JPH037832Y2 - - Google Patents

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JPH037832Y2
JPH037832Y2 JP1980126234U JP12623480U JPH037832Y2 JP H037832 Y2 JPH037832 Y2 JP H037832Y2 JP 1980126234 U JP1980126234 U JP 1980126234U JP 12623480 U JP12623480 U JP 12623480U JP H037832 Y2 JPH037832 Y2 JP H037832Y2
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JP
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wheel
winding stem
pinion
hour
small iron
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JP1980126234U
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JPS5750077U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、時計の輪列構造における裏輪列構造
に関するものである。婦人用時計のケース外形形
状の基本としては、丸型、ダ円形、角型、アーモ
ンド型等、数種類に区別できるが、この中の角型
のタテ長モデルについては、最近特に、バンド
と、時計が一体となつたブレスレツドタイプのも
のが好まれる傾向が強く、3時−9時の巾が狭い
より細身のムーブメントが必要となる。3時−9
時方向の狭いムーブメントでは、切換機構と裏輪
列のスペースが圧迫され、それが、細身ムーブメ
ントの実現を難しくしていた。
3時−9時方向を狭くするための裏輪列構造と
して、第1図に示すような、従来の一般的な構造
では、二番車1、日の裏車2、小鉄車3が、時計
の中心から地板外形までの片側に全て配置されて
おり、これに加えて、かんぬき6、おしどり7、
つづみ車8等も、巻真軸(3時方向)上に配置さ
れているため、3時−9時方向の巾を狭くするに
は、各部品どうしのスキマを詰めたり、形状を小
さくする等が考えられるが、部品の強度上の問題
もあり、実際には困難である。
本考案は、上記の問題点を解決しようとするも
ので、その目的は、裏輪列の配置を工夫して3時
−9時方向の巾を狭くし小型化されたモデルを提
供しようとすることにある。
本考案による時計の輪列構造は、地板に装着さ
れる巻真と、前記地板に保持される二番受に植立
された二番車軸に係合し回転する二番車と、前記
二番車の軸部に係合し回転する筒車と、前記地板
に形成されたピンと係合し前記二番車の回転を前
記筒車に伝える日の裏車と、前記地板に配設され
た軸に係合し前記巻真に保持されたつづみ車を介
し前記巻真の回動を前記二番車に伝える小鉄車
と、前記二番車と日の裏車と小鉄車と断面的に重
なる電池とを有してなり、前記日の裏車は前記二
番車に対して前記巻真とは反対側にて前記二番車
のカナに直接噛合され、かつ前記小鉄車と前記二
番車と前記日の裏車の各々の軸を結ぶ線を前記巻
真の軸線に一致させて配置されており、更に前記
小鉄車と前記二番車と前記日の裏車は前記巻真の
軸線に対し一方の側に配設される電池と平面的に
重なることなく配置されてなることを特徴とす
る。
以下に、本考案の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
第2図は本考案の実施例を示す平面図、第3図
は、その断面図である。二番車1は、二番カナ1
aと、二番歯車1bにより構成され、二番受15
に植立された二番車軸12に、ガタを有して案内
されている。日の裏車2は、日の裏カナ2aと、
日の裏歯車2bにより構成され、地板11に成形
されたピン11aに回転可能に軸着している。小
鉄車3は、地板11に成形された軸11bに回転
可能に軸着している。筒車4は二番カナ1aの軸
部1cに回転可能に軸着している。ここで日の裏
車2は二番車1に対して巻真5とは反対側に配置
されており、日の裏歯車2bは、二番カナ1aと
噛合し、日の裏カナ2aは、筒車4と噛合する。
これにより、二番車1の回転を筒車4に伝達し、
時間を表示する。巻真5側に配置された小鉄車3
は、二番カナ1aと噛合し、針合わせ時に、小鉄
車3の回転が二番カナ1aに伝わり、分表示が修
