JPH04340493A - 機械式及び/または電気機械式の時計 - Google Patents

機械式及び/または電気機械式の時計

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JPH04340493A
JPH04340493A JP3280315A JP28031591A JPH04340493A JP H04340493 A JPH04340493 A JP H04340493A JP 3280315 A JP3280315 A JP 3280315A JP 28031591 A JP28031591 A JP 28031591A JP H04340493 A JPH04340493 A JP H04340493A
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JP
Japan
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gear
date
display
mechanisms
drive
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Application number
JP3280315A
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English (en)
Inventor
Laszlo Ferenczy
ラスツロ・フェレンツィ
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Ebauchesfabrik ETA AG
Original Assignee
Ebauchesfabrik ETA AG
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    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B19/00Indicating the time by visual means
    • G04B19/24Clocks or watches with date or week-day indicators, i.e. calendar clocks or watches; Clockwork calendars
    • G04B19/243Clocks or watches with date or week-day indicators, i.e. calendar clocks or watches; Clockwork calendars characterised by the shape of the date indicator
    • G04B19/247Clocks or watches with date or week-day indicators, i.e. calendar clocks or watches; Clockwork calendars characterised by the shape of the date indicator disc-shaped
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    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B19/00Indicating the time by visual means
    • G04B19/26Clocks or watches with indicators for tides, for the phases of the moon, or the like
    • G04B19/268Clocks or watches with indicators for tides, for the phases of the moon, or the like with indicators for the phases of the moon

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械式及び/または電
気機械式の時計、特に日付及び月相時計として知られる
形式の時計に関するものである。さらに詳しく言えば、
本発明は、小型で、太陰月と呼ばれる朔望月をユーザに
知らせるため月相の表示と関連させた日付表示を含む腕
時計または時計ムーブメント等の時計に関するものであ
る。さらに言えば、本発明は、日付表示部材を支持し、
通常通りに31の歯を備えた日付歯車が時計の中心に時
