JPS6349453Y2 - - Google Patents

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JPS6349453Y2
JPS6349453Y2 JP1983117207U JP11720783U JPS6349453Y2 JP S6349453 Y2 JPS6349453 Y2 JP S6349453Y2 JP 1983117207 U JP1983117207 U JP 1983117207U JP 11720783 U JP11720783 U JP 11720783U JP S6349453 Y2 JPS6349453 Y2 JP S6349453Y2
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JP
Japan
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anchor plate
board
female threaded
adhesive
threaded rod
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JP1983117207U
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JPS6026502U (ja
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  • Building Environments (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建築内装工事において壁下地面と建築
用ボードとを所定間隔を置いて結合する取付具に
関するものである。
従来、建築内装工事における建築用ボードの壁
下地面への取付け方としては、石膏を主成分とす
るモルタル状の接着剤を壁下地面に150〜350mmの
ピツチで団子状に塗り付け、下地面の不陸を調整
しながら直接ボードを取付ける直張り工法が用い
られていた。
しかし、このような従来の工法では、接着剤が
どうしてもその自重によつてだれる為に、ボード
と壁下地面との間の中空部分を充分大きくとるこ
とができず、また接着剤の硬化後はボードと下地
面とから接着剤を介して大きな面積で接触するこ
とになり、接着剤を通して音響透過が起るので遮
音性が良くないといつた欠陥があつた。
このような問題に対して、例えば、実公昭53−
7538号公報に見られるように、間隔保持用アンカ
ープレートに自在継手を用いた取付具も提案され
ているが、この取付具でも十分な遮音効果が得ら
れなかつた。
本考案は上記従来の欠陥に鑑みてなされたもの
で、その目的は建築用ボード建込時に壁下地面と
ボードとの間に介装され、両者の間隔を充分広く
保持するとともに十分な遮音効果が得られる建築
用ボードの取付具を提供するにある。
以下に本考案の好適な実施例に係る建築用ボー
ドの取付具について、添付図面を参照にして説明
する。
第1図a,bは本考案の第1実施例に係る建築
用ボードの取付具1の基本構造を示し、この取付
具1は金属またはプラスチツクから形成され、壁
下地面に固着される第1のアンカープレート2と
建築用ボードに固着される第2のアンカープレー
ト3とを備えている。各アンカープレート2,3
には多数の小孔4が形成され、このアンカープレ
ート2,3を壁下地面及びボードに特に接着剤で
接着する時に接着剤がこの小孔4内にも充填され
て接着性を良好なものとする。第1のアンカープ
レート2にはその中央部に雌ネジ筒体5が一体的
に固着突設されている。一方、第2のアンカープ
レート3の中央部には第1のアンカープレート2
の方に向けて球面状に脹らんだ膨出部6が形成さ
れている。この膨出部6の中央には透孔が穿設さ
れ、この透孔に雄ネジ杆7の一端部に形成された
一対のフランジからなるフランジ部8が回転自在
で離脱不能な自在ジヨイント状に結合されてい
る。この雄ネジ杆7の他端部には雄ネジ9が形成
され、雌ネジ筒体5の自由端側に形成された雌ネ
ジ10に螺合可能となつている。
このように構成された取付具1は、第2図から
第4図に示すように、先づ、第1のアンカープレ
ート2を壁下地面11に300〜450mmのピツチで接
着剤あるいは釘、ビス等で固定し、第1のアンカ
ープレート2の雌ネジ筒体5に螺合している雄ネ
ジ杆7にてレベルを調整する。次いで第4図に示
すように、第2のアンカープレート3に接着剤1
8を塗布して建築用ボード12、例えば石膏ボー
ド等、を貼り付ける。
ここで用いられる接着剤18は、例えば、ウレ
タンゴム系接着剤などの硬化後も弾性を有するも
のであつて、接着剤18を第2のアンカープレー
ト3とボード12との間に充填し、この接着剤1
