JP4229311B2 - 均時差装置を備えた日付表示部付き時計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示部を有する均時差メカニズムを備えた時計に関する。特に本発明は、ムーブメントの針セットと同心状の真太陽時の分針を作動させる移動均時差メカニズムに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、太陽が同一場所の子午線を2回連続して通過する間に経過する時間長さに対応する真太陽時と、年間にわたるすべての真太陽時の平均長さである平均太陽時すなわち常用時との間に時間の差が存在する。常用時と真太陽時とのこの差は、2月11日に+14分22秒、11月4日に−16分23秒に達する。これらの値は、年ごとにはわずかしか変化しない。
【0003】
常用時と真太陽時との差を表示するために、一定の時計はいわゆる移動均時差メカニズムを備えている、すなわち、針セットは、一方が常用時を表示し、他方が真太陽時を表示する2つの同心状分針を含み、ある瞬間での平均太陽時と真太陽時との差によってプロフィールが決定された均時差カムによって真太陽時の分針が駆動される。
【0004】
均時差カムは、単純メカニズムまたは万年歴メカニズムによって1年に1回転の速度で回転駆動される。単純な日付メカニズムは、曜日、月、日、または月相さえも表示することができるが、月の日数の変化(28日、29日または30日の月)を考慮に入れていない。言い換えると、単純な日付メカニズムを有する時計のユーザは、日数が31日未満である月の終わりに手動調整しなければならない。たとえば、2月28日または4月30日に、手動調整を行わなければならない。万年歴に関して言うと、単純日付メカニズムと同様に、それは、曜日、月、日および月相を表示する。しかし、単純日付メカニズムと異なって、万年歴メカニズムは、月の長さ(28日、29日および30日)を自動的に考慮に入れており、手動介入を必要としない。したがって、万年歴メカニズムは、閏年を自動的に考慮に入れる。
【0005】
移動均時差メカニズムを備えた万年歴時計ムーブメントの一例が、スイスの会社のパテック・フィリッペ(Patek Philippe)の名義のスイス特許第689 359号に示されている。
【0006】
パテックの移動均時差メカニズムは、時計ムーブメントの分歯車によって駆動された支持体によって支持されている。それは主に、支持体に摩擦係合した摩擦車と、支持体に取り付けられ、真太陽時の分針を自由端部に担持したパイプを含む移動均時差ピニオンとで形成されている。2つのロックレバーが、支持体を中心にして回動する。それらは、摩擦車を包囲し、それらの一方が摩擦車から離れる方向に移動すると、他方も同様に移動し、反対に、支持体上に固定された戻しばねがレバーの一方を摩擦車の外周に押しつけると、他方のレバーも摩擦車の外周に押しつけられるように構成されている。ロックレバーの一方が制御フィンガを有し、この制御フィンガは、一端部が均時差カムの外周に押しつけられた移動均時差レバーと協働する。
【0007】
以上に記載した移動均時差メカニズムは以下のように作動する。ロックレバーの一方に設けられた制御フィンガの軌道上に移動均時差レバーを配置する。分歯車によって駆動された支持体が回転している時、制御フィンガが移動均時差レバーによって移動し、それによってロックレバーが戻しばねの作用に逆らって移動し、摩擦車が解放される。この時、移動している均時差ピニオンと噛み合っている2つのラックによって真太陽時の分歯車が戻って、2つのラックの一方に設けられたスタッドが移動している均時差レバーと接触する。支持体の次の回転で、2つのロックレバーは再び摩擦車を支持体上にロックする。真太陽時の分針の正確な位置に関して言うと、これは、移動均時差レバーの端部に達した時の位置決めスタッドの位置によって決まる。そして、真太陽時の分針はある日の正確な位置に戻る。
【0008】