間及び分の管部と同軸的に配置されている、日付及び月
相を示す時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】日付及び月相の表示を備えた時計の基本
的な問題は、電気機械式時計の場合には電流供給の中断
による、または完全な機械式の時計の場合には巻き上げ
機構を作動させなかったことによる狂いの処理を軽減す
るために両表示のための迅速補正手段をユーザに提供す
ることである。
【0003】このため、日付及び月相の表示を変更する
第1の方法は、時間及び分表示手段のための時間設定を
行うための巻き上げステムを用いて、その表示手段を必
要な経過日数分だけ、場合によっては数週間分を回転さ
せるものである。この方法では、それぞれ日付及び月相
を表示するための機構の切り換えが24時間毎に繰り返
されるだけであるため、時間がかかることは十分に理解
されるであろう。このため、この方法は非常に時間がか
かり、めんどうでもある。このため、時間及び分表示手
段を作動させて必要な日数分を経過させることをしない
で両表示を迅速に補正できるようにする別の手段を提供
することが必要である。
【0004】また、ムーベメントが通常に作動している
時も、日付の変更及び月相の視覚的進行が瞬時に実施さ
れることは常に望まれている。これには様々な解決法が
提供されているが、中でも最も用いられているものは、
ジャンパ機構の名前で知られている。これまで、日付及
び月相のためのそれぞれの歯車が星形歯車で、すなわち
三角歯を設けたディスクで構成されており、それの駆動
には、その星形歯車に常時は噛み合っていないが、所定
周期で、すなわち24時間毎にそれら2つの星形歯車を
連続的または同時に作動させる装置を用いなければなら
ない。この駆動装置は、例えば歯車に固定されて時計ム
ーブメントの設定歯車と噛み合ったピンによって構成で
きる。
【0005】しかし、そのようなジャンパ機構を迅速補
正装置と組み合わせると、ユーザが表示された日付を変
更している間、同時にピンの1つすなわち星形歯車の駆
動ピンが、例えば日付星形歯車と噛み合っていることは
理解されるであろう。ピンが対応の星形歯車と噛み合っ
ている間の時間は比較的長いので、これはとても無視で
きないであろう。
【0006】時計は一般的に星形歯車を逆転作動させる
ことができず、そのような場合には構成部材のいずれか
が破損してしまうであろう。1891年のスイス特許C
H第4542号は、これらの問題を処理するための改良
式日付機構を提案している。その機構は、標準通りに日
付を表示する日付星形歯車と、月相を表示する月相用の
星形歯車とを備えている。これらの2つの星形歯車は、
時計ムーブメントの設定歯車に連結された独特の駆動装
置によって連続的に駆動され、この駆動装置の表面には
ばねの作用を受けるリフト部材が設けられている。この
リフト部材は時には日付星形歯車と噛み合い、また時に
は月相用の星形歯車と噛み合うことによって、ジャンパ
ばねと協働してそれらを前進させることができるように
なっている。
【0007】さらに、そのような日付機構には補正装置
が設けられている、すなわちムーブメントのベースプレ
ートの上に細長いレバーが回動可能に取り付けられてお
り、その第1自由端部は対応の星形歯車の一方を作動さ
せることができるように設けられているのに対して、第
2端部は時計ケースの外側に配置されている。このため
、ユーザはこれらの補正装置を押し付けることによって
直接的に日付及び月相用の星形歯車を動作でき、これに
よって同様にして表示を変更することができる。さらに
、駆動装置のリフト部材はそれを支持している歯車に弾
性的に連結されているので、リフト部材はクリック現象
によって、歯車に、従ってムーブメントの他の構成部材
に影響を与えることなくこれらの戻し装置の作用に耐え
ることができる。
【0008】しかしながら、そのような機構には多くの
問題がある。現実問題として、補正装置を用いるために
は、まずケースに側部開口が必要であり、これによって
防水が難しくなり、またそのような補正装置を設けるこ
とは一般的にあまり美的ではないことも忘れてはならな
い。さらに、そのような補正装置は複雑な形状であって
比較的長いので、それらの変位には相当の距離及びその
ために相当の空間を必要とする。また、それらの製造及
び組付けによって時計のコスト価格が相当に増加する。 さらにこの特許では、日付及び月相のためのそれぞれの
星形歯車は互いに大きく離して設けられているので、そ
れらには相当に大きい空間が必要である。このため、そ
のような構造は最初に費用がかかるだけでなく、とにか
く小型であるべき小寸法の時計の製造に利用することが