8が第2のアンカープレート3の膨出部6の裏側
の雄ネジ杆7との自在ジヨイント結合部にも充填
されるようにする。
上記のように構成した壁構造では、建築用ボー
ド12と壁下地面11との間の音響透過経路は、
雄ネジ杆7と雌ネジ筒体5の小径な面積部分に限
定されるばかりでなく、自在ジヨイント部に弾性
を有する接着剤18が充填されているので、当該
部分を通して伝搬される音のエネルギーは自在ジ
ヨイント部において大幅に減衰されるので、ボー
ド12と下地面11とは音響的に不連続な構成と
なり、遮音効果は極めて優れたものとなる。
第5図はa,bは本考案の第2実施例に係る建
築用ボードの取付具1aの基本構造を示し、この
実施例では壁下地面に固着される第1のアンカー
プレート2aの中央部に球面状に脹らんだ膨出部
13が形成されている。また、この膨出部13に
は透孔が穿設され、この透孔内に雌ネジ筒体5の
一端フランジ部14が回転自在で離脱不能な自在
ジヨイント状に連結されている。その他の構成に
ついては、第1図a,bに示した第1実施例と同
じであり、施工時にそれぞれの自在ジヨイント部
分に接着剤18が同様に充填される。
この第2実施例に係る建築用ボードの取付具1
aでは、雄ネジ杆7だけでなく雌ネジ筒体5も各
アンカープレートに自在ジヨイント状に結合され
且つ、この部分にも弾性を有する接着剤18がそ
れぞれ充填されるので、音の伝搬が2個所の自在
ジヨイント部において減衰されるため、その遮音
効果は一段と優れたものとなる。
第6図は本考案の第3実施例に係る建築用ボー
ドの取付具1bを示し、この実施例では、第1の
アンカープレート2の中央部から雄ネジ杆7aが
一体的に突設され、また第2のアンカープレート
3の中央部に突杆15が一体的に形成されてい
る。この突杆15の自由端側には一対のフランジ
16が分離形成され、このフランジ16に雌ネジ
筒17の一端が自在ジヨイント状に連結され、雌
ネジ筒17の他端側は雄ネジ杆7aの自由端部と
螺合している。即ち、この実施例では雌ネジ筒1
7が突杆15を介して第2のアンカープレート3
と自在ジヨイント状に連結されており、この雌ネ
ジ筒17を回転することによつて両アンカープレ
ート2,3の間隔を適宜調整することができるよ
うになつている。
また、突杆15の先端フランジ16aとこのフ
ランジ16aを自在ジヨイント状に囲繞する雄ネ
ジ筒17の箱形端部17a内面との間に弾性パツ
キン材21が充填されている。
この第3実施例においても、雌ネジ筒17と第
2のアンカープレート2の突杆15との間の自在
ジヨイント状結合および弾性パツキン材21によ
つて音の伝搬は著しく減衰されることとなる。
第7図は上記第1および第2実施例の改良例を
示しており、この例では、第2のアンカープレー
ト3の膨出部6に形成された透孔とこれに自在ジ
ヨイント状に結合された雄ネジボルト杆7の一対
のフランジ8a−8bとの間に弾性パツキン材1
9を密着嵌合している。また、第8図に示した例
では、上述した第7図の弾性パツキン材19の代
りに弾性コイルスプリング20が使用されてい
る。この第7図及び第8図に示された例の場合
も、第4図の場合と同様に自在ジヨイント部が防
音ダンパーとして機能し、優れた遮音性が得られ
るのである。
第9図は上記第3実施例における雌ネジ筒17
と第2のアンカープレート3に一体化された突杆
15との間の自在ジヨイント状連結部の改良例を
示している。同図に示した例では、突杆15の先
端フランジ16aと雌ネジ筒17の箱形端部17
a内面との間に2つのスプリング22a,22b
が介装されている。このように、スプリング22
a,22bを介装した場合にも、上記各実施例と
同様に伝搬音はこの自在ジヨイント部において大
幅に減衰されることになる。
以上のように、本考案に係る建築用ボードの取
付具は、壁下地面に固着される第1のアンカープ
レートと、建築用ボードに固着される第2のアン
カープレートと、該第1のアンカープレートと該
第2のアンカープレートとを連結する雄ネジ杆並
びに雌ネジ筒とからなり、該雄ネジ杆と該雌ネジ
筒のうち少なくとも何れか一方が該第1または第
2のアンカープレートに対して回転自在でしかも
自在ジヨイント状に結合されているため、壁下地
面と建築用ボードとの間隔を充分広くとつて建込
むことができるとともにボードの傾斜角度を自在
調整することができる。更に大きな利点は、ボー
ドから壁下地面への音の伝搬は雄ネジ杆と雌ネジ
筒との小径部分に限定され、しかもこれらの結合
部には弾性材が介装されているので、音の伝搬が
著しく減衰される。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の第1実施例に係る建築用ボ
ードの取付具の基本構造を示す斜視図、第1図b
はその断面図、第2図は第1図に示した取付具を
用いてボード建込んだ状態を示す縦断面図、第3