正され、さらに、二番カナ1aから、日の裏歯車
2b、日の裏カナ2a、筒車4へと回転が伝えら
れ、時表示が修正される。小鉄車3と二番車1と
日の裏車2の各々の軸を結ぶ線は巻真5の軸線と
一致するよう配置されている。従来の日の裏車は
二番カナと小鉄車の間に配置されたため、二番カ
ナの摩擦トルクが日の裏車にかかり、その力に耐
えるために日の裏車軸は太いものが必要だつた。
しかし、本考案による配置によれば、日の裏車に
は、二番車から筒車に動力伝達のための極弱い力
がかかるだけであるため、日の裏車軸の径を細く
できる。従つて、従来のものより、歯底径を小さ
くできるため、モジユールが小さく、径の小さな
歯車が使えるため、小型化にも効果がある。ま
た、日の裏車軸の径が細いため、接触面積が少な
く輪列負荷も、低減される。次に切換部について
説明する。巻真5は、地板11に設けられた穴1
1c及び11dにより、回転可能に案内されてい
る。つづみ車8は、その中心に角形状の穴8aが
設けられ、巻真5に設けられた角部5a部と、ガ
タをもつて軸着しており、巻真5の回転に伴い回
転する。おしどり7は、地板11に固定されたお
しどり軸13に、回転可能に係合し、おしどり7
の7a部は、巻真5と係合している。かんぬき6
は、地板11に固定されたかんぬきピン14に、
回転可能に係合し、その6a部と、おしどり7の
7b部が係合することにより、おしどり7、かん
ぬき6の、双方の位置が決められる。かんぬき6
の6b部は、つづみ車8の溝部8bと係合し、つ
づみ車8の位置を決めている。裏押え10は地板
11に設けられたピン11e,11fにより案内
位置決めされ、ネジ16,17により固定されて
いる。針合わせ状態にするには、巻真5を図の矢
印方向に引き出す。これにより、おしどり7、か
んぬき6は、それぞれ第2図の1点鎖線の状態ま
で作動する。それに伴い、つづみ車8は、1点鎖
線8′の位置まで移動し、その歯部8cは、小鉄
車3と噛合する。そして、巻真5を回転させるこ
とにより、つづみ車8も回転し、その回転は、小
鉄車3に伝えられ、前述のように、二番カナ1
a、日の裏歯車2b、日の裏カナ2a、筒車4へ
伝えられ、針合わせがされる。この時かんぬき6
のばね部6cのばね力は、かんぬき6を通常の位
置にもどす方向に働いているため、巻真5を矢印
と反対方向に押すことにより、おしどり7の7b
部とかんぬき6の6a部の係合が、一時的にはず
れ、かんぬき6、おしどり7、巻真5、つづみ車
8は、通常の状態に戻される。
次に表部品との関係について説明する。電池
9、三番車18、四番車19、ローター20、ス
テーター21、コイル22は、日の裏車2、小鉄
車3とは、地板11を介して反対側に配置されて
いる。電池9は、その外周の一部が、日の裏歯車
2bの外周の一部とほぼ一致している。三番車1
8、四番車19、ローター20は、各々地板11
に固定された軸受と、輪列受に設けられた軸受に
より、軸支されている。表輪列の噛合の配列は、
ローター…四番車…三番車…二番車である。三番
車の軸支部は、筒車4、日の裏歯車2bと重なる
位置に配置されている。日の裏車の軸11aは、
表輪列の軸支部と、電池9とにはさまれた、ほぼ
中央に位置し、日の裏車2は、電池9と、表輪列
に囲まれる位置に配置されている。小鉄車3、二
番車1、日の裏車2は、断面的に重なる電池9の
外周に、ほぼ沿つて平面的に重なることなく配列
され、さらにそのまわりから、表輪列の三番車1
8、四番車19、ローター20が取り巻いてい
る。ステーター21は、平面的に、日の裏車2と
重なつている。
以上の如く、本考案の構成によれば、1)二番
カナと、小鉄車を、直接噛合わせることにより、
従来、第1図のように、日の裏車が、二番カナと
小鉄車の間に介在する構造では、狭くすることの
できなかつた3時−9時方向の巾を、狭めること
ができる。しかも、電池は二番車と日の裏車と小
鉄車と断面的に重なる断面配置としたことから、
それらが断面的に重なることがなく薄い時計体を
もたらし、かつ小鉄車と二番車と日の裏車の各々
の軸を結ぶ線を巻真の軸線に一致させて配置しこ
の小鉄車と日の裏車と平面的に重ならない条件で
それらに近接して電池を配設できることから、時
計全体の3時−9時方向の幅を更に狭めることが
できる。2)日の裏車は、二番カナから筒車への
動力伝達という単機能部品であるため、小鉄車の
位置に制約されることなく、二番カナと噛合つて
いれば、自由な位置に配置することができること
から、小鉄車−二番カナ−日の裏車の各々の軸を
結ぶ線を巻真の軸線に一致させて配置することに
より、針合わせ時に巻真の左回転時と右回転時で
は各々の車のガタは巻真軸に関して対称方向に寄
