JP2751593B2 - 時計の修正構造 - Google Patents

時計の修正構造

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、外部操作部材の往復運動により時計を停止
することなく時刻を容易に修正することができる時計の
修正構造に関する。
[従来の技術] 従来は特開昭59−160791号公報に記載されるような時
差修正付き時計が知られている。
[発明が解決しようとする課題] 最近は海外旅行の機会も増え、海外を渡り歩いて仕事
をする人も多い。また、アメリカのように国内で時差の
ある国もあり、時計を止めることなく時差のみ簡単に修
正できる時差修正付時計の需要は増加している。
従来技術の構造は、りゅうずを1段引き出して回転す
ることにより時差修正をする。りゅうずを引き出して回
転するという操作は時計を腕に付けた状態では非常にや
りにくく、時計を腕からはずして操作しなければならな
い。また、りゅうずの回転量で時差修正ステップを調整
しなければならなく、何時間修正したか解り難い。時計
を腕につけた状態で容易に希望の時間だけ修正するに
は、例えば、ボタンを1回押し込むと1ステップ修正で
きる構造が使い易い。しかし、ボタンの往復運動で常時
回転している時差筒車を確実に1ステップ修正するのは
困難であった。
本発明はこのような課題を解決するもので、その目的
とするところは簡単な構造で、容易に時差修正できる構
造を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の時計の修正構造は、動部から伝達輪列により
常時回転する時刻表示部材を有し、前記時刻表示部材を
ステップ的に修正するスリップ機構を有する時計の修正
構造において、 通常は前記時刻表示部材と切り離されており、ジャン
パにより回転方向の位置が躍制される躍制車を有し、 外部操作部材の往復運動により前記時刻表示部材と前
記躍制車を輪列結合させた後、前記躍制車を一定量回転
させることにより、前記時刻表示部材をステップ的に修
正することを特徴とする。
[実施例] 以下に、本発明の実施例を図面にもとづいて説明す
る。
第1図は本発明の1つの実施例を示す時計の平面図で
ある。1は12時間制の時針であり、2は分針、3は秒
針、4は時針1の示す時刻の都市を指し示す都市針であ
る。5はボタン、7はりゅうずである。また、8は文字
板であり、都市名8aが印刷されている。ここで、都市名
8aは1時間の時差毎に15゜ずらして印刷してある。この
時計の見方は時針1、分針2及び秒針3により通常の時
計の様に10時8分42秒を示していることがわかる。ま
た、都市針4は文字板8のTOKYOを示しているため、こ
の時計は東京の時刻を示していることがわかる。時差修
正操作は、ボタン5を押し込むことにより時針1を30
゜、都市針4を15゜ステップで同時に時計方向に時計を
止めることなく修正できる。例えば東京にいた人がロン
ドンにきたとすると、都市針4をLONDONの位置にする。
これで時針1は1時台を示し、時差を考えることなく時
差修正ができる。
第2図及び第3図は第1図のボタン5を押し込んでい
ない状態の断面図である。地板10は時計体の基盤であ
る。図には示していないが、本時計はステッピングモー
タにより駆動され、輪列結合により減速され秒針3の固
定される4番車11を1分で1周する様に駆動する。4番
車11の回転は3番車12、2番車13、日の裏車14を介して
筒車15に伝達される。ここで、2番車13は1時間で1
周、筒車15は12時間で1周するように歯数を設定してい
る。筒車15は筒歯車15a、時差修正中間車15b及び筒真15
cからなる。時差修正中間車15bと筒真15cは締代結合に
より固定され、筒歯車15aと筒真15cは筒歯車15aに1体
で形成された躍制バネのばね力により固定されている。
筒真15cには12枚の歯があり、躍制バネと係合している
ため、筒真15cは筒歯車15aに対して30゜ステップで回転
するスリップ機能を形成している。時差修正車16は時差
修正歯車16aと時差修正かな16bからなり、時差修正中間
車15bと噛み合わなよう時差修正レバー17により位置決
めされている。都市車18は衝撃等で回転しないように都
市ジャンパ19により躍制され、時差修正かな16bと噛み
合っている。ここで、時差修正中間車15bの歯数は45
枚、時差修正歯車16aは60枚、時差修正かな16bは12枚、
都市車18は24枚である。
第4図、第5図及び第6図はボタン5を押し込む時の
作動を示す平面図である。第4図はボタン5を押し込む
前であり、時差修正歯車16aと時差修正中間車15bが係合
しない様に時差修正レバー17の案内穴17aと地板10の案
内穴10aにより位置決めされる。第5図はボタン5を押
し込む途中であり、時差修正レバー17の案内穴17aと地
板10の案内穴10aにより時差修正歯車16aと時差修正中間
車15bが係合する。この時、時差修正歯車16aと時差修正