パテックのメカニズムは均時差時計を作製できる、すなわち、一方が常用時を表示し、他方が真太陽時を表示する2つの同心状の分針を有することができる。この時計では、万年歴によって駆動される均時差カムが2つの分針間の差の決定を行うので、不定時間にわたって停止した後、ユーザが自分で時間を合わせることができる。しかし、パテックの構造は、非常に多くの動く部品を含み、これによって作動の信頼性の問題が生じる。さらに、形成する多数の部品のため、パテックの構造はかさばり、腕時計より懐中時計に適する。最後になるが、パテックのメカニズムの主要部材として摩擦車を使用することによって、作用する弾性力が徐々に緩むため、この形式のメカニズムは早く摩耗するという問題が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、構造が簡単で、信頼性のすべての必要事項を満たすように動作する均時差装置を提供することによって、上記問題を他のものと共に解決することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
したがって、本発明は、時計ムーブメントと均時差装置とを日付メカニズムと共に含み、常用時を表示する一対の時針および分針と、真太陽時を表示する追加の分針とを有し、常用時分針に対する真太陽時の分針の日位置が、日付メカニズムによって1年に1回転の速度で回転駆動される均時差カムの位置によって決定される時計であって、真太陽時の分針は、それぞれのパワーテークオフ用に常用時分針を駆動する歯車列を有する差動歯車と、均時差カムと協働してカムの回動移動を差動歯車の入力部に伝達する伝達部材とによって駆動されることを特徴とする時計に関する。
【0011】
これらの特徴の結果として、本発明は、部品数が非常に少なく、したがって、コンパクトであって、いずれの形式の時計でも、たとえば、特に腕時計の内部に収容することができる均時差装置を提供する。さらに、使用される部品数が限られていることによって、本発明の均時差装置は故障しないで確実に作動することを保証することができる。また、真太陽時の分針の位置が1日に1回だけ、一般的に23時と日付メカニズムが次の日に移動する真夜中との間に補正されることにも注目すべきである。したがって、時計の着用者は、時計の動作部分によって駆動される従来の移動均時差メカニズムの場合のように、毎時間の変化時に真太陽時の分針が飛び移るのを見ることがない。したがって、ユーザが自分の時計に関して持つ信頼感が増大する。最後に、差動歯車のパワーテークオフの1つを形成する伝達部材が直接的に均時差カムと噛み合っており、そのためにカムと差動歯車との間の遊びを除去することができるので、真太陽時を表示する分針の位置が正確に決定される。
【0012】
本発明の他の特徴および利点は、本発明に従った時計の、添付図面と組み合わせた純粋に非制限的な例である実施形態の以下の説明からさらに明らかになるであろう。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、2つのパワーテークオフが形成されている差動歯車によって真太陽時の分表示針を担持させるという包括的な発明的着想から生じる。2つのパワーテークオフの一方は時計ムーブメントの動作部分で、他方は日付メカニズムによって1年に1回転の速度で駆動される均時差カムで形成される。したがって、真太陽時の分針が直接的にムーブメントの動作部分と噛み合っているので、真太陽時の分針が常用時分針から離れている時間の差は、2つの連続した日付変化を隔てる24時間にわたって完全に一定のままである。それはまた、毎日の補正時に常用時表示針に対する位置を正確に決定する均時差カムと直接的に噛み合っている。
【0014】
単純または万年歴メカニズムのいずれでもよい日付メカニズムによって1年に1回転の速度で回転駆動される均時差カムが作動させる均時差メカニズムを備えた腕時計形式の時計と組み合わせて本発明を説明する。単純な日付メカニズムの場合、真太陽時および常用時の2つの分針間の差の決定が、日付メカニズムによって駆動される均時差カムによって行われるので、真太陽時の分針は、日数が31日未満の月の終わりにユーザ自身が時間を合わせ直すことができる。したがって、日付を合わせ直した時、均時差カムはその日の正確な位置に自動的に移動する。
【0015】
以下の説明では、時計ムーブメントを全体的には説明しないが、移動均時差メカニズムおよびその表示手段だけを説明する。