るため左回転での噛合効率、トルク変動に同じ特
性を得ることができる。3)針合わせ時に、二番
に一定の摩擦力を持たせる構造においても、日の
裏車にはその摩擦による力はかからない。また、
通常運針時に日の裏車にかかるトルクは、単純な
動力伝達のためだけであり、日の裏車の軸径を細
くすることができ、その分、モジユールの小さな
車が使え時計の小型化に効果がある。また、軸の
接触面積が減るため軸列負荷の低減が図れること
から、3時−9時の巾が狭まく、女持時計として
魅力あるデザインのモデルを、市場に提供できる
ばかりでなく、ムーブメントの設計自由度の増
大、輪列負荷低減への寄与等、設計者にとつても
利益の大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図従来の裏輪列構造の平面図、第2図本考
案の実施例の平面図、第3図本考案の実施例の断
面図。 1……二番車、2……日の裏車、3……小鉄
車、4……筒車、5……巻真、6……かんぬき、
7……おしどり、8……つづみ車、9……電池、
10……裏押え、11……地板、18……三番
車、19……四番車、20……ローター、21…
…ステータ、22……コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地板に装着される巻真と、前記地板に保持され
    る二番受に植立された二番車軸に係合し回転する
    二番車と、前記二番車の軸部に係合し回転する筒
    車と、前記地板に形成されたピンと係合し前記二
    番車の回転を前記筒車に伝える日の裏車と、前記
    地板に配設された軸に係合し前記巻真に保持され
    たつづみ車を介し前記巻真の回動を前記二番車に
    伝える小鉄車と、前記二番車と日の裏車と小鉄車
    と断面的に重なる電池とを有してなり、前記日の
    裏車は前記二番車に対して前記巻真とは反対側に
    て前記二番車のカナに直接噛合され、かつ前記小
    鉄車と前記二番車と前記日の裏車の各々の軸を結
    ぶ線を前記巻真の軸線に一致させて配置されてお
    り、更に前記小鉄車と前記二番車と前記日の裏車
    は前記巻真の軸線に対し一方の側に配設される電
    池と平面的に重なることなく配置されてなること
    を特徴とする時計の輪列構造。
JP1980126234U 1980-09-05 1980-09-05 Expired JPH037832Y2 (ja)

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JP1980126234U JPH037832Y2 (ja) 1980-09-05 1980-09-05

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JP1980126234U JPH037832Y2 (ja) 1980-09-05 1980-09-05

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Publication Number Publication Date
JPS5750077U JPS5750077U (ja) 1982-03-20
JPH037832Y2 true JPH037832Y2 (ja) 1991-02-26

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980126234U Expired JPH037832Y2 (ja) 1980-09-05 1980-09-05

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5174672A (en) * 1974-12-24 1976-06-28 Suwa Seikosha Kk Tokei tokunidenkidokeino hariawasekiko

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5174672A (en) * 1974-12-24 1976-06-28 Suwa Seikosha Kk Tokei tokunidenkidokeino hariawasekiko

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Publication number Publication date
JPS5750077U (ja) 1982-03-20

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