できないことは理解されるであろう。また、日付星形歯
車がムーブメントの中央にある時計では、月相用の星形
歯車をさらにムーブメントの外側寄りに配置しなければ
ならず、日付星形歯車、月相用の星形歯車及び駆動装置
のそれぞれの軸線が1直線上に配置されることになるた
め、この機構をそのような時計に装備することは難しい
【0009】さらに、「ジャーナル・スイス・ドルロジ
ェリ(d’Horlogerie)」の1953年版の
第100及び111ページのB.ハンバート(Humb
ert)の論文「レ・モントレ・カレンドリール・モデ
ルネ(Les montres calendrier
s modernes)」の図159には31の歯を付
けた日付星形歯車が時計ムーブメントの中央に時間及び
分指針と同軸的に設けられている。日付星形歯車に支持
された指針は、文字盤の外周に記された曜日の表示と一
致して前進する。この技術では、上記機構と同様である
が概念はまったく異なっている単一の駆動装置を用いる
ことによって、必要とされる空間が相当に最適化された
。すなわち、そのような駆動装置は、時計ムーブメント
によって駆動される歯車に取り付けられたカムを備えて
いる。 このカムにフィンガが設けられており、その1つが日付
星形歯車及び月相用の星形歯車を連続的に駆動するよう
になっている。そのようなカムは、カムの外周に設けら
れた部分的空隙部にはめ込まれたピンを介してカムを固
定した歯車によって駆動される。そのような空隙部には
ピンに当接する2つの肩部が形成されている。このため
、表示星形歯車の一方を迅速に補正したい場合、カムは
駆動歯車に対して自在に取り付けられているので、カム
はそれを押すピンから離脱させるようにする。
【0010】しかしながら、この概念は難しい加工作業
及び部品間に費用のかかる組み付け及び調整作業を必要
とするので、比較的複雑である。従って、この技術によ
って最低価格で非常に小型化することは不可能であるこ
とが理解されるであろう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、小
型で非常に低価格で得られる日付及び月相等の表示を備
え、簡単でアセンブリの小型性を変更させない表示用の
迅速補正手段を含む機械式及び/または電気機械式時計
を提供することによって上記問題を解決することを目的
としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】従って、本発明によれば
、機械式及び/または電気機械式の時計であって、好ま
しくは所定時間長さに設定された周期で瞬時に変化する
、日付などの情報を提供する第1表示機構、すなわち日
付表示機構と、好ましくはやはり第1機構と同じ時間長
さに設定された周期で瞬時に変化する、月相等の情報を
提供する第2表示機構と、好ましくは時計の外部から接
近できる操作手段を備えた、両表示機構用の迅速補正手
段と、設定歯車に動的に連結されて、前記時間長さで1
回転する駆動装置とを有しており、前記駆動装置は、一
方では第1及び第2表示機構を制御し、他方では前記駆
動装置が前記機構の一方または他方と噛み合い、駆動装
置と噛み合っているその機構が同時に補正手段の作用を
受ける時に、その機構の変位を等しく吸収できるように
なっており、前記迅速補正手段は、両表示機構に共通で
、操作手段の作用によって2つの機構のいずれか一方に
対して択一的に作用することができる噛み合い手段を有
していることを特徴とする時計が提供されている。
【0013】
【作用】この構造によって、すなわち独特の駆動装置と
両表示機構に共通の迅速補正手段とを組み合わせること
によって、迅速補正手段が実質的に駆動装置に向き合う
ように配置できる合理的構造を提供でき、これによって
占有空間が最小限に抑えられ、簡単かつ低コストで製造
できる。本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面を参
照した好適な実施例についての以下の詳細な説明から明
らかになるであろう。
【0014】
【実施例】図1は、日付表示等の第1表示機構1と月相
の表示等の第2表示機構2とを備えた本発明による時計
を示している。また、そのような時計には、両表示機構
1及び2のための迅速補正手段4と、それらの機構を連
続的に変位させるための駆動装置6とが設けられている
。特に図2に示されているように、日付表示機構1には
キャノン形の日付歯車8が設けられており、その管部9
は時間歯車10の中央管部11上に回転自在に取り付け
られている。時間歯車10の中央管部11は分管部12
に同軸的に組み付けられており、この組み付け体は回転
軸線Z1回りに回動可能になっている。公知のように、