【0016】
本発明に従った時計は、特に、図1に平面図で示された文字盤を備えている。全体的に参照番号1で示された文字盤は、時計の着用者にさまざまな情報を与える。それはまず、第1小文字盤2で、曜日を表示する(オプションの表示)。図1は、曜日の表示が針4で行われることを示している。もちろん、針4の代わりに、曜日の表示記号を付けて文字盤の下側を回転するディスクを用いて、曜日の名前が文字盤に形成された窓と呼ばれる開口から見えるようにすることもできる。別の小文字盤8の上を移動する第2針6は、日(1〜31)すなわち、日にちを表示する。最後に、時計は針10で月を表示し、この針10は、1年のさまざまな月の名前を記した文字盤12の上方を移動する。
【0017】
日付に関連した表示に加えて、本発明に従った時計はまた、月のさまざまな弦を示した文字盤16の上方を移動する針14によって月相を表示して、月が満ちていくか、満月か、欠けていくか、新月かがわかるようにすることができる(オプションの表示)。本発明に従った時計はまた、真太陽時と平均太陽時すなわち常用時との差であるその日の均時差に関する表示も行う(オプションの表示)。前述したように、真太陽時と常用時とのこの差は、地球が太陽のまわりを楕円軌道に沿って進む毎日の経路の不同性から生じる。図1からわかるように、常用時と真太陽時との時差は、時間スケール20と向き合って移動する針18によって時計の文字盤1上に表示される。この時間スケール20は、分単位で目盛られて、1年の間に常用時が真太陽時に対してとる最大進みおよび最大遅れにほぼ対応した−15分〜+15分まである。
【0018】
しかし、本発明の目的は、日付メカニズムと、上記形式の常用時および真太陽時間の差の簡単な表示とを組み合わせるのではなく、均時差メカニズムを時計に組み込む、すなわち、針セットに、一方が常用時を表示し、他方が真太陽時を表示する2つの同心状分針を設けることである。したがって、図1に示されているように、本発明に従った時計は、常用時を表示する役割を有し、文字盤1の上を移動する時針22、分針24、秒針26を含む従来の針セットに加えて、常用時分針24と同心状で、真太陽時を表示する第2分針28を備えている。時計の着用者が常用時分針24と真太陽時の分針28とを容易に見分けることができるようにするために、真太陽時の分針28の端部に、たとえば太陽30の占星術記号の表示を付けることができる。以下の説明でさらに詳細にわかるように、ある日の真太陽時の分針28の正確な位置は、毎日(24時間毎に1回)夜中頃に決定され、それからは常用時および真太陽時の2つの分針24および28が一緒に移動し、これらの2つの針24および28間の差は、その日の間は一定のままである。
【0019】
図1はまた、本発明に従った均時差メカニズム、特に、ある瞬間における平均太陽時すなわち常用時と真太陽時との差によってプロフィールが決定された均時差カム32の一部を示している。文字盤1を通して均時差カム32が見えるようにするために、円形開口34を設けている。しかし、そのような構造は、純粋に審美的理由によるだけであることを理解されたい。実際に、均時差メカニズムが少なくとも部分的に目に触れるようにすることは、ユーザが自分の時計に感じる魅力を高めるが、均時差メカニズムの作動には何の役にも立たない。
【0020】
再び図1を参照すると、均時差カム32は、このカムと同一速度で、すなわち、1年に1回転の速度で回転するディスク36を担持していることがわかるであろう。ディスク36には、月の名前の最初の3文字が写されており、カーソル38がある月を表示する。カーソル38は、月ディスク36の上に配置された第2ディスク40の外周上に配置され、それと同心である。カーソル38を担持しているディスク40は、適当な方法で、たとえば、図1に示されているように2つの半径方向アーム42によって、時計のフレームに固定される。
【0021】
図1を考察すれば、均時差メカニズムに関連したカーソル38および日付メカニズムの針10が同一月を、この場合には1月を表示していることがわかるであろう。ユーザが不定期間の停止後に時計を正確な時間に合わせ直す時か、単純な日付メカニズムを使用している場合に日数が31日未満のすべての月の終わりに日付を補正するために手動介入しなければならない時、真太陽時の分針28が正確な太陽時を表示するように、均時差カム32の位置を日付メカニズムによって表示された日付と一致させなければならないことを理解する必要がある。