は第2図同様の斜視図、第4図は第2図ないしは
第3図の要部拡大断面図、第5図a,bはそれぞ
れ本考案の第2実施例に係る取付具の基本構造を
示す斜視図並びに断面図、第6図a,bはそれぞ
れ本考案の第3実施例に係る取付具を示す斜視図
並びに断面図、第7〜第9図は上記実施例におけ
る自在ジヨイント状連結部の改良例を示す部分断
面図である。 1……建築用ボードの取付具、2……第1のア
ンカープレート、3……第2のアンカープレー
ト、5,17……雌ネジ筒、6,13……膨出
部、7,7a……雄ネジ杆、8,14,16……
フランジ、9……雄ネジ、10……雌ネジ、11
……壁下地面、12……建築用ボード、19,2
1……弾性パツキン材、20,22……弾性スプ
リング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 壁下地面に固着される第1のアンカープレー
    トと、建築用ボードに固着される第2のアンカ
    ープレートと、該第1のアンカープレートと該
    第2のアンカープレートとを連結する雄ネジ杆
    並びに雌ネジ筒とからなり、該雄ネジ杆と該雌
    ネジ筒のうち少なくとも何れか一方が該第1ま
    たは第2のアンカープレートに対して回転自在
    でしかも自在ジヨイント状に結合されるととも
    に、この結合部分に弾性材を介装したことを特
    徴とする建築用ボードの取付具。 (2) 前記弾性材がゴム状弾性パツキン材であるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の建築用ボードの取付具。 (3) 前記弾性材がコイルスプリングであることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の建築用ボードの取付具。
JP11720783U 1983-07-29 1983-07-29 建築用ボ−ドの取付具 Granted JPS6026502U (ja)

Priority Applications (1)

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JP11720783U JPS6026502U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 建築用ボ−ドの取付具

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JP11720783U JPS6026502U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 建築用ボ−ドの取付具

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Publication Number Publication Date
JPS6026502U JPS6026502U (ja) 1985-02-22
JPS6349453Y2 true JPS6349453Y2 (ja) 1988-12-20

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ID=30269896

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JP11720783U Granted JPS6026502U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 建築用ボ−ドの取付具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650564Y2 (ja) * 1986-11-29 1994-12-21 要一 高橋 添装断熱材の止具

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS537538U (ja) * 1976-07-06 1978-01-23
JPS5521024U (ja) * 1978-07-26 1980-02-09

Patent Citations (2)

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JPS537538U (ja) * 1976-07-06 1978-01-23
JPS5521024U (ja) * 1978-07-26 1980-02-09

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JPS6026502U (ja) 1985-02-22

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