日付歯車8の管部9及びそれぞれ時間及び分の管部11
及び12には、適当な表示(図示せず)が記されている
文字盤のほぼ上方を移動する指針を取り付けることがで
きるようになっている。日付歯車8は、キャノン形時間
歯車10上にはめ付けられた設定歯車14上に軸方向に
自由に支持されている。このため、設定歯車14は日付
歯車8の真下に配置されて、日付歯車8とキャノン形時
間歯車10との間に挟まれた状態に保持されている。
【0015】駆動装置6には、外周歯28を設定歯車1
4と永久的に噛み合わせた歯車16が設けられている。 設定歯車14には12の歯が設けられて、12時間で1
回転するのに対して、駆動装置6の歯車16には24の
歯が設けられて、24時間で1回転する。歯車16は、
ベースプレート20に打ち込まれたピボット18を通る
軸線Z2回りに回転自在に取り付けられている。この歯
車16はさらに、裏面がベースプレート20上に載って
軸方向支持されている。1つの駆動フィンガ22がこの
歯車16に設けられており、これは2つの表示機構1及
び2、すなわち第1機構1の日付歯車8及び第2機構2
の月相歯車24と連続的に噛み合うことができる形状に
なっている。
【0016】駆動フィンガ22は弾性アーム26と一体
状になっており、好ましくは同一の素材で形成する。弾
性アーム26は直接的に歯車16の本体すなわちプレー
トC上に配置されており、好ましくはこれも歯車16と
同じ素材で形成する。このため、歯車16の本体すなわ
ちプレートCは、ピボット18と歯車16の外周歯28
との間においてピボット18を取り囲むように部分的に
破断されていることがわかるであろう。このようにして
形成された開口または空洞部30は、歯車16の回転軸
線Z2を中心にして部分的に内向きに湾曲している。弾
性アーム26はほぼこの開口30内に収容されている。 弾性アーム26のベース部は、開口30の一端部31か
らその開口の他端部33に向かう方向へ歯車16と同一
平面上において回転軸線Z2を中心にした円弧形に延出
している。従って、アーム26はほぼ歯車16の厚み内
に設けられていることがわかるであろう。このことから
、アーム26はほぼ歯車16の本体すなわちプレートC
と同じ平面上に、従って歯28と同じ平面上に配置され
ているので、実質的に内在的なアーム26は開口または
空洞部30の内部においていつでもあらゆる方向へ変位
することができる。駆動フィンガ22は、弾性アーム2
6の延出した自由端部に配置されており、歯車16及び
アーム26に対してほぼ直角方向へ突出して、月相歯車
24に係合してから日付歯車に、またはその逆の順序で
連続的に係合できるようになっている。
【0017】歯車16の歯28と回転軸線Z2との間に
設けられたアーム26及び駆動フィンガ22は、歯車1
6の本体Cに対して歯28と一緒に打ち抜き加工するこ
とによって形成でき、好都合である。歯車16は、設定
歯車14によって機械的に駆動されるが、月相歯車24
及び日付歯車8を所定時間長さに設定された周期で、す
なわち24時間毎に変位させることができ、これはこれ
らの歯車の外歯と噛み合う駆動フィンガ22を介して行
われる。駆動フィンガ22は、アーム26を介してそれ
を支持している歯車16に弾性的に連結されているので
、両表示機構1及び2に対して外部から、特に補正手段
4を介して、時計の他の部材例えば設定歯車14に対し
て結果を、すなわち逆作用を生じることなく作用するこ
とができることがわかるであろう。駆動装置6及び特に
歯車16の駆動フィンガが2つの表示機構1及び2の一
方と噛み合い、その駆動装置6を噛み合った機構が同時
に補正手段4の作用を受ける時、弾性アーム26は効果
的にこれらの表示機構1及び2の一方または他方の変位
を等しく吸収する。
【0018】弾性アーム26は、歯車8と噛み合った時
、部分的に歯車24の歯の下側へ延出する可能性がある
。このため、比較的長い弾性アーム26を外歯28付近
に設けるようにする。他方、駆動フィンガ22は、接線
方向に移動が自在であるのに加えて半径方向に移動が自
在であることから、駆動装置6と歯車8及び24との間
が噛み合っている間にジャムを生じないで歯車8及び2
4の一方の歯の底部に対して直角方向へ移動できる。 これによって、製造公差の厳密さを軽減することができ
る。さらに、歯車16は2つの歯車8及び24の下側で
移動し、歯車16の軸方向遊びはそれらによって制限さ
れる。
【0019】瞬時に回動させる、すなわちジャンプさせ
ることができるように、日付歯車8及び月相歯車24に
それぞれ弾性延長部材32及び34が対応している。こ
れらの延長部材のエルボー形の自由端部の、ここでは内
側表面と呼ぶ一方の表面が、2つの歯車8及び24の外