中間車15bの位相のずれ分筒車15のスリップ機構の筒歯
車15aと筒真15cに位相差を生ずる。時差修正中間車15b
の歯数が45枚のため、噛み合いの時の筒真15cの位置ず
れは、最大1ピッチの半分の4゜となる。第6図はボタ
ン5を押し込んだ状態を示している。時差修正レバー17
が都市車18に完全に入り込むと都市車18の歯の3/4ピッ
チ(11.25゜)送る様に設定してあり、時差修正中間車1
5bから都市車18までの減速比は8/3のため、筒真15cは筒
歯車15aに対して30゜回転する。筒歯15のスリップ機構
は30゜±15゜の送りで1ステップ送りとなるため、先に
述べた4゜の位相ずれを吸収することができる。本実施
例では量産性を考慮し時差修正中間車の歯数を時差修正
ステップの3.75倍にしたが、原理的には1倍以上あれば
良い。この後ボタン5を放せば時差修正レバーはもとに
戻り、都市車18は残りの1/4ピッチ回転しトータル15゜
の修正が完了する。
第7図は本発明の他の実施例を示す平面図である。時
差修正レバーA37と時差修正レバーB47、時差修正車A36
と時差修正車B46は同一部品である。時差修正車A36及び
時差修正車B46は、地板の案内穴30a及び30bと時差修正
レバーA37の案内穴37a及び時差修正レバーB47の案内穴4
7aにより位置決めされる。ボタンA25を押すことによ
り、時差修正車A36が時差修正中間車15Bと係合した後、
時差修正レバーA37が時差修正車A36と係合し時計方向に
都市車18及び筒真15cを修正する。また、ボタンB45を押
すことにより時差修正車B46が時差修正中間車15bと係合
した後、時差修正レバーB47が時差修正車B46と係合し都
市車18及び筒真15cを反時計方向に修正する。
第8図は本発明の他の実施例を示す平面図である。筒
真65と時差修正車66の構造は時差修正中間車65bと時差
修正かな66bの外径が異なること以外は第2図から第6
図で説明した筒車15及び時差修正車16と同一であり、歯
数も同じである。時差修正車66は地板の案内穴60aに案
内されると共に、躍制ジャンパ69により躍制位置決めさ
れる。ボタン55を押し込むと時差修正レバー67は時差修
正車66と係合し、ボタン55の押し込み力で2点鎖線で示
す様に時差修正車66と時差修正中間車65bを係合させた
後、筒真65cを30゜回転させることができる。
以上、モータを使用した時計で説明してきたが、メカ
式の時計でも同様の効果がある。また1時間ステップの
時差修正機構で説明してきたが、本発明はそれに規定す
るものではなく、駆動部を停止することなくステップ的
に修正できるするものであればなんでもよい。また、時
刻表示部材を12時間制の時針で説明したが、24時間制で
もよいし、円板等時刻を表示できる物であればよい。ま
た、外部操作部材としてボタンを用いて説明したが、り
ゅうずの往復運動による修正構造でも同様の効果が得ら
れる。
[発明の効果] 以上説明してきたように本発明によれば、外部操作部
材を往復運動させるという時計を腕に付けた状態で行い
易い操作であり、かつ1操作で1ステップ修正でき、非
常に使い易く解り易い時計の修正構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1つの実施例を示す平面図。 第2図、第3図は第1図の断面図。 第4図、第5図及び第6図は時差修正時の各部品の作動
を示す平面図。 第7図は本発明の他の実施例を示す平面図。 第8図は本発明の他の実施例を示す平面図。 1……時針 2……分針 4……都市針 5,25,45,55……ボタン 15,65……筒車 16,36,46,66……時差修正車 17,37,47,67……時差修正レバー 18……都市車 19……都市ジャンパ 69……躍制ジャンパ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動部から伝達輪列により常時回転する時
    刻表示部材を有し、前記時刻表示部材をステップ的に修
    正するスリップ機構を有する時計の修正構造において、 通常は前記時刻表示部材と切り離されており、ジャンパ
    により回転方向の位置が躍制される躍制車を有し、 外部操作部材の往復運動により前記時刻表示部材と前記
    躍制車を輪列結合させた後、前記躍制車を一定量回転さ
    せることにより、前記時刻表示部材をステップ的に修正
    することを特徴とする時計の修正構造。
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EP1933210B1 (fr) * 2006-12-13 2010-03-10 Compagnie des Montres Longines, Francillon SA Mécanisme de mise à l'heure d'un indicateur d'heures

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