転は時針を1時間変えた事になる。
本考案による筒車1は上述した如く、構成さ
れ、且つ、動作するが、実施例の第1のツメ11
3、第2のツメ122に於いて一方の第1のツメ
113若しくは122の山形の数を3個以上12個
迄任意に設定する事ができ、この時、該一方のツ
メ113若しくは122に設けられたツメは12個
の山形を有する他方のツメに12個のクリツク感を
持つた静止位置を確保する如く配置する事によつ
て、実施例の説明と同様の効果を期待できる。
又、永久磁石13,14,15を本実施例では
3個用いたが場合によつては任意にする事ができ
る。但し、この場合は軸穴121に関して対称の
位置を占める如く設置した方がより良い。
又、本実施例では永久磁石13,14,15を
第2の筒歯車12に設けたが、第1の筒歯車11
に設けてもよい。
最後に本考案による筒車1の特徴及び効果を再
述すると (1) 永久磁石13,14,15を用いれば構造が
簡単にして時差修正用筒車1が得られる。
(2) 永久磁石13,14,15を第1の筒歯車1
1と第2の筒歯車12の間に位置せしめたた
め、及び、対となるツメ113,122を使用
したため、永久磁石13,14,15とツメ1
13,122を同一平面で作られた空間に設置
でき、時差修正の機能を設けるために必要とす
る容積を非常に小さくできる。
(3) 第1の筒歯車11と第2の筒歯車12とを磁
性材で構成したために、永久磁石13,14,
15の放出する磁力線を閉回路に構成でき、磁
気効率の向上、及び、該永久磁石13,14,
15が他に及ぼす影響(例えば時計に用いられ
ている変換機等)を少くできる。
等があり、実用効果上顕著なものがある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は筒車
を筒カナに係合せしめた状態を説明する断面図、
第2図Aは第2の筒歯車の正面図、第2図BはA
図の側面図である。 11……第1の筒歯車、12……第2の筒歯
車、13,14,15……永久磁石、113……
第1のツメ、122……第2のツメ、112……
軸壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒カナ及び該筒カナと回転係合するための第1
    及び第2の筒歯車からなる筒車において、該第1
    の筒歯車は、時針を保持するための軸壁、12個の
    山形歯形をもつ第1のツメを有し、時差修正のた
    めの回転を伝達する中介車にかみ合い、該第2の
    筒歯車は、永久磁石を固持し、前記第1のツメと
    係合する12個の山形歯形をもつ第2のツメを有
    し、通常の時計動作のための回転を伝達する日ノ
    裏カナとかみ合い、前記第1のツメは、前記中介
    車から伝達された時差修正のための回転を受け
    て、前記第2のツメの上をすべり前記時針のみを
    回転させ、前記第2のツメは、前記日ノ裏カナか
    ら伝達された時計動作のための回転を受けて前記
    第1のツメとの係合力と前記永久磁石の磁気力と
    によつて前記第1の筒歯車と前記第2の筒歯車と
    が一体となつて動くように働き、前記時針を回転
    させる構成をもつていることを特徴とする時差修
    正機能付き時計の筒車。
JP1980029708U 1980-03-07 1980-03-07 Expired JPS6132387Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980029708U JPS6132387Y2 (ja) 1980-03-07 1980-03-07

Applications Claiming Priority (1)

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JP1980029708U JPS6132387Y2 (ja) 1980-03-07 1980-03-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56131485U JPS56131485U (ja) 1981-10-06
JPS6132387Y2 true JPS6132387Y2 (ja) 1986-09-20

Family

ID=29625610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980029708U Expired JPS6132387Y2 (ja) 1980-03-07 1980-03-07

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JP (1) JPS6132387Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6027983U (ja) * 1983-08-03 1985-02-25 中板橋商事有限会社 中央コントロ−ルマージャン遊戯装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6027983U (ja) * 1983-08-03 1985-02-25 中板橋商事有限会社 中央コントロ−ルマージャン遊戯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56131485U (ja) 1981-10-06

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