【0022】
万年歴を有する時計の利点は、月の終わりに日付を補正する必要がないことであるが、何らかの理由で時計が停止し、それの表示を手動補正しなければならないこともあるであろう。万年歴が単純日付メカニズムと全く同様な修正器を有するのは、この理由からである。したがって、図1に示された本発明に従った時計は、多くの修正器(図示せず)を含み、その中に、曜日および月日を同時に補正することができる全体修正器と、それぞれ曜日、月、日のいずれかを補正するように互いに独立した補助修正器とがある。簡易補正段階では、すなわち、時計で表示された情報項目の1つだけを変更する時、日付および移動均時差メカニズムが切り離されている。したがって、真太陽時の分針28によって表示された太陽時を日付メカニズムによって与えられたデータと一致させるために、追加修正器を設けなければならない。
【0023】
次に、本特許出願に添付された図2〜図4を参照しながら、本発明に従った均時差メカニズムについて考える。図2は特に、1年の毎日についての平均太陽時すなわち常用時と真太陽時との差によってプロフィールが決定された上記均時差カムを示している。均時差カム32は、時計に設けられた単純日付または万年歴メカニズムによって1年に1回転の速度で回転駆動される。前述したように、カム32と同一速度で回転して、真太陽時の分針28が正確な太陽時を表すように、カム32の位置を日付メカニズムによって表示された日付と一致させることができる月ディスク36がカム32によって担持されている。
【0024】
単純または万年歴日付メカニズムは、いずれの周知の形式でもよく、ここではそれの全体を説明しない。本発明を適切に理解するためには、日付メカニズムが均時差カム32を1年に1回転の速度で駆動することがわかるだけでよい。しかし、純粋に説明のためであるが、日付(1〜31)を表示する上記針6を駆動する日付歯車組44が示されている。この日付歯車組44は、1月に1回転の速度で回転する。それは、回転方向を逆にする中間日付歯車46と、回転速度を1月に1回転から1年に1回転まで減速するための減速歯車48とを介して、日付メカニズムによって駆動される。
【0025】
本発明によれば、真太陽時の分針28は、それぞれの入力部に対して常用時分針24を駆動する歯車列52を有する差動歯車50と、均時差カム32と協働するラック54とによって駆動される(ラック54は図2に2つの端部位置を、一方は実線で、他方は点線で示している)。さらに正確に言うと、図2からわかるように、差動歯車50は、時計ムーブメントの動作部分によって駆動される少なくとも1つ、好ましくは2つの遊星歯車56を有する。これらの2つの遊星歯車56は、自転すると共に、均時差歯車60の内歯58に沿って転動することができる。均時差歯車60は、それがラック54の一端部の歯付き部分64と協働できるようにする歯付き部分62を外周に有する。このラックは、ラック54の他端部を形成するフィーラ66を移動均時差カム32の外周に押しつけようとする、時計フレームに固定されたばね(図示せず)の戻し作用を受ける。真太陽時表示列は、差動歯車50の中心に配置されてスタフ70によって担持されたピニオン68を含む。真太陽時表示ピニオン68は遊星歯車56と噛み合っている。それはまた、キャノンピニオン74と噛み合った表示歯車72を担持しており、キャノンピニオン74のパイプ部分に真太陽時の分針28がはめ付けられている。この歯車列72、74が太陽時表示部を時計ムーブメントの中心76に戻して、真太陽時の分針28を常用時分針24と同心にすることができる。
【0026】
以上に記載した移動均時差メカニズムは、以下のように作動する。
【0027】
時計の通常の作動モードでは、均時差カム32および均時差ラック54が、したがって均時差歯車列60も静止している。反対に、時計ムーブメントが遊星歯車56を駆動する。しがたって、それらは自転すると共に、均時差歯車60の内歯58に沿って転動して、真太陽時表示ピニオン68を回転駆動し、これによって真太陽時の分針28が常用時分針24に随伴して回転することができる。したがって、真太陽時の分針28および常用時分針24間の時差が、24時間にわたって一定のままである。