歯に対する爪として作用する。
【0020】図示のように、2つの弾性延長部材32及
び34は同一素材からなり、2つの表示機構1及び2に
共通の独特のジャンパばね36に設けられている。従っ
て、ジャンパばね36にはベース部38が設けられ、そ
の中央部分にはめ付けられた留めねじ40がベースプレ
ート20と係合している。2つの位置決めスタッド42
、44がベース部38の端部分すなわちウィング部に設
けられた対応の孔にはめ込まれて、ねじ40による最終
的締め付けを行う前に歯車8及び24と協働して歯車8
及び24に対する弾性延長部材32及び34の相対的位
置決めを行うことができるようにしている。さらに、ベ
ース部38から直角方向に延出している両延長部材32
及び34は互いに広がってV字を形成しており、その中
に駆動装置6を配置できるので好都合である。
【0021】月相歯車24は、ベースプレート20に設
けられて留めねじ52がはめ付けられているコレット5
0に回動可能に取り付けられており、留めねじ52の頭
によって歯車24は軸方向に保持され、ベースプレート
20に対して回転軸線Z3回りに回転自在に取り付けら
れている。
【0022】次に図3を参照しながら説明すると、月相
歯車24は補正手段4が、好ましくは月相歯車24に常
時噛み合わせた中間ピニオン60を介して作動させる。 この中間ピニオン60は、ベースプレート20にはめ込
まれたピボット62回りに回転自在に取り付けられてお
り、歯車8及び24を同一方向へ回転させることができ
る。
【0023】さらに図3及び4から明らかなように、両
表示機構1及び2の迅速補正手段4は、シフト形式のピ
ニオン64を備えている。シフト形ピニオン64は段差
形ピニオンであって、上側と呼ぶ第1段は、日付歯車8
と噛み合う(図4)か、または間接的に、すなわちピニ
オン60を介して月相歯車と噛み合う(図3)歯車66
で構成されている。別の実施例(図示せず)では、中間
ピニオン60を設けないで、歯車66を直接的に月相歯
車24と噛み合わせてもよい。
【0024】シフト形ピニオン64の下側の第2段は、
好ましくは図示しない機械手段によって図1に示されて
いる竜頭72及び巻き上げステム74のアセンブリによ
って構成された独特の操作手段に動的に連結された補正
歯車70(図4)と常時噛み合っているピニオン68に
よって構成されている。補正歯車70及び外部操作手段
72、74間の連結は標準的なものであるから、ここで
は詳細に説明しない。シフト形ピニオン64にはさらに
段差付きのピボット76が設けられており、その上部に
歯車66がはめ付けられ、下部には補正歯車70が機械
的に作動させるピニオン68がはめ付けられている。歯
車66及びピニオン68は直接的にピボット76上に設
けられたコレット78によって軸方向に分離されている
【0025】ピボット76の下部分は回転自在かつガイ
ドスロット80内を並進移動自在に取り付けられて、ベ
ースプレート20に対して自由に並進移動できるように
なっている。スロット80は直線状または大きく湾曲し
ている。このため、補正歯車70を外側の操作手段72
、74によって矢印F1(図1)で表されている第1方
向へ回転させた時、シフト形ピニオン64はスロット8
0内を第1変位方向D1(図3)へ変位するため、日付
歯車8の方へ近づいてそれと噛み合う。これによって、
日付表示を非常に迅速に補正することができる。
【0026】上記のように外部操作手段72及び74を
介して補正歯車70を矢印F2で示されている方向へ回
転させると、これによってシフト形ピニオン64が第2
変位方向D2に中間ピニオン60の方へ近づいてそのピ
ニオン60と噛み合う。これによって第2の月相表示機
構2によって示される情報を迅速に変更することができ
る。
【0027】以上の説明から理解されるように、シフト
形ピニオン64は、両表示機構1及び2に共通の噛み合
い手段であり、回転可能に取り付けられて、操作手段7
2及び74の作用によってそれらの2つの機構1及び2
のいずれか一方に対して択一的に作用することができる
。ピニオン64の回転軸線Z4はベースプレートに対す
る並進移動によって変位することはわかるであろう。
【0028】本発明による時計にはさらに支持クランプ
90(図1及び5)が設けられており、そのシート部9
2は留めねじ94をベースプレート20にねじ込むこと
によってベースプレート上に固定されている。シート部
92は本発明による時計の外周近くに配置されている。 そのシート部92からカバー部96が延出して、中間ピ
ニオン60、シフト形ピニオン64及び日付歯車8を少
なくとも部分的に覆っている。このカバー部96の自由
端部は、ベースプレート20にはめ込まれたピン98の