【0028】
1日に一度、真夜中頃に、均時差カム32が、日付を次の日付に進める日付メカニズムによって駆動されて回動する。まさにこの瞬間に、カム32の外周と接触しているフィーラ66がラック54を回動させる。ラック54は、回動によって均時差歯車60を回転駆動する。この短時間中、遊星歯車56はほぼ静止している(それらは1時間に1回転する)ので、それらは、均時差歯車60によって回転駆動されて自転し、真太陽時表示ピニオン68を駆動して、真太陽時の分針28の位置を正確に調整し直すことができる。
【0029】
本発明が上記実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲から逸脱することなくさまざまな簡単な変更および変化を考えることができることは、言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った複雑メカニズムを有する時計の文字盤の平面図である。
【図2】本発明に従った均時差装置の平面図である。
【図3】図1に示された時計の第1断面図であって、均時差装置を示している。
【図4】図3と同様な断面図であって、日付メカニズムの一部を示している。
【符号の簡単な説明】
22 時針
24 常用時分針
28 真太陽時の分針
32 均時差カム
50 差動歯車
52 歯車列
Claims (8)
- 時計ムーブメントと均時差装置とを日付メカニズムと共に含み、常用時を表示する一対の時針(22)および分針(24)と、真太陽時を表示する追加の分針(28)とを有し、常用時分針(24)に対する真太陽時の分針(28)の日位置が、日付メカニズムによって1年に1回転の速度で回転駆動される移動均時差カム(32)の位置によって決定される腕時計または懐中時計であって、真太陽時の分針(28)は、常用時分針(24)を駆動する歯車列(52)を有する差動歯車(50)によって常用時分針(24)に随伴して回転し、そして、移動均時差カム(32)と協働して前記移動均時差カム(32)の回動移動を前記差動歯車の入力部に伝達する伝達部材によって真太陽時の分針(28)の位置を調整することを特徴とする時計。
- 移動均時差カム(32)と協働する前記伝達部材は、一端部に歯付き部分(64)を有するラック(54)であり、該ラックは、該ラック(54)の他端部を形成するフィーラ(66)を移動均時差カム(32)の外周に押しつけようとするばねの戻し作用を受けることを特徴とする請求項1記載の時計。
- 真太陽時の分針(28)は、前記差動歯車(50)の中心に配置されてスタフ(70)によって担持されたピニオン(68)を含む真太陽時表示列によって駆動されることを特徴とする請求項2記載の時計。
- 前記真太陽時表示ピニオン(68)は、キャノンピニオン(74)と噛み合った表示歯車(72)を担持した遊星歯車(56)と噛み合って、真太陽時の分針(28)が常用時分針(24)と同心となるようにしたことを特徴とする請求項3記載の時計。
- 常用時分針(24)を駆動する歯車列(52)は、真太陽時表示ピニオン(68)と噛み合う少なくとも1つの遊星歯車(56)を含むことを特徴とする請求項3または4記載の時計。
- 前記遊星歯車(56)は、自転すると共に、前記ラック(54)を介して移動均時差カム(32)と協働する均時差歯車(60)の内歯(58)に沿って転動することができることを特徴とする請求項5記載の時計。
- 前記均時差歯車(60)は、前記ラック(54)の前記歯付き部分(64)と協働できるようにする歯付き部分(62)を外周に有することを特徴とする請求項6記載の時計。
- 前記日付メカニズムは、月の日数が31日未満の場合は調整が必要な単純な日付メカニズムまたは万年歴形式メカニズムであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の時計。
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