上に載っており、このピンによってカバー部96とベー
スプレート20の上表面との間が一定の高さに定められ
ている。このカバー部96にはトング100が打ち抜き
加工によって形成されており、これはベースプレート2
0側へわずかに湾曲して、シフト形ピニオン64の上表
面、特にその歯車66に当接している。この負荷のため
、補正歯車70の作動中に抵抗モーメントをもたらす圧
力が発生することによって、シフト形ピニオン64の並
進移動が容易になる。
【0029】日付歯車8の回転軸線Z1は、本発明の時
計の中央軸線と一致している。このため、日付歯車8の
回転軸線Z1及び月相歯車24の回転軸線Z3は、本発
明の時計の半径をなす法線軸X1によって結ぶことがで
きる。図面からわかるように、迅速補正手段4及び駆動
装置6は、これらの2つの回転軸線Z1及びZ3を結ぶ
法線軸X1の両側に配置されている。このため、噛み合
い手段64は、駆動装置6とを結ぶ線が法線軸X1に対
してほぼ垂直になるように駆動装置6に対してほぼ向き
合わせて配置されている。
【0030】駆動装置6及び迅速補正手段4は、2つの
表示機構1及び2の各側に互いに向き合うようにして配
置されているので、占有空間が最小となる特に小型の構
造にすることができる。言い換えれば、シフト形ピニオ
ン64の回転軸線Z4及び駆動装置6の回転軸線Z2を
結ぶ軸線Y1(図1)が軸線X1にほぼ直角であるクロ
ス形と呼ばれる構造が得られる。延長部32及び34は
軸線Y1の両側に配置されており、共通の独特のジャン
パばねの中心がほぼその軸線Y1上に位置している。
【0031】図面から明らかなように、この構造では日
付歯車8と月相歯車24とを非常に接近させることがで
きるため、全体寸法を大幅に減じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の主要構成部材だけを示した時計の上面
図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿った断面図であり
、月相表示機構及び迅速補正手段を形成している歯車組
の配置を示している。
【図4】図1のIV−IV線に沿った断面図であり、表
示機構及び図3の迅速補正手段を形成している別の歯車
組を示している。
【図5】図1のV−V線に沿った断面図である。
【図6】図1のVI−VI線に沿ったジャンパばねの断
面図である。
【符号の説明】
1  日付表示機構 2  月相表示機構 4  補正手段 6  駆動装置 64  噛み合い手段 72  竜頭 74  巻き上げステム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  機械式及び/または電気機械式の時計
    であって、好ましくは所定時間長さに設定された周期で
    瞬時に変化する日付などの情報を提供する第1表示機構
    、すなわち日付表示機構と、好ましくはやはり第1機構
    と同じ時間長さに設定された周期で瞬時に変化する月相
    等の情報を提供する第2表示機構と、好ましくは時計の
    外部から接近できる操作手段を備えた前記両表示機構用
    の迅速補正手段と、設定歯車に動的に連結されて、前記
    時間長さで1回転する駆動装置とを有しており、前記駆
    動装置は、一方では第1及び第2表示機構を制御し、他
    方では前記駆動装置が前記機構の一方または他方と噛み
    合い、駆動装置と噛み合っているその機構が同時に補正
    手段の作用を受ける時に、その機構の変位を等しく吸収
    できるようになっており、前記迅速補正手段は、両表示
    機構に共通で、操作手段の作用によって2つの機構のい
    ずれか一方に対して択一的に作用することができる噛み
    合い手段を有していることを特徴とする時計。
JP3280315A 1990-10-02 1991-10-02 機械式及び/または電気機械式の時計 Pending JPH04340493A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH3171/90A CH681128B5 (ja) 1990-10-02 1990-10-02
CH03171/90-5 1990-10-02

Publications (1)

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JPH04340493A true JPH04340493A (ja) 1992-11-26

Family

ID=4